仕様書(PDF:117KB)

県庁舎電話交換設備保守点検業務委託仕様書
履行年度
平成 28 年度
委託業務名
県庁舎電話交換設備保守点検業務委託
履行場所
滋賀県庁
大津合同庁舎
履行期間
平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日まで
大津市京町四丁目 1 番 1 号
大津市松本一丁目 2 番 1 号
1
目的
本業務は、専門業者による法令等に基づいた、もしくはそれに準じた機器の点検を行い、
機器を適正に維持することを目的とする。
2
業務内容
(1) 業務対象機器 別紙1 点検対象機器表による
(2) 業務内容
a)定期保守
別紙2、デジタル電子交換機保守点検計画表の周期により技術者を派遣し、装置の正常
な状態を維持するため、装置の点検調整および不良部品交換等の作業を実施する。
b)緊急修理保守
通知またはリモートメンテナンスにより装置の故障を確認した場合は速やかに技術者
を派遣して必要な修理を行う。また、故障発生時の復旧対応のために、24 時間連絡体
制を整えているものとする
なお、部品の交換の必要が生じた場合に、当該部品にかかる費用については有償とする。
c)保守業務範囲外の事項
次の事項は、委託業務の範囲に含まれないものとする。
・天災、地震等の原因により生じた故障の修理
・不適当な装置の使用または取り扱いによる故障の修理
・装置の改造、移設および撤去に関する作業
・消耗品(インクリボン、用紙等)の供給
3
一般事項
(1) 契約書および本仕様書(設備概要、別表を含む。)に記載されていない事項については、
受託者、委託者双方協議の上、決定する。
(2) 業務の実施にあたり、適用を受ける関係法令等を遵守し、業務の円滑な遂行を図る。
(3) 業務の実施にあたっては、予め施設管理担当者と十分な打合せを行い、施設の業務、運
営に支障の生じないようにすること。
(4) 業務上知り得たことについては、外部に漏らさないこと。
(5) 業務に関連して、発注者から緊急の依頼があった場合は、迅速かつ適切な処置を講じる
ものとする。
4
受託者の負担の範囲
(1) 本業務に必要な燃料費、管理業務の実施に必要な光熱水費等は特記がある場合に限り、
受託者負担とする。
(2) 点検に必要な工具、計測機器等の機材は、設備機器に付属して設置されているものを除
き、受託者負担とする。
(3) 保守に必要な消耗部品または材料、油脂等は、特記がある場合を除き受託者負担とする。
(4) 業務を実施するにあたり、必要となる諸官庁、関係箇所への書類の作成および提出にか
かる費用は、受託者負担とする。
5
施設管理担当者
(1) 施設管理担当者とは、庁舎等の管理に携わる者で、保全業務の監督を行うことを委託者
が指定した者をいう。
6
業務責任者
(1) 業務責任者とは、業務を総合的に把握し、調整を行う者をいう。
(2) 受託者は、契約締結後速やかに業務責任者を定め、「業務責任者等届」を委託者に提出
する。また、業務責任者を変更した場合は「同変更届」を提出する。
(3) 業務責任者は業務担当者を兼ねることができる。
7
業務担当者
(1) 業務を行う者は、その内容に応じ、必要な知識および技能を有する者とする。
(2) 法令により業務を行う者の資格が定められている場合は、当該資格を有する者が業務を
行う。
8
業務計画
(1) 業務責任者は業務の実施に先立ち、実施体制、実施工程、業務担当者が有する資格等の
業務を適正に実施するために必要な事項を記載した「業務計画書」を委託者に提出する。
(2) 業務計画書を作成するに際しては、庁舎の設備内容を十分熟知の上、総合的な点検が行
われるように、施設管理担当者等と綿密な協議を行うこととする。
9
臨機の処置
(1) 点検の結果、故障その他不具合を発見したときは、速やかに施設管理担当者に報告し、
その処置について協議を行うものとする。
(2) 点検時以外においても故障等が発生した場合は、迅速かつ適切な対応を行うものとす
る。
(3) 点検に際して設備等に破損を生じた場合は、原状復旧を行うこととする。
10
業務報告
(1) 業務が終了したときは、「点検実施報告書」その他必要とされる書類を速やかに委託者
に提出する。なお、劣化状況等を報告する必要がある場合は、劣化状況等を示す写真お
よび図面を添付する。
(2) 業務が完了したときは、「委託業務完了届書」を速やかに委託者に提出する。
11
再委託
(1) 受託者は、業務の全部を一括して第三者に委任し、または請け負わせてはならない。
(2) 受託者は、業務の一部を第三者に委任し、または請け負わせようとするときは、予め委
託者の承諾を得なければならない。この場合は、「再委託届」を委託者に提出する。
12
業務の安全衛生管理
(1) 業務の安全衛生管理については業務責任者が責任者となり、関係法令に従って行う。
13
危険防止の措置
(1) 業務の実施にあたっては常に整理整頓を行い、危険な場所には必要な安全措置を講じ、
事故の防止に努める。
(2) 業務を行う場所、若しくはその周辺に第三者が存する場合または立ち入る恐れがある場
合には、施設管理担当者と協議の上、危険防止に必要な措置を講じ事故の発生を防止す
る。
14
業務の引継
(1) 契約終了に伴う業務の交代については、業務責任者が責任を持って機器の運転状況、非
常時の対応等、設備保全上必要な事項については十分に引継を行い、機能の保持に努め
なければならない。
15
その他
(1) 支給された消耗品および予備品については、使用した数量を施設管理担当者に報告す
る。
(2) 業務にあたって資格が必要なものについては当該資格の保有者をあてること。
別紙1
A
点検対象機器表
本庁舎電話交換設備
交換機設備
(NEC製 SV8500モデル160 1式)
ア
本体
1 式
イ
アナログ局線
32 回線
ウ
INS回線
5 回線
エ
LD専用回線(防災行政無線・大津合同庁舎)
48 回線
オ
障害時自動切替回線
36 回線
カ
アナログ内線
1440 回線
キ
多機能内線
112 系統
ク
多機能録音装置
1 式
ケ
料金管理装置
1 式
コ
メンテナンスコンソール
1 式
② 電源装置
ア
整流器 (サイリスタ整流器 PR-FNTNF405X3-A)1
イ
蓄電池 (シール式据置蓄電池 AM900PE)
1 組
③ 付帯設備
MDFおよび配線機器
1 式
ただし、MDF以降の配線、端子盤および端末電話機等は除く。
①
B
大津合同庁舎内線延長装置
内線延長装置設備
(NEC製 SV8500モデル140 1式)
ア
内線延長装置
1 式
イ
アナログ局線
80 回線
ウ
アナログ内線
256 回線
エ
多機能内線
32 回線
オ
LD専用線(県庁舎)
24 回線
カ
障害時自動切換回線
72 回線
② 電源装置
ア
整流器 (サイリスタ整流器 NG-049304 -48V30A SPWR-B)1 台
イ
蓄電池 (鉛蓄電池 NP65-12)
1 式
③ 付帯設備
MDF、配線、端子盤等
1 式
ただし、MDF以降の配線、端子盤および端末電話機等は除く。
①
台
別紙2
デジタル電子交換機保守点検計画表
デジタル電子交換機保守点検計画表
区
分
項
目
電話交換機
試験点検項目
周
期
各部点検
月
2回
交 アナログ局線
機能試験
年
3回
換 INS1500回線
機能試験
年
3回
機 LD専用線
機能試験
年
3回
器 アナログ内線
機能試験
月
2回
多機能内線
機能試験
月
2回
多機能録音装置
機能試験
年
2回
機能試験
月
2回
各対地登算試験
年
2回
機能試験
月
2回
各トランクおよび
年
2回
月
1回
月
1回
2回
料金管理装置
記
事
本庁舎のみ
内線課金データ試験
メンテナンスコンソール
内線回路データ打出
整流器
各メーター点検
各部点検
蓄電池
電圧・電流測定
および各部点検
MDFおよび配線機器
端子・配線の点検
月
リモートメンテナンス
状態確認
注)参照
注)リモートメンテナンスについて
受託者が、県庁舎閉庁日毎に1回、遠隔監視により電話交換機の状態を確認すること。
遠隔監視により、電話交換機に異常が発生時した時、自動的に信号を受信すること。
なお、上記にかかる遠隔監視装置、通信費用等は受託者の負担とする。
機能試験等の詳細事項については、建築保全業務共通仕様書(平成 25 年度版)を参照のこと