大学祭 研究室公開・パネル展示のご案内 基礎工学部・基礎工学研究科 附属極限科学センター ナノサイエンスデザイン教育研究センター 情報科学研究科 生命機能研究科 平成27年11月1日(日)~11月3日(火) タイトル NO. 1 基礎工学部・基礎工学研究科パネル展示 概要 基礎工学部・基礎工学研究科を紹介します。 “固く”丈夫で動きや変化に乏しいように見える固体材料ですが、熱や力が加えられると原子スケール では様々な変化が起こります。固体材料のふるまいや性質を探る原子シミュレーションについて紹介 します。 -9m 私たちの研究室ではナノメートル(10 )オーダーの微小な構造物を振動させ、その音色を聴くこ とのできる超音波計測技術を開発し、ナノ構造物の物性を探究しています。本企画では現在行って いる研究内容や実験装置を紹介します。 乱流における熱・運動量輸送機構の解明とその伝熱促進・流動抵抗低減への応用、周期運動に 基づく乱流の解析と制御、自然対流場内に発生するカオス現象の解明、熱流体現象のコンピュータ シミュレーションによる予測、伝熱問題への逆問題的アプローチと最適設計制御への応用等について 解説します。 生体と光の様々な相互作用を介して、生体情報を非接触リモートかつ低侵襲に抽出できます。当 研究室では、各種の光を用いた生体計測に関する研究を行っているので、その研究成果を紹介し ます。 日時 研究室名 1~3日 10時~16時 場所 会議室 A棟 2階 1日 10時~14時 尾方研究室 A棟1階(A145-149) 1日 10時~16時 平尾研究室 A棟1階(A134) 2日 13時~16時 河原研究室 A棟1階(A118) 1日 13時~17時 生体光計測研究室 A棟3階(A344) 6 コンピュータでゲノムを探る 親から子供へと受け継がれる遺伝情報のことをゲノムと言います。遺伝情報はATGCという4文字 しかない言葉で書かれているのですが、ヒトのゲノムは約30億文字から出来ています。この30億文 1日 字をコンピュータで探る方法のほか、生物の情報を解析する色々な方法をパネルやデモを用いて紹 10時~16時30分 介します。 松田研究室 B棟1階(B105) 7 分散システムを学ぼう 多数のコンピュータをネットワーク接続したシステムでは、それぞれのコンピュータに自律的な動作をさせ 1日 ることで大規模化や高性能化が実現できます。この展示では、自律的な動作を実現するための工 10時~16時30分 夫(分散アルゴリズム)を紹介します。 増澤研究室 B棟1階(B105) 光をあてると色が変わる現象(フォトクロミック反応)により、色が一瞬でついたり消えたりする分子 材料を紹介し、実際に光で起こる色変化の様子を観察します。また、フォトクロミック分子で作ったイ ンクを使って、光で瞬間的に浮かび上がったり、消えたりする絵を描き、フォトクロミック反応を体験しま す。 1日 10時~16時 宮坂研究室 C棟1階(C114) 1日 10時~16時 合成化学コース C棟2階エレベータ前ホール 本施設開放では、分子集合系を研究するための有力手法である分子動力学シミュレーションを紹 分子動力学シミュレーションで見るCO2ガス吸 10 介し、近年、新規なガス吸収媒体として注目されているイオン液体(有機物からなる常温溶融 収 塩)を取り上げ、そのCO2吸収様態を紹介します。 2日 10時30分~ 16時30分 松林研究室 C棟2階(C243) 11 流体・熱・物質の移動をコントロールする 我々の身の回りや産業プロセスに見られる流体・熱・物質の移動現象を実験やコンピュータによって 解明する研究を紹介します。また、これらの移動現象をコントロールすることによって新しいプロセスを 創る技術開発について説明します。 1日 10時~16時 岡野研究室 C棟4階(C437) 12 ナノサイエンスへの超分子によるアプローチ 分子をデザインして集合化・組織化する化学は超分子化学とよばれ、いわゆるボトムアップ型ナノサ イエンス・ナノテクノロジーの基礎となります。さまざまの構造をした分子を組み合わせてパターン形成し たり、外部刺激で面白い分子の動きを制御する最先端の研究を紹介します。 2日 13時~16時 戸部研究室 C棟5階(C507) 2日 10時~15時 糸崎研究室 D棟3階(D355-357) 1日 10時~16時 草部研究室 D棟2階(D220) 1日 13時~16時 吉田研究室 D棟2階(D231) 16 光と電子の不思議 蛍光体や発光ダイオードが発する光のスペクトルを測定し、それらの仕組を知ることができます。また、 実生活で使用されている目に見えない光(リモコンなどの光)を観測や、偏光板や回折格子を用 いて光の諸性質の解説を行います。さらに、パネルによる最新の研究成果の紹介も行います。 1日 10時~16時 芦田研究室 D棟2階(D242) 17 決め方と求め方の科学-意思決定の諸相- 毎日の生活の中で何気なく行っているスーパーでの商品選びから、公的に行われる選挙のようなもの まで人間は様々な場面で意思決定を行っています。このような意思決定の諸相をパネル展示すると ともに、意思を決定する際に必要とされる効率的な求め方を紹介します。 2日 10時~15時 乾口研究室 D棟5階(D548) 18 電波暗室公開 電波に対して真っ暗な部屋、電波暗室を公開します。電波暗室は、携帯電話やWiFi搭載機器を 研究開発するために不可欠な設備です。他にも、電波を操り観測する様々な機器について実演を 交えて解説いたします。 2日、3日 13時~17時 岡村研究室 D棟6階 19 生物を規範とするロボットの展示 細田研究室では、生物が当たり前のように持つ適応性をロボットに持たせるため、生物の身体を規 範としてロボットを設計することで、その未だ明らかになっていない有用性を解明・応用する研究を 行っています。施設開放では、我々の研究室で開発したロボットの仕組みについてわかりやすく説明 します。 2日 10時~16時 細田研究室 D棟5階(D538) 20 光るサンドイッチ:有機デバイスの作製 有機分子で作るエレクトロニクス素子の作製に向けた研究を紹介します。 その一端として、簡単な有機EL素子を作製し、実際に光を出すことを確かめます。 1日 13時~17時 夛田研究室 E棟2階(E209) 2 原子であやつるものの強さ 3 超音波計測の最前線 ~原子のささやきを聴く~ 4 熱と流体の不思議 5 光で観る生体ミクロワールド 8 光で瞬時に色の変わるインクでスパイの手紙 を書こう 9 合成化学コース紹介 13 超伝導を楽しもう! 14 不確定性原理が生み出す物質の世界像 15 21世紀の錬金術:コンピュテーショナル・マテ リアルデザイン 合成化学コースと機能物質化学領域の全体説明をします。 液体窒素 (-196℃)で超伝導になる物質を使って、超伝導がもっている性質として知られる完全導 電性(ゼロ抵抗)、完全反磁性(マイスナー効果)、ジョセフソン効果(量子トンネル現象)など の興味深い現象を実演します。また、それらの現象を応用した超高感度な磁気センサである超伝導 量子干渉素子(SQUID)について解説します。 物質中に現れる磁性や超伝導など様々な状態は、面白い秩序をもって多数の電子が作る状態の 一つとして現れます。その謎を、量子力学の基礎方程式から説き起こします。不確定性原理によっ て生じるこれらの量子現象を、コンピュータシミュレーションの結果も用いて紹介します。 電子状態や物質構造の予測を高精度で行える第一原理電子状態計算を用いると、まだ合成され ていない新機能をもつエネルギー変換材料、環境調和材料、生体調和材料などの未来物質の物 質やナノ超構造の合成を予測したり、実験が困難な極限環境にある物質の性質を調べたりすること ができます。21世紀に必要とされるスピントロニクス材料、燃料電池、太陽電池、高効率熱電材 料、省エネルギー材料のデザインと実証、および、これらを用いた実験を通して、シミュレーションが目 指すべき物質設計の方向と、その成功例を紹介します。参加者には、ペルチエ効果(電気による熱 電冷却)、ゼーベック効果(温度差による発電)、太陽電池、燃料電池、水の電気分解などの 実験をしていただきます。 概要 研究室名 場所 1日 10時~16時 北岡研究室 F棟1階 (F120-122~D155廊下) F棟2階(F218-F224廊下) 電子が持つ磁石としての性質である「スピン」を利用した新しいエレクトロニクスの世界を紹介します。 そしてスピントロニクス素子を作製するための超高真空薄膜作製装置を公開します。 1日 11時~16時 鈴木義茂研究室 F棟1階(F119) 23 ナノテクって何?ナノテクを体験しよう。 ナノサイエンス・ナノテクノロジー先端実習装置の公開と実演:ナノテクは今世紀の科学技術になくて はならないものと言われています。ナノメートルは10億分の1メートル、原子の10倍ぐらいの大きさ で、直接目では見えない世界。ここでは最新の技術を使ってそれを皆さんにお見せします。 2日 11時~16時 ナノサイエンスデザイン 教育研究センター G棟1階 24 人と関わり人と共存するロボットの研究 石黒研究室では、人と関わるロボットを開発し、人の認知、コミュニケーションや、人らしさの解明に関 1日 する研究を行っています。今回は、人に酷似した見かけを持つ遠隔操作アンドロイド”ジェミノイド”、 社会的対話を実現する集団ロボット”コミュー”、人の筋骨格構造を模倣した上肢ロボット”HUMA” 11時~15時30分 を展示します。 石黒研究室 J棟2階(J213) 大学祭に付随して、数理科学コース鈴木研究室・小林研究室で一般向けの研究室解放を行いま す。対象は大阪大学基礎工学部受験を考えている高校生から、基礎工学部数理科学コースの内 容に興味をもつ一般の参加者です。鈴木研究室は数理医学について、小林研究室では流体の数 理解析について、一般向けの解説を行います。 2日 13時~15時 鈴木研究室 小林研究室 J棟7階(J706) 26 ものを見て感じることのふしぎ わたしたちは2つの眼から得られた情報を脳で処理して、多様な3次元世界を見ています。脳は情 報処理装置として、どうやって3次元世界を脳内に作り上げ、わたしたちはどのように3次元世界を 感じるのでしょうか? 錯覚図形やリアルタイムの脳細胞の活動のシミュレーションなどを見て、脳のふ しぎを実感しましょう。 2日 10時~17時 視覚神経科学研究室 J棟2階ミーティングコーナー 27 生命現象を高速度カメラで見てみよう 大きさが1ミリメートルにもみたないバクテリアなどの生物も我々と同じく生きています。しかし、とても小 さく素早い運動なのでなかなか観察することができません。そこで顕微鏡と高速度カメラを組み合わせ て生物の運動を観察してみましょう。 2日 10時~17時 生体機能分子計測研究 室 J棟1階ミーティングコーナー 28 超高圧・極低温の世界へようこそ! 超高圧実験装置公開(模擬実験:熱い氷をつくってみよう)と研究紹介(常設パネル展示:な んでも超伝導!?)を実施します。 1日 13時~16時 清水研究室 極限科学センター 本館1階超高圧実験室 タイトル NO. 21 超伝導基礎研究最前線 22 25 日時 超伝導基礎研究の最近の成果をパネルで展示しています。 磁石がエレクトロニクスを変える ~スピントロニクス~ 流体を数学で ~流体数学の世界・数理医学入門~ 基礎工学部等建物配置図 B N C 玄 関 H A 正 門 ↓ E 。 F G D 基礎工学 国際棟 プラズマ CVD棟 J I 太陽エネルギー 化学研究センター ※極限科学センターは西(←)へ徒歩約8分 施設公開一覧表の「場所」で棟と階を確認のうえ、各階案内板を参考にして下さい。
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