手水鉢用水琴窟TB-3説明書

利休信楽の水琴窟をお買い上げいただき
ましてありがとうございます。
水琴窟は、江戸中期頃発明された。日本庭園の造園技術の一つで
す。
庭の片隅に造られた茶室近くの蹲踞(つくばい)、また縁先の手水鉢
から溢れ出た水や、手を清め捨てた水を利用する日本独自の庭園
の音響装置です。
●給水器は節水タイプをご使用してください。
水琴窟ユニットの内壁材には水濡れ、汚れに強い 防水性、防滑性、
安全性を考慮したパネル樹脂材をお勧めいたします。(水琴窟がお
風呂につかり、歌を奏で浴槽内で反響しているイメージです。江戸の
庭師はかめの水滴の音を土、石を使用しアンプの様に音響を増幅
する機器を天然の材料で発明しました。)内壁材
を全ての面に施行されると密閉され音の漏れる個所がなく正面箇所
に音の流れる個所を施行してください。(例、木製格子など反響音の
漏れる材料)
●かめにのせる蓋と手洗い鉢から出ているノズルを水跳ねがない様
に高さ調整をしてください。10mmぐらい。
●排水トラップは、排水経路の途中を水で常に遮断しておく構造、経
路を水で塞ぐことによりそこから先の空気等のガスを遮断する。
水琴窟の遮断装置は建築基準法施行令129条の2の5により工夫さ
れていますが施工者様の施工により水琴窟排水口から排水溝にも
う一箇所設置をお勧めします。
利休信楽の水琴窟使用上のご注意
納品時は
左画像の
状態
排水ノズル材質
変更する場合
があります。
本作品は、信楽焼の陶製品です。ワレモノですので取扱いには十分
ご注意ください。
●配水管の接続部は必ずシールをして下さい。漏水で家財などをぬ
らす財産損害発生のおそれがあります。
●作品によっては表面及び内面のザラ付き等にご注意下さい。
●重量物を洗ったり、堅いものなどで強い衝撃を与えないようにご注
意下さい。破損のおそれがあります。
●破損した際のお取り扱いは、けがをしないよう十分に気を付けて
下さい。
●お子様が触らないようにご指導をお願いいたします。
お手入れについて
●利休信楽は土物ですので陶磁器のに比べると多少は汚れやすい
です。水琴窟は汚れにくい加工をしております。
●汚れた場合は、中性洗剤を古い歯ブラシなどに付け、こすって頂
ければ きれいになります。
●かめ本体に水濡れ、ゴミなど混入時清掃をしてください。かめ本体
をユニット外部に取り出せるように施工してください。(水琴窟排水口
から排水溝の中間点にお客様自身が本体を取り外せるような接続
キットをお勧めします。)お困りになった時購入店にご相談ください。