新体制がスタート - 大阪市立大学ボート部

大阪市立大学ボート
大阪市立大学ボート部
ボート部
2015年度
2015年度 第1回部報
2014年 11 月 8 日
全日本新人選手権大会(10 月 3 日~5 日:戸田漕艇場)
戸田漕艇場)
男子舵手つきフォアが
男子舵手つきフォアが第三位
つきフォアが第三位に
第三位に入賞しました
入賞しました!
しました!
写真左
写真左から 渡辺(Bow
渡辺(Bow)
(Bow)、渡瀬
、渡瀬(
渡瀬(2番)、島(Stroke)
(Stroke)、松井
、松井(
松井(3番)、蘆田
、蘆田(
蘆田(Cox)
ox)
1. 部長コメント
2. 監督コメント
3. インカレ戦績報告
4. 全日本新人選手権 戦績報告
5. 14 年度シーズン 主将・女子主将・主務コメント
6. 15 年度シーズン 主将・女子主将・主務コメント
7. 現役部員コメント(全日本新人を終えて)
8. 編集後記
1
1.部長コメント
「漕艇部」にとっての新年度にかけて
部長 中瀬哲史
現在,漕艇部部長をしております,昭和 62 年卒業の中瀬哲史です。いつも私ども漕艇部
の活動にご理解いただき,ご協力いただきましてありがとうございます。
さて,また新しい年度が始まりました。そして,幸先よく,この 10 月 3 日から 5 日にか
けて埼玉県戸田ボートコースにて行われました第 55 回全日本新人選手権大会の男子舵手付
きフォア種目にて第 3 位に入賞いたしました。すでに大学のホームページでも紹介されて
おりますので,ご存じの OB,OG の方はたくさんいらっしゃるのではないかと思いますが
ご報告します。よく頑張ってくれました。
今回,「ボート部」ではなく「漕艇部」と表記いたしました。「ボート」は私たちの部員
らが乗る手段であるのに対して,「漕艇」とは「ボートを漕ぐ」という動作をあらわしてい
るように思えて,改めて他クルーよりも速く「ボートを漕ぐ」ことを意識したいと思いま
した。他クルーよりも速く私たち大阪市立大学クルーが「ボートを漕ぐ」ことができるよ
うに,現役部員は奮闘し,私たち OB,OG は物心両面でサポートします。そして,この年
度替わりには,紅橈会において毎年総会が開催され,前年度の報告,次年度に向けた取組
みの報告が行われるとともに,4 回生に対して記念品が贈呈されます。
私は,特にこの 4 回生への記念品を贈呈いただく紅橈会に対し,部長として,教員とし
てとても感謝申し上げるのです。というのは,記念品を贈呈する対象は,対校エイト・メ
ンバーだけではなく,優秀な成績を収めたものだけではなく,すべての 4 回生だからです。
彼ら 4 回生は,ここまで漕艇部を引っ張ってくれました。だからこそ,皆様とともに心か
らご慰労したいし,お礼をお伝えしたいし,そしてこれからは同じ OB,OG として市大漕
艇部を支えてほしい,応援してほしいと考えるのです。
今回,新しく OB,OG として加わってくれた「4」回生も含めてこの漕艇部を今まで以
上に盛り上げていきたいと思います。今年度もどうぞよろしくお願いします。
2
2.監督コメント
「極める」
監督 福本淳二
今シーズンは全日本新人選手権で男子フォアが3位という快挙で閉じることができまし
た。総じて男女共昨年より進化が見られ、特に男子は関西でのトップクラスにようやく肩
を並べることができました。しかし残念ながら関東勢との差は大きく更なる努力が必要で
す。
我々が目指すところはもっと高いところにありますがその実現に向け大きく前進した点
があります。それは最も重要視してきた「体質」の強化で高く評価でき今後の当校の強化
のスピードアップが期待でき大変明るい材料となりました。要点を整理しますと
①PDCA手法の駆使により課題の明確化と共有ができ、適切に課題の解決ができた。
②年間日程や練習内容の計画精度が上がり効率的且つ重点指向で先手が打てるようにな
った。
③マネージャー活動が飛躍的に上質化し戦績に大きく貢献した。
④コーチ陣の充実により艇速や試合戦略の大きな進歩が実現した。
⑤会議帯の充実とそれを主とする運営により組織力、総合力が向上した。etc
このようにコアテキストに代表されるようにシスティマティックに標準化された組織運用
による総合力の向上は誠に顕著で、他校に対しても大きくリードしていると思われます。
これは、今後我が校が大きく飛躍するための基盤が整備され勝利を目指す環境は比べもの
にならないほど強化されたといえます。部員の諸君はもとより OB・OG そして指導陣の結
集の賜物です。大学当局の支援も忘れてはなりません。期待も大きく我々の大きな励みと
なっています。
このように毎年の「歯止め」がかかるようになり積み重ねの効果がでる構造が構築でき
るようになったことで高い目標を達成できる可能性が高まりました。とはいえ、頂点をめ
ざすには課題が満載です。来年こそは全日本で我々の集大成を実現すべく、そしてご支援
を頂いている多くの方々に報いるべく、決意を新たに邁進しましょう。それには今までに
ない次元の違う対策を準備し「極める」ことが必要でしょう。幸いにして今まで努力して
きたこが着実に成果に結びついていることに自信を持ちながら厳しく臨みましょう。大輪
を咲かせるために。
3
3.インカレ戦績報告
男子舵手なしペア
男子舵手なしペア(
なしペア(林・溝口)
溝口) 敗者復活
レース No.
72
クルー
2000m
順位
レーン
進出
慶應義塾大学
7’18”61
1
3
*
明治大学
7’23”12
2
2
*
東海大学
7’26”13
3
4
岡山大学
7’35”20
4
5
大阪市立大学
7’41”55
5
1
クルー
2000m
順位
レーン
進出
鈴木(東京海洋大学)
8’06”52
1
3
*
高石(追手門学院大学)
8’24”02
2
4
末吉(
末吉(大阪市立大学)
大阪市立大学)
8’53”24
3
2
前浜(鹿児島大学)
9’33”28
4
5
男子シングルスカル
男子シングルスカル(
シングルスカル(末吉)
末吉) 敗者復活
レース No.
89
男子舵手つきフォア
男子舵手つきフォア(
つきフォア(大石・
大石・村上・
村上・中原・
中原・渡辺・
渡辺・木下)
木下) 敗者復活
レース No.
116
クルー
2000m
順位
レーン
進出
岡山大学
6’59”62
1
3
*
熊本大学
7’00”58
2
4
*
大阪市立大学
7’05”84
3
2
大阪工業大学
7’11”92
4
5
滋賀大学教育学部
7’26”98
5
6
滋賀大学経済学部
7’42”11
6
1
男子エイト
男子エイト(
エイト(太田・
太田・島・渡部・
渡部・渡瀬・
渡瀬・松井・
松井・中小路・
中小路・堀田・
堀田・原田・
原田・廣岡)
廣岡) 敗者復活
レース No.
127
クルー
2000m
順位
レーン
進出
早稲田大学
6’05”31
1
3
*
東京経済大学
6’19”54
2
4
大阪市立大学
6’20”18
3
5
神戸大学
6’24”21
4
1
北海道大学
6’26”77
5
2
4
女子シングルスカル
女子シングルスカル(
シングルスカル(山口)
山口)敗者復活
レース No.
78
2000m
順位
レーン
進出
則近(鹿屋体育大学)
8’30”70
1
3
*
山口(
山口(大阪市立大学)
大阪市立大学)
8’52”63
2
4
清水(共立女子大学)
9’13”49
3
2
伊藤(大阪府立大学)
9’48”36
4
5
2000m
順位
レーン
進出
明治大学
8’19”06
1
3
*
大阪市立大学
8’34”21
2
4
*
成蹊大学
8’36”20
3
2
立教大学
8’41”49
4
5
山口大学
8’58”90
5
1
名古屋工業大学
9’02”11
6
6
2000m
順位
レーン
進出
富山国際大学
7’29”57
1
3
*決勝
東北大学
7’42”47
2
4
*順決
関西大学
7’53”97
3
5
大阪市立大学
7’55”47
4
2
クルー
女子ダブルスカル
女子ダブルスカル(
ダブルスカル(舩橋・
舩橋・北野)
北野)敗者復活
レース No.
97
クルー
準決勝
レース No.
151
クルー
女子舵手つきクォドルプル
女子舵手つきクォドルプル(
つきクォドルプル(畑・長濱・
長濱・佐伯・
佐伯・松井史・
松井史・三島)
三島)敗者復活
レース No.
123
クルー
2000m
順位
レーン
進出
明治大学
7’27”75
1
3
*
一橋大学
7’37”65
2
4
大阪市立大学
7’50”35
3
2
鳥取大学
8’08”73
4
5
5
4.全日本新人選手権 戦績報告
男子舵手つきフォア
男子舵手つきフォア 勇(蘆田・
蘆田・島・松井・
松井・渡瀬・
渡瀬・渡辺)
渡辺)
予選
レース No.
39
クルー
2000m
順位
レーン
進出
立教大学 A
6’48”33
1
5
*
大阪市立大学
6’59”36
2
4
熊本大学 B
7’33”15
3
2
西南学院大学
8’29”68
4
3
クルー
2000m
順位
レーン
進出
大阪市立大学
7’24”68
1
3
*
東北大学
7’45”75
2
4
*
熊本大学 B
7’58”85
3
2
新潟大学
8’22”49
4
5
クルー
2000m
順位
レーン
進出
大阪市立大学
7’07”12
1
2
*決勝
北海道大学
7’09”63
2
3
*順決
早稲田大学
7’25”55
3
4
同志社大学 A
7’31”37
4
5
クルー
2000m
順位
レーン
立教大学 A
6’51”51
1
2
立命館大学
6’53”46
2
3
大阪市立大学
6’54”20
3
4
富山国際大学
6’59”22
4
5
敗者復活
レース No.
85
準決勝
レース No.
112
決勝
レース No.
127
進出
→ 第3位入賞!
6
男子ダブルスカル
男子ダブルスカル あい(
あい(村上・
村上・木下)
木下)
敗者復活
レース No.
75
クルー
2000m
順位
レーン
進出
日本体育大学
7’38”05
1
3
*
法政大学第二高校
7’49”36
2
2
大阪市立大学
7’53”41
3
4
岐阜経済大学
7’54”33
4
5
一橋大学 C
8’49”64
5
1
2000m
順位
レーン
進出
日本体育大学 B
8’09”53
1
3
*
浦和第一女子高校
8’16”33
2
2
大阪市立大学
8’18”24
3
4
クルー
2000m
順位
レーン
進出
富山国際大学
8’29”72
1
4
*
熊本大学
8’32”39
2
3
今治西高校
9’06”20
3
2
一橋大学 A
9’23”46
4
1
大阪市立大学
9’25”92
5
5
2000m
順位
レーン
進出
小林(立教大学 A)
9’35”27
1
3
*
村(富山国際大学 E)
9’47”25
2
4
入澤(岡山大学)
9’56”14
3
2
三好(
三好(大阪市立大学)
大阪市立大学)
10’49”30
4
5
女子舵手つきクォドルプル
女子舵手つきクォドルプル(
つきクォドルプル(馬場・
馬場・上原・
上原・舩橋・
舩橋・松井・
松井・古川)
古川)
敗者復活
レース No.
89
クルー
女子ダブルスカル
女子ダブルスカル あやめ(
あやめ(濱崎・
濱崎・東出)
東出)
敗者復活
レース No.
80
女子シングルスカル
女子シングルスカル 凛(三好)
三好)
敗者復活
レース No.
62
クルー
7
5. 14 年度シーズン 主将・女子主将・主務コメント
前主将 渡部兼三
2014 年度キャプテンを務めさせていただきました渡部です。昨シーズンを振り返ると、
まず、結果を残せなかったことが最初に思い浮かびます。やはりインカレはレベルの高い
ものでした。多くの課題を克服してきたつもりでしたが、それでも及びませんでした。私
はまだまだ甘かったようです。しかし、結果は残すことは出来ませんでしたが、クリアで
きた課題があったという実感もあります。後輩には克服できた課題とできなかった課題を
見つめ直し、来年こそはインカレ最終日に残ってもらいたいと思います。
最後に、私がボートというスポーツに真剣に打ち込めたことはこの大阪市立大学ボート
部のおかげです。4 年間胸を熱くし、喜び、悔しがり、涙を流した日々を私は忘れません。
このような貴重な経験をさせて頂いたことに深く感謝します。皆様、本当ありがとうござ
いました。今後は何らかの形で恩返しが出来たらと思います。
前女子主将 畑希恵
昨シーズン女子主将を務めさせていただきました畑希恵です。昨シーズン、対校クォド
はインカレ最終日を目標に、練習量や強度を大幅に強化しました。朝はどのクルーよりも
早く出艇し、時間管理を徹底することでメリハリのある練習を行い、練習メニューについ
ては、長距離の漕ぎ込みを中心に行ってきました。その成果として体力面が大きく向上し、
特にエルゴ値については他大学と比較しても遜色のないほどに成長しました。しかし、反
省として、試合で形に残る結果を上げることができませんでした。体力・技術・試合力等々、
私たちにはまだまだ足りない部分があり、勝つということの難しさを改めて実感しました。
強化メンバーについては、人数が増えた分試合に出場できない者も増えましたが、競い
合い、励まし合いながら目標を持って練習しています。強化メンバーのレベルが上がるこ
とでチームとしてさらに強くなることができると思います。
現在女子漕手は、昨シーズンの反省をもとに既に次のインカレに向け動き出しています。
今年度の目標もインカレ最終日です。次こそは実現できると信じています。最後になりま
したが、昨シーズンはたくさんの応援をありがとうございました。
8
前主務 小山修平
こんにちは。前主務を務めさせて頂きました、小山修平です。14 年度を始めるにあたり、
人数の増えたマネージャー陣の一人一人の個性を活かしたマネジメントを行う事を心がけ
ておりました。主務としてマネージャーを統括して活動する中で、後輩達がどんどん逞し
くなっていく姿が嬉しく、また頼もしくもありました。
また、そんな思いの中でシーズンに入り、朝日レガッタで決勝に進出できた事や定期戦
で勝利できた事は、自分達マネージャーがやってきた事は正しかったのだという自信にも
繋がりました。
ただ、最終目標であったインカレでの決勝進出に届かなかった事は、自分の主務として
の力不足にも原因があると思っています。この悔しさを後輩への期待へと変えて、15 年度
は更なる飛躍を遂げて欲しいと思っております。
この 1 年間は本当に数多くの方々に支えて頂きまして、誠にありがとうございました。今
後とも、大阪市立大学ボート部への変わらぬご声援をよろしくお願い致します。
6.15 年度シーズン 主将・女子主将・主務コメント
主将 原田正喜
今年度主将を務めさせて頂きます、三回生漕手の原田正喜です。私が主将になる際に 1
番に思ったのは、部の仲間たちと喜びを分かち合いたいということです。そして、そのた
めに応援して頂いている人たちの期待に応えたいということです。
ではどうすれば期待に応えられるのかと考えました。その唯一の方法は試合で結果を出
すことだと思いました。そのためには日々の練習で周りに良い影響を与えて、巻き込んで
いける選手になることが必要になります。そうしているうちに、自分の漕ぎや練習に対す
る姿勢に対して自信を持った選手がひとり、またひとりと増えていくと思います。自信を
持った選手間での競争がクルーの質を高め、強さに繋がっていくはずです。そうすればク
ルーの雰囲気として、今までは格上として存在していた戸田勢にも、
「勝って良いのだ」と
いう気持ちが生まれてくると思います。ここまでくればあとは試合で思う存分自分たちの
漕ぎを発揮するだけになります。
このように考えていくと、まず主将になった私がするべきことは自分が自信を持った選
手になることであり、必死に練習することなのだという当たり前の考えに至りました。
今年は辛いことにどれだけ耐えられるかという一年になると思います。それでもインカレ
で勝つためにやっている、ということを常に考えて練習したいです。どうぞ応援よろしく
お願い致します。
来年の 8 月、成長し続けた大阪市立大学ボート部の選手たちは、ゴールした瞬間に全員が
大喜びします。練習中の私の頭の中はこのイメージでいっぱいです。
9
女子主将 山口陽子
今年度女子主将を務めさせて頂きます、三回生漕手の山口陽子と申します。今年も一回
生は約 30 人入部し、今年度の女子ロー部員の数は、一回生 9 人、二回生 8 人、三回生 9 人
の計 24 人で過去最大規模となっております。人数の増加に伴って競争率も高くなり、年々
女子も強くなってきています。艇の不足などの悩みもありますが、強くなってきていると
いうことは非常に喜ばしいことです。
今年度の女子ローの目標は、
「インカレ最終日」です。この目標を達成すべく、来シーズ
ンの対校候補となるメンバーは週 11 モーションから週 14 モーションで、毎日懸命に練習
しております。下回生もそんな上回生に追いつこうと頑張っています。女子全体としては
強くなってきているものの、トップ層のレベルは戸田勢に比べればまだまだです。しかし
ながら、インカレ最終日という目標は、死に物狂いで頑張れば必ず達成できる目標である
と私は思っています。昨シーズンのインカレで、神戸大学は6位入賞という結果を残しま
した。女子舵手つきクォドルプルでは関東勢ばかりが入賞する中、関西選手権・神戸選と
競ってきた神戸大学がインカレ最終日を成し遂げました。私にとってこの結果は、悔しい
思いを持つとともに、「来年こそは絶対に」という思いがより一層増したきっかけでもあり
ます。
来年こそは皆様に良い報告ができるよう、部員一同精一杯頑張りますので、どうぞこれ
からも応援よろしくお願い致します。
主務 杉浦歩
今年度ボート部で主務を務めさせて頂きます、3 回生の杉浦です。現在、市大ボート部に
は 30 人近くのマネージャーが所属しています。これほど多くのマネージャーが活動してい
る団体はそうそうないのではないのかと思います。この多くのマネージャーは今、一人一
人に役割があり多くの仕事をこなしています。私は主務として今シーズンただ仕事をこな
すことを目的とするのではなく、今のボート部に足りていないものを補いたく思います。
そのためには、ただ艇庫で書類を作成するのではなく他団体との渉外や学校などへの部の
宣伝などでアクティブに自身が動き回りボート部がより大きくなるよう尽力すること、そ
れが大事だと考えています。しかし、それができるのも試合で良い成績を残してくれる漕
手や数多くのマネージャーがいてこそであり、相互に支え合いお互いが活動しやすい環境
を作り出す、その姿こそが今の市大ボート部であります。この関係を効率的に発揮させ来
年の夏には部の目標を達成することが私の最大の役目であり、今のボート部組織にはその
ための十分な基盤はできていると私は思います。これからの 1 年間、どうぞよろしくお願
い致します。
10
7.現役部員コメント(全日本新人を終えて)
二回生 松井亮介
こんにちは。二回生男子漕手の松井亮介です。私は 10 月に行われました全日本新人選手
権に同期の島、渡瀬、渡辺、蘆田とともに舵手付きフォアとして出漕させて頂きました。
結果として第 3 位に入賞することができました。
全日本という名のつく大会でメダリストになれたことは素直に嬉しいですし、戸田勢に
大阪市大の漕ぎを見せつけられたことは今後の自信にも繋がります。ですが、私が一番印
象に残っているのは、戸田という桜ノ宮から遠く離れた地に行っても市大を応援してくだ
さる方がたくさんいるということです。それは、OB、OG の方々です。
今大会はレース本番 3 日ほど前から戸田に行ったのですが、ある OB の方はその日から
毎日練習を見に来て下さっては「頑張ってな!」という言葉をかけて下さいました。さら
に、大雨で極寒という劣悪な天候の中の決勝のレースでも、私たちがアップしている時に
「市大、がんばれ!」と大声で言ってくださった声が今でも耳に残っています。現役部員
以外にも応援してくれている、ということが改めて実感できた瞬間でした。
私がこうして毎日のように船に乗りボートを楽しむことができているのは、支援をして
くださる OB・OG の方々をはじめ、指導して下さる指導陣、練習をサポートしてくれるマ
ネージャー、私に部活を続けさせてくれる家族、そして同じ志を持つ仲間がいるからです。
市大はまだまだ速くなります。長い長い市大ボート部の歴史にこれからも新しい足跡を
残していきます。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いします。
二回生 蘆田裕大
二回生 cox の蘆田です。10 月 3~5 日に行われました全日本新人選手権大会に、M4+
の cox として出場させていただきました。
私は昨年の加古川レガッタが終わってから cox に転向し、cox として試合に出場するの
はオックスフォード盾レガッタに続いて 2 度目でした。クルーの島、松井、渡瀬、渡辺
はこれまでも対校として試合に出場し、今年の全日新は良い結果を残せると周囲に期待
を持たれていましたが、自分はそれに貢献できるのかと少し不安でした。ボートを始め
てたった 1 年半の未熟な 5 人でしたが、優勝を目標にクルーを組み、浜寺に通ったり乗
艇練習を増やしたりと、試行錯誤しながら艇速アップに努めました。しかし結果は目標
には及ばず、3 位入賞でした。決勝では立教大学、立命館大学にあと一歩のところまで迫
りながらも差しきることができず悔しい気持ちもありますが、全日本と名のつく大会で
メダルを獲得できたことを素直に嬉しく思います。
私は cox としてまだまだ未熟ですが、今回戸田で決勝まで経験することができたことに
自信を持って、冬モーション、そして次のシーズンへと大阪市立大学の勝利に貢献でき
るよう頑張っていきたいと思います。
11
二回生 古川奈央子
二回生漕手古川奈央子です。全日本新人選手権には女子舵手つきクォドルプルのバウと
して出漕させて頂きました。今回の全日本新人では、男子フォアが 3 位入賞している中で
女子は全クルー予選・敗者復活戦敗退という結果となってしまいました。
今回の女子のクルー編成は、個々の技術などを考えつつエルゴ値を各クルーが均等にな
るように組みました。男子のようにエルゴが回るものから順に対校としてクルーを組み、
とにかく結果を残すことを目指す方法もありましたが、女子は今シーズン対校に乗ってい
た者と強化だった者が同じ艇に乗り、全員が対校として練習して試合に臨みました。
今年の関西選手権は対校クォドが予選敗退、強化クォドが決勝進出という結果でした。
対校が敗退してしまっても、他のクルーが勝ち残る。そのように市大全体として強くなっ
ていくためには、対校だけではなく強化メンバーも強くなる必要があります。そのために、
今回のクルーの組み方は市大が勝っていくために重要なことであったと私は考えています。
もちろん男子のように結果を残せなかったことは悔しく、この悔しさは私だけでなく二回
生女子漕手全員が感じています。この悔しさと、対校として練習し試合に出た経験をこれ
からに繋げて、対校クルーと強化クルー、全員で強い市大をつくっていきたいと思います。
二回生 三好真祐子
二回生女子漕手の三好真祐子です。今回の全日本新人にはシングルスカルで出漕させて
頂きました。この期間を通して、私は自分がどれだけ周りに支えられているのかを実感し
ました。当然のことながら、シングルスカルは準備も片付けも自分でしなければなりませ
んし、万が一の時に事故を防げるのかも全て自分にかかっています。また、どれだけ辛い
練習メニューでも、自分が漕がない限り陸には上がることができません。メニューが厳し
くなって体力的にも精神的にも疲れ、体調を崩してしまったこともありました。そんな時
には漕手の皆やコーチが励ましをくれ、自分が今までやってきたことに自信を持つことが
できて、自分なりに出来ることをやろうと思えました。慣れない戸田でのレースがいよい
よ迫り不安はありましたが、同期の漕手・マネージャー・先輩方・コーチ、そして OB の
方々といったたくさんの方々に囲まれているのだから絶対に大丈夫だと思えました。この
経験を生かして、今度は私が厳しい練習やプレッシャーで辛くなっている人の支えになれ
るような存在になりたいと思います。
8.編集後記
OB・OG の皆様には平素よりボート部へのご支援を頂きまして誠にありがとうございま
す。全日本新人選手権での第三位入賞は、皆様にも喜んで頂けているでしょうか。今後も
皆様に良い結果をご報告できるよう、来年のインカレを最終目標として部員一同邁進して
参ります。また、今回は別紙にて全日本新人男子舵手つきフォアを特集した壁新聞も発行
しており、HPに掲載する予定ですので、そちらも是非ご覧頂ければと思います。
これからも変わらぬご支援・応援のほどよろしくお願い致します。
文責:広報担当 二回生 佐野裕里香
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