キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査

1.新年度の目標はマネー関連が目白押し
≫新年度目標 トップは「貯蓄」、女性の三大目標は「貯蓄」「節約」「ダイエット」
≫20 代・30 代では新年度の目標は「貯蓄」が半数超え
≫イマドキの 20 代女性の 3 人に 2 人が「貯蓄」を、3 人に 1 人が「恋愛・結婚」を新年度の目標に!
≫ワカモノの方が貯蓄好き。20 代男性の 59%、20 代女性の 70%が貯蓄好き
≫お金が貯まるのはキャッシュレス派。 平均貯蓄額はキャッシュレス派男性 605 万円、現金派男性 313 万円
4 月からの新年度の始まりも近く、この時期に新たに目標を立てる方も多いのではないでしょうか。
全国の 20 歳~69 歳の男女 1,000 名(全回答者)に、新年度(4 月から)の目標を聞いたところ、最も多かったのは「貯蓄」
で 42.7%となり、「生活費の見直し・節約」36.2%、「仕事や家事の効率 UP」26.8%、「ダイエット」23.4%、「副業収入 UP」20.0%が
続きました。目標の上位 5 位のうち、1、2、5 位がマネー関連となっており、マネー関連の目標を立てる人が多いようです。
男女別にみると、「貯蓄」(男性 35.0%、女性 50.4%)や「生活費の見直し・節約」(男性 27.0%、女性 45.4%)は女性のほうが
目標に挙げた割合は高く、男性よりも女性のほうが家計の管理に対する意識が高い結果となりました。
年代別にみると、「貯蓄」は 20 代から 50 代までで 1 位、60 代でも 2 位となり、幅広い年代層において新年度の目標にし
ている人の割合が高く、特に高かった 20 代(55.0%)と 30 代(56.5%)では半数超えとなり、その中でも、20 代女性では 64.0%
とおよそ 3 人に 2 人の割合となりました。
また、20 代では男女とも「恋愛・結婚」がトップ 5 にランクインしており、特に 20 代女性では 34.0%と 3 人に 1 人が新年度
の目標として挙げました。 【図 1】【図 2】
【図 1】
■新年度から(4月から)の目標 [複数回答形式]
60%
※全体の上位10位までを抜粋
全体【n=1000】
男性【n=500】
女性【n=500】
40%
20%
0%
貯蓄
23.4
20.0
19.6
家族との
コミュニ
ケーション
18.6
12.7
12.6
35.0
27.0
26.8
15.6
20.0
18.6
17.0
10.4
12.4
12.4
50.4
45.4
26.8
31.2
20.0
20.6
20.2
15.2
13.0
12.8
20代【n=200】
55.0
33.0
36.0
24.0
18.5
25.0
19.0
20.0
20.5
28.0
年 30代【n=200】
代 40代【n=200】
56.5
39.0
39.0
25.5
25.5
20.5
21.0
16.0
20.0
17.5
44.5
41.5
26.0
30.5
21.0
17.5
17.0
10.0
13.0
9.5
別 50代【n=200】
34.5
28.0
19.0
22.0
17.0
18.0
15.5
10.0
7.5
6.0
60代【n=200】
23.0
39.5
14.0
15.0
18.0
全体比+10pt以上
全体【n=1000】
性 男性【n=500】
別 女性【n=500】
42.7
生活費の 仕事や家事
見直し
の効率UP
・節約
36.2
26.8
ダイエット
副業収入UP 趣味力UP
友人との
コミュニ
ケーション
12.8
17.0
20.5
8.0
全体比+5pt以上 全体比-5pt以下
資格取得
恋愛・結婚
2.5
2.0
全体比-10pt以下 (%)
【図 2】
■新年度から(4月から)の目標 [複数回答形式]
20代男性【n=100】
貯蓄
2位
仕事や家事の
効率UP
37.0
恋愛・結婚
22.0
3位
30代男性【n=100】
%
1位
46.0
趣味力UP
1位
3位
21.0
21.0
20代女性【n=100】
1位
4位
副業収入UP
5位
家族との
コミュニケーション
2位
3位
4位
生活費の見直し
・節約
仕事や家事の
効率UP
1位
46.0
2位
35.0
恋愛・結婚
5位
64.0
34.0
ダイエット
33.0
ダイエット
5位
副業収入UP
2位
生活費の見直し
・節約
仕事や家事の
効率UP
23.0
4位
5位
%
36.0
ダイエット
副業収入UP
50代男性【n=100】
1位
26.0
2位
26.0
3位
23.0
40代女性【n=100】
%
生活費の見直し
・節約
仕事や家事の
効率UP
4位
貯蓄
33.0
29.0
貯蓄
3位
1位
38.0
30代女性【n=100】
%
貯蓄
52.0
仕事や家事の
効率UP
生活費の見直し
・節約
2位
40代男性【n=100】
%
貯蓄
4位
資格取得
※各性年代の上位5位までを抜粋
20.0
%
4位
5位
%
貯蓄
仕事や家事の
効率UP
生活費の見直し
・節約
60代男性【n=100】
23.0
1位
生活費の見直し
・節約
36.0
21.0
2位
副業収入UP
20.0
貯蓄
18.0
17.0
趣味力UP
18.0
15.0
家族との
コミュニケーション
17.0
20.0
3位
趣味力UP
資産運用力UP
50代女性【n=100】
%
5位
60代女性【n=100】
61.0
1位
生活費の見直し
・節約
57.0
1位
貯蓄
46.0
1位
45.0
2位
貯蓄
53.0
2位
生活費の見直し
・節約
36.0
40.0
36.0
22.0
43.0
2位
貯蓄
28.0
家族との
コミュニケーション
24.0
ダイエット
38.0
3位
ダイエット
31.0
3位
4位
仕事や家事の
効率UP
26.0
4位
副業収入UP
21.0
4位
副業収入UP
22.0
5位
趣味力UP
19.0
家族との
コミュニケーション
19.0
%
生活費の見直し
・節約
3位
5位
%
ダイエット
18.0
仕事や家事の
効率UP
16.0
副業収入UP
16.0
趣味力UP
16.0
5位
新年度の目標のトップが「貯蓄」となりましたが、貯蓄に対する意識はどのようになっているのでしょうか。
全回答者(1,000 名)に、貯蓄をすることが好きか聞いたところ、「はい」48.7%、「いいえ」8.9%、「どちらともいえない」42.4%
となり、貯蓄好きが約半数であることがわかりました。
性年代別にみると、20 代男性では 59.0%、20 代女性では 70.0%となり、男女とも若い世代のほうが貯金好きの割合が高
いことが分かりました。 【図 3】
次に、自分は貯蓄の達人だと思うか聞いたところ、「はい」4.8%、「いいえ」70.8%、「どちらともいえない」24.4%となり、貯蓄
の達人を自負する人は 1 割に満たない結果となりました。貯蓄をすることは好きだけど上手く貯められない、という人が多
いようです。 【図 4】
【図 3】
【図 4】
■貯蓄に対する意識_≪貯蓄をすることが好き≫ [単一回答形式]
0%
20%
全体【n=1000】
40%
38.0
50代男性【n=100】
38.0
年
60代男性【n=100】
代
20代女性【n=100】
別
60代女性【n=100】
15.0
15.0
49.0
46.0
34.0
はい
5.0
6.0
いいえ
60%
80%
100%
全体【n=1000】 4.8
70.8
24.4
68.0
26.0
34.0
30代男性【n=100】 6.0
71.0
40代男性【n=100】 4.0
6.0
性
24.0
35.0
8.0
40%
20代男性【n=100】 6.0
44.0
8.0
20%
34.0
47.0
57.0
40代女性【n=100】
0%
54.0
70.0
30代女性【n=100】
50代女性【n=100】
11.0
8.0
41.0
100%
42.4
7.0
55.0
40代男性【n=100】
80%
8.9
59.0
30代男性【n=100】
性
60%
48.7
20代男性【n=100】
■貯蓄に対する意識_≪自分は貯蓄の達人だと思う≫ [単一回答形式]
50代男性【n=100】 6.0
71.0
年
60代男性【n=100】 3.0
75.0
代
20代女性【n=100】 6.0
69.0
別
43.0
49.0
60.0
71.0
30代女性【n=100】 5.0
66.0
40代女性【n=100】 4.0
75.0
50代女性【n=100】 4.0
76.0
60代女性【n=100】 4.0
どちらともいえない
66.0
はい
2
いいえ
23.0
25.0
23.0
22.0
25.0
29.0
21.0
20.0
30.0
どちらともいえない
それでは、いくらぐらい貯蓄をしているのでしょうか。
全回答者(1,000 名)に、現在の貯蓄額を聞いたところ、「0 円」が 18.1%で最多回答となりましたが、「100 万円台」が 11.3%
となったほか、「500 万円台」(4.2%)や「1000 万円台」(5.0%)との回答もみられました。0 円との回答も含めた平均貯蓄額は
386 万円になりました。 【図 5】
さらに、最近のキャッシュレス化状況(現金離れ状況)によって分けたタイプ別にみると、キャッシュレス派の平均貯蓄額
は 491 万円、現金派は 287 万円でした。男女別にみると、キャッシュレス派は男性 605 万円、女性 352 万円、現金派は男
性 313 万円、女性 266 万円と、男性については約 300 万円、女性については約 90 万円、現金派よりもキャッシュレス派の
ほうが、平均貯蓄額が多くなる結果となりました。 【図 6】
【図 5】
■現在の貯蓄額 [単一回答形式]
60%
全体【n=1000】
1万円~100万円未満(計)
35.4%
40%
20%
1000万円以上(計)
10.0%
平均貯蓄額
386万円
18.1
11.8
11.3
6.1
5.0
3.1
4.0
2
0
万
円
台
3
0
万
円
台
1.7
5.2
6.5
1.0
0.8
1.4
0.3
6
0
万
円
台
7
0
万
円
台
8
0
万
円
台
9
0
万
円
台
4.5
2.2
4.2
4
0
0
万
円
台
5
0
0
万
円
台
5.0
0.9
1.0
0.6
0.3
6
0
0
万
円
台
7
0
0
万
円
台
8
0
0
万
円
台
9
0
0
万
円
台
1.6
1.3
0.3
1.8
2
0
0
0
万
円
台
3
0
0
0
万
円
台
4
0
0
0
万
円
台
5
0
0
0
万
円
以
上
0%
0
円
1
円
~
1
万
円
未
満
1
万
~
1
0
万
円
未
満
1
0
万
円
台
4
0
万
円
台
5
0
万
円
台
1
0
0
万
円
台
2
0
0
万
円
台
3
0
0
万
円
台
【図 6】
■現在の貯蓄額の平均
0万円
200万円
400万円
全体【n=1000】
600万円
800万円 1000万円
386万円
キャッシュレス派
キャッシュレス派 計【n=417】
性
別
605万円
女性【n=187】
20代【n=75】
年
491万円
男性【n=230】
352万円
128万円
30代【n=85】
代
40代【n=80】
別
50代【n=93】
326万円
493万円
554万円
60代【n=84】
911万円
現金派
現金派 計【n=365】
性
別
287万円
男性【n=166】
女性【n=199】
20代【n=93】
年
30代【n=77】
代
40代【n=68】
別
50代【n=55】
313万円
266万円
176万円
148万円
291万円
256万円
60代【n=72】
601万円
3
1
0
0
0
万
円
台
また、最近のキャッシュレス化状況(現金離れ状況)別に、貯蓄額の金額帯をみると、「0 円」および「1 万円~100 万円未
満」では、現金派がキャッシュレス派より約 10 ポイント多く、反対に「1000 万円以上」では、キャッシュレス派が 13.7%、現金
派が 6.4%と、キャッシュレス派の割合は現金派の 2 倍以上になりました。 【図 7】
【図 7】
■現在の貯蓄額 [単一回答形式]
60%
キャッシュレス派【n=417】
現金派【n=365】
40%
1000万円以上(計)
キャッシュレス派:13.7%
現金派:6.4%
平均貯蓄額
キャッシュレス派:491万円
現金派:287万円
1万円~100万円未満(計)
キャッシュレス派:29.3% / 現金派:39.8%
20%
0%
0
円
1
円
~
1
万
円
未
満
1
万
~
1
0
万
円
未
満
1
0
万
円
台
2
0
万
円
台
3
0
万
円
台
4
0
万
円
台
5
0
万
円
台
6
0
万
円
台
7
0
万
円
台
8
0
万
円
台
9
0
万
円
台
1
0
0
万
円
台
4
2
0
0
万
円
台
3
0
0
万
円
台
4
0
0
万
円
台
5
0
0
万
円
台
6
0
0
万
円
台
7
0
0
万
円
台
8
0
0
万
円
台
9
0
0
万
円
台
1
0
0
0
万
円
台
2
0
0
0
万
円
台
3
0
0
0
万
円
台
4
0
0
0
万
円
台
5
0
0
0
万
円
以
上
2.キャッシュレス化が進行中!キャッシュレス派の特徴とは?
≫男性の半数近くが現金離れ。最近、自分はキャッシュレス化していると思う 女性では 37%、男性では 46%
≫キャッシュレス化のトレンド スーパーでの支払いでは 40 代・50 代女性で顕著に。
≫「小銭が財布に溜まるのがイヤ」でキャッシュレス化。 キャッシュレス派は現金派より小銭敬遠の傾向がハッキリ
≫現金派よりキャッシュレス派に多い「ポイント好き」「エコカー好き」「自分磨き消費好き」
全回答者(1,000 名)に、お金の支払い方法に関する内容を提示し、自分の考えや行動にあてはまるかどうか聞いたとこ
ろ、「最近、自分はキャッシュレス化している(現金離れだ・キャッシュレス派だ)」では同意率(「非常にあてはまる」と「やや
あてはまる」の合計、以下同様)は 41.7%になりました。
男女別にみると、キャッシュレス化(現金離れ)を実感しているのは女性より男性のようで、同意率は女性の 37.4%に対し
男性では 46.0%と半数近くとなり、特に 50 代男性と 60 代男性では 49.0%と半数が同意を示す結果となりました。 【図 8】
【図 8】
■自身の考えや行動にどの程度あてはまるか [単一回答形式]
≪最近、自分はキャッシュレス化している(現金離れだ・キャッシュレス派だ)≫
0%
全体【n=1000】
性
別
男性【n=500】
女性【n=500】
20代男性【n=100】
20%
13.6
40%
28.1
15.4
11.8
19.0
27.0
40代男性【n=100】
19.0
26.0
年
60代男性【n=100】
9.0
代
20代女性【n=100】
9.0
別
30代女性【n=100】
40代女性【n=100】
50代女性【n=100】
60代女性【n=100】
7.0
12.0
14.0
24.0
20.0
18.0
18.0
21.0
26.0
23.0
26.0
17.0
28.0
22.0
非常にあてはまる
あまりあてはまらない
24.0
ややあてはまる
全くあてはまらない
5
18.0
46.0
37.4
46.0
45.0
49.0
13.0
49.0
34.0
17.0
22.0
16.0
41.7
13.0
27.0
18.0
26.0
10.0
14.0
同意率
41.0
20.0
19.0
32.0
18.0
13.0
24.0
26.0
40.0
16.0
20.2
21.0
20.0
35.0
25.0
19.6
14.0
100%
18.1
17.2
22.8
25.0
14.0
18.4
20.8
25.6
30代男性【n=100】
50代男性【n=100】
80%
21.8
30.6
16.0
性
60%
12.0
23.0
どちらともいえない
39.0
35.0
44.0
35.0
次に、キャッシュレス化(現金離れ)の実態を探るため、全回答者(1,000 名)に、最近 1 年で、現金以外での支払いが増
えたと感じる買い物・支払いの種類を聞いたところ、「インターネットショッピングでの支払い」33.2%が最も多く、次いで、「ス
ーパーでの支払い」27.4%、「コンビニでの支払い」25.9%が続きました。ネットやスーパー、コンビニでの買い物の際に、現金
以外での支払いが増えたと感じている人が多いようです。
男女別、性年代別にみると、「スーパーでの支払い」は、女性では 34.8%と 3 人に 1 人の割合となり、特に 40 代女性
(38.0%)、50 代女性(41.0%)では 4 割前後となりました。また、「病院での支払い」は 50 代男性(17.0%)や 60 代の男性
(21.0%)、60 代女性(18.0%)で他の性年代層に比べ高い傾向がみられ、それぞれ約 5 人に 1 人の割合となりました。 【図
9】
【図 9】
■最近1年、現金以外での支払いが増えたと感じる買い物・支払い [複数回答形式]
※HCはホームセンター、DSはディスカウントショップの略
60%
全体【n=1000】
40%
33.2
27.4
25.9
20%
21.0
13.4
12.7
12.4
11.8
9.5
6.5
5.9
HC・DS
(※)
での
支払い
デパート
での
支払い
5.6
3.7
2.4
0%
性
別
性
年
代
別
全体
男性
女性
20代男性
30代男性
40代男性
50代男性
60代男性
20代女性
30代女性
40代女性
50代女性
60代女性
n
1000
500
500
100
100
100
100
100
100
100
100
100
100
インター
ネット
スーパー コンビニ
ショッピン
での
での
グでの
支払い
支払い
支払い
33.2
27.4
25.9
29.0
20.0
27.2
37.4
34.8
24.6
28.0
23.0
28.0
29.0
17.0
28.0
28.0
21.0
37.0
34.0
22.0
25.0
26.0
17.0
18.0
41.0
26.0
30.0
37.0
33.0
26.0
38.0
38.0
25.0
41.0
41.0
26.0
30.0
36.0
16.0
飲食店
での
支払い
13.4
13.2
13.6
17.0
12.0
11.0
13.0
13.0
15.0
13.0
17.0
14.0
9.0
交通機関
での
支払い
12.7
13.4
12.0
12.0
11.0
15.0
16.0
13.0
14.0
9.0
13.0
15.0
9.0
ドラッグ
ストア
での
支払い
12.4
9.0
15.8
7.0
7.0
10.0
13.0
8.0
16.0
18.0
17.0
14.0
14.0
病院での
支払い
11.8
11.4
12.2
3.0
7.0
9.0
17.0
21.0
9.0
9.0
14.0
11.0
18.0
家電
量販店
での
支払い
9.5
10.6
8.4
9.0
5.0
10.0
10.0
19.0
5.0
7.0
12.0
11.0
7.0
全体比+10pt以上
6
6.5
5.8
7.2
4.0
8.0
6.0
6.0
5.0
8.0
4.0
11.0
8.0
5.0
全体比+5pt以上
ホテル・
アパレル
旅館など
店
宿泊施設
その他
特になし
での
での
支払い
支払い
5.9
5.6
3.7
2.4
21.0
4.4
6.2
2.4
2.0
23.8
7.4
5.0
5.0
2.8
18.2
3.0
4.0
4.0 28.0
6.0
3.0
4.0
2.0
26.0
3.0
6.0 4.0
14.0
2.0
9.0
2.0 27.0
8.0
9.0
2.0
4.0
24.0
8.0
6.0
9.0 18.0
2.0
3.0
6.0
3.0
19.0
8.0
8.0
5.0
3.0
17.0
7.0
7.0
5.0
4.0
17.0
12.0
1.0 4.0
20.0
(%)
全体比-5pt以下
全体比-10pt以下
また、全回答者(1,000 名)に、お金の持ち歩きや利用に関する内容を提示し、自分の考えや行動にあてはまるかどうか
聞いたところ、「ATM 利用手数料は高いと感じる」では同意率が 80.3%と 8 割以上が同意を示し、「大金を持って歩くことが怖
い」55.3%や「お金を使い過ぎて後悔することが多い」54.9%では半数以上となりました。また、「小銭が財布に溜まるのがイ
ヤ」は 46.2%でした。 【図 10】
【図 10】
■自身の考えや行動にどの程度あてはまるか [各単一回答形式]
全体【n=1000】
0%
20%
40%
ATM利用手数料は
高いと感じる
80%
54.9
大金を持って歩くことが
怖い
18.6
お金を使い過ぎて
後悔することが多い
小銭が財布に溜まるのが
イヤ
60%
36.7
20.9
34.0
13.5
32.7
100%
25.4
13.2
3.6
2.9
80.3
24.5
12.6
7.6
55.3
23.9
15.7
22.5
18.7
非常にあてはまる
ややあてはまる
あまりあてはまらない
全くあてはまらない
同意率
5.5
12.6
54.9
46.2
どちらともいえない
キャッシュレス派の財布の小銭に対する意識をみていくと、「小銭が財布に溜まるのがイヤ」の同意率は、61.4%と現金派
(29.0%)の 2 倍以上の割合となりました。男女別では、男性 67.4%、女性 54.0%と男性のほうが高くなりました。また、年代別
にみると、60 代では 65.5%と 3 人に 2 人が同意を示す結果となりました。 【図 11】
【図 11】
■自身の考えや行動にどの程度あてはまるか [単一回答形式]
≪小銭が財布に溜まるのがイヤ≫
0%
全体【n=1000】
20%
13.5
40%
60%
32.7
80%
22.5
100%
18.7
12.6
同意率
46.2
キャッシュレス派
キャッシュレス派 計【n=417】
性
別
20.4
男性【n=230】
女性【n=187】
30代【n=85】
代
40代【n=80】
別
50代【n=93】
14.8
40.1
16.0
23.5
44.0
18.8
17.2
25.0
18.3
40.5
20.2
5.8
61.4
4.8
67.4
7.0
15.3
16.3
46.2
13.0
17.3
21.2
37.5
14.1
15.5
17.3
36.5
25.0
60代【n=84】
18.7
41.7
13.9
20代【n=75】
年
41.0
25.7
5.3
8.2
15.0
14.0
9.5
6.3
54.0
60.0
55.3
62.5
4.3
63.4
4.8
65.5
現金派
性
別
現金派 計【n=365】
7.9
男性【n=166】
9.0
21.1
21.7
女性【n=199】
7.0
20.6
20代【n=93】
8.6
18.3
年
30代【n=77】
7.8
代
40代【n=68】
5.9
別
50代【n=55】
7.3
60代【n=72】
9.7
21.1
21.1
23.6
16.7
26.5
24.6
20.4
23.4
20.6
14.5
26.5
27.3
非常にあてはまる
ややあてはまる
あまりあてはまらない
全くあてはまらない
7
21.7
29.0
23.4
25.0
24.4
26.6
23.7
24.7
23.5
25.5
21.1
20.8
23.5
27.3
27.8
20.8
どちらともいえない
29.0
30.7
27.6
26.9
32.5
29.4
30.9
26.4
キャッシュレス派が現金派より財布の小銭を嫌う傾向にあることがわかりましたが、現金派と比較して、それ以外にどの
ような特徴があるのでしょうか。マネー関連や消費などに関する意識で比較を行いました。
マネー関連の知識を持っている人の割合はキャッシュレス派のほうが高いようで、「オンラインバンク(ネットバンク)の利
用方法に詳しい」(キャッシュレス派 30.2%、現金派 11.8%、以下同順)、「ATM 利用手数料を節約する方法に詳しい」(30.9%、
13.7%)ではキャッシュレス派のほうが現金派より 10 ポイント以上高くなりました。
また、消費や支払いにおける“お得”情報に対する意識が高い人にキャッシュレス派が多い様子が窺え、「ポイントプロ
グラムのポイントを貯めることが好き」(86.1%、67.1%)、「ふるさと納税をしたい(している)」(29.5%、16.4%)、「エコカーが好き
(欲しい)」(41.5%、30.7%)でもキャッシュレス派のほうが 10 ポイント以上高い結果となりました。
さらに、自分磨きに関する消費が好きな人の割合もキャッシュレス派のほうが高くなり、「自分磨きにお金を掛けるのが
好き」はキャッシュレス派では 30.7%、現金派では 17.8%となりました。 【図 12】
キャッシュレス派は、よりマネーに関連する知識に明るく、自己投資が好きといえそうです。
【図 12】
■自分にあてはまるか_キャッシュレス派vs現金派 [各単一回答形式]
0%
20%
40%
60%
80%
100%
オンラインバンク(ネットバンク)の利用方法に詳しい
キャッシュレス派【n=417】
マ
ネ
ー
現金派【n=365】
30.2
42.9
11.8
26.9
59.7
28.5
ATM利用手数料を節約する方法に詳しい
キャッシュレス派【n=417】
現金派【n=365】
30.9
42.0
13.7
27.1
53.4
32.9
ポイントプログラム(Tポイントなど)のポイントを貯めることが好き
キャッシュレス派【n=417】
お
得
に
対
す
る
意
識
86.1
現金派【n=365】
11.2
21.6
ふるさと納税をしたい(している)
キャッシュレス派【n=417】
現金派【n=365】
29.5
38.1
16.4
32.4
43.3
40.3
エコカーが好き(欲しい)
キャッシュレス派【n=417】
41.5
現金派【n=365】
消
費
4.1
67.1
27.6
30.7
30.9
37.5
31.8
自分磨きにお金を掛けるのが好き
キャッシュレス派【n=417】
現金派【n=365】
30.7
33.8
17.8
37.8
はい
いいえ
8
35.5
44.4
どちらともいえない
9.8
3.“自分磨き消費好き”の認知率の高さが目立つデビットカード。 消費者タイプ別利用意向実態は?
≫デビットカードの詳細についての認知率は 3 割 “自分磨き消費好き”はデビットカードのメリットを知っている!
≫デビットカードの詳細を知った人の 3 人に 1 人が利用意向あり! 30 代女性では約半数と利用意向が高い傾向
≫デビットカードの利用意向が高いのは「海外ネット通販好き」「自分磨き消費好き」
キャッシュレス化(現金離れ)を自覚している人が 4 割となり、様々なシーンにおいて現金以外での支払いが増えたと感
じられていることがわかりましたが、キャッシュレス時代の支払い方法の 1 つにデビットカードがあります。
そこで、全回答者(1,000 名)に、デビットカードについて、知っていたか聞いたところ、「詳細まで知っていた」30.8%、「名前
を聞いたことがある程度」54.6%となり、それらを合計した認知率は 85.4%、「知らなかった」は 14.6%でした。
マネー・消費タイプ別に、詳細まで知っていた人の割合をみると、ネットバンクの利用方法に詳しい「ネットバンク情報通」
が 56.0%、ATM 手数料の節約に詳しい「ATM 手数料節約情報通」が 49.8%と高くなりました。また、自分磨きに関する消費が
好きな「自分磨き消費好き」でも 36.9%と 3 人に 1 人以上の割合となり、全体に比べ高い傾向となりました。 【図 13】
【図 13】
■デビットカードを知っていたか [単一回答形式]
0%
全体【n=1000】
20%
40%
60%
30.8
80%
54.6
100%
14.6
認知率
85.4
ネットバンク利用方法の認知状況別
ネットバンク情報通【n=207】
マ
ネ
非・ネットバンク情報通【n=504】
56.0
19.2
37.7
60.7
6.3
93.7
79.9
20.0
ー
・
消
費
タ
ATM利用手数料の節約方法の認知状況別
ATM手数料節約情報通【n=223】
非・ATM手数料節約情報通【n=465】
49.8
20.0
43.5
61.9
6.7
18.1
93.3
81.9
イ
プ
自分磨きにお金を掛けることの好意度別
別
自分磨き消費好き【n=244】
非・自分磨き消費好き【n=341】
36.9
51.6
24.9
59.2
詳細まで知っていた
9
名前を聞いたことがある程度
11.5
15.8
知らなかった
88.5
84.1
次に、デビットカードについて説明(※)をした後に、デビットカードを今後(または今後も)使いたいか聞いたところ、「非常
に使いたい」6.1%、「どちらかといえば使いたい」30.3%となり、それらを合計した利用意向率は 36.4%となりました。
性年代別に利用意向率をみると、男性では 40 代が 42.0%となり、女性では 30 代が 45.0%で最も高くなりました。 【図 14】
また、消費タイプ別に利用意向率をみると、「海外ネット通販好き」が最も高く 50.0%、自分磨きにお金を掛けることが好き
な「自分磨き消費好き」が 47.1%となり、全体よりも 10 ポイント以上利用意向率が高くなりました。 【図 15】
※デビットカードとは、「お買い物をすると自分の銀行口座から即時決済してくれるカード」とし、以下のメリットも記載した
■デビットカードのメリット
「銀行口座があれば発行できる」 原則として口座保有者であれば誰でも(15歳以上・中学生を除く)保有・利用が可能です。
「『お金がないのに買ってしまった』を防げる」 口座残高の範囲内でしかお買い物はできません。
「口座のお金をおろさず使える」 ATMでイチイチお金をおろす必要はありません。よってATM手数料を気にすることもありません。
「世界中のカード加盟店やネットでもお買い物ができる」 クレジットカードと同様に世界中のカード加盟店で使え、ネットでの買い物も可能です。
「使うたびにお得」 クレジットカードと同様にポイントプログラムのポイントが貯まるお得なサービスがあります。
【図 14】
■デビットカードを今後(または今後も)使いたいと思うか [単一回答形式]
0%
性
別
20%
80%
100%
利用意向
率
6.1
30.3
43.5
20.1
36.4
男性【n=500】
7.4
29.0
43.6
20.0
36.4
43.4
20.2
36.4
20.0
35.0
女性【n=500】 4.8
31.6
7.0
28.0
30代男性【n=100】 5.0
40代男性【n=100】
10.0
50代男性【n=100】
11.0
年
60代男性【n=100】 4.0
代
20代女性【n=100】 5.0
別
60%
全体【n=1000】
20代男性【n=100】
性
40%
36.0
32.0
28.0
40.0
27.0
45.0
27.0
52.0
32.0
30代女性【n=100】 5.0
40代女性【n=100】
45.0
31.0
40.0
37.0
32.0
50代女性【n=100】 4.0
43.0
29.0
60代女性【n=100】 4.0
49.0
25.0
48.0
非常に使いたい
どちらかといえば使いたくない
42.0
17.0
38.0
17.0
31.0
23.0
40.0
6.0
36.0
18.0
37.0
18.0
45.0
19.0
38.0
18.0
33.0
23.0
29.0
どちらかといえば使いたい
全く使いたくない
【図 15】
■デビットカードを今後(または今後も)使いたいと思うか [単一回答形式]
0%
20%
全体【n=1000】 6.1
40%
60%
30.3
43.5
80%
100%
利用意向
率
20.1
36.4
20.0
50.0
20.4
34.1
海外ネット通販の好意度別
消
費
タ
イ
海外ネット通販好き【n=30】
非・海外ネット通販好き【n=823】 5.3
26.7
28.8
30.0
45.4
自分磨き消費の好意度別
自分磨き消費好き【n=244】
9.0
38.1
非・自分磨き消費好き【n=341】 4.1
プ
別
23.3
24.3
36.9
45.5
16.0
26.1
47.1
28.4
デートにお金を掛けることの好意度別
贅沢デート好き【n=148】
11.5
非・贅沢デート好き【n=405】 4.4
35.1
25.9
36.5
45.9
非常に使いたい
どちらかといえば使いたくない
10
16.9
23.7
どちらかといえば使いたい
全く使いたくない
46.6
30.3
4.オンラインサービス利用状況とデビットカード利用意向との強い関係性
≫オンラインサービス利用者は積極的? インスタグラム利用者の半数以上がデビットカード利用意向あり
≫ソーシャルギフトを贈った経験がある人はデビットカード利用意向が高い傾向が明らかに
マネー・消費に関する意識・実態で分けたタイプによってデビットカードの利用意向率に異なる傾向がみられましたが、
オンラインサービスの利用状況によってもデビットカードの利用意向率が異なる傾向にあることがわかりました。
デビットカードの利用意向率について、オンライン サービスの利用状況別にみていくと、最近注目を浴びている
Instagram(インスタグラム)利用状況別では、利用者層 56.7%に対し、非利用者層 35.0%、ソーシャルギフト(Facebook や
Twitter などのソーシャルサービスを活用して相手に贈り物を贈ることができるサービス)贈答経験別では、経験者層 56.2%
に対し、非経験者層では 34.2%と 20 ポイント以上の開きがみられました。また、ケータイアプリのインストール状況別(色々
なアプリをインストールしている層である多ジャンル層 43.5%、非多ジャンル層 29.8%)やネットセキュリティ対策関心度合い
別(関心層 41.6%、非関心層 27.2%)では 10 ポイント以上の開きがみられました。海外ネット通販好きの利用意向率も高くな
っていましたが(前頁参照)、口座残高の範囲内でのみお買いものができるデビットカードは、特にオンラインショッピング等
のオンラインサービスをよく利用する人が「利用したい」と感じるようです。 【図 16】
【図 16】
■デビットカードを今後(または今後も)使いたいと思うか [単一回答形式]
0%
20%
全体【n=1000】
6.1
40%
60%
30.3
80%
43.5
100%
20.1
利用意向
率
36.4
Instagram(インスタグラム)利用状況別
オ
インスタグラム利用者層【n=67】
ン
非・インスタグラム利用者層【n=933】 5.7
11.9
ラ
イ
ン
サ
ー
ビ
ス
状
ソーシャルギフト贈答経験者層【n=98】
13.3
10.4
20.8
42.9
非・ソーシャルギフト贈答経験者層【n=902】 5.3
56.7
35.0
26.5
28.9
17.3
45.3
20.4
56.2
34.2
ケータイアプリのインストール状況別
ケータイアプリ多ジャンル層【n=481】
7.5
36.0
非・ケータイアプリ多ジャンル層【n=519】 4.8
42.6
25.0
13.9
44.3
25.8
43.5
29.8
ネットセキュリティ対策関心度合い別
ネットセキュリティ対策関心層【n=636】
6.4
35.2
非・ネットセキュリティ対策関心層【n=364】 5.5
況
別
32.8
44.3
ソーシャルギフト贈答経験別
利
用
44.8
29.3
41.5
21.7
16.8
47.0
25.8
41.6
27.2
オンラインゲームのプレイ状況別
オンラインゲーマー層【n=355】
6.2
非・オンラインゲーマー層【n=645】
6.0
34.6
39.2
27.9
45.9
20.0
40.8
20.2
33.9
非常に使いたい どちらかといえば使いたい どちらかといえば使いたくない 全く使いたくない
また、デビットカードの利用意向がある人の傾向についてみていくと、特に女性で特徴がみられ、女性利用意向層では
「インターネットのセキュリティ対策に関心がある人」75.3%(全体 63.6%)や「オンラインゲームをプレイしている人」44.5%(全
体 35.5%)の割合が、全体と比べ 10 ポイント前後高い結果となりました。 【図 17】【図 18】
【図 17】
【図 18】
■インターネットのセキュリティ対策に関心があるか [単一回答形式] ※関心がある人の割合を表示
0%
20%
40%
60%
■オンラインゲームをプレイしているか [単一回答形式] ※プレイしている人の割合を表示
80%
全体【n=1000】
0%
63.6
全体【n=1000】
デビットカード利用意向あり層
72.8
男性【n=182】
性
別
75.3
男性【n=182】
男性【n=318】
女性【n=318】
39.8
35.2
女性【n=182】
デビットカード利用意向なし層
性
別
60%
35.5
利用意向あり 計【n=364】
70.3
女性【n=182】
利用意向なし 計【n=636】
40%
デビットカード利用意向あり層
利用意向あり 計【n=364】
性
別
20%
44.5
デビットカード利用意向なし層
58.3
61.0
55.7
11
利用意向なし 計【n=636】
33.0
男性【n=318】
32.7
女性【n=318】
33.3
性
別
80%
■■調査概要■■
≪調査タイトル≫ キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査
≪調査地域≫
全国
≪調査対象≫
ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする 20~69 歳の男女
≪調査期間≫
2015 年 2 月 21 日(土)~2 月 24 日(火)
≪調査方法≫
インターネット調査(モバイルリサーチ)
≪有効回答数≫ 1,000 サンプル
(内訳)
男性 500 サンプル(20 代 100 サンプル/30 代 100 サンプル/40 代 100 サンプル/50 代 100 サンプル/60 代 100 サンプル)
女性 500 サンプル(20 代 100 サンプル/30 代 100 サンプル/40 代 100 サンプル/50 代 100 サンプル/60 代 100 サンプル)
≪実施機関≫
ネットエイジア株式会社
12