2015年冬号 - 社会福祉法人かいゆう

第 40 号
2015 年
冬号
か い ゆう
だよ り
発行者:社会福祉法人かいゆう 国立市青柳 1-34-3 Tel 042-595-8033 発行年月日:2015 年 1 月 25 日
新年明けまして御目出度うございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
寒い日が続きますが皆様にはお元気でお過ごしで
しょうか。 冬は四季の一つ。 四季それぞれに良さと
辛さがありますが、 そのおかげで自然の豊かさを味
わえる喜びもあります。 春を楽しみにこの寒さを元
気に乗り切りたいですね。
先日 YMCA の先生を講師に迎えて若手職員の研
修を行いました。 テーマは 「チームワーク」。 今、
どの部署も人手が足りずにスタッフは日々の業務に
追われゆっくり考えたり職員同士でじっくり話しあっ
たりする時間が持ちにくくなっています。 そんな
この研修で大切なポイントがありました。 それは
「チームワークと仲良しは違う」 ということです。 それ
ぞれ個性の違うスタッフが一緒に仕事をする時にそ
の違いを尊重しあいながら時には批判もできる、 プ
ロとしての関係性でつながるチームワークは、 慣れ
合ったりかばい合う仲良しグループとは違うということ
です。 良い意味での仕事に対する緊張感をもって、
この寒い冬をスタッフ全員で乗り切っていきたいもの
です。
理事長 遠藤 良子
中でも何とか頑張ってより良い支援をする情熱
を失わないためには、 職員どうしが信頼しあい協
力しあう気持ちと、 それに支えられたチームワーク
で日々の仕事に取り組む必要があります。
明けましておめでとうございます。 年が明けて、 支
援の中で元気な皆さんとお会いして 「今年もよろしく
お願いします」 と言うとき、 ほっとした気持ちになると
ともに、 今年もよりよい支援を展開できるようにがんば
りたいと気持ちを引き締めております。
年明けと同時に、 来年度に向けた国の予算、 東
京都の予算、 制度の内容などが伝わってきます。
十分な予算の裏づけは見込めませんが、 来年度に
向けてどのようにサービスを充実させていけるか、 計
画を立てて実行していきたいと思います。
ている場面がありました。 家がつぶされないよう
に、 隣近所の人が集まって雪を下ろしている光
景を見たとき、 行政がいうところの 「共助」 では
なく、 厳しい冬をみんなで生き抜くための 「共助」
を学ばせていただけました。
福祉が 「共助」 にゆだねられることには反対で
すが、 「共助」 の心はとても大切なことだと思い
ます。 「お互いに思いやる心」 がもっと育てば、
さらに生きやすい地域になっていくのだと思いま
す。
先ずは、 自分の心を育てることからはじめたい
と思います。 今年もよろしくお願いします。
今年の年始は、 寒波の影響で寒い年明けとなりま
した。 雪の多い地方では、 雪かきのできない家庭が
あります。
ある山奥の集落に行ったとき、 雪かきのできな
い家庭の雪かきを、 集落のみんなで雪下ろしをし
個別/日中活動支援センター長
松田 誠一
それぞれの
場所から
くじらハウス
Tel 042-505-7034 Fax 042-505-7035
障害者総合支援法によるヘルパー派遣事業所
まだまだ寒い日が続いています。 新年から、
なで話しあいながら、 楽しみながら、 協力しあい
くじらハウスの責任者が玉寄・橋本に替わりました。
ながらやっていけたらと思います。
くじらハウスも一歩ずつですが、 変化をとげていま
す。 利用者のみなさまには、 ご迷惑をかけること
本年も、 そして新しいくじらハウスも、 よろしく
お願い致します。 (橋本)
もあるかと思いますが暖かく見守って頂ければ幸
いです。 今後も引き続き、 支援に関してはみん
介護保険法によるヘルパー派遣事業所
新しい年になりました。 ヘルパーの仕事は、
今とはずいぶん遠く離れた事柄であっても、
お正月もお盆もあまり関係はありませんが、 それ
忘れることの出来ない喜びや悲しみなのだと思
でも新鮮な気持ちになりたいと思います。
います。
今年は終戦後 70 年。 私ももちろん戦争を知ら
とはいえ、 皆さん 「今」 を生きてもいらっしゃ
ない世代です。 高齢の方たちとの会話では幼少
るわけです。 過去の事だけれど、 その方にとって
の頃のこと、 つまり戦前の話しになることも少なく
大切なことにも寄り添いながら、 「今」 を支援して
ありません。 風景であったり、 出来事であったり、
いきたいと思います。 ( 稲川)
歌であったり。 くじらっこ
放課後等デイサービス
Tel/Fax 042-505-4661
新しい年を迎えるたびに 「1年」 という時間の
短さを感じます。 1週間、 1日、 時にはその日
の数時間。 あんなにも長く感じることがあるのに、
過ぎた時間はどうしてこんなにも早く感じるので
しょう。
人はみんな違っています。 顔や性格、 家族、
友人、 お金、 そして環境。 でも、 1日に与えら
れた時間はみんな同じ。 その時間をどう使い、
どう過ごすのかが、 日々のそして自分の充実に
繋がっていくのではないでしょうか。
もちろん楽しい事や嬉しいことばかりではありま
せん。 むしろ悩んだり辛いことのほうが多い気がし
ます。 でも、 それは自分の考え方一つで、 前向
きに進んでいけるのかもしれない!! あれ? なんだか自分に言い聞かせている気も
…。 でも! そうやって、 この新にスタートした1
年を充実した、 実のある年にしたいと思います!
2015 年も笑顔いっぱい! 子ども達と一緒に
楽しく♪共に成長していきたいと思います!
(宮崎)
相談支援センター宙
計画相談の面談でご家庭に訪問させていただくと、
その方の幼少期の写真や VIDEO、 絵や書初めなど
の作品、 長年身近にあるぬいぐるみやフィギアなど
の品々を自然と見ることができ、 わたしはそれをとて
も楽しみにしています。 「いつも、 ここの場所でこん
なことをするんですよ」 「ここの扉は外したんです」
等々のお話。 時にある壁の傷や凹み。 その方がこ
のご家庭の中で生まれ育ってきたのだという歴史をし
みじみ感じます。
未就学の方がしょうがいの本人であるご家庭にはま
だ新しいおもちゃや様々な子ども用品があり、 「療育
はどうする?」 「保育園?」 「幼稚園?」 「学校は?」
Tel/Fax くじらハウスと兼用
という会話の中、 「これからどんな人生を送っていくの
だろう」 と、これまたワクワクするような想いを抱きます。
お一人で暮らしている方もいらっしゃいます。 そう簡
単には招き入れていただくことは出来ません。 大切な
自分のお城です。 しょうがいがおありで、 子どもを育
てていらっしゃる方もいます。
本当に一つひとつの 「生」 というのは、 豊かで深く、
悲しみと驚き、 味わいと不思議さに満ちている。 仕事
を通して、 ほんの一部分に過ぎないとは思いますが
それらに触れることができるというのはなんて素晴らし
いことだろうと日々感じています。 (白川)
「精華園」 (神奈川県厚木市 ) 施設見学報告 12/26 (金)
見学の目的 : メゾン ・ ド ・ 歩人の運営や、 居宅支援 ・ 介護保険のあり方、 生活の面
での質の向上や医療との連携に関する今後の改善方法と対応策を発見するため。
⦅施設概要⦆ 主体は社会福祉法人かながわ共同
会。 平成 20 年 4 月新サービス事業体系 (指定
障害者支援施設) に移行する。 定員 140 名で現
在 112 名入所。 他県内に大規模な施設 3 ケ所、
ケアホーム (定員8名) 6 ケ所運営している。
敷地内には体育館、グランド、プール等があり、
カラオケやレクリエーション設備も充実している。
⦅利用者状況⦆ 高齢化とはいっても 10 年程前は
利用者平均年齢が 52 歳だったが、 現在は 64 歳
程になっている。 また精華園では看取りまで行っ
ており、 今後も継続していくとの事。 その事を課
題としてその方の人生の最期を良い形で送れるよ
うに日々考えながら支援していると担当者の方が
言っていた。 最高年齢 85 歳。
⦅生活状況⦆ 2 名又は 1 名一室でベットを並べる
と (交互に) 少々せまい?といった広さであった。
食堂、 各室内スペースは、 転倒ケガ対策として
柔らかいプラスチック製、 ゴム状の性質のものを使
用していた。
⦅感想⦆ 全体的に介護的要素が強く (利用者 5
分 1 程の方が医療を必要とする) その為に施設
内に内科 ・ 精神科 ・ 歯科があり病院のようなイメー
ジを感じた。 食事は口どけ食 (嚥下困難な方が飲
み込みやすいもの) 等工夫があり、 見た目も出来る
限りその食品に近い状態で作られているので食欲が
わき、 試食したが美味しかった。 色々な考え方があ
り、 現状の歩人利用者の方はまだ医療的な要素は
多くないが、 いつか来るかもしれない施設のような生
活に心が痛くなるような反面、 今後は介護的、 医療
的な立場で準備し支援しなければとも思う。 (佐野)
口どけ食のおいしさに感動。 料理長の方のこだわ
り、 熱意には感動しました。 帰り際、 職員の方の印
象に残った言葉に、 一番大変だっのた事は 「考え
方を変える事」 (ギアチェンジ) という言葉。 「今ま
での支援はまったく通用しない老いに対する支援。
本人の出来る事はどんどん減っていく。 理解も減っ
ていく。 治らないという事。 その中で笑顔や安心を
探していく。 現在も難しく思いながら日々の支援を続
けている」 という言葉でした。 (小野)
くじら工房
くじら工房
たまりば宙
セブンイレブン
地域活動支援センター
谷保駅
Tel/Fax 042-843-3450
大寒の厳しい寒さが身にしみる季節となりまし
げながら餅つきを楽しまれており、 その雄姿を見つ
た。 寒さに弱い私と致しましては自宅から足を踏
めながら新年を迎えたことを私は改めて実感させて頂
み出すことも拒みたくなる季節ではありますが、
きました.。
元日には天満宮に足を運び、 昨年の感謝を捧げ
るとともに新年の無事と平安を祈願して参りまし
昨年に引き続きまして、 工房では創作や資源回収
た。
等の様々な活動に精を出して取り組んでいきたいと
思っていますので、 本年もどうぞよろしくお願いしま
工房も新たな年を迎え、 皆清々しい気持ちで
す。 (金子)
活動を始動致しました。 工房では毎年恒例であ
る餅つきを今年も行いました。
途中で炊飯器が起動しなくなるということもあり
ましたが、 餅つきには餅だけでなく、 想定外なト
ラブルもつきものということで御愛嬌、 何とか無事
に餅米の炊飯も出来て、 メンバーの皆様は重い
杵を持ち 「ヨイショー !!」 と気持ちをこめた声を上
たまりば宙
Tel/Fax 042-843-0443
OPEN 10 時 30 ~ 18 時 30( 月~土)
新春のお喜び申し上げます。 宙では、 着物
を着て、 初詣をして、 お茶会で新年がスタート
のたまものだというお話がありました。 近所の人が
助けあったというお話です。
しました。 はじめて着物を着たという外国の方、 とって
も素敵で自然と周りのみんなも笑顔になりまし
た。
着付けをしてくださった方、 髪を結ってくだ
さった方、 色々な方のお力をお借りしての宙で
す。 ありがとうございます。
地域コミュニティーとしての役割を担う 「宙」、
谷保駅近くという、立地条件がいい環境で宙に寄っ
てくださる方も増え、 横のつながりも自然に出来て
きているかと思います。 人との中で学ぶことの多い
日々、 人と人の出会いを大切につながりを財産に
精進したいと思っております。
今後ともご指導よろしくお願いいたします。(阿部)
国立市の出初式での市長の話にもありました
が、 長野の地震の時崩壊した家もあった中で亡
くなった方が一人もいなっかたことは 「地域力」
ぐるーぷほーむ
新たな年、新たな気持ち、今年もよろしくお願
かいゆうのスタッフは、その耳と、興味をもつと言う
い致します。
心をみんなが持っています。私たちの強みです。だか
大事なこと・・・。かいゆうのグループホームに
ら、みんなが、私たちを信じて、こんなにもたくさんのこ
は、5ユニット合計28名の方が生活をしています。
とをそれぞれの伝え方で、一生懸命に伝えてくれてい
一人一人、形や方法は違うけれど、色々なこと、想
るのだと思います。そのことは、無駄には出来ません。
い、をつたえてくれます。ありがとうと感謝の気持
ち、時にはそれ違うよ、こうなんじゃない!など
と・・・それぞれの表現、伝え方で、会話をしてくれ
ています。
私たちにとって大事なことは、からだ全体を
使って、聞く耳を持ち、一人一人に興味を持つこと
大事にしていかなければいけないのです。皆が教えて
くれたことであり、気がつかせてくれたのだから・・・。
これからも、みんながもっと安心して会話をしてくれ
る、そんな、それぞれの家を創っていくので、これから
もたくさんのことを、私たちに伝えてくださいね。この大
です。たくさん考えて、もし自分だったらと自分の
事なことを忘れずに、前を向いて一歩、一歩と進んだ
身に置き換え、考えてを繰り返してみんなと対話す
道をしっかりと残していきます。みんなと一緒に!
ること、そして一つ一つと前に進んでいくことです。
あたりまえのようですが、とても大事なこと、けして
グループホーム支援センター長
忘れてはいけないことです。
冨永 誠二
はじめの一歩ハウス
あけましておめでとうございます。 一歩ハウス
一歩にお客さんが来るとおもてなししてくれる
は 13 周年目を迎えました。
人もいれば、 朝、 宿直サポートの方と 2 人でまっ
「地域の中で生活をする」 という理念でスタート
たりコーヒーを飲んでいる人もいたり、 お散歩中、
したグループホームですが、 昨年はその 「地域」
周りへ元気に挨拶をする人や、 楽しい看板や心
というものの大切さを特に実感しました。
地よい場所を街中で見つけている人とか。 それ
人手が足りないときに、 昔のヘルパーさんやボ
ぞれの方法で、いろんな形の世界を広げていて、
ランティアさんにお願いをしたときのことです。スタッ
本当にたくましくてかっこいいです。 見習わなくっ
フは感謝の気持ちだけでなく、 申し訳ない気持ち
ちゃ!! ( 岸本)
もいっぱいでした。 でも来てくれる人はみんな、
入居者メンバーと再会することを楽しんでくれまし
た。 私は 「みんな愛されてるんだなぁ」 と、 嬉し
くなり、 なんだか胸を張りたくなりました。
メゾン・ド・歩人
皆さま 明けましておめでとうございます。歩人
「やきいも!!」。スタッフは全員一致で「無理せ
の面々も目標を持って新年迎えたようです。
ずに!!」。
Ⅿさんは「時間を守る!!」。Tさんは「プール
今年もよろしくお願いします。 (小野)
をがんばる!!」。Nさんは「元気よー!!」。Kさんは
来歩ハウス
すうぇる
明けましておめでとうございます。新年を迎
え、すうぇるのメンバーは大きく体調を崩すことも
なく、元気に過ごしています。
とれいる
明けましておめでとうございます。 とれいるは今年
の5月で2歳になります。
もう2歳…まだ2歳…。 これから先のことを考えると、
まだ2歳と思いますが、 今日まででもたくさんの思い出
2015年も「すうぇるらしく!」をモットーに、「楽
があります。
しむ気持ち」「チャレンジする気持ち」を常に忘
笑ったり、 泣いたり、 怒ったり、 走ったり、 止まっ
れず、メンバー・スタッフ一同、力を合わせて元
たり、 躓いたり。 色々なところへ行ったこと、 何気な
気に頑張っていきたいと思います。
い日常。 その全てが今日までのとれいるを作っていま
本年もすうぇるをどうぞよろしくお願いいたし
す。
ます。 (渡部)
これからもたくさんの Trail( 軌跡 ) を残し、 大きく成
長していくのだろうな。
今年もどうぞよろしくお願いします。 ( 斎藤)