KJMJKパンフレット

【チェックリスト】~排出事業者~
No
社内の対応
項目
1
機密文書
2
異物の混入
3
処理方法の検討
機密文書処理業者
規定・組織
4 基本方針
5
再委託(緊急措置)
6 社員教育
共通
7 搬出
8
車両
内容
Y
N
一般社団法人機密情報抹消事業協議会
普通文書が機密文書に混ざっていたり、機密文書が普通文書
に混ざったりしていない。
機密文書に紙以外のもの(異物)が混ざっていない。
移動式裁断、定置式破砕、直接溶解について、セキュリティ、
リサイクル、利便性、コストの観点から比較検討を行う。
社内で機密文書処理基本方針を定めている。
原則として、処理の再委託を禁止している。ただし、緊急時
などやむを得ず再委託が必要な場合は、再委託基準を定めて
発注先と再委託先の両方と書面(契約)を交わして、業務を行っ
ている。
機密文書を取扱う社員を対象に定期的に研修を行っている。
機密文書は、密封状態で搬出されている。
機密文書を運搬する車両は貨物用の箱型車両を使用し、施錠
などにより入退を管理している。
処理施設
9
破砕・溶融施設の構造
10
入退制限
11
立会
12
即日処理
13
監視カメラの設置
14 残さの処理
排出者への説明・報告書
15
リサイクル先
16
完了証明書
処理施設は、外部から遮断された構造とし、自然災害や侵入
を防止できる状態になっている。
認証コードや IC カードなどを使用し、処理施設への入退を制
限している。
処理状況を目視またはモニターで立会確認できるようになっ
ている。
機密文書は回収当日の処理を原則としている。当日処理でき
ない場合、外部から遮断された構造の施設で一時保管してい
る。
処理施設内に作業状況および人を識別できる監視カメラを設
置している。
残さは、法規制に従って適正に処分している。
機密文書の用途は処理方法と関連していることを説明し、リ
サイクル先の情報を提供している。
機密文書処理完了証明書を発行している。
【お問合せ先】
一般社団法人機密情報抹消事業協議会 事務局 TEL: 03-6276-1992
〒151-0061 東京都渋谷区初台 2-9-14-104 http://www.kjmjk.com/
現代社会において企業や行政機関は、個人情報や、社外秘文書、法令規程文書、
あるいは行政文書など、様々な機密文書を排出しています。平成 15 年 4 月の個
人情報保護法の制定後、社会的関心が一気に高まり、製紙原料としてリサイクル
することを前提とした機密文書サービス市場が拡大しています。
平成 26 年 2 月、(公財)古紙再生促進センターは紙媒体に記録された機密文
書に関し、「リサイクル対応型機密文書処理ガイドライン」を策定しました。
協議会は、経済産業省の支援と助言のもと、このガイドラインの普及と拡充を
活動の基本方針とし、健全な機密文書処理市場を目標に活動を行っています。
■ 機密抹消とは
裁断、破砕、溶解などにより紙媒体に記録された機密情報が「判読不能」
、
「復元不能」
または「再構成不能」な状態になることをいいます。
【機密文書の処理方法】
(一社)機密情報抹消事業協議会の概要
設立
目的
理事
監事
会員数
主な事業
平成 27 年 7 月 29 日
セキュリティ及びリサイクルに配慮した機密情報抹消事業を奨励し、推
進することにより、機密情報抹消市場の健全な発展に寄与することを目
的としています。
代表理事(理事長)
大久保 薫
執行理事(副理事長) 昇塚 清謙 横山 教之
執行理事(専務理事) 加藤 達也
石川 喜一朗 小六 信和
75 社、2 団体 (平成 27 年 7 月 29 日現在)
正会員: 67 社 賛助会員: 7 社・2 団体 ユーザー会員: 1 社
会員は正会員、賛助会員、ユーザー会員で構成しています。正会員は入
会時にガイドラインの要求項目遵守を誓約し入会しています。入会後の
遵守水準を担保するため、ガイドラインを細分化して規定した「自己点
検要領」に従ってガイドラインの遵守状況について点検を実施していま
す。
機密抹消に関わる事業者、あるいは機密文書を排出する企業や行政機関
に対して、ガイドラインを普及させ、機密文書の適正処理が進むよう活
動をしています。ガイドラインの普及のほか、機密抹消に関する情報収
集・提供、国内外の関係機関との情報交換などを行っています。
【機密抹消の方法】
焼却
社内シュレッダー
焼却は、機密情報を抹消することは
社内シュレッダーは、機密情報が社
できますが、今日では資源循環は、
外に出る前に抹消されますが、細か
情報セキュリティと並んで社会全
く裁断されると紙繊維が裁断され
体の大きな目標の一つとしてあげ
るため製紙原料として利用できま
られます。機密情報が記録されてい
せん。紙片が一定レベル以上であれ
る紙は、
OA用紙など良質の紙(古紙)
ば、製紙原料として利用可能です
が多く、製紙原料に適しています。
が、多くは焼却されています。
一般古紙としての排出は、製紙原料
機密文書専門処理会社への委託処
としては有効ですが、セキュリティ
理については、セキュリティに十分
上大きな問題を抱えています。個人
配慮した業者とそうでない業者が
情報や機密情報の適正処理とは言
存在しており、機密文書として処理
い難い処理方法です。
を受託しても実際は一般古紙と同
じような取扱いで製紙工場に搬入
している業者が多くみられます。
一般古紙
機密文書専門処理会社
【ガイドラインの 9 原則】
移動式裁断
定置式破砕
直接溶解
裁断機を搭載した車両が
収集運搬業者や処理会社
製紙工場などでパルパー
排出者の事業所まで出向
が排出者の事業所から機
に機密文書を投入する方
いて、オンサイトで機密情
密文書を回収し、破砕施設
法です。
「直接溶解」や「未
報を抹消する方法です。入
まで輸送して機密情報を
開封溶解」と呼ばれていま
退が管理された車両内(管
抹消する方法です。処理工
す。パルパーに直接投入す
理区域)で禁忌品(異物)を
程としては、選別後に破砕
るので、異物を取り除いて
除去し、機密文書を裁断し
する場合と未開封で破砕
いることが前提となりま
ます。
する場合があります。
す。
セキュリティの原則
機密文書の輸送の原則
機密文書の管理の原則
リサイクルの原則
単純焼却回避の原則
施設の保守管理体制の原則
機密文書処理施設の原則
機密文書の処理時間の原則
破砕の原則
緊急時の対応の原則
異物選別の原則