ごあいさつ(393KB)

〔ごあいさつ〕
平素から、よこすか葉山農業協同組合(略称JAよこすか葉山)に格別のお引立てを賜り、心より
お礼申し上げます。
皆さまに、当JAをより一層ご理解いただくため、最近の業績や業務内容をとりまとめた 「平成26
年度 ディスクロージャー誌」 を作成いたしました。ご一読いただければ幸いに存じます。
さて、平成26年度のわが国経済は、消費税率引上げに伴う駆込み需要の反動減などにより個人消
費に弱さが見られたものの、円安により一部企業において業績改善が見られ、小幅な景気減速にとど
まりました。
農業・JAをめぐっては、6月に閣議決定された「規制改革実施計画」に基づく農協法の改正に向
けた検討が政府主導で進められ、27年2月に、「農協改革」 に関する法制度等の骨格案が提示されま
した。骨格案ではJAグループの組織の転換を求められましたが、JAグループも農業者の所得増大、
農業生産の拡大、地域活性化の実現に向けて今後5年間自己改革集中期間として自己改革に取組んで
まいります。
本県においても農協改革特別委員会を立ち上げ、意見の集約、情報提供、議員要請等に取組むとと
もに、かながわ農業の担い手の所得向上を目指し「JAグループ神奈川営農・経済改革プラン」の策
定を進めました。
TPP交渉については、日米二国間協議の進展や米国のTPA(大統領貿易促進権限)の成否が今後
の展開を大きく左右する重大な局面を迎えるなか、全国と連携して政府、県選出与党国会議員に対す
る要請を実施するとともに、街頭PR等により国内農業の重要性への理解促進に取組みました。
一方、懸案であった「都市農業振興基本法」の早期成立と関連法制・税制の早急な見直し等を求め
る運動に引き続き取組んだ結果、同法は27年4月に成立し、さらに、平成26年度は第65回県農協
大会決議実践2年度として、農業所得向上、食の安全・安心確保、JA組織基盤の拡充・強化、コン
プライアンスの確立を中心としたJA経営の強化等に、JA・連合会が連携して取組みました。
こうした情勢の中、当JAでは、農業者と消費者の交流の拠点、情報発信基地、新鮮・安全・安心
な農畜産物の提供を課題とした『すかなごっそ』に地元漁協が運営する「さかな館」を5月にオープ
ンし、野菜・精肉・魚介類の3拍子が揃う直売所となりました。今後も、消費者に愛され、生産者の
所得向上・販路拡大に貢献する運営に努めてまいります。
事業面においては、購買事業、販売事業、指導事業は計画を達成することが出来ましたが、信用事
業では貸倒引当金の積み増しによる費用の増加により、計画を下回る利益計上となってしまいました。
3 ヵ年計画の初年度にあたる平成26年度は、地域になくてはならない・存在感のあるJAをめざし
て、地域住民に信頼され支持される農業への取組み、JA組織基盤の拡充・強化、農と組織を支える
JA経営の強化を主要課題として、組合員をはじめとする地域利用者・消費者の方々から第一に選ば
れるJAの実現に取組んでまいりました。
今後とも一層のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
平成27年7月
よ こ す か 葉 山 農 業 協 同 組 合
代表理事組合長 三ツ堀 清已
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