理科は理系科目の鍵

 本校の理科指導 科学的探究活動を重視
理科は理系科目の鍵
理科は、快適な生活を送るための鍵となる学問です。
理系文系を問わず、これからの時代に科学の力を利用しないことはありません。その恩恵に与らない訳があり
ません。人々は、今までも、そしてこれからもより快適な生活を送るために科学を研究し応用していくことで
しょう。その科学を知ることは誰にも課された宿題です。科学の発展による功罪を理解し、これから先の明る
い未来を創造する力を科学(理科)を通して身に付けていただきたい。
観察・実験を重視!(自ら発見していく過程を通して、確かな科学的能力の習得を目指す)
中学の理科の授業では、身近なものを扱って実験や観察を通して、結果を見つめ結論を導いていくように展開し
ていきます。既に分かっている知識をただ単に覚えるのではなく、自ら発見していく過程を通し知識を習得し
ていきます。さらに、教科書と併行して「問題集」も活用しながら、理解した内容の定着にも努めていきます。
6年間の中では、発達段階に応じた指導をしていきます。中学の初期では、身近なものを扱って、学年を経るにしたが
い科学の応用分野・専門的な内容を取り入れていきます。「楽しい」から始まって、興味・関心を持って真理を追及する
探究過程へと流れを作っていきたいと考えております。このような過程の中で確かな能力を培っていきます。
充実した実験施設・設備!(常に、新しく機器・器具など導入して、より進化した実験室へ)
実験や観察をするには実験室が必要なのは当然ですが、本校では実験室が3つあります。いずれも実験する上
で十分な広さが確保されており、屋外バルコニーも付属しているので、室内では安全確保ができにくい実験(例
えば、激しい燃焼を伴う花火等)も行うことが可能です。
中高一貫の6年制を効率良く利用し先取り学習を実践した受験指導
上記のような科学的な探究過程を通して培った確かな能力を基盤に、中高一貫の後半では、大学入試にも目を向け、
演習や、長期休暇中を利用した講習会を行うことでその対策に努めています。また、中高一貫の6年間を効率良く
利用し、中学理科を2年間で修了させ、高校の内容を中学3年次より組み入れ先取り学習することでスムーズ
な大学入試対策へ結びつけることができます。(→下図を参照)
1年
2年
中学理科
(生物分野)
中学理科
(化学分野)
中学理科
(地学分野)
中学理科
(物理分野)
3年
4年
5年
6年
化学基礎
物理基礎
[理系]選択
[理系]選択
特別プログラム
生物基礎
[文系]選択
[文系]選択
(中学理科の内容)
(高校理科の内容)
+理科特別プログラム
+理科特別プログラム
副教材を活かした指導 (発達段階,到達度とニーズを考慮した副教材)
中学内容の副教材の問題集は1分野・2分野とも、3年間分を一貫した形の1冊にしぼり指導しています。3
年間分の内容が1冊にあることで、時には先の内容まで踏み込んだり、時には既習内容を振り返ることがスム
ーズにできます。高校内容の副教材では、基礎・基本から大学入試対策までを見据えた選抜をしています。
※副教材に関しては、毎年吟味して「より適したもの」をというコンセプトのもと教科内で頻繁に議論・協議を
繰り返し、変更や追加などを行っています。下記は、現在、使用しているものの一部抜粋です。
中学
理科1分野/2分野 実力練成問題集(3年間使用)1分野/2分野[文理],理科便覧[浜島書店]
物理
リピートノート物理[浜島書店],センサー総合物理[啓林館]
高校
化学
ニューグローバル化学基礎+化学[東京書籍],重要問題集[数研出版]
生物
進研 WINSTEP 生物基礎,セミナー生物基礎+生物[第一学習社]
地学
進研 WINSTEP 地学基礎
個人のやる気に応じた発展的な取り組み
中学では、夏休みに全員に対して自由研究を課題として出し、文化祭での展示発表を行います。さらに、研究を深め
たいという希望者には、継続して研究することも可能で、外部機関で発表した人もいます。各種コンクールに出品し、
入賞した人もいます。また、理科(サイエンス)に強く興味・関心を持つ人には、理科実験部・天文部や理科の特別なプ
ログラム(→次ページ参照)などでも活動することができます。
TSP(Tokyoseitoku Science Program) サイエンスの新たなチャレンジ
~与えられた情報・知識を越えて~
考察する
問題を発見する
検証・実験をする
仮説をたてる
アクティブラーニング(中学 1 年生)
問題をグループで共有する
高度情報化・グローバル化された現代社会おいて、膨大な知識を迅速にかつ的確に処理しなければならなくなってき
ました。また、あらゆることをグローバルな視野で柔軟に対応していかなければなりません。そのためには、一方通行型
の授業や知識偏重の授業から脱却する必要があります。
本校の理科では、新たな取り組みを始めています。アクティブラーニングを実施することで、生徒自らの問題解決能力
を身に付け、多様に変貌するこれからの時代を生き抜く力を付けていくことを目指します。また、大学や企業など研究
活動の最前線である現場と連携することで、より進んだサイエンス教育に挑戦し続けています。
③大学出張授業
④SPOON LAB 「商品開発の提案」
②コピー機体験授業
⑧2015 エッグドロップコンテスト
各種特別プログラムの活動実績(2014年度~) ① 日本科学未来館・サイエンスコミュニケーターによる対話型ワークショップ 「エネルギー」 高校2年生
6月実施
「生物多様性」 高校2年生 10月実施
② コニカミノルタ株式会社・出張授業 手作りコピー機の体験学習 「コピーの仕組みを学ぼう」 中学2年生 11月実施
③ 工学院大学 出張体験授業(全7講座) 中学2・3年生,高校1・2年生 11月実施
④ 三井製糖株式会社・出張体験授業 SPOON LAB 「商品開発の提案」 中学2・3年生,高校1・2年生 3月実施
⑤ 不自由な自由研究 ・ 夏休みの研究 中学生
⑥ 地学野外巡検(三浦半島) 高校3年生地学選択生 7月実施
⑦ 校外学習 国立科学博物館 中学1年生 1月実施 ⑧ エッグドロップコンテスト(首都圏の高校合同大会)文京学院大学にて (成徳生+イギリスからの留学生で参加) 6月実施 など