外食産業全国初の食品リサイクル・ループ認可を取得 (平成20年11月19日付) *鹿児島発の麹菌(河内菌)を使った 源麹研究所独自のリキッド・フィード 飼料化技術により画期的な食品残さ リサイクル・システムを確立。 *高品質肉を低コストで安定確保 従来の生ゴミ養豚と異なり高品質豚肉 (軟脂にならない、ドリップが少ない、 色が鮮やかで美味い)を自らの残さを 担保に安定確保することが出来るため、 特に外食企業に大きなメリットがある。 改正食品リサイクル法(平成19年12月施行)による 再生利用事業計画(食品リサイクル・ループ)の認定について *食品リサイクル法は平成13年に施行。食品製造廃棄物、食品の売れ残り、食べ残しの発生抑 制・減少を目指すと同時に、飼料や肥料としての再生利用を促進する目的。平成19年12月改正 の理由は年間300万トン排出する外食産業(未再生率84%)で再生利用が進まない為。外食産 業での飼料化率は現状4%程度に過ぎない。 *再生利用が進まない最大の原因は生ゴミの収集運搬について各市町村毎に一般廃棄物収集 運搬業の許可が必要であり広域展開している外食産業は収集運搬が自由に出来ないこと。この 点が今回改正され、再生利用事業計画(リサイクル・ループ)の認定を受ければこの許可が不要と なった。 *源麹研究所の飼料化技術 食品残さの飼料化には乾燥飼料化とリキッド飼料化の2つの方法があるが、飼料製品として販売し にくい外食産業残さについては少ない設備投資で飼料化が可能なリキッド方式が取り組みやすい。 リキッド飼料化技術としてはヨーロッパ発の乳酸発酵方式が一般的だが、乳酸発酵は嫌気性発酵 であり攪拌と発酵の為の複雑な装置が必要で、また国内の残さに多く含まれるデンプン質や油分 の分解能力が無い為、残さの分別処理に人手が掛かる。 一方鹿児島生まれの麹(河内菌)発酵は好気性発酵なので通常の環境で攪拌・発酵出来ること、 デンプン質や油分等も分解し消化酵素を作る為、シンプルで手間の掛からない処理で高品質飼料 が作れることから、低コスト・高付加価値(美味しい肉の生産)が実現可能。更に免疫抵抗力の強い 健康な豚が育ち環境負荷の少ない(臭いや蝿の無い)養豚が可能になることから養豚業者にとって のメリットも大きい。
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