(助教)への テニュアトラック制度について

九州工業大学 新規採用する教育職員(助教)への
テニュアトラック制度について
本学では、平成27年9月以降、新規に採用される助教(教育職員)に対して、テニュアトラック制
度を導入します。
テニュアトラック制度とは、テニュア(任期の定めのない身分)を獲得する前に、任期の定めのある
身分で採用し、任期満了までに業績に関する審査(テニュア審査)を行い、任期の定めのない身分への
転換の可否を判断する制度です。
採用した教員に対して、メンター制度や研修制度等を提供し、テニュア獲得に向けてのインセンティ
ブを与えることによって、優れた教育研究を行う能力の開発を図ることを目的としています。
(1)概要
任期の定めのある教育職員として採用し、テニュア審査(中間審査及び最終審査)を実施し、任
期の定めのない教育職員への転換の可否を判断します。
(2)対象者
九州工業大学に新規に採用される助教を対象とします。
(3)テニュアトラック制度での雇用期間
原則として、採用後5年間の有期雇用となります。
(4)採用時の身分等
・
給与:年俸制(「年俸制適用教育職員の給与に関する規程」を適用)
・
所属:各部局(工学研究院、情報工学研究院、生命体工学研究科又は各センター等)に
所属し、兼ねて、若手研究者フロンティア研究アカデミーにも所属します。
・
メンター制度:テニュアトラック教員あたり2~3名のメンター教員が、研究上の助言
の他、外部資金獲得、産学連携、特許申請、チームマネジメント、研究室
マネジメント、学会活動などのノウハウを提供します。
・
スタートアップ支援経費:助教の教員研究費に加えて、初年度には、必要経費を申請す
ることにより、申請内容についての審査を経て、200 万円を限度とする支援経費を
受給できます。
・
プロフェッショナル・ディベロップメント(教員研修)を受講していただきます。
(5)テニュア審査
①
中間審査
原則として助教採用の日より2年6月経過後3年を経過するまでに、学外有識者を含めた審査
員により、書面及びヒアリングによる審査を実施します。
中間審査においては、各系(学科)
・専攻毎の基準を参考にして、最終のテニュア審査において
テニュアが付与される可能性について4段階で評価します。
②
最終審査(テニュア審査)
原則として採用日より4年経過後4年6月を経過するまでに、最終審査(テニュア審査)を実
施します。
最終審査においては、書面及びヒアリング等により行い、各系(学科)
・専攻毎の基準を参考に
して、将来常勤の准教授へ昇任できる資質があるかを評価して、テニュア付与の可否を決定しま
す。なお、受講いただく研修の成果も評価の際に考慮されます。
※
テニュア審査後に任期無しとして雇用された後の給与等は、下記のとおりです。
・
給与:年俸制(「年俸制適用教育職員の給与に関する規程」を適用)
・
テニュアへの移行時の職位:原則として助教となりますが、准教授に昇任することもあ
ります。
【お問い合わせ先】
九州工業大学
人事課人事給与係
TEL
093-884-3009
FAX
093-884-3533
e-mail:
[email protected]