仕様書(PDF:171KB)

常設展示維持管理委託業務仕様書
1.委託業務の名称
2.委託期間
常設展示維持管理委託業務
平成28年(2016年)4月1日から平成29年(2017年)3月31日まで
3.委託内容
滋賀県立琵琶湖博物館の常設展示に関して、技術者を駐在させ日常的な点検保守(以下「日常点
検」という。)を行う。
点検の結果、特に高度な技術が必要なものあるいは大がかりな補修が必要なものについては、発
注者に随時報告し、技術的な助言を行う。
(維持管理の内容)
日常点検
・常設展示全般について日常的に点検し、不具合が発生した箇所について展示物の固定、接着、
塗装、消耗部品の交換、機器の再起動等の簡易な補修および清掃などを行う。
・計133日間(ただし12月28日から1月3日までの期間を除く:9時から17時まで)、1名の館常駐
とする。月ごとの出勤日数は下記のとおりとする。(リニューアル工事による展示室の閉鎖があ
るため、7月以降に出勤日を多く設けている)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
9日
8日
7日
10日
13日
12日
10月
11月
12月
1月
2月
3月
計
13日
13日
11日
12日
12日
13日
133日
参考:リニューアルオープン(C展示室・水族展示)
平成28年7月14日(木)予定
修理工作室職員と出勤日を調整し上記の日数分出勤すること。なお、補修が必要な展示物の件
数や内容により出勤する曜日や各月の出勤日数について変更することがある。(年間のトータル
日数は変更しない。)
・毎月25日までに翌月の出勤予定を発注者に報告すること。
・点検日においては開館時間までに展示室の点検を実施し、問題箇所の対策に努めるとともに、
問題箇所の報告を行うこと。ただし点検日が開館日にあたらない場合にはこの限りでない。
・補修に必要な接着剤、塗料、刷毛、薬品、ランプ類等の消耗品は発注者で用意する。
(維持管理の対象)
常設展示を維持していくために必要な展示物の管理を対象とし、展示の改良および再製作、主た
る機器類(パソコン、LD、DVD、Mpegプレーヤー、大型スクリーンなど)の補充・交換および予測で
きない大規模な補修は対象としない。
1)造作物
・吊物点検(懸垂幕、照明ボーダー、天井吊元ボルトナット等、ワイヤー等のゆるみ点検・調整)
・床、展示什器の破損点検
・取り付け金具、接着等のゆるみ点検・調整
2)映像・音響・メカ装置
・映像音響機器(モニター、LD、DVD、Mpegプレーヤー、アンプ、スピーカー等)の点検・調整
・情報検索機器(コンピューター、モバイル機器、モニター、トラックボール等)の点検・調整
・メカ装置制御機器の点検・調整、回転・スライド機器の点検・調整
・演出照明装置の点検・調整
3)グラフィック
・グラフィックの剥がれ、破損、めくれの点検、補修
4)造形物
・ジオラマおよび展示物の点検、補修、清掃
・取り付け金具、接着等のゆるみ点検・調整、補修
・造形物塗装の補修
5)消耗部品
・ランプ類、フルネルレンズなどの消耗品および小部品の補充・交換を行う。
(技術者の要件)
常駐の技術者は以下の要件を満たす者とし、別紙様式により経歴書を提出すること。
・博物館での維持管理における実務経験が3年以上の者
・映像装置分野で5年以上の実務経験を有する熟練者
・造作分野で5年以上の造作物製作実績を有する熟練者
造作分野の技術者は、各月4日以上出勤すること。(ただし、6月は3日以上とする。)
点検項目の詳細は次のとおり
日常点検
A展示室
琵琶湖のおいたち
・全体
機器まわり、ジオラマ植物、高所等の清掃
・1-1-1
河原の石はどこから
化石の石・解説パネルの固定、化石林の破損
・1-1-2
山をつくる岩石
石・解説パネルの固定
・1-2-1
日本海の形成
解説パネルの固定、ネジの緩み
・1-2-2
鮎河層群と化石
化石類の固定
・1-2-3
東アジアの淡水魚のふるさと
解説パネルの剥がれ、ネジの緩み
・2-1-1
北上する湖
映像の動作
・2-1-2
亜熱帯の湖
レプリカの破損、絵の破損
・2-1-3
深い湖
絵の破損
・2-1-4
ゾウのいる森
造形物の破損、音響装置の動作
・2-1-5
琵琶湖で進化した生き物たち
包埋標本の固定、解説パネルの剥がれ
・2-2-1
博物館の地下を探る
ボーリング器具の固定、タッチパネルの動作
・2-2-2
古琵琶湖から琵琶湖へ
解説パネルの剥がれ、映像装置の動作
・2-2-3
琵琶湖層
造形物の破損
・3-1
フィールドでの調査
床・レプリカの破損、化石林の破損、
調査器具等の固定
・3-2-1
地質の研究
顕微鏡の動作、インターホンの動作
・3-2-2
魚類化石の研究
レプリカの破損、インターホンの動作
・3-2-3
植物化石の研究
顕微鏡の動作、インターホンの動作
・3-2-4
せきつい動物化石の研究
骨格の整頓、レプリカの破損、インターホンの動作
・映像音響機器(モニター、LD、DVD、Mpegプレーヤー、アンプ、スピーカー等)の点検
映像機器
4カ所、音響機器
7カ所
・情報検索機器(コンピューター、モニター、トラックボール等)の点検
情報検索機器
2カ所
B展示室
人と琵琶湖の歴史
・全体
機器まわり、高所等の清掃
・
世界の考古学者からの
メッセージ
映像装置の動作
・1-1-1
葛籠尾湖底遺跡の謎
資料の固定、映像装置の動作
・1-1-2
湖底遺跡の調査と方法
資料の破損・固定、映像装置の動作
・1-2-1
湖辺の縄文人のくらし
資料の固定、映像装置の動作
・1-2-2
米づくりのはじまり
資料の破損・固定、照明装置
・1-2-3
湖と川の支配と領域
解説パネルの破損
・2-1-1
湖畔の都と万葉集
資料の破損・固定、照明装置
・2-1-2
湖と古代の交通
資料の固定
・2-1-3
古代琵琶湖の産物
資料の破損・固定、解説パネルの破損
・2-2-1
輸送の主役丸子船
映像装置の動作、照明装置
・2-2-2
湖上交通のうつりかわりと
港町のにぎわい
資料の破損・固定
・3-1-1
漁場と漁業権
資料の破損・固定
・3-1-2
漁師のくらし
資料の破損・固定、映像装置の動作、床の破損
・3-2-1
沖合の漁
資料の破損・固定
・3-2-2
湖岸・内湖の漁
資料の破損・固定
・3-2-3
川の漁
資料の破損・固定
・3-2-4
桶風呂
資料の破損・固定
・4-1-1
水利用の工夫
資料の破損・固定
・4-1-2
治水への取り組み
資料の破損・固定
・4-1-3
蒸気船の活躍から琵琶湖観光へ
資料の破損・固定、映像装置の動作
・映像音響機器(モニター、LD、DVD、Mpegプレーヤー、アンプ、スピーカー等)の点検
映像機器
8カ所、音響機器
3カ所
・情報検索機器(コンピューター、モニター、トラックボール等)の点検
情報検索機器
1カ所
C展示室
・全体
湖の いま と私たち 〜暮らしとつながる自然〜
機器まわり、ジオラマ植物、高所等の清掃
・映像音響機器
(モニター、DS、LD、DVD、Mpegプレーヤー、アンプ、スピーカー、カメラ等)の点検
・情報検索機器(PC、タッチパネルモニター、プロジェクター等)の点検
・1-1
空からみた琵琶湖
床タイルの汚れ・破損
・1-2
琵琶湖はどんな湖か?
資料の破損、固定
・1-3
琵琶湖のカタチと水の中
模型の破損、水温体感装置・映像機器の動作
・1-4
シェアしたい琵琶湖の風景
映像機器の動作
・1-5
琵琶湖の利用と変化
照明装置の動作、映像機器の動作、資料の破損
・1-6
琵琶湖のオモシロ物理現象
映像機器の動作
・2-0
ヨシ原に入ってみよう
ジオラマの破損、におい装置・映像機器の動作
・2-1
ヨシ原の生き物たち
ジオラマの破損、資料の固定、映像機器の動作
・2-2
人とヨシとのつきあい
ジオラマ・丸立ての破損、映像機器の動作
・2-3
これからのヨシ原
資料の破損・固定
・2-4
かつての湖辺大湿地
データベース・映像装置の動作
・3-1
田んぼと人の関わり
模型の破損、映像機器の動作
・3-2-1
滋賀の田んぼの生き物
模型装置の動作、レプリカの破損
・3-2-2
田んぼの中をのぞいてみると
ジオラマ・レプリカの破損
・3-2-3
田んぼと他環境を行き来する動物
グラフィック等の破損
・3-3
田んぼに集う人々
映像機器の動作
・4-1
川と琵琶湖
ジオラマの破損、コリントの動作、各種機器の動作
・4-2-1
森と生き物と人
ジオラマ・模型の破損、におい装置・各種機器動作
・4-2-2
人が育てる森
模型の破損、資料の固定、ゲーム動作確認
・4-2-3
森から生まれる水
ジオラマの破損、流出模型の水漏れ・補水
・4-3
川と森と人
資料の固定、各種機器の動作
・5-1
スイッチひとつで
音響・照明装置の動作
・5-2
暮らしは変わる
資料の破損、固定、映像機器の動作
・5-3
1964年 農村の暮らし
資料の破損、映像機器の動作、におい装置の動作
・5-4
私の暮らし
おみくじ破損、資料の固定・破損、各種機器動作
・6-1
生き物のにぎわい
レプリカの破損・固定、映像機器の動作
・6-2
生き物のちがいと変化
レプリカの破損、固定
・7-1
研究スタジアム
顕微鏡の動作、資料の破損・固定、各種機器動作
・7-2
みんなでつくるフィールド情報
データベース動作確認
・7-3
オピニオンボード
ボード等の破損
水族展示
湖の いま と私たち
・映像音響機器
〜水の生き物と暮らし〜
(モニター、スクリーン、プロジェクター、DS、Mpegプレーヤー、アンプ、スピーカー等)の点検
・情報検索機器(PC、タッチパネルモニター、カメラ等)の点検
・1-1
内湖・ヨシ原の生き物
グラフィック等の破損
・1-2
岩場から沖合にすむ魚たち
水中音演出装置、水面投影装置の動作
・1-3
琵琶湖の主
レプリカの破損、各種機器動作
・1-4、5
湖底の生き物たち/琵琶湖のコアユ グラフィック等の破損
・2
琵琶湖の生き物と人の暮らし
模型の破損・固定、におい装置の動作
・3
川の生き物とその環境
グラフィック等の破損、映像装置の動作
・4
水辺の鳥たち
グラフィック等の破損
・5
よみがえれ!!日本の淡水魚
グラフィック等の破損、映像装置の動作
・6
古代湖の世界
資料の破損・固定、映像装置の動作
・7
生きた化石 古代魚
グラフィック等の破損
・8
ふれあい体験室
グラフィック等の破損、映像装置の動作
・9-1
プロローグ(マイクロアクア)
模型の破損・固定、映像装置の動作
・9-2
小さな生き物たち
映像装置の動作、模型の破損・固定
・9-3
マイクロバー
顕微鏡の動作、映像送信機器の動作
・9-4
マイクロシアター
椅子の破損、映像・音響装置の動作
・9-5
マイクロワールドの物理学
オイル漏れ確認
・9-6
微生物と人との関係
映像装置の動作
ビワコオオナマズ
ディスカバリールーム
・全体
照明、イヤホンの破損、パーティションの破損、機器まわり等の清掃
・音の部屋
ドア取手のネジの緩み
・のぞいてみよう魚の世界
消耗品の交換(水槽の清掃補助)
・世界の子どもたち
ビデオブースの動作
・にんぎょうげきじょう
人形の破損、背景の動作
・動物のすみか
グラフィックの破損、取手の破損
・おばあちゃんの台所
ポンプ、カマドの動作、資料の破損
・道具としての歯
電動装置の動作
・ミクロの目
顕微鏡の照明装置、昇降装置の動作
・生きもののつながり
ギアの破損
・汽車を走らせよう
台の破損
・むかしの生きもの
照明装置の動作
・ザリガニになろう
手の動作、ワイヤー切れ、餌の固定
・石の下の生きもの
資料および背景ジオラマの破損
・水の中の生きもの
資料および背景ジオラマの破損
・ディスカバリーボックス
資料の破損
・映像音響機器(モニター、LD、DVD、Mpegプレーヤー、アンプ、スピーカー等)の点検
映像機器
1カ所、音響機器
1カ所
アトリウム空間
・音響系機器点検
エスカレーター上
3カ所
(別紙様式)
技
術
者
の
経
歴
等
○氏名および生年月日
○所属・役職等
○担当する業務分野
(造作分野
/
映像装置分野)※いずれかに○
○所有資格等(資格の種類、登録番号、取得年月日等)※業務に関連するもの
○業務経歴(維持管理または製作実績)
平成●●年
△△業務
発注者:
平成■■年
◎△業務
発注者:
上記について、相違ありません。
技術者署名
印