一生の宝物

一生の宝物
伊藤 翠月
私は将来海外で働きたいので、海外の文化や英語に触れてみたいと思い、今回の派遣に
参加しました。グアムに出発するまで、私は不安と期待で胸がいっぱいでしたが、「絶対に
グアムの人たちと仲良くなってやる!」という気持ちで飛び立ちました。そしてグアムの
空港に着くとホストファミリーの方々が明るく迎えてくださり、とても嬉しかったです。
私のカウンターパートの Kiara がハグをしてくれた時は驚きましたが、自然と不安も和ら
ぎました。
しかし、いざとなると話したいことや聞きたいことはたくさんあるのに、なんて英語で
言えばいいのか分からなくなってしまいました。すると、ホストマザーの方が私にいくつ
か質問をしてくれて、とても助かりました。2 日目からは勇気を出して Kiara に話しかける
ようにすると、時間が経つにつれてとても仲良くなりました。相変わらず、グアム生同士
が英語で何を話しているかはよく分かりませんでしたが、仲間に入れたことがとても嬉し
かったです。
今回、一緒に折り紙をしたことはいい思い出です。「折り紙をやろう!」と誘うまでに、
何度も私の頭の中でその英語を繰り返し、勇気を振り絞って言いました。頑張って誘った
ら、Kiara は嬉しそうに反応してくれたので、ほっとしました。そして、一緒に折り紙をた
くさんやりました。作った折り紙は、今でも大切に保管しています。
驚いたこともありました。グアムでは日本のけん玉ブームになっていてすごかったこと
です。男の子のほとんどはけん玉を持っていて、しかも全員上手くてすごかったです。私
も Kiara のけん玉を借りて何度か挑戦しましたが、なかなか上手くいきませんでした。も
とは日本の物なのに、グアムでブームが起きているのは面白いなと思いました。
今回のホームステイは、たくさんの思い出ができて、その一つ一つが大切な宝物、一生
の宝物になりました。英語はもちろん、人とのコミュニケーションや、勇気を出す力が成
長したと思いました。私は、この経験を必ず将来につなげたいと思います。
最後に、この度お世話になった KIRA の皆様、St. Francis や GVB の方々ならびに柏市役
所の皆様、そしてホストファミリーの方々のおかげで、このような素敵な宝物ができまし
た。本当に感謝しています。
Kiara と St. Francis
School
にて