ひまわり 8 号評価用データ公開 データダウンロード手順について NICT サイエンスクラウド運営事務局 2015.02.19 目次 1 2 3 ひまわり 8 号データについて ......................................................................................... 1 1.1 データダウンロードについて .................................................................................. 1 1.2 データ公開形式について ......................................................................................... 2 1.3 データの展開について ............................................................................................. 3 データダウンロード手順について .................................................................................. 4 2.1 ブラウザ経由のアクセス ......................................................................................... 4 2.2 コマンドラインベースのアクセス ........................................................................... 5 2.3 FTP クライアントアプリケーション(WinSCP)によるアクセス ................................ 7 お問い合わせ ................................................................................................................. 14 1 ひまわり 8 号データについて 1.1 データダウンロードについて NICT サイエンスクラウドでは、ひまわり 8 号の評価用データとして、以下の FTP サ ーバでひまわり標準データの公開を行っています。FTP サーバへのアクセスには、NICT サイエンスクラウドのアカウント申請後に発行されるアカウントとパスワードが必要 となります。 サーバ名 :sc-trans.nict.go.jp プロトコル:FTP 上記 FTP サーバには、以下の形式でアクセスすることができます。詳細な手順は 2 データダウンロード手順について をご覧ください。 ブラウザ経由のアクセス【 Windows, Mac, Linux 】 Web ブラウザから FTP サーバへアクセスします。1 ファイルのみをダウンロード する場合や後述するコマンドライベースのアクセス時のパスの確認などにご利 用ください。 コマンドラインベースのアクセス【 Windows(Cygwin), Mac, Linux 】 コマンドラインから wget コマンドを用いてアクセスします。複数のデータを一 括でダウンロードしたい場合にご利用ください。 FTP クライアントアプリケーション(WinSCP)によるアクセス【 Windows, Mac, Linux 】 FTP クライアントアプリケーションを用いてアクセスします。GUI 上でデータを ダウンロードしたい、複数のデータを一括でダウンロードしたい場合にご利用 ください。本マニュアルでは、Windows で WinSCP を用いたダウンロード手順を ご紹介します。なお、WinSCP 以外の FTP クライアントアプリケーションからも アクセスすることができます。 1 1.2 データ公開形式について FTP サーバでは、以下のディレクトリ構成でデータを公開しています。 ここで、[Hsfd]はフルディスク、[Hsjp]は日本域観測を示しています。それぞれのフ ォルダ内では、[yyyy]は西暦(半角英数字 4 桁)、[MM]は月(半角英数字 2 桁)、[dd]は日 (半角英数字 2 桁)、 [HH]は時(半角英数字 2 桁)、 [mm]は分(半角英数字 2 桁)、[B01...B16] は観測バンドを示しています。観測バンドの詳細は気象衛星センターが公開している 「ひまわり標準データ利用の手引き」をご参照ください。 日ごとの Hsfd, Hsjp を tar アーカイブした[daily_archive]もございます。1 ファイ ルあたりのファイルサイズが 90~130GB ほどありますのでご注意ください。 [\himawari\HIMAWARI-8\HISD\] ├ [daily_archive] │ └ yyyy-MMdd.tar ├ [Hsfd] │ └ [yyyyMM] │ └ [dd] │ └ [yyyyMMddHH00] │ ├ [00] │ │ ├ [B01] │ │ │ ├ HS_H08_yyyyMMdd_HHmm_B01_FLDK_R10_S0101.DAT.bz2 │ │ │ └ HS_H08_yyyyMMdd_HHmm_B01_FLDK_R20_S0101.DAT.bz2 │ │ ├ [B02] │ │ ├ [B03] │ │ ├(中略) │ │ ├ [B15] │ │ └ [B16] │ ├ [10] │ ├ [20] │ ├ [30] │ ├ [40] │ └ [50] └ [Hsjp] 2 1.3 データの展開について データファイルは bzip2 形式で圧縮されています。bunzip2 コマンド(bunzip2 –d {ファイル名})もしくは圧縮・解凍ソフト(Lhaplus など)を用いて展開してください。 展開すると、ファイルサイズが 2~4 倍程度(圧縮率はファイルごとに異なります)に なりますので、ディスクの空き容量にご注意ください。 3 2 データダウンロード手順について 2.1 ブラウザ経由のアクセス Web ブラウザから FTP サーバにアクセスし、データのダウンロードやパスの確認など を行います。 Web ブラウザを起動し、URL に ftp://sc-trans.nict.go.jp/himawari/HIMAWARI-8/ を入力してください。上記 URL にアクセスすると、アカウント名とパスワードを尋 ねるポップアップが表示されますので、発行されたアカウント名とパスワードを入 力してください。 Web ブラウザには Firefox のご利用を推奨します。Google Chrome や Internet Explorer、Safari では認証エラーが発生することがあります。 4 2.2 コマンドラインベースのアクセス 指定した条件に合致するデータをコマンドラインベースで一括ダウンロードする場 合に使用します。 Linux/Mac/Windows(Cygwin)のターミナルでダウンロードするディレクトリに移 動後、wget コマンドを使用します。 以下が wget の主要なオプションです。 -r:ディレクトリを再帰的に取得します。 -N:取得済みのファイルはスキップします。 -nH:ローカルに保存する際に host 名部分を除いてディレクトリを作成します。 -l 数字:指定したパスからたどる階層数を指定します。デフォルトは 5。HISD で パス指定する場合は、-l 8 が必要です。 -A ファイル名:パターンマッチ(ワイルドカード)でファイル名を指定します。 以下にご利用のケースに応じた wget コマンドの使用例を示します。{user}、 {password}は利用申請後に発行されたアカウント名、パスワードを示します。 最新のデータを全てダウンロードする場合(アーカイブファイルを取得) $ wget -r -N -nH -l 7 ftp://{user}:{password}@sc-trans.nict.go.jp/himawari/ HIMAWARI-8/HISD/daily_archive/ フルディスクのデータを全てダウンロードする場合 $ wget -r -N –nH –l 7 ftp://{user}:{password}@sc-trans.nict.go.jp/himawari/ HIMAWARI-8/HISD/Hsfd/ 日本域のデータを全てダウンロードする場合 $ wget -r -N –nH –l 7 ftp://{user}:{password}@sc-trans.nict.go.jp/himawari/ HIMAWARI-8/HISD/Hsjp/ 指定した日にちのデータをダウンロードする場合 $ wget -r -N -nH -l 8 -A HS_*20150103*.bz2 ftp://{user}:{password}@sctrans.nict.go.jp/himawari/HIMAWARI-8/HISD/ 5 12 時 00 分のデータのみダウンロードする場合 $ wget -r -N -nH -l 8 -A HS_*2015*_1200_*.bz2 ftp://{user}:{password}@sctrans.nict.go.jp/himawari/HIMAWARI-8/HISD/ 指定したバンド番号(例 B01)のデータをダウンロードする場合 $ wget -r -N -nH -l 8 -A HS_*2015*B01*.bz2 ftp://{user}:{password}@sctrans.nict.go.jp/himawari/HIMAWARI-8/HISD/ フルディスクの指定した日にち・バンド番号のデータをダウンロードする場合 $ wget -r -N -nH -l 7 -A HS_*20150103*B01*.bz2 ftp://{user}:{password}@sctrans.nict.go.jp/himawari/HIMAWARI-8/HISD/Hsfd/ ※wget コマンドでは、空のディレクトリも取得してしまうため、空ディレクトリが 不要な場合は、以下のコマンドを実行して下さい。{dir}はダウンロードしたディレ クトリパスを表します。 $ cd {dir} $ find ./ -type d -empty -delete 6 2.3 FTP クライアントアプリケーション(WinSCP)による アクセス FTP クライアントアプリケーションを用いてアクセスを行います。ここでは、WinSCP を 用いた場合の利用手順をご紹介します。WinSCP は以下よりダウンロード、インストー ルしてください。 http://winscp.net/eng/index.php 以下の手順にてダウンロードを行います。 1. WinSCP のログイン設定を行う。 (初回のみ) WinSCP から FTP サーバへログインするための設定を行います。WinSCP 起動後、以 下の手順で設定を実施してください。一度設定を保存すると次回のログインでも 同じ設定が利用可能です。 7 8 2. WinSCP から FTP サーバにログインする。 WinSCP から FTP サーバ(sc-trans.nict.go.jp)にログインします。 9 3. 任意のファイルをダウンロードする。 WinSCP では、下記のようにドラッグ&ドロップでデータをダウンロードすることが 可能です。 10 4. 条件を指定してデータを一括ダウンロードする。 WinSCP では下記の手順で、条件を指定してのデータダウンロードが可能です。 11 以下に WinSCP を用いた利用ケースごとの条件指定例を示します。 最新のデータを全てダウンロードする場合(アーカイブファイルを取得) Remote directory:/himawari/HIMAWARI-8/HISD/daily_archive/ File mask:指定なし フルディスクのデータを全てダウンロードする場合 Remote directory:/himawari/HIMAWARI-8/HISD/Hsfd/ File mask:指定なし 日本域のデータを全てダウンロードする場合 Remote directory:/himawari/HIMAWARI-8/HISD/Hsjp/ File mask:指定なし 指定した日にちのデータをダウンロードする場合 Remote directory:/himawari/HIMAWARI-8/HISD/ File mask:HS_*20150103*.bz2 12 時 00 分のデータのみダウンロードする場合 Remote directory:/himawari/HIMAWARI-8/HISD/ File mask:HS_*2015*_1200_*.bz2 12 指定したバンド番号(例 B01)のデータをダウンロードする場合 Remote directory:/himawari/HIMAWARI-8/HISD/ File mask:HS_*2015*B01*.bz2 フルディスクの指定した日にち・バンド番号のデータをダウンロードする場合 Remote directory:/himawari/HIMAWARI-8/HISD/Hsfd/ File mask:HS_*20150103*B01*.bz2 ※WinSCP では、空のディレクトリも取得してしまうため、空ディレクトリが不要な 場合はコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してください。{dir}はダウン ロードしたディレクトリパスを表します。 cd {dir} for /f %d in ('dir . /ad /b /s') do rd /q %d 2 13 3 お問い合わせ ご質問、ご不明な点がございましたら NICT サイエンスクラウド運営事務局までお問い 合わせください。 メールアドレス:[email protected] URL:http://sc-web.nict.go.jp/sc_staff.html 以上 14
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