マルチジェット工法協会パンフレット ダウンロード(PDF 4MB)

標準施工仕様
■ 標準設計有効径
■ 改良体強度
対象地盤
標準設計有効直径(m)
砂質土
N≦150
2.0~8.0m
(半径:1.0~4.0m)
粘性土
N≦7
2.0~8.0m
(半径:1.0~4.0m)
硬化材
用途
MJG-ST号
標準タイプ
MJG-H号
■ 標準施工仕様
項目
仕様
噴射方法
超高圧硬化材液と圧縮空気
使用ロッド
専用多孔管
1噴射方向あたり
ノズル数
2
最大直径
(最大半径)
8.0m
(4.0m)
MJG-M号
MJG-L号
MJG-CL号
MJG-F号
標準値
単位
吐出圧力
0.7~1.05
MPa
吐出量
3~15
Nm3/min
吐出圧力
40
MPa
吐出量
100~760
ℓ/min
対象土
設計強
度
qu
(MN/m2)
粘着力
c
(MN/m2)
砂質土
3.0
0.5
粘性土
1.0
0.3
砂質土
4.5
0.75
粘性土
1.5
0.45
砂質土
2.0
0.4
粘性土
0.7
0.2
砂質土
1.0
0.2
粘性土
0.5
0.15
砂質土
3.0
0.5
粘性土
1.0
0.3
腐植土
0.3
0.1
その他
変形係数E50
100qu
(MN/m2)
高強度用
付着力 f
qu/15
(MN/m2)
中強度用
腐植土用
自由形状・大口径高圧噴射攪拌工法
マルチジェット工法
曲げ引張
強度 σt
2/3 c
(MN/m2)
低強度用
粘性土用
重要構造物近傍
NETIS登録番号:KT-140048-A
透水係数k
1.0×10-6以下
(cm/sec)
*1 対象地盤ごとに目標改良径に応じて噴射量・引上速度を設定します。
*2 N>7の粘性土、N>150の未固結砂質土については、原則として事前に試験施工を
実施して造成仕様を決定します。
*3 砂礫のN≦50については、砂質土の90%程度とし、N>50については特に慎重な
検討を要し、原則として試験施工を行うものとします。
*4 下記の場合、プレジェット工(造成前水切削)を行うことを原則とします。
圧縮空気
①粘着力c>50kN/m2の粘性土、及びc<50kN/m2でも粘土分の含有量が20%以上
②重要構造物近傍での施工
③大深度施工のように排泥の排出が悪い場合
硬化材
施工実績
2014.12現在
工事名
数量(m3)
時期
3,373
H19.6~H20.1
西日本高速道路(株)
630
H19.9~H19.9
大阪府
1,868
H20.1~H20.10
工事内容
発注者
耐震液状化対策路盤改良工事((本工事):Aセンター)岸壁対
策工事(I-5,6)
岸壁耐震補強
A社
阪和自動車道 海南インターチェンジ工事
土留め壁耐震補強
一級河川 寝屋川大日南調整池構築工事(取水施設工)
シールド発進・到達立坑地盤改良
盛土耐震補強工事
盛土耐震補強
D社
1,258
H20.9~H20.11
都市計画道路工事柏尾戸塚線道路本体築造工事
土留め壁止水
横浜市
248
H21.1
県道高速名古屋新宝線きらく橋工区下部工事
土留壁底盤改良及び歯抜け防護
名古屋高速道路公社
371
H21.10
第2海水取り入れ設備横護岸補強その1
第2海水取り入れ設備横護岸補強その2
岸壁耐震補強
昭和電工株式会社
2,000
H21.7~H21.11
新宿歩行者専用道第2号線Ⅱ期出入口設置工事
土留め壁歯抜け防護
東京都
291
H22.3
常陸那珂火力発電所耐震補強工事に伴う地盤改良工
耐震補強
東京電力株式会社
16,739
H22.11~H23.2
新中川低水位護岸整備工事(その43-2)に伴う地盤改良工事
地盤補強
東京都江東治水事務所
897
H23.10~H23.11
葛西共同溝その4(海側)
液状化防止
国道工事事務所
2,866
H25.6~H25.10
中川流域処理場放流ポンプ棟合流槽築造に伴う地盤改良工
歯抜け防護、底盤改良
埼玉県中川下水道事務所
724
H26.6~H26.8
事務局:
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-11-18 飯田橋MKビル4階
TEL 03-3239-7543 FAX 03-3230-3105
マルチジェット工法協会
●株式会社ミヤマ工業
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-11-18 飯田橋MKビル
(03)3230-4305(代) ●株式会社東亜利根ボーリング
●基盤技研株式会社
〒530-0037 大阪市北区松ヶ枝町6-17 第7新興ビル
(06)6358-2233(代) ●明協エンジニアリング株式会社〒567-0015 大阪府茨木市西太田町33-1
●東京基盤技研株式会社 〒136-0071 東京都江東区亀戸2-24-9 高森ビル
(03)3636-4711(代) ●日本綜合防水株式会社
●株式会社エステック
(06)6556-2058(代)
〒551-0021 大阪市大正区南恩加嶋7-1-55
〒107-0052 東京都港区六本木7-3-7
H21.6:建設技術審査証明取得
H21.10:クリーン・ジャパン・センター会長賞受賞
H26.7:第16回国土技術開発賞受賞
H26.7:東京都新技術登録
H26.8:NETIS登録(登録番号:KT-140048-A)
(03)5775-3321(代)
(072)621-4069(代)
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-11-10 (03)5950-8211(代)
マルチジェット工法協会
●株式会社ジーエムシー 〒134-0088 東京都江戸川区東葛西6-18-8 アソルティ葛西 (03)3689-8100(代) (賛助会員)
●太洋基礎工業株式会社 〒454-0871 愛知県名古屋市中川区柳森町107
(052)362-6351(代) ●フジミコンサルタント株式会社〒162-0832 東京都新宿区岩戸町18
●地下防水工業株式会社 〒950-0801 新潟県新潟市東区津島屋6-84
(025)274-9195(代)
(03)5227-8701(代)
日交神楽坂ビル
2015.08改訂
マルチジェット工法の概要
施工手順
必要改良範囲 ・自由形状の最適な改良配置
・大口径による効率化
従来の高圧噴射攪拌工法は、円柱状の改良が主流であるため設定
された改良範囲に対して無駄な改良が発生していました。また最大
改良径が小さいため、削孔本数が多くなり段取り替えが頻繁に発生
していました。マルチジェット工法は、造成用ロッドの動きを揺動
方式にし、専用多孔管による複数方向の同時噴射方式を用いること
により上記課題を解決し、低コスト・工期短縮を実現しました。
1
自
由
形
改良体積・排泥量の低減
壁状
揺動
削孔・造成が一
連の作業で可能
状 :造成用ロッドを揺動式にすることで自由形状の造成が可能です。
扇形
多孔管
格子状改良
格子状
揺
動
揺
動
揺
動
④造成完了
専用マシン
マルチジェット工法
扇形改良
円形
③造成
②削孔完了
10~30%コスト削減
従来工法
マルチジェット工法の特徴
①ジェット削孔
改良体
専用計測器収納管
超高圧水
造成モニター
揺
動
適用例
2
大口径改良(国内最大級) :最大直径約8m(砂質土)の大口径の改良体の造成が可能です。
基礎・護岸の耐震補強
地盤の液状化対策
造成マシン
半径4.0m(砂
質土)
2.5m
改良体
5.0m
従来工法
:改良径5.0m
2.0m
開削山留めの底盤改良
護岸背面の改良
4.0m
シールド発進・到達防護
マルチジェット工法
:改良径8.0m
従来工法
これらの用途以外に、従来の高圧噴射攪拌工法が適用できる箇所には、すべて適用が可能です。
■適用例①(構造物側方改良)
■適用例②(構造物直下の改良)
構造物に向けて噴射せずに近接した改良が可能なため、構造
物の変状や防水シートの破損を防止します。
大口径で自由形状の改良が可能なため、最適な改良配置により、
必要以外の改良を行なわずに施工することが可能です。
マルチジェット工法
●従来工法
3
構造物側方の改良
半径4.0m
(関東ローム)
3.0m
~
8.0m
5.0m
3.5m
タンク直下の改良
8.0m
●マルチジェット工法
●従来工法
●マルチジェット工法
リ ア ル タ イ ム 施 工 管 理 :専用の計測器によりリアルタイムな施工管理が可能です。
■深度・流量・圧力のリアルタイム計測
専用管理装置により、施工の状況(深度、流量、
圧力など)をリアルタイムに把握できます。
平面図
平面図
平面図
平面図
削孔位置
断面図
断面図
断面図
管理装置画面
品
質
管
理 :造成直後に改良径・改良範囲の確認が可能です。
■造成完了直後の改良径・改良範囲確認
光ファイバーにジェットが当たると温
度が上昇することを利用して改良径、
改良範囲を確認したいヶ所に事前に
ファイバーケーブルを設置しておくこ
とで深度方向に連続的に改良径を確認
することが可能です。
■適用例③(矢板式護岸背面改良)
矢板に向けて噴射せずに近接した改良が可能なため、海側へのスラリー流出のリスクを軽減することが可能です。
マシン
揺動角:30°
1.2m
噴射方向
●従来工法
全体図
ジェットが当たるとともに光
ファイバーの温度が上昇
光ファイバーケーブル
高
60m
4
断面図
格子状
拡大
急激な温度上昇により改良径を確認
●マルチジェット工法
矢板付近拡大
改良
40
温度
GL-60.0m計測温度
30
鋼矢板
20
時間
10
16:24
16:30
16:36
16:42
スラリー流出の危険性高
スラリー流出の危険性低