白山という山 私は、京都大学の山岳部の仲間と白山に登ったことがある。二回生の時だったと思うの で、もう50年以上前のことであるので、記憶も薄れてしまっているが、その時の記憶に 基づいて白山という山の紹介をしておきたいと思う。私は、「山地拠点都市構想」後編の 第1章第1節 「オールランドな山登り・・・京大山岳部の思い出」では、「深い雪の中を ラッセルして白山に登ったことがある」と書いてしまったが、よくよく思い出してみる と、あの時は春山であったようだ。 したがって、ラッセルはしなかったようだ。雪はだいぶ残っていて、急な斜面をぐんぐん 登っていったが、その足跡を数人のパーティーがついてきらしい。私たちがテントを張り 終わった頃、彼らは私たちのテントのところにやってきた。もう夕方になっていた。彼ら はテントを持っていないというので、私たちと一緒に重なるようにして寝たことを覚えて いる。思い出すとぞっとする話で、春山と言えどなめてかかると死んでしまう。私たちが いたから良かったものの、彼らは危なかった。最近は特に、山の恐ろしさを知らずに登山 する人が多いようだが、 山というものは「山に入る作法」というものがあって、夏山といえども決してなめてか かってはならない。 白山という山は、霊山であり、とても好い山であり、皆さんにも機会があれば一度は登っ てもらいたいと思うが、アプローチが長いので、やはり良きリーダーと一緒に登った方が いい。お年寄りの場合は、ガイドにお願いし一緒に登ってもらった方がいい。白山には 「ネイチャープロジェクト白山」というNPOがあって、ネイチャーガイドの依頼を受け付 けておられる。 では、私の「春山白山」の思い出を画像でご紹介するとしよう。 ( http://blog.livedoor.jp/gifu_a_c/archives/7232171.html による) ( http://blog.livedoor.jp/gifu_a_c/archives/7232171.html による) ( http://79476925.at.webry.info/200906/article_2.htm による) ( http://79476925.at.webry.info/200906/article_2.htm による) ( http://blog.livedoor.jp/gifu_a_c/archives/7232171.html による) 白山という山は、霊山であり、とても好い山である。しかし、白山登山となるとそう簡単 にはいかない。したがって、私としては、一般の人びとには、麓(ふもと)からその美し く堂々とした姿を眺め、白山に対する思い、白山信仰に対する思いを馳せていただくこと をお勧めする。白山の周辺には温泉もあるし、何よりも白山信仰の拠点というべきところ もある。 では、霊峰白山の美しく堂々とした姿をご紹介しよう。 加賀白山 駿河の富士山、越中の立山、そして、加賀の白山を日本の三名山と称します。白山は、石川、福井、富山、 岐阜の4県にまたがり、峰々が屏風のように美しい山容を望むことができるのが、加賀四湯(加賀温泉)の ある南加賀地域です。南加賀地域の人々は、霊峰白山とあがめ、その恵みに感謝しつつ豊かな郷土を愛し、 誇りをもって暮らしています。 ( http://www.kaga410.com/about/ による) 越前白山 九頭竜川河畔の桜並木は一目千本といわれ、奥越の桜の名所として知られています。 清流と山々の残雪に映えて咲き乱れる桜は格別です。 ( http://monogatari.hokuriku-imageup.org/nature/vol3/01/fukui.html による) 石徹白からの白山 全国に白山信仰を広めた人々「白山の御師」の子孫が、 今も生活を営む白山信仰の山里、 郡上市石徹白から望む初冬の白山です。 石徹白を訪れる人はきっと、 その不思議な空間ややさしい人々に心を奪われることでしょう。 ( http://info.kan-hakusan.jp/archives/2007/12/post_228.html による) 美濃白山 郡上市には霊峰白山があります。8世紀に泰澄(たいちょう)大師が開山し、以降白山信 仰が広まるとともに、特に白鳥町長滝白山神社を拠点とする美濃禅定道 は、上り千人下 り千人と言われ、多くの参拝客で賑わいました。コースには、阿弥陀ケ滝(あみがた き)、白山中居(ちゅうきょ)神社、いとしろ大杉など多く の見どころがあり、道の駅 白鳥の隣にある白山文化博物館では、国の重要文化財も展示しています。 毎年1月6日には、長滝白山神社で六日祭(花奪い祭り)が 行われます。 ( http://www.gujokankou.com/about/about03 による)
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