◆日経リンク債の特徴 日経リンク債は仕組債の一種であり、日経平均株価の下落リスクを取ることで、比較的高い利息を享受する商品です。 日経平均株価の動向によって、得られるクーポン及び償還条件が変わるという性質を持っています。 ボーナスクーポン型の場合、日経平均株価が期中の評価日において一定の水準以上になると、高クーポンを得ること ができます。償還については日経平均株価の水準によっては、投資元本を下回ることがあります。 ◆日経リンク債の償還イメージ 満期償還を待たずに、期限前償還される可能性があります。期限前償還は、各期限前償還判定日の日経平均株価が 「トリガー価格」以上であった場合に生じ、その直後の利払日に額面金額の100%で早期償還されます。 期限前償還のイメージ図 期限前償還 しません 日経平均株価 期限前償還 となります 期限前償還 しません トリガー価格 当初価格 A株 ノックイン価格 B株 東証終値 1回目の 期限前償還判定日 2回目の 期限前償還判定日 3回目の 期限前償還判定日 ※トリガー価格・・・期限前償還の判定価格です。日経平均株価終値がこの価格以上になると債券は直後の利払日に期限前償還となります。 ※当初価格・・・・・債券受渡日の日経平均株価終値です。 ※期限前償還の判定は、各期限前償還判定日においてのみ行われますので、それ以外の日に日経平均株価終値がトリガー価格以上となっても、期限前償還とはなりません。 ※ノックイン価格・・債券の償還方法決定価格です。日経平均株価終値がこの価格を下回ると満期償還時に元本毀損する可能性があります。 期限前償還されなかった場合、日経平均株価終値が一度もノックイン価格未満とならなかった場 合及び、日経平均株価終値が一度でもノックイン価格未満となったが、最終評価価格が当初価格 以上の場合は、額面金額の100%で満期償還されます。日経平均株価終値が一度でもノックイン 価格未満になり、かつ最終評価価格が当初価格未満の場合は下表の計算式で算出された金額 により償還されます。 満期償還 期限前償還せず、満期償還を迎えるケース 満期償還時の計算方法 日経平均株価終値が一度もノックイン価格未満 とならなかった場合 日経平均株価終値が一度でもノックイン価格未満となり、 かつ最終評価価格が当初価格以上の場合 日経平均株価終値が一度でもノックイン価格未満になり、 かつ最終評価価格が当初価格未満の場合 利率(年率) ボーナスクーポン型の場合 額面金額の100% 額面金額×(最終評価価格÷当初価格) ※1円未満四捨五入 適用利率は利率判定評価日における日経平均株価終値の水準により決定されます。 日経平均株価終値が利率判定価格以上の場合には高クーポン、利率判定価格未満の場合には 低クーポンとなります。 尚、評価日における日経平均株価終値が、利率判定価格水準以上になると債券は直後の利払 日に期限前償還となります(除く満期償還)。 ◆最近の主な取扱い銘柄 発行日 銘柄名 利率 2015年2月26日 バークレイズ・バンク・ピーエルシー 期限前償還条項 ノックイン条項 ボーナスクーポン条項付 日経平均株価連動 円建社債 4.00% or 1.00% 110% クレディ・スイス・エイ・ジー 期限前償還条項(トリガーステップダウン) ノックイン条項 ボーナスクーポン条項付 日経平均株価連動 円建社債 4.00% or 1.00% 110% ビー・エヌ・ピー・パリバ 期限前償還条項(トリガーステップダウン) ノックイン条項 ボーナスクーポン条項付 日経平均株価連動 円建社債 4.00% or 1.00% 105% 2015年3月30日 2015年4月23日 トリガー価格 ノックイン価格 満期日 申込金額 2018年2月27日 60% 100万円以上100万円単位 2018年3月29日 60% 100万円以上100万円単位 2018年4月24日 60% 100万円以上100万円単位 ※トリガーステップダウン条項=トリガー価格が利払いごとに一定水準ごと逓減します。 ◆ご投資にあたっての留意事項 ●お買付時には、購入対価のみをお支払いいただきます。 ●個人のお客様の場合、利子については利子所得として課税、譲渡益については非課税、譲渡損につい ては税務上考慮されないものと考えられます。 ◆主なリスク 元本リスク(価格変動リスク):償還期限に受領される価値は対象指数により直接影響を受け、当初投資さ れた額面金額を大きく下回る可能性があります。また本債券は類似する満期と信用度の普通社債と比較し て高い利金が得られますが、本債券の評価損を考慮した後の所有期間利回りは普通社債を下回る可能性 があります。 早期償還による再投資リスク:本債券は、満期償還日より前に期限前償還されることがあります。この場合、 期限前償還された金額を再投資するときの利回りが、仮に本債券が存続した場合の利回りを下回ることが あります。 信用リスク:発行者の財務状況の悪化等により発行者が本債券の利息または償還金額を支払わず、また は支払うことが出来ない場合には、投資家は損失を被りまたは投資元本を割り込むことがあります。 流動性リスク:発行者、売出人及び計算代理人は本債券につき、買い取る義務を負うものではありません。 万一途中売却された場合、発行者の信用力・知名度や対象指数の動向や市場環境などのその他の要因 によって売却価格が投資元本を大幅に下回ることがあります。 利率変動リスク:本債券の利率は日経平均株価の動向に従って決定されることがあります。場合によって は、当初期待した金利収益を得られないことがあります。(ボーナスクーポン型の場合) ※このリーフレットは商品概要をご案内するもので、金融商品取引法上の開示資料では ございません。その他リスクの詳細につきましては目論見書等をご確認ください。 八十二証券株式会社 商号等: 八十二証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第21号 加入協会: 日本証券業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 広告審査済
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