News Flash China Tax and Business Advisory 持分・資産の移転および非貨幣性資産投 資にかかる企業所得税処理に関する国家 税務総局の最新の見解 June 2015 Issue 24 概要 2014 年末、財政部および国家税務総局は、財税 [2014] 109 号 (以下「109 号通達」)および財税 [2014] 116 号(以下「116 号通達」)を共同で公布し、企業再編に係る企業所得税の関連規定 1 を大幅に改定しました。 109 号通達および 116 号通達の公布後、これら 2 つの通達に税収管理面からいくつか問題点があると複数 の企業が指摘しました。これを受けて、国家税務総局は最近になり国家税務総局公告 [2015] 33 号(以下「33 号公告」)および国家税務総局公告 [2015] 40 号(以下「40 号公告」)を公布し、それぞれ 116 号通達および 109 号通達第三条の実施規定を明確にしました。企業経営者は、33 号公告および 40 号公告が既存または 将来的な M&A または企業再編取引に及ぼす影響を評価し、関連取引が企業所得税法における特殊性税務 処理の対象となるよう、取引構造、契約および会計処理に関して合理的な取り決めを行い、関連する税務コスト を最小限に留めることが課題となります。 詳細 特殊性税務処理の対象となる持 分・資産の移転 109 号通達第三条では、直接完 全支配関係にある中国居住者企 業間の中国国内におけるグルー プ内の持分および資産の「移転」 に関する新たな特殊性税務処理 が規定されており、以下の条件を 全て満たすことが求められます。 払出側と受入側の投資関係 が以下のいずれかに該当す ること。 − − 払出側と受入側が直接 完全支配関係にある。或 は、 払出側と受入側は、同一 の居住者企業または居 住者企業の同一の企業 グループにより完全支配 されている。 持分または資産は正味帳簿 価額で「移転」されること。 払出側あるいは受入側のど ちらも会計上の損益を認識し ないこと。 取引が、税務目的ではなく、 合理的な事業目的を有する こと。及び、 取引後 12 ヶ月にわたり当初 の事業内容に変更がないこと。 中国国内における企業グループ 内の持分・資産の「移転」が上記 の全ての条件を満たす場合、以 下の規定に従い特殊性税務処理 が適用されます。 払出側あるいは受入側のど ちらも移転からの所得を認 識する必要はない。 受入側に移転された資産・持 分の課税基準は払出側の当 初の正味帳簿価額を基に算 定される。 受入側に移転された資産は 当初の正味帳簿価額を基に 減価償却額を計算し控除す る。 40 号公告下における持分・資産 の移転に関する規定の明確化 109 号通達第三条は、直接完全 支配関係にある中国居住者企業 間の中国国内におけるグループ 内の持分および資産の「移転」に 適用されます。 www.pwccn.com News Flash — China Tax and Business Advisory しかし、「移転」(中国語では“划转”、 China Tax News Flash 2015 Issue 1 を参照) という表現は、法律、商習慣および会計 概念上、一般的ではないため、契約や価 格、会計・税務処理に関する 109 号通達 第三条の取り扱いには、企業と地方税務 機関との間で常に混乱が生じてきた経緯 があります。 109 号通達第三条に関するもう一つの問 題は、なぜ「移転」取引において受入側 が受け取る資産の課税基準と減価償却 基準が、会計概念である当初の正味帳 簿価額を基に算定されるかということで す。 40 号公告では、特殊性税務処理が適用 される「移転」の 4 つのケースが明記さ れており、また受入側が受け取る資産・ 持分の課税基準は、それらの当初の課 税基準に基づき算定され、減価償却基 準もそれに従うと規定されています。本 稿の付録にて、4 つのケースにおける取 引の詳細な流れ、契約価格、会計処理 および関連する企業所得税特殊性税務 処理の概要を記載しました。 上記の 4 つのケースから、109 号通達第 三条の「移転」という表現は、特に中国国 内で直接完全支配関係にある居住者企 業間のグループ内における持分および 資産の移転を指すものであると理解され ます。また取引の対価として現金の支払 いがないため、契約、会計および企業所 得税の観点から、当該取引は持分投資 または投資の回収として処理するものと 理解されます。 さらに、移転後から連続した 12 ヶ月以内 に当初の事業内容、企業の性質、並び に資産あるいは持分構造に変更があり、 2 特殊性税務処理の適用が不適切である と判断された場合は、移転取引における 双方は一般性税務処理の規定に従い、 取引発生年度の企業所得税納税申告書 を調整しなければなりません。一方で、 40 号公告では、一般性税務処理の具体 的処理方法も規定されています。 33 号公告下における非貨幣性資産へ の投資に関する規定の明確化 116 号通達では、ある居住者企業が別の 居住者企業の持分に対する投資から生 じた非貨幣性資産の評価益は 5 年以内 で償却し、これに係る企業所得税を分割 して納付することが認められています。 非貨幣性資産の投資は、本質的に財税 [2009] 59号通達で規定する資産の取得 および109号通達第三条で規定する持 分・資産の移転です。59号通達および 109号通達第三条下の特殊性税務処理 の適用を申請する場合、払出側は企業 所得税を納付する必要がないため、116 号通達下の課税猶予よりも望ましい処理 であると言えます。 33号公告において、国家税務総局が関 連規定をさらに明確化したことは、歓迎 すべきことでしょう。これにより、116号通 達、59号通達および109号通達第三条下 の特殊性税務処理の要件を同時に満た す非貨幣性資産への投資については、 各企業が裁量に基づき、いずれか一つ の税務処理を選択することが認められま すが、一度選択された税務処理について、 その変更は認められません。この点に関 し、企業は自社にとって最も有利な企業 所得税処理方法を選択する権利が留保 されています。 まとめ 33号公告および40号公告では、非貨幣 性資産への投資および持分・資産の移 転がより明確化され、中国においてM&A 或は企業再編取引を実施する予定の居 住者企業にとり企業所得税処理の確実 性が確保されることとなりました。 しかしながら、109号通達第三条および 40号公告では、移転された持分・資産に 関連する双方の会計処理、契約価格お よび提出資料に関する詳細な要件(例: 移転は正味帳簿価額に基づいて実施す ること/会計上、損益は認識されないこと /会計処理に関連する文書を提示するこ と等)が規定されていることに留意すべき でしょう。したがって、企業の経営者にお かれましては、本稿で取り上げた事業上 の取り決めを実施する前に、契約および 会計の観点から企業所得税繰延政策に よる恩典を享受できるよう、監査人や財 務・税務の専門家と貴社の現状について ご相談されることを提案いたします。 最後に、企業の取引に関する「合理的な 事業目的」およびその他の関連条件につ き、地方税務機関から企業に対し疑義が 提示されるケースが見受けられます。そ のため、企業は十分な証拠文書を事前 に用意し、且つ所轄税務機関と適時に協 議の場を設けることが課題となるでしょう。 注釈: 1. 109 号通達、116 号通達および 59 号通 達の詳細は、私どもの China Tax News Flash 2015 Issue 1 をご参照ください。 PwC News Flash — China Tax and Business Advisory 付録 ケース 1 親会社が持分・資産を完全子 会社に移転し、親会社は子会 社から 100%の持分による支 払いを受ける。 契約価格 正味帳簿価額 会計処理 親会社は、長期持分投資 の増加として処理する。 子会社は、出資の受け入 れとして処理する。 企業所得税処理 親会社が受け取る子会社の持分の課税基準は、移転 された持分・資産の当初の課税基準に基づき算定され る。 子会社に移転された持分・資産の課税基準は、当初 の課税基準に基づき算定される。 子会社に移転された資産は移転資産の当初の課税基 準に基づき減価償却額が算定され控除される。 2 親会社が持分・資産を完全子 会社に移転し、親会社は子会 社から持分または非持分によ る支払いを受けない。 正味帳簿価額 親会社は、払込資本金ま たは資本準備金の減少と して処理する。 子会社は、出資の受け入 れとして処理する。 子会社に移転された持分・資産の課税基準は、当初 の課税基準に基づき算定される。 子会社に移転された資産は移転資産の当初の課税基 準に基づき減価償却額が算定され控除される。 3 子会社が完全支配関係にあ る親会社に持分・資産を移転 し、子会社は親会社から持分 または非持分による支払いを 受けない。 正味帳簿価額 親会社は、投資の回収、 または出資の受け入れと して処理する。 子会社は、払込資本金の 減少として処理する。 親会社は子会社の持分の課税基準を、移転された持 分・資産の当初の課税基準の分だけ減少させる。 親会社に移転された持分・資産の課税基準は当初の 課税基準に基づき算定される。 親会社に移転された資産は移転資産の当初の課税基 準に基づき減価償却額が算定され控除される。 4 ある子会社が別の子会社に 持分・資産を移転する(両者 はともに同一の親会社あるい は親会社の同一企業グルー プの完全子会社である)。取 引は同一親会社の指示の下 に行われ、払出側は持分また は非持分による支払いを受け ない。 正味帳簿価額 払出側は、株主持分の減 少として処理する。 受入側は、出資の受け入 れとして処理する。 受入側に移転された持分・資産の課税基準は当初の 課税基準を基に算定される。 受入側に移転された資産は移転資産の当初の課税基 準に基づき減価償却額が算定され控除される。 (注記: このケースでは、40 号公告は親会社の企業所得 税処理について規定していない。しかしながら、会計処 理に照らし合わせると、親会社は子会社 A(払出側)の持 分の課税基準を移転持分・資産の当初の課税基準に基 づき減らし、子会社 B(受入側)の持分の課税基準を相 応に増やすものと推測できる。) 3 PwC News Flash China Tax and Business Advisory お問い合わせ 今回のニュースフラッシュ掲載内容に関するお問い合わせは、PwC’s China Tax and Business までお気軽にご連絡く ださい。 Peter Ng +86 (21) 2323 1828 [email protected] Edwin Wong +86 (10) 6533 2100 [email protected] Charles Lee +86 (755) 8261 8899 [email protected] With close to 2,500 tax professionals and over 150 tax partners in Hong Kong, Macao, Singapore, Taiwan and 17 cities in Mainland China, PwC’s Tax and Business Service Team provides a full range of tax advisory and compliance services in the region. Leveraging on a strong international network, our dedicated China Tax and Business Service Team is striving to offer technically robust, industry specific, pragmatic and seamless solutions to our clients on their tax and business issues locally. The Global Tax Monitor recognises PwC as one of the leading firms in China for tax advice, by reputation. 本ニュースフラッシュでは、中国または中国大陸とは中華人民共和国を指しますが、香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾は含まれません。 本刊行物に含まれる情報は、一般的ご案内であり、包括的でありますことを目的としておりません。法律の適用と影響は、具体的な状況により大きく変化します。 行動に移される前に、PwC クライアントサービスチームより御社の状況に特化したアドバイスをお求めになれますようお願いいたします。本ニュースフラッシュの 内容は 2015 年 6 月 9 日時点に編集されたものでありその時点の法律および情報に基づいております。なお日本語版は英語版を基にした翻訳で、翻訳には正 確を期しておりますが、英語版と解釈の相違がある場合は、英語版に依拠してください。 本ニュースフラッシュは中国及び香港の PwC のナショナル・タックス・ポリシー・サービスにより作成されたものです。当該チームはプロフェッショナルのチーム であり、現行または検討中の中国、香港、シンガポール及び台湾の税収およびその他ビジネス政策を随時フォローアップし、分析または研究に専念しています。 良質のプロフェッショナルサービスを提供することで PwC の専門家をサポートし、関連税務およびその他政府機関、研究機関、ビジネス団体、専門家、また私ど もの専門知識へ関心をお持ちの方とシェアすることによって先進的理念を維持することを目的としています。 お問い合わせは、以下の担当パートナーまでお気軽にご連絡ください。 Matthew Mui +86 (10) 6533 3028 [email protected] 既存または新たに発生する問題に対する実践的見識と専門的ソリューションは、中国 PwC のウェブサイト http://www.pwccn.com または香港 PwC のウェブサイト http://www.pwchk.com にてご覧いただけます。 www.pwccn.com News Flash China Tax and Business Advisory SAT’s latest clarification on the CIT treatment for assignment of equity/assets and investment with non-monetary assets June 2015 Issue 24 In brief Towards the end of 2014, the Ministry of Finance (MOF) and the State Administration of Taxation (SAT) jointly issued the Caishui [2014] No.109 (Circular 109) and Caishui [2014] No.116 (Circular 116) to substantially improve the corporate income tax (CIT) restructuring rules1. After Circular 109 and Circular 116 were released, some enterprises reported that there are uncertain issues with respect to the administration of these two circulars. As a result, the SAT recently released the Public Notice [2015] No.33 (Public Notice 33) and Pubic Notice [2015] No.40 (Public Notice 40) to clarify the implementation rules for Circular 116 and Article 3 of Circular 109 respectively. We recommend that enterprises should assess the impacts brought about by Public Notice 33 and Public Notice 40 on their ongoing and future M&A or restructuring transactions as well as arrange their transaction structures, contracts and accounting treatments reasonably, so that the transaction can be eligible for the Special Tax Treatment (STT) in the CIT rules. In detail Assignment of equity/assets eligible for STT Article 3 of Circular 109 sets out a new type of STT for domestic intra-group equity and assets “assignment” between Chinese TREs having a 100% direct investment holding relationship if all of the following conditions are satisfied: The transferor and transferee have one of the following investment relationships: − − the transferor and the transferee have a 100% direct investment holding relationship; or the transferor and the transferee are 100% owned by the same TRE shareholder or the same group of TRE shareholders. The “assignment” is effected at net book value (NBV); Neither the transferor nor the transferee has recognised profit/loss for accounting purpose; The transaction is conducted for reasonable commercial reasons, not for tax; and There is no change in the original operating activities within 12 months after the transaction. If a domestic intra-group equity/assets “assignment” satisfies all the above conditions, STT can be elected to apply as follows: Neither the transferor nor transferee need to recognise any income derived from the transfer; The tax basis of the assets/equity received by the transferee shall be determined based on the original NBV in the hands of the transferor; The deductible tax depreciation of the assets received by the transferee shall be computed based on the original NBV. Clarification on the assignment of equity/assets under Public Notice 40 Article 3 of Circular 109 is applicable to domestic intragroup equity and assets “assignment” between Chinese TREs having a 100% direct www.pwccn.com News Flash — China Tax and Business Advisory investment holding relationship. However, given that the term “assignment” is uncommon from legal, business and accounting perspectives, the implementation of Article 3 of Circular 109 in terms of contract wording, pricing, accounting treatment and tax treatment has posed a problem for both enterprises and the local level tax authorities. Another issue concerning Article 3 of Circular 109 is why the tax basis and depreciation basis of assets received by the transferee on the “assignment” have to be determined on the original NBV, which is an accounting concept. Public Notice 40 provides four scenarios of “assignment” which are eligible for STT and also clarifies that the tax basis of the assets/equity received by the transferee shall be determined based on their original tax basis, which shall be the basis for depreciation as well. The appendix summarises the four scenarios in the aspects of detailed transaction flow, contract pricing, accounting treatment and corresponding STT for CIT purpose: From the above four scenarios, we are given to understand that the term “assignment” in Article 3 of Circular 109 specifically refers to the intragroup transfer of equity and assets between TREs having a 100% direct investment holding relationship with no cash consideration. Such transfer, from contract wording, accounting and CIT perspective, shall be dealt with as investment with equity or return of investment. Further, where there is any change in the original business activities, entity nature, assets or equity structure within 12 consecutive months after the assignment which leads to the 6 ineligibility of STT, both parties shall adjust their CIT returns for the year the transaction occurred according to the rules of general tax treatment. Meanwhile, Public Notice 40 also clarifies how the general tax treatment should be applied. investment with non-monetary assets and assignment of equity/assets respectively, which increase certainty of the CIT treatment for TREs conducting M&A or restructuring transactions in China. It will be certainly welcomed by taxpayers. Clarification on the investment with non-monetary assets under Public Notice 33 However, it is important to note that Article 3 of Circular 109 and Public Notice 40 set forth detailed requirements for both parties of the assigned equity/assets in terms of accounting treatment, contract pricing and documents to be lodged (e.g., assignment shall be conducted based on the NBV; profit/loss shall not be recognised for accounting purpose; documents related to accounting treatment, etc.). Therefore, it is strongly advised that enterprises should consult their auditors and financial/tax professionals before carrying out any business arrangement of such nature so as to ensure that their transaction is eligible for the deferral tax treatment from the contract and accounting perspective. According to Circular 116, gains derived by a TRE from asset appreciation arising from the use of non-monetary assets to invest in the equity of another TRE may be amortised over a period of up to five years and consequently with the relevant CIT paid in instalments. Investment with non-monetary assets is in essence asset acquisition stated in Caishui [2009] No.591 and the assignment of equity/assets stated in Article 3 of Circular 109. When applying the STT under Circular 59 and Article 3 of Circular 109, the transferor does not need to pay CIT, which is more preferential than the tax deferral treatment under Circular 116. We are pleased to see the SAT’s clarification in Public Notice 33, i.e., for investment with non-monetary assets satisfying the STT criteria under Circular 116, Circular 59 and Article 3 of Circular 109 at the same time, which allows enterprise to select to apply one of the preferential policies at their own discretion. However, once the choice is made, it cannot be changed. In this regard, enterprises have the autonomy to select the most advantageous CIT treatment. The takeaway Public Notice 33 and Public Notice 40 provide further clarifications for In addition, the local level tax authorities would usually question the “reasonable commercial purpose” and other relevant conditions regarding the enterprise’s transactions. In view of this, it is necessary for enterprises to prepare sufficient documents and proofs upfront, and meanwhile it is also imperative to discuss with the in charge tax authorities on a timely manner. Endnote: 1. For more details of Circular 109, Circular 116 and Circular 59, please refer to our China Tax News Flash 2015 Issue 1. PwC News Flash — China Tax and Business Advisory Appendix Scenarios Contract pricing NBV Accounting treatment CIT treatment For the parent company, it shall be accounted for as an increase long-term equity investment; For the subsidiary, it shall be accounted for as receiving investment The tax basis of the subsidiary’s equity received by the parent company shall be determined based on the original tax basis of the assigned equity/assets; The tax basis of the assigned equity/assets received by the subsidiary shall be determined based on the original tax basis; The deductible tax depreciation of the assigned assets received by the subsidiary shall be computed based on the original tax basis of the assigned assets. 6 Parent company assigns equity /assets to its 100% directly owned subsidiary, and the parent company does not receive any equity or non-equity payment from the subsidiary. NBV For the parent company, it shall be accounted for as a reduction in paid-in capital/capital reserve; For the subsidiary, it shall be accounted for as receiving investment The tax basis of the assigned equity/assets received by the subsidiary shall be determined based on the original tax basis; The deductible tax depreciation of the assigned assets received by the subsidiary shall be computed based on the original tax basis of the assigned assets. 7 Subsidiary assigns equity/assets to the parent company with 100% direct investment holding relationship, and the subsidiary does not receive any equity or non-equity payment from the parent company NBV For the parent company, it shall be accounted for as a return of investment or receiving investment; For the subsidiary, it shall be accounted for as a reduction in paid-in capital The parent company shall reduce the tax basis of its subsidiary’s equity by the original tax basis of the assigned equity/assets The tax basis of the assigned equity/assets received by the parent company shall be determined based on the original tax basis; The deductible tax depreciation of the assigned assets received by the parent company shall be computed based on the original tax basis of the assigned assets. 8 One subsidiary assigns equity/assets to the other subsidiary, both of which are 100% directly controlled by the same parent company or same group of parent companies. The transaction is under the direction of the same parent company and the transferor does not receive any equity or non-equity payment. NBV For the transferor, it shall be accounted for as a reduction in shareholders’ equity For the transferee, it shall be accounted for as receiving investment The tax basis of the assigned equity/assets received by the transferee shall be determined on the original tax basis; The tax deductible depreciation of the assigned assets received by the transferee shall be computed based on the original tax basis of the assigned assets. (Note: Under this scenario, Public Notice 40 has not clarified the CIT treatment for the parent company. Nevertheless, by referring to the accounting treatment, it can be deduced that the parent company shall have to reduce the tax basis of subsidiary A’s (the transferor’s) equity based on the original tax basis of the assigned equity/assets, and increase the tax basis of Subsidiary B’s (the transferee’s) equity accordingly. 5 Parent company assigns equity /assets to its 100% directly owned subsidiary, and the parent company receives 100% equity payment from the subsidiary. 7 PwC News Flash — China Tax and Business Advisory Let’s talk For a deeper discussion of how this issue might affect your business, please contact a member of PwC’s China Tax and Business: Peter Ng +86 (21) 2323 1828 [email protected] Edwin Wong +86 (10) 6533 2100 [email protected] Charles Lee +86 (755) 8261 8899 [email protected] With close to 2,500 tax professionals and over 150 tax partners in Hong Kong, Macao, Singapore, Taiwan and 17 cities in Mainland China, PwC’s Tax and Business Service Team provides a full range of tax advisory and compliance services in the region. Leveraging on a strong international network, our dedicated China Tax and Business Service Team is striving to offer technically robust, industry specific, pragmatic and seamless solutions to our clients on their tax and business issues locally. The Global Tax Monitor recognises PwC as one of the leading firms in China for tax advice, by reputation. In the context of this News Flash, China, Mainland China or the PRC refers to the People’s Republic of China but excludes Hong Kong Special Administrative Region, Macao Special Administrative Region and Taiwan Region. The information contained in this publication is for general guidance on matters of interest only and is not meant to be comprehensive. The application and impact of laws can vary widely based on the specific facts involved. Before taking any action, please ensure that you obtain advice specific to your circumstances from your usual PwC’s client service team or your other tax advisers. The materials contained in this publication were assembled on 9 June 2015 and were based on the law enforceable and information available at that time. This China Tax and Business News Flash is issued by the PwC’s National Tax Policy Services in China and Hong Kong, which comprises of a team of experienced professionals dedicated to monitoring, studying and analysing the existing and evolving policies in taxation and other business regulations in China, Hong Kong, Singapore and Taiwan. They support the PwC’s partners and staff in their provision of quality professional services to businesses and maintain thought-leadership by sharing knowledge with the relevant tax and other regulatory authorities, academies, business communities, professionals and other interested parties. 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