2015春季生活闘争妥結! 2015春季生活闘争妥結!

%に引上げ
No.10
481
2015.4.1
前 田 稔
中 山 耕 介
前田委員長は、今後も収入
が大きくぶれなければ賃上げ
を行うこと、グループで働く
仲間のために、JR西日本グ
ループにふさわしい賃金とな
るよう全体の賃上げを親会社
と し て 働 き か け を 行 う こ と、
併せて北陸新幹線開業後の収
入状況をみて一時金の支給を
検討するよう求めた。
また、併せて、今春闘交渉
歳以降の基準
昇給の実施を含め、
会社からの提案内容につい
若手からベテラン層まで 幅広 く 賃金 改 善!
基本給調整率
契 約・シニアの賃金も 引上げ!
歳以降、基準 昇 給 300円 を新 設!
. .入社で
.以降生
れ
と賃金カーブを見直す﹁賃金制度の一部改正﹂
S
S
.
の引上げを勝ち取った。
については、春闘回答にあった
歳以降の基本給調整
55
93
と並行して交渉を進めてきた
なお、今回の大きな成果として、会社が既
55
33
JR入社世代の 歳以降の基本給調整率の廃止
中央委員会で2015春闘方針を決定し、2月
に整理済みとしてきた
55
55
34 62
4 4
2 1
, 645円
ア・賃金改善による月例賃金総額1
5日に要求書を会社に提出後、組合員とその家
55 55
17
中央闘争委員会は2月4日に開催した第 回
族の負託に応えるべく鋭意交渉を進めてきた。
このような経過の中、
中央闘争委員会は、
組合
て大筋了解とした。ただし、
労使で認識された基
厳しい交渉となった。
本給調整が残る一部ケースなどの課題について
見解を示すなど、
最終場面まで接点の見えない
率の課題については、JNR世代の早期退職
定費増につながるベアの実施にきわめて慎重な
そして、回答指定日の前日の3月 日に、地
新幹線開業の初年度経費の負担増などを理由
に経営見通しは楽観できないと主張し、
将来の固
は、今後も協議を進め検討していくとの会社回
しかし、
会社側は電力料金の高止まりや北陸
歳以降の年300円の基
進めてきた。
歳以降について調整率を
社世代の課題も合わせて解決にむけて議論を
%へ引上げと、
整率廃止と賃金カーブ見直しの課題について2
月に会社提案を受けて並行して交渉し、
国鉄入
93
制度対象外世代の
に、
私たちが求めてきたJ
R入社世代の基本給調
ます。
配を求めて精 力的な交 渉を重ねてきた。
さら
18
本代表者会議を開催して春闘交渉の情勢につい
移するJ
R西日本の経営動向を背景に、
公正な分
10
て共有し、あくまでもベアにこだわって最後ま
臨給5.7ヶ月を中心とする要求を提出、
好調に推
答も引き出した。
以降基本給調整率廃止、
エリア手当改善、
年間
各地方での檄布・檄紙の取り組み、掲示板を
賃金総額6,000円引き上げ、
純ベア3,000円、
55歳
準昇給を新設することができた。
J
R西労組は連合・
J
R連合方針に基づき、
月例
で闘い抜くことを意思統一した。
期待の高まる闘いとなった。
活用した〝春闘の見える化〟や春闘決起集会へ
るベアを獲得するとの報道が続く中、
組合員の
また、年間臨給については、昨年同等の
輸出産業の牽引により企業業績が大幅に改善し
た自動車や電機産業の大手労組が昨年を上回
5・38ヶ月とし、その他、契約社員とシニ
会保険料増により実質賃金が低下する一方で、
指定した回答日である3月 日に突入し、中
今春季生活闘争は、
物価上昇、
消費増税、
社
央闘争委員会は、 時から第7回目となる交渉
引き上げとなる。
の参加など、中央闘争委員会の取り組みにご協
ベア
・賃金改善により月例賃金は平均1,645円の
力、ご支援をいただいたことに感謝申し上げる
引き出し、
大きな成果を確認して席上妥結した。
ア・シニアリーダー社員の時間額5円引上
リーダー社員の時間給 5円引き上げ等の回答を
の席についた。
駅・客室乗務員はさらに引き上げ)
、
シニア
・
シニア
とともに、西バス地本、中バス地本、宮島フェ
契約社員の時間給5円引き上げ
(京阪神地区の
55
など総合生活改善を含め、若手からベテラン
支社エリア手当の1.5%への引き上げ、
55歳以降
の基準昇給300円の新設、
年間臨給5.38ヶ月分、
前田委員長をはじめとする中央闘争委員は、 げ、金沢支社のエリア手当を1・5%に改善
55歳基本給調整率の93%への引き上げ、
金沢
リー支部の春闘への引き続きのご支援を要請し
象外
(昭和34年度生れ以降)
の国鉄入社世代
最後の最後まで粘り強く交渉し、昨年を上回る
昇給の実施に加え、
純ベア1,000円、
早退制度対
層まで幅広く賃金改善となる成果を引き出
生活闘争の第7回となる最終交渉に臨み、
基準
し、席上妥結した。
J
R西労組中央闘争委員会は、
本日、
2015春季
2015春季生活闘争妥結!
,
純 ベ ア1
0
0
0
円
を
始
め、 歳以降の基準昇
, 345円となり、ベ
給などのベアは平均1
2015春季生活闘争妥結に
あたっての
中央闘争委員会見解
員と家族の熱い思いを受け、
月例賃金の引き上
げにこだわって粘り強く取り組み、
最終的に純ベア
1,000円、
会社が整理済みとする55歳基本給調
純ベア1,000円 ベア1,345円、月例賃金総 額1,645円 引上げ!
!
整率やエリア手当の引き上げをはじめとする重要
課題の前進など、
上記の成果を引き出すことがで
<2015 春闘妥結内容>
きた。
そして、
J
R入社世代の55歳基本給調整率
廃止と賃金カーブ見直しについては、
55歳以降
基準昇給の新設のほか、
入社時年齢が高く調整
率の適用が残る者などへの改善策の検討を明
示させるなどの前進を図ることができた。
また、
昨年に続き、
春季生活闘争の意義や重
☞ 労働協約に定める基準昇給の完全実施(定期昇給分の確保)
☞ 純ベア 1,000円(全社員の職務遂行給に1 , 0 0 0円を加算)
【平成27年4月1日以降】
☞ JNR入社世代の55歳以降の基本給の改善
要性についての理解を深め、
運動への参画を広
げるために
“見える化”
を進め、
組合員の積極的な
参画で中央闘争委員会を精力的に支えていた
だいた。
今回の成果は、
組合員の力の結集による
運動の成果であり、
今春季生活闘争を職場から
☞
☞
作り上げていただいたすべての組合員と家族の
皆様に心より感謝を申し上げたい。
今後は両バス
地本・
フェリー支部、
J
R西日本連合に結集するグ
ループ労組の交渉が本格化する。
働く仲間の賃
金・労働条件の改善にむけ、
成果を活かして相
乗効果が発揮されるよう最大限支援していく。
最後に、
北陸新幹線の開業効果の最大化を
はじめ、
安全を基礎に会社の健全な発展を通じ
た私たちの地位の向上へ今後も邁進していく
決意を明らかにし、
2015春季生活闘争妥結にあ
たっての中央闘争委員会の見解とする。
2015年3月18日
西日本旅客鉃道労働組合(JR西労組)
2015春季生活闘争中央闘争委員会
☞
☞
• S 3 4 . 4 . 2 以降生れの早期退職制度対象外の社員の基本給調整率を93%に引上げ
• 55歳から定年まで一律300円の基準昇給を新設
エリア手当を金沢支社1.5%に改善
契約社員、
シニア・シニアリーダー社員の時間給の改善
【平成27年4月1日以降】
• 時間額を一律5円引き上げ
• 京阪神地区の駅・客室乗務員の契約社員の時間額
(2年目1,165円、3年目1,200円)
年間臨時給与 5.38ヵ月
(夏季6月30日・年末12月10日に2.69ヵ月支払い)
総合生活改善
• 大規模災害・事故時等の退勤に関わる実費の支給
【平成27年4月1日以降】
• 契約社員の特急列車を利用する通勤に要する通勤手当の支給
【平成27年4月1日以降】
• 東日本大震災に関わるボランティア活動を対象とした支援措置を翌年3月末まで延長
ベア・賃金改善による月例賃金総額を1,645円引き上げ!
******************************************************************************
【平成28年4月1日以降】
☞ JR入社世代の賃金制度の一部改正
• 55歳から定年まで一律300円の基準昇給を実施
• 基本給調整が残る一部ケースの対応方を検討する
1