風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例の一部を

○風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例の一部を改正する条例
(昭和五十九年栃木県条例第三十七号)
(趣旨)
第一条
この条例は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和二十三年法律第百二十二号。以下
「 法 」 と い う 。) の 施 行 に 関 し 必 要 な 事 項 を 定 め る も の と す る 。
(風俗営業の営業所の設置を制限する地域)
第二条
法第四条第二項第二号の風俗営業の営業所の設置を制限する地域として条例で定める地域は、次に掲げる
地域とする。
一
都市計画法(昭和四十三年法律第百号)第八条第一項第一号に規定する第一種低層住居専用地域、第二種
低層住居専用地域、第一種中高層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域、第一種住居地域、第二種住居
地 域 又 は 準 住 居 地 域 ( 以 下 「 住 居 地 域 」 と い う 。)
二
前号に掲げるもののほか、学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第一条に規定する学校、図書館法
(昭和二十五年法律第百十八号)第二条第一項に規定する図書館、児童福祉法(昭和二十二年法律第百六十
四 号 ) 第 七 条 第 一 項 に 規 定 す る 児 童 福 祉 施 設 ( 以 下 「 児 童 福 祉 施 設 」 と い う 。)、 医 療 法 ( 昭 和 二 十 三 年 法
律 第 二 百 五 号 ) 第 一 条 の 五 第 一 項 に 規 定 す る 病 院 ( 以 下 「 病 院 」 と い う 。) 又 は 同 条 第 二 項 に 規 定 す る 診 療
所 で 患 者 を 入 院 さ せ る た め の 施 設 を 有 す る も の ( 以 下 「 診 療 所 」 と い う 。) の 敷 地 ( こ れ ら の 用 に 供 す る も
の と 決 定 し た 土 地 を 含 む 。) の 周 囲 か ら 百 メ ー ト ル を 超 え な い 範 囲 内 に お い て 周 辺 の 風 俗 環 境 を 勘 案 し て 業
種ごとに公安委員会規則で定める距離以内の地域
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前項の規定は、列車等常態として移動する施設内において営まれる風俗営業に係る営業所並びに祭礼その
他の習俗的行事が行われる日に、当該習俗的行事に係る地域において営まれる法第二条第一項第四号及び第
五号の営業に係る営業所については、適用しない。
(午前零時以後において風俗営業を営むことができる時)
第三条
法第十三条第一項ただし書の午前零時以後において条例で定める時は、午前一時とする。
(習俗的行事その他の特別な事情のある日等)
第四条
法第十三条第一項第一号の習俗的行事その他の特別な事情のある日として条例で定める日は、次の各号に
掲げる日とし、当該日に係る同号の当該事情のある地域として条例で定める地域は、それぞれ当該各号に定
める地域とする。
一
一月一日から同月八日まで、八月十四日から同月十七日まで及び十二月十五日から同月三十一日までの日
県内全域
二
前号に掲げるもののほか、祭礼その他の地域的な習俗的行事が行われることにより特に事情がある日とし
て公安委員会規則で定める日
当 該 習 俗 的 行 事 が 行 わ れ る 地 域 と し て 公 安 委 員 会 規 則 で 定 め る 地 域 ( 以 下 「 指 定 地 域 」 と い う 。) 及 び 次
条の公安委員会規則で定める地域
(午前零時以後において接待飲食等営業等を営むことが許容される地域)
第五条
接待飲食等営業及びまあじやん屋につき法第十三条第一項第二号の午前零時以後において風俗営業を営む
ことが許容される特別な事情のある地域として条例で定める地域は、宇都宮市の都市計画法第八条第一項第
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地
住居地域
域
間
五十五デシベル
六十五デシベル
五十デシベル
昼
数
間
域
工
、
の
間
シ
五十デシベル
六十デシベル
(近隣商業地
業地域及び準
域においては
十時から翌日
零時までの時
っては五十デ
と す る 。)
、
業
午
午
に
ベ
四十五デシベル
夜
値
商
地
後
前
あ
ル
夜
四十五デシベル
五十五デシベル
(近隣商業地域、商
業地域及び準工業地
域においては、五十
デ シ ベ ル と す る 。)
四十デシベル
深
一号に規定する商業地域のうち公安委員会規則で定める地域とする。
(ぱちんこ屋等の営業時間の制限)
第六条
法 第 二 条 第 一 項 第 四 号 の 営 業 ( ま あ じ や ん 屋 を 除 く 。) を 営 む 風 俗 営 業 者 は 、 県 内 全 域 に お い て 、 午 前 六
時後午前九時まで及び午後十一時から翌日の午前零時前(当該翌日が第四条各号に掲げる日に該当する場合
にあつては、当該各号に定める地域については、午前一時まで)の時間においては、その営業を営んではな
らない。
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法第二条第一項第五号の営業を営む風俗営業者は、前条の公安委員会規則で定める地域において、第四条
第二号に掲げる日の午前零時から午前一時までの時間においては、その営業を営んではならない。
(風俗営業に係る騒音及び振動の規制に関する数値)
第七条
法第十五条の条例で定める風俗営業者に係る騒音に係る数値は、次の表の上欄に掲げる地域ごとに、同表
の下欄に掲げる時間の区分に応じ、それぞれ同欄に定める数値とする。
一
八
す
、
業
及
一 及 び 二 に 掲 げ
る地域以外の地域
二
都 市 計 画 法 第
条 第 一 項 に 規 定
る 近 隣 商 業 地 域
商 業 地 域 、 準 工
地 域 、 工 業 地域
び工業専用地域
三
備考
一
「昼間」とは、午前六時後午後六時前の時間をいう。
二
「夜間」とは、午後六時から翌日の午前零時前の時間をいう。
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三
「深夜」とは、午前零時から午前六時までの時間をいう。以下同じ。
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法第十五条の条例で定める風俗営業者に係る振動に係る数値は、五十五デシベルとする。
(風俗営業者の遵守事項
)
第八条
風俗営業者は、次に掲げる事項を遵守しなければならない。
一
営 業 所 に お い て 卑 わ い な 行 為 そ の 他 善 良 の 風 俗 を 害 す る 行 為 を し 、又 は 客 に こ れ ら の 行 為 を さ せ な い こ と 。
二
営業所(旅館業法(昭和二十三年法律第百三十八号)第三条第一項の許可を受けて同法第二条第一項に規
定 す る 旅 館 業 の 用 に 供 す る も の を 除 く 。) に お い て 客 を 就 寝 さ せ 、 又 は 宿 泊 さ せ な い こ と 。
三
客の求めない飲食物を提供しないこと。
四
営業中は、営業所の出入口若しくは客室に施錠をし、又は客にこれらの行為をさせないこと。
五
営業所において法第二条第六項各号の営業を営み、又は営ませないこと。
(遊技場営業者の遵守事項
)
第九条
遊 技 場 営 業 者 ( 法 第 二 条 第 一 項 第 四 号 又 は 第 五 号 の 営 業 を 営 む 風 俗 営 業 者 を い う 。) は 、 前 条 各 号 に 掲 げ
る事項のほか、次に掲げる事項を遵守しなければならない。
一
著しく射幸心をそそるおそれのある方法で営業しないこと。
二
営業所において賭博類似行為その他著しく射幸心をそそるおそれのある行為をし、又は客にこれらの行為
をさせないこと。
三
客に提供した賞品の売買をそそのかし、あおり、又は援助しないこと。
四
営業所(まあじやん屋に係るもの及び法第二条第一項第五号の営業(食品衛生法(昭和二十二年法律第二
百三十三号)第五十二条第一項の許可を受けて営まれる食品衛生法施行令(昭和二十八年政令第二百二十九
号 ) 第 三 十 五 条 第 一 号 に 規 定 す る 飲 食 店 営 業 を 兼 ね る も の に 限 る 。) に 係 る も の を 除 く 。) に お い て 客 に 飲
酒をさせないこと。
(年少者の立入り制限)
第十条
法第二条第一項第五号の営業を営む風俗営業者は、午後六時後午後十時前の時間において十六歳未満(中
学 校 を 卒 業 し た 者 で あ つ て 十 六 歳 未 満 の 者 は 、 十 六 歳 に 達 し た も の と み な す 。) の 者 を 営 業 所 に 客 と し て 立
ち入らせてはならない。
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前項の規定は、次の各号に掲げる日の前日における当該各号に定める地域においては、適用しない。
一
第 四 条 第 一 号 に 掲 げ る 日 ( 十 二 月 十 五 日 か ら 同 月 二 十 四 日 ま で の 日 を 除 く 。)
県内全域
二
第四条第二号に掲げる日
指定地域
(店舗型性風俗特殊営業等の禁止区域に係る施設)
第十一条
法第二十八条第一項(法第三十一条の三第二項の規定により適用する場合及び法第三十一条の十三第一項
に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。) の 条 例 で 定 め る 施 設 は 、 病 院 、 診 療 所 、 博 物 館 法 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 二
百八十五号)第二条第一項に規定する博物館、学校教育法第百二十四条に規定する専修学校又は同法第百三
十四条第一項に規定する各種学校とする。
(店舗型性風俗特殊営業等の禁止地域)
第十二条
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店 舗 型 性 風 俗 特 殊 営 業 、 受 付 所 営 業 ( 法 第 三 十 一 条 の 二 第 四 項 に 規 定 す る 受 付 所 営 業 を い う 。 以 下 同 じ 。)
及び店舗型電話異性紹介営業は、別表に掲げる地域においては、これを営んではならない。
(店舗型性風俗特殊営業等の営業時間の制限)
第十三条
店 舗 型 性 風 俗 特 殊 営 業 ( 法 第 二 十 八 条 第 四 項 に 規 定 す る 店 舗 型 性 風 俗 特 殊 営 業 を い う 。)、 受 付 所 営 業 及
び店舗型電話異性紹介営業を営む者は、深夜においては、その営業を営んではならない。
(店舗型性風俗特殊営業等の広告又は宣伝の制限地域)
第十四条
法第二十八条第五項第一号ロ(法第三十一条の三第一項、第三十一条の八第一項、第三十一条の十三第一
項 及 び 第 三 十 一 条 の 十 八 第 一 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。) の 広 告 又 は 宣 伝 を 制 限 す べ き 地 域 と し て 条
例で定める地域は、別表に掲げる地域とする。
(特定遊興飲食店営業の営業所の設置が許容される地域)
第十五条
法第三十一条の二十三において準用する法第四条第二項第二号の特定遊興飲食店営業の営業所の設置が許
容される地域として条例で定める地域は、宇都宮市の都市計画法第八条第一項第一号に規定する商業地域の
う ち 公 安 委 員 会 規 則 で 定 め る 地 域 と す る 。 た だ し 、 児 童 福 祉 施 設 ( 公 安 委 員 会 規 則 で 定 め る も の を 除 く 。)
又 は 病 院 若 し く は 診 療 所 の 敷 地 ( こ れ ら の 用 に 供 す る も の と 決 定 し た 土 地 を 含 む 。) の 周 囲 か ら 百 メ ー ト ル
を超えない範囲内において公安委員会規則で定める距離以内の地域を除く。
(特定遊興飲食店営業に係る騒音及び振動の規制に関する数値)
第十六条
法第三十一条の二十三において準用する法第十五条の条例で定める特定遊興飲食店営業者の深夜における
営業に係る騒音に係る数値は、第七条第一項の表の上欄に掲げる地域ごとに、それぞれ同表の下欄に定める
深夜に係る数値とする。
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法第三十一条の二十三において準用する法第十五条の条例で定める特定遊興飲食店営業者の深夜における
営業に係る振動に係る数値は、五十五デシベルとする。
(特定遊興飲食店営業者の遵守事項)
第十七条
特定遊興飲食店営業者は、次に掲げる事項を遵守しなければならない。
一
営 業 所 に お い て 卑 わ い な 行 為 そ の 他 善 良 の 風 俗 を 害 す る 行 為 を し 、又 は 客 に こ れ ら の 行 為 を さ せ な い こ と 。
二
客の求めない飲食物を提供しないこと。
三
営業中は、営業所の出入口若しくは客室に施錠をし、又は客にこれらの行為をさせないこと。
四
営業所において法第二条第六項各号の営業を営み、又は営ませないこと。
五
著しく射幸心をそそるおそれのある方法で営業しないこと。
六
営業所において賭博類似行為その他著しく射幸心をそそるおそれのある行為をし、又は客にこれらの行為
をさせないこと。
七
午後六時後午後十時前の時間において十八歳未満の者を営業所に客として立ち入らせるときは、保護者の
同伴を求めること。
(深夜における飲食店営業に係る騒音及び振動の規制に関する数値)
第十八条
法第三十二条第二項において準用する法第十五条の条例で定める深夜において飲食店営業を営む者に係る
騒音に係る数値は、第七条第一項の表の上欄に掲げる地域ごとに、それぞれ同表の下欄に定める深夜に係る
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数値とする。
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法第三十二条第二項において準用する法第十五条の条例で定める深夜において飲食店営業を営む者に係る
振動に係る数値は、五十五デシベルとする。
(深夜における酒類提供飲食店営業の禁止地域)
第十九条
酒類提供飲食店営業は、住居地域において、深夜においては、これを営んではならない。
(風俗環境保全協議会を設置する地域)
第二十条
法第三十八条の四第一項の特に良好な風俗環境の保全を図る必要がある地域として条例で定める地域は、
第五条又は第十五条本文の公安委員会規則で定める地域とする。
(公安委員会規則への委任)
第二十一条
この条例の施行に関し必要な事項は、公安委員会規則で定める。
別表 第
( 十二条、第十四条関係 )
宇都宮市(江野町、池上町のうち、市道三号線と市道三千三百八十二号線との交差点を起点として、同線を
北進し、県道宇都宮那須烏山線との交差点に至り、同交差点から同線を東進し、市道二号線との交差点に至
り、同交差点から同線を南進し、市道三号線との交差点に至り、同交差点から同線を西進して起点に至る各
路 線 で 囲 ま れ た 内 側 の 地 域 を 除 く 。)、 足 利 市 、 小 山 市 、 栃 木 市 、 佐 野 市 、 鹿 沼 市 、 真 岡 市 、 大 田 原 市 、 日
光市、矢板市、那須塩原市、さくら市、那須烏山市、下野市、河内郡、芳賀郡、下都賀郡、塩谷郡及び那須
郡の地域
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