仕様書 [PDF:346KB]

平成 28 年度高知県情報ハイウェイに係る
インターネット接続サービス使用契約仕様書
1 名称
平成 28 年度高知県情報ハイウェイに係るインターネット接続サービス使
用契約
2 目的
県庁や県立の教育関係機関などが利用するインターネット接続サービスを、
高知県情報ハイウェイを活用して、適正な競争原理のもと一括で調達するこ
とで、品質の高いサービスを確保し、行政サービスの向上並びに教育分野の
情報化推進を図る。
3 サービスの内容
(1)基本要件
ⅰ.高知県情報ハイウェイ利用者(※1)が利用でき、かつ県が所有している
グローバルIPアドレス(202.254.164.0/22)が利用可能なインターネッ
ト常時接続サービスであること。
ⅱ.90Mbps の帯域確保型とし、月額利用料金を一定とすること。
なお、この料金には、月額利用料金(インターネット接続料金・アク
セス回線料金・回線終端装置(端末設備)・付帯サービス料)、設定費用
(初期工事料金・導通試験・その他設定料金等月額利用料金以外の料金)
及び機器の設置並びに撤去に要する費用を含むこと。
ⅲ.現状からの移行を確実に行うため、予め移行計画を高知県に説明する
こととし、接続テスト、ネットワーク品質テスト等の導通試験を利用開
始前に 1 ヵ月程度実施すること。
※1
情報ハイウェイ利用者
ア)県庁
・高知県(県出先機関等を含む)
イ)県立の教育関係機関等
・高知県教育委員会(県立学校等を除く)
ウ)その他(IDC を利用している個別システム)
(2)接続構成
ⅰ.高知県情報ハイウェイに直接接続する場合
ISP は、サブ拠点南国オフィスパークセンターを除く高知県情報ハイ
ウェイの接続施設(※1、※2)に「高知県情報ハイウェイ接続ガイドライン」
(※3)
で定めた接続方法で接続し、高知県情報ハイウェイ利用者にサービ
スを提供することとし、接続イメージは図1のとおりとする。
インターネット
JPIX
NSPIXP
他県
JPNAP
他県
他県
その他主要 IX
高知県内
ISP
調達範囲
高知県情報ハイウェイ接続ガイド
接続装置
SLA 対象区間
ラインに準拠すること
ハイウェイ
接続装置
高知県情報ハイウェイ
ハイウェイ
接続装置
高知県
FW
ハイウェイ
接続装置
FW
出先機関等
DMZ
図1
高知県情報ハイウェイ接続イメージ
ⅱ.高知県DMZに直接接続する場合
ISP は、高知県DMZが設営されている高知県情報政策課所管の「県サ
ーバルーム」(※4)で高知県が定める装置(※5)にイーサネットで接続する。
接続イメージは図2のとおりとする。
インターネット
NSPIXP
他県
JPNAP
JPIX
他県
他県
その他主要 IX
高知県内
ISP
SLA 対象区間
調達範囲
接続装置
イーサネット接続
FW
等
高知県DMZ
ハイウェイ
接続装置
高知県情報ハイウェイ
ハイウェイ
接続装置
出先機関等
FW
ハイウェイ
接続装置
FW
図2
教育関係機関等
高知県 DMZ 接続イメージ
※1
接続施設における接続装置や回線終端装置の設置費用、構内配線費
用などは、いずれの接続施設においても必要なため、各施設管理者に
確認すること。また、接続施設の空きポートの有無を情報政策課に確
認すること。
【情報ハイウェイ接続施設一覧】
a.主要拠点 高知県庁(高知市本町 4 丁目 1 番 16 号)
b.主要拠点 南国オフィスパーク(南国市蛍が丘 1-4 高知富士通テクノ
ポート内)
c.高知県情報ハイウェイのアクセスポイント(高知AP他
※2
計9ヶ所)
接続施設には、下表1のイーサネットインタフェースの接続ポート
を有した接続装置が設置されており、その接続ポートを責任分界点とする。
サービス調達の範囲は接続ポートのつなぎ込みまでを含むものとする。
表1
インタフェ
接続ポートのインタフェース仕様
通信方式
ース種別
100Mbps
全二重
物理的条件
準拠規格
8端子コネクタ MDI-X
IEEE 802.3u
(ISO 標準 8877 準拠)
100BASE-TX 準拠
AUTO(推奨) LC 形 光ファイバコネクタ
/全二重
1Gbps
AUTO
※3
IEEE802.3z
(IEC 規格 61754-20 準拠)
1000BASE-SX 準拠
8端子コネクタ MDI-X
IEEE 802.3ab
(ISO 標準 8877 準拠)
1000BASE-T 準拠
「高知県情報ハイウェイ接続ガイドライン」は以下の URL に掲載し
ています。
http://www.kochihw.jp/04-kiyaku/kiyaku.html
※4
県サーバルーム
高知市内に設置。
(詳細情報が必要な場合は、質疑書で問い合わせください。)
※5
高知県が定める装置には、下表2のイーサネットインタフェースの
接続ポートを有しており、ISP が設置する接続装置の接続ポートを責
任分界点とする。ISP が設置する接続ポートへのつなぎ込みは高知県
が行うものとする。
表2
インタフェ
接続ポートのインタフェース仕様
通信方式
ース種別
100Mbps
全二重
AUTO(推奨)
/全二重
物理的条件
準拠規格
8端子コネクタ MDI-X
IEEE 802.3u
(ISO 標準 8877 準拠)
100BASE-TX 準拠
LC 形 光ファイバコネクタ
IEEE802.3z
(IEC 規格 61754-20 準拠)
1000BASE-SX 準拠
8端子コネクタ MDI-X
IEEE 802.3ab
(ISO 標準 8877 準拠)
1000BASE-T 準拠
1Gbps
AUTO
(3)付帯サービス
ⅰ.NTP 機能を提供すること。
ⅱ.下表3の県庁が保有しているドメイン名の維持管理も含めて実施する
こと。
表3
県庁が保有しているドメイン
組織名
ドメイン名
高知県庁
pref.kochi.jp
高知県工業技術センター
kochi-kg.go.jp
高知県土木部道路課
kocoro.org
ⅲ.下表4のドメインに対するセカンダリ DNS サーバ機能を提供すること。
表4
セカンダリ DNS サーバ機能の提供を受けるドメイン
組織名
ドメイン名
高知県庁
pref.kochi.jp
pref.kochi.lg.jp
高知県土木部道路課
kocoro.org
ⅳ.グローバルIPアドレス(202.254.165.0/24)に対する逆引き DNS サ
ーバ機能を提供すること。
なお、形態はスレーブとする。
4 運用保守体制
管理責任者を含めた責任体制と、監視・保守・故障復旧体制を明確にする
とともに、あらかじめ書面により通知すること。また、通常時および、緊急
時の連絡窓口を明記すること。
管理責任者は、サービス運用に関するノウハウを有し、契約担当者との折
衝を行うものとする。
なお、対応するスタッフは、サービス運用に関する十分なスキルを有し、
日本語が堪能であること。
5 サービスレベルアグリーメント(SLA)
(1)利用不能の状態が 30 分以上連続しないこと。
(2)(1)の状態を把握するため、県が指定する監視対象装置に向かい、
ISP の提供区間を介して死活監視(図1又は図2の「SLA 対象区間」)
を実施すること。また、異常を発見した場合は、運用保守スタッフが
障害検知後、平日昼間(8:30~17:15)は 30 分以内、それ以外は 2 時
間以内に県の担当者に連絡をすること。
なお、監視方法を明確にするとともに、あらかじめ書面により通知
すること。
(3)上記2件に反した場合は、利用料金の一部を返金すること。
ただし、ISP の責によらない場合はこの限りではない。
6 SLA違約時の取扱い
SLAを違約した際の返還額は、以下のとおりとする。
(1)5-(1)に違約した場合
ⅰ.返還金額の算出方法
返還該当時間に応じた利用料金は、該当月の月額料金から算出した
1 時間あたりの料金を元に算出し、その料金を返還金額とする。なお、
計算式は以下のとおりとする。
返還金額
=
間))
ⅱ.返還該当時間
返還該当時間×(月額利用料/(該当月日数×24 時
30 分以上連続して停止した時間を 1 時間で除して端数を切り上げた
時間を返還該当時間とする。1 ヵ月の間に断続して複数回 30 分以上停
止した場合は、その停止時間の合計をもって算出する。なお、計算式
は以下のとおりとする。
返還該当時間
=
停止時間(分)の合計値/60(分)
※小数点以下切り上げ
(2)5-(2)に違約した場合
ⅰ.返還金額の算出方法
違約一回につき 1 時間分の料金を返還するものとし、該当月の月額
料金から 1 時間あたりの料金を算出する。なお、計算方法は以下のと
おりとする。
返還金額=違約発生回数×(月額利用料/(該当月日数×24 時間))
(3)返還方法
返還金額は、翌月に請求する該当月の利用料金から差し引くことによ
り精算するものとする。なお、返還金額が該当月の利用料金を上回る場
合は、両者協議のうえ返還方法を決定する。
(4)特記事項
SLAの各項目の返還事項が、同一障害に起因する場合は、その返還
金額が最大の項の返還金額を返還する。
7 定期報告
サービスに関する作業やトラフィックの推移状況について、毎月10日
までに前月の実績を報告すること。
8 その他
ⅰ.障害報告、セキュリティホールの確認等について、必要に応じて打合
せを行うこと。
ⅱ.接続にあたっては、高知県情報ハイウェイ運用代行者および県庁ネッ
トワーク保守業者と調整を行うこと。