サロマ湖漁港 - 網走開発建設部

● 流氷流入対策施設 『アイスブーム』 <第1湖口地区>
サロマ湖地域マリンビジョン
(モデル地域)
~豊饒な湖の自然環境と共生した
明るい未来を創造する漁村づくり~
●増養殖支援拠点型
●環境保全・循環型社会拠点型
250
サ
湖漁港 、北海道北東部、オホ
ク海 サ
湖を なぐ
サロマ湖漁港は、北海道北東部、オホーツク海とサロマ湖をつなぐ
湖口部に位置する第4種漁港です。
本漁港周辺の北見市(常呂町)、佐呂間町、湧別町では、サロマ湖
内での内水面漁業、オホーツク海での海面漁業を行っています。湖
内では外海に放流するホタテ稚貝の生産のほか、ホタテ・カキの養
殖業 カレイ類等の刺網漁業等が営まれており 外海では輪採性に
殖業、カレイ類等の刺網漁業等が営まれており、外海では輪採性に
よるホタテ桁曳網漁業やサケ・マス定置網漁業を主体としています。
特にホタテガイの漁獲量は、全国の2割を占めています。
本漁港は、漁業資源の豊富なオホーツク海域における沖合操業船
の緊急避難や湖内第1種漁港の利用漁船の前進基地として、水産
の緊急避難や湖内第1種漁港の利用漁船の前進基地として 水産
業の安定や地域の産業を支える役割を担っています。また、サロマ
湖地域は、地域マリンビジョンのモデル地域にも指定されており、地
域と一体となった水産業の発展に努めていきます。
サロマ湖漁港
(第2湖口地区)
①
栄浦漁港
富武士漁港
常呂河口漁港
①
80
30 38
50
S49 S52 S63 H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16
● 漁船航行の支障解消<第2湖口地区>
佐呂間町
北見市
網走市
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1
地形図を使用したものである。(承認番号平17総使、第9-385号)
湧別
芭露
H24
年
湧別町
登栄床
※以降被害なし
整備途中に
隙間から進入 被害なし
0
第2湖口の護岸は建設後30年程度経過し、老朽化が著しく、
また、潮流等の影響を受け易く、さらに、橋梁の桁下高の不足
により、漁船の湖航行に支障を来していることから、これら問題
を解消するための整備を進めています。
アイスブーム整備前
アイスブ ム整備前
サロマ湖漁港沿革
護岸の老朽化
≪サロマ湖漁港の役割≫
■一大ホタテ生産基地を支える前進基地
■周辺漁場からの避難基地(避難航路)
■湖内漁業を流氷から守る拠点
第1湖口地区
アイスブーム
概成
(H10)
29
18
3 10
常呂漁港
②
浜佐呂間漁港
①
富武士漁港①
①
(若里地区)
アイスブーム
整備開始
(H6~)
100
サロマ湖漁港
(第1湖口地区)
①
芭露漁港
※養殖資材・生物被害のみ
150
漁港位置図
①
流氷による養殖漁業被害額
200
○内の数値は漁港種別
登栄床漁港
220
被害額(百万円)
②湧別漁港
217
2270
第1湖口地区 北見市常呂町、湧別郡湧別町
北見市常呂町字ワッカ
町字ワッ
第2湖口地区
第2湖
地区 北見市常
漁港指定日/昭和63年3月31日
サロマ湖漁港の概要
アイスブーム整備後
アイ
アイスブームによりサロマ湖内への流氷流入を阻止し、ホタ
よりサ
湖内
流氷流入を阻 し、ホタ
テ・カキの養殖施設や刺し網などの漁具の被害がなくなりまし
た。また、海明け後、直ちにオホーツク海での操業が可能となり
ました。
桁下高不足
(平成元年度
から整備開始)
航路幅不足
オホーツク海
ホタテ漁場
サロマ湖
● 漂砂による航路埋没防止<第2湖口地区>
9年 サロマ湖内におけるホタテ稚貝の採苗事業に着手
48年 第2湖口開削開始
1978
53年 第2湖口通水
1984
59年 第2湖口完成
1985
60年 第1湖口防氷導流堤整備開始
1987
62年 サロマ湖漁港検討委員会設置
63年 第4種漁港に指定
平成元年 漁港修築事業による整備開始
6年 防波堤(防氷)「アイスブーム」整備開始
1994
1998
10年 防波堤(防氷)「アイスブーム」概成
2001
13年 第2湖口地区がサロマ湖漁港の分区に指定
2005
17年 サロマ湖地域マリンビジョン策定(モデル地域)
属地漁獲量の推移
▼ サロマ湖内第1種漁港の合計
44,174
50,000
栄浦
サロマ湖
40,000
属地漁獲量(ト
トン)
平成26年9月撮影
常呂河口
オホーツク海の漁場への航路
オホーツク海への
ホタテ稚貝放流
記
事
記 事
1973
1989
(平成14年度
から整備開始)
オホーツク海
昭和4年 第1湖口開削
1988
第2湖口水路は平成24年1月に完成後初めて漂砂の影響によ
り埋塞し、湖内の海水交換や漁船の航行ができない状態となり
ました。
漂砂による埋没対策の整備を進めるとともに第2湖口及び周
辺海域のモニタリングを継続して実施しています。
第2湖口
浜佐呂間
年号
1929
1934
第1湖口
富武士
西暦
第2湖口地区
30
000
30,000
36,583
34,525
38,730
38,319
30,922
26,957
, 32,982
32 982
41,745
40,501
42,652
31,417
39,675
20,000
10 000
10,000
サロマ湖
0
オホーツク海
H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25
航路が砂で埋塞(H24年1月)
年
主要魚種別属地漁獲量(H25)
▼ サロマ湖内第1種漁港の合計
ほっけ
396
さけ類
1%
1,565
4%
サロマ湖
オホーツク海
かき
2,124
5%
平成26年9月撮影
※手前側第2湖口、奥側第1湖口
H27 5更新
H27.5更新
からふと
ます
281
1%
その他
997
2%
単位:トン
▼ サロマ湖内での操業のみ
さけ
257
3%
その他
貝類
117
1%
■属地陸揚総漁獲量
養殖かき
40,501トン
ほたてが ■属地陸揚総金額
845 ほたて稚
い
10%
5,706百万円
貝
35,135
87%
※栄浦,浜佐呂間,富武士,
芭露,登栄床の合計
(出典:H25港勢調査(速報値))
1,532
17%
かれい その他
類
299
97
3%
1%
養殖ほ
たて
5,896
65%
▼ 湖内・外海の第1種・第2種漁港合計
ほっけ
かき
2,124
2%
単位:トン
さけ類,
10,626
■属地陸揚総漁獲量 8%
9,043トン
9 043トン
■属地陸揚総金額
2,762百万円
※データ提供:
サロマ湖養殖漁業協同組合
1,060
1%
からふと
ます
972
1%
ほたてが
い
111,707
86%
その他
2,719
2%
単位:トン
■属地陸揚総漁獲量
129,211トン
属地陸揚総金額
■属地陸揚総金額
23,785百万円
※常呂,常呂河口,栄浦,
浜佐呂間,富武士,芭露,
登栄床,湧別の合計
(出典:H25港勢調査(速報値))