レトロゾール錠 2.5mg「アメル」 生物学的同等性試験に関する資料 (抜粋)

レトロゾール錠 2.5mg「アメル」
生物学的同等性試験に関する資料
(抜粋)
共和薬品工業株式会社
作成年月日:2015.01.28
LTR-D-1(1)
はじめに
レトロゾール製剤であるレトロゾール錠 2.5mg「アメル」の医薬品製造販売承認申請を
行うに当たり、レトロゾール錠 2.5mg「アメル」又はフェマーラ錠 2.5mg を閉経後健康
女性 23 例(1 群 11 例、12 例)に単回経口投与し、血漿中の未変化体濃度を測定して、
薬物動態から両製剤の生物学的同等性を検証した。
1.試験方法
(1)治験薬
試験製剤:レトロゾール錠 2.5mg「アメル」
LOT No.S0130A
(共和薬品工業㈱製造)
標準製剤:フェマーラ錠 2.5mg LOT No.P0083 (アステラス製薬㈱製造)
(2)治験デザイン
「後発医薬品の生物学的同等性試験ガイドライン等の一部改正について(平成 24 年
2 月 29 日
薬食審査発 0229 第 10 号)」に準じ、非盲検下における 2 剤 2 期のクロ
スオーバー法を用いた。
初めの 2 泊 3 日の入院期間を第Ⅰ期とし、2 回目の入院期間を第Ⅱ期とした。なお、
第Ⅰ期と第Ⅱ期の間の休薬期間は 7 日間とした。
【投薬スケジュール】
第Ⅰ期
試験製剤先行群
標準製剤先行群
休薬期間
第Ⅱ期
レトロゾール錠
フェマーラ錠
2.5mg「アメル」
22 日間
2.5mg
フェマーラ錠
以上
レトロゾール錠
2.5mg「アメル」
2.5mg
(3)投与条件
被験者に対して 10 時間以上の絶食下において、1 錠中にレトロゾール 2.5mg を含有
するレトロゾール錠 2.5mg「アメル」1 錠又はフェマーラ錠 2.5mg1 錠を、150mL
の水とともに単回経口投与した。投与後 4 時間までは、絶食かつ、安静にさせた。
飲水については、投与後より投与 4 時間後までは絶飲水とした。
(4)採血時点
第Ⅰ期及び第Ⅱ期ともに治験薬の投与前、投与後 30 分、60 分、90 分、120 分、150
分、3、4、8、24、48、72、96 及び 144 時間後の 14 時点とした。
採血量は 1 回につき 5mL とした。
(5)分析法
LC/MS/MS 法
1
2.試験結果
(1)薬物動態パラメータ
AUC(0→144)
Cmax
Tmax
T1/2
(ng・hr/mL)
(ng/mL)
(hr.)
(hr.)
48.09±9.08
1.35±0.79
116.24±113.11
47.73±11.81
1.57±0.84
107.41±80.48
レトロゾール錠
2288.37±
2.5mg「アメル」
783.07
フェマーラ錠
2308.32±
2.5mg
851.06
(Mean±S.D., n=23)
レトロゾール錠 2.5mg「アメル」及びフェマーラ錠 2.5mg の各採血時間における血
中濃度の推移を図に示した。両製剤とも投与後約 1.5 時間で最高血中濃度に達し、以
後消失し、同様の血中濃度推移を示した。
図
単回経口投与後の平均血漿中未変化体濃度の経時的推移(n=23)
(2)同等性の判定
得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について 90%信頼区間法にて統計解
析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認
された。
AUC(0→144)
Cmax
2 製剤間の対数変換値の差
log(1.00)
log(1.02)
90%信頼区間
log(0.97)~log(1.03)
log(0.94)~log(1.11)
2
3.安全性の評価
1 例が第Ⅰ期終了後に自己都合により脱落した。
自覚症状・他覚所見において、合計 13 例 23 件の有害事象が認められた。未知または
重篤な有害事象は認められず、治験薬との因果関係が否定できない 2 例 3 件(嗄声、顔
面潮紅及び掻痒・発赤)が確認されている。なお、これらの事象のすべて処置なく回復
が確認されている。
その他、臨床検査にて臨床検査値が基準値から逸脱する項目が散見されたが、いずれ
も投薬による異常変動ではなく、被験者固有の生理的変動範囲内のものと思われ、治験
薬との関連はないと判断された。生理学的検査(血圧、脈拍、体温)は特記すべき異常
所見は認められなかった。
以上より本剤の安全性に問題はないと判断された。
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