「阿武隈急行沿線地域の広域連携と新たな観光資源創出事業」委託業務仕様書 第1章 総則 1 業務の名称 「阿武隈急行沿線地域の広域連携と新たな観光資源創出事業」委託業務 2 業務の内容 阿武隈急行沿線には、梁川町八幡神社をはじめとする伊達氏に纏わる史跡・名所が点在してい ます。阿武隈急行沿線の伊達氏の歴史を中心に振興を図ることにより、阿武隈急行沿線以外の伊 達氏の歴史を有する地域(仙台市、米沢市、白石市等)との広域的な連携が期待できます 阿武隈急行沿線地域が広域的に連携し、新たな観光資源を創出するための観光戦略を実施し、 阿武隈急行の利用促進を図ることを目的とします。 3 業務の背景 阿武隈急行線は、昭和 63 年7月1日に地域の熱意と期待を受けスタートし、満 27 年を迎えま した。この間、沿線の皆様に親しまれる鉄道としてご利用いただき、地域にとって欠くことの出 来ない貴重な資源となりました。 阿武隈急行線は、第 3 セクター鉄道として順調に推移しましたが、沿線自治体の少子高齢化や モータリゼーションの進展などにより、漸減化が進み、平成 7 年度の利用客 325 万人をピークに、 平成 14 年度は 306 万人、平成 20 年度には 268 万人、平成 26 年度は 259 万人となりました。 この間、利用客増加対策として「フリーウォーキング」や「ほろにが号」などの各種イベント、 企画切符の販売等を実施し、利用客増加対策、地域産品販売対策等をスポット的に誘客に努めて きました。 しかし、利用者については減少し続けているため、利用促進策を実施する必要があります。 4 業務の期間 本業務の期間は、契約締結の日から平成28年3月31日(木)までとする。 5 企画提案上限額 本事業の企画提案上限額は、下記のとおりとする。但し、消費税及び地方消費税を含むものと する。 25,500,000円 1 第2章 共通仕様 1 適用の範囲 本業務の遂行にあたり、受託者は本仕様書に定める事項を遵守するものとする。 なお、本仕様書に定める事項について疑義が生じた場合、または、本仕様書に明記なき事項で あっても、本業務遂行上必要と思われる事項については、発注者と受託者の協議により決定する ものとする。 2 企画提案内容 企画提案の内容は、第3章特記仕様によるものとする。 3 機密の保持 受託者は、本業務の遂行上知り得た事項について、第三者にもらしてはならない。 また、業務完了後においても同様とする。 4 技術者及び業務管理 (1)受託者は、主任技術者及び技術者をもって、秩序正しい業務に行わせるとともに、高度な技術 を要する部門については、相当の経験を有する技術者を配置するものとする。 (2)主任技術者は業務全般に渡り、技術的管理を行うものとする。 (3)受託者は、常に発注者との連絡を密にするとともに、十分な協議のもとで業務の円滑な遂行を 図るものとする。 5 各種会議への出席等 受託者は、本業務にかかる各種会議等に関し、発注者の求めに応じ、以下の業務を行うものと する。 (1)会議等資料の作成支援 (2)会議等への出席、プレゼンテーション等 (3)会議結果の整理、会議録の作成、会議等への報告 6 関係機関との協議 本業務の遂行上必要な関係機関等との協議については、受託者の責任において適正に処理する とともに、その内容を遅滞なく発注者に報告するものとする。 7 沿線自治体業者の育成 受託者が、本業務の一部を下請業者に発注しようとするときは、出来る限り阿武隈急行沿線自 治体内業者から選定するよう努めること。 8 資料の貸与 本事業の遂行上必要な資料の収集、調査等は原則として受託者が行うものとするが、発注者か ら貸与を受ける資料については、そのリストを発注者に提出し、業務完了とともに返却すること。 なお、業務完了前においても発注者から返却の要求があった場合は、速やかに返却すること。 9 提出書類 受託者は、業務の着手及び完了にあたっては、契約書の定めるもののほか、下記の書類を提出 し、発注者の承認を受けるものとする。 (1)業務着手時 2 ① 業務着工届 ② 業務工程表 ③ 技術者届及び履歴書 ④ 業務実施計画 (2)業務完了時 ① 業務完了届 ② 成果品納品書 ③ 検査願 (3)その他業務遂行上必要とされる書類 10 審査 受託者は、業務完了後速やかに業務完了届を提出し、発注者の検査を受けるものとする。 11 検査及び業務の完了 (1)受託者は、審査に合格後、本仕様書に指定された成果品及び成果品納品書を提出し、発注者の 検査を受けるものとする。 (2)受託者は、検査の承認を持って業務の完了とする。なお、成果品に不備または不合格な点が発 見された場合は、受託者は速やかにこれを訂正しなければならない。 12 成果品 本業務の成果品は次のとおりとする。 (1)実績報告書 (2)実績報告書「概要版」 (3)その他の関係資料 (4)上記成果品にかかる電子媒体(CD-ROM等) 6部 6部 6部 6部 13 その他 (1)業務の遂行にあたり使用する関係資料及びデータ等について、可能な限り最新のものを使用す るとともに、出典・年月等を明記すること。 (2)各種資料や成果品の作成にあたっては、MicrosoftWord、MicrosoftExcel を使用すること。 3 第3章 特記仕様 企画提案の内容は以下のとおりとする。 1 委託業務内容 (1) 阿武隈急行車両フルラッピング(2両1編成) ・ デザイン作成・修正 ・ 車両へのラッピング施工 ・ 関係機関との調整 ※デザインは版権等が発生せず、使用期限の無いものとする。 (2) 阿武隈急行沿線地域への新たな手法による誘客の促進事業 ・ 阿武隈急行沿線の「伊達氏」に纏わる史跡・名所等を活用した情報発信ツールの作成 (3) 阿武隈急行のフルラッピング車両を活用した広域観光ルートの設定 ・ 阿武隈急行沿線自治体が連携した旅の提案及び旅を2回実施する。 ・ 関係機関との調整 (4) 阿武隈急行利用促進のための情報発信 2 その他、留意事項 (1)「1 委託業務内容」に記載のない事項にあっても、特に必要と考えるものについては、それを 含めて提案すること。 (2)経費については、謝礼・会場設営経費・印刷製本など一切の費用を含めて見積もること。 (3)事業推進にあたっての協議会との役割分担について明らかにすること。 (4)事業推進にあたっての貴社の体制について、担当者名・役職なども含め明らかにすること。 (5)企画提案に要する費用は、すべて提案者の負担とする。 4
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