第2回水城公園東側園地再整備基本計画策定委員会資料(PDF

平成 27 年度
第 2 回 水城公園東側園地再整備基本計画策定委員会資料
行田市 都市整備部
公園区域図
検討区域今昔図
1
水城公園 現況図
2
花袋碑
橋③
四阿②
②
名誉市民胸像
花袋碑
橋③
四阿②
噴水
橋②
英霊顕彰碑
行田音頭 歌碑
橋②
四阿①
噴水
橋①
橋①
トイレ
英霊顕彰碑
四阿①
●主要既存施設としては、英霊顕彰碑等の歴史的施設、トイレ、橋、四
阿やパーゴラ、ベンチ等の休憩施設が整備されている。
●四阿、橋等は趣のあるものの、一部に老朽化しているものもある。
●トイレはユニバーサル対応ではない。
トイレ
行田音頭 歌碑
検討区域 主要既存施設
3
⑦
⑥
⑤
①
①
①
①
⑧
花袋碑
⑥
四阿
⑦
⑤
噴水
行田音頭 歌碑
④
英霊顕彰碑
⑧
四阿
④
⑨
⑨
③
③
トイレ
②
①
①
②
●公園内は水路や池に囲まれた中に、ケヤキ、ソメイヨシノ、ヒマラヤスギ、イ
チョウなどの大径木が植栽され、潤いのある静的空間が形成されている
●水路は規模が大きく公園を取り囲んでいるが、水路と園路との間が植栽地と
なっているため、水面を視認できる視点場が少なく親水性がやや低い傾向に
ある
●植栽木は公園内に潤いと静的空間を形成しているが、花木・紅葉木や草花
が少なく、季節感がやや乏しい傾向にある
検討区域 内景観
4
④
③
四阿
④
⑤
行田音頭 歌碑
英霊顕彰碑
花袋碑
⑦
四阿
⑦
⑥
③
②
トイレ
⑦
①
②
⑤
⑥
●公園(検討区域)を主に視認することができる視点場は、水
城公園を東西に分断し、検討区域の西側に接する公道と公
道の西側に位置するしのぶ池周辺の園路となる。
●これらの視点場からは、公園内(検討区域)の樹木が背景と
なり景観領域を形成し、潤いのある景観を形成している。
①
検討区域 外景観
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水城公園(検討区域)の特性と課題
検討区域の現況特性・課題
整備方針
●公園の整備と維持管理の充実
・広域型の公園については、市民や観光客の憩いの場としてそれぞれの特色を生かしながら、親し
みと魅力ある公園づくりを進める
第5次行田市総合振興計画 ・ 身近な公園については、市民参画・協働によるリニューアルと施設の計画的な維持管理を推進
し、地域コミュニティの場として、だれもが安心・安全に利用できる公園づくりを進める
平成23年7月
●緑化の推進と緑地環境の保全
・ 植栽・植樹活動を積極的に進め、緑化の推進と緑地環境の保全に努める
・市民参加による植栽・緑化活動を通じて
・市民参加による植栽・緑化活動を通じて、緑化意識の高揚と普及啓発に努める
緑化意識の高揚と普及啓発に努める
行田市都市計画マスタープ
ラン
平成25年3月
●地域別構想
「水と緑を身近に感じ、歴史の風格が漂う歩いて暮らせる便利なまち」
・忍城址と水城公園を核とした拠点の形成
・忍川や酒巻導水路などを活用した水辺空間の創出
・歴史資源を保全・活用した街並み景観の形成
・公園・緑地等の整備
●跡地利用構想における水城公園整備に関する内容
【計画コンセプト】
・セントラルパークとしての市民に開かれたオープンスペースづくり
上
位
・
関
連
計
画
行田市文化ゾーン整備計
画
平成10年3月
行田市文化ゾーン地区まち
づくり総合支援事業まちづく
り事業計画
平成14年3月
【要請される機能】
【要請される機能】
・市民や観光客に親しまれるシンボル空間づくり
・市民や観光客が楽しく参加できるイベントの場づくり
・地場産品や商業振興のバザールの場づくり
・郷土の文化や芸術に接することのできる場づくり
・都市防災の拠点づくり
●親しみと魅力ある公園づくり
●市民や観光客に親しまれるシンボル空間づくり
●歴史的資源を保全・活用
●導入要素事業として位置づけられた水城公園整備の内容
・市民の憩いの場である水城公園の整備計画区域内の一部を駐車場及び多目的広場として整備
し、現在の開設済公園の駐車場不足の解消を図るとともに、車利用による観光客の中心市街地へ
の誘導を図り、中心市街地における観光機能強化を図る
・残りの未開設区域については、既存建物の移転計画との整合を図りつつ順次整備を進める。
●まちづくりの方向(枠組み案)
まちづくりの将来像等
・歴史を活かした快適で魅力あるまちづくり ・水・緑・歴史・暮らしが輝くまちづくり
忍城址周辺整備計画
平成13年9月
●将来像を実現していくための柱となる項目(方針)
安全で快適に歩ける道づくり
・国道125号の整備 ・その他の道の整備 ・水辺の道づくり(水路の整備)
魅力ある拠点(大事なポイント)・街並みづくり
・歴史的な資源の保全と活用 ・地域の特性を活かした街並みづくり
まちを育てる人づくり
・意識の啓発 ・まちを支える活動や取り組みの推進 ・ネットワークづくり
・道のネットワーク(回遊路・散策コース) ・街並みのネットワーク(拠点づくり)
・人のネットワーク(協力・連携) ・観光ネットワーク
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水城公園(検討区域)の特性・課題と整備方針
検討区域の現況特性・課題
整備方針
●計画テーマ
歴史の面影をたどりつつ、新しいまちづくりの舞台となる「みどりの創出」
豊かな自然を通じた多世代間の交流にあふれ、市民・県民問わず、訪れた人が何度でも足を運
びたくなるような、本市が内外に誇れる魅力ある空間づくり
●基本方針
・来訪者をもてなす環境づくり
・歴史・文化・自然の保全、継承による更なる魅力づくり
歴史 文化 自然 保全、継承
る更なる魅力 くり
・多様な機能の創出と広域的な観光ネットワークを見据えた環境づくり
・市民によるまちづくりの拠点づくり
・子供からお年寄りまで、誰もが安心・安全・快適に過ごせる環境づくり
●検討区域の位置づけ
・四季折々の変化を満喫できる、近隣住民の憩い・散策のエリア
主たる活動イメージ
・色とりどりの草花や木を満喫できる
・木陰でのんびり休憩できる
・気軽に(犬の)散歩やジョギングができる
・近くの子供たちが気軽に遊べる
・自分たちで木や花を育てられる
上
位
・
関
連
計
画
行田市水城公園整備計画
(基本構想)
平成15年3月
●主たる施設
記念植樹の森
記念植樹の森
・公園東端の一部区域では、市民等が記念日などにおいて、樹木や四季折々の草花を植えること
ができる空間を形成する
散策の森
・園路を囲むように配置された梅林を中心とした既存の緑空間については、今後も人々の心をリ
ラックスさせ、日常的に気持ちよく散策を楽しめる空間を形成する
水路
・本エリアをとり囲む水路は、浮城をイメージさせる唯一の現存水路であることから、今後においても
水路としての空間の維持を図るとともに、水質の浄化に努める。また、エリア内に残る水路跡につい
ては、水城公園としての雰囲気を高めるとともに、水辺での憩いの空間を創出するよう、水路として
の活用を図る
あおいの池
・あおいの池は、四季の変化を演出する空間として整備を図る
・あおいの池は 四季の変化を演出する空間として整備を図る
●水城公園の計画テーマ、-歴史の面影をたどりつつ、新しい
まちづくりの舞台となる「みどりの創出」-を踏襲した計画づくりを
まちづくりの舞台となる「みどりの創出」
を踏襲した計画づくりを
行う
●水城公園の他の地域との役割分担とネットワークを配慮する
●検討区域の現況を踏まえながら、基本構想で位置づけられ
た「四季折々の変化を満喫できる、近隣住民の憩い・散策のエ
リア」を具現化する
市民意向調査
・現状の水城公園における、のんびりと過ごせる憩いの空間が好まれており、将来においても豊かな
自然の中でやすらげる空間整備を望む意向は多い
・イベントなどによる交流空間を望む意向は、他の項目と比較しさほど多くはないが、人々の笑いが絶
えない楽しい公園を望む意向は多く、家族間などによる日常的な交流空間としての環境は望まれて
いるといえる
・水や緑、草木をはじめとする豊かな自然環境や、それらと身近に触れ合いたいとする意向は非常
に多い
・健康的に活動できるアスレチック広場のような空間を望む意向は非常に多い
・既に避難場所として指定されていることもあり、防災面に関する市民意向は多く挙げられてはいな
い
7
水城公園(検討区域)の特性と課題
検討区域の現況特性・課題
土地利用
既存施設
検討区域内の土地利用は、あおいの池、水路、樹林地に区分することができる
●昔の堀や沼の痕跡を残す、池や水路の保存・継承
●園路広場施設
・主園路が、公園を周回するように配置されているが、平板舗装に不陸が生じている
・3箇所の橋は、水面を望むことのできる視点場となっている
・石橋は、歴史性を醸し出している
●園路のユニバーサルデザイン化
●水路を望むことができる散策園路や視点場の整備
●歴史を醸し出す石橋の保全・活用
●修景施設
・噴水が整備されているが、老朽化が進んでいる
●老朽化した噴水の撤去
●水を活用したオブジェや遊び場の整備
●休養施設
・四阿、パーゴラ、野外卓、ベンチが整備されている。
・ベンチや野外卓はデザインと統一性が乏しく、老朽化も進んでいる
・四阿は趣があるが、老朽化が進んでいる
●老朽化した休憩施設の撤去と新設
●素材やデザインの統一
●遊戯施設
・整備されていない
●主に幼児を対象とした遊戯広場の整備
●運動施設
・整備されていない
●教養施設
・行田音頭歌碑、花袋碑、名誉市民胸像、英霊顕彰碑等が整備されている
検
討
区
域
の
現
況
整備方針
●便益施設
・トイレが整備されているが、ユニバーサルデザインになっていない
●近隣住民が休憩や軽運動を楽しむことができる芝生広場の整
備
●行田音頭歌碑、花袋碑、名誉市民胸像、英霊顕彰碑等を集
●行
音頭歌碑 花袋碑 名誉市民胸像 英霊顕彰碑等を集
約配置し、保存・継承
●トイレのユニバーサルデザイン化
●管理施設
・園名板、総合案内板、道標板、解説板、制札板等のサイン類が少ない
・水路の護岸が老朽化している
●サイン類の充実
●老朽化した護岸の整備
植栽
・高木植栽されたヒマラヤスギ、イチョウ、ケヤキ、ソメイヨシノ、ウメなどが大径木化し、樹冠が重なっている箇
所が多く、一部は薄暗い環境となっている
・中・低木の植栽木は成長し、視線を遮っている箇所が多い
●劣勢木・不良木を主体とした択伐による明るく開放的な環境の
形成
●視線を遮る中・低木の整理
●草花の植栽による季節感の演出
内景観
・公園内は水路や池に囲まれた中に、ケヤキ、ソメイヨシノ、ヒマラヤスギ、イチョウなどの大径木が植栽され、
潤いのある静的空間が形成されている
・水路は規模が大きく公園を取り囲んでいるが、水路と園路との間が植栽地となっているため、水面を視認で
きる視点場が少なく親水性がやや低い傾向にあるとともに、ヘドロが堆積し、景観を阻害している
・植栽木は公園内に潤いと静的空間を形成しているが、花木・紅葉木や草花が少なく、季節感がやや乏しい
傾向にある
●水路を望むことができる散策園路や視点場の整備
●水路のヘドロの除去と沈水草花の植栽による景観の向上
●花木・紅葉木、草花の植栽による、季節感の演出
外景観
・公園(検討区域)を主に視認することができる視点場は、水城公園を東西に分断し、検討区域の西側に接
する公道と公道の西側に位置するしのぶ池周辺の園路となる
・これらの視点場からは、公園内(検討区域)の樹木が背景となり景観領域を形成し、潤いのある景観を形成
している
●大径木の計画的な保全
利用状況
・休憩、散歩、ジョギング等、近隣住民による日常的な利用が中心となっているが、利用者数は少ない傾向
にある
●近隣住民による日常的な利用に配慮した魅力のある公園の創
出
8
・水路の護岸が老朽化している
・水路内にヘドロが堆積し、景観を阻害している
・園路は平板舗装であるが不陸が生じ
ている
・高木植栽は大径木化し、樹冠が重なっている箇所が多く、一部は薄暗
い環境となっている
・中・低木植栽は成長し、視線を遮っている箇所が多い
・噴水が整備されているが、老朽化が
進んでいる
・トイレがユニバーサルデザインになって
いない
・ベンチや野外卓はデザインと統一性が乏しく、老朽化も進んでいる
・四阿は趣があるが、老朽化が進んでいる
検討区域 課題図
9
計画コンセプトと展開
歴史を継承し、四季折々の変化を満喫できる、身近な近隣住民など、誰もが
安心して憩いや散策を楽しむことのできる環境の創出
忍城の堀の面影を残す水路や沼を保全・継承するとともに、草木の開花や紅葉、動
物たちの営みを通じて四季折々の変化を満喫し、近隣住民など誰もが安心して憩い・
散策・遊び等の日常的な利用を楽しむことのできる環境を創出する。
ゾーン名称
表 ゾーニン
グ・動線計画
歴史の保全・継承
●昔の堀や沼の痕跡を残す、池や水路の保存・継承
●老朽化した護岸の整備
●歴史を醸し出す石橋の保全・活用
●行田音頭歌碑、花袋碑、英霊顕彰碑等を集約配置し、保存・継承
●大径木の計画的な保全
四季折々の変化の体感
●水路のヘドロの除去と沈水草花の植栽による景観の向上
●花木・紅葉木、草花の植栽による、季節感の演出
誰もが安心して利用できる環境
づくり
●園路のユニバ サルデザイン化
●園路のユニバーサルデザイン化
●トイレのユニバーサルデザイン化
●サイン類の充実
●劣勢木・不良木を主体とした択伐による明るく開放的な環境の形成
●視線を遮る中・低木の整理
憩い・散策・遊び等の日常的な
利用環境づくり
●老朽化した休憩施設の撤去と新設
●主に幼児を対象とした遊戯広場の整備
●近隣住民が休憩や軽運動を楽しむことができる芝生広場の整備
●水路を望むことができる散策園路や視点場の整備
内容
導入施設・環境
ゾーン・動線配置
エントランスゾーン
・公園の入口としての視認性を高め、公園の案内や小休憩ができるゾーン
・サイン類(園名板・総合案内版)
・ベンチ・スツール等休養施設
(・トイレ)
・各入口部(西側3箇所:既設、東側:新設)に配置す
る
ふれあい広場ゾーン
・公園利用者が、既存の大径木の木陰や芝生で休憩や軽運動を楽しむことができ
るゾーン
・四阿・パーゴラ等休養施設
・芝生広場
・大径木(既存)
・主動線に囲まれた公園中央部に配置する
遊戯広場ゾーン
・遊具を配置し、近隣住民の親子が日常的に安心して遊ぶことのできるゾーン
・遊具
・ベンチ・スツール等休養施設
・視認性が確保でき住宅地に隣接する公園北西端部
に配置する
モニュメント広場ゾーン
・英霊顕彰碑を中心に、公園内に現存する花袋碑や行田音頭歌碑を計画的に配
置し、継承するゾーン
・英霊顕彰碑等(既設)
・花袋碑(移設)
・行田音頭歌碑(移設)
・名誉市民胸像(移設)
・ベンチ・スツール等休養施設
・解説板
・既設の英霊顕彰碑の位置に配置する
花木ゾーン
・市民が記念植樹等で花木を植栽し、市民で花木を育てるゾーン
・花木(ウメ・ハナモモ・コブシ等)
・ベンチ・スツール等休養施設
・解説板・樹名板
・天神社に隣接する公園東端部に配置する
あおいの池(水生草花池)ゾーン
・四季折々の水生草花を観賞することができるゾーン
・水生草花(スイレン、ハス等)
・ベンチ・スツール等休養施設
・既設のあおいの池の位置に配置する
樹林地
・既存の大径木を保全し、公園の風格や歴史を醸し出す樹林地
・大径木(既存)
・主動線と水路間の樹林部
水路
・既存の水路を保全し、公園の歴史を継承する水路
・護岸整備(石積)
・水生植物(ショウブ・カキツバタ等)
・解説板
・既設の水路部
主動線
・公園の入口を機能的に結び、公園を周回することのできる園路
・緊急車両等の通行が可能な構造と幅員を有する園路
・歩車兼用園路
・ベンチ等休養施設
・道標板
・公園の入口を機能的に結び、公園を周回するように
配置する
散策動線
・水路の景観を楽しみながら散策することができる散策園路
・歩行者専用園路
・ベンチ等休養施設
・道標板
・基本的に水路沿いに配置する
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エントランスゾーン
エントランスゾーン
遊戯広場ゾーン
モニュメント広場ゾーン
花木ゾーン
ふれあい広場ゾーン
エントランスゾーン
記 号
名 称
エントランスゾーン
ふれあい広場ゾーン
遊戯広場ゾーン
モニュメント広場ゾーン
あおいの池(水生草花池)ゾーン
花木ゾーン
あおいの池(水生草花池)ゾーン
樹林地
トイレ
水路
主動線
エントランスゾーン
散策動線
ノード部
ゾーニング・動線計画図
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ノード部
水路
花木ゾーン
遊戯広場ゾーン
ふれあい広場ゾーン
エントランスゾーン
ゾーン名称
ゾーンのイメージ
代表的なゾーンのイメージ