校長室の窓から - 保護者の方、地域の方に支えられて - 校 長 山 本 千 津 子 明けましておめでとうございます。 本年もどうかよろしくお願いいたします。 昨年10月11日の土曜学習の日に、保護者の方々に参加していただいて、「親学び講座」を行いました。 その際に、講師に来ていただいたのが、滑川市在住の奥村眞知子先生です。親学び講座が終わってから校長室 でしばらくの間お話をすることができました。奥村先生は、平成4年4月から平成8年3月までの4年間、北 加積小学校に教頭先生として勤務なさっていたそうです。平成5年4月に、岡本芳子先生が校長先生として赴 任されました。北加積小学校28代目の校長先生で、北加積小学校で初めての女性の校長先生です。女性校長 と女性教頭という、校長教頭二人とも女性であるというのは富山県で初めてだったそうで、教育委員会から、 しっかり頑張るようにと叱咤激励されたとのことです。そのことについて、奥村先生は、「岡本校長先生も私 もすごくプレッシャーを感じたけれども、北加積小学校の保護者の方と地域の方が、学校に大変協力的でいろ いろと助けてくださったからなんとかやってこられました。すべて、保護者の方や地域の方のおかげです。」 とおっしゃいました。奥村先生のお話を聞いて、私は、「奥村先生、私も奥村先生と同じです。私も保護者の 方、地域の方に助けていただいてなんとかやっています。北加積小学校は本当に保護者の方、地域の方が素晴 らしくとてもよい学校です。」とお話ししました。 私は、現在北加積小学校の校長3年目です。平成24年4月に着任したとき、教頭先生は上田良美先生でし た。平成25年度、26年度と教頭先生は大野晴美先生です。このように平成24年から3年間は、校長教頭 二人とも女性です。なんとかやってこられたのは、保護者の方、地域の方がいつも親身になって支えてくださ ったおかげであると思っています。 もちろん、北加積小学校の保護者の方、地域の方は、校長や教頭が男性でも女性でも、協力を惜しまれない と思っていますが、この3年間、私はいつも感謝の気持ちでいっぱいでした。 保護者の方、地域の方の協力や支えに応えるためにも、「子供たちみんなの笑顔が輝く、楽しい北加積小学 校」となるように、今年も教職員一丸となって全力で頑張りたいと思います。 昨年12月、寒い時期ではありましたが、初めての学習発表会を行い、保護者の方、ご家族の方、地域の方 に、子供たちの成長した姿や頑張る姿を見ていただきました。今年も、子供たちが一生懸命に頑張る姿を見て いただく機会を多くもちたいと考えています。 <北加積小学校の素敵パート3> 今年度は、保護者の方や地域の方にあまり知られていない、北加積小学校の素敵な物やことがらを紹介して います。北加積小学校の素敵パート1(学校だより4月号)では、グラウンドの海側にある「桜の木」を、素 敵パート2(学校だより9月号)では、校舎の左側の外壁にある「大きな壁画」を紹介しました。 今回紹介するのは、校舎2階のミーティングルームにある縦3.6メートル、 横3.6メートルの「壁画」です。 この壁画は平成5年に富山県立近代美術館の企画展「わたしたちの壁画」 の第12回展に出品されたものです。北加積小学校の創立120周年の記念 すべき年に、当時の3年生と4年生94名がみんなで力を合わせて制作した そうです。 遠くに立山連峰が見え、校庭にはきれいな赤や紫の花が咲き、緑あふれる 様子が描かれています。校庭の一角にある木登りの森の中には、昔、北加積 小学校で、授業の始まりや終わりを知らせるために使われていた「純和の鐘」 が描かれ、その鐘から校歌が流れている様子も描かれています。 花や草、そして虫たちは、ビニールの板を小さく切ってモザイクにしてボ ンドで貼り付けてあります。桜の木は和紙を貼ってちぎり絵にし、小さな妖 精達は画用紙に描いて貼り付けるなど、たくさんの工夫が見られます。妖精達が楽しく音楽会を行っている様 子を表したのだそうです。 子供たちは夏休みにほぼ毎日学校に来て壁画作りを行い、暑くて大変だったそう ですが、仕上がったときは、素敵で自慢できる壁画になったと大喜びしたそうです。 この壁画に描かれているように、自然豊かな素晴らしい環境で、北加積小学校の子供たちが 楽しい学校生活を送れるように日々努力したいと思っています。
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