第7回甲斐市子ども・子育て会議 日 時 :平 成 27 年 2 月 10 日 ( 火) 午 後 4 時 場所:竜王北部公民館 3 階 第2・3研修室 1 開会 2 会長あいさつ 3 議題 (1)「甲斐市子ども・子育て支援事業計画案」について・・・・「資料 1.2」 (2)「新規開設施設の利用定員の設定」について・・・・・・・「資料 3」 (3)「保育料の改定内容」について・・・・・・・・・・・・・「資料 4」 (4)「甲斐市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する 基準を定める条例」について・・・・・・・・・・・・・・「資料 5」 (5) その他 4 閉会 70 資 料 1 第6章 子ども・子育て支援給付及び地域子ども・子育て支援事業の推進 5 住民アンケートからみえる課題への対応 住民アンケートにおいて、特に要望が多かった 5 つの分野への取組の方向 性は次のとおりです。 (1) 子ども医療費無料化の年齢拡大を図ってほしい 現在の実施状況 本市では、平成 21 年度から子ども医療費無料の対象 年齢を小学校 6 年生まで拡大し、子どもの疾病の早期 発見、適切な治療、疾病慢性化予防、また、保護者の 経済的負担の軽減に努めています。 今後の方向性 子ども医療費無料の対象年齢拡大については、少子 化対策として国をあげて取り組むべき課題であると考 えますので、医療受益の公平性を保つうえでの統一し た公費負担制度の創設等、国・県へ引き続き強く要望 していきます。 また、今後、近隣市町などと年齢拡大に向けた研究 を行います。 (2) 保育料を値下げしてほしい 現在の実施状況 国の保育料の基準よりも階層区分を細分化し、全階 層で保育料を軽減しています。 今後の方向性 子ども・子育て支援新制度が施行となる平成 27 年 度以降も、引続き国の保育料の基準よりも軽減しま す。 (3) 放課後児童クラブの対象年齢を拡大してほしい 現在の実施状況 事業概要は、第 6 章―3-(2) 「放課後児童健全育成 事業(放課後児童クラブ) 」のとおりです。 平成 26 年度現在、児童館(11 か所)と小学校の空 き教室(1 か所)を利用していますが、定員を超えた 受入れを行っている状況です。 今後の方向性 受入れ対象児童の拡大については、国の定める運営 基準を満たす必要があります。 本市では、対象児童拡大及び利用ニーズに応じた施 設整備及び職員確保について、子ども・子育て支援法 に沿って 5 年以内の実施に取組みます。 (4) 一時預かりを利用しやすくしてほしい 現在の実施状況 事業概要は、第 6 章-3-(5) 「一時預かり事業」の とおりです。 保育所では、次の 3 事業を実施しています。 非定型的預かり ・保護者の就労形態等により家庭における保育が断続 的に困難となる児童に対する事業 緊急預かり ・保護者の傷病、入院等により、緊急かつ一時的に保 育を必要とする児童に対する事業 私的理由による預かり ・保護者の育児に伴う心理的及び肉体的負担を解消す るための事業 今後の方向性 一時預かり事業の充実には、通常保育と同様に施設 整備、職員配置等が必要となります。本市では、私立 保育園 1 園と公立各保育園において定員の範囲内で引 続き実施することとし、新たに平成 27 年 4 月から竜王 西保育園の指定管理者制度導入に伴い、在園児とは別 枠を設けて本事業を実施することで、保護者の利用希 望に沿ったサービス提供に努めます。 (5) 教育、保育、子育て支援の情報提供を今以上に分かりやすくしてほしい 現在の実施状況 本市では、教育、保育、子育て支援に関する相談、 情報提供等について、子育て支援課、子育てひろば、 保育園等において実施しています。 今後の方向性 子育て家庭にとって身近な場所で相談に応じ、個々 のニーズに合わせた施設・事業等の利用につなげるた めの支援を行う利用者支援事業(第 6 章-3-(8) 「利 用者支援事業(新規事業)」参照)を本計画期間中に実 施します。 本事業は、敷島子育てひろばおよび竜王子育てひろ ばにて実施し、保護者の身近な場所での相談受付、必 要な情報提供、ニーズに合わせた関係機関との連携に よる支援等の体制づくりに努めます。 -資料2- 写 ○ 平成27年2月10日 甲斐市長 保 坂 武 様 甲斐市子ども・子育て会議 会長 加 々 美 英 「甲斐市子ども・子育て支援事業計画(案)」について(答申) 平成26年10月29日付け甲斐子第 10-20 号で諮問のありました標記の件について、 本審議会は、計画案が適正であると認めます。 なお、計画の実施にあたっては、次の事項に留意されるよう要望します。 1 2 3 事業計画は、地域及び社会全体が協働し、保護者が子育てに喜びや生きがいを感 じ、子どもの最善の利益が実現される社会を目指すものであること。 事業計画を積極的に市民に周知すること。 ニーズ調査により把握した市民の要望に関する施策については、十分検討し具現 化を図り、実現に努めること。特に放課後児童健全育成事業に関しては、事業計画 期間内早期に、小学校 6 年生までの子どもを含めたニーズに十分に応えられる体制 の確保を図ること。 4 事業計画の進行状況や成果を明らかにし、本会議において点検・評価する体制を 確保すること。 5 事業計画については、社会情勢の変化に対応するため、中間年において効果的な 見直しを図ること。 ー資料3- 新規開設施設の利用定員の設定について 施設名「げんきっこ保育園(※小規模保育事業A型)」 所在地 甲斐市大下条273-8 年齢 3号認定 (満3歳未満児で保育 を希望) 利用定員数 0歳児 6人 1歳児 6人 2歳児 6人 合計 18人 ※小規模保育事業:利用定員6人以上19人以下の地域型保育事業の1つであ り、市の認可事業として児童福祉法に位置づけられる。 (平成27年2月認可予定) 資料4 保育料の改定内容について 1.新制度では、保育料の算定を、所得税額による算定から市民税額による算定に変更される。 また、現在の市の保育料基準額表では、3歳児未満、3歳児、4歳児以上の3つの年齢層に設定 されていたが、新制度では国の保育料基準額表に合わせ、3歳児未満(3号認定)と3歳児以上 (2号認定)の2つの年齢層に設定した。 2.現在は、平成25年(平成25年1月~12月)の収入による所得税額から保育料を算定しているが、 新制度においては、平成27年4月~8月までは、平成26年度の市民税額をもとに算定を行うこと となる。 平成27年9月からは平成27年度の市民税額により算定を行うため、保育料の年度更新時期は 毎年9月に変更される。 3.国が新たに示した保育料基準額(国階層保育料)から、各階層に対し概ね45%の軽減率で市 の保育料を設定した。これにより、課題であった現在の市の保育料基準額表における各階層軽 減率の格差(バラつき)を是正するとともに、平均30%の軽減率を45%に引き上げ統一を図った。 4.2号認定の6~8階層、3号認定の8階層については、他の階層と同率になるよう、今後段階的に 軽減率を下げる。 5.保育短時間の保育料については、国の基準に基づき、各階層における保育標準時間保育料の 1.7%の金額を、当該階層の保育標準時間保育料から差し引いた金額とする。 6.低所得者階層、多子世帯の保育料軽減については、現状の基準と同じ扱いとなる。 ①ひとり親、在宅障がい児(者)のいる世帯等の子どもは、第2階層は0円、第3階層は1,000円減 とする。 ②1号認定は小学校3年生、2・3号認定は小学校就学前の範囲において、保育所や幼稚園等を同 時に利用している最年長の子どもから順に、2人目は上記の半額、3人目以降は0円とする。 7.現在の公立保育園延長保育料の保護者負担は、1日あたり一律50円(おやつ代)。新制度では、 保育利用時間(保育標準時間⇒11時間・保育短時間⇒8時間)に応じた保育料を徴収すること になるため、延長保育料においても利用時間に応じた料金体系とし、30分につき50円、17時以 降の利用は、間食代相当として別途50円を徴収する。 教育標準時間(1号認定)の保育料基準額表 1号認定 推定年収 階層区分 階層 国階層 保育料 ⇒ 市階層 保育料 - 生活保護世帯 1 0円 ⇒ 0円 ~260万円 市町村民税 非課税世帯 2 3,000円 ⇒ 3,000円 ~360万円 市町村民税課税世帯 0~77,100円 3 16,100円 ⇒ 16,100円 ~680万円 市町村民税課税世帯 77,101~211,200円 4 20,500円 ⇒ 19,500円 680万円~ 市町村民税課税世帯 211,201円~ 5 25,700円 ⇒ 23,700円 (新)平成27年度甲斐市保育標準時間・短時間(2号・3号認定)保育料基準額表 2号認定 推定年収 国階層 保育料 3号認定 ⇒ 市階層 保育料 階層平均 軽減率 国階層 保育料 ⇒ 市階層 保育料 階層平均 軽減率 階層区分 階層 - 生活保護世帯 1 0円 ⇒ 0円 ~260万円 市町村民税非課税世帯 2 6,000円 ⇒ 3,500円 市町村民税課税世帯 (均等割のみ) 3a 0~34,999円 3b 9,500円 11,000円 35,000~48,599円 3c 11,000円 13,500円 48,600~62,999円 4a 13,000円 15,000円 63,000~85,999円 4b 86,000~96,999円 4c 17,000円 18,000円 97,000~106,999円 5a 20,000円 21,000円 107,000~147,999円 5b 148,000~168,999円 5c 25,500円 28,000円 169,000~199,999円 6a 27,000円 31,000円 200,000~259,999円 6b 260,000~300,999円 6c ~1,130万円 301,000~396,999円 7 77,000円 ⇒ 32,000円 59.00% 80,000円 ⇒ 44,000円 45.00% 1,130万円~ 8 101,000円 ⇒ 35,000円 66.00% 104,000円 ⇒ 48,000円 54.00% ~330万円 ~470万円 ~640万円 ~930万円 42.00% 0円 ⇒ 0円 9,000円 ⇒ 5,000円 7,000円 16,500円 397,000円~ — 27,000円 41,500円 58,000円 ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ 23,000円 28,000円 45.00% 8,000円 45.00% 19,500円 15,000円 - 45.00% 30,000円 45.00% 44,500円 52.00% 61,000円 ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ 29,000円 45.00% 16,500円 24,500円 33,500円 45.00% 45.00% 45.00% 36,500円 (旧) 平成26年度甲斐市保育料基準額表 国 甲 斐 市 徴収基準額(月額) 階層区分 1 生活保護法による被保護世帯 市町村民税 非課税世帯 2 3 第1階層 及び第4 ~第7階 層を除き、 前年度分 の市町村 民税の額 が次の区 分に該当 する世帯 3歳児 未満 徴収基準額(月額) 階層区分 3歳児 以上 0 0 1 5 6 40,000円未満 40,000円以上 103,000円未満 第1階層を 除き前年 度分の所 得税課税 世帯で あってそ の所得税 の額が次 103,000円以上 に該当す 413,000円未満 る世帯 7 413,000円以上 734,000円未満 8 734,000円以上 0 - 3歳児 軽減率 0 - 4歳児 以上 軽減率 0 - 3,000 市町村民税非課税 世帯で母子等 0 均等割のみの世帯 10,000 48.72% 9,000 45.45% 9,000 45.45% 均等割のみの世帯 で母子等 9,000 53.85% 8,000 51.52% 8,000 51.52% 所得割のある世帯 13,000 33.33% 11,000 33.33% 11,000 33.33% 所得割のある世帯で 母子等 12,000 38.46% 10,000 39.39% 10,000 39.39% 4a 13,000円未満 19,000 4b 13,000円以上 25,000円未満 22,000 4c 25,000円以上 40,000円未満 26,000 21,000 20,000 5a 40,000円以上 50,000円未満 29,000 24,000 23,000 5b 50,000円以上 70,000円未満 34,000 5c 70,000円以上 103,000円未満 36,000 27,000 24,000 6a 103,000円以上 153,000円未満 38,000 28,000 25,000 6b 153,000円以上 281,000円未満 40,000 6c 281,000円以上 413,000円未満 43,000 77,000 7 413,000円以上 734,000円未満 45,000 104,000 101,000 8 734,000円以上 47,000 9,000 6,000 2 19,500 16,500 3b 4 軽減率 市町村民税非課税 世帯 3a 市町村民税 課税世帯 生活保護法による被 保護世帯 3歳児 未満 30,000 44,500 61,000 80,000 27,000 41,500 58,000 66.67% - 2,500 0 58.33% - 16,000 25.56% 25.84% 33.88% 19,000 26,000 29,000 2,500 0 58.33% - 15,000 30.86% 38.15% 48.85% 18,000 23,000 26,000 34.57% 43.78% 54.02% 32,000 29,000 43.75% 34,000 31,000 59.74% 54.81% 36,000 33,000 67.33% 64.36% ― 資料5― 甲斐市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例【概要】 1 「放課後健全育成事業」 共働き家庭など保護者が昼間に仕事などで家庭にいない小学生を対象に、授業終了 後に児童館等を利用して、遊びや生活の場を提供する事業。 2 背 景 子ども・子育て関連3法により、児童福祉法が改正され、平成27年度から放課後 児童健全育成事業の設備及び運営について、条例で基準を定めなければならないこと とされた。 3 主な内容 (1)対象年齢 小学校就学児童(改正前:概ね10歳未満の児童(小学校3年生)) (2)従事する職員について 支援の単位(1クラス)につき、職員を2名以上配置し、うち1人は有資格 者とする。 (3)支援の単位(1クラス)の規模について 支援の単位(1クラス)の規模は、概ね40人までとする。 (4)施設について 専用スペースの面積基準は、児童1人当たり概ね1.65㎡以上とする。 4 経過措置(5か年)について この条例は、平成27年4月1日から施行する。ただし、第9条第2項の面積基準 および第10条第4項の支援の単位については、平成32年3月31日まで、国で認 められた5か年の経過措置を適用する。
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