平成27年度 新川みどり野高校 年間指導計画(シラバス) 普・福 学期 昼Ⅰ 教科 科目(講座名) 対象学年 単位数 前・後 理科 地学基礎 単位制 2 教科書 使用教材 高等学校地学基礎 問題集など 地球や地球を取り巻く環境について関心をもち、意欲的に探究するとともに,地学的な事物・現象を一連 の時間の中でとられるなど、科学的な見方や考え方を身に付けている。 地球や地球を取り巻く環境に関する事物・現象の中に問題を見いだし、探究する過程を通じて、事象を科 目標 思考・判断・表現 学的に考察し、導き出した考えを的確に表現している。 と評価 地球や地球を取り巻く環境に関する観察、実験などを行い、基本操作を習得するとともに、それらの過程 基準 観察・実験の技能 や結果を的確に記録、整理し、自然の事物・現象を科学的に探究する技能を身に付けている。 関心・意欲・態度 単位 1 1 1 1 曜日 火 水 知識・理解 時限 3・4 3・4 単元 地球の形と大きさ 4月 地球内部の構造 5月 火山と地震 6月 プレートの運動 7月 地層と化石 9月 古生物の変遷と地 球環境 10月 大気の構造と運動 11月 大気の大循環 海洋の構造と海水 の運動 12月 地球や地球を取り巻く環境について、基本的な概念や原理・法則を理解し、知識を身につけている。 学習内容 到達度目標 地球の形や大きさについて学ぶ。 ・地殻,マントル,外核,内核の区分と 状態を扱い,それぞれの代表的な構 成物質について触れる。 地球の形の特徴と大きさがわかる。 ・地震波を用いて地球内部の構造が解明さ れ、層構造があることに気づくとともに、多成 分系で構成される岩石の多様性を理解す る。 ・マグマの性質により、噴火様式、噴出物が 異なることをさらに深く理解する。 ・プレート運動により多くの地質現象の解釈 が可能であること、さらに現在はプルームテ クトニクスに発展していることがわかる。 造山運動がプレート運動によること、日本列 島が典型的な島孤-海溝系による構造体で あることがわかる。 ・地層のでき方、重なり方、化石の成因につ いてより深く学習する。 ・マグマの性質により、噴火様式、噴 出物等が異なることを理解する。 ・地殻変動を統一的に説明するプレー トテクトニクスとさらにそれを説明する プルームテクトニクスを理解する。 ・地層が形成される仕組みと地層や岩 石にみられる地質構造について理解 できる。同時に化石の成因についても 学ぶ。 ・化石の記録からわかる生物の変遷 を学び、生命の誕生から哺乳類さらに 人類の進化までを系統てきに理解す る。 ・大気には層構造があり、各層の特徴 を理解する。また、大気現象が対流層 で起こっていることを学ぶ。 ・古生物の変遷などに基づいて地質時代が 区分されること及び地球環境がどのように移 り変わってきたのかを理解できる。 ・大気の構造の概要を理解し,地球全体とし て大気を通して出入りする太陽放射の受熱 量と地球放射の放熱量がつり合っていること を理解できる。 ・太陽放射と地球放射のバランスに ・緯度によって太陽放射の受熱量が異なるこ よって地球の熱収支が成立する。同 と及びそのことで生じている大気の大循環や 時に、緯度による熱受容のアンバラン 海水の運動により,地球規模で熱が輸送さ スが大気の大循環を生み出すことを れていることを理解できる。 学ぶ。 ・海洋にも層構造があり、表層の循環 ・海洋にも層構造があり、大循環があること のみならず、深海においても地球規模 を学ぶ。 の大循環があることを理解する。 ・太陽系の惑星を地球型惑星と木星 ・地球が太陽系の一員として誕生し,生命を 型惑星に分類し、それぞれの特徴を 生み出す環境をもつ惑星となった過程を理 太陽系の中の地球 理解する。同時に、太陽系の形成過 解できる。 程を理解し、生命誕生の条件に迫る。 太陽とその進化 1月 宇宙のすがた 日本の自然環境 2月 地球環境の科学 ・太陽の特徴を学び、恒星の一つとし てどのようにして誕生し、進化し、最終 的にどうなるかを知る。 加えて、様々なタイプの恒星が存在 し、時間経過と共にどのように変化し ていくかも学ぶ。 ・現代宇宙論から導き出される宇宙の 誕生と将来について考える。 さらに、宇宙にも階層構造が存在する ことを学ぶ。 ・日本の自然の変化に富み、多彩な 自然景観や気候が見られるが、それ らが災害と音毛をもたらすことを知る。 ・恒星の一つである太陽について,表面付近 に見られる現象,エネルギー源及び進化に ついて理解できる。 ・銀河が分布している宇宙について,その誕 生と現在のすがたを理解できる。 ・多様な自然景観,豊かな水,温泉,地下資 源などを取り上げる。台風や豪雨など,地震 動や津波など,降灰や火砕流などを扱う。 ・これからの地球環境と人間社会への ・人間生活と関連している地球規模の自然 影響を科学的に考える。 環境の変化を科学的に考察させる。
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