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関税定率法(明治四十三年法律第五十四号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
環 太 平 洋 パ ー ト ナ ー シ ッ プ 協 定 の 締 結 に 伴 う 関 係 法 律の 整 備 に 関 す る 法 律 案 参 照 条 文 目 次
○
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和二十二年法律第五十四号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
加工原料乳生産者補給金等暫定措置法(昭和四十年法律第百十二号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律(昭和四十年法律第百九号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
国税通則法(昭和三十七年法律第六十六号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
畜産物の価格安定に関する法律(昭和三十六年法律第百八十三号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和三十五年法律第百四十五号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・
関税暫定措置法(昭和三十五年法律第三十六号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
商標法(昭和三十四年法律第百二十七号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
特許法(昭和三十四年法律第百二十一号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
関税法(昭和二十九年法律第六十一号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
と畜場法(昭和二十八年法律第百十四号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中小企業等協同組合法(昭和二十四年法律第百八十一号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
水産業協同組合法(昭和二十三年法律第二百四十二号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
3
21
22
22
22
25
33
35
39
62
66
68
78
会社法(平成十七年法律第八十六号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
独立行政法人医薬品医療機器総合機構法(平成十四年法律第百九十二号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
独立行政法人農畜産業振興機構法(平成十四年法律第百二十六号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
著作権等管理事業法(平成十二年法律第百三十一号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
食料・農業・農村基本法(平成十一年法律第百六号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成六年法律第百十三号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
行政手続法(平成五年法律第八十八号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
著作権法の一部を改正する法律(平成三年法律第六十三号)附則(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
肉用子牛生産安定等特別措置法(昭和六十三年法律第九十八号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
著作権法の一部を改正する法律(昭和六十三年法律八十七号)附則(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
千九百七十年六月十九日にワシントンで作成された特許協力条約(昭和五十三年条約第十三号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
154
152
151
149
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141
140
140
著作権法(昭和四十五年法律第四十八号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(平成二十六年法律第八十四号)(抄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
155
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
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79
158
○
関 税 定 率 法 ( 明 治四 十 三 年 法 律 第 五 十 四 号 ) ( 抄 )
関税は、輸入貨物の価格又は数量を課税標準として課するものとし、その税率は、別表による。
( 課税 標 準 及 び 税 率 )
第三条
関税についての条約の特別の規定による便益を受けない国(その一部である地域を含む。以下この条、次条第一項及び第二項並びに第九条第四項
( 便益 関 税 )
第 五条
において同じ。)の生産物で輸入されるものには、政令で定めるところにより、国及び貨物を指定し、当該規定による便益の限度を超えない範囲で、関
税についての便益を与えることができる。
( 生 活 関 連 物資 の 減 税 又 は 免 税 )
輸入される米、もみ、大麦又は小麦について次の各号のいずれかに該当するときは、政令で定めるところにより、これらの貨物及び期間を指定
輸入されるこれらの貨物の第四条から第四条の九までに規定する課税価格にその関税及び輸入港から卸売市場に至るまでの通常の費用を加算したも
のが一般に本邦において生産された同等品の本邦における卸売価格よりも高価であるとき。
凶作の場合又は天災、事変その他の緊急の場合において必要があるとき。
前項の規定は、輸入される豚肉について準用する。この場合において、同項第一号中「高価であるとき」とあるのは、「高価であり、かつ、政令で定
食 料 品 、 衣 料 品 そ の 他 の 国 民 生 活と の 関連 性 が 高 い 貨 物 ( 前 二 項に 規 定 す る も の を 除 く 。 ) で 輸 入 さ れ る も の に つ い て 、 そ の 輸 入 価 格 が 著 し く 騰 貴 し
れて いる 同 項 第 三号 の 安 定 上 位 価 格を こ えて 騰 貴 し 、 又は 騰 貴 する お そ れ が あ る と 認 め ら れ る と き 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
める規格の豚肉の国内卸売価格が畜産物の価格安定に関する法律(昭和三十六年法律第百八十三号)第三条第一項の規定により当該豚肉について定めら
二
一
し、その関税を軽減し、又は免除することができる。
第 十二 条
2
3
又は騰貴するおそれがあり、かつ、国民生活の安定のため緊急に必要がある場合において、その輸入がこれと同種の貨物その他用途が直接競合する貨物
の生産に関する本邦の産業に相当の損害を与えるおそれがないと認められるときは、政令で定めるところにより、貨物及び期間を指定し、その関税を軽
減し、又は免除することができる。
(無条件免税)
次に掲げる貨物で輸入されるものについては、政令で定めるところにより、その関税を免除する。
天 皇 及 び 内 廷 に あ る 皇族 の 用 に 供 さ れ る 物 品
第 十四 条
一
本邦に来遊する外国の元首若しくはその家族(配偶者、直系尊属、直系卑属及びこれらに準ずる地位にあると認められる親族をいう。以下同じ。)
外国若しくはその行政区画である公共団体、国際機関又は財務大臣が指定する団体若しくは基金その他これらに準ずるものから本邦に居住する者に
又 は こ れ ら の 者 の 随 員に 属 す る 物 品
二
三
- 1 -
国際連合又はその専門機関から寄贈された教育用又は宣伝用の物品及びこれらの機関によつて製作された教育的、科学的又は文化的なフィルム
贈与される勲章、賞牌はいその他これらに準ずる表彰品及び記章
三の二
政令で定める博覧会、見本市その他これらに類するもの(以下この号及び第十五条第一項第五号の二において「博覧会等」という。)への参加
、スライド、録音物その他これらに類する物品
三の 三
国 ( 博 覧 会 等 に 参 加 す る 外 国 の 地 方 公 共 団 体 及 び 国 際 機 関を 含 む 。 ) が 発 行 し た 当 該 博 覧 会 等 の た め の 公 式 の カ タ ロ グ 、 パ ン フ レ ッ ト 、 ポ ス タ ー そ の
五
四
注文の取集めのための見本。ただし、見本用にのみ適すると認められるもの又は著しく価額の低いものとして政令で定めるものに限る。
国の専売品で政府又はその委託を受けた者が輸入するもの
記 録 文 書 その 他 の 書類
他こ れらに 類する もの
六
本 邦 か ら 輸 出 さ れ る 貨 物 の 品 質 が 仕 向 国 に ある 機 関 の 定 め る 条 件 に 適 合 す る こ と を 表 示 す る た め に 、 当 該 貨 物 の 製 造 者 が 当 該 貨 物に 張 り 付 け る
本邦に住所を移転するため以外の目的で本邦に入国する者がその入国の際に携帯して輸入し、又は政令で定めるところにより別送して輸入する物品
ラベルで、当該貨物を輸出するために必要なものとして政令で定めるもの
六の二
七
のうちその個人的な使用に供するもの及び職業上必要な器具(自動車、船舶、航空機その他政令で定めるものを除く。)
本邦に住所を移転するため本邦に入国する者がその入国の際に輸入し、又は政令で定めるところにより別送して輸入する物品のうち当該入国者又は
本 邦 の 在外 公館 か ら 送 還 さ れ た 公 用 品
八
九
本邦から輸出された貨物でその輸出の許可の際の性質及び形状が変わつていないもの。ただし、第十七条第一項又は第十八条第一項の規定により関
そ の 家 族 の 個 人 的 な 使 用 に 供 す る も の 及 び 職 業 上 必 要 な 器 具 ( 自 動 車 、 船 舶 、 航 空 機 そ の 他 政 令 で 定 める も の を 除 く 。 )
十
税の免除又は軽減を受けた貨物、第十九条第一項又は第六項の規定により関税の軽減若しくは免除若しくは払戻し又は控除を受けた貨物を原料として
製 造 し た 貨 物 、 第 十 九 条 の 二 第 一 項 の 規 定 に よ り 関 税 の 免 除 を 受 け た 場 合 に お け る 同 項 の 外 国 に 向 け て 送 り 出 し た 製 品 及 び 同 条 第 二 項 若 し くは 第 四 項
本邦から輸出された貨物の容器(これに類する物品を含む。以下第十七条第一項第二号及び第三号において同じ。)のうち政令で定めるもので当
、第 十 九 条の 三第 一項若 し くは 第 三 項又 は第二 十 条第 一 項、第二 項、第四 項若し くは第 五 項の規 定 に より 関税の 払 戻 し又 は 控除を 受け た貨 物 を 除 く 。
十一
十三
十二
本邦から出港した船舶又は航空機によつて輸出された貨物で当該船舶又は航空機の事故により本邦に積み戻されたもの。この場合においては、第
遭難し た 本邦 の船舶又 は航空機 の解体 材及びぎ 装 品
削除
該輸出の際に使用されたもの又は輸入の際に使用されているもの。この場合においては、前号ただし書の規定を準用する。
十四
十六
十五
ニ ュ ー ス 映 画 用 の フ ィ ル ム ( 撮 影 済 み の も の に 限 る 。 ) 及 び ニ ュ ー ス 用 の テ ー プ ( 録 画 済み の も の に 限 る 。 ) 。 た だ し 、 内 容 を 同 じ く す る もの に
身 体 障害者 用に特に 製作さ れた器具 その他こ れに類 する 物品で 政令で 定 める もの
削除
十 号 た だ し 書の 規 定 を 準 用 す る 。
十七
ついては、そのうちの二本以内に限る。
- 2 -
品
名
馬 、 ろ 馬 、 ら 馬 及 び ヒ ニ ー ( 生き て い る も の に 限 る 。 )
馬
(省
略)
純粋 種の 繁殖用の もの
一・ 二
その他 の もの
軽 種 馬 以 外 の も ので あ る 旨 が 政 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 証 明 さ れ た も
の
その 他のもの
軽 種 馬 ( 競 馬の 競 走 用 以 外 の 用 途に 供 す る も ので あ り 、 か つ、 妊 娠
率
無税
税
の に 限る 。 )
一 頭に つ き 四 、 ○ ○ ○ 、
して い な い も ので あ る 旨 が 政令で 定 め る と こ ろ に より 証明 さ れ た も
そ の 他の もの
無税
課税価格の合計額が一万円以下の物品(本邦の産業に対する影響その他の事情を勘案してこの号の規定を適用することを適当としない物品として
号
関 税 率 表 ( 第 三 条 、 第 六 条 、 第 七 条 、 第 八 条 、 第 九 条 、 第 九 条 の 二 、 第 二 十 条 の 二 関係 )
政令で 定 める ものを除 く。)
十八
別表
番
○ 一・ ○ 一
○ 一○一 ・二 一
○ 一 ○ 一・ 二 九
一
二
㈠
㈡
○ ○ ○円
事業者は、私的独占又は不当な取引制限をしてはならない。
私 的 独 占 の 禁 止 及 び 公 正 取 引 の 確 保 に 関す る 法 律( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 五 十 四 号 )
第 三条
事業者は、不当な取引制限又は不公正な取引方法に該当する事項を内容とする国際的協定又は国際的契約をしてはならない。
○
第六条
第 三 条 又 は 前 条 の 規 定 に 違 反 す る 行 為 が あ る と き は 、 公 正 取 引 委 員 会 は 、 第 八 章 第 二 節 に 規 定 す る 手 続 に 従 い 、 事 業 者 に 対 し 、 当 該 行 為 の 差止 め
公正取引委員会は、第三条又は前条の規定に違反する行為が既になくなつている場合においても、特に必要があると認めるときは、第八章第二節に規
、事業の一部の譲渡その他これらの規定に違反する行為を排除するために必要な措置を命ずることができる。
第 七条
②
定する手続に従い、次に掲げる者に対し、当該行為が既になくなつている旨の周知措置その他当該行為が排除されたことを確保するために必要な措置を
- 3 -
二
一
当該行為をした事業者が法人である場合において、当該法人から分割により当該行為に係る事業の全部又は一部を承継した法人
当該行為をした事業者が法人である場合において、当該法人が合併により消滅したときにおける合併後存続し、又は合併により設立された法人
当 該 行為 を し た 事 業 者
命ずることができる。ただし、当該行為がなくなつた日から五年を経過したときは、この限りでない。
三
当 該行為を し た事 業 者 から 当該行為 に係る事 業の全 部又は 一 部を 譲 り受け た 事 業者
事業者が、不当な取引制限又は不当な取引制限に該当する事項を内容とする国際的協定若しくは国際的契約で次の各号のいずれかに該当する
四
第 七条 の二
ものをしたときは、公正取引委員会は、第八章第二節に規定する手続に従い、当該事業者に対し、当該行為の実行としての事業活動を行つた日から当該
行為の実行としての事業活動がなくなる日までの期間(当該期間が三年を超えるときは、当該行為の実行としての事業活動がなくなる日からさかのぼつ
商 品 又 は 役 務 の 対価 に 係 る も の
供 給量 又は 購 入 量
一
イ
市場占有率
商 品又は 役 務に つ いて 次の いずれ か を 実 質的 に 制 限 す るこ と に より その 対価 に 影 響す るこ と と なる も の
ロ
取引の相手方
前項の規定は、事業者が、私的独占(他の事業者の事業活動を支配することによるものに限る。)で、当該他の事業者(以下この項において「被支配
ハ
二
と き は 、 そ の 納 付 を 命 ず るこ と が で き な い 。
ついては百分の二とする。)を乗じて得た額に相当する額の課徴金を国庫に納付することを命じなければならない。ただし、その額が百万円未満である
受けることに係るものである場合は、当該商品又は役務の政令で定める方法により算定した購入額)に百分の十(小売業については百分の三、卸売業に
て三年間とする。以下「実行期間」という。)における当該商品又は役務の政令で定める方法により算定した売上額(当該行為が商品又は役務の供給を
②
事業者」という。)が供給する商品又は役務について、次の各号のいずれかに該当するものをした場合に準用する。この場合において、前項中「当該商
品又は役務の政令で定める方法により算定した売上額(当該行為が商品又は役務の供給を受けることに係るものである場合は、当該商品又は役務の政令
で 定 め る 方 法 に よ り 算 定 し た 購 入 額 ) 」 と ある の は 「 当 該 事 業 者 が 被 支 配 事 業 者 に 供 給 し た 当 該 商 品 又 は 役 務 ( 当 該 被 支 配 事 業 者 が 当 該 行 為 に 係 る 一定
の取引分野において当該商品又は役務を供給するために必要な商品又は役務を含む。)及び当該一定の取引分野において当該事業者が供給した当該商品
又は役務(当該被支配事業者に供給したものを除く。)の政令で定める方法により算定した売上額」と、「(小売業については百分の三、卸売業につい
て は 百 分 の 二 と す る 。 ) 」 と あ る の は 「 ( 当 該事 業 者 が 小 売 業を 営 む 場 合 は 百 分 の 三 、 卸 売 業を 営 む 場 合 は 百 分 の 二 と す る 。 ) 」 と 読 み 替 え る も の と す
そ の 対価 に 係 る も の
る。
一
供 給量
次の いずれ か を 実 質的 に 制 限 す るこ と に より その 対価 に 影 響す るこ と と なる も の
イ
市場 占 有率
二
ロ
- 4 -
( 略)
取 引の 相 手 方
③
事 業 者 が 、 私 的 独 占 ( 他 の 事 業 者 の 事 業 活 動 を 排 除 す るこ と に よ る も の に 限 り 、 第 二 項 の 規 定 に 該 当 す る も の を 除 く 。 ) を し た と き は 、 公 正 取 引 委 員
ハ
④
会は、第八章第二節に規定する手続に従い、当該事業者に対し、当該行為をした日から当該行為がなくなる日までの期間(当該期間が三年を超えるとき
は、当該行為がなくなる日からさかのぼつて三年間とする。第二十七項において「違反行為期間」という。)における、当該行為に係る一定の取引分野
において当該事業者が供給した商品又は役務(当該一定の取引分野において商品又は役務を供給する他の事業者に供給したものを除く。)及び当該一定
の取引分野において当該商品又は役務を供給する他の事業者に当該事業者が供給した当該商品又は役務(当該一定の取引分野において当該商品又は役務
を 供 給 す る 当 該 他 の 事 業 者 が 当 該 商 品 又 は 役 務 を 供 給 す る た め に 必 要 な 商 品 又 は 役 務 を 含 む 。 ) の 政 令 で 定 め る 方 法に よ り 算 定 し た 売 上 額 に 百 分 の 六 (
当該事業者が小売業を営む場合は百分の二、卸売業を営む場合は百分の一とする。)を乗じて得た額に相当する額の課徴金を国庫に納付することを命じ
( 略)
なけ れ ば な ら な い 。 た だ し 、 そ の 額 が 百 万 円 未 満 で ある と き は 、 そ の 納 付 を 命 ず る こ と が で き な い 。
⑤~
③
②
三
二
一
構 成 事 業 者 ( 事 業 者 団 体 の 構 成 員 で あ る 事 業 者 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) の 機 能又 は 活 動 を 不 当 に 制 限 す る こ と 。
一定の事業分野における現在又は将来の事業者の数を制限すること。
第 六 条 に 規 定 す る 国 際 的 協 定 又 は 国 際 的 契 約を す る こ と 。
一 定 の 取 引 分 野 に お け る 競 争 を 実 質 的 に 制 限 す るこ と 。
事業者団体は、次の各号のいずれかに該当する行為をしてはならない。
四
事 業 者 に 不 公 正 な 取 引方 法 に 該 当 す る 行 為 を さ せ る よ う に す るこ と 。
前 条 の 規 定 に 違 反 す る 行 為 が あ る と き は 、 公 正 取 引 委 員 会 は 、 第 八 章 第 二 節 に 規 定 す る 手 続に 従 い 、 事 業 者 団 体 に 対 し 、 当 該 行 為 の 差 止 め 、
第 七 条 の 二 第 一 項 、 第 三 項 、 第 五 項 、 第 六 項 ( た だ し 書 を 除 く 。 ) 、 第 十 項 か ら 第 十 八 項 ま で ( 第 十 三 項 第 二 号 及 び 第 三号 を 除 く 。 ) 、 第 二
する第七条第二項に規定する措置を確保するために必要な措置を命ずることができる。
員、代理人その他の者が構成事業者である場合には、当該事業者を含む。第二十六条第一項において同じ。)に対しても、第一項又は前項において準用
るときは、第八章第二節に規定する手続に従い、当該団体の役員若しくは管理人又はその構成事業者(事業者の利益のためにする行為を行う役員、従業
公正取引委員会は、事業者団体に対し、第一項又は前項において準用する第七条第二項に規定する措置を命ずる場合において、特に必要があると認め
第七条第 二項の規定は、 前条の規 定に違 反する行為に準用 する。
当 該 団 体 の 解 散 そ の 他 当 該 行 為 の 排 除 に 必 要 な 措 置 を 命 ず るこ と が で き る 。
第八条の二
五
第八条
る課徴金の納付を命ずることができない。
実 行 期 間 ( 第 四 項 に 規 定 す る 違 反 行 為 に つ いて は 、 違 反 行 為 期 間 ) の 終 了 し た 日 か ら 五 年 を 経 過 し た と き は 、 公 正 取 引 委 員 会 は 、 当 該 違 反 行 為 に 係
26
○
第八条の 三
- 5 -
27
○
十 二 項 、 第 二 十 三 項 及 び 第 二 十 七 項 の 規 定 は 、 第 八 条 第 一号 ( 不 当 な 取 引 制 限 に 相 当 す る 行 為 を す る 場 合 に 限 る 。 ) 又 は 第 二 号 ( 不 当 な 取 引 制 限 に 該 当
する事項を内容とする国際的協定又は国際的契約をする場合に限る。)の規定に違反する行為が行われた場合に準用する。この場合において、第七条の
二 第 一 項 中 「 事 業 者 が 」 と ある の は 「 事 業 者 団 体 が 」 と 、 「 当 該 事 業 者 に 対 し 」 と ある の は 「 当 該 事 業 者 団 体 の 構 成 事 業 者 ( 事 業 者 の 利 益 の た め に す る
行為を行う役員、従業員、代理人その他の者が構成事業者である場合には、当該事業者を含む。以下この条において「特定事業者」という。)に対し」
と 、 同 条 第 五 項 中 「 当 該 事 業 者 」 と ある の は 「 当 該 特 定 事 業 者 」 と 、 同 条 第 六 項 本 文 中 「 当 該 事 業 者 」 と ある の は 「 当 該 特 定 事 業 者 」 と 、 「 を や め た 者
(当該違反行為」とあるのは「の実行としての事業活動をやめた者(当該違反行為の実行としての事業活動」と、同条第十項中「納付すべき事業者」と
あ る の は 「 納 付 す べ き 特 定 事 業 者 」 と 、 「 当 該 事 業 者 」 と あ る の は 「 当 該 特 定 事 業 者 」 と 、 「 当 該違 反 行 為 を し た 事 業 者 」 と あ る の は 「 当 該 違 反 行為 を
した事業者団体の特定事業者」と、「をしていた」とあるのは「の実行としての事業活動をしていた」と、同条第十一項中「当該事業者」とあるのは「
当該特定事業者」と、「又は第五項から第九項まで」とあるのは「、第五項又は第六項」と、「当該違反行為をした事業者」とあるのは「当該違反行為
をした事業者団体の特定事業者」と、「をしていた」とあるのは「の実行としての事業活動をしていた」と、同条第十二項中「当該違反行為をした事業
者」とあるのは「当該違反行為をした事業者団体の特定事業者」と、「又は第五項から第九項まで」とあるのは「、第五項又は第六項」と、「をしてい
た」とあるのは「の実行としての事業活動をしていた」と、同条第十三項各号列記以外の部分中「第一項に規定する違反行為をした事業者」とあるのは
「 次 条 第 一号 ( 不 当 な 取 引 制 限 に 相 当 す る 行 為 を す る 場 合 に 限 る 。 ) 又 は 第 二 号 ( 不 当 な 取 引 制 限 に 該 当 す る 事 項 を 内 容 と す る 国 際 的 協 定 又 は 国 際 的 契
約を す る 場 合 に 限 る 。 ) の 規 定 に 違 反 す る 行 為 を し た 事 業 者 団 体 の 特 定 事 業 者 」 と 、 「 二 以 上 の 事 業 者 」 と あ る の は 「 二 以 上 の 特 定 事 業 者 」 と 、 「 第 一
号 に 該 当 し 、 か つ 、 第 二 号 又 は 第 三 号 の い ず れ か に 該 当 す る 」 と ある の は 「 第 一 号 に 該 当 す る 」 と 、 「 行 つ た 事 業 者 」 と あ る の は 「 行 つ た 特 定 事 業 者 」
と 、 「 一 の 事 業 者 」 と ある の は 「 一 の 特 定 事 業 者 」 と 、 同 項 第 一 号 中 「 二 以 上 の 事 業 者 」 と ある の は 「 二 以 上 の 特 定 事 業 者 」 と 、 「 事 業 者 の 」 と あ る の
は 「 特 定 事 業 者 の 」 と 、 「 当 該 事 業 者 」 と ある の は 「 当 該 特 定 事 業 者 」 と 、 同 条 第 十 五 項 及 び 第 十 六 項 中 「 事 業 者 」 と あ る の は 「 特 定 事 業 者 」 と 、 同 条
第 十 七項 中「行 つ た事 業 者」と あるのは 「 行 つた 特定事 業 者」と 、 「 当 該事 業者( 当 該事 業者」と あるのは 「 当 該 特定事 業 者 ( 当 該 特定事 業 者」と 、「
、 当 該事 業 者 」 と あ る の は 「 、 当 該 特 定 事 業 者 」 と 、 「 及 び 当 該事 業 者 」 と あ る の は 「 及 び 当 該 特 定 事 業 者 」 と 、 「 他 の 事 業 者 」 と あ る の は 「 他 の 特 定
事 業 者 」 と 、 「 一 以 上 の 事 業 者 」 と ある の は 「 一 以 上 の 特 定 事 業 者 」 と 、 「 当 該 事 業 者 が し た 」 と ある の は 「 当 該 事 業 者 団 体 が し た 」 と 、 「 対 し ( 当 該
事 業 者 」 と ある の は 「 対 し ( 当 該 特 定 事 業 者 」 と 、 「 以 外 の 事 業 者 」 と あ る の は 「 以 外 の 特 定 事 業 者 」 と 、 「 第 一 項 に 規 定 す る 違 反 行 為 を す る 」 と あ る
のは 「 当 該違 反行為の 実行と して の 事 業 活動を 行 う」と 、「を や める」 と ある のは 「の 実行と して の 事 業 活動を や める」 と 、同 条第 十八 項中「 事 業者 」
と ある の は 「 特 定 事 業 者 」 と 、 「 し た 違 反 行 為 」 と ある の は 「 行 つ た 同 項 第 一 号 の 規 定 に よ る 報 告 」 と 、 同 条 第 二 十二 項 中 「 第 一 項 又 は 第 四 項 」 と ある
のは「第一項」と、「第一項、第四項から第九項まで」とあるのは「同項、第五項、第六項」と、「、第十二項又は第十九項」とあるのは「又は第十二
項 」 と 、 同 条 第 二 十 三 項 中 「 第 四 項 か ら 第 九 項 まで 」 と あ る の は 「 第 五 項 、 第 六 項 」 と 、 「 、 第 十 二 項 又 は 第 十 九 項 」 と あ る の は 「 又 は 第 十 二 項 」 と 、
同条第二十七項中「実行期間(第四項に規定する違反行為については、違反行為期間)」とあるのは「実行期間」と読み替えるものとする。
他の国内の会社の株式(社員の持分を含む。以下同じ。)を所有することにより事業支配力が過度に集中することとなる会社は、これを設立して
会社(外国会社を含む。以下同じ。)は、他の国内の会社の株式を取得し、又は所有することにより国内において事業支配力が過度に集中することと
は な ら な い。
第 九条
②
- 6 -
(略)
なる会社となつてはならない。
③~⑦
会社は、他の会社の株式を取得し、又は所有することにより、一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合には、当該株式を
会社であつて、その国内売上高(国内において供給された商品及び役務の価額の最終事業年度における合計額として公正取引委員会規則で定めるもの
取得し、又は所有してはならず、及び不公正な取引方法により他の会社の株式を取得し、又は所有してはならない。
第十条
②
をいう。以下同じ。)と当該会社が属する企業結合集団(会社及び当該会社の子会社並びに当該会社の親会社であつて他の会社の子会社でないもの及び
当 該 親 会 社 の 子 会 社 ( 当 該 会 社 及 び 当 該 会 社 の 子 会 社を 除 く 。 ) か ら 成 る 集 団 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) に 属 す る 当 該 会 社 以 外 の 会 社 等 ( 会 社 、 組 合 ( 外 国
における組合に相当するものを含む。以下この条において同じ。)その他これらに類似する事業体をいう。以下この条において同じ。)の国内売上高を
公正取引委員会規則で定める方法により合計した額(以下「国内売上高合計額」という。)が二百億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を
超えるもの(以下この条において「株式取得会社」という。)は、他の会社であつて、その国内売上高と当該他の会社の子会社の国内売上高を公正取引
委員会規則で定める方法により合計した額が五十億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超えるもの(以下この条において「株式発行会社
」という。)の株式の取得をしようとする場合(金銭又は有価証券の信託に係る株式について、自己が、委託者若しくは受益者となり議決権を行使する
ことができる場合又は議決権の行使について受託者に指図を行うことができる場合において、受託者に株式発行会社の株式の取得をさせようとする場合
を含む。)において、当該株式取得会社が当該取得の後において所有することとなる当該株式発行会社の株式に係る議決権の数と、当該株式取得会社の
属 す る 企 業 結 合 集 団 に 属 す る 当 該 株 式 取 得 会 社 以 外 の 会 社 等 ( 第 四 項に お い て 「 当 該 株 式 取 得 会 社 以 外 の 会 社 等 」 と い う 。 ) が 所 有 す る 当 該 株 式 発 行 会
社の株式に係る議決権の数とを合計した議決権の数の当該株式発行会社の総株主の議決権の数に占める割合が、百分の二十を下回らない範囲内において
政令で定める数値(複数の数値を定めた場合にあつては、政令で定めるところにより、それぞれの数値)を超えることとなるときは、公正取引委員会規
則で定めるところにより、あらかじめ当該株式の取得に関する計画を公正取引委員会に届け出なければならない。ただし、あらかじめ届出を行うことが
困難である場合として公正取引委員会規則で定める場合は、この限りでない。
( 略)
公 正 取 引 委 員 会 は 、 第 十 七 条 の 二 第 一 項 の 規 定 に よ り 当 該 届 出 に 係 る 株 式 の 取 得 に 関 し 必 要 な 措 置 を 命 じ よ うと す る 場 合 に は 、 前 項 本 文 に 規 定 す る 三
引委員会は、その必要があると認める場合には、当該期間を短縮することができる。
第二項の規定による届出を行つた会社は、届出受理の日から三十日を経過するまでは、当該届出に係る株式の取得をしてはならない。ただし、公正取
③ ~⑦
⑧
⑨
十日の期間又は同項ただし書の規定により短縮された期間(公正取引委員会が株式取得会社に対してそれぞれの期間内に公正取引委員会規則で定めると
ころにより必要な報告、情報又は資料の提出(以下この項において「報告等」という。)を求めた場合においては、前項の届出受理の日から百二十日を
経 過 し た 日 と 全 て の 報 告 等 を 受 理 し た 日 か ら 九 十日 を 経 過 し た 日 と の い ず れ か 遅 い 日 ま で の 期 間 ) 内 に 、 株 式 取 得 会 社 に 対 し 、 第 五 十 条 第 一 項 の 規 定 に
当該届出に係る株式の取得に関する計画のうち、第一項の規定に照らして重要な事項が当該計画において行われることとされている期限までに行わ
よる通知をしなければならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
一
れなかつた場合
- 7 -
⑩
二
当該届出に係る株式の取得に関する計画のうち、重要な事項につき虚偽の記載があつた場合
前項第一号の規定に該当する場合において、公正取引委員会は、第十七条の二第一項の規定により当該届出に係る株式の取得に関し必要な措置を命じ
銀 行 業 又 は 保 険 業 を 営 む 会 社 は 、 他 の 国 内 の 会 社 の 議 決 権 を そ の 総 株 主 の 議 決 権 の 百 分 の 五 ( 保 険 業 を 営 む 会 社 に あ つて は 、 百 分 の 十 。 次 項 に
ようとするときは 、同号 の期限から起算して 一年以内に前 項本文の 通知を しなけれ ば なら ない。
第十一条
おいて同じ。)を超えて有することとなる場合には、その議決権を取得し、又は保有してはならない。ただし、公正取引委員会規則で定めるところによ
二
一
金 銭 又 は 有 価 証 券 の 信 託 に 係 る 信 託 財 産 と し て 株 式 を 取 得 し 、 又 は 所 有 す る こ と に よ り 議 決 権を 取 得 し 、 又 は 保 有 す る 場 合
他 の 国 内 の 会 社 が 自 己 の 株 式 の 取 得 を 行 つ た こ と に よ り 、 そ の 総 株 主 の 議 決 権 に 占 める 所 有 す る 株 式 に 係 る 議 決 権 の 割 合 が 増 加 し た 場 合
担 保 権 の 行 使 又 は 代 物弁 済の 受 領 に よ り 株 式 を 取 得 し 、 又 は 所 有 す る こ と に よ り 議 決 権 を 取 得 し 、 又 は 保 有 す る 場 合
りあらかじめ公正取引委員会の認可を受けた場合及び次の各号のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
三
投資事業有限責任組合の有限責任組合員(以下この号において「有限責任組合員」という。)となり、組合財産として株式を取得し、又は所有する
( 略)
前各号に掲げる場合のほか、他の国内の会社の事業活動を拘束するおそれがない場合として公正取引委員会規則で定める場合
つた日から前号の政令で定める期間を超えて当該議決権を保有する場合を除く。
ができる場合、議決権の行使について非業務執行組合員が業務の執行を委任された者に指図を行うことができる場合及び当該議決権を有することとな
り、組合財産として株式を取得し、又は所有することにより議決権を取得し、又は保有する場合。ただし、非業務執行組合員が議決権を行使すること
の業務の執行を委任しているものに限る。)の組合員(業務の執行を委任された者を除く。以下この号において「非業務執行組合員」という。)とな
民法第六百六十七条第一項に規定する組合契約で会社に対する投資事業を営むことを約するものによつて成立する組合(一人又は数人の組合員にそ
該 議 決 権を 保 有 す る 場 合 を 除 く 。
員が投資事業有限責任組合の無限責任組合員に指図を行うことができる場合及び当該議決権を有することとなつた日から政令で定める期間を超えて当
ことにより議決権を取得し、又は保有する場合。ただし、有限責任組合員が議決権を行使することができる場合、議決権の行使について有限責任組合
四
五
六
② ~④
会社の役員又は従業員(継続して会社の業務に従事する者であつて、役員以外の者をいう。以下この条において同じ。)は、他の会社の役員の
会社は、不公正な取引方法により、自己と国内において競争関係にある他の会社に対し、自己の役員がその会社の役員若しくは従業員の地位を兼ね、
地 位 を 兼 ね る こ と に よ り 一定 の 取 引 分 野 に お け る 競 争 を 実 質 的 に 制 限 す る こ と と な る 場 合 に は 、 当 該 役 員 の 地 位 を 兼 ね て は な ら な い 。
第 十 三条
②
会社以外の者は、会社の株式を取得し、又は所有することにより一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合には、当該株
又は自己の従業員がその会社の役員の地位を兼ねることを認めるべきことを強制してはならない。
第 十四 条
式を取得し、又は所有してはならず、及び不公正な取引方法により会社の株式を取得し、又は所有してはならない。
- 8 -
当該合併によつて一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合
会社は、次の各号のいずれかに該当する場合には、合併をしてはならない。
一
当該合併が不公正な取引方法によるものである場合
第十条第八項から第十項までの規定は、前項の規定による届出に係る合併の制限及び公正取引委員会がする第十七条の二第一項の規定による命令につ
取引委員会に届け出なければならない。ただし、すべての合併会社が同一の企業結合集団に属する場合は、この限りでない。
円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超えるときは、公正取引委員会規則で定めるところにより、あらかじめ当該合併に関する計画を公正
係る国内売上高合計額が二百億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超え、かつ、他のいずれか一の会社に係る国内売上高合計額が五十億
会社は、合併をしようとする場合において、当該合併をしようとする会社(以下この条において「合併会社」という。)のうち、いずれか一の会社に
二
第 十 五条
②
③
いて準用する。この場合において、第十条第八項及び第十項中「株式の取得」とあるのは「合併」と、同条第九項中「株式の取得」とあるのは「合併」
と、「が株式取得会社」とあるのは「が合併会社のうち少なくとも一の会社」と、「、株式取得会社」とあるのは「、合併会社」と読み替えるものとす
る。
会 社は 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 に は 、 共 同 新 設 分 割 ( 会 社 が 他 の 会 社 と 共 同 し て す る 新 設 分 割 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) を し 、 又
一
当該共同新設分割又は当該吸収分割が不公正な取引方法によるものである場合
当該共同新設分割又は当該吸収分割によつて一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合
会社は、共同新設分割をしようとする場合において、次の各号のいずれかに該当するときは、公正取引委員会規則で定めるところにより、あらかじめ
二
は吸収分割をしてはならない。
第 十 五条 の二
②
当該共同新設分割に関する計画を公正取引委員会に届け出なければならない。ただし、すべての共同新設分割をしようとする会社が同一の企業結合集団
当該共同新設分割をしようとする会社のうち、いずれか一の会社(全部承継会社に限る。)に係る国内売上高合計額が五十億円を下回らない範囲内
令で 定 める 金 額 を 超 え ると き 。
(以下この項において「重要部分承継会社」という。)に限る。)の当該承継の対象部分に係る国内売上高が三十億円を下回らない範囲内において政
において政令で定める金額を超え、かつ、他のいずれか一の会社(当該共同新設分割で設立する会社にその事業の重要部分を承継させようとするもの
当該共同新設分割をしようとする会社のうち、いずれか一の会社(全部承継会社に限る。)に係る国内売上高合計額が二百億円を下回らない範囲内
とき。
、 か つ 、 他 の い ず れ か 一 の 会 社 ( 全 部 承 継 会 社 に 限 る 。 ) に 係 る 国 内 売 上 高 合 計 額 が 五 十億 円 を 下 回 ら な い 範 囲 内 に お い て 政 令 で 定 め る 金 額を 超 え る
以下この項において「全部承継会社」という。)に限る。)に係る国内売上高合計額が二百億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超え
当該共同新設分割をしようとする会社のうち、いずれか一の会社(当該共同新設分割で設立する会社にその事業の全部を承継させようとするもの(
に属する場合は、この限りでない。
一
二
三
において政令で定める金額を超え、かつ、他のいずれか一の会社(重要部分承継会社に限る。)の当該承継の対象部分に係る国内売上高が百億円を下
回らない範囲内において政令で定める金額を超えるとき(前号に該当するときを除く。)。
- 9 -
③
④
四
当該共同新設分割をしようとする会社のうち、いずれか一の会社(重要部分承継会社に限る。)の当該承継の対象部分に係る国内売上高が百億円を
下回らない範囲内において政令で定める金額を超え、かつ、他のいずれか一の会社(重要部分承継会社に限る。)の当該承継の対象部分に係る国内売
上 高 が 三 十 億 円 を 下 回 ら な い 範 囲 内 に おい て 政 令 で 定 め る 金 額 を 超 え る と き 。
会社は、吸収分割をしようとする場合において、次の各号のいずれかに該当するときは、公正取引委員会規則で定めるところにより、あらかじめ当該
吸収分割に関する計画を公正取引委員会に届け出なければならない。ただし、すべての吸収分割をしようとする会社が同一の企業結合集団に属する場合
当該吸収分割をしようとする会社のうち、分割をしようとするいずれか一の会社(重要部分承継会社に限る。)の当該分割の対象部分に係る国内売
え ると き 。
金額を超え、かつ、分割によつて事業を承継しようとする会社に係る国内売上高合計額が五十億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超
次号において「重要部分承継会社」という。)に限る。)の当該分割の対象部分に係る国内売上高が百億円を下回らない範囲内において政令で定める
当 該 吸 収 分 割 を し よ うと す る 会 社 の う ち 、 分 割 を し よ う と す る い ず れ か 一 の 会 社 ( 当 該 吸 収 分 割 で そ の 事 業 の 重 要 部 分 を 承 継 さ せ よ う と す る も の (
範 囲 内 に お い て 政令 で 定 め る 金 額 を 超 え る と き ( 前 号 に 該 当 す る と き を 除 く 。 ) 。
回らない範囲内において政令で定める金額を超え、かつ、分割によつて事業を承継しようとする会社に係る国内売上高合計額が二百億円を下回らない
当該吸収分割をしようとする会社のうち、分割をしようとするいずれか一の会社(全部承継会社に限る。)に係る国内売上高合計額が五十億円を下
割によつて事業を承継しようとする会社に係る国内売上高合計額が五十億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超えるとき。
において「全部承継会社」という。)に限る。)に係る国内売上高合計額が二百億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超え、かつ、分
当該吸収分割をしようとする会社のうち、分割をしようとするいずれか一の会社(当該吸収分割でその事業の全部を承継させようとするもの(次号
は、この限りでない。
一
二
三
四
上 高 が 三 十 億 円 を 下 回 ら な い 範 囲 内 に お い て 政 令 で 定 め る 金 額 を 超 え 、 か つ 、 分 割 に よ つて 事 業 を 承 継 し よ う と す る 会 社 に 係 る 国 内 売 上 高 合 計 額 が 二
百億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超えるとき(前号に該当するときを除く。)。
第 十 条 第 八 項 か ら 第 十 項 まで の 規 定 は 、 前 二 項 の 規 定 に よ る 届 出 に 係 る 共 同 新 設 分 割 及 び 吸 収 分 割 の 制 限 並 び に 公 正 取 引 委 員 会 が す る 第 十 七 条 の 二 第
一項の規定による命令について準用する。この場合において、第十条第八項及び第十項中「株式の取得」とあるのは「共同新設分割又は吸収分割」と、
同 条 第 九 項 中 「 株 式 の 取 得 」 と ある の は 「 共 同 新 設 分 割 又 は 吸 収 分 割 」 と 、 「 が 株 式 取 得 会 社 」 と ある の は 「 が 共 同 新 設 分 割 を し よ うと し 、 又 は 吸 収 分
割をしようとする会社のうち少なくとも一の会社」と、「、株式取得会社」とあるのは「、共同新設分割をしようとし、又は吸収分割をしようとする会
社 」 と 読 み 替 え る も のと する 。
当該共同株式移転によつて一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合
会社は、次の各号のいずれかに該当する場合には、共同株式移転(会社が他の会社と共同してする株式移転をいう。以下同じ。)をしては
一
当 該 共 同 株 式 移 転 が 不 公 正 な 取 引 方 法 に よ る も の で ある 場 合
会社は、共同株式移転をしようとする場合において、当該共同株式移転をしようとする会社のうち、いずれか一の会社に係る国内売上高合計額が二百
二
なら な い 。
第 十 五 条の 三
②
- 10 -
億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超え、かつ、他のいずれか一の会社に係る国内売上高合計額が五十億円を下回らない範囲内におい
第十条第八項から第十項までの規定は、前項の規定による届出に係る共同株式移転の制限及び公正取引委員会がする第十七条の二第一項の規定による
なければならない。ただし、すべての共同株式移転をしようとする会社が同一の企業結合集団に属する場合は、この限りでない。
て政令で定める金額を超えるときは、公正取引委員会規則で定めるところにより、あらかじめ当該共同株式移転に関する計画を公正取引委員会に届け出
③
命令について準用する。この場合において、第十条第八項及び第十項中「株式の取得」とあるのは「共同株式移転」と、同条第九項中「株式の取得」と
あるのは「共同株式移転」と、「が株式取得会社」とあるのは「が共同株式移転をしようとする会社のうち少なくとも一の会社」と、「、株式取得会社
」 と あ る の は 「 、 共 同 株 式 移 転 を し よ うと す る 会 社 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
会社は、次に掲げる行為をすることにより、一定の取引分野における競争を実質的に制限することとなる場合には、当該行為をしてはならず、
四
三
二
一
他の会社と事業上の損益全部を共通にする契約の締結
他の会社の事業の全部又は重要部分についての経営の受任
他 の 会 社の 事 業の 全 部 又 は 重 要 部 分の 賃 借
他 の 会 社 の 事 業 上 の 固定 資 産 の 全 部 又 は 重 要 部 分 の 譲 受 け
他 の 会 社 の 事 業 の 全 部 又 は 重 要 部 分 の 譲受 け
一
他の会社の事業の重要部分又は事業上の固定資産の全部若しくは重要部分の譲受けをしようとする場合であつて、当該譲受けの対象部分に係る国内
国内売上高が三十億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超える他の会社の事業の全部の譲受けをしようとする場合
第十条第八項から第十項までの規定は、前項の規定による届出に係る事業等の譲受けの制限及び公正取引委員会がする第十七条の二第一項の規定によ
売上高が三十億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超えるとき。
二
同一の企業結合集団に属する場合は、この限りでない。
け に 関 す る 計 画 を 公 正 取 引 委 員 会 に 届 け 出 なけ れ ば な ら な い 。 た だ し 、 事 業 等 の 譲 受 け を し よ うと す る 会 社 及 び 当 該 事 業 等 の 譲 渡 を し よ う と す る 会 社 が
当する場合には、公正取引委員会規則で定めるところにより、あらかじめ事業又は事業上の固定資産(以下この条において「事業等」という。)の譲受
会社であつて、その会社に係る国内売上高合計額が二百億円を下回らない範囲内において政令で定める金額を超えるものは、次の各号のいずれかに該
五
及 び 不 公 正 な 取 引方 法に よ り 次 に 掲 げ る 行 為 を し て は な ら な い 。
第十六条
②
③
る命令について準用する。この場合において、第十条第八項及び第十項中「株式の取得」とあるのは「事業又は事業上の固定資産の譲受け」と、同条第
九 項 中 「 株 式 の 取 得 」 と ある の は 「 事 業 又 は 事 業 上 の 固 定 資 産 の 譲 受 け 」 と 、 「 株 式 取 得 会 社 」 と ある の は 「 事 業 又 は 事 業 上 の 固 定 資 産 の 譲受 け を し よ
第 十 条 第 一 項 、 第 十 一 条 第 一 項 、 第 十 五 条 第 一 項 、 第 十 五 条 の 二 第 一 項 、 第 十 五 条 の 三 第 一 項 、 第 十 六 条 第 一 項 又 は 前 条 の 規 定 に 違 反す る
何らの名義を以てするかを問わず、第九条から前条までの規定による禁止又は制限を免れる行為をしてはならない。
う と す る 会 社」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
第 十七条
第 十 七条 の二
- 11 -
②
行為があるときは、公正取引委員会は、第八章第二節に規定する手続に従い、事業者に対し、株式の全部又は一部の処分、事業の一部の譲渡その他これ
らの規定に違反する行為を排除するために必要な措置を命ずることができる。
第 九 条 第 一 項 若 し く は 第 二 項 、 第 十 三 条 、 第 十 四 条 又 は 前 条 の 規 定 に 違 反 す る 行 為 が あ る と き は 、 公 正 取 引 委 員 会 は 、 第 八 章 第 二 節 に 規 定 す る 手 続に
従い、当該違反行為者に対し、株式の全部又は一部の処分、会社の役員の辞任その他これらの規定に違反する行為を排除するために必要な措置を命ずる
事 業 者 は 、 不 公 正 な 取 引方 法を 用 い て は な ら な い 。
こ と がで き る 。
第十九条
前 条の 規 定 に 違 反 す る 行 為 が あ る と き は 、 公 正 取 引 委 員 会 は 、 第 八 章 第 二 節 に 規 定 す る 手 続 に 従 い 、 事 業 者 に 対し 、 当 該 行 為 の 差 止 め 、 契 約 条
事業者が、次の各号のいずれかに該当する者であつて、第十九条の規定に違反する行為(第二条第九項第一号に該当するものに限る。)を
第 七 条 第 二 項の 規 定 は 、 前 条の 規 定 に 違 反す る 行為 に 準 用 す る 。
項の削除その他当該行為を排除するために必要な措置を命ずることができる。
第二 十条
②
第 二 十条 の二
したときは、公正取引委員会は、第八章第二節に規定する手続に従い、当該事業者に対し、当該行為をした日から当該行為がなくなる日までの期間(当
該期間が三年を超えるときは、当該行為がなくなる日から遡つて三年間とする。)における、当該行為において当該事業者がその供給を拒絶し、又はそ
の供給に係る商品若しくは役務の数量若しくは内容を制限した事業者の競争者に対し供給した同号イに規定する商品又は役務と同一の商品又は役務(同
号ロに規定する違反行為にあつては、当該事業者が同号ロに規定する他の事業者(以下この条において「拒絶事業者」という。)に対し供給した同号ロ
に 規 定 す る 商 品 又 は 役 務 と 同 一の 商 品 又 は 役 務 ( 当 該 拒 絶 事 業 者 が 当 該 同 一の 商 品 又 は 役 務 を 供 給 す る た め に 必 要 な 商 品 又 は 役 務 を 含 む 。 ) 、 拒 絶 事 業
者がその供給を拒絶し、又はその供給に係る商品若しくは役務の数量若しくは内容を制限した事業者の競争者に対し当該事業者が供給した当該同一の商
品 又 は 役 務 及 び 拒 絶 事 業 者 が 当 該 事 業 者 に 対 し 供 給 し た 当 該 同 一 の 商 品 又 は 役 務 ) の 政 令 で 定 め る 方 法に よ り 算 定 し た 売 上 額 に 百 分 の 三 ( 当 該 事 業 者 が
小 売 業 を 営 む 場 合は 百 分 の 二 、 卸 売 業 を 営 む 場 合は 百 分 の 一 と す る 。 ) を 乗 じ て 得 た 額 に 相 当 す る 額 の 課 徴 金 を 国 庫 に 納 付 す る こ と を 命 じ な け れ ば な ら
な い 。 た だ し 、 当 該 事 業 者 が 当 該 行 為 に 係 る 行 為 に つ い て 第 七 条 の 二 第 一 項 ( 同 条 第 二 項 及 び 第 八 条 の 三に お い て 読 み 替 え て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 次 条
から第二十条の五までにおいて同じ。)若しくは第七条の二第四項の規定による命令(当該命令が確定している場合に限る。第二十条の四及び第二十条
の五において同じ。)、第七条の二第十八項若しくは第二十一項の規定による通知若しくは第六十三条第二項の規定による決定を受けたとき、又はこの
第四十七条第一項第四号に掲げる処分が行われなかつた場合において、当該事業者が当該違反行為について事前通知を受けた日から遡り十年以内に
たことがある者(当該命令が確定している場合に限る。次号において同じ。)
。)から遡り十年以内に、前条の規定による命令(第二条第九項第一号に係るものに限る。次号において同じ。)又はこの条の規定による命令を受け
当該行為に係る事件について第四十七条第一項第四号に掲げる処分が最初に行われた日(次条から第二十条の五までにおいて「調査開始日」という
条 の 規 定 に よ る 課 徴 金 の 額 が 百 万 円 未 満 で ある と き は 、 そ の 納 付 を 命 ず る こ と が で き な い 。
一
二
、前条の規定による命令又はこの条の規定による命令を受けたことがある者
- 12 -
第二十条の三
事業者が、次の各号のいずれかに該当する者であつて、第十九条の規定に違反する行為(第二条第九項第二号に該当するものに限る。)を
し た と き は 、 公 正 取 引 委 員 会 は 、 第 八 章 第 二 節 に 規 定 す る 手 続 に 従 い 、 当 該 事 業 者 に 対 し 、 当 該 行 為 を し た 日 か ら 当 該 行 為 が な く な る 日 まで の 期 間 ( 当
該期間が三年を超えるときは、当該行為がなくなる日から遡つて三年間とする。)における、当該行為において当該事業者が供給した同号に規定する商
品又は役務の政令で定める方法により算定した売上額に百分の三(当該事業者が小売業を営む場合は百分の二、卸売業を営む場合は百分の一とする。)
を乗じて得た額に相当する額の課徴金を国庫に納付することを命じなければならない。ただし、当該事業者が当該行為に係る行為について第七条の二第
一項若しくは第四項若しくは次条の規定による命令(当該命令が確定している場合に限る。)、第七条の二第十八項若しくは第二十一項の規定による通
知若しくは第六十三条第二項の規定による決定を受けたとき、又はこの条の規定による課徴金の額が百万円未満であるときは、その納付を命ずることが
第四十七条第一項第四号に掲げる処分が行われなかつた場合において、当該事業者が当該違反行為について事前通知を受けた日から遡り十年以内に
る命令を受けたことがある者(当該命令が確定している場合に限る。次号において同じ。)
調査開始日から遡り十年以内に、第二十条の規定による命令(第二条第九項第二号に係るものに限る。次号において同じ。)又はこの条の規定によ
で き ない。
一
二
事業者が、次の各号のいずれかに該当する者であつて、第十九条の規定に違反する行為(第二条第九項第三号に該当するものに限る。)を
、 第 二 十 条 の 規 定 に よ る 命 令 又 は こ の 条 の 規 定 に よ る 命 令 を 受 け た こ と が ある 者
第二十条の四
したときは、公正取引委員会は、第八章第二節に規定する手続に従い、当該事業者に対し、当該行為をした日から当該行為がなくなる日までの期間(当
該期間が三年を超えるときは、当該行為がなくなる日から遡つて三年間とする。)における、当該行為において当該事業者が供給した同号に規定する商
品 又 は 役 務 の 政 令 で 定 め る 方 法に よ り 算 定 し た 売 上 額 に 百 分 の 三 ( 当 該 事 業 者 が 小 売 業 を 営 む 場 合 は 百 分 の 二 、 卸 売 業 を 営 む 場 合 は 百 分 の 一 と す る 。 )
を乗じて得た額に相当する額の課徴金を国庫に納付することを命じなければならない。ただし、当該事業者が当該行為に係る行為について第七条の二第
一項若しくは第四項の規定による命令、同条第十八項若しくは第二十一項の規定による通知若しくは第六十三条第二項の規定による決定を受けたとき、
第四十七条第一項第四号に掲げる処分が行われなかつた場合において、当該事業者が当該違反行為について事前通知を受けた日から遡り十年以内に
る命令を受けたことがある者(当該命令が確定している場合に限る。次号において同じ。)
調査開始日から遡り十年以内に、第二十条の規定による命令(第二条第九項第三号に係るものに限る。次号において同じ。)又はこの条の規定によ
又はこの条の規定による課徴金の額が百万円未満であるときは、その納付を命ずることができない。
一
二
事業者が、次の各号のいずれかに該当する者であつて、第十九条の規定に違反する行為(第二条第九項第四号に該当するものに限る。)を
、第二十条の規定による命令又はこの条の規定による命令を受けたことがある者
第二十条の五
し た と き は 、 公 正 取 引 委 員 会 は 、 第 八 章 第 二 節 に 規 定 す る 手 続 に 従 い 、 当 該 事 業 者 に 対 し 、 当 該 行 為 を し た 日 か ら 当 該 行 為 が な く な る 日 まで の 期 間 ( 当
該期間が三年を超えるときは、当該行為がなくなる日から遡つて三年間とする。)における、当該行為において当該事業者が供給した同号に規定する商
品の政令で定める方法により算定した売上額に百分の三(当該事業者が小売業を営む場合は百分の二、卸売業を営む場合は百分の一とする。)を乗じて
- 13 -
得た額に相当する額の課徴金を国庫に納付することを命じなければならない。ただし、当該事業者が当該行為に係る行為について第七条の二第一項若し
くは第四項の規定による命令、同条第十八項若しくは第二十一項の規定による通知若しくは第六十三条第二項の規定による決定を受けたとき、又はこの
第四十七条第一項第四号に掲げる処分が行われなかつた場合において、当該事業者が当該違反行為について事前通知を受けた日から遡り十年以内に
る 命令 を 受 け た こ と が あ る 者 ( 当 該 命 令 が 確 定 し て い る 場 合 に 限 る 。 次 号 に お い て 同 じ 。 )
調 査 開 始 日 か ら 遡 り 十 年 以 内 に 、 第 二 十 条 の 規 定 に よ る 命令 ( 第 二 条 第 九 項第 四 号 に 係 る も の に 限 る 。 次 号 に お い て 同 じ 。 ) 又 は こ の 条 の 規 定 に よ
条の規定による課徴金の額が百万円未満であるときは、その納付を命ずることができない。
一
二
事業者が、第十九条の規定に違反する行為(第二条第九項第五号に該当するものであつて、継続してするものに限る。)をしたときは、公
、第二十条の規定による命令又はこの条の規定による命令を受けたことがある者
第二 十条の六
正取引委員会は、第八章第二節に規定する手続に従い、当該事業者に対し、当該行為をした日から当該行為がなくなる日までの期間(当該期間が三年を
超えるときは、当該行為がなくなる日からさかのぼつて三年間とする。)における、当該行為の相手方との間における政令で定める方法により算定した
売上額(当該行為が商品又は役務の供給を受ける相手方に対するものである場合は当該行為の相手方との間における政令で定める方法により算定した購
入額とし、当該行為の相手方が複数ある場合は当該行為のそれぞれの相手方との間における政令で定める方法により算定した売上額又は購入額の合計額
とする。)に百分の一を乗じて得た額に相当する額の課徴金を国庫に納付することを命じなければならない。ただし、その額が百万円未満であるときは
第七条の二第二十二項から第二十五項まで及び第二十七項の規定は、第二十条の二から前条までに規定する違反行為が行われた場合に準用
、その納付を命ずることができない。
第二十条の七
する。この場合において、第七条の二第二十二項中「第一項又は第四項」とあるのは「第二十条の二から第二十条の六まで」と、「第一項、第四項から
第九項まで、第十一項、第十二項又は第十九項」とあるのは「これら」と、同条第二十三項中「第一項、第四項から第九項まで、第十一項、第十二項又
は第十九項」とあるのは「第二十条の二から第二十条の六まで」と、同条第二十四項中「第一項、第二項又は第四項」とあるのは「第二十条の二から第
二十条の六まで」と、「並びに当該法人が受けた第一項(第二項において読み替えて準用する場合を含む。)及び第四項の規定による命令、第十八項及
び第二十一項の規定による通知並びに第六十三条第二項の規定による決定(以下この項及び次項において「命令等」という。)は、合併後存続し、又は
合 併 に よ り 設 立 さ れ た 法 人 が し た 違 反 行 為 及 び 当 該 合 併 後 存 続 し 、 又 は 合 併 に よ り 設 立 さ れ た 法 人 が 受 け た 命 令 等 」 と ある の は 「 は 、 合 併 後 存 続 し 、 又
は合併により設立された法人がした違反行為」と、「前各項及び次項」とあるのは「第二十条の七において読み替えて準用する前二項及び次項並びに第
二十条の二から第二十条の六まで」と、同条第二十五項中「第一項、第二項又は第四項」とあるのは「第二十条の二から第二十条の六まで」と、「違反
行 為 及 び 当 該 法 人 が 受 け た 命 令 等 」 と あ り 、 及 び 「 違 反 行 為 及 び 当 該 特 定 事 業 承 継 子 会 社 等 が 受 け た 命令 等」 と あ る の は 「 違 反 行 為 」 と 、 「 前各 項」 と
あるのは「第二十条の七において読み替えて準用する前三項及び第二十条の二から第二十条の六まで」と、「第一項(第二項において読み替えて準用す
る場合を含む。)中「当該」とあるのは「第二十条の二から第二十条の六までの規定中「、当該」と、「特定事業承継子会社等(第二十五項に規定する
特定事業承継子会社等をいう。以下同じ。)に対し、この項(次項において読み替えて準用する場合を含む。)の規定による命令を受けた他の特定事業
承継子会社等と連帯して」と、第四項中「当該事業者に対し」とあるのは「特定事業承継子会社等に対し、この項の規定による命令を受けた他の特定事
- 14 -
業承継子会社等と連帯して」とあるのは「、特定事業承継子会社等に対し、この条の規定による命令を受けた他の特定事業承継子会社等と連帯して」と
、「第二十二項」とあるのは「第二十条の七において読み替えて準用する第二十二項」と、「受けた特定事業承継子会社等」とあるのは「受けた特定事
業承継子会社等(第二十条の七において読み替えて準用する第二十五項に規定する特定事業承継子会社等をいう。以下この項において同じ。)」と、同
条第二十七項中「実行期間(第四項に規定する違反行為については、違反行為期間)の終了した日」とあるのは「当該行為がなくなつた日」と読み替え
公 正 取 引 委 員 会 は 、 そ の 職 務 を 行 う た め に 必 要 が あ る と き は 、 公 務 所 、 特 別 の 法令 に よ り 設 立さ れ た 法 人 、 事 業 者 若 し く は 事 業 者 の 団 体 又 は こ
る もの と する 。
第四十条
公 正 取 引 委 員 会 は 、 そ の 職 務 を 行 う た め に 必 要 が あ る と き は 、 公 務 所 、 特 別 の 法令 に よ り 設 立さ れ た 法 人 、 学 校 、 事 業 者 、 事 業 者 の 団 体 、 学
れらの職員に対し、出頭を命じ、又は必要な報告、情報若しくは資料の提出を求めることができる。
第四十一条
第 四 十二 条
何 人 も 、 こ の 法 律 の 規 定 に 違 反 す る 事 実 が ある と 思 料 す る と き は 、 公 正 取 引 委 員 会 に 対 し 、 そ の 事 実 を 報 告 し 、 適 当 な 措 置 を と る べ き こ と を
公正取引委員会は、その職務を行うために必要があるときは、公聴会を開いて一般の意見を求めることができる。
識経験ある者その他の者に対し、必要な調査を嘱託することができる。
第四十五条
前項に規定する報告があつたときは、公正取引委員会は、事件について必要な調査をしなければならない。
求めることができる。
②
第一項の規定による報告が、公正取引委員会規則で定めるところにより、書面で具体的な事実を摘示してされた場合において、当該報告に係る事件に
公正取引委員会は、この法律の規定に違反する事実又は独占的状態に該当する事実があると思料するときは、職権をもつて適当な措置をとることがで
い。
ついて、適当な措置をとり、又は措置をとらないこととしたときは、公正取引委員会は、速やかに、その旨を当該報告をした者に通知しなければならな
③
④
きる。
一
鑑定人に出頭を命じて鑑定させること。
事件関係人又は参考人に出頭を命じて審尋し、又はこれらの者から意見若しくは報告を徴すること。
公正取引委員会は、事件について必要な調査をするため、次に掲げる処分をすることができる。
二
帳簿書類その他の物件の所持者に対し、当該物件の提出を命じ、又は提出物件を留めて置くこと。
第四 十七条
三
公正取引委員会が相当と認めるときは、政令で定めるところにより、公正取引委員会の職員を審査官に指定し、前項の処分をさせることができる。
事件関係人の営業所その他必要な場所に立ち入り、業務及び財産の状況、帳簿書類その他の物件を検査すること。
②
前項の規定により職員に立入検査をさせる場合においては、これに身分を示す証明書を携帯させ、関係者に提示させなければならない。
四
③
- 15 -
④
公正取引委員会は、事件について必要な調査をしたときは、その要旨を調書に記載し、かつ、特に前条第一項に規定する処分があつたときは
第 一 項 の 規 定 に よる 処 分の 権 限 は 、 犯 罪 捜 査 の た め に 認 めら れ た も の と 解 釈 し て は な ら な い 。
第四十八 条
公正取引委員会は、第七条第一項若しくは第二項(第八条の二第二項及び第二十条第二項において準用する場合を含む。)、第八条の二第一
、処分をした年月日及びその結果を明らかにしておかなければならない。
第 四 十九条
項若しくは第三項、第十七条の二又は第二十条第一項の規定による命令(以下「排除措置命令」という。)をしようとするときは、当該排除措置命令の
名宛人となるべき者について、意見聴取を行わなければならない。
公正取引委員会は、前条の意見聴取を行うに当たつては、意見聴取を行うべき期日までに相当な期間をおいて、排除措置命令の名宛人となるべ
三
二
一
意 見 聴 取に 関す る 事 務 を 所 掌 す る 組 織の 名 称 及 び 所 在 地
意 見 聴 取 の 期日 及 び 場 所
公正 取引委員 会の認定した事 実及びこ れに 対 する 法令 の適用
予 定 さ れ る 排 除 措 置 命令 の 内 容
一
意見聴取が終結する時までの間、第五十二条の規定による証拠の閲覧又は謄写を求めることができること。
意見聴取の期日に出頭して意見を述べ、及び証拠を提出し、又は意見聴取の期日への出頭に代えて陳述書及び証拠を提出することができること。
前項の書面においては、次に掲げる事項を教示しなければならない。
四
き 者 に 対 し 、 次に 掲 げ る 事 項 を 書 面 に よ り 通 知 し な け れ ば な ら な い 。
第 五十 条
②
二
前条第一項の規定による通知を受けた者(以下「当事者」という。)は、代理人を選任することができる。
当 事 者 は 、 第 五 十 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 通 知 が あ つ た 時 か ら 意 見 聴 取 が 終 結 す る 時 まで の 間 、 公 正 取 引 委 員 会 に 対 し 、 当 該 意 見 聴 取 に 係 る 事
代理人は、各自、当事者のために、意見聴取に関する一切の行為をすることができる。
第 五十 一条
②
第 五 十二 条
件について公正取引委員会の認定した事実を立証する証拠の閲覧又は謄写(謄写については、当該証拠のうち、当該当事者若しくはその従業員が提出し
たもの又は当該当事者若しくはその従業員の供述を録取したものとして公正取引委員会規則で定めるものの謄写に限る。以下この条において同じ。)を
求めることができる。この場合において、公正取引委員会は、第三者の利益を害するおそれがあるときその他正当な理由があるときでなければ、その閲
②
公正取引委員会は、前二項の閲覧又は謄写について日時及び場所を指定することができる。
前項の規定は、当事者が、意見聴取の進行に応じて必要となつた証拠の閲覧又は謄写を更に求めることを妨げない。
覧又は謄写を拒むことができない。
③
- 16 -
意 見 聴 取は 、 公 正 取 引 委 員 会 が 事 件 ご と に 指定 す る そ の 職 員 ( 以 下「 指定 職 員 」 と い う 。 ) が 主 宰 す る 。
公正取引委員会は、前項に規定する事件について審査官の職務を行つたことのある職員その他の当該事件の調査に関する事務に従事したことのある職
第 五十 三条
②
指定職員は、最初の意見聴取の期日の冒頭において、当該意見聴取に係る事件について第四十七条第二項の規定により指定された審査官その
員を意見聴取を主宰する職員として指定することができない。
第 五十 四 条
他の当該事件の調査に関する事務に従事した職員(次項及び第三項並びに第五十六条第一項において「審査官等」という。)に、予定される排除措置命
令の内容、公正取引委員会の認定した事実及び第五十二条第一項に規定する証拠のうち主要なもの並びに公正取引委員会の認定した事実に対する法令の
②
指定職員は、意見聴取の期日において必要があると認めるときは、当事者に対し質問を発し、意見の陳述若しくは証拠の提出を促し、又は審査官等に
当 事 者 は 、 意 見 聴 取 の 期 日 に 出 頭 し て 、 意 見 を 述 べ 、 及 び 証 拠 を 提 出 し 、 並 び に 指 定 職 員 の 許 可 を 得 て 審 査 官 等に 対 し 質 問 を 発 す る こ と が で き る 。
適 用 を 意 見 聴 取 の 期 日 に 出 頭 し た 当事 者 に 対 し 説 明 さ せ な け れ ば な ら な い 。
③
対し説明を求めることができる。
意見聴取の期日における意見聴取は、公開しない。
当事者は、意見聴取の期日への出頭に代えて、指定職員に対し、意見聴取の期日までに陳述書及び証拠を提出することができる。
④
第 五 十 五条
指定職員は、意見聴取の期日における当事者による意見陳述、証拠提出及び質問並びに審査官等による説明(第五十八条第一項及び第二項に
前項の場合においては、当事者に対し、あらかじめ、次回の意見聴取の期日及び場所を書面により通知しなければならない。ただし、意見聴取の期日
おいて「当事者による意見陳述等」という。)の結果、なお意見聴取を続行する必要があると認めるときは、さらに新たな期日を定めることができる。
第 五 十六 条
②
に出頭した当事者に対しては、当該意見聴取の期日においてこれを告知すれば足りる。
指定 職 員は 、 当事 者 が 正 当 な 理 由 な く 意 見 聴 取 の 期 日 に 出 頭 せ ず 、 か つ 、 第 五 十 五 条 に 規 定 す る 陳 述 書 又 は 証 拠 を 提 出 し な い 場 合 に は 、 当 該
指 定 職 員 は 、 前 項 に 規 定 す る 場 合 の ほ か 、 当 事 者 が 意 見 聴 取 の 期 日 に 出 頭 せ ず 、 か つ 、 第 五 十 五 条 に 規 定 す る 陳 述 書 又 は 証 拠 を 提出 し な い 場合 に お い
当事者に対し改めて意見を述べ、及び証拠を提出する機会を与えることなく、意見聴取を終結することができる。
第 五十七条
②
て、当該当事者の意見聴取の期日への出頭が相当期間引き続き見込めないときは、当該当事者に対し、期限を定めて陳述書及び証拠の提出を求め、当該
期限が到 来したときに意 見聴取を終結することができる 。
指定職員は、意見聴取の期日における当事者による意見陳述等の経過を記載した調書を作成し、当該調書において、第五十条第一項第一号及
前項に規定する調書は、意見聴取の期日における当事者による意見陳述等が行われた場合には各期日ごとに、当該当事者による意見陳述等が行われな
び第二号に掲げる事項に対する当事者の陳述の要旨を明らかにしておかなければならない。
第 五十 八 条
②
か つ た 場 合 に は 意 見 聴 取 の 終 結 後 速 や か に 作 成 し なけ れ ば な ら な い 。
- 17 -
③
④
⑤
第 一 項 に 規 定 す る 調 書 に は 、 提 出 さ れ た 証 拠 ( 第 五 十 五 条 の 規 定 に よ り 陳 述 書 及 び 証 拠 が 提 出 さ れ た と き は 、 提 出 さ れ た 陳 述 書 及 び 証 拠 )を 添 付 し な
け れ ば なら な い 。
指 定 職 員 は 、 意 見 聴 取 の 終 結 後 速 や か に 、 当 該 意 見 聴 取 に 係 る 事 件の 論 点 を 整 理 し 、 当 該 整 理 さ れ た 論 点 を 記 載 し た報 告 書 を 作 成 し 、 第 一 項に 規 定 す
る調書とともに公正取引委員会に提出しなければならない。
当事者は、第一項に規定する調書及び前項に規定する報告書の閲覧を求めることができる。
公 正 取 引 委 員 会 は 、 意 見 聴 取 の 終 結 後 に 生 じ た 事 情 に 鑑 み 必 要 が ある と 認 め る と き は 、 指 定 職 員 に 対 し 、 前 条 第 四 項 の 規 定 に よ り 提 出 さ れ た
公 正 取 引 委 員 会 は 、 排 除 措 置 命 令 に 係 る 議 決 を す る と き は 、 第 五 十 八 条 第 一 項 に 規 定 す る 調 書 及 び 同 条 第 四 項 に 規 定 す る 報 告 書 の 内 容 を 十 分に
第五十六条第二項本文の規定は、前項の場合について準用する。
報告書を返戻して意見聴取の再開を命ずることができる。
第 五十 九条
②
第 六 十条
参酌して しなければならない。
排除措置命令は、文書によつて行い、排除措置命令書には、違反行為を排除し、又は違反行為が排除されたことを確保するために必要な措置
( 略)
排除措置命令は、その名あて人に排除措置命令書の謄本を送達することによつて、その効力を生ずる。
押 印 し なけ れ ば な ら な い 。
並びに公正取引委員会の認定した事実及びこれに対する法令の適用を示し、委員長及び第六十五条第一項の規定による合議に出席した委員がこれに記名
第六 十一条
②
第 六 十二 条
( 略)
第四十九条から第六十条までの規定は、納付命令について準用する。この場合において、第五十条第一項第一号中「予定される排除措置命令の内容」
②・③
④
とあるのは「納付を命じようとする課徴金の額」と、同項第二号中「公正取引委員会の認定した事実及びこれに対する法令の適用」とあり、及び第五十
二条第一項中「公正取引委員会の認定した事実」とあるのは「課徴金の計算の基礎及び課徴金に係る違反行為」と、第五十四条第一項中「予定される排
除措置命令の内容、公正取引委員会の認定した事実及び第五十二条第一項に規定する証拠のうち主要なもの並びに公正取引委員会の認定した事実に対す
る 法 令 の 適 用 」 と ある の は 「 納 付 を 命 じ よ うと す る 課 徴 金 の 額 、 課 徴 金 の 計 算 の 基 礎 及 び 課 徴 金 に 係 る 違 反 行 為 並 び に 第 六 十二 条 第 四 項 の 規 定 に よ り 読
み替えて準用する第五十二条第一項に規定する証拠のうち主要なもの」と読み替えるものとする。
排 除 措 置 命 令 、 納 付 命 令 及 び 競 争 回 復 措 置 命 令 並 び に こ の 節 の 規 定 に よ る 決 定 ( 第 七 十 条 第 二 項に 規 定 す る 支 払 決 定 を 除 く 。 以 下 同 じ 。 ) は
第三十四条第一項、第二項及び第四項の規定は、前項の合議について準用する。
、 委 員 長 及 び 委 員 の 合議 に よ ら な け れ ば な ら な い 。
第 六 十五 条
②
- 18 -
第六十六 条
関係のある公務所又は公共的な団体は、公共の利益を保護するため、公正取引委員会に対して意見を述べることができる。
公 正 取 引 委 員 会 の 合 議は 、 公 開 し な い 。
競争回復措置命令をするには、前項において準用する第三十四条第二項の規定にかかわらず、三人以上の意見が一致しなければならない。
第六十七条
公正取引委員会は、排除措置命令をした後又は競争回復措置命令が確定した後においても、特に必要があるときは、第四十七条の規定により
③
第六十八条
(略)
、これらの命令において命じた措置が講じられているかどうかを確かめるために必要な処分をし、又はその職員をして処分をさせることができる。
( 略)
公正取引委員会は、第十一条第一項又は第二項の認可の申請があつた場合において、当該申請を理由がないと認めるときは、決定でこれを
付 す べき 金額 に 加 算 し な け れ ば な ら な い 。
払決定をした日までの期間の日数に応じ、その金額に年七・二五パーセントを超えない範囲内において政令で定める割合を乗じて計算した金額をその還
公正取引委員会は、前項の金額を還付する場合には、当該金額の納付があつた日の翌日から起算して一月を経過する日の翌日からその還付のための支
第七十条
②
③
第 七 十 条の 二
( 略)
却 下 し なけ れ ば な ら な い 。
②・③
( 略)
( 略)
②
公正取引委員会は、経済事情の変化その他の事由により、排除措置命令又は競争回復措置命令を維持することが不適当であると認めるときは、決定で
第 七 十 条の 三
③
これを取り消し、又は変更することができる。ただし、排除措置命令又は競争回復措置命令の名宛人の利益を害することとなる場合は、この限りでない
。
送達すべき書類は、この法律に規定するもののほか、公正取引委員会規則で定める。
第 六 十 三 条 第 三 項 及 び第 四 項 の 規 定 は 、 前 項 の 規 定 に よ る 決 定 に つい て 準 用 す る 。
第 七 十 条の 六
書類の送達については、民事訴訟法(平成八年法律第百九号)第九十九条、第百一条、第百三条、第百五条、第百六条、第百八条及び第百
④
第 七 十 条の 七
九 条 の 規 定 を 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お い て 、 同 法 第 九 十 九 条 第 一 項 中 「 執 行 官 」 と ある の は 「 公 正 取 引 委 員 会 の 職 員 」 と 、 同 法 第 百 八 条 中 「 裁 判 長 」 と
- 19 -
あ り 、 及 び 同 法 第 百 九 条 中 「 裁 判 所 」 と あ る の は 「 公正 取 引 委 員 会 」 と 読 み 替 え る もの と す る 。
行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律(平成十四年法律第百五十一号)第二条第七号に規定する処分通知等であつて、こ
公正取引委員会の職員が前項に規定する処分通知等に関する事務を電子情報処理組織を使用して行つたときは、第七十条の七において読み替えて準用
情報処理組織(同項に規定する電子情報処理組織をいう。以下この条において同じ。)を使用して行うことができない。
法 律 第 四 条 第 一 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 当 該 処 分 通 知 等 の 相 手 方 が 送 達 を 受 け る 旨 の 公 正 取 引 委 員 会 規 則で 定 め る 方 式 に よ る 表 示 を し な い と き は 、 電 子
の法律又は公正取引委員会規則の規定により書類の送達により行うこととしているものについては、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する
第 七 十条 の 九
②
する民事訴訟法第百九条の規定による送達に関する事項を記載した書面の作成及び提出に代えて、当該事項を電子情報処理組織を使用して公正取引委員
こ の 法 律 に 定 め る も の を 除 く ほ か 、 公 正 取 引 委 員 会 の 調 査 に 関 す る 手 続 そ の 他 事 件 の 処 理 及 び 第 七 十 条 の 五第 一 項 の 供 託 に 関 し 必 要 な 事 項
会 の 使 用 に 係 る 電 子 計 算 機 ( 入 出 力 装 置 を 含 む 。 ) に 備え ら れ た フ ァ イ ル に 記 録 し な け れ ば な ら な い 。
第 七 十 条の 十
公 正 取 引 委 員 会 が す る 排 除 措 置 命令 、 納 付 命令 、 競 争 回 復措 置 命令 及 び 第 七 十 条 の 二 第 一 項 に 規 定 す る 認 可 の 申 請 に 係 る 処 分 並 び に こ の
は、政令で定める。
第 七 十 条の 十 一
節の規定による決定その他の処分(第四十七条第二項の規定によつて審査官がする処分及びこの節の規定によつて指定職員がする処分を含む。)につい
公 正 取 引 委 員 会 の 排 除 措 置 命 令 、 納 付 命 令 及 び 競 争 回 復 措 置 命 令 並 び に こ の 節 の 規 定 に よ る 決 定 そ の 他 の 処 分 ( 第 四 十 七 条第 二 項 の 規 定
て は 、行政 手続法( 平成 五年法律第 八 十八 号)第二 章及び第 三章の 規定は、 適用しな い。
第 七 十 条 の 十二
第四十七条第一項第一号若しくは第二号又は第二項の規定により出頭又は鑑定を命ぜられた参考人又は鑑定人は、政令で定めるところにより
による審査官の処分及びこの節の規定による指定職員の処分を含む。)又はその不作為については、審査請求をすることができない。
第 七 十 五条
、旅費及び手当を請求することができる。
公正取引委員会は、その内部規律、事件の処理手続及び届出、認可又は承認の申請その他の事項に関する必要な手続について規則を定めるこ
前項の規定により事件の処理手続について規則を定めるに当たつては、排除措置命令、納付命令及び競争回復措置命令並びに前節の規定による決定(
とができる。
第 七 十六 条
②
以 下 「 排 除 措 置 命 令 等 」 と い う 。 ) の 名 宛 人と な る べ き 者 が 自 己 の 主 張 を 陳 述 し 、 及 び 立 証 す る た め の 機 会 が 十 分 に 確 保 さ れ る こ と 等 当 該 手 続 の 適 正 の
排除措置命令等に係る行政事件訴訟法(昭和三十七年法律第百三十九号)第三条第一項に規定する抗告訴訟については、公正取引委員会を被
確 保 が 図 ら れ る よ う 留 意 し なけ れ ば な ら な い 。
第七十七条
- 20 -
告とする。
排 除 措 置 命 令 等 に 係 る 行 政 事 件 訴 訟 法 第 三 条 第 一 項に 規 定 す る 抗 告 訴 訟
次に掲げる訴訟及び事件は、東京地方裁判所の管轄に専属する。
一
( 略)
第八十五条
二
東京地方裁判所は、第八十五条各号に掲げる訴訟及び事件並びに前条に規定する訴訟については、三人の裁判官の合議体で審理及び裁判をす
東 京 地 方 裁 判 所 が し た第 八 十 五 条 第 一 号 に 掲 げ る 訴 訟 若 し く は 第 八 十 五 条 の 二 に 規 定 す る 訴 訟 に つい て の 終 局 判決 に 対 する 控 訴 又 は 第 八 十 五
前項の 場 合には 、 判事 補は 、同 時に 三 人以上合 議 体に 加わ り、 又は 裁判 長と なるこ と がで き な い 。
ることができる。
前項の規定にかかわらず、東京地方裁判所は、同項の訴訟及び事件について、五人の裁判官の合議体で審理及び裁判をする旨の決定をその合議体です
る。
第八十六条
②
③
第 八 十七 条
条第二号に掲げる事件についての決定に対する抗告が提起された東京高等裁判所においては、当該控訴又は抗告に係る事件について、五人の裁判官の合
議体で審理及び裁判をする旨の決定をその合議体ですることができる。
排除措置命令等に係る行政事件訴訟法第三条第一項に規定する抗告訴訟については、国の利害に関係のある訴訟についての法務大臣の権限等
公 正 取 引 委 員 会は 、 第 九 十 四 条第 二 号 の 規 定 に よる 組 合 員 た る 法 人で そ の 常 時 使 用 す る 従 業 者 の 数 が 百 人 を 超 え る も の が 実 質 的 に 小 規 模
水 産 業 協 同 組 合 法 ( 昭 和 二 十 三 年 法 律 第 二 百 四 十二 号 ) ( 抄 )
に 関す る 法 律 ( 昭 和 二 十 二 年 法 律 第 百 九 十 四 号 ) 第 六 条 の 規 定 は 、 適 用 し な い 。
第八十八条
○
( 排 除措 置 )
第 九 十 五 条の 三
前条の場合については、私的独占禁止法第四十条から第四十二条まで、第四十五条、第四十七条から第六十一条まで、第六十五条第一項
の法人でないと認めるときは、この法律の目的を達成するために、次条に規定する手続に従い、その法人を組合から脱退させることができる。
第 九 十 五 条の 四
及 び 第 二 項 、 第 六 十 六 条 か ら 第 六 十 八 条 ま で 、 第 七 十 条 の 三第 三 項 及 び 第 四 項 、 第 七 十 条 の 六 、 第 七 十 条 の 七 、 第 七 十 条 の 九 か ら 第 七 十 条 の 十二 まで 、
第 七 十 五 条 か ら 第 七 十 七 条 まで 、 第 八 十 五 条 ( 第 一 号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 、 第 八 十 六 条 、 第 八 十 七 条 並 び に 第 八 十 八 条 の 規 定 を 準 用 す る 。
- 21 -
○
中 小 企 業 等協 同 組 合 法 ( 昭 和二 十 四 年 法 律 第 百 八 十 一号 ) ( 抄 )
公正取引委員会は、組合(事業協同小組合を除く。)の組合員たる事業者でその常時使用する従業員の数が百人を超えるものが実質的に小規模
(排除措置)
第百七条
の事業者でないと認めるときは、この法律の目的を達成するために、次条に規定する手続に従い、その事業者を組合から脱退させることができる。
前条の場合については、私的独占禁止法第四十条から第四十二条まで(公正取引委員会の権限)、第四十五条、第四十七条から第六十一条まで
と 畜 場 法 ( 昭 和 二 十八 年 法 律第 百 十四 号 ) ( 抄 )
一 号 に 係 る 部 分に 限 る 。 ) 、 第 八 十 六 条 、 第 八 十 七 条 並 び に 第 八 十 八 条 ( 訴 訟 ) の 規 定 を 準 用 す る 。
七 十 条 の 十 二 ま で ( 事 実 の 報 告 、 事 件 の 調 査 、 排 除 措 置 命令 そ の 他 事 件 処 理 の 手 続 ) 、 第 七 十 五 条 、 第 七 十六 条 ( 雑 則 ) 、 第 七 十 七 条 、 第 八 十 五 条 ( 第
、第六十五条第一項及び第二項、第六十六条から第六十八条まで、第七十条の三第三項及び第四項、第七十条の六、第七十条の七、第七十条の九から第
第 百八 条
○
( 定義 )
(略)
この法律で「と畜場」とは、食用に供する目的で獣畜をとさつし、又は解体するために設置された施設をいう。
第 三条
2
(略)
関 税 法 ( 昭 和 二 十 九 年 法 律 第 六 十 一号 ) ( 抄 )
3~5
○
(税額の確定 の方式)
納 付 す べ き 税 額 が 専 ら 税 関 長 の 処 分に よ り 確 定 す る 方 式 ( 以 下 「 賦 課 課 税 方 式 」 と い う 。 )
関税額の確定については、次の各号の区分に応じ、当該各号に掲げる方式が適用されるものとする。
( 略)
第六条の二
一
次に掲げ る関税
郵便物(その課税標準となるべき価格が二十万円を超えるもの(寄贈物品であるものその他の政令で定めるものを除く。)及び第七十六条第三項
る も の に 対す る 関税
本邦に入国する者がその入国の際に携帯して輸入し、又は政令で定めるところにより別送して輸入する貨物その他これに類する貨物で政令で定め
二
イ
ロ
- 22 -
2
(郵便物の輸出入の簡易手続)の政令で定める場合に係るものを除く。)に対する関税
関 税 定 率 法 第 七 条 第 三 項 ( 相 殺 関 税 ) 若 し く は 第 八 条 第 二 項 ( 不 当 廉 売 関税 ) の 規 定 に より 課 する 関 税又 は 同 条第 十 六 項の 規 定 に より 変 更 さ れ
ニ
こ の 法 律 及 び 関 税 定 率 法 以 外 の 関 税 に 関 す る 法 律 の 規 定 に よ り 税 額 の 確 定 が 賦 課 課 税 方 式に よ る も の と さ れ て い る 関 税
こ の 法 律 又 は 関 税 定 率 法 そ の 他 関 税 に 関す る 法 律 の 規 定 に よ り 一 定 の 事 実 が 生 じ た 場 合 に 直 ち に 徴 収 す る も の と さ れ て いる 関 税
ハ
、 若 し く は 継 続 さ れ る 同 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 課 す る 関 税 ( 同 条 第 十 五 項 に 規 定 す る 調 査 期 間内 に 輸 入 さ れ た も の に 課 す る も の に 限 る 。 第 十 二 条 及
ホ
過少申告 加算税、 無申告加算税及び重加算 税
び第十四条において同じ。)
ヘ
(略)
申 告 納 税 方 式 が 適 用 さ れ る 貨 物 を 輸 入 し よ うと す る 者 は 、 税 関 長 に 対 し 、 当 該 貨 物 に 係 る 関 税 の 納 付 に 関 す る 申 告 を し な け れ ば な ら な い 。
(申告)
。
( 略)
第 七 条 第 一 項 ( 申 告 ) の 申 告 を し た 者 又 は 第 七 条 の 十 六 第 二 項 ( 決 定 ) の 規 定 に よ る 決 定 を 受 け た 者は 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 場
れている当該貨物に係る課税標準その他の事項のほか、その税額その他必要な事項を記載して、これを税関長に提出することによつて行なうものとする
前項の申告は、政令で定めるところにより、第六十七条(輸出又は輸入の許可)の規定に基づく輸入申告書に、同条の規定により記載すべきこととさ
第 七条
2
3
(修正申告)
第 七 条の 十四
合には、当該各号の申告、更正又は決定について同条第一項又は第三項(更正)の規定による更正(以下この項及び次条において「更正」という。)が
あるまでは、政令で定めるところにより、当該申告、更正又は決定に係る課税標準又は納付すべき税額(以下「税額等」という。)を修正する申告(以
先の納税申告、更正又は第七条の十六第二項の規定による決定により納付すべき税額がないこととされた場合において、その納付すべき税額がある
に 不 足 額 が ある と き 。
先 に し た 納 税 申 告 ( 第 七 条 第 一 項 の 申 告 又 は 修 正 申 告を い う 。 以 下 同 じ 。 ) 、 更 正 又 は 第 七 条 の 十 六 第 二 項 の 規 定 に よる 決 定 に よ り 納 付 す べ き 税 額
下「修正申告」という。)をすることができる。
一
二
( 略)
とき。
2・3
納税申告をした者は、当該申告に係る税額等の計算が関税に関する法律の規定に従つていなかつたこと又は当該計算に誤りがあつたことに
( 更 正の 請 求 )
第 七 条の 十 五
より、当該申告により納付すべき税額(当該税額に関し更正があつた場合には、当該更正後の税額)が過大である場合には、当該申告に係る貨物の輸入
- 23 -
2
の許可があるまで又は当該許可の日(特例申告貨物については、特例申告書の提出期限)から五年以内(第七十三条第一項(輸入の許可前における貨物
の引取り)の規定により税関長の承認を受けた者に係る場合にあつては、当該承認の日の翌日から起算して五年を経過する日と輸入の許可の日とのいず
れか遅い日までの間)に限り、政令で定めるところにより、税関長に対し、その申告に係る税額等(当該税額等に関し更正があつた場合には、当該更正
後の税額等)につき更正をすべき旨の請求をすることができる。
( 略)
税関長は、納税申告があつた場合において、その申告に係る税額等の計算が関税に関する法律の規定に従つていなかつたとき、その他当該
( 更 正 及び 決 定 )
第 七 条 の 十六
2
税関長は、前二項又はこの項の規定による更正又は決定をした後、その更正又は決定をした税額等が過大又は過少であることを知つたときは、その調
( 略)
税 額 等 が そ の 調 査 し たと こ ろ と 異 な る と き は 、 そ の 調 査 に よ り 、 当 該 申 告 に 係 る 税 額 等 を 更 正 す る 。
3
( 略)
査 に よ り 、 当 該 更 正 又 は 決 定 に 係 る 税 額 等を 更 正 す る 。
4・5
税関長は、賦課課税方式が適用される貨物について関税を賦課しようとするときは、その調査により、次の各号の区分に応じ、当該各号に掲げる
(賦課決定)
第八条
第 六 条 の 二 第 一 項 第 二 号 イ又 は ホ ( 賦 課 課 税 方 式 ) に 掲 げ る 関 税 に 係 る 場 合
事 項を 決 定 す る 。
一
第六十七条(輸出又は輸入の許可)の輸入申告に係る課税標準が税関長の調査したところと同じであるとき。
納 付 すべ き 税額
イ
輸 入 の 時 ま で に 第 六 十 七 条 の 輸 入 申 告 が な い と き 、 又 は 当 該 申 告 が あ つ た 場 合 に お い て 、 当 該 申 告 に 係 る 課 税 標準 が 税 関 長 の 調 査 し た と こ ろ と 異
課 税 標 準 及 び 納 付 す べ き 税額
ロ
なるとき。
課 税 標準 及 び 納 付 す べ き 税 額
(略)
第六条の二第一項第二号ロからニまでに掲げる関税に係る場合
2
税関長は、前二項又はこの項の規定による決定をした後、その決定をした課税標準(第一項第一号イに掲げる場合にあつては同号イの申告に係る課税
二
3
標準とし、前項に規定する場合にあつては同項に規定する計算の基礎となる税額とする。以下この条において同じ。)又は納付すべき税額が過大又は過
(略)
少であることを知つたときは、その調査により、当該決定に係る課税標準及び納付すべき税額を変更する決定をする。
4・5
税関長は、関税(滞納処分費を含む。以下この条において同じ。)に過誤納金があるときは、遅滞なく、金銭で還付しなければならない。
( 還 付 及 び 充 当)
第 十 三条
- 24 -
2
前 項 の 過 誤 納 金 を 還 付 し 、 又 は 第 七 項 の 規 定 に よ り 還 付 す べ き 金 額 を 充 当 す る 場 合 に は 、 次の 各 号 に 掲 げ る 区 分 に 応 じ 、 当 該各 号 に 定 め る 日 の 翌 日 か
ら還付のため支払決定をする日又は充当をする日までの期間の日数に応じ、その金額に年七・三パーセントの割合を乗じて計算した金額(以下この条並
前二 号 に 掲げ る 過 納 金 以 外 の 関 税 に 係 る 過 誤 納 金
当 該 過 納 金 に 係 る 関 税 の 納 付 が あ つた 日 ( そ の 日 が 当 該 関 税 ( 過 少 申 告 加 算 税 又 は 前 条 第 一項
その更正の請求があつた日の翌日から起算して三月を経過する日と当該更正があつ
その過誤納となつた日として政令で定める日の翌日から起算して一月を経過する日
た日の翌日から起算して一月を経過する日とのいずれか早い日
が減 少した関税(当 該関税に 係る延 滞税を含 む。)に 係る過 納金
更正の請求に基づく更正(当該請求に対する処分に係る不服申立て又は訴えについての決定若しくは裁決又は判決を含む。)により納付すべき税額
限)
の規定により課される重加算税にあつては、その納付の起因となつた関税)の第十二条第八項に規定する法定納期限前である場合には、当該法定納期
含 む 。 ) に 係 る 過 納 金 ( 次号 に 掲 げ る も の を 除 く 。 )
更正若しくは第七条の十六第二項(更正及び決定)の規定による決定又は賦課決定により納付すべき税額が確定した関税(当該関税に係る延滞税を
び に 附 則 第 四 項 及 び 第 五 項に お い て 「 還 付 加算 金 」 と い う 。 ) を そ の 還 付 し 、 又 は 充 当 す べ き 金 額 に 加算 す る 。
一
二
三
(略)
特許法(昭 和三十四 年法律第百二十 一号)
3~7
○
(特許の要件)
一
特許出願前に日本国内又は外国において公然実施をされた発明
特許出願前に日本国内又は外国において公然知られた発明
産業上利用することができる発明をした者は、次に掲げる発明を除き、その発明について特許を受けることができる。
二
特 許 出 願 前 に 日 本 国 内 又 は 外 国 に お い て 、 頒 布 さ れ た 刊 行 物 に 記 載 さ れ た 発 明 又 は 電 気 通 信 回 線 を 通 じ て 公衆 に 利 用 可 能 と な つ た 発 明
特許出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が前項各号に掲げる発明に基いて容易に発明をすることができたときは、そ
三
第 二 十九 条
2
の発明については、同項の規定にかかわらず、特許を受けることができない。
( 発 明 の 新 規 性 の 喪 失 の 例外 )
特 許 を 受 け る 権 利 を 有 す る 者 の 意 に 反 し て 第 二 十 九 条 第 一 項各 号 の い ず れ か に 該 当 す る に 至 つ た 発 明 は 、 そ の 該 当 す る に 至 つ た 日 か ら 六 月 以 内
特許を受ける権利を有する者の行為に起因して第二十九条第一項各号のいずれかに該当するに至つた発明(発明、実用新案、意匠又は商標に関する公
のとみなす。
にその者がした特許出願に係る発明についての同条第一項及び第二項の規定の適用については、同条第一項各号のいずれかに該当するに至らなかつたも
第 三十条
2
報 に 掲 載 さ れ た こ と に よ り 同 項 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る に 至 つ た も の を 除 く 。 ) も 、 そ の 該 当 す る に 至 つ た日 か ら 六 月 以 内 に そ の 者 が し た特 許 出 願 に
- 25 -
(略)
係る発明についての同条第一項及び第二項の規定の適用については、前項と同様とする。
3・4
特許庁長官は、特許出願の日の認定に際して、願書に添付されている明細書又は図面(外国語書面出願にあつては、明細書に記載すべき
( 明 細 書 又 は 図 面 の 一部 の 記 載 が 欠 け て い る 場 合 の 通 知 等 )
第 三 十 八 条の 四
ものとされる事項を第三十六条の二第一項の経済産業省令で定める外国語で記載した書面又は必要な図面でこれに含まれる説明を同項の経済産業省令で
定める外国語で記載したもの。以下この条において同じ。)について、その一部の記載が欠けていることを発見したときは、その旨を特許出願人に通知
2
前項の規定によりその補完をするには、経済産業省令で定めるところにより、明細書又は図面の補完に係る書面(以下この条において「明細書等補完
前項の規定による通知を受けた者は、経済産業省令で定める期間内に限り、明細書又は図面について補完をすることができる。
し なけ れ ば な ら な い 。
3
書」という。)を提出しなければならない。
(略)
( 略)
(略)
第二項の補完をした者は、経済産業省令で定める期間内に限り、第三項の規定により提出した明細書等補完書を取り下げることができる。
4~6
7
8~
( 先願 )
第 三十 九条
( 略)
( 略)
ば なら な い 。
特 許 庁 長 官 は 、 第 二 項 又 は 第 四 項 の 場 合 は 、 相 当 の 期 間 を 指 定 し て 、 第 二 項 又 は 第 四 項 の 協 議 を し て そ の 結 果を 届 け 出 る べ き 旨 を 出 願 人 に 命じ な け れ
2~5
6
7
特 許 庁 長官 は 、 審 査 官 に 特 許 出 願 を 審 査 さ せ な け れ ば な ら な い 。
( 審 査 官 に よる 審 査 )
(略)
第四 十七条
2
第百三十九条第一号から第五号まで及び第七号の規定は、審査官に準用する。
(審査 官の除 斥)
第 四 十八 条
(拒絶理由の通知)
- 26 -
10
第 五十条
審 査 官 は 、 拒 絶 を す べ き 旨 の 査 定 を し よ うと す る と き は 、 特 許 出 願 人 に 対 し 、 拒 絶 の 理 由 を 通 知 し 、 相 当 の 期 間を 指 定 し て 、 意 見 書 を 提 出 す る
機会を与えなければならない。ただし、第十七条の二第一項第一号又は第三号に掲げる場合(同項第一号に掲げる場合にあつては、拒絶の理由の通知と
併せて次条の規定による通知をした場合に限る。)において、第五十三条第一項の規定による却下の決定をするときは、この限りでない。
審査官は、特許出願について拒絶の理由を発見しないときは、特許をすべき旨の査定をしなければならない。
( 特 許 査定 )
第 五十 一条
( 査定 の 方 式)
査定は、文書をもつて行い、かつ、理由を付さなければならない。
特 許 庁 長 官 は 、 査 定 が あ つ たと き は 、 査 定 の 謄 本 を 特 許 出 願 人 に 送 達 し な け れ ば な ら な い 。
第 五 十二 条
2
(存続期間)
特 許 権 の 存 続期 間 は 、 特 許 出 願 の 日 か ら 二 十 年 を も つ て 終 了 する 。
特許権の存続期間は、その特許発明の実施について安全性の確保等を目的とする法律の規定による許可その他の処分であつて当該処分の目的、手続等
第 六 十七 条
2
か ら み て 当 該 処 分 を 的 確 に 行 う に は 相 当 の 期 間 を 要 す る も の と し て 政 令 で 定 め る も の を 受 け る こ と が 必 要 で ある た め に 、 そ の 特 許 発 明 の 実 施 を す る こ と
ができない期間があつたときは、五年を限度として、延長登録の出願により延長することができる。
( 存 続 期 間の 延 長 登 録 )
一
特許 番号
出 願 人の氏 名又は名 称及び 住所又は 居所
特 許 権 の 存 続 期 間 の 延 長 登 録 の 出 願 を し よ うと す る 者 は 、 次 に 掲 げ る 事 項 を 記 載 し た 願 書 を 特 許 庁 長 官 に 提 出 し なけ れ ば な ら な い 。
二
延 長 を 求 め る 期 間 ( 五 年 以 下 の 期 間に 限 る 。 )
第六 十七条の二
三
前項の願書には、経済産業省令で定めるところにより、延長の理由を記載した資料を添付しなければならない。
前条第二項の政令で定める処分の内容
2
特許権の存続期間の延長登録の出願は、前条第二項の政令で定める処分を受けた日から政令で定める期間内にしなければならない。ただし、同条第一
四
3
特許権が共有にかかるときは、各共有者は、他の共有者と共同でなければ、特許権の存続期間の延長登録の出願をすることができない。
項に規定する特許権の存続期間の満了後には、することができない。
4
特 許 権 の 存 続 期 間 の 延 長 登 録 の 出 願 が あ つ た と き は 、 存 続 期 間 は 、 延 長さ れ た も の と み な す 。 た だ し 、 そ の 出 願 に つ い て 拒 絶 を す べ き 旨 の 査 定 が 確 定
特 許 権 の 存 続 期 間 の 延 長 登 録 の 出 願 が あ つ た と き は 、 第 一 項 各 号 に 掲 げ る 事 項 並 び に そ の 出 願 の 番 号 及 び 年 月 日 を 特 許 公報 に 掲 載 し な け れ ば な ら な い
し、又は特許権の存続期間を延長した旨の登録があつたときは、この限りでない。
5
6
- 27 -
。
第六十七条の二の二
特許権の存続期間の延長登録の出願をしようとする者は、第六十七条第一項に規定する特許権の存続期間の満了前六月の前日までに
同条第二項の政令で定める処分を受けることができないと見込まれるときは、次に掲げる事項を記載した書面をその日までに特許庁長官に提出しなけれ
二
一
第六十七条第二項の政令で定める処分
特 許 番号
出願を しようとする者の氏名又は名称及び住所又は居所
ば なら な い 。
三
前項の規定により提出すべき書面を提出しないときは、第六十七条第一項に規定する特許権の存続期間の満了前六月以後に特許権の存続期間の延長登
第 一 項 に 規 定 す る 書 面 が 提 出 さ れ たと き は 、 同 項 各 号 に 掲 げ る 事 項 を 特 許 公 報 に 掲 載 し なけ れ ば な ら な い 。
2
3
第一項の規定により同項に規定する書面を提出する者がその責めに帰することができない理由により同項に規定する日までにその書面を提出すること
録の出願をすることができない。
4
ができないときは、同項の規定にかかわらず、その理由がなくなつた日から十四日(在外者にあつては、一月)以内で同項に規定する日の後二月以内に
審査官は、特許権の存続期間の延長登録の出願が次の各号のいずれかに該当するときは、その出願について拒絶をすべき旨の査定をしな
その書面を特許庁長官に提出することができる。
第 六 十七条 の 三
四
三
二
一
そ の 出 願 が 第 六 十 七 条 の 二 第 四 項 に 規 定 す る 要 件を 満 た し て い な い と き 。
その出願をした者が当該特許権者でないとき。
その延長を求める期間がその特許発明の実施をすることができなかつた期間を超えているとき。
その特許権者又はその特許権についての専用実施権若しくは通常実施権を有する者が第六十七条第二項の政令で定める処分を受けていないとき。
その特許発明の実施に第六十七条第二項の政令で定める処分を受けることが必要であつたとは認められないとき。
け れ ば なら な い 。
五
審 査 官 は 、 特 許 権 の 存 続 期 間 の 延 長 登 録 の 出 願 に つ い て 拒 絶 の 理 由 を 発 見 し な いと き は 、 延 長 登 録 を す べ き 旨 の 査 定 を し なけ れ ば な ら な い 。
特 許 権 者の 氏 名 又は 名 称 及 び 住 所 又 は 居 所
2
一
特 許 番号
特 許 権 の 存 続 期 間 の 延 長 登 録 を す べ き 旨 の 査 定 又 は 審 決 が あ つ た と き は 、 特 許 権 の 存 続 期 間を 延 長 し た 旨 の 登 録 を す る 。
二
特 許 権 の 存 続 期 間 の 延 長 登 録 の 出 願 の 番号 及 び 年 月 日
3
三
延長登録の年月日
前 項 の 登 録 が あ つ た と き は 、 次に 掲 げ る 事 項 を 特 許 公 報 に 掲 載 し なけ れ ば な ら な い 。
四
延長の期間
4
五
- 28 -
六
第四十七条第一項、第四十八条、第五十条及び第五十二条の規定は、特許権の存続期間の延長登録の出願の審査について準用する。
第六十七条第二項の政令で定める処分の内容
第六十七条の四
特 許 権 の 存 続 期 間 が 延 長 さ れ た 場 合 ( 第 六 十 七 条 の 二 第 五 項 の 規 定 に よ り 延 長さ れ た も の と み な さ れ た 場 合 を 含 む 。 ) の 当 該 特 許 権 の 効
( 存 続 期 間 が 延 長さ れ た 場 合 の 特 許 権 の 効 力 )
第 六 十八 条 の 二
力は、その延長登録の理由となつた第六十七条第二項の政令で定める処分の対象となつた物(その処分においてその物の使用される特定の用途が定めら
れている場合にあつては、当該用途に使用されるその物)についての当該特許発明の実施以外の行為には、及ばない。
( 略)
特許発明の技術的範囲については、特許庁に対し、判定を求めることができる。
2
第 百 三 十 一 条 第 一 項 、 第 百 三 十 一 条 の 二 第 一 項 本 文 、 第 百 三 十 二 条 第 一 項 及 び 第 二 項 、 第 百 三 十 三 条 、 第 百 三 十 三 条 の 二 、 第 百 三 十 四 条 第 一 項、第 三
第 七 十 一条
3
項 及 び 第 四 項 、 第 百 三 十 五 条 、 第 百 三 十 六 条第 一 項 及 び 第 二 項 、 第 百 三 十 七 条 第 二 項 、 第 百 三 十 八 条 、 第 百 三 十 九 条 ( 第 六 号 を 除 く 。 ) 、 第 百 四 十 条 か
ら第百四十四条まで、第百四十四条の二第一項及び第三項から第五項まで、第百四十六条、第百四十七条第一項及び第二項、第百五十条第一項から第五
項まで、第百五十一条から第百五十四条まで、第百五十五条第一項、第百五十七条並びに第百六十九条第三項、第四項及び第六項の規定は、第一項の判
定に準用する。この場合において、第百三十五条中「審決」とあるのは「決定」と、第百四十五条第二項中「前項に規定する審判以外の審判」とあるの
( 略)
の謄本が送達されるまで」と読み替えるものとする。
、第百五十一条中「第百四十七条」とあるのは「第百四十七条第一項及び第二項」と、第百五十五条第一項中「審決が確定するまで」とあるのは「判定
は 「 判 定 の 審 理 」 と 、 同 条第 五 項 た だ し 書 中 「 公の 秩 序 又 は 善 良 の 風 俗 を 害 す る お そ れ が あ る と き 」 と あ る の は 「 審 判 長 が 必 要 が あ る と 認 め る と き 」 と
4
( 不 実 施 の 場 合 の 通 常 実 施 権 の 設定 の 裁 定 )
(略)
前項の協議が成立せず、又は協議をすることができないときは、その特許発明の実施をしようとする者は、特許庁長官の裁定を請求することができる
第 八 十三 条
2
。
第八十三条第二項の規定による裁定についての行政不服審査法(平成二十六年法律第六十八号)の規定による審査請求においては、その
(裁定について の不服の理由の制限)
第 九十一条の二
裁定で定める対価についての不服をその裁定についての不服の理由とすることができない。
- 29 -
特 許 権 の 設 定 の 登 録 を 受 け る 者 又 は 特 許 権 者 は 、 特 許 料 と し て 、 特 許 権 の 設 定 の 登 録 の 日 か ら 第 六 十 七 条 第 一 項に 規 定 す る 存 続 期 間 ( 同 条 第 二
( 特許料 )
第百七条
項の規定により延長されたときは、その延長の期間を加えたもの)の満了までの各年について、一件ごとに、次の表の上欄に掲げる区分に従い同表の下
第四年から第六年まで
第一年から第三年まで
各 年の 区 分
毎年二万千四百円に一請求項につき千七百円を加えた額
毎年七千百円に一請求項につき五百円を加えた額
毎 年 二 千 三 百 円 に 一請 求 項に つ き 二 百 円 を 加 え た 額
金額
欄 に 掲 げ る 金 額 を 納 付 し なけ れ ば な ら な い 。
第七年から第九年まで
毎年六万千六百円に一請求項につき四千八百円を加えた額
( 略)
第十年から第二十五年まで
2~5
( 特 許 無効 審 判 )
第 百 二 十 三 条( 略 )
3
審判長は、特許無効審判の請求があつたときは、その旨を当該特許権者についての専用実施権者その他その特許に関し登録した権利を有する者に通知
特許無効審判は、特許権の消滅後においても、請求することができる。
2( 略)
4
し なけ れ ば な ら な い 。
特 許 権 の 存 続期 間 の 延 長 登 録 が 次 の 各 号 の い ずれ か に 該 当 す る と き は 、 そ の 延 長 登 録 を 無 効 に する こ と に つ い て 延 長 登 録 無 効 審 判 を 請
(延 長登録無効審判)
第百二 十五条の二
その延長登録がその特許発明の実施に第六十七条第二項の政令で定める処分を受けることが必要であつたとは認められない場合の出願に対してされ
求することができる。
一
たとき。
その延長登録が、その特許権者又はその特許権についての専用実施権若しくは通常実施権を有する者が第六十七条第二項の政令で定める処分を受け
そ の 延 長 登 録 に よ り 延 長 さ れ た 期 間 が そ の 特 許 発 明 の 実 施 を す るこ と が で き な か つ た 期 間を 超 え て い る と き 。
二
三
その延長登録が当該特許権者でない者の出願に対してされたとき。
ていない場合の出願に対してされたとき。
四
延 長 登 録 無 効 審 判は 、 利 害 関係 人 に 限 り 請 求 す る こ と がで き る 。
その延長登録が第六十七条の二第四項に規定する要件を満たしていない出願に対してされたとき。
2
第百二十三条第三項及び第四項の規定は、延長登録無効審判の請求について準用する。
五
3
- 30 -
4
延長登録を無効にすべき旨の審決が確定したときは、その延長登録による存続期間の延長は、初めからされなかつたものとみなす。ただし、延長登録
が第一項第三号に該当する場合において、その特許発明の実施をすることができなかつた期間を超える期間の延長登録を無効にすべき旨の審決が確定し
た と き は 、 当 該 超 え る 期 間に つ い て 、 そ の 延 長 が さ れ な か つ た も の と み な す 。
(審判官の除斥 )
四
三
二
一
審判官が事件について当事者、参加人若しくは特許異議申立人の代理人であるとき、又はあつたとき。
審 判 官 が 事 件 に つ い て 証 人 又 は 鑑 定 人と な つ た と き 。
審判官が事件の当事者、参加人又は特許異議申立人の後見人、後見監督人、保佐人、保佐監督人、補助又は補助監督人であるとき。
審判官が事件の当事者、参加人若しくは特許異議申立人の四等親内の血族、三等親内の姻族若しくは同居の親族であるとき、又はあつたとき。
審判官又はその配偶者若しくは配偶者であつた者が事件の当事者、参加人若しくは特許異議申立人であるとき、又はあつたとき。
審 判 官 は 、 次の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る と き は 、 そ の 職 務 の 執 行 か ら 除 斥 さ れ る 。
五
審判官が事件について不服を申し立てられた査定に審査官として関与したとき。
第 百 三十九 条
六
審 判 官 が 事 件 に つ い て 直 接 の 利 害 関係 を 有 す る と き 。
前条に規定する除斥の原因があるときは、当事者又は参加人は、除斥の申立をすることができる。
七
第 百 四 十条
(審判官の忌避)
審判官について審判の公正を妨げるべき事情があるときは、当事者又は参加人は、これを忌避することができる。
当事者又は参加人は、事件について審判官に対し書面又は口頭をもつて陳述をした後は、審判官を忌避することができない。ただし、忌避の原因があ
第 百四 十 一条
2
ることを知らなかつたとき、又は忌避の原因がその後に生じたときは、この限りでない。
除斥又は忌避の申立をする者は、その原因を記載した書面を特許庁長官に提出しなければならない。ただし、口頭審理においては、口頭を
(除斥又は 忌避の申立の方式)
第 百四 十二 条
もつてすることができる。
除 斥 又 は 忌 避 の 申 立 が あ つ たと き は 、 そ の 申 立 に 係 る 審 判 官 以 外 の 審 判 官 が 審 判 に よ り 決 定 を す る 。 た だ し 、 そ の 申 立 の 係 る 審 判 官 は 、 意
(除斥又は忌避についての決定)
第百四 十三条
2
第一項の決定又はその不作為に対しては、不服を申し立てることができない。
前項の決定は、文書をもつて行い、かつ、理由を附さなければならない。
見 を 述 べ るこ と が で き る 。
3
- 31 -
第 百 四 十四 条
除斥又は忌避の申立があつたときは、その申立についての決定があるまで審判手続を中止しなければならない。ただし、急速を要する行為
( 略)
については、この限りでない。
( 審 判 書記 官 )
第 百 四 十四 条の 二
(略)
第百三十九条(第六号を除く。)及び第百四十条から前条までの規定は、審判書記官に準用する。この場合において、除斥又は忌避の申立てに係る審
2~4
5
判書記官は、除斥又は忌避についての審判に関与することができない。
( 略)
(略)
2
第 五 十 一 条 及 び 第 六 十 七 条 の 三第 二 項 の 規 定 は 、 拒 絶 査 定 不 服 審 判 の 請 求 を 理 由 が あ る と す る 場 合 に 準 用 す る 。
第 百 五十九 条
3
前項の審決があつた場合における判断は、その事件について審査官を拘束する。
拒絶査定不服審判において査定を取り消すときは、さらに審査に付すべき旨の審決をすることができる。
2
第 一項 の 審 決 を す る と き は 、 前 条 第 三 項 の 規 定 は 、 適 用 し な い 。
第百六 十条
3
( 略)
(略)
2
第五十一条及び第五十二条の規定は、前条の規定による審査において審判の請求を理由があるとする場合に準用する。
第百六十三条
3
( 審 判 の 規 定 等の 準 用 )
(略)
第 百 三 十 一 条 第 一 項 、 第 百 三 十 一 条 の 二 第 一 項 本 文 、 第 百 三 十二 条 第 三 項 及 び 第 四 項 、 第 百 三 十 三 条 、 第 百 三 十 三 条 の 二 、 第 百 三 十 四 条 第 四 項 、 第 百
第百 七十四条
2
三十五条から第百四十七条まで、第百五十条から第百五十二条まで、第百五十五条第一項、第百五十六条第一項、第三項及び第四項、第百五十七条から
第百六十条まで、第百六十七条の二本文、第百六十八条、第百六十九条第三項から第六項まで並びに第百七十条の規定は、拒絶査定不服審判の確定審決
(略)
に 対 す る 再審 に 準 用 す る 。
3~5
- 32 -
( 国内 公表 等)
第 百 八 十四 条 の 九
( 略)
( 略)
( 略)
に 規 定 する 国 際 出 願 の 願 書 、 明 細 書 、 請 求 の 範 囲、 図 面 若 し く は 要 約 ( 特 許 権 の 設 定 の 登録 が
さ れ た国際 特許出 願に係る もの又は 国際 公開がされ た ものを 除 く。 )」と す る。
月十九日にワシントンで作成された特許協力条約第三条
外国語特許出願に係る証明等の請求については、第百八十六条第一項第一号中「又は第六十七条の二第二項の資料」とあるのは「又は千九百七十年六
2~5
6
7
何人も、特許庁長官に対し、特許に関し、証明、書類の謄本若しくは抄本の交付、書類の閲覧若しくは謄写又は特許原簿のうち磁気テープ
( 証 明 等の 請 求 )
第 百 八 十六 条
をもつて調製した部分に記録されている事項を記載した書類の交付を請求することができる。ただし、次に掲げる書類については、特許庁長官が秘密を
願書、願書に添付した明細書、特許請求の範囲、図面若しくは要約書若しくは外国語書面若しくは外国語要約書面若しくは特許出願の審査に係る書
保持す る 必要 があると 認めると きは 、こ の限りで ない 。
一
( 略)
( 略)
一~五
特 許 権 の 存 続 期 間の 延 長 登 録 の 出 願 を す る 者
(略)
( 略)
一件につき七万四千円
(略)
金額
類 ( 特 許 権 の 設 定 の 登録 又 は 出 願 公 開 がさ れ た も の を 除 く 。 )又 は 第 六 十 七 条 の 二 第 二 項 の 資 料
二~五
2~4
六
( 略)
商標 法(昭 和三十四 年法律第百二十 七号)(抄)
七~十 九
納付 しなけれ ばなら ない者
別 表 ( 第 百 九 十 五 条 関係 )
○
( 商 標 権の 効 力 が 及 ば な い 範 囲 )
商標権の効力は、次に掲げる商標(他の商標の一部となつているものを含む。)には、及ばない。
自己の肖像又は自己の氏名若しくは名称若しくは著名な雅号、芸名若しくは筆名若しくはこれらの著名な略称を普通に用いられる方法で表示する商
第 二 十六 条
一
標
- 33 -
(2)
二
当該指定商品若しくはこれに類似する商品の普通名称、産地、販売地、品質、原材料、効能、用途、形状、生産若しくは使用の方法若しくは時期そ
の他の特徴、数量若しくは価格又は当該指定商品に類似する役務の普通名称、提供の場所、質、提供の用に供する物、効能、用途、態様、提供の方法
若しくは時期その他の特徴、数量若しくは価格を普通に用いられる方法で表示する商標
当該指定役務若しくはこれに類似する役務の普通名称、提供の場所、質、提供の用に供する物、効能、用途、態様、提供の方法若しくは時期その他
四
商品等が当然に備える特徴のうち政令で定めるもののみからなる商標
当該指定商品若しくは指定役務又はこれらに類似する商品若しくは役務について慣用されている商標
三
の 特 徴 、 数 量 若 し く は 価 格又 は 当 該 指 定 役 務 に 類 似 す る 商 品 の 普 通 名 称 、 産 地 、 販 売 地 、 品 質 、 原 材 料 、 効 能 、 用 途 、 形 状 、 生 産 若 し く は 使 用 の 方 法
五
前各号に掲げるもののほか、需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができる態様により使用されていない商標
若しくは時期その他の特徴、数量若しくは価格を普通に用いられる方法で表示する商標
六
前項第一号の規定は、商標権の設定の登録があつた後、不正競争の目的で、自己の肖像又は自己の氏名若しくは名称若しくは著名な雅号、芸名若しく
特定農林水産物等名称保護法第三条第一項の規定により商品に関する送り状に地理的表示を付して展示する行為
た め に 展 示 し 、 輸 出 し 、 又 は 輸 入 す る 行為
特定農林水産物等名称保護法第三条第一項の規定により商品又は商品の包装に地理的表示を付したものを譲渡し、引き渡し、譲渡若しくは引渡しの
い う 。 )を 付 す る 行 為
条第一項の規定により商品又は商品の包装に特定農林水産物等名称保護法第二条第三項に規定する地理的表示(以下この項において「地理的表示」と
特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(平成二十六年法律第八十四号。以下この項において「特定農林水産物等名称保護法」という。)第三
商標権の効力は、次に掲げる行為には、及ばない。ただし、その行為が不正競争の目的でされない場合に限る。
は筆名若しくはこれらの著名な略称を用いた場合は、適用しない。
2
3
一
二
三
( 損 害 の 額 の 推 定 等)
商 標 権 者 又 は 専 用 使 用 権 者 が 故 意 又 は 過 失 に よ り 自 己 の 商 標 権 又 は 専 用 使 用 権 を 侵 害 し た 者 に 対 し そ の 侵 害 に よ り 自 己 が 受 け た 損 害 の 賠 償を
商 標 権 者 又 は 専 用 使 用 権 者は 、 故 意 又 は 過 失 に よ り 自 己 の 商 標 権 又 は 専 用 使 用 権 を 侵 害 し た 者 に 対 し 、 そ の 登 録 商 標の 使 用 に 対 し 受 け る べ き 金 銭 の 額
場 合 に お いて 、 そ の 者 が そ の侵 害 の行為 により 利益 を受けて いるとき は 、その利 益 の額は 、商 標 権者又は 専 用使用 権者 が 受け た損 害 の額と 推 定する 。
商 標 権 者 又 は 専 用 使 用 権 者 が 故 意 又 は 過失 に よ り 自 己 の 商 標 権 又 は 専 用 使 用 権 を 侵 害 し た 者 に 対 し そ の 侵 害 に より 自 己 が受 け た 損 害 の 賠 償 を 請 求 す る
じ た額 を 控 除 する も のと す る 。
渡 数 量 の 全 部 又 は 一 部 に 相 当 する 数 量を 商 標 権 者又 は 専 用 使 用 権 者 が 販 売す る こ と がで き ない と する 事 情 が あ ると き は 、 当該 事 情に 相 当す る 数 量に 応
者 又 は 専 用 使 用 権 者 の 使 用 の 能 力に 応 じ た 額を 超 え な い 限 度 に おいて 、 商 標 権 者 又は 専 用 使 用 権者 が受 け た損 害 の 額 と する こ と がで き る 。 た だ し 、 譲
う 。 ) に 、 商 標 権 者 又 は 専 用 使 用 権者 が その 侵 害 の 行為 が なけ れ ば 販 売 する こ と がで き た 商品 の 単位 数 量 当 たり の 利 益 の 額 を 乗 じて 得 た 額 を 、 商 標 権
請 求 す る 場 合 に お いて 、 そ の 者 が そ の 侵 害 の 行 為 を 組 成 し た 商品 を 譲渡 し たと き は 、 その 譲 渡 し た 商品 の 数 量 ( 以 下こ の 項 に お いて 「 譲渡 数 量 」と い
第 三 十八 条
2
3
に相当する額の金銭を、自己が受けた損害の額としてその賠償を請求することができる。
- 34 -
4
前項の規定は、同項に規定する金額を超える損害の賠償の請求を妨げない。この場合において、商標権又は専用使用権を侵害した者に故意又は重大な
過失がなかつたときは、裁判所は、損害の賠償の額を定めるについて、これを参酌することができる。
継続して三年以上日本国内において商標権者、専用使用権者又は通常使用権者のいずれもが各指定商品又は指定役務についての登録商標(書体
( 商 標 登録 の 取 消 し の 審 判 )
第 五十 条
の み に 変 更 を 加 え た 同 一 の 文 字 か ら な る 商 標 、 平 仮 名 、 片 仮名 及 び ロ ー マ 字 の 文 字 の 表 示 を 相 互 に 変 更 す る もの で あ つて 同 一 の 称 呼 及 び 観 念 を 生 ず る
商 標 、 外 観 に お いて 同 視 さ れ る 図 形 から な る 商 標 その 他 の 当 該登 録 商 標 と 社会 通 念 上 同 一と 認 め ら れる 商 標を 含 む 。 以 下こ の 条 に おいて 同 じ 。 )の 使
(略)
用をしていないときは、何人も、その指定商品又は指定役務に係る商標登録を取り消すことについて審判を請求することができる。
2・ 3
第 二 十 五 条 、第 二 十 九 条 、 第 三 十 条 第 二 項 、第 三 十 一条 第 二 項 、 第 三 十 一 条 の 二 第 一 項 、 第 三 十 四 条 第 一 項 、 第 三 十 八 条 第 三 項 、 第 五 十 条 、 第
( 登 録 商 標 に 類 似 す る 商 標 等に つ い て の 特 則 )
第七十条
五 十 二 条 の 二 第 一 項 、 第 五 十 九 条 第 一 号 、 第 六 十 四 条 、 第 七 十 三 条 又 は 第 七 十 四 条 に お け る 「 登 録 商 標 」 に は 、 そ の 登 録 商 標 に 類 似 す る 商 標で あ つて
、色彩を登録商標と同一にするものとすれば登録商標と同一の商標であると認められるものを含むものとする。
( 略)
関税暫定措置 法(昭 和三十五 年法律第 三十六 号)(抄 )
2~4
○
( 暫 定 税率 )
別表第一に掲げる物品で平成二十九年三月三十一日までに輸入されるものに課する関税の率は、同表に定める税率とする。
別 表 第 一 の 三 に 掲 げ る 物 品 で 平 成 二 十 九 年 三 月 三 十 一 日 まで に 輸 入 さ れ る も の に 課 す る 関 税 の 率 は 、 同 表 に 定 め る 期 間 内 に 輸 入 さ れ る も の の 区 分 に 応
第二条
2
じ 、 それ ぞ れ 同 表 に 定 め る 税 率と する 。
( 略)
( 輸 入 数 量 が 輸 入 基 準 数 量を 超 え た 場 合 の 特 別 緊 急 関 税 )
第 七 条の 三
(略)
第一項に規定する輸入基準数量は、別表第一の六に掲げる物品の輸入数量を同表の各項ごとに合計した数量として、次の各号の区分に応じ、当該各号
2・3
4
に定める方法により算出して得た数量とする。ただし、その算出して得た数量が当該年度の初日の属する年の前年(同表第一五項から第一九項までに掲
げる物品にあつては、当該年度の初日の属する年の前々年の十月一日からその翌年の九月三十日までの期間。以下この条において単に「前年」という。
- 35 -
)までの過去三年間における各年(同表第一五項から第一九項までに掲げる物品にあつては、毎年十月一日からその翌年の九月三十日までの各期間。以
下この条において同じ。)の輸入数量を合計したものの三分の一に相当する数量(以下この条において「平均輸入数量」という。)に百分の百五を乗じ
三
二
一
平均輸入数量に百分の百二十五を乗じて得た数量に、前年の国内消費量から前々年(別表第一
平 均輸 入 数 量 に 百 分 の 百 十 を 乗 じ て
平均輸入数量に百分の百五を乗じて得た数量に、前年の国内消費量か
前項の規定により第一項に規定する輸入基準数量を算出するに当たり、別表第一の六の各項のうちに前年までの過去三年間における国内消費量が不明
は、平均輸入数量に百分の百五を乗じて得た数量から当該控除しきれない数量を控除して得た数量)
ら前々年の国内消費量を控除して得た数量を加算して得た数量(前年の国内消費量から前々年の国内消費量を控除して控除しきれない数量があるとき
平均輸入数量が平均国内消費量に百分の三十を乗じて得た数量を超える場合
て控除しきれない数量があるときは、平均輸入数量に百分の百十を乗じて得た数量から当該控除しきれない数量を控除して得た数量)
得た数量に、前年の国内消費量から前々年の国内消費量を控除して得た数量を加算して得た数量(前年の国内消費量から前々年の国内消費量を控除し
平均輸入数量が平均国内消費量に百分の十を乗じて得た数量を超え、百分の三十を乗じて得た数量以下の場合
て控除しきれない数量があるときは、平均輸入数量に百分の百二十五を乗じて得た数量から当該控除しきれない数量を控除して得た数量)
この条において単に「前々年」という。)の国内消費量を控除して得た数量を加算して得た数量(前年の国内消費量から前々年の国内消費量を控除し
の六第一五項から第一九項までに掲げる物品にあつては、当該年度の初日の属する年の三年前の十月一日からその翌年の九月三十日までの期間。以下
」 と い う 。 ) に 百 分 の 十 を 乗 じ て 得 た 数 量 以 下の 場 合
平均輸入数量が前年までの過去三年間における各年の国内消費量を合計したものの三分の一に相当する数量(以下この条において「平均国内消費量
て得た数量を下回る場合にあつては、輸入基準数量は、平均輸入数量に百分の百五を乗じて得た数量とする。
5
な物品を含む項がある場合には、当該国内消費量が不明な物品を含む項に係る輸入基準数量は、その項の平均輸入数量に百分の百二十五を乗じて得た数
(略)
量と す る 。
6
第一項及び第四項に規定する輸入数量は、関税法第百二条第一項第一号(証明書類の交付及び統計の閲覧等)の統計の数値又は当該統計の作成方法を
( 略)
す る ものと する 。
基準として、第四項に規定する国内消費量は、政令で定める統計の数値又は当該統計の作成方法を基準として、それぞれ政令で定めるところにより算出
7
8
( 生 きて い る 豚 及 び 豚 肉 等 に 係 る 関 税 の 緊 急 措 置 )
( 略)
( 略)
2
第一項第一号又は第二号に規定する場合に該当する場合であつて、かつ、前項に規定する場合に該当する場合には、生きている豚及び豚肉等のうち第
第 七 条の 六
3
一項第一号又は第二号に定める期間と前項に定める期間が重複する期間(以下この条において「重複期間」という。)内に輸入されるものに課する関税
の 率 は 、 第 二 条 又 は 第 八 条 の 二 第 一 項 若 し く は 第 三 項 の 規 定 に か かわ ら ず 、 別 表 第 一 の 八 第 ○ 一 ○ 三 ・ 九 二 号 の ⑴ 中 「 同 表 第 一 項 第 三 号 」 と あ る の は 「
同表第一項第四号」と、同表第○二○三・一一号の二の⑴中「同表第二項第三号」とあるのは「同表第二項第四号」と、同表第○二○三・一二号の二の
- 36 -
⑴ 中 「 同 表 第 三 項 第 三 号 」 と ある の は 「 同 表 第 三 項 第 四 号 」 と 、 同 表 第 ○二 一 ○ ・ 一 一 号 の ⑴ 中 「 同 表 第 四 項 第 三 号 」 と ある の は 「 同 表 第 四 項 第 四 号 」
と読み替えて適用する同表に定める税率とする。
( 略)
( 略)
ついて準用する。
第七条の三第七項の規定は、第一項若しくは第二項に規定する輸入数量又は前項において準用する同条第四項に規定する国内消費量を算出する場合に
4・5
6
7
( 略)
( 経 済連 携 協 定 に 基 づ く 関 税 の 緊 急 措 置 )
第 七 条の 七
( 略)
政府は、特定貨物の輸入増加の事実及びこれによる本邦の産業に与える重大な損害等の事実についての十分な証拠がある場合において、必要があると
2~5
6
( 略)
認めるときは、これらの事実の有無につき調査を行うものとする。
7 ~9
( 特 恵 関税 等 )
( 略)
( 略)
第 八 条の 二
2
特恵受益国等のうち、国際連合総会の決議により後発開発途上国とされている国で特恵関税(第一項の規定により課される関税をいう。)について特
( 略)
品を除く。)で、同項に定める日までに輸入されるものに課する関税の率は、第二条又は同項第一号若しくは第二号の規定にかかわらず、無税とする。
のもの(関税定率法別表(別表第一に掲げる物品にあつては、同表)及び同項第一号に定める税率が無税とされている物品並びに同項第三号に掲げる物
別の便益を与えることが適当であるものとして政令で定める国(次条において「特別特恵受益国」という。)を原産地とする別表第五に掲げる物品以外
3
4
税関長は、輸入申告がされた貨物について、経済連携協定の規定に基づき関税の譲許の便益を適用する場合において、当該貨物が当該経済
(経 済連携協 定に基づ く締約国原産品で あることの確 認)
第 十二 条 の 二
連携協定の規定に基づき協定締約国の原産品とされるもの(以下この項において「締約国原産品」という。)であるかどうかの確認をするために必要が
あるときは、当該経済連携協定の規定に基づき、次に掲げる方法によりその確認をすることができる。
( 略)
( 略)
その職員に、当該貨物の輸出者又は生産者の事務所その他の必要な場所において、その者の同意を得て、実地に書類その他の物件を調査させる方法
一・二
三
四・五
- 37 -
2 ~6
名
品
目
関 税 率 表 第 一 ○ ○ 一 ・ 一 一号 、 第 一 ○ ○
されるも
でに輸入
三一日ま
八年三月
から平成
四月一日
平成七年
されるも
でに輸入
三一日ま
九年三月
から平成
四月一日
平成八年
入される
までに輸
月三一日
一○年三
から平成
四月一日
平成九年
税
輸入され
日までに
三月三一
成一一年
日から平
年四月一
平成一○
率
輸入され
日までに
三月三一
成一二年
日から平
年四月一
平成一一
輸入され
日までに
三月三一
成二九年
日から平
年四月一
平成一二
一キログ
るもの
( 略)
る もの
( 略)
るもの
( 略)
もの
( 略)
の
( 略)
の
輸 入 数 量 が 輸 入 基 準 数 量 を 超 え た 場 合 の 特 別緊 急 加 算 関 税 率 表 ( 第 七 条 の 三 関 係 )
( 略)
別表第 一の六
項
一三
一キログ
ラムにつ
( 略)
一 ・ 一 九 号 、 第 一 ○ ○ 一 ・ 九 一号 、 第 一
( 略)
き一八円
( 略)
○○一・九九号 又は第一 ○○八 ・六○号
( 略)
三三銭
( 略)
(略)
の 二 に 掲げ る 物 品
関 税 率 表第 一 一 ○ 一 ・ ○ ○ 号 、 第 一 一 ○
( 略)
一キログ
三三銭
き三七円
ラムにつ
一キログ
ラムにつ
(略)
( 略)
二 ・ 九 ○ 号 の 二 、 第 一 一 ○ 三 ・ 一 一号 、
( 略)
( 略)
き 三 ○円
( 略)
( 略)
第一 一○三・ 一九号 の二、第 一一○三・
二○号の一若しくは五、第一一○四・二
九 号 の 一 、 第 一 九 ○ 一 ・ 二 ○号 の 一 の ㈡
のB又は第一九○一・ 九○号の 一の㈡の
B に 掲げ る 物 品
関税 率表第 一 一○四 ・ 一九号 の 一に掲げ
る 物品
( 略)
ラムにつ
(略)
一 ・ 二 ○号 の 一 の ㈡ の D の ⒜ 又 は 第 一 九
き四四円
関 税 率 表 第 一 一 ○ 八 ・ 一 一 号 、 第 一九 ○
○ 一 ・ 九 ○号 の 一の ㈡ の D の ⒜ に 掲 げ る
- 38 -
○
一四
物品
関 税 率 表第 一 九 ○ 四 ・ 一 ○ 号 の 二 の ㈡ 、
( 略)
( 略)
( 略)
( 略)
(略)
六 七銭
一キログ
一キログ
き 一 三円
ラムにつ
一キログ
ラムにつ
( 略)
( 略)
第一九○四・二○号の二 の㈡、第 一九○
(略)
( 略)
き二八円
( 略)
( 略)
四 ・ 三 ○ 号 、 第 一 九 ○ 四 ・ 九 ○号 の 二 又
(略)
( 略)
三 三銭
( 略)
(略)
は 第 二 一 ○ 六 ・ 九 ○号 の 二 の ㈠ の B の ⒜
に 掲げ る 物 品
関税率表第 一○○三・一○号又は第 一○
○ 三 ・ 九 ○号 に 掲 げ る 物 品
関 税 率 表 第 一 一 ○二 ・ 九 ○ 号 の 一 、 第 一
一キログ
き 三 七円
ラムにつ
一キログ
三 三銭
き三○円
ラムにつ
一キログ
ラムにつ
( 略)
( 略)
(略)
一 ○ 三 ・ 一 九号 の 一 、 第 一 一 ○ 三 ・ 二 ○
( 略)
( 略)
( 略)
き二七円
( 略)
(略)
号 の 四 、第 一 九 ○ 一 ・ 二 ○ 号 の 一 の ㈡ の
( 略)
( 略)
六七銭
(略)
( 略)
C 又 は 第 一 九 ○ 一 ・ 九 ○ 号 の 一の ㈡ の C
に掲げる物品
関 税 率 表 第 一 一 ○四 ・ 一 九号 の 三 に 掲 げ
る 物品
関 税 率 表 第 一 一 ○ 四 ・ 二 九号 の 三 に 掲 げ
る 物品
( 略)
ラムにつ
( 略)
第 一九○四・二○号の二 の㈢、第 一九○
き二一円
( 略)
四 ・ 九 ○ 号 の 三又 は 第 二 一 ○ 六 ・ 九 ○ 号
三三銭
関 税 率 表第 一 九 ○ 四 ・ 一 ○ 号 の 二 の ㈢ 、
の 二 の ㈠ の B の ⒝に 掲 げ る 物 品
医 薬 品 、 医 療 機 器 等 の 品 質 、 有 効 性 及 び 安 全 性 の 確 保 等 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 三 十 五 年 法 律第 百 四 十 五 号 ) ( 抄 )
(定義)
- 39 -
日本薬局方に収められている物
こ の 法 律 で 「 医 薬 品 」 と は 、 次 に 掲げ る 物 を い う 。
一
人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物であつて、機械器具等(機械器具、歯科材料、医療用品、衛生用品
並びにプログラム(電子計算機に対する指令であつて、一の結果を得ることができるように組み合わされたものをいう。以下同じ。)及びこれを記録
した記録媒体をいう。以下同じ。)でないもの(医薬部外品及び再生医療等製品を除く。)
人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であつて、機械器具等でないもの(医薬部外品、化粧品及び再生医療等
製品を 除 く。 )
この法律で「医薬部外品」とは、次に掲げる物であつて人体に対する作用が緩和なものをいう。
次 の イ か ら ハ ま で に 掲 げ る 目 的 の た め に 使 用 さ れ る 物 ( こ れ ら の 使 用 目 的 の ほ か に 、 併 せ て 前 項 第 二 号 又 は 第 三号 に 規 定 す る 目 的 の た め に 使 用 さ れ
ロ
イ
脱毛の防止、 育毛又は除毛
あ せ も 、 た だれ 等 の 防 止
吐き け そ の 他 の 不 快 感 又は 口 臭 若 し く は 体 臭 の 防 止
る物を除く。)であつて機械器具等でないもの
ハ
人 又 は 動 物 の 保 健 の た め に す る ね ず み 、 は え 、 蚊 、 の み そ の 他 こ れ ら に 類 す る 生 物 の 防 除 の 目 的 の た め に 使 用 さ れ る 物 ( こ の 使 用 目 的 の ほ かに 、 併
せて前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物を除く。)であつて機械器具等でないもの
前項第 二 号又は 第 三号 に規定す る目的 の ために 使用され る 物( 前二号に 掲げる 物 を除く。)のうち 、厚 生労働大 臣が指定 する も の
この法律で「特定保守管理医療機器」とは、医療機器のうち、保守点検、修理その他の管理に専門的な知識及び技能を必要とすることからその適正な
の生命及び健康に影響を与えるおそれがほとんどないものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。
この法律で「一般医療機器」とは、高度管理医療機器及び管理医療機器以外の医療機器であつて、副作用又は機能の障害が生じた場合においても、人
を与えるおそれがあることからその適切な管理が必要なものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。
この法律で「管理医療機器」とは、高度管理医療機器以外の医療機器であつて、副作用又は機能の障害が生じた場合において人の生命及び健康に影響
働 大 臣 が 薬 事 ・ 食 品 衛 生 審 議 会 の 意 見 を 聴 い て 指定 す る も の を い う 。
。 次 項 及 び 第 七 項 に おい て 同 じ 。 )に おい て 人 の 生 命 及 び 健 康 に 重 大 な 影 響を 与 え る お そ れ が あ る こ と か ら そ の 適 切な 管 理 が 必 要 な もの と し て 、 厚 生 労
この法律で「高度管理医療機器」とは、医療機器であつて、副作用又は機能の障害が生じた場合(適正な使用目的に従い適正に使用された場合に限る
影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等(再生医療等製品を除く。)であつて、政令で定めるものをいう。
この法律で「医療機器」とは、人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に
のほかに、第一項第二号又は第三号に規定する用途に使用されることも併せて目的とされている物及び医薬部外品を除く。
塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。ただし、これらの使用目的
この法律で「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌(ぼう)を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に
三
二
一
三
二
第二条
2
3
4
5
6
7
8
管理が行われなければ疾病の診断、治療又は予防に重大な影響を与えるおそれがあるものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて
- 40 -
9
指定するものをいう。
イ
人 又 は 動 物 の 疾病 の 治 療 又 は 予 防
人 又 は 動 物 の 身 体 の 構 造 又 は 機 能 の 再建 、 修 復又 は 形 成
人又は動物の疾病の治療に使用されることが目的とされている物のうち、人又は動物の細胞に導入され、これらの体内で発現する遺伝子を含有させ
ロ
次に掲げる医療又は獣医療に使用されることが目的とされている物のうち、人又は動物の細胞に培養その他の加工を施したもの
この法律で「再生医療等製品」とは、次に掲げる物(医薬部外品及び化粧品を除く。)であつて、政令で定めるものをいう。
一
二
たもの
この法律で「生物由来製品」とは、人その他の生物(植物を除く。)に由来するものを原料又は材料として製造をされる医薬品、医薬部外品、化粧品
又は医療機器のうち、保健衛生上特別の注意を要するものとして、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。
この法律で「特定生物由来製品」とは、生物由来製品のうち、販売し、貸与し、又は授与した後において当該生物由来製品による保健衛生上の危害の
発生又は拡大を防止するための措置を講ずることが必要なものであつて、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。
この法律で「薬局」とは、薬剤師が販売又は授与の目的で調剤の業務を行う場所(その開設者が医薬品の販売業を併せ行う場合には、その販売業に必
要 な場 所 を 含 む 。 ) を い う 。 た だ し 、 病 院 若 し く は 診 療 所 又 は 飼 育 動 物 診 療 施 設 の 調 剤 所 を 除 く 。
この法律で「製造販売」とは、その製造(他に委託して製造をする場合を含み、他から委託を受けて製造をする場合を除く。以下「製造等」という。
)をし、又は輸入をした医薬品(原薬たる医薬品を除く。)、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは再生医療等製品を、それぞれ販売し、貸与し、若
しくは授与し、又は医療機器プログラム(医療機器のうちプログラムであるものをいう。以下同じ。)を電気通信回線を通じて提供することをいう。
この法律で「体外診断用医薬品」とは、専ら疾病の診断に使用されることが目的とされている医薬品のうち、人又は動物の身体に直接使用されること
の ない も のを いう 。
この法律で「指定薬物」とは、中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用(当該作用の維持又は強化の作用を含む。以下「精神毒性」という。)
を 有 す る 蓋 然 性 が 高 く 、 か つ 、 人 の 身 体 に 使 用 さ れ た 場 合 に 保 健 衛 生 上 の 危害 が 発 生 す る お そ れ が あ る 物 ( 大 麻 取 締 法 ( 昭 和二 十 三 年 法 律 第 百 二 十 四 号
) に 規 定 す る 大 麻 、 覚 せ い 剤 取 締 法 ( 昭 和 二 十 六 年 法 律 第 二 百 五 十 二 号 ) に 規 定 す る 覚 醒 剤 、麻 薬 及 び 向 精 神 薬 取 締 法 ( 昭 和 二 十 八 年 法 律 第 十四号 ) に
規定する麻薬及び向精神薬並びにあへん法(昭和二十九年法律第七十一号)に規定するあへん及びけしがらを除く。)として、厚生労働大臣が薬事・食
品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。
この法律で「希少疾病用医薬品」とは、第七十七条の二第一項の規定による指定を受けた医薬品を、「希少疾病用医療機器」とは、同項の規定による
指 定 を 受 け た 医 療機 器 を 、「 希 少 疾 病 用 再 生 医 療 等 製 品 」 と は 、 同 項 の 規 定に よ る 指 定 を 受 け た 再 生 医 療 等 製 品 を い う 。
この法律で「治験」とは、第十四条第三項(同条第九項及び第十九条の二第五項において準用する場合を含む。)、第二十三条の二の五第三項(同条
第十一項及び第二十三条の二の十七第五項において準用する場合を含む。)又は第二十三条の二十五第三項(同条第九項及び第二十三条の三十七第五項
において準用する場合を含む。)の規定により提出すべき資料のうち臨床試験の試験成績に関する資料の収集を目的とする試験の実施をいう。
こ の 法 律に い う 「 物 」 に は 、 プ ロ グ ラ ム を 含 む も の と す る 。
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( 特 例 承認 )
二
第十四条の承認の申請者が製造販売をしようとする物が、次の各号のいずれにも該当する医薬品として政令で定めるものである場合には、
国 民 の 生 命 及 び 健 康 に 重 大 な 影 響 を 与 え る お そ れ が あ る 疾 病 の ま ん 延 その 他 の 健 康 被 害 の 拡 大 を 防 止 す る た め 緊 急 に 使 用 さ れ る こ と が 必 要 な 医 薬 品
厚生労働大臣は、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、前項の規定により第十四条の承認を受けた者に対して
陳列することが認められている医薬品であること。
これに相当する制度を有している国として政令で定めるものに限る。)において、販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは
その用途に関し、外国(医薬品の品質、有効性及び安全性を確保する上で本邦と同等の水準にあると認められる医薬品の製造販売の承認の制度又は
であり、かつ、当該医薬品の使用以外に適当な方法がないこと。
一
えることができる。
厚生労働大臣は、同条第二項、第五項、第六項及び第八項の規定にかかわらず、薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて、その品目に係る同条の承認を与
第 十四 条の 三
2
、当該承認に係る品目について、当該品目の使用によるものと疑われる疾病、障害又は死亡の発生を厚生労働大臣に報告することその他の政令で定める
措置を講ずる義務を課することができる。
(製造販売業の許可)
次の表の上欄に掲げる医療機器又は体外診断用医薬品の種類に応じ、それぞれ同表の下欄に定める厚生労働大臣の許可を受けた者でなけ
一般 医 療機器
管理 医療機器
高 度管 理 医 療 機 器
医療機 器又は 体外診断 用医薬品の種類
体外診 断用医薬 品製造 販売業許可
第 三 種 医 療 機 器 製 造 販 売 業許 可
第 二 種 医 療 機 器 製 造 販 売 業許 可
第 一 種 医 療 機 器 製 造 販 売 業許 可
許 可の 種類
業として、医療機器又は体外診断用医薬品の製造(設計を含む。以下この章及び第八十条第二項において同じ。)をしようとする者
前項の許可は、三年を下らない政令で定める期間ごとにその更新を受けなければ、その期間の経過によつて、その効力を失う。
体 外 診 断 用 医薬 品
れば、それぞれ、業として、医療機器又は体外診断用医薬品の製造販売をしてはならない。
第 二 十 三条 の 二
2
(製造業の登録)
第二十三条の二 の 三
一
製造 所の所 在地
氏名及び住所(法人にあつては、その名称、代表者の氏名及び主たる事務所の所在地)
前 項 の 登 録 を 受 け よ う と す る 者 は 、 次 に 掲 げ る 事 項 を 記 載 し た 申 請 書 を 厚 生 労 働 大 臣 に 提 出 し なけ れ ば な ら な い 。
び 同 項 に お い て 同 じ 。 ) ご と に 、 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 厚 生 労 働 大 臣 の 登 録 を 受 け なけ れ ば な ら な い 。
は、製造所(医療機器又は体外診断用医薬品の製造工程のうち設計、組立て、滅菌その他の厚生労働省令で定めるものをするものに限る。以下この章及
2
二
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第 一 項 の 登 録 は 、 三 年 を 下 ら な い 政 令 で 定 め る 期 間 ご と に そ の 更 新 を 受 け なけ れ ば 、 そ の 期 間 の 経 過 に よ つ て 、 そ の 効 力 を 失 う 。
そ の 他 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 事 項
3
申請者が、第五条第三号イからヘまでのいずれかに該当するときは、第一項の登録をしないことができる。
三
4
外国において本邦に輸出される医療機器又は体外診断用医薬品を製造しようとする者(以下「医療機器等外国製造業者」という。)
( 医 療 機 器 等外 国 製 造 業 者 の 登 録 )
第 二 十 三条 の二 の 四
前項の登録については、前条第二項から第四項までの規定を準用する。
は、製造所ごとに、厚生労働大臣の登録を受けることができる。
2
(医療 機 器及び 体外診断 用 医薬 品の製造 販売の 承 認)
医療 機器(一般医療 機 器並びに第二 十 三条の 二の二 十 三第 一項の規定 に より指定する 高度管理 医療機器 及び管 理 医療機 器を除く。)
二
一
申 請 に 係 る 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 を 製 造 す る 製 造 所 が 、 第 二 十 三 条 の 二 の 三第 一 項 又 は 前 条 第 一 項 の 登 録 を 受 け て い な いと き 。
申 請 者 が 、 第 二 十 三 条の 二 第 一 項の 許 可 ( 申 請 を し た 品 目の 種 類に 応じ た許 可に 限る 。)を 受 けて い な いと き 。
ロ
イ
イ又はロに掲げる場合のほか、医療機器又は体外診断用医薬品として不適当なものとして厚生労働省令で定める場合に該当するとき。
申請に係る医療機器が、その効果又は性能に比して著しく有害な作用を有することにより、医療機器として使用価値がないと認められるとき。
申 請 に 係 る 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 が 、 そ の 申 請 に 係 る 効 果又 は 性 能を 有 す る と 認 め ら れ な い と き 。
第一項の承認を受けようとする者は、厚生労働省令で定めるところにより、申請書に臨床試験の試験成績に関する資料その他の資料を添付して申請し
に 適 合 し て い る と 認 め ら れ な いと き 。
申請に係る医療機器又は体外診断用医薬品が政令で定めるものであるときは、その物の製造管理又は品質管理の方法が、厚生労働省令で定める基準
ハ
項 の 審 査 の 結 果 、 そ の 物 が 次 の イ か ら ハ まで の い ず れ か に 該 当 す る と き 。
申 請 に 係 る 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 の 名 称 、 成 分 、 分 量 、 構 造 、 使 用 方 法 、 効 果、 性 能 、 副 作用 そ の 他の 品 質 、 有 効 性 及 び 安 全 性 に 関 す る 事
四
三
次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る と き は 、 前 項 の 承 認は 、 与 え な い 。
をしようとする者は、品目ごとにその製造販売についての厚生労働大臣の承認を受けなければならない。
又は体外診断用医薬品(厚生労働大臣が基準を定めて指定する体外診断用医薬品及び同項の規定により指定する体外診断用医薬品を除く。)の製造販売
第 二 十 三条 の二 の 五
2
3
なければならない。この場合において、当該申請に係る医療機器又は体外診断用医薬品が厚生労働省令で定める医療機器又は体外診断用医薬品であると
きは、当該資料は、厚生労働省令で定める基準に従つて収集され、かつ、作成されたものでなければならない。
第一項の承認の申請に係る医療機器又は体外診断用医薬品が、第八十条の六第一項に規定する原薬等登録原簿に収められている原薬等を原料又は材料
第二項第三号の規定による審査においては、当該品目に係る申請内容及び第三項前段に規定する資料に基づき、当該品目の品質、有効性及び安全性に
薬等登録原簿に登録されていることを証する書面をもつて前項の規定により添付するものとされた資料の一部に代えることができる。
として製造されるものであるときは、第一項の承認を受けようとする者は、厚生労働省令で定めるところにより、当該原薬等が同条第一項に規定する原
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関する調査を行うものとする。この場合において、当該品目が同項後段に規定する厚生労働省令で定める医療機器又は体外診断用医薬品であるときは、
あ ら か じ め 、 当 該 品 目 に 係 る 資 料 が 同 項 後 段 の 規 定 に 適 合 す る か ど う か に つい て の 書 面 に よ る 調 査又 は 実 地 の 調 査 を 行 う も の と する 。
第一項の承認を受けようとする者又は同項の承認を受けた者は、その承認に係る医療機器又は体外診断用医薬品が政令で定めるものであるときは、そ
の物の製造管理又は品質管理の方法が第二項第四号に規定する厚生労働省令で定める基準に適合しているかどうかについて、当該承認を受けようとする
と き 、 及 び 当 該 承 認 の 取 得 後 三 年 を 下 ら な い 政 令 で 定 め る 期 間 を 経 過 す る ご と に 、 厚 生 労 働 大 臣 の 書 面 に よ る 調 査 又 は 実 地 の 調 査 を 受 け なけ れ ば な ら な
い。
第 一 項 の 承 認 を 受 け よ う と す る 者 又 は 同 項 の 承 認 を 受 け た 者 は 、 そ の 承 認 に 係 る 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 が 次の 各 号 の い ず れ に も 該 当 す る と き
前号の基準適合証に係る医療機器又は体外診断用医薬品を製造する全ての製造所(当該医療機器又は体外診断用医薬品の製造工程のうち滅菌その他
を受けている場合であつて、これらの基準適合証に係る医療機器又は体外診断用医薬品と同一の厚生労働省令で定める区分に属するものであるとき。
第 一 項 の 承 認 を 受 け よ う と す る 者 又 は 同 項 の 承 認 を 受 け た 者 が 既 に 次 条 第 一 項 の 基 準 適 合 証又 は 第 二 十 三 条 の 二 の 二 十 四 第 一 項 の 基 準 適 合 証 の 交 付
は 、前項の調査を 受けるこ とを要 しない。
一
二
の厚生労働省令で定めるもののみをするものを除く。以下この号において同じ。)と同一の製造所において製造されるとき。
前 項 の 規 定 に か かわ ら ず 、 厚 生 労 働 大 臣 は 、 第 一 項 の 承 認 に 係 る 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 の 特 性 そ の 他 を 勘 案 し て 必 要 が ある と 認 め る と き は 、
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当該医療機器又は体外診断用医薬品の製造管理又は品質管理の方法が第二項第四号に規定する厚生労働省令で定める基準に適合しているかどうかについ
て、書面による調査又は実地の調査を行うことができる。この場合において、第一項の承認を受けようとする者又は同項の承認を受けた者は、当該調査
を 受 け なけ れ ば な ら な い 。
厚 生 労 働 大 臣 は 、 第 一 項 の 承 認 の 申 請 に 係 る 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 が 、 希 少 疾 病 用 医 療 機 器 又 は 希 少 疾 病 用 医 薬 品 そ の 他 の 医 療 上 特に そ の 必
きを除く。)は、その変更について厚生労働大臣の承認を受けなければならない。この場合においては、第二項から前項までの規定を準用する。
第一項の承認を受けた者は、前項の厚生労働省令で定める軽微な変更について、厚生労働省令で定めるところにより、厚生労働大臣にその旨を届け出
なければならない。
第一項及び第十一項の承認の申請(政令で定めるものを除く。)は、機構を経由して行うものとする。
厚 生 労 働 大 臣 は 、 前 条 第 六 項 ( 同 条 第 十 一 項に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) の 規 定 に よ る 調 査 の 結 果 、 同 条 の 承 認 に 係 る 医 療 機 器
( 基 準 適 合 証 の 交 付 等)
第二十三条の二 の六
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要性が高いと認められるものであるときは、当該医療機器又は体外診断用医薬品についての第二項第三号の規定による審査又は第六項若しくは前項の規
定による調査を、他の医療機器又は体外診断用医薬品の審査又は調査に優先して行うことができる。
厚生労働大臣は、第一項の承認の申請があつた場合において、申請に係る医療機器が、既にこの条又は第二十三条の二の十七の承認を与えられている
第一項の承認を受けた者は、当該品目について承認された事項の一部を変更しようとするとき(当該変更が厚生労働省令で定める軽微な変更であると
らない。
医療機器と構造、使用方法、効果、性能等が明らかに異なるときは、同項の承認について、あらかじめ、薬事・食品衛生審議会の意見を聴かなければな
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又は体外診断用医薬品の製造管理又は品質管理の方法が同条第二項第四号に規定する厚生労働省令で定める基準に適合していると認めるときは、次に掲
げる医療機器又は体外診断用医薬品について当該基準に適合していることを証するものとして、厚生労働省令で定めるところにより、基準適合証を交付
一
当該承認を受けようとする者又は当該承認を受けた者が製造販売をし、又は製造販売をしようとする医療機器又は体外診断用医薬品であつて、前号
当 該 承 認 に 係 る 医療 機 器 又は 体 外 診 断 用 医 薬 品
する。
二
に 掲げ る 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 と 同 一 の 前 条第 七 項 第 一 号 に 規 定 す る 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る 区 分 に 属 す る も の ( 前 号 に 掲 げ る 医 療 機 器 又 は 体
外診断用医薬品を製造する全ての製造所(当該医療機器又は体外診断用医薬品の製造工程のうち同項第二号に規定する厚生労働省令で定めるもののみ
2
医療機器又は体外診断用医薬品について第二十三条の四第二項第二号の規定により第二十三条の二の二十三の認証を取り消された者又は第七十二条第
前項の基準適合証の有効期間は、前条第六項に規定する政令で定める期間とする。
をするものを除く。以下この号において同じ。)と同一の製造所において製造されるものに限る。)
3
二 項 の 規 定 に よ る 命 令 を 受 け た 者 は 、 速 や か に 、 当 該 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 の 製 造 管 理 又 は 品 質 管 理 の 方 法 が 前 条 第 二 項第 四 号 に 規 定 す る 厚 生
労 働 省 令 で 定 め る 基 準 に 適 合 し て いる こ と を 証 す る 第 一 項 の 規 定 に よ り 交 付 さ れ た 基 準 適 合 証 を 厚 生 労 働 大 臣 に 返 還 し な け れ ば なら な い 。
( 機 構 に よ る 医 療 機 器 等 審 査 等の 実 施 )
厚生労働大臣は、機構に、医療機器(専ら動物のために使用されることが目的とされているものを除く。以下この条において同じ。
厚生労働大臣が第一項の規定により機構に医療機器等審査等を行わせることとしたときは、同項の政令で定める医療機器又は体外診断用医薬品につい
生 労 働 大 臣 は 、 第 二 十 三 条 の 二 の 五 の 承 認 を す る と き は 、 機 構 が 第 五 項 の 規 定 に よ り 通 知 す る 審 査 及 び 調 査 の 結 果 を 考 慮 し な け れ ば なら な い 。
厚生労働大臣は、前項の規定により機構に医療機器等審査等を行わせるときは、当該医療機器等審査等を行わないものとする。この場合において、厚
)を 行わ せるこ と がで きる。
による調査並びに前条第一項の規定による基準適合証の交付及び同条第三項の規定による基準適合証の返還の受付(以下「医療機器等審査等」という。
いての第二十三条の二の五の承認のための審査、同条第五項、第六項及び第八項(これらの規定を同条第十一項において準用する場合を含む。)の規定
)又は体外診断用医薬品(専ら動物のために使用されることが目的とされているものを除く。以下この条において同じ。)のうち政令で定めるものにつ
第 二 十 三条 の 二 の 七
2
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機構が行う医療機器等審査等に係る処分(医療機器等審査等の結果を除く。)又はその不作為については、厚生労働大臣に対して、行政不服審査法に
生労働省令で定めるところにより厚生労働大臣に通知しなければならない。
機 構 は 、 医 療 機 器 等 審 査 等 を 行 つ たと き 、 又 は 前 項 の 規 定 に よ る 届 出 を 受 理 し たと き は 、 遅 滞 な く 、 当 該 医 療 機 器 等 審 査 等 の 結 果又 は 届 出 の 状 況 を 厚
条 の 二 の 五 第 十二 項 の 規 定 に よ る 届 出 を し よ うと す る 者 は 、 同 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 機 構 に 届 け 出 なけ れ ば な ら な い 。
厚生労働大臣が第一項の規定により機構に審査を行わせることとしたときは、同項の政令で定める医療機器又は体外診断用医薬品についての第二十三
合証を返還する者は、機構が行う審査、調査若しくは基準適合証の交付を受け、又は機構に基準適合証を返還しなければならない。
て 第 二 十 三 条 の 二 の 五の 承 認 の 申 請 者 、 同 条 第 六 項 ( 同 条 第 十 一 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) の 調 査 の 申 請 者 又 は 前 条 第 三 項 の 規 定 に よ り 基 準 適
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よる審査請求をすることができる。
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(特例承認)
第二十三条の二の 八
二
一
第 二 十 三 条 の 二 の 五 の 承 認 の 申 請 者 が 製 造 販 売 を し よ う と す る 物 が 、 次 の 各 号 の い ず れ に も 該 当 す る 医療 機 器 又は 体 外 診 断 用 医 薬 品
厚 生 労 働 大 臣 は 、 保 健 衛 生 上 の 危 害 の 発 生 又 は 拡 大 を 防 止 す る た め 必 要 が ある と 認 め る と き は 、 前 項 の 規 定 に よ り 第 二 十 三 条 の 二 の 五 の 承 認 を 受 け た
こ と。
販売若しくは授与の目的で貯蔵し、若しくは陳列し、又は電気通信回線を通じて提供することが認められている医療機器又は体外診断用医薬品である
は体外診断用医薬品の製造販売の承認の制度又はこれに相当する制度を有している国として政令で定めるものに限る。)において、販売し、授与し、
その用途に関し、外国(医療機器又は体外診断用医薬品の品質、有効性及び安全性を確保する上で本邦と同等の水準にあると認められる医療機器又
器又は体外診断用医薬品であり、かつ、当該医療機器又は体外診断用医薬品の使用以外に適当な方法がないこと。
国 民 の 生 命 及 び 健 康 に 重 大 な 影 響 を 与 え る お そ れ が あ る 疾病 の ま ん 延 そ の 他 の 健 康 被 害 の 拡 大 を 防 止 す る た め 緊 急 に 使 用 さ れ る こ と が 必 要 な 医 療 機
会の意見を聴いて、その品目に係る同条の承認を与えることができる。
として政令で定めるものである場合には、厚生労働大臣は、同条第二項、第五項、第六項、第八項及び第十項の規定にかかわらず、薬事・食品衛生審議
2
者に対して、当該承認に係る品目について、当該品目の使用によるものと疑われる疾病、障害又は死亡の発生を厚生労働大臣に報告することその他の政
令で 定 め る 措 置 を 講 ず る 義 務 を 課する こ と が で き る 。
( 医療機器 及び体外 診断用 医薬品の 製造販 売 業者等の遵守事 項等)
厚生労働大臣は、厚生労働省令で、医療機器又は体外診断用医薬品の製造管理若しくは品質管理又は製造販売後安全管理の実施方
医療機器又は体外診断用医薬品の製造販売業者は、製造販売後安全管理に係る業務のうち厚生労働省令で定めるものについて、厚生労働省令で定める
項を定めることができる。
製 造 管 理 者 の 義 務 の 遂 行 の た め の 配 慮 事 項 そ の 他 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 の 製 造 業 者 又 は 医 療 機 器 等 外 国 製 造 業 者 が そ の 業 務 に 関 し 遵 守すべき 事
厚生労働大臣は、厚生労働省令で、製造所における医療機器又は体外診断用医薬品の試験検査の実施方法、医療機器責任技術者又は体外診断用医薬品
項を定めることができる。
法 、 医 療 機 器 等 総 括 製 造 販 売 責 任 者 の 義 務 の 遂 行 の た め の 配 慮 事 項 そ の 他 医 療 機 器 又は 体 外 診 断 用 医 薬 品 の 製 造 販 売 業 者 が その 業 務 に 関 し 遵 守 す べ き 事
第 二 十 三条 の 二 の 十 五
2
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と こ ろ に よ り 、 そ の 業 務 を 適 正 か つ確 実に 行 う 能 力 の あ る 者 に 委 託 す るこ と が で き る 。
厚生労働大臣が基準を定めて指定する高度管理医療機器、管理医療機器又は体外診断用医薬品(以下「指定高度管理医療機器等
( 指定 高 度 管 理 医 療 機 器 等 の 製 造 販 売 の 認 証 )
第 二 十 三条 の 二 の 二 十 三
」 と い う 。 ) の 製 造 販 売 を し よ う と す る 者 又 は 外 国 に お い て 本邦 に 輸 出 さ れ る 指定 高 度 管 理 医 療 機 器 等 の 製 造 等を す る 者 ( 以 下 「 外 国 指 定 高 度管 理 医 療
機器製造等事業者」という。)であつて第二十三条の三第一項の規定により選任した製造販売業者に指定高度管理医療機器等の製造販売をさせようとす
る も の は 、 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 品 目 ご と に そ の 製 造 販 売 に つ い て の 厚 生 労 働 大 臣 の 登 録 を 受 け た 者 ( 以 下「 登 録 認 証機 関 」 と い う 。 )
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3
申請 者 ( 外 国 指定 高 度管 理 医 療 機 器 製 造 等事 業 者 を 除 く 。 ) が 、 第 二 十 三 条 の 二 第 一 項 の 許 可 ( 申請 を し た 品 目 の 種 類 に 応 じ た 許 可に 限 る 。 ) を 受
次の各号のいずれかに該当するときは、登録認証機関は、前項の認証を与えてはならない。
の 認 証を 受 け なけ れ ば な ら な い 。
一
けて いないと き 。
申 請 者 ( 外 国 指 定 高 度管 理 医 療 機 器 製 造 等 事 業 者 に 限 る 。 ) が 、 第 二 十 三 条 の 二 第 一 項 の 許 可 ( 申 請 を し た 品 目 の 種 類 に 応 じ た 許 可 に 限 る 。 ) を 受
三
申請に係る指定高度管理医療機器等が、前項の基準に適合していないとき。
申 請 に 係 る 指 定 高 度 管 理 医 療 機 器 等 を 製 造 す る 製 造 所 が 、 第 二 十 三 条 の 二 の 三第 一 項 又 は 第 二 十 三 条 の 二 の 四 第 一 項 の 登 録 を 受 けて い な い と き 。
二
四
申請に係る指定高度管理医療機器等が政令で定めるものであるときは、その物の製造管理又は品質管理の方法が、第二十三条の二の五第二項第四号
けて おら ず 、か つ 、 当該許 可を受け た製造 販 売業者 を 選任して いな いとき 。
五
に規定する厚生労働省令で定める基準に適合していると認められないとき。
第一項の認証を受けようとする者又は同項の認証を受けた者は、その認証に係る指定高度管理医療機器等が政令で定めるものであるときは、その物の
製造管理又は品質管理の方法が第二十三条の二の五第二項第四号に規定する厚生労働省令で定める基準に適合しているかどうかについて、当該認証を受
けようとするとき、及び当該認証の取得後三年を下らない政令で定める期間を経過するごとに、登録認証機関の書面による調査又は実地の調査を受けな
け れ ば なら な い 。
第一項の認証を受けようとする者又は同項の認証を受けた者は、その認証に係る指定高度管理医療機器等が次の各号のいずれにも該当するときは、前
項 の 調 査 を 受 け るこ と を 要 し な い 。
第 一 項 の 認 証を 受 け よ うと す る 者 又 は 同 項 の 認 証を 受 け た 者 が 既に 第 二 十 三 条 の 二 の 六 第 一 項 の 基 準 適 合 証 又 は 次 条 第 一 項 の 基 準 適 合 証 の 交 付 を 受
けている場合であつて、これらの基準適合証に係る医療機器又は体外診断用医薬品と同一の第二十三条の二の五第七項第一号に規定する厚生労働省令
前 号 の 基 準 適 合 証に 係 る 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 を 製 造 す る 全 て の 製 造 所 ( 当 該 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 の 製 造 工 程 の う ち 第 二 十 三 条
で定める区分に属するものであるとき。
一
二
の二の五第七項第二号に規定する厚生労働省令で定めるもののみをするものを除く。以下この号において同じ。)と同一の製造所において製造される
とき。
前項の規定にかかわらず、登録認証機関は、第一項の認証に係る指定高度管理医療機器等の特性その他を勘案して必要があると認めるときは、当該医
療機器又は体外診断用医薬品の製造管理又は品質管理の方法が第二十三条の二の五第二項第四号に規定する厚生労働省令で定める基準に適合しているか
。
第 一 項 の 認 証を 受 け た 者 は 、 前 項 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る 軽 微 な 変 更 に つ い て 、 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 当 該 登 録 認 証 機 関 に そ の 旨 を 届
ときを除く。)は、その変更についての当該登録認証機関の認証を受けなければならない。この場合においては、第二項から前項までの規定を準用する
第一項の認証を受けた者は、当該品目について認証を受けた事項の一部を変更しようとするとき(当該変更が厚生労働省令で定める軽微な変更である
は 、 当 該 調 査 を 受 け なけ れ ば な ら な い 。
どうかについて、書面による調査又は実地の調査を行うことができる。この場合において、第一項の認証を受けようとする者又は同項の認証を受けた者
4
5
6
7
- 47 -
け 出 なけ れ ば な ら な い 。
(基準適合証の交付等)
第 二 十 三 条 の 二 の 二 十四
登録認証機関は、前条第三項(同条第六項において準用する場合を含む。)の規定による調査の結果、同条の認証に係る医療機
器又は体外診断用医薬品の製造管理又は品質管理の方法が第二十三条の二の五第二項第四号に規定する厚生労働省令で定める基準に適合していると認め
るときは、次に掲げる医療機器又は体外診断用医薬品について当該基準に適合していることを証するものとして、厚生労働省令で定めるところにより、
一
当該認証を受けようとする者又は当該認証を受けた者が製造販売をし、又は製造販売をしようとする医療機器又は体外診断用医薬品であつて、前号
当該 認証に係 る医療機器又は 体外診断 用 医薬 品
基準適 合 証を 交付する 。
二
に掲げる医療機器又は体外診断用医薬品と同一の第二十三条の二の五第七項第一号に規定する厚生労働省令で定める区分に属するもの(前号に掲げる
医療機器又は体外診断用医薬品を製造する全ての製造所(当該医療機器又は体外診断用医薬品の製造工程のうち同項第二号に規定する厚生労働省令で
2
医療機器又は体外診断用医薬品について第二十三条の四第二項第二号の規定により前条の認証を取り消された者又は第七十二条第二項の規定による命
前項の基準適合証の有効期間は、前条第三項に規定する政令で定める期間とする。
定めるもののみをするものを除く。以下この号において同じ。)と同一の製造所において製造されるものに限る。)
3
令 を 受 け た 者 は 、 速 や か に 、 当 該 医 療 機 器 又 は 体 外 診 断 用 医 薬 品 の 製 造 管 理 又 は 品 質 管 理 の 方 法 が 第 二 十 三 条 の 二 の 五 第 二 項 第 四 号 に 規 定 する 厚 生 労 働
省 令 で 定 め る 基 準 に 適 合 し て いる こ と を 証 す る 第 一 項の 規 定 に よ り 交 付 さ れ た 基 準 適 合 証 を 登録 認 証 機 関 に 返 還し な け れ ば な ら な い 。
( 外 国 指 定 高 度管 理 医 療 機 器 製 造 等事 業 者 に よる 製 造 販 売 業 者 の 選 任 )
外国指定高度管理医療機器製造等事業者が第二十三条の二の二十三第一項の認証を受けた場合にあつては、その選任する指定高度管理医
外国指定高度管理医療機器製造等事業者は、前項の規定により選任した製造販売業者を変更したとき、又は選任した製造販売業者の氏名若しくは名称
療機器等の製造販売業者は、同項の規定にかかわらず、当該認証に係る品目の製造販売をすることができる。
第二 十三条の 三
2
第二十三条の二の二十三の認証を受けた者(以下この条において「医療機器等認証取得者」という。)について相続、合併又は分割
その他厚生労働省令で定める事項に変更があつたときは、三十日以内に当該認証をした登録認証機関に届け出なければならない。
(承継)
第二十三条の三の二
(当該品目に係る厚生労働省令で定める資料及び情報(以下この条において「当該品目に係る資料等」という。)を承継させるものに限る。)があつた
医 療 機 器 等 認 証 取 得 者 が そ の 地 位 を 承継 さ せ る 目 的 で 当 該 品 目 に 係 る 資 料 等 の 譲 渡 し を し た と き は 、 譲受 人 は 、 当 該 医 療 機 器 等 認 証 取 得 者 の 地 位 を 承
地 位 を 承継 す る 。
その者)、合併後存続する法人若しくは合併により設立した法人又は分割により当該品目に係る資料等を承継した法人は、当該医療機器等認証取得者の
ときは、相続人(相続人が二人以上ある場合において、その全員の同意により当該医療機器等認証取得者の地位を承継すべき相続人を選定したときは、
2
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3
継 する 。
前二項の規定により医療機器等認証取得者の地位を承継した者は、相続の場合にあつては相続後遅滞なく、相続以外の場合にあつては承継前に、厚生
第二十三条の二の二十三の認証を受けた外国指定高度管理医療機器製造等事業者については、第二十三条の二の十五第二項の規定を
労 働 省 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 登 録 認 証 機 関に そ の 旨 を 届 け 出 な け れ ば な ら な い 。
(準用 )
第 二 十 三 条 の 三の 三
準用する。
( 認 証の 取 消 し 等 )
登 録 認 証機 関 は 、 第 二 十 三 条 の 二 の 二 十 三 の 認 証 ( 以 下 「 基 準 適 合 性 認 証 」 と い う 。 ) を 与 え た 指定 高 度 管 理 医 療 機 器 等 が 、 同 条 第 二 項
登録認証機関は、前項に定める場合のほか、基準適合性認証を受けた者が次の各号のいずれかに該当する場合には、その認証を取り消し、又はその認
第 四 号 に 該 当 す る に 至 つ た と 認 め る と き は 、 そ の 認 証を 取 り 消 さ な け れ ば な ら な い 。
第 二 十 三条 の 四
2
証を与えた事項の一部についてその変更を求めることができる。
第二十三条の二第一項の許可(認証を受けた品目の種類に応じた許可に限る。)について、同条第二項の規定によりその効力が失われたとき、又は
三
二
第二十三条の二の二十三の認証を受けた指定高度管理医療機器等について正当な理由がなく引き続く三年間製造販売をしていないとき。
第 二 十 三 条 の 二 の 二 十 三第 三 項 又 は 第 五 項 の 規 定 に 違 反 し たと き 。
第 二 十 三 条 の 二 の 二 十 三第 二 項 第 五 号 に 該 当 す る に 至 つ たと き 。
一
四
第二十三条の三第一項の規定により選任した製造販売業者が欠けた場合において、新たに製造販売業者を選任しなかつたとき。
第 七 十 五 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 取 り 消 さ れ たと き 。
五
( 報 告 書の 提出 )
登録認証機関は、第二十三条の二の二十三の認証を与え、同条第三項若しくは第五項の調査を行い、若しくは同条第七項の規定による届
厚 生 労 働 大 臣 が 、 第 二 十 三 条 の 二 の 七 第 一 項 の 規 定 に よ り 機 構 に 審 査 を 行わ せ る こ と と し た と き は 、 指 定 高 度 管 理 医 療 機 器 等 ( 専 ら 動 物 の た め に 使 用
ばならない。
出 を 受 け た と き 、 又 は 前 条 の 規 定 に よ り 認 証を 取 り 消 し た と き は 、 厚 生 労 働 省 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 報 告 書 を 作 成 し 、 厚 生 労 働 大 臣 に 提出 し な け れ
第二十 三条の 五
2
されることが目的とされているものを除く。)に係る認証についての前項の規定による報告書の提出をしようとする者は、同項の規定にかかわらず、厚
生労働省令で定めるところにより、機構に提出しなければならない。この場合において、機構が当該報告書を受理したときは、厚生労働省令で定めると
こ ろ に よ り 、 厚 生 労 働 大 臣 に そ の 旨 を 通 知 し なけ れ ば な ら な い 。
(登録)
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第 二 十 三条 の六
第二十三条の二の二十三第一項の登録は、厚生労働省令で定めるところにより、同項の認証を行おうとする者の申請により行う。
厚 生 労 働 大 臣 は 、 指 定 高 度 管 理 医 療 機 器 等 ( 専 ら 動 物 の た め に 使 用 さ れ る こ と が 目 的 と さ れ て い る も の を 除 く 。 ) に 係 る 認 証を 行 お うと す る 者 か ら 前
第一項の登録は、三年を下らない政令で定める期間ごとにその更新を受けなければ、その期間の経過によつて、その効力を失う。
2
項の申請があつた場合において、必要があると認めるときは、機構に、当該申請が次条第一項各号に適合しているかどうかについて、必要な調査を行わ
3
前項の登録の更新については、第二項の規定を準用する。
せることができる。
4
( 登録 の 基 準 等 )
厚生労働大臣は、前条第一項の規定により登録を申請した者(以下この条において「登録申請者」という。)が次に掲げる要件の全てに
国 際 標 準 化 機 構 及 び 国 際 電 気 標 準 会 議 が 定 め た 製 品 の 認 証を 行 う 機 関に 関 す る 基 準 並 び に 製 造 管 理 及 び 品 質 管 理 の 方 法 の 審 査 を 行 う 機 関 に 関 す る 基
準に適 合すること。
登 録 申 請 者 が 第 二 十 三 条 の 二 の 二 十 三 第 一 項 の 規 定 に よ り 基 準 適 合 性 認 証 を 受 け な け れ ば な ら な い こ と と さ れ る 指 定 高 度管 理 医 療 機 器 等 の 製 造 販 売
若しくは製造をする者又は外国指定高度管理医療機器製造等事業者(以下この号において「製造販売業者等」という。)に支配されているものとして
登録申請者(法人にあつては、その代表権を有する役員)が、製造販売業者等の役員又は職員(過去二年間に当該製造販売業者等の役員又は職員
業者等の役員又は職員(過去二年間に当該製造販売業者等の役員又は職員であつた者を含む。)の割合が二分の一を超えていること。
登録申請者の役員(持分会社(会社法第五百七十五条第一項に規定する持分会社をいう。)にあつては、業務を執行する社員)に占める製造販売
す る 親 法 人 を い う 。 ) で ある こ と 。
登録申請者が株式会社である場合にあつては、製造販売業者等がその親法人(会社法(平成十七年法律第八十六号)第八百七十九条第一項に規定
次の い ず れかに 該 当する も ので ないこ と 。
イ
ロ
ハ
であつた者を含む。)であること。
厚生労働大臣は、登録申請者が次の各号のいずれかに該当するときは、前項の規定にかかわらず、第二十三条の二の二十三第一項の登録をしてはなら
こ の 法 律 そ の 他 薬 事 に 関 す る 法 令 で 政 令 で 定 め る も の 又 は こ れ に 基 づ く 命 令 若 し く は 処 分 に 違 反 し て 刑に 処 せ ら れ 、 そ の 執 行 を 終 わ り 、 又 は 執 行 を
第二十三条の十六第一項の規定により登録を取り消され、その取消しの日から起算して二年を経過しない者であること。
受けることがなくなつた日から起算して二年を経過しない者であること。
二
法人にあつては、その業務を行う役員のうちに前二号のいずれかに該当する者があること。
一
登 録 認 証 機 関の 名 称 及 び 住 所
登 録 年 月 日 及 び 登 録 番号
登録は、認証機関登録簿に次に掲げる事項を記載してするものとする。
三
一
な い。
二
一
適 合 し て い る と き は 、 第 二 十 三 条 の 二 の 二 十 三 第 一 項 の 登 録 を し なけ れ ば な ら な い 。
第二 十三条の 七
2
3
二
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四
三
登録認証機関が行 う基準適 合性認 証の業務の範囲
基 準 適 合 性 認 証を 行 う 事 業 所 の 所 在 地
厚 生 労 働 大 臣 は 、 第 二 十 三 条 の 二 の 二 十 三第 一 項 の 登 録 を し た と き は 、 登 録 認 証 機 関 の 名 称 及 び 住 所 、 基 準 適 合 性 認 証 を 行 う 事 業 所 の 所
( 登 録 の 公示 等 )
第 二 十 三条 の 八
在 地、登録 認 証機 関が行う 基準適合 性認証の業務の 範 囲並びに 当該 登録をし た日を 公 示しなければならない 。
登録認証機関は、その名称、住所、基準適合性認証を行う事業所の所在地又は登録認証機関が行う基準適合性認証の業務の範囲を変更しようとすると
厚 生 労 働 大 臣 は 、 前 項 の 規 定 に よ る 届 出 が あ つ た と き は 、 そ の 旨 を 公 示 し なけ れ ば な ら な い 。
きは、変更しようとする日の二週間前までに、その旨を厚生労働大臣に届け出なければならない。
2
3
( 基 準 適 合 性 認 証の た め の 審 査 の 義 務 )
登録認証機関は、基準適合性認証を行うことを求められたときは、正当な理由がある場合を除き、遅滞なく、基準適合性認証のための審
登 録 認 証機 関 は 、 基 準 適 合 性 認 証 の 業 務 に 関 す る 規 程 ( 以 下 「 業 務 規 程 」 と い う 。 ) を 定 め 、 基 準 適 合 性 認 証 の 業 務 の 開 始 前 に 、 厚 生 労
登録認証機関は、公正に、かつ、厚生労働省令で定める基準に適合する方法により基準適合性認証のための審査を行わなければならない。
査 を 行わ な け れ ば な ら な い 。
第二十 三条の 九
2
( 業務規 程 )
第二十 三条の 十
2
厚生労働大臣は、第一項の認可をした業務規程が基準適合性認証の公正な実施上不適当となつたと認めるときは、登録認証機関に対し、その業務規程
業務規程には、基準適合性認証の実施方法、基準適合性認証に関する料金その他の厚生労働省令で定める事項を定めておかなければならない。
働大臣の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
3
を変更すべきことを命ずることができる。
登録認証機関は、厚生労働省令で定めるところにより、帳簿を備え付け、これに基準適合性認証の業務に関する事項で厚生労働省令で
( 帳 簿 の 備 付け 等 )
第二 十三条の 十一
定めるものを記載し、及びこれを保存しなければならない。
厚生労働大臣は、登録認証機関が第二十三条の四第一項の規定に違反していると認めるとき、又は基準適合性認証を受けた者が同
( 認 証 取 消 し 等 の 命令 )
第 二 十 三 条の 十 一 の 二
条 第 二 項 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る と 認 め る と き は 、 当 該 登 録 認 証 機 関に 対 し 、 当 該 基 準 適 合 性 認 証 の 取 消 し そ の 他 必 要 な 措 置 を 採 る べ き こ と を 命 ず る
ことができる。
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( 適 合 命令 )
第二十三条の十二
厚 生 労 働 大 臣 は 、 登 録 認 証 機 関 が 第 二 十 三 条 の 七第 一 項 各 号 の い ず れ か に 適 合 し な く な つ た と 認 め る と き は 、 当 該 登 録 認 証 機 関 に 対 し
厚生労働大臣は、登録認証機関が第二十三条の九の規定に違反していると認めるときは、当該登録認証機関に対し、基準適合性認証の
、これらの規定に適合するため必要な措置を採るべきことを命ずることができる。
( 改 善 命令 )
第二十 三条の 十三
ための審査を行うべきこと、又は基準適合性認証のための審査の方法その他の業務の方法の改善に関し必要な措置を採るべきことを命ずることができる
。
基 準 適 合 性 認 証を 受 け よ う と す る 者 は 、 申 請 に 係 る 指 定 高 度 管 理 医 療 機 器 等 に つ い て 、 登 録 認 証 機 関 が 基 準 適 合 性 認 証 の た め の 審 査 を
(基準適合性認証についての申請及び厚生労働大臣の命令)
第二十 三条の 十四
行 わ な い 場 合 又 は 登 録 認 証 機 関 の 基 準 適 合 性 認 証 の 結 果に 異 議 の あ る 場 合 は 、 厚 生 労 働 大 臣 に 対 し 、 登 録 認 証 機 関 が 基 準 適 合 性 認 証 の た め の 審 査 を 行 う
厚生労働大臣は、前項の場合において、前条の規定による命令をし、又は命令をしないことの決定をしたときは、遅滞なく、当該申請をした者に通知
認 証 機 関に 対 し 、 前 条 の 規 定 に よ る 命 令 を す る も の と す る 。
厚生労働大臣は、前項の申請があつた場合において、当該申請に係る登録認証機関が第二十三条の九の規定に違反していると認めるときは、当該登録
こと、又は改めて基準適合性認証のための審査を行うことを命ずべきことを申請することができる。
2
3
す る もの と する 。
( 業務 の 休廃 止 )
登録認証機関は、基準適合性認証の業務の全部又は一部を休止し、又は廃止しようとするときは、厚生労働省令で定めるところにより
厚 生 労 働 大 臣 は 、 前 項 の 規 定 に よ る 届 出 が あ つ たと き は 、 そ の 旨 を 公 示 し なけ れ ば な ら な い 。
、 あら か じ め 、 そ の 旨 を 厚 生 労 働 大 臣 に 届 け 出 なけ れ ば な ら な い 。
第 二 十 三条 の 十 五
2
( 登 録 の 取 消 し 等)
厚 生 労 働 大 臣 は 、 登 録 認 証 機 関 が 第 二 十 三 条 の 七第 二 項 各 号 ( 第 二 号 を 除 く 。 ) の い ず れ か に 該 当 す る に 至 つ た と き は 、 そ の 登 録 を 取
厚生労働大臣は、登録認証機関が次の各号のいずれかに該当するときは、その登録を取り消し、又は期間を定めて基準適合性認証の業務の全部若しく
り 消 す もの と す る 。
第 二 十 三 条 の 十六
2
第 二 十 三 条 の 四 第 一 項 、 第 二 十 三 条 の 五、 第 二 十 三 条の 八 第 二 項 、 第 二 十 三 条の 九、 第 二 十 三 条の 十 第 一 項 、 第 二 十 三 条の 十 一、 前 条 第 一 項 又 は 次
は 一 部 の 停 止 を 命 ず るこ と が で き る 。
一
- 52 -
3
三
二
不 正 の 手 段 に よ り 第 二 十 三条 の 二 の 二 十 三 第 一 項 の 登 録 を 受 け た と き 。
正 当 な 理 由 が な い の に 次 条 第 二 項 各 号 の 規 定 に よ る 請 求 を 拒 ん だと き 。
第 二 十 三 条 の 十 第 三 項 又 は 第 二 十 三 条 の 十 一 の 二 か ら 第 二 十 三 条 の 十 三 まで の 規 定 に よ る 命 令 に 違 反 し た と き 。
条 第 一 項の 規 定 に 違 反し た と き 。
四
厚生労働大臣は、前二項の規定により登録を取り消し、又は前項の規定により基準適合性認証の業務の全部若しくは一部の停止を命じたときは、その
旨 を 公 示 し なけ れ ば な ら な い 。
( 財 務 諸 表 の 備 付 け 及 び 閲覧 等 )
登録認証機関は、毎事業年度経過後三月以内に、その事業年度の財産目録、貸借対照表及び損益計算書又は収支計算書並びに事業報告
指定高度管理医療機器等の製造販売業者その他の利害関係人は、登録認証機関の業務時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。ただ
成 し 、 五 年 間事 業 所 に 備え て 置 か な け れ ば な ら な い 。
書(その作成に代えて電磁的記録の作成がされている場合における当該電磁的記録を含む。次項及び第九十一条において「財務諸表等」という。)を作
第二 十三条の 十七
2
一
前 号 の 書 面 の 謄 本又 は 抄 本 の 請 求
財務諸表等が書面をもつて作成されているときは、当該書面の閲覧又は謄写の請求
し、第二号又は第四号の請求をするには、登録認証機関の定めた費用を支払わなければならない。
二
財務諸表等が電磁的記録をもつて作成されているときは、当該電磁的記録に記録された事項を厚生労働省令で定める方法により表示したものの閲覧
前号の電磁的記録に記録された事項を電磁的方法であつて厚生労働省令で定めるものにより提供することの請求又は当該事項を記載した書面の交付
又は謄写 の請 求
三
四
の請 求
厚 生 労 働 大 臣 は 、 第 二 十 三 条の 二 の 二 十 三 第 一 項の 登 録 を 受 け る 者 が い な い と き 、 第 二 十 三 条の 十 五 第 一 項 の 規 定 に よる 基 準 適 合 性 認
( 厚生労働大臣による基準 適合性認 証の業務の実施 )
第二十 三条の 十八
証の業務の全部又は一部の休止又は廃止の届出があつたとき、第二十三条の十六第一項若しくは第二項の規定により第二十三条の二の二十三第一項の登
録を取り消し、又は登録認証機関に対し基準適合性認証の業務の全部若しくは一部の停止を命じたとき、登録認証機関が天災その他の事由により基準適
合性認証の業務の全部又は一部を実施することが困難となつたときその他必要があると認めるときは、当該基準適合性認証の業務の全部又は一部を行う
2
厚生労働大臣は、前二項の規定により基準適合性認証の業務の全部若しくは一部を自ら行い、若しくは機構に行わせることとするとき、自ら行つてい
厚生労働大臣は、前項の場合において必要があると認めるときは、機構に、当該基準適合性認証の業務の全部又は一部を行わせることができる。
も のと する 。
3
た基準適合性認証の業務の全部若しくは一部を行わないこととするとき、又は機構に行わせていた基準適合性認証の業務の全部若しくは一部を行わせな
いこととするときは、その旨を公示しなければならない。
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4
厚生労働大臣が第一項又は第二項の規定により基準適合性認証の業務の全部若しくは一部を自ら行い、又は機構に行わせる場合における基準適合性認
こ の 節 に 定 め る も の の ほ か 、 指定 高 度管 理 医 療 機 器 等 の 指定 、 登 録 認 証機 関 の 登 録 、 製 造 販 売 品 目 の 認 証 そ の 他 登 録 認 証機 関 の 業 務 に
証の業務の引継ぎその他の必要な事項は、厚生労働省令で定める。
(政令への委任)
第 二 十 三条 の 十 九
第 二 十 三条 の 二 十 五 の 承 認 の 申 請 者 が 製 造 販 売 を し よ う と する 物 が 、 次 の 各 号 の い ず れ に も 該 当 す る 再 生医 療 等 製品 と し て 政 令 で 定
関し必要な事項は、政令で定める。
( 特 例承 認)
二
一
厚 生 労 働 大 臣 は 、 保 健 衛 生 上 の 危 害 の 発 生 又 は 拡 大 を 防 止 す る た め 必 要 が ある と 認 め る と き は 、 前 項 の 規 定 に よ り 第 二 十 三 条 の 二 十 五 の 承 認 を 受 け た
貯蔵し、若しくは陳列することが認められている再生医療等製品であること。
の承認の制度又はこれに相当する制度を有している国として政令で定めるものに限る。)において、販売し、授与し、又は販売若しくは授与の目的で
そ の 用 途 に 関 し 、 外 国 ( 再 生 医 療 等 製 品 の 品 質 、 有 効 性 及 び 安 全 性 を 確 保 す る 上 で 本邦 と 同 等 の 水 準 に あ る と 認 め ら れ る 再 生 医 療 等 製 品 の 製 造 販 売
療等製品であり、かつ、当該再生医療等製品の使用以外に適当な方法がないこと。
国 民 の 生 命 及 び 健 康 に 重 大 な 影 響 を 与 え る お そ れ が ある 疾 病 の ま ん 延 そ の 他 の 健 康 被 害 の 拡 大 を 防 止 す る た め 緊 急 に 使 用 さ れ る こ と が 必 要 な 再 生 医
品目に係る同条の承認を与えることができる。
めるものである場合には、厚生労働大臣は、同条第二項、第五項、第六項及び第八項の規定にかかわらず、薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて、その
第二 十三条の二十八
2
者に対して、当該承認に係る品目について、当該品目の使用によるものと疑われる疾病、障害又は死亡の発生を厚生労働大臣に報告することその他の政
令で 定 め る 措 置 を 講 ず る 義 務 を 課する こ と が で き る 。
厚 生 労 働 大 臣 又 は 都 道 府 県 知 事 は 、 医 薬 品 、 医 薬 部 外 品 、 化 粧品 、 医 療機 器 若 し く は 再 生 医 療 等 製 品 の 製 造 販 売 業 者 若 し く は 製 造 業 者 、 医 療
( 立入検 査 等)
第六十九条
機器の修理業者、第十八条第三項、第二十三条の二の十五第三項、第二十三条の三十五第三項、第六十八条の五第四項、第六十八条の七第六項若しくは
第六十八条の二十二第六項の委託を受けた者又は第八十条の六第一項の登録を受けた者(以下この項において「製造販売業者等」という。)が、第十二
条の二、第十三条第四項(同条第七項において準用する場合を含む。)、第十四条第二項、第九項若しくは第十項、第十四条の三第二項、第十四条の九
、 第 十 七 条 、 第 十八 条第 一 項 若 し く は 第 二 項 、 第 十 九 条 、 第 二 十 三 条 、 第 二 十 三 条 の 二 の 二 、 第 二 十 三 条 の 二 の 三 第 四 項 、 第 二 十 三 条 の 二 の 五 第 二 項 、
第十一項若しくは第十二項、第二十三条の二の八第二項、第二十三条の二の十二、第二十三条の二の十四(第四十条の三において準用する場合を含む。
)、第二十三条の二の十五第一項若しくは第二項(第四十条の三において準用する場合を含む。)、第二十三条の二の十六(第四十条の三において準用
す る 場 合 を 含 む 。 ) 、 第 二 十 三 条 の 二 の 二 十 二 ( 第 四 十 条 の 三に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 、 第 二 十 三 条 の 二 十 一 、 第 二 十 三 条 の 二 十 二 第 四 項 ( 同
条第七項において準用する場合を含む。)、第二十三条の二十五第二項、第九項若しくは第十項、第二十三条の二十八第二項、第二十三条の三十四、第
- 54 -
二十三条の三十五第一項若しくは第二項、第二十三条の三十六、第二十三条の四十二、第四十条の二第四項(同条第六項において準用する場合を含む。
)、第四十条の四、第四十六条第一項若しくは第四項、第五十八条、第六十八条の二第一項若しくは第二項、第六十八条の五第一項若しくは第四項から
第六項まで、第六十八条の七第一項若しくは第六項から第八項まで、第六十八条の九、第六十八条の十第一項、第六十八条の十一、第六十八条の十四第
一項、第六十八条の十六、第六十八条の二十二第一項若しくは第六項から第八項まで、第六十八条の二十四第一項、第八十条第一項から第三項まで若し
くは第七項、第八十条の八若しくは第八十条の九第一項の規定又は第七十一条、第七十二条第一項から第三項まで、第七十二条の四、第七十三条、第七
十五条第一項若しくは第七十五条の二第一項に基づく命令を遵守しているかどうかを確かめるために必要があると認めるときは、当該製造販売業者等に
対して、厚生労働省令で定めるところにより必要な報告をさせ、又は当該職員に、工場、事務所その他当該製造販売業者等が医薬品、医薬部外品、化粧
品、医療機器若しくは再生医療等製品を業務上取り扱う場所に立ち入り、その構造設備若しくは帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは従業員その
他の関係者に質問させることができる。
都道府県知事(薬局、店舗販売業又は高度管理医療機器等若しくは管理医療機器(特定保守管理医療機器を除く。)の販売業若しくは貸与業にあつて
都道府県知事は、薬局開設者が、第八条の二第一項若しくは第二項又は第七十二条の三に基づく命令を遵守しているかどうかを確かめるために必要が
質問させることができる。
若しくは再生医療等製品を業務上取り扱う場所に立ち入り、その構造設備若しくは帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは従業員その他の関係者に
者等に対して、厚生労働省令で定めるところにより必要な報告をさせ、又は当該職員に、薬局、店舗、事務所その他当該販売業者等が医薬品、医療機器
四条、第七十五条第一項若しくは第七十五条の二第一項に基づく命令を遵守しているかどうかを確かめるために必要があると認めるときは、当該販売業
の二十二第二項、第五項若しくは第八項若しくは第八十条第七項の規定又は第七十二条第四項、第七十二条の二、第七十二条の四、第七十三条、第七十
若 し く は 第 六 項 若 し く は 第 八 十 条 第 四 項 、 第 六 十 八 条 の 七第 二 項 、 第 五 項 若 し く は 第 八 項 、 第 六 十 八 条 の 九第 二 項 、 第 六 十 八 条 の 十第 二 項 、 第 六 十 八 条
項若しくは第四項、第四十九条、第五十七条の二(第六十五条の五において準用する場合を含む。)、第六十八条の二、第六十八条の五第三項、第五項
条 第 三 項 、 第 三 十 九 条 の 二 、 第 三 十 九 条 の 三 第 二 項 、 第 四 十 条 の 四 、 第 四 十 条 の 五第 三 項 若 し く は 第 五 項 、 第 四 十 条 の 六 、 第 四 十 五 条 、 第 四 十 六 条 第 一
三十一条から第三十三条まで、第三十四条第二項若しくは第三項、第三十五条から第三十六条の六まで、第三十六条の九から第三十七条まで、第三十九
四十条第一項及び第四十条の七第一項において準用する場合を含む。)、第二十六条第四項、第二十七条から第二十九条の三まで、第三十条第二項、第
第四十条の七第一項において準用する場合を含む。)若しくは第二項(第三十八条第一項において準用する場合を含む。)、第十一条(第三十八条、第
第 四 十 条 の 七第 一 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 、 第 九 条 の 二 か ら 第 九 条 の 四 ま で 、 第 十 条 第 一 項 ( 第 三 十 八 条 、 第 四 十 条 第 一 項 及 び 第 二 項 並 び に
む。)、第九条第一項(第四十条第一項から第三項まで及び第四十条の七第一項において準用する場合を含む。)若しくは第二項(第四十条第一項及び
業者(以下この項において「販売業者等」という。)が、第五条、第七条、第八条(第四十条第一項及び第四十条の七第一項において準用する場合を含
、薬局開設者、医薬品の販売業者、第三十九条第一項若しくは第三十九条の三第一項の医療機器の販売業者若しくは貸与業者又は再生医療等製品の販売
四項、第七十二条の二第一項、第七十二条の四、第七十二条の五、第七十三条、第七十五条第一項、第七十六条及び第八十一条の二において同じ。)は
は、その薬局、店舗又は営業所の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。第七十条第一項、第七十二条第
2
3
あると認めるときは、当該薬局開設者に対して、厚生労働省令で定めるところにより必要な報告をさせ、又は当該職員に、薬局に立ち入り、その構造設
備若しくは帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは従業員その他の関係者に質問させることができる。
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4
5
6
7
厚 生 労 働 大 臣 、 都 道 府 県 知 事 、 保 健 所 を 設 置 す る 市 の 市 長又 は 特 別 区 の 区 長 は 、 前 三 項 に 定 め る も の の ほ か 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 薬 局 開 設 者 、
病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは再生医療等製品の製造販売業者、製造業者若しくは
販売業者、医療機器の貸与業者若しくは修理業者、第八十条の六第一項の登録を受けた者その他医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは再生医
療 等 製 品 を 業 務 上 取 り 扱 う 者 又 は 第 十 八 条 第 三 項 、 第 二 十 三 条 の 二 の 十 五 第 三 項 、 第 二 十 三 条 の 三 十 五第 三 項 、 第 六 十 八 条 の 五 第 四 項 、 第 六 十 八 条 の 七
第六項若しくは第六十八条の二十二第六項の委託を受けた者に対して、厚生労働省令で定めるところにより必要な報告をさせ、又は当該職員に、薬局、
病院、診療所、飼育動物診療施設、工場、店舗、事務所その他医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは再生医療等製品を業務上取り扱う場所に
立ち入り、その構造設備若しくは帳簿書類その他の物件を検査させ、従業員その他の関係者に質問させ、若しくは第七十条第一項に規定する物に該当す
る 疑 いの ある 物を 、試験 の ため必 要 な最少 分量に 限り、収 去させるこ と がで きる 。
厚生労働大臣又は都道府県知事は、必要があると認めるときは、登録認証機関に対して、基準適合性認証の業務又は経理の状況に関し、報告をさせ、
又は当該職員に、登録認証機関の事務所に立ち入り、帳簿書類その他の物件を検査させ、若しくは関係者に質問させることができる。
当該職員は、前各項の規定による立入検査、質問又は収去をする場合には、その身分を示す証明書を携帯し、関係人の請求があつたときは、これを提
示しなければ ならない。
第一項から第五項までの権限は、犯罪捜査のために認められたものと解釈してはならない。
(機構による 立 入検査等の実施 )
厚生労働大臣は、機構に、前条第一項若しくは第五項の規定による立入検査若しくは質問又は同条第四項の規定による立入検査、質問若
都道府県知事は、機構に、前条第一項の規定による立入検査若しくは質問又は同条第四項の規定による立入検査、質問若しくは収去のうち政令で定め
しくは収去のうち政令で定めるものを行わせることができる。
第 六 十九条 の二
2
るものを行わせることができる。
機構は、第一項の規定により同項の政令で定める立入検査、質問又は収去をしたときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該立入検査、質問又
第一項又は第二項の政令で定める立入検査、質問又は収去の業務に従事する機構の職員は、政令で定める資格を有する者でなければならない。
3
は収去の結果を厚生労働大臣に、前項の規定により同項の政令で定める立入検査、質問又は収去をしたときは、厚生労働省令で定めるところにより、当
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前 項に 規 定 す る 機 構 の 職 員 は 、 第 一 項 又 は 第 二 項 の 政 令 で 定 め る 立 入 検 査 、 質 問 又 は 収 去 を す る 場 合 に は 、 そ の 身 分 を 示 す 証 明 書 を 携 帯 し 、 関 係 人 の
該立入 検査、 質問又は 収去の結 果を 都 道府県知 事に通知 し なけ ればなら ない。
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請求があつたときは、これを提示しなければならない。
厚生労働大臣又は都道府県知事は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品を業務上取り扱う者に対して、第四十三条第一
( 廃 棄 等)
第 七十条
項の規定に違反して貯蔵され、若しくは陳列されている医薬品若しくは再生医療等製品、同項の規定に違反して販売され、若しくは授与された医薬品若
しくは再生医療等製品、同条第二項の規定に違反して貯蔵され、若しくは陳列されている医療機器、同項の規定に違反して販売され、貸与され、若しく
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は授与された医療機器、同項の規定に違反して電気通信回線を通じて提供された医療機器プログラム、第四十四条第三項、第五十五条(第六十条、第六
十二条、第六十四条、第六十五条の五及び第六十八条の十九において準用する場合を含む。)、第五十六条(第六十条及び第六十二条において準用する
場合を含む。)、第五十七条第二項(第六十条、第六十二条及び第六十五条の五において準用する場合を含む。)、第六十五条、第六十五条の六若しく
当該職 員が前項の規定 による処 分をする場合には、第六 十九条第六項の 規定を準 用する 。
急の必要があるときは、当該職員に、同項に規定する物を廃棄させ、若しくは回収させ、又はその他の必要な処分をさせることができる。
厚生労働大臣、都道府県知事、保健所を設置する市の市長又は特別区の区長は、前項の規定による命令を受けた者がその命令に従わないとき、又は緊
若しくは材料について、廃棄、回収その他公衆衛生上の危険の発生を防止するに足りる措置を採るべきことを命ずることができる。
項において準用する場合を含む。)の規定による第二十三条の二十五若しくは第二十三条の三十七の承認を取り消された再生医療等製品又は不良な原料
の二の十七の承認を取り消された医療機器若しくは体外診断用医薬品、第七十五条の三の規定により第二十三条の二十八第一項(第二十三条の四十第一
により第二十三条の二の八第一項(第二十三条の二の二十第一項において準用する場合を含む。)の規定による第二十三条の二の五若しくは第二十三条
項(第二十条第一項において準用する場合を含む。)の規定による第十四条若しくは第十九条の二の承認を取り消された医薬品、第七十五条の三の規定
診 断 用 医 薬 品 、 第 二 十 三 条 の 二 十 五 若 し く は 第 二 十 三 条 の 三 十 七の 承 認 を 取 り 消 さ れ た 再 生 医 療 等 製 品 、 第 七 十 五 条 の 三の 規 定 に よ り 第 十 四 条 の 三 第 一
認を取り消された医薬品、医薬部外品若しくは化粧品、第二十三条の二の五若しくは第二十三条の二の十七の承認を取り消された医療機器若しくは体外
場合を含む。)、第四号若しくは第五号(第七十五条の二の二第二項において準用する場合を含む。)の規定により第十四条若しくは第十九条の二の承
の認証を取り消された医療機器若しくは体外診断用医薬品、第七十四条の二第一項若しくは第三項第二号(第七十五条の二の二第二項において準用する
は 第 六 十 八 条 の 二 十 に 規 定 す る 医 薬 品 、 医 薬 部 外 品 、 化 粧 品 、 医 療 機 器 若 し く は 再 生 医 療 等 製 品 、 第 二 十 三 条 の 四 の 規 定 に よ り 第 二 十 三 条 の二 の 二 十 三
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( 改善 命 令 等)
厚生労働大臣は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の製造販売業者に対して、その品質管理又は製造販売後安全管
厚 生 労 働 大 臣 は 、 医 薬 品 、 医 薬 部 外 品 、 化 粧 品 、 医 療 機 器 若 し く は 再 生 医 療 等 製 品 の 製 造 販 売 業 者 ( 選任 外 国 製 造 医薬 品 等 製 造 販 売 業 者 、 選 任 外 国 製
又はその改善を行うまでの間その業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。
号若しくは第二号に規定する厚生労働省令で定める基準に適合しない場合においては、その品質管理若しくは製造販売後安全管理の方法の改善を命じ、
理の方法。以下この項において同じ。)が第十二条の二第一号若しくは第二号、第二十三条の二の二第一号若しくは第二号又は第二十三条の二十一第一
理の方法(医療機器及び体外診断用医薬品の製造販売業者にあつては、その製造管理若しくは品質管理に係る業務を行う体制又はその製造販売後安全管
第 七 十二 条
2
造医療機器等製造販売業者又は選任外国製造再生医療等製品製造販売業者(以下「選任製造販売業者」と総称する。)を除く。以下この項において同じ
。)又は第八十条第一項から第三項までに規定する輸出用の医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは再生医療等製品の製造業者に対して、その
物の製造所における製造管理若しくは品質管理の方法(医療機器及び体外診断用医薬品の製造販売業者にあつては、その物の製造管理又は品質管理の方
法。以下この項において同じ。)が第十四条第二項第四号、第二十三条の二の五第二項第四号、第二十三条の二十五第二項第四号若しくは第八十条第二
項に規定する厚生労働省令で定める基準に適合せず、又はその製造管理若しくは品質管理の方法によつて医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器若しく
は再生医療等製品が第五十六条(第六十条及び第六十二条において準用する場合を含む。)、第六十五条若しくは第六十五条の六に規定する医薬品、医
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薬 部 外 品 、 化 粧 品 、 医 療 機 器 若 し く は 再 生 医 療 等 製 品 若 し く は 第 六 十 八 条 の 二 十に 規 定 す る 生 物 由 来 製 品 に 該 当 す る よ う に な る お そ れ が ある 場 合 に お い
都道府県知事は、薬局開設者、医薬品の販売業者、第三十九条第一項若しくは第三十九条の三第一項の医療機器の販売業者若しくは貸与業者又は再生
改善を行うまでの間当該施設の全部若しくは一部を使用することを禁止することができる。
療等製品若しくは第六十八条の二十に規定する生物由来製品に該当するようになるおそれがある場合においては、その構造設備の改善を命じ、又はその
び第六十二条において準用する場合を含む。)、第六十五条若しくは第六十五条の六に規定する医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは再生医
働省令で定める基準に適合せず、又はその構造設備によつて医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは再生医療等製品が第五十六条(第六十条及
理 業 者 に 対 し て 、 そ の 構 造 設 備 が 、 第 十 三 条 第 四 項 第 一 号 、 第 二 十 三 条の 二 十 二 第 四 項 第 一 号 若 し く は 第 四 十 条 の 二 第 四 項 第 一 号 の 規 定 に 基 づ く 厚 生 労
厚 生 労 働 大 臣 又 は 都 道府 県 知 事 は 、 医 薬 品 ( 体 外 診 断 用 医 薬 品 を 除 く 。 )、医薬部外 品、化 粧 品若しくは 再生 医療等製 品の製造 業者又 は 医療 機 器 の 修
ては、その製造管理若しくは品質管理の方法の改善を命じ、又はその改善を行うまでの間その業務の全部若しくは一部の停止を命ずることができる。
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4
医 療 等 製 品 の 販 売 業 者 に 対 し て 、 そ の 構 造 設 備 が 、 第 五 条 第 一号 、 第 二 十 六 条 第 四 項第 一 号 、 第 三 十 四 条 第 二 項第 一号 、 第 三 十 九 条 第 三 項第 一 号 、 第 三
十九条の三第二項若しくは第四十条の五第三項第一号の規定に基づく厚生労働省令で定める基準に適合せず、又はその構造設備によつて医薬品、医療機
器若しくは再生医療等製品が第五十六条、第六十五条若しくは第六十五条の六に規定する医薬品、医療機器若しくは再生医療等製品若しくは第六十八条
の二十に規定する生物由来製品に該当するようになるおそれがある場合においては、その構造設備の改善を命じ、又はその改善を行うまでの間当該施設
の 全 部 若 し く は 一 部 を 使 用 す るこ と を 禁 止 す るこ と が で き る 。
厚 生 労 働 大 臣 は 、 医 薬 品 、 医 薬 部 外 品 、 化 粧 品 、 医 療 機 器 若 し く は 再 生医 療 等 製 品 の 製 造 販 売 業 者 、 医 薬 品 ( 体 外 診 断 用 医 薬 品 を 除 く 。 ) 、
( 許 可の 取 消 し 等)
第 七 十 五条
医薬部外品、化粧品若しくは再生医療等製品の製造業者又は医療機器の修理業者について、都道府県知事は、薬局開設者、医薬品の販売業者、第三十九
条第一項若しくは第三十九条の三第一項の医療機器の販売業者若しくは貸与業者又は再生医療等製品の販売業者について、この法律その他薬事に関する
法令で政令で定めるもの若しくはこれに基づく処分に違反する行為があつたとき、又はこれらの者(これらの者が法人であるときは、その業務を行う役
員を含む。)が第五条第三号、第十二条の二第三号、第十三条第四項第二号(同条第七項において準用する場合を含む。)、第二十三条の二の二第三号
、第二十三条の二十一第三号、第二十三条の二十二第四項第二号(同条第七項において準用する場合を含む。)、第二十六条第四項第三号、第三十条第
二 項第 二 号 、 第 三 十 四 条 第 二 項第 二 号 、 第 三 十 九 条 第 三 項 第 二 号 、 第 四 十 条 の 二 第 四 項第 二 号 ( 同 条 第 六 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 若 し く は 第
四十条の五第三項第二号の規定に該当するに至つたときは、その許可を取り消し、又は期間を定めてその業務の全部若しくは一部の停止を命ずることが
第 一 項 に 規 定 す る もの の ほ か 、 厚 生 労 働 大 臣 は 、 医薬 品 、 医 療 機 器 又 は 再 生 医 療 等 製 品 の 製造 販 売 業者 又 は 製造 業 者 が 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当す
臣 に 通 知 し なけ れ ば な ら な い 。
品、化粧品若しくは再生医療等製品の製造業者又は医療機器の修理業者について前項の処分が行われる必要があると認めるときは、その旨を厚生労働大
都 道 府 県 知 事 は 、 医 薬 品 、 医 薬 部 外 品 、 化 粧品 、 医 療 機 器 若 し く は 再 生 医 療 等 製 品 の 製 造 販 売 業 者 、 医 薬 品 ( 体 外 診 断 用 医 薬 品 を 除 く。 ) 、 医薬 部外
できる。
2
3
るときは、期間を定めてその業務の全部又は一部の停止を命ずることができる。
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一
二
三
当該製造販売業者又は製造業者(血液製剤(安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律(昭和三十一年法律第百六十号)第二条第一項に規定
する血液製剤をいう。次号及び第三号において同じ。)の製造販売業者又は製造業者に限る。)が、同法第二十六条第二項の勧告に従わなかつたとき
。
採血事業者(安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律第二条第三項に規定する採血事業者をいう。次号において同じ。)以外の者が国内で
採取した血液又は国内で有料で採取され、若しくは提供のあつせんをされた血液を原料として血液製剤を製造したとき。
当該製造販売業者又は製造業者以外の者(血液製剤の製造販売業者又は製造業者を除く。)が国内で採取した血液(採血事業者又は病院若しくは診
療所の開設者が安全な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律第十二条第一項に規定する厚生労働省令で定める物の原料とする目的で採取した血液
を 除 く 。 ) 又 は 国 内 で 有 料 で 採 取 さ れ 、 若 し く は 提 供 の あ つ せ ん を さ れ た 血 液 を 原 料と して 医薬 品 ( 血 液 製 剤 を 除 く。 ) 、 医 療 機 器 又 は 再 生 医 療 等 製
品を 製造したとき 。
( 外 国 製造 医薬 品 等 の 製造 販 売 の 承 認の 取 消 し 等)
選任製造販売業者が欠けた場合において新たに製造販売業者を選任しなかつたとき。
厚 生 労 働 大 臣 は 、 外 国 特 例 承 認 取 得 者 が 次の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 に は 、 そ の 者 が受 け た 当 該 承 認 の 全 部 又 は 一 部 を 取 り 消
一
第 十 九 条 の 二 、 第 二 十 三 条 の 二 の 十 七 又 は 第 二 十 三 条 の 三 十 七の 承 認 に つ い て は 、 第 七 十 二 条第 二 項 並 び に 第 七 十 四 条 の 二 第 一 項 、 第 二 項 及 び 第 三 項
つたとき。
外国特例承認取得者又は選任製造販売業者についてこの法律その他薬事に関する法令で政令で定めるもの又はこれに基づく処分に違反する行為があ
とき。
次項において準用する第七十二条第二項又は第七十四条の二第二項若しくは第三項(第一号及び第四号を除く。)の規定による請求に応じなかつた
されたとき。
た場合において、その検査が拒まれ、妨げられ、若しくは忌避され、又はその質問に対して、正当な理由なしに答弁がされず、若しくは虚偽の答弁が
療等製品を業務上取り扱う場所においてその構造設備又は帳簿書類その他の物件についての検査をさせ、従業員その他の関係者に質問をさせようとし
厚生労働大臣が、必要があると認めて、その職員に、外国特例承認取得者の工場、事務所その他医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医
告 が さ れ ず 、 又 は 虚 偽の 報 告 が さ れ た と き 。
厚生労働大臣が、必要があると認めて、外国特例承認取得者に対し、厚生労働省令で定めるところにより必要な報告を求めた場合において、その報
五
四
三
二
す こ と がで き る 。
第 七 十 五 条の 二 の 二
2
( 第 一 号 及 び 第 四 号 を 除 く 。 ) の 規 定 を 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お い て 、 第 七 十 二 条 第 二 項 中 「 第 十 四 条 第 二 項 第 四 号 、 第 二 十 三 条 の 二 の 五第 二 項 第 四 号
、第二十三条の二十五第二項第四号若しくは第八十条第二項」とあるのは「第十九条の二第五項において準用する第十四条第二項第四号、第二十三条の
二の十七第五項において準用する第二十三条の二の五第二項第四号若しくは第二十三条の三十七第五項において準用する第二十三条の二十五第二項第四
号」と、「命じ、又はその改善を行うまでの間その業務の全部若しくは一部の停止を命ずる」とあるのは「請求する」と、第七十四条の二第一項中「第
二 十 三 条 の 二 十 六 第 一 項 」 と あ る の は 「 第 二 十 三 条 の 三 十 七 第 五 項 に お い て 準 用 す る 第 二 十 三 条 の 二 十 六 第 一 項 」 と 、 「 第 十 四 条 第 二 項 第 三号 イ か ら ハ
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3
まで(同条第九項」とあるのは「第十九条の二第五項において準用する第十四条第二項第三号イからハまで(第十九条の二第五項において準用する第十
四条第九項」と、「第二十三条の二の五第二項第三号イからハまで(同条第十一項」とあるのは「第二十三条の二の十七第五項において準用する第二十
三条の二の五第二項第三号イからハまで(第二十三条の二の十七第五項において準用する第二十三条の二の五第十一項」と、「第二十三条の二十五第二
項第三号イからハまで(同条第九項」とあるのは「第二十三条の三十七第五項において準用する第二十三条の二十五第二項第三号イからハまで(第二十
三条の三十七第五項において準用する第二十三条の二十五第九項」と、「第二十三条の二十六第一項第二号」とあるのは「第二十三条の三十七第五項に
おいて準用する第二十三条の二十六第一項第二号」と、「第二十三条の二十五第二項第三号ハ(同条第九項」とあるのは「第二十三条の三十七第五項に
おいて準用する第二十三条の二十五第二項第三号ハ(第二十三条の三十七第五項において準用する第二十三条の二十五第九項」と、「第二十三条の二十
六 第 四 項 」 と ある の は 「 第 二 十 三 条 の 三 十 七 第 六 項 に お い て 準 用 す る 第 二 十 三 条 の 二 十 六 第 四 項 」 と 、 「 第 二 十 三 条 の 二 十 五第 九 項 」 と あ る の は 「 第 二
十三条の三十七第五項において準用する第二十三条の二十五第九項」と、「同条第二項第三号イ」とあるのは「第二十三条の三十七第五項において準用
す る 第 二 十 三 条 の 二 十 五 第 二 項 第 三 号 イ 」 と 、 同 条 第 二 項 中 「 命 ず る 」 と ある の は 「 請 求 す る 」 と 、 同 条 第 三 項 中 「 前 二 項 」 と あ る の は 「 第 七 十 五 条 の
二 の 二 第 二 項に お い て 準 用 す る 第 七 十 四 条 の 二 第 一 項 及 び 第 二 項 」 と 、 「 命 ず る 」 と ある の は 「 請 求 す る 」 と 、 「 第 十 四 条 第 六 項 、 第 二 十 三 条 の 二 の 五
第 六 項 若 し く は 第 八 項 又 は 第 二 十 三 条 の 二 十 五 第 六 項 」 と あ る の は 「 第 十 九 条 の 二 第 五 項に お い て 準 用 す る 第 十 四 条 第 六 項 、 第 二 十 三 条 の 二 の 十 七第 五
項において準用する第二十三条の二の五第六項若しくは第八項又は第二十三条の三十七第五項において準用する第二十三条の二十五第六項」と、「第十
四条の四第一項、第十四条の六第一項、第二十三条の二十九第一項若しくは第二十三条の三十一第一項」とあるのは「第十九条の四において準用する第
十四条の四第一項若しくは第十四条の六第一項若しくは第二十三条の三十九において準用する第二十三条の二十九第一項若しくは第二十三条の三十一第
一 項」 と 、 「 第 二 十 三 条 の 二 の 九 第 一 項 」 と あ る の は 「 第 二 十 三 条 の 二 の 十 九 に お い て 準 用 す る 第 二 十 三 条 の 二 の 九 第 一 項 」 と 、 「 第 十 四 条 の 四 第 四 項
後段、第十四条の六第四項、第二十三条の二の九第四項後段、第二十三条の二十九第四項後段若しくは第二十三条の三十一第四項」とあるのは「第十九
条の四において準用する第十四条の四第四項後段若しくは第十四条の六第四項、第二十三条の二の十九において準用する第二十三条の二の九第四項後段
若しくは第二十三条の三十九において準用する第二十三条の二十九第四項後段若しくは第二十三条の三十一第四項」と、「第二十三条の二十六第一項」
厚生労働大臣は、機構に、第一項第三号の規定による検査又は質問のうち政令で定めるものを行わせることができる。この場合において、機構は、当
る 」と 読 み 替え る ものと す る 。
療機器若しくは体外診断用医薬品若しくは」と、「命じ、又はその改善を行うまでの間その業務の全部若しくは一部停止を命ずる」とあるのは「請求す
第六十五条の六」とあるのは「若しくは第六十五条」と、「医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは再生医療等製品若しくは」とあるのは「医
再生医療等製品が」とあるのは「指定高度管理医療機器等が」と、「(第六十条及び第六十二条において準用する場合を含む。)、第六十五条若しくは
条第二項」とあるのは「製造管理若しくは品質管理の方法が第二十三条の二の五第二項第四号」と、「医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器若しくは
理の方法。以下この項において同じ。)が第十四条第二項第四号、第二十三条の二の五第二項第四号、第二十三条の二十五第二項第四号若しくは第八十
、同項中「製造所における製造管理若しくは品質管理の方法(医療機器及び体外診断用医薬品の製造販売業者にあつては、その物の製造管理又は品質管
第二十三条の二の二十三の認証を受けた外国指定高度管理医療機器製造等事業者については、第七十二条第二項の規定を準用する。この場合において
とあるのは「第二十三条の三十七第五項において準用する第二十三条の二十六第一項」と読み替えるものとする。
4
該検査又は質問をしたときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該検査又は質問の結果を厚生労働大臣に通知しなければならない。
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(手数料)
第 七 十八 条
次の各号に掲げる者(厚生労働大臣に対して申請する者に限る。)は、それぞれ当該各号の申請に対する審査に要する実費の額を考慮して政
七
六
五
四
三
二
一
第 十 四 条 第 六 項 ( 同 条 第 九 項 ( 第 十 九 条 の 二 第 五 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 及 び 第 十 九 条 の 二 第 五 項に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) の 調
第 十四 条又 は 第 十 九 条 の 二 の 承 認 を 申 請 す る 者
第 十 三 条 の 三第 三 項 に お い て 準 用 す る 第 十 三 条 第 六 項 の 認 定 の 区 分 の 変 更 又 は 追 加 の 認 定 を 申 請 す る 者
第十三条の三第三項において準用する第十三条第三項の認定の更新を申請する者
第 十 三 条 の 三 第 一 項 の 認 定 を 申請 す る 者
第 十 三条 第六 項の 許 可の 区 分の変 更 の許 可 を 申請 する 者
第 十 三 条第 三 項の 許 可 の 更 新を 申請 す る 者
第 十二 条 第 二 項 の 許 可 の 更 新 を 申 請 す る 者
令で定める額の手数料を納めなければならない。
八
査 を 申請 す る 者
第二十三条の二の三第三項(第二十三条の二の四第二項において準用する場合を含む。)の登録の更新を申請する者
第十四条の四(第十九条の四において準用する場合を含む。)の再審査を申請する者
十一
第 二 十 三条 の 二 の 四 第 一 項 の 登 録 を 申 請 す る 者
九
十二
第 二 十 三 条 の 二 の 五又 は 第 二 十 三 条 の 二 の 十 七 の 承 認 を 申 請 す る 者
第 二 十 三 条 の 二 第 二 項の 許 可 の 更 新 を 申請 す る 者
十三
第二十三条の二の五第六項又は第八項(これらの規定を同条第十一項(第二十三条の二の十七第五項において準用する場合を含む。)及び第二十
十
十四
十七
十六
十五
第 二 十 三 条 の 二 十 二 第 三 項 の 許 可 の 更 新を 申 請 す る 者
第 二 十 三 条 の 二 十 第 二 項の 許 可 の 更 新を 申 請 す る 者
第二十 三条の十八第一項の基準 適合性認 証を申請 する者
第二十三条の二の九(第二十三条の二の十九において準用する場合を含む。)の使用成績に関する評価を申請する者
三条の二の十七第五項において準用する場合を含む。)の調査を申請する者
十八
第二十三条の二十四第三項において準用する第二十三条の二十二第三項の認定の更新を申請する者
第 二 十 三 条の 二 十 二 第 六 項の 許 可 の 区 分の 変 更 の 許 可を 申 請 す る 者
二十一
第 二 十 三 条 の 二 十 四 第 三 項 に お い て 準 用 す る 第 二 十 三 条 の 二 十二 第 六 項の 認 定 の 区 分の 変 更 又 は 追 加の 認 定 を 申請 す る 者
十九
二 十二
第二 十三条の二十五又は第二 十三条の三十七の承認を申請する者
第 二 十 三 条 の 二 十四 第 一 項の 認 定 を 申請 す る 者
二十三
第二十三条の二十五第六項(同条第九項(第二十三条の三十七第五項において準用する場合を含む。)及び第二十三条の三十七第五項において
二十
二 十四
- 61 -
2
3
○
二 十八
二十七
二 十六
二十五
第八十条第一項から第三項までの調査を申請する者
第 四 十 条 の 二 第 五 項 の 修 理 区 分 の 変 更 又 は 追 加 の 許 可 を 申請 す る 者
第 四 十 条 の 二 第 三 項 の 許 可 の 更 新を 申請 す る 者
第 四 十 条 の 二 第 一 項 の 許 可を 申 請 す る 者
第 二 十 三 条 の 二 十 九 ( 第 二 十 三 条 の 三 十 九 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) の 再審 査 を 申 請 す る 者
準 用 す る 場 合を 含 む 。 ) の 調 査 を 申 請 す る 者
二 十九
機構が行う第十三条の二第一項(第十三条の三第三項及び第八十条第四項において準用する場合を含む。)の調査、第十四条の二第一項(第十四条の
五第一項(第十九条の四において準用する場合を含む。)並びに第十九条の二第五項及び第六項において準用する場合を含む。)の医薬品等審査等、第
二 十 三条の二 の七第 一項(第 二 十三 条の二の 十第 一項(第二 十 三条の 二 の十九に おいて 準 用する場合を 含む。 ) 並びに 第二 十 三条の二 の十七第 五項及 び
第六項において準用する場合を含む。)の医療機器等審査等、第二十三条の十八第二項の基準適合性認証、第二十三条の二十三第一項(第二十三条の二
十四第三項及び第八十条第五項において準用する場合を含む。)の調査又は第二十三条の二十七第一項(第二十三条の三十第一項(第二十三条の三十九
において準用する場合を含む。)並びに第二十三条の三十七第五項及び第六項において準用する場合を含む。)の再生医療等製品審査等を受けようとす
る者は、当該調査、医薬品等審査等、医療機器等審査等、基準適合性認証又は再生医療等製品審査等に要する実費の額を考慮して政令で定める額の手数
料を 機構に納 めなけ ればなら ない。
前 項 の 規 定 に よ り 機 構 に 納 め ら れ た 手 数 料 は 、 機 構 の 収 入と す る 。
第二章
第 一章
雑 則( 第 十 三 条 ・ 第 十四 条 )
主 要 な 畜 産 物 の 価 格 の 安 定 に 関 す る 措 置 ( 第 三 条 ―第 十二 条 )
総 則( 第 一 条 ・ 第 二 条 )
畜 産 物 の 価 格 安 定 に 関す る 法 律( 昭 和 三 十 六 年 法 律 第 百 八 十 三 号 ) ( 抄 )
第 三章
罰則(第十五条)
目次
第四章
附則
この法律は、主要な畜産物の価格の安定を図ることにより、畜産及びその関連産業の健全な発達を促進し、あわせて国民の食生活の改善に資する
(目的 )
第 一条
こ と を 目 的と する 。
- 62 -
( 定義 )
(略)
(略)
2
この法律において「食肉」とは、食用に供される家畜の肉をいい、「指定食肉」とは、豚肉、牛肉その他政令で定める食肉であつて、農林水産省令で
第二条
3
主 要 な 畜産 物 の 価 格の 安 定 に 関す る 措 置
定 め る 規 格に 適 合 す る も の を い う 。
第二章
(安 定価格の 決定)
一
指 定 乳 製 品 の 安 定 下位 価 格
原 料 乳 及び 指 定 食肉 の 安 定 基 準 価 格
農 林 水 産 大 臣 は 、 政 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 毎 会 計 年 度 、 当 該 年 度 の 開 始 前に 、 次 の 安 定 価 格 を 定 め る も の と す る 。
二
指定 乳 製 品 及 び 指定 食 肉 の 安 定 上 位 価 格
安定価格は、原料乳又は指定食肉(当該家畜を含む。)については、これらの生産条件及び需給事情その他の経済事情を考慮し、これらの再生産を確
し、安定上位価格は、その額をこえて指定乳製品及び指定食肉の価格が騰貴することを防止することを目的として定めるものとする。
安定基準価格及び安定下位価格は、その額を下つて原料乳、指定乳製品及び指定食肉の価格が低落することを防止することを目的として定めるものと
における売買価格について定めるものとする。
安定価格は、原料乳及び指定乳製品にあつては生産者の販売価格について、指定食肉にあつては政令で定める主要な消費地域に所在する中央卸売市場
三
第 三条
2
3
4
( 略)
保することを旨とし、指定乳製品については、その生産条件及び需給事情その他の経済事情を考慮して定めるものとする。
5・6
農 林 水 産 大 臣 又 は 都 道 府 県 知 事 は 、 政 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 乳 業 者 ( 酪 農 及 び 肉 用 牛 生 産 の 振 興 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 二 十 九 年 法 律 第 百 八 十二
(原料 乳の価 格に 関する勧告)
第 五条
号)第二条第二項の乳業を行なう者をいう。以下同じ。)が安定基準価格に達しない価格で原料乳を買い入れ、又は買い入れるおそれがあると認めると
( 略)
きは、当該乳業者に対し、その価格を少なくとも安定基準価格に達するまで引き上げるべき旨を勧告することができる。
2
( 指 定 乳 製 品 の 生 産 等に 関 す る 計 画 )
(略)
次 の 各 号 の 一に 該 当 す る 者 は 、 指 定 乳 製 品 の 価 格 が 著 し く 低 落 し 又 は 低 落 す る お そ れ が あ る と 認 め ら れ る 場 合 は 、 そ の 価 格 を 回 復 し 又 は 維 持 す る こ と
第六 条
2
- 63 -
3
を目的として、その者又はその構成員の生産する指定乳製品(他に委託して生産するものを含む。)の保管又は販売に関する計画を定め、農林水産大臣
( 略)
の 認 定 を 受 け るこ と が で き る 。
一~四
指定食肉に係る家畜の生産者が直接又は間接の構成員となつている農業協同組合又は農業協同組合連合会は、指定食肉の価格が著しく低落し又は低落
するおそれがあると認められる場合は、その価格を回復し又は維持することを目的として、その構成員の生産する家畜(当該団体の委託を受けて生産す
る も の を 含 む 。 ) に 係 る 指 定 食 肉 の 保 管 又 は 販 売 に 関 す る 計 画 を 定 め 、 農 林 水 産 大 臣 の 認 定 を 受 け る こ と がで き る 。
鶏卵その他原料乳、指定乳製品及び指定食肉以外の主要な畜産物であつて政令で定めるもの(以下「鶏卵等」という。)の生産者が直接又は間接の構
農林水産大臣は、前四項の計画が農林水産省令で定める基準に適合すると認めるときは、その認定をするものとする。
4
成員となつている農業協同組合又は農業協同組合連合会は、鶏卵等の価格が著しく低落し又は低落するおそれがあると認められる場合は、その価格を回
5
( 略)
復し又は維持することを目的として、その構成員の生産する鶏卵等の保管又は販売に関する計画を定め、農林水産大臣の認定を受けることができる。
6
農林水産大臣は、第二項から第四項までの認定をしようとするときは、あらかじめ独立行政法人農畜産業振興機構(以下「機構」という。)の意見を
( 略)
聞 くもの と する 。
7
8
機構は、前条第二項各号の一に該当する者の申込みにより、その生産した指定乳製品(他に委託して生産したものを含む。)を安定下位価格で買
( 買 入れ )
第 七条
機構は、中央卸売市場において、指定食肉を買い入れることができる。
い入れることができる。
2
機構は、農業協同組合又は農業協同組合連合会が前条第三項の認定を受けた同項の計画に基づいて保管又は販売をする指定食肉については、当該農業
機構は、指定乳製品又は指定食肉の買入れについては、第一項の規定による生乳生産者団体からの買入れ又は第三項の規定による買入れを優先的に行
に よ り 算 出 さ れ る 額 と する 。
、その他の中央卸売市場及び中央卸売市場以外の機構の指定する場所において買い入れる場合にあつては安定基準価格を基準として政令で定めるところ
機構が前二項の規定により買い入れる指定食肉の買入れの価格は、第三条第二項の中央卸売市場において買い入れる場合にあつては安定基準価格とし
協同組合又は農業協同組合連合会の申込みにより、中央卸売市場以外の機構の指定する場所において、買い入れることができる。
3
4
5
う ものと す る 。
機構は、指定乳製品又は指定食肉の価格が安定上位価格を超えて騰貴し又は騰貴するおそれがあると認められる場合は、政令で定めるところによ
( 売渡 し )
第九条
り 、 そ の 保 管 す る 指 定 乳 製 品 又 は 指 定 食 肉 を 、 指 定 乳 製 品 に あ つ て は 一 般 競 争 入 札 の 方 法 に よ り 、 指 定 食 肉 に あ つて は 中 央 卸 売 市 場 に お い て 、 売 り 渡 す
- 64 -
ものとする。ただし、これらの方法によることが著しく不適当であると認められる場合においては、政令で定めるところにより、随意契約その他の方法
機構は、次の場合には、政令で定めるところにより、原料乳及び指定乳製品又は指定食肉の時価に悪影響を及ぼさないような方法で、その保管す
で売り渡すことができる。
第十条
二
一
(略)
そ の 保 管 す る 指 定 乳 製 品 又 は 指定 食 肉 の 保 管 期 間 が 農 林 水 産 省令 で 定 め る 期 間 を 超 え る に 至 つ た 場 合
その保管する指定乳製品又は指定食肉の数量が農林水産省令で定める数量を超えるに至つた場合
る指定乳製品又は指定食肉を売り渡すことができる。
三
機 構は 、 次 の 場 合 に は 、 第 七 条 の 規 定 に よ る 買 入 れ 又 は 第 九 条 の 規 定 に よ る 売 渡 し を し な い も の と す る 。
(買入れ又は売渡しをし ない場 合)
第 十 一条
第七条第一項の申込みをした者(生乳生産者団体を除く。)について、その者が安定基準価格に達しない価格で原料乳を買い入れ又は買い入れるお
二
第 九 条 の 規 定 に よ る 売 渡 し の 契 約 に 違 反し 、 そ の 違 反行 為 を し た 日 か ら 一 年 を 経 過 し な い 者 で あ る と き 。
第 七 条 第 一 項 の 申 込み を し た 者 が 、 正 当 な 理 由 が な い の に 次 条 の 規 定 に よ る 交 換 に 応 ず る 旨 の 契 約 を 締 結 す る こ と を 拒 否 す る と き 。
一
三
第九条の規定による売渡しを受ける旨の申込みが買占めその他による不当な利得を目的として行われたと認めるとき。
それがあると 認めるとき 。
四
( 略)
機 構 は 、 そ の 保 管 す る 指 定 乳 製 品 又 は 指定 食 肉 の 品 質 の 低 下 に よ り 著 し い 損 失 を 生 ず る お そ れ が あ る 場 合 は 、 こ れ ら を 同 一 の 規 格 及 び 数 量 の 指
五
(交換)
第 十二 条
雑則
定乳製品又は指定食肉と交換することができる。この場合において、その価額が等しくないときは、その差額を金銭で清算するものとする。
第 三章
農 林 水 産 大 臣 は 、第 六 条 第 五 項 又 は 第 十 条 各 号 の 農 林 水 産 省 令 を 定 め よ う と す る と き は 、 財 務 大 臣 に 協 議 し な け れ ば な ら な い 。
( 財務 大 臣と の 協 議 )
第 十 三条
農 林 水 産 大 臣 は 、 原 料 乳 、 指 定 乳 製 品 、 指 定 食 肉 又 は 鶏 卵 等 の 生 産 費 、 輸 入 価 格 、 在 庫 量 そ の 他 こ れ ら の 価 格 の 安 定 に 関 し 必 要 な 事 項を 調 査 す
( 報 告及び検査)
第十四条
るため必要があるときは、その限度において、これらの生産者(指定食肉に係る家畜の生産者を含む。)、集荷業者、販売業者若しくは輸入業者(これ
- 65 -
らの者が直接又は間接の構成員となつている団体を含む。)に対し、必要な事項に関し報告をさせ、又はその職員に、これらの者の事務所その他の事業
前 項 の 規 定 に よ り 職 員 が 立 入 検 査 を す る 場 合 に は 、 そ の 身 分 を 示 す 証 明 書 を 携 帯 し 、 関 係 人 に 提 示 し な け れ ば なら な い 。
場に立ち入り、帳簿、書類その他必要な物件を検査させることができる。
2
( 略)
罰則
3
第 四章
前条第一項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者は、二十万円以
法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者がその法人又は人の業務に関し、前項の違反行為をしたときは、行為者を罰するほ
下の 罰金に処 する 。
第 十 五条
2
則
か 、 そ の 法 人又 は 人 に 対し て も 、 同 項の 刑 を 科 す る 。
附
当分の間、中央卸売市場以外の市場であつて、農林水産大臣の指定するものは、第七条第二項及び第三項並びに第九条の規定の適用については、
( 指定 市 場 )
第 十条
中央卸 売 市場 とみ なす 。
削除
国 税 通 則 法 ( 昭 和 三 十 七 年 法 律第 六 十六 号 ) ( 抄 )
第 十 一条
○
納 税 申告書を提出 し た者は 、 次の各 号 のい ずれかに 該当する 場合には、当該 申告書に係る国 税の法定 申告期 限から 五年(第二 号に掲げる場合
(更 正の請求 )
第二十三条
のうち法人税に係る場合については、九年)以内に限り、税務署長に対し、その申告に係る課税標準等又は税額等(当該課税標準等又は税額等に関し次
条又は第二十六条(再更正)の規定による更正(以下この条において「更正」という。)があつた場合には、当該更正後の課税標準等又は税額等)につ
当該申告書に記載した課税標準等若しくは税額等の計算が国税に関する法律の規定に従つていなかつたこと又は当該計算に誤りがあつたことにより
き更正をすべき旨の請求をすることができる。
一
、当該申告書の提出により納付すべき税額(当該税額に関し更正があつた場合には、当該更正後の税額)が過大であるとき。
- 66 -
2
3
4
5
6
7
二
三
前 号 に 規 定 す る 理 由 に よ り 、 当 該 申 告 書に 記 載 し た 純 損 失 等 の 金 額 ( 当 該 金 額 に 関 し 更 正 が あ つ た 場 合 に は 、 当 該 更 正 後 の 金 額 ) が 過 少 で あ る と き
、 又 は 当 該 申 告 書 ( 当 該 申 告 書 に 関 し 更 正 が あ つ た 場 合 に は 、 更 正 通 知 書 ) に 純損 失 等 の 金 額 の 記 載 が な か つ た と き 。
第一号に規定する理由により、当該申告書に記載した還付金の額に相当する税額(当該税額に関し更正があつた場合には、当該更正後の税額)が過
少であるとき、又は当該申告書(当該申告書に関し更正があつた場合には、更正通知書)に還付金の額に相当する税額の記載がなかつたとき。
納税申告書を提出した者又は第二十五条(決定)の規定による決定(以下この項において「決定」という。)を受けた者は、次の各号のいずれかに該
当する場合(納税申告書を提出した者については、当該各号に定める期間の満了する日が前項に規定する期間の満了する日後に到来する場合に限る。)
に は 、 同 項 の 規 定 に か かわ ら ず 、 当 該 各 号 に 定 め る 期 間に お い て 、 そ の 該 当 す る こ と を 理 由 と し て 同 項 の 規 定 に よ る 更 正 の 請 求 ( 以 下 「 更 正 の 請 求 」 と
内
その確定した日の翌日から起算して二月以内
当該理由が生じた日の翌日から起算して二月
当該更正又は決定があつた日の翌日から起算して二月以
その他当 該国税 の 法定 申 告期限後に 生じ た前二号 に類す る 政令で 定 めるや むを得 ない理由 があると き
課税 物 件 が 他 の 者に 帰 属 する も のと す る 当 該 他 の 者 に 係 る 国 税 の 更 正 又 は 決 定 が あ つ た と き
その申告、更正又は決定に係る課税標準等又は税額等の計算に当たつてその申告をし、又は決定を受けた者に帰属するものとされていた所得その他
他 の 行 為 を 含 む 。 ) に よ り 、 そ の 事 実 が 当 該 計 算 の 基 礎 と し たと こ ろ と 異 な るこ と が 確 定 し たと き
その申告、更正又は決定に係る課税標準等又は税額等の計算の基礎となつた事実に関する訴えについての判決(判決と同一の効力を有する和解その
いう。)をすることができる。
一
二
三
以内
更正の請求をしようとする者は、その請求に係る更正前の課税標準等又は税額等、当該更正後の課税標準等又は税額等、その更正の請求をする理由、
当 該 請 求 を す る に 至 つ た 事 情 の 詳 細 そ の 他 参 考 と な る べ き 事 項 を 記 載 し た 更 正 請 求 書 を 税 務 署 長 に 提 出 し なけ れ ば な ら な い 。
税務署長は、更正の請求があつた場合には、その請求に係る課税標準等又は税額等について調査し、更正をし、又は更正をすべき理由がない旨をその
請 求 を し た 者 に 通 知 する 。
更正の請求があつた場合においても、税務署長は、その請求に係る納付すべき国税(その滞納処分費を含む。以下この項において同じ。)の徴収を猶
予しない。ただし、税務署長において相当の理由があると認めるときは、その国税の全部又は一部の徴収を猶予することができる。
輸 入 品 に 係 る 申 告 消 費 税 等 に つ い て の 更 正 の 請 求 は 、 第 一 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 税 関 長に 対 し 、 す る も の と す る 。 こ の 場 合 に お い て は 、 前 三 項 の 規
定の適用については、これらの規定中「税務署長」とあるのは、「税関長」とする。
税務署長は、納税申告書の提出があつた場合において、その納税申告書に記載された課税標準等又は税額等の計算が国税に関する法律の規定
前二条の規定は、更正の請求について準用する。
( 更 正)
第二十四条
に従つていなかつたとき、その他当該課税標準等又は税額等がその調査したところと異なるときは、その調査により、当該申告書に係る課税標準等又は
税額 等を更正 する。
- 67 -
( 再更 正 )
第二十六条
税務署長は、前二条又はこの条の規定による更正又は決定をした後、その更正又は決定をした課税標準等又は税額等が過大又は過少であるこ
と を 知 つ た と き は 、 そ の 調 査 に よ り 、 当 該 更 正 又 は 決 定 に 係 る 課 税 標準 等 又 は 税 額 等 を 更 正 す る 。
(賦課決定)
(略)
税務署長は、前項又はこの項の規定による決定をした後、その決定をした課税標準(前項第一号に掲げる場合にあつては、同号の課税標準申告書に記
第 三 十二 条
2
そ の 仮 差押 え が さ れ て い る 期 間
そ の 差押 命令又は 差押処
載された課税標準)又は納付すべき税額が過大又は過少であることを知つたときは、その調査により、当該決定に係る課税標準及び納付すべき税額を変
( 略)
更する決定を する。
3~5
( 還 付 加算 金 )
(略)
還付金等の請求権につき仮差押えがされたとき。
分 の 送 達 を 受 け た 日 の 翌 日 か ら 七 日 を 経 過 し た 日 まで の 期 間
還付金等の請求権につき民事執行法(昭和五十四年法律第四号)の規定による差押命令又は差押処分が発せられたとき。
前項の場合において、次の各号のいずれかに該当するときは、当該各号に定める期間を同項に規定する期間から控除する。
第 五 十八 条
2
一
二
( 略)
砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律(昭和四十年法律第百九号)(抄)
3 ~5
○
目次
総 則 ( 第 一 条 ・ 第 二 条)
輸 入に 係 る 砂 糖 の 価 格 調 整 に 関 す る 措 置 ( 第 三 条 ― 第 十 条 )
第一章
第 一節
異性 化糖の砂 糖との価 格調整 に 関する 措 置(第 十 一条 ―第 十八 条)
砂糖の価格調整に関する措置
第二節
甘 味 資 源 作 物 交 付 金 及 び 国 内 産 糖 交 付 金 の 交 付 ( 第 十 九 条 ― 第 二 十二 条 )
第二章
第 三節
雑則(第二 十三条―第二十五条)
で ん 粉 の 価 格調 整 に 関 す る 措 置
第四 節
第 三章
- 68 -
第 一節
輸入に係るでん粉等の価格調整に関する措置(第二十六条―第三十二条)
雑 則 ( 第 三 十 七 条 ―第 三 十 九 条 )
でん粉原料用いも交付金及び国内産いもでん粉交付金の交付(第三十三条―第三十六条)
第四章
罰 則 ( 第 四 十 条 ―第 四 十 三 条 )
第二節
第五章
附則
こ の 法 律 は 、 輸 入に 係 る 砂 糖 及 び で ん 粉 等の 価 格 調 整 に 関 す る 措 置 、 異 性 化 糖 の 砂 糖 と の 価 格調 整 に 関す る 措 置 、 甘 味 資 源 作 物 及 び 国 内 産 糖 並 び
(目的 )
第 一条
にでん粉原料用いも及び国内産いもでん粉についての交付金を交付する措置等を定めることにより、甘味資源作物及びでん粉原料用いもに係る農業所得
の確保並びに国内産糖及び国内産いもでん粉の製造事業の経営の安定その他関連産業の健全な発展を通じて、国内産糖及び国内産いもでん粉の安定的な
供給の確保を図り、もつて国民生活の安定に寄与することを目的とする。
(略)
( 定義 )
第二 条
( 略)
この法律において「でん粉原料用輸入農産物」とは、でん粉の製造の用に供するために輸入される農産物であつて、当該農産物を原料として製造され
2~6
7
るでん粉と国内産いもでん粉との用途の競合の状況及び価格差にかんがみ、国内産いもでん粉の安定的な供給に影響を及ぼすおそれがあると認められる
(略)
ものとして政令で定めるものをいう。
8・9
(略)
( 砂 糖 調 整 基準 価 格 )
第 三条
( 略)
農 林 水 産 大 臣 は 、 砂 糖 調 整 基 準 価 格 を 定 め たと き は 、 遅 滞 な く 、 こ れ を 告 示 し な け れ ば な ら な い 。
2・3
4
粗糖その他の政令で定める種類の砂糖又は砂糖とぶどう糖その他の砂糖以外の糖とを混合した糖で政令で定めるもの(以下「指定糖」という。)
( 輸 入に 係 る 指定 糖 の 機 構 へ の 売 渡 し )
第 五条
につき関税法第六十七条の規定による輸入の申告(以下「輸入申告」という。)をする者(その者が当該輸入申告の際その輸入申告に係る指定糖の所有
者でない場合にあつては、その所有者。以下「指定糖輸入申告者等」という。)は、その輸入申告の時について適用される次条の平均輸入価格が砂糖調
整基準価格に満たない額であるときは、政令で定めるところにより、その輸入申告に係る指定糖を独立行政法人農畜産業振興機構(以下「機構」という
- 69 -
。 )に 売 り 渡 さ な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 そ の 輸 入 申 告 に 係 る 指 定 糖 が 関 税 定 率 法( 明 治 四 十 三 年 法 律 第 五 十 四 号 ) 第 十 四 条 の 規 定 に よ り 関 税 が 免 除
2
指定糖についての関税法第七十条の規定の適用については、前項の規定による売渡申込書の提出があつた場合における当該申込みに対する機構の承諾
(略)
されるものである場合その他政令で定める場合は、この限りでない。
3
( 略)
は 、 同 条第 一 項 の 許 可 、 承 認 等 と み な す 。
4
粗糖の平均輸入価格(以下この節及び次節において「平均輸入価格」という。)は、政令で定める期間ごとにその各期間を適用期間とし、政令で
( 平 均輸 入 価 格 )
第六 条
定めるところにより、その期間前の一定期間の海外における代表的な粗糖の市価の平均額に輸入するまでの運賃その他の諸掛りの標準額の平均額を加え
平均輸入価格は、その適用期間の初日前三日までに、その適用期間を明示して、告示しなければならない。
て 得 た 額 を 基 準 と し て 、 農 林 水産 大 臣 が 定 める 。
2
平均輸入価格は、その適用期間の満了前においても、海外における粗糖の市価が著しく騰貴した場合その他政令で定める場合には、その残存期間につ
第一項の規定は、平均輸入価格の改定について準用する。この場合において、同項中「政令で定める期間ごとにその各期間を適用期間とし」とあるの
いて、改定することができる。この場合には、農林水産大臣は、遅滞なく、改定後の平均輸入価格及びその適用期間を告示しなければならない。
3
4
は、「当該残存期間につき」と読み替えるものとする。
( 輸 入に 係 る 指定 糖 の 買 入 れ の 価 格 )
第五条第一項の規定による売渡しに係る指定糖についての機構の買入れの価格は、次に掲げるとおりとする。
当該指定糖が砂糖である場合にあつては、その輸入申告の時について適用される平均輸入価格(粗糖以外の砂糖にあつては、その種類に応じて、当
当該指定糖が砂糖と砂糖以外の糖とを混合した糖(以下「混合糖」という。)である場合にあつては、次のイに掲げる額に次のロに掲げる額を加え
該 平 均輸 入 価 格に 農 林 水産 省令で 定 めると こ ろに よ り 算 出 さ れ る 額 を 加 減して 得 た額 )
第七条
一
二
イ
その輸入申告の時について適用される平均輸入価格に当該混合糖に含まれる砂糖以外の糖の割合を乗じて得た額に、粗糖と当該砂糖以外の糖との
( 略)
て 得 た額
ロ
性状、用途、市価等の差異を勘案して当該砂糖以外の糖の種類に応じて農林水産省令で定める割合を乗じて得た額
第八 条
( 略)
機 構 は 、 第 五 条第 一 項 の 規 定 に よる 指定 糖 の 売 渡 し を し た 者 に 対 し 、 そ の 指 定 糖 を 売 り 戻 さ な け れ ば な ら な い 。
(輸入に 係る指定 糖の売戻し)
2・3
- 70 -
当該指定糖が砂糖である場合にあつては、次のイに掲げる額と次のロに掲げる額との差額にその砂糖に係る輸入申告の日の属する砂糖年度に係る農
前条第一項の規定による機構の指定糖の売戻しの価格は、次に掲げるとおりとする。
(輸入に係る 指定糖の 売戻しの 価格)
第九条
一
林水産大臣の定める率(以下この条において「指定糖調整率」という。)を乗じて得た額から次のハに掲げる額(その額が当該指定糖調整率を乗じて
得た額を超えるときは、その乗じて得た額)を控除して得た額(国際約束に従つて農林水産大臣が定めて告示する額を超えるときは、その告示する額
) を 、 次の ロ に 掲 げ る 額 に 加 え て 得 た 額
砂糖調整基準価格(粗糖以外の砂糖にあつては、その種類に応じて、当該砂糖調整基準価格に農林水産省令で定めるところにより算出される額を
第 七 条第 一 号 に 掲げ る 額
イ
ロ
当該輸入申告の時について適用される農林水産大臣の定める額(粗糖以外の砂糖にあつては、その種類に応じて、当該額に農林水産省令で定める
加減して得た額)
ハ
とこ ろ に より 算出され る額を 加 減して 得 た額)
当 該 指 定 糖 が 混 合 糖 で あ る 場 合 に あ つ て は 、 次 の イ に 掲 げ る 額 と 次の ロ に 掲 げ る 額 と の 差 額 に そ の 混 合 糖 に 係 る 輸 入 申 告の 日 の 属 す る 砂 糖 年 度 に 係
( 略)
二
る指定糖調整率を乗じて得た額から次のハに掲げる額(その額が当該指定糖調整率を乗じて得た額を超えるときは、その乗じて得た額)を控除して得
た額(国際約束に従つて農林水産大臣が定めて告示する額を超えるときは、その告示する額)を次のロに掲げる額に加えて得た額に、第七条第二号ロ
に掲げる額を加えて得た額
砂糖調整基準価格に砂糖含有率を乗じて得た額(当該混合糖に含まれる砂糖が粗糖以外のものである場合にあつては、その種類に応じて、当該乗
第 七条第 二号 イ に 掲げる 額
イ
ロ
前号ハの農林水産大臣の定める額に砂糖含有率を乗じて得た額(当該混合糖に含まれる砂糖が粗糖以外のものである場合にあつては、その種類に
じて得た額に農林水産省令で定めるところにより算出される額を加減して得た額)
ハ
2
第一項第一号ハの農林水産大臣の定める額は、第十二条第一項の期間ごとにその各期間を適用期間とし、第一号に掲げる数量を第二号に掲げる数量で
応じて、当該乗じて得た額に農林水産省令で定めるところにより算出される額を加減して得た額)
3
除して得た数を第三号に掲げる額に乗じて得た額を、政令で定めるところにより輸入に係る粗糖についての機構の売戻しの価格に換算した額を限度とし
その適用期間の属する砂糖年度の前年度における異性化糖の製造数量及び輸入数量(輸入に係る混合異性化糖(異性化糖と砂糖その他の異性化糖以
て 、定 め る もの と す る 。
一
外の糖とを混合した糖で政令で定めるものをいう。以下同じ。)に含まれる異性化糖の数量を含む。)を基準とし当該年度におけるこれらの数量の見
込数量を参酌して定めた異性化糖(輸入に係る混合異性化糖に含まれる異性化糖を含む。)の推定供給数量を、政令で定めるところにより標準異性化
糖(農林水産省令で定める規格の異性化糖に含まれる固形分としての糖をいう。以下同じ。)の数量に換算した数量(第十二条第一項及び第十五条第
三項において「標準異性化糖推定供給数量」という。)
- 71 -
4
三
二
その適用期間における第十一条第一項の異性化糖調整基準価格と第十二条第一項の異性化糖の平均供給価格(当該異性化糖の平均供給価格が当該異
その適用期間の属する砂糖年度における前項第二号に掲げる数量
性化糖調整基準価格以上の額である場合には、当該異性化糖調整基準価格)との差額に、その適用期間の属する砂糖年度に係る第十五条第一項の異性
化糖調整率を乗じて得た額
第三条第四項の規定は指定糖調整率について、第六条第二項から第四項までの規定は第一項第一号ハの農林水産大臣の定める額について、それぞれ、
準 用 す る 。 こ の 場 合 に お い て 、 同 条 第 三 項 中「 海 外 に お け る 粗 糖 の 市 価 が 著 し く騰 貴 し た 場 合 」 と あ る の は 「 第 十 一 条 第 一 項 の 異 性 化 糖 調 整 基 準 価 格 又
は第十二条第一項の異性化糖の平均供給価格が改定された場合」と、同条第四項中「第一項」とあるのは「第九条第三項」と、「政令で定める期間」と
あ る の は 「 第 十二 条 第 一 項 の 期 間 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
( 異 性 化 糖 等の 機 構へ の 売 渡 し )
農 林 水 産 省 令 で 定 め る 施 設に よ り 異 性 化 糖 を 製 造 す る 者 ( 以 下 「 異 性 化 糖 製 造 者 」 と い う 。 ) は 、 製 造 し た 異 性 化 糖 を そ の 製 造 場 か ら 移 出 す る
異 性 化 糖 又 は 混 合 異 性 化 糖 ( 以 下 「 異 性 化 糖 等 」 と い う 。 ) に つ き 輸 入 申 告を す る 者 ( そ の 者 が 当 該 輸 入 申 告 の 際 そ の 輸 入 申 告 に 係 る 異 性 化 糖 等 の 所
糖の価格に換算して農林水産大臣が定める価格をいう。以下同じ。)を超える場合は、この限りでない。
適用期間とし、その期間における輸入に係る粗糖についての第九条第一項第一号に規定する機構の売戻しの価格を政令で定めるところにより標準異性化
令 で 定 め る 期 間 ( 当 該 期 間 を そ の 適 用 期 間 と す る 平 均輸 入 価 格 が 砂 糖 調 整 基 準 価 格 以 上 の 額 で あ る 場 合 に お け る 当 該 期 間 を 除 く 。 ) ご と に そ の 各 期 間 を
あり、かつ、当該移出の時について適用される同項の異性化糖の平均供給価格が当該移出の時について適用される異性化糖標準価格(第六条第一項の政
り渡さなければならない。ただし、輸入に係る粗糖につき当該移出の時について適用される平均輸入価格が砂糖調整基準価格に満たない額である場合で
により標準異性化糖の価格に換算して農林水産大臣が定める価格をいう。以下同じ。)に満たない額であるときは、その移出に係る異性化糖を機構に売
場合においてその移出の時について適用される次条第一項の異性化糖の平均供給価格が異性化糖調整基準価格(砂糖調整基準価格を政令で定めるところ
第 十 一条
2
有者でない場合にあつては、その所有者)は、その輸入申告の時について適用される次条第一項の異性化糖の平均供給価格が異性化糖調整基準価格に満
一
輸入に係る粗糖につき当該輸入申告の時について適用される平均輸入価格が砂糖調整基準価格に満たない額である場合であり、かつ、当該輸入申告
当該輸入申告に係る異性化糖等が関税定率法第十四条の規定により関税が免除されるものである場合その他政令で定める場合
たない額であるときは、次に掲げる場合を除き、政令で定めるところにより、その輸入申告に係る異性化糖等を機構に売り渡さなければならない。
二
の時について適用される次条第一項の異性化糖の平均供給価格が当該輸入申告の時について適用される異性化糖標準価格を超える場合
( 略)
第六条第二項から第四項までの規定は、異性化糖標準価格について準用する。この場合において、同条第三項中「海外における粗糖の市価が著しく騰
3~5
6
貴した場合」とあるのは「平均輸入価格の改定により輸入に係る粗糖についての第九条第一項第一号に規定する機構の売戻しの価格が変動する場合」と
、「改定することができる」とあるのは「併せて改定しなければならない」と、同条第四項中「第一項の」とあるのは「第十一条第一項ただし書の異性
化糖標準価格の決定に関する」と、「政令で定める期間」とあるのは「第六条第一項の政令で定める期間(当該期間をその適用期間とする平均輸入価格
が砂糖調整基準価格以上の額である場合における当該期間を除く。)」と読み替えるものとする。
- 72 -
7~
( 略)
( 異 性 化 糖 平 均 供 給価 格 )
異 性 化 糖 の 平 均 供 給 価 格 ( 以 下「 異 性 化 糖 平 均 供 給 価 格 」 と い う 。 ) は 、 標準 異 性 化 糖 に つ き 、 政 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 砂 糖 年 度 を 区 分 し た
一
その適用期間前の一定期間の海外の異性化糖の主要な生産地域における異性化糖の市価の平均額、輸入するまでの運賃その他の諸掛りの標準額の平
国 内 に お け る 異 性 化 糖 の 原 料 で ん 粉 の 価 格 並 び に 異 性 化 糖 の 製 造 及 び 販 売 に 要 す る 標準 的 な 費 用 の 額
( 略)
均 額 、 関 税 の 額 に 相 当す る 金 額 及 び 輸 入 に 係 る 異 性 化 糖 の 販 売に 要 す る 標 準 的 な 費 用 の 額
二
供給数量のうち製造に係る部分と輸入に係る部分との比率を勘案して、農林水産大臣が定める。
期間ごとにその各期間を適用期間とし、政令で定めるところにより、次に掲げる額を基準とし、その適用期間の属する砂糖年度に係る標準異性化糖推定
第十二条
2
( 異 性 化 糖 等 の 買 入れ の 価 格 )
( 略)
第 十 一 条 第 二 項 の 規 定 に よる 売 渡 し に 係 る 異 性 化 糖 ( 以 下「 輸 入 異 性 化 糖 」 と い う 。 ) 又 は 混 合 異 性 化 糖 ( 以 下「 輸 入 混 合 異 性 化 糖 」 と い う 。 ) に つ
第 十 三条
2
次 の イ に 掲 げ る 額 に 次の ロ に 掲げ る 額 を 加 え て 得 た 額
いての機構の買入れの価格は、次の各号に掲げる区分に応じ、それぞれ、当該各号に掲げる額から消費税及び地方消費税の額に相当する金額を控除して
( 略)
得 た額と す る 。
一
輸 入 混 合 異性 化 糖
その輸入申告の時について適用される異性化糖平均供給価格に当該輸入混合異性化糖に含まれる異性化糖以外の糖の割合を乗じて得た額に、標準
じて、当該乗じて得た額に農林水産省令で定めるところにより算出される額を加減して得た額)
乗じて得た額(当該輸入混合異性化糖に含まれる異性化糖が標準異性化糖以外のものである場合にあつては、農林水産省令で定める規格の区分に応
そ の 輸 入 申 告 の 時 に つ い て 適 用 さ れ る 異 性 化 糖 平 均 供 給 価 格 に 異 性 化 糖 含 有率 ( 混 合 異 性 化 糖 に 含 ま れ る 異 性 化 糖 の 割 合 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) を
二
イ
ロ
異性化糖と当該異性化糖以外の糖との性状、用途、市価等の差異を勘案して当該異性化糖以外の糖の種類に応じて農林水産省令で定める割合を乗じ
て 得 た額
( 異 性 化 糖 等の 売 戻 し )
機 構は 、 第 十 一 条 第 一 項又 は 第 二 項 の 規 定 に よ る 異 性 化 糖 等 の 売 渡 し を し た 者 に 対 し 、 そ の 異 性 化 糖 等を 売 り 戻 さ な け れ ば な ら な い 。
(略)
第 十四 条
2
( 異 性 化 糖 等の 売 戻 し の 価 格 )
- 73 -
12
三
二
一
前条第一項の規定による機構の異性化糖等の売戻しの価格は、次に掲げるとおりとする。
異性化糖調整基準価格(標準異性化糖以外の異性化糖にあつては、農林水産省令で定める規格の区分に応じて、当該異性化糖調整基準価格に農林
水産省令で定めるところにより算出される額を加減して得た額)
当該国内産異性化糖の移出の時について適用される異性化糖平均供給価格(標準異性化糖以外の異性化糖にあつては、農林水産省令で定める規格
の区分に応じて、当該異性化糖平均供給価格に農林水産省令で定めるところにより算出される額を加減して得た額。次号において同じ。)
輸 入 異 性 化 糖 に つ い て は 、 次 の イ に 掲 げ る 額 と 次 の ロ に 掲 げ る 額 と の 差 額 に 当 該輸 入 異 性 化 糖 の 輸 入 申 告 の 日 の 属 す る 砂 糖 年 度 に 係 る 異 性 化 糖 調 整
イ
当該輸入異性化糖の輸入申告の時について適用される異性化糖平均供給価格
前 号 イに 掲げ る 額
異性化糖調整基準価格に異性化糖含有率を乗じて得た額(当該輸入混合異性化糖に含まれる異性化糖が標準異性化糖以外のものである場合にあつ
当該輸入混合異性化糖の輸入申告の時について適用される異性化糖平均供給価格に異性化糖含有率を乗じて得た額(当該輸入混合異性化糖に含ま
れる異性化糖が標準異性化糖以外のものである場合にあつては、農林水産省令で定める規格の区分に応じて、当該乗じて得た額に農林水産省令で定
めるところにより算出される額を加減して得た額)
前項の規定にかかわらず、同項各号の異性化糖又は混合異性化糖の移出又は輸入申告の時について適用される輸入に係る粗糖についての平均輸入価格
ロ
ては、農林水産省令で定める規格の区分に応じて、当該乗じて得た額に農林水産省令で定めるところにより算出される額を加減して得た額)
イ
大臣が定めて告示する額を加えて得た額を超えるときは、その加えて得た額)
額に相当する金額を控除して得た額(その額が輸入混合異性化糖につき同項の規定により定められる機構の買入れの価格に国際約束に従つて農林水産
化糖調整率を乗じて得た額を次のロに掲げる額に加えて得た額に、第十三条第二項第二号ロに掲げる額を加えて得た額から、消費税及び地方消費税の
輸 入 混 合 異 性 化 糖 に つ いて は 、 次 の イに 掲げ る 額 と 次の ロ に 掲げ る 額 と の 差 額 に 当 該 輸 入 混 合 異 性 化 糖 の 輸 入 申 告 の 日 の 属 す る 砂 糖 年 度 に 係 る 異 性
ロ
その加えて得た額)
き第十三条第二項の規定により定められる機構の買入れの価格に国際約束に従つて農林水産大臣が定めて告示する額を加えて得た額を超えるときは、
率を乗じて得た額を次のロに掲げる額に加えて得た額から、消費税及び地方消費税の額に相当する金額を控除して得た額(その額が輸入異性化糖につ
ロ
イ
の定める率(以下この条において「異性化糖調整率」という。)を乗じて得た額を次のロに掲げる額に加えて得た額
国内産異性化糖については、次のイに掲げる額と次のロに掲げる額との差額に当該国内産異性化糖の移出の日の属する砂糖年度に係る農林水産大臣
第 十 五条
2
が砂糖調整基準価格に満たない額である場合であり、かつ、次の各号に掲げる場合に該当する場合には、前条第一項の規定による機構の異性化糖等の売
前 項第 一 号 に 掲 げ る 額
次の ロに 掲げ る額
イ
当該国内産異性化糖の移出の時について適用される異性化糖標準価格(標準異性化糖以外の異性化糖にあつては、農林水産省令で定める規格の区
輸 入 異 性 化 糖 に つ いて は 、 次の イに 掲げ る 額 が 次の ロ に 掲げ る 額 を 超 え る 場 合
次の ロに 掲 げ る額
分に応じて、当該異性化糖標準価格に農林水産省令で定めるところにより算出される額を加減して得た額。次号において同じ。)
ロ
国 内 産 異 性 化 糖 に つ い て は 、 次 の イ に 掲げ る 額 が 次 の ロ に 掲 げ る 額 を 超 え る 場 合
戻 し の 価 格 は 、 それ ぞ れ 当 該 各 号 に 掲 げ る 額 と す る 。
一
二
- 74 -
三
ロ
イ
当該輸入異性化糖の輸入申告の時について適用される異性化糖標準価格から消費税及び地方消費税の額に相当する金額を控除して得た額
前項第 二号に 掲げる額
次のロに 掲げる額
前項第三号に掲げる額
輸入混合異性化糖については、次のイに掲げる額が次のロに掲げる額を超える場合
イ
当 該輸 入 混 合 異 性 化 糖 の 輸 入 申 告 の 時 に つ い て 適 用 さ れ る 異 性 化 糖 標 準 価 格 に 異 性 化 糖 含 有 率 を 乗 じ て 得 た 額 ( 当 該 混 合 異 性 化 糖 に 含 ま れ る 異 性
(略)
甘 味資 源作 物交 付 金 及び 国 内 産 糖 交 付 金の 交 付
控除して得た額
ろ に よ り 算 出 さ れ る 額 を 加 減 し て 得 た 額 ) に 第 十 三 条 第 二 項第 二 号 ロ に 掲 げ る 額 を 加え て 得 た 額 か ら 、 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 の 額 に 相 当 す る 金 額 を
化糖が標準異性化糖以外のものである場合にあつては、農林水産省令で定める規格の区分に応じて、当該乗じて得た額に農林水産省令で定めるとこ
ロ
3・ 4
第 三節
( 国内 産 糖 交 付 金 の 金額 )
( 略)
国内産糖交付金の単価は、農林水産省令で定める国内産糖の種類に応じて、第一号に掲げる額に第二号に掲げる額を加えて得た額から第三号に掲げる
第二 十二条
2
額を控除して得た額を基準として、農林水産大臣が定める。
対 象 甘 味 資 源 作 物 生 産 者 が 生 産 し た 甘 味 資 源 作 物 の 標準 的 な 買 入 れ の 価 格 に 相 当 す る 額 ( そ の 額 が 当 該 甘 味 資 源 作 物 の 標準 的 な 生産 費 の 額 を 超 え る
前 号 の 甘 味 資 源 作 物 の 買 入れ 及 び こ れ を 原 料 と す る 国内 産 糖 の 製 造に 要 す る 標 準 的 な 費 用 の 額
一
二
政令で定めるところにより、輸入に係る粗糖につき第九条第一項第一号の規定により定められる機構の売戻しの価格を基礎として算出される額を基
と き は 、 そ の 標準 的 な 生 産 費 の 額 )
三
(略)
雑則
準とし、砂糖の市価を参酌して算出される額
3・4
第四 節
農林水産大臣は、砂糖の市価が輸入に係る粗糖につき第九条第一項第一号の規定により定められる機構の売戻しの価格を政令で定めるところ
( 輸 入に 係 る 指定 糖 及 び 異 性 化 糖 等 の 売 戻 し の 価 格 の 特 例 )
第 二 十 三条
により精製糖(国内産糖を除く。)の価格に換算した額を下回つて推移し、又は推移するおそれがある場合において、前条第二項の規定により国内産糖
交付金の単価が砂糖の市価を参酌して定めることとされていることからみて、機構の行う国内産糖交付金の交付の業務の適正円滑な運営に支障が生じ、
又 は 生 ず る お そ れ が あ る と 認 め る と き は 、 そ の 事 態 に 対 処 す る た め 、 機 構 に 対 し 、 次 条 第 一 項 及 び 第 二 十 五 条 第 一 項に 規 定 す る 売 戻 し の 価 格 に よ り 売 戻
- 75 -
2
し を す べ き こ と を 指 示 す る と と も に 、 そ の 旨を 告示 す る もの と す る 。
第 五 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 指 定 糖 の 売 渡 し の 申 込 み が あ つ た 場 合 に お い て 、 そ の 申 込み を し た 指 定 糖 輸 入 申 告 者 等 の 当 該 申 込み の 日 の 属 す る
農 林 水 産 大 臣 は 、 前 項に 規 定 す る 事 態 が 消 滅 し た と 認 め る と き は 、 遅 滞 な く 、 同 項 の 指 示 を 取 り 消 す と と も に 、 そ の 旨 を 告 示 す る も の と す る 。
第二 十四条
農林水産省令で定めるところにより砂糖年度を区分した期間における指定糖の売渡申込数量(混合糖にあつては、当該売渡しの申込みに係る混合糖に含
ま れ る 砂 糖 の 数 量 ) を 政 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 粗 糖 の 数 量 に 換 算 し た 数 量 を 合 計 し た 数 量 が 通 常 年 の そ の 者 に 対 す る 当 該 期 間に お け る 指 定 糖 の 第 八 条
第一項の規定による売戻しの数量(混合糖にあつては、当該売戻しに係る混合糖に含まれる砂糖の数量)を政令で定めるところにより粗糖の数量に換算
した数量を合計した数量として農林水産省令で定めるところにより農林水産大臣が定めてその者及び機構に通知した数量(その数量によることが著しく
不適当であると認められる場合において、通常年のその者の当該期間における指定糖の輸入数量等(混合糖にあつては、輸入に係る混合糖に含まれる砂
糖の数 量 等)を 基 礎と して 農林 水産 省令で 定 める とこ ろ に より農 林 水産 大 臣 が 定 め る 数 量 を そ の 者 及 び 機 構に 通 知 し た と き は 、 当 該 数 量 )を 超 え る と き
は、その超える数量に係る指定糖の前条第一項の規定による告示が行われた日から同条第二項の規定による告示が行われる日までの間における機構の売
戻しの価格は、第九条第一項の規定にかかわらず、同項に規定する売戻しの価格に、政令で定めるところにより砂糖(輸入に係る指定糖たる混合糖に含
まれる砂糖を含む。)の供給数量の増加が砂糖の市価及び国内産糖交付金の単価に及ぼす影響の程度を参酌して粗糖につき当該超える数量に係る指定糖
の輸入申告の日の属する砂糖年度について農林水産大臣が定める額(粗糖以外の指定糖にあつては、その種類(混合糖にあつては、当該混合糖に含まれ
る砂糖の種類)に応じて、当該額(混合糖にあつては、当該額に砂糖含有率を乗じて得た額)に農林水産省令で定めるところにより算出される額を加減
して得た額)を加えて得た額(その額が第七条第一号に掲げる額に国際約束に従つて農林水産大臣が定めて告示する額を加えて得た額(混合糖にあつて
前 項 に 規 定 す る 農 林 水 産 大 臣 の 通 知 は 、 前 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 告 示 が 行わ れ た 日 ( 当 該 告 示 が 行わ れ た 日 後 四 日 か ら 同 条 第 二 項 の 規 定 に よ る 告 示 が
は、同条第二号に掲げる額に国際約束に従つて農林水産大臣が定めて告示する額を加えて得た額)を超えるときは、その加えて得た額)とする。
2
行われる日までに開始する前項の期間にあつては、当該期間の初日前三日まで)に(農林水産省令で定める過去一定年間に機構への売渡しの申込みをし
第十一条第一項又は第二項の規定による異性化糖等の売渡しの申込みがあつた場合において、その申込みをした者の当該申込みの日の属する
第一項の農林水産大臣が定める額は、毎砂糖年度、当該年度の開始前十五日までに定めて告示するものとする。
ていない者で、その日以後当該申込みをしたものについては、当該申込みの後遅滞なく)しなければならない。
3
第 二 十五 条
前条第一項の期間における異性化糖等の売渡申込数量(混合異性化糖にあつては、当該売渡しの申込みに係る混合異性化糖に含まれる異性化糖の数量)
を政令で定めるところにより標準異性化糖の数量に換算した数量を合計した数量が通常年のその者に対する当該期間における異性化糖等の第十四条第一
項 の 規 定 に よる 売 戻 し の 数 量 ( 混 合 異 性 化 糖 に あ つ て は 、 当 該 売 戻 し に 係 る 混 合 異 性 化 糖 に 含 ま れ る 異 性 化 糖 の 数 量 ) を 政 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 標 準
異性化糖の数量に換算した数量を合計した数量として農林水産省令で定めるところにより農林水産大臣が定めてその者及び機構に通知した数量(その数
量によることが著しく不適当であると認められる場合において、通常年のその者の当該期間における異性化糖の製造数量等又は異性化糖等の輸入数量等
(混合異性化糖にあつては、輸入に係る混合異性化糖に含まれる異性化糖の数量等)を基礎として農林水産省令で定めるところにより農林水産大臣が定
め る 数 量 を そ の 者 及 び 機 構に 通 知 し た と き は 、 当 該 数 量 )を 超 え る と き は 、 そ の 超 え る 数 量 に 係 る 異 性 化 糖 等 の 第 二 十 三 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 告 示 が 行
- 76 -
われた日から同条第二項の規定による告示が行われる日までの間における機構の売戻しの価格は、第十五条第一項及び第二項の規定にかかわらず、これ
らの規定に規定する売戻しの価格に、次の各号に掲げる区分に応じ、それぞれ当該各号に掲げる額を加えて得た額(輸入異性化糖又は輸入混合異性化糖
にあつては、それぞれその額が第十三条第二項の規定により定められる機構の買入れの価格に国際約束に従つて農林水産大臣が定めて告示する額を加え
( 略)
一~三
( 略)
て 得 た 額 を 超 え る と き は 、 そ の 加え て 得 た 額 ) と す る 。
2
農林水産大臣は、この法律の施行に必要な限度において、甘味資源作物若しくはでん粉原料用いもの生産者、砂糖、異性化糖若しくはでん粉
( 報 告及び検査)
第 三 十九条
の製造業者若しくは販売業者若しくは砂糖、混合糖、異性化糖等、でん粉若しくはでん粉原料用輸入農産物の輸入業者に対し、必要な事項について報告
(略)
をさせ、又はその職員にこれらの者の事務所その他の事業場に立ち入り、帳簿、書類その他の必要な物件を検査させることができる。
2・3
罰則
偽りその他不正の手段により甘味資源作物交付金若しくは国内産糖交付金又はでん粉原料用いも交付金若しくは国内産いもでん粉交付金の交付
第五章
第 四 十条
第 十 七 条 の 規 定 に 違 反し た 者は 、 三百 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 す る 。
を 受 け た 者 は 、 三 年 以 下 の 懲 役 又 は 百 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 す る 。 た だ し 、 刑 法 ( 明 治 四 十 年 法 律 第 四 十 五号 ) に 正 条 が あ る と き は 、 刑 法 に よ る 。
第四 十一条
次の各 号 の い ずれかに 該当す る 者は 、 三 十万円 以 下の 罰金に処 する 。
第 十 八 条 第 一 項又 は 第 二 項 の 規 定 に 違 反 し て 届 出 を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 届 出 を し た 者
第 四 十二 条
一
第三十九条第一項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者
法人(法人でない団体で代表者又は管理人の定めのあるものを含む。以下この項において同じ。)の代表者又は法人若しくは人の代理人、使
二
(略)
する。
用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関し、前三条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対して各本条の刑を科
第四十三条
2
- 77 -
○
加 工 原 料 乳 生 産 者 補 給 金 等暫 定 措 置 法 ( 昭 和 四 十 年 法 律 第 百 十 二 号 ) ( 抄 )
(定義)
(略)
この法律において「指定乳製品」とは、畜産物の価格安定に関する法律(昭和三十六年法律第百八十三号。以下「法」という。)第二条第二項に規定
第二 条
2
す る 指定 乳 製 品 を い う 。
( 独 立 行 政 法 人 農 畜産 業 振 興 機 構 の 業 務 )
(略)
前項第一号から第三号まで及び第五号の業務は、次章から第四章までに定めるところにより行うものとする。
第三条
2
機構は、予算の範囲内で、都道府県知事又は農林水産大臣の指定を受けた生乳生産者団体(法第六条第一項の生乳生産者団体をいう。以下同じ。
(生産 者補給交付金の 交付)
第 五条
)に対し、当該生乳生産者団体の行う生乳受託販売(委託を受けて行う生乳の販売又は委託を受けて行う生乳の処理若しくは加工及び当該処理若しくは
加工に係る飲用牛乳若しくは乳製品の販売をいい、生乳生産者団体が直接又は間接の構成員となつており、かつ、全国の区域を地区とする農業協同組合
連合会その他の者に対するこれらの委託を含む。以下同じ。)に係る加工原料乳(当該指定に係る次条第一項に規定する地域内において生産されるもの
であつて、加工原料乳の販売価格の低落がその生産者の経営に及ぼす影響を緩和するための積立金であつて農林水産省令で定める基準に適合するものの
積立てに要する費用を生乳の生産者がこの条の規定による指定を受けた生乳生産者団体(以下「指定生乳生産者団体」という。)に支払う旨の定めがあ
る契約(第十一条第一項において「生産者積立金契約」という。)に係るものに限る。)につき、その生産者への生産者補給金に充てるため、生産者補
給交付金を交付することができる。
法第三条から第五条まで及び第七条から第十二条までの規定は、法第二条第一項に規定する原料乳及び同条第二項に規定する指定乳製品につい
( 法の 適 用 )
第 二 十条
て は 、 適用 し な い。
補給金単価が定められている場合には、法第六条第一項中「原料乳の価格」とあるのは「加工原料乳生産者補給金等暫定措置法(昭和四十年法律第百
十 二 号 。 以 下 「 暫 定 措 置 法 」 と い う 。 ) 第 二 条 第 一 項に 規 定 す る 加 工 原 料 乳 ( 以 下 「 加 工 原 料 乳 」 と い う 。 ) の 価 格 」 と 、 「 生 産 す る 原 料 乳 」 と あ る の
第三条第一項の規定により機構が同項に規定する業務を行う場合には、法第十三条中「第六条第五項又は第十条各号」とあるのは、「第六条第五項」
は 「 生 産 す る 生 乳 」 と 、 同 条 第 四 項 及 び 法 第 十 四 条 第 一 項 中 「 原 料 乳 」 と ある の は 「 加 工 原 料 乳 」 と す る 。
2
3
とする。
- 78 -
( 機 構 法の 適 用 )
機構法第十条第一号イ及びロの規定は、法第二条第一項に規定する原料乳及び同条第二項に規定する指定乳製品については、適用しない。
第 三 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 機 構 が 同 項 に 規 定 す る 業 務 を 行 う 場 合 に は 、 機 構 法 第 十 二 条 中 「 業 務 ご と に 」 と あ る の は 「 業 務 ご と 及 び 加 工 原 料 乳 生産 者
第二十条の二
2
補給金等暫定措置法(以下「暫定措置法」という。)第三条第一項第一号から第五号までの業務(これらの業務に附帯する業務を含む。以下同じ。)に
ついて」と、機構法第十三条第一項及び第二十二条第二号中「第十条」とあるのは「第十条及び暫定措置法第三条第一項」と、機構法第十四条中「第十
条 第 一 号 イ 及 び ロ 」 と あ る の は 「 第 十 条 第 一 号 イ 及 び ロ 並 び に 暫 定 措 置 法 第 三 条 第 一 項 第 二 号 か ら 第 五 号 まで 」 と 、 機 構 法 第 十 五 条 中 「 勘 定 」 と あ る の
は「勘定又は暫定措置法第三条第一項第一号から第五号までの業務に係る勘定」と、機構法第十七条中「交付する補助金」とあるのは「交付する補助金
又は暫定措置法第三条第一項第一号の業務として交付する生産者補給交付金」と、機構法第二十二条第一号中「この法律」とあるのは「この法律又は暫
定措 置法」と する。
( 区 分経 理 の 特 例)
機構は、第三条第一項第一号から第五号までの業務(これらの業務に附帯する業務を含む。以下同じ。)に係る機構法第十二条の勘定にお
著 作 権 法 ( 昭 和 四 十 五 年 法 律 第 四 十八 号 ) ( 抄 )
事業に係るものに限る。)に必要な経費の財源に充てるため、機構法第十二条第一号の業務に係る勘定に繰り入れることができる。
認 を 受 け て 、 そ の 残 余 の 額 に 政 令 で 定 める 割 合 を 乗 じ て 得 た 額 に 相 当 す る 額 を 超 え な い 額 を 、 機 構 法 第 十 条 第 二 号 の 業 務 ( 同 号 の 農 林 水 産 省 令 で 定 め る
いて独立行政法人通則法(平成十一年法律第百三号)第四十四条第一項に規定する残余を生じたときは、これらの規定にかかわらず、農林水産大臣の承
第二十条の三
○
この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な
(目的 )
第 一条
利 用 に 留 意 し つ つ 、 著 作 者 等 の 権 利 の 保 護 を 図 り 、 も つて 文 化 の 発 展 に 寄 与 す る こ と を 目 的 と す る 。
(定 義)
著作物
著作物を 創作する 者をい う。
思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。
こ の 法 律に お い て 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 用 語 の 意 義 は 、 当 該 各 号 に 定 め る と こ ろ に よ る 。
一
著作者
第二条
二
実演
実演 家
俳 優 、 舞 踊 家、 演 奏 家 、 歌 手 そ の 他 実 演 を 行 う 者 及 び 実 演 を 指揮 し 、 又 は 演 出 す る 者を い う 。
じ な い が 芸 能 的 な 性 質を 有 す る も の を 含 む 。 ) を い う 。
著 作 物 を 、 演 劇 的 に 演 じ 、 舞 い 、 演 奏 し 、 歌 い 、 口 演 し 、 朗 詠 し 、 又 は そ の 他 の 方 法に よ り 演 ず る こ と ( こ れ ら に 類 す る 行 為 で 、 著 作 物 を 演
三
四
- 79 -
五
レコード 製作者
レコード
レコードに固定されている音を最初に固定した者をいう。
蓄 音 機 用 音 盤 、 録 音 テー プ そ の 他 の 物 に 音 を 固 定 し た も の ( 音 を 専 ら 影 像 と と もに 再 生 す る こ と を 目 的 と す る も の を 除 く 。 ) を い う 。
六
市販の目的をもつて製作されるレコードの複製物をいう。
公衆によつて直接受信されることを目的として無線通信又は有線電気通信の送信(電気通信設備で、その一の部分の設置の場所が他
商業用レコード
公衆 送 信
七
七の 二
の部分の設置の場所と同一の構内(その構内が二以上の者の占有に属している場合には、同一の者の占有に属する区域内)にあるものによる送信(プ
ログラムの著作物の送信を除く。)を除く。)を行うことをいう。
放送
公衆送信のうち、公衆によつて同一の内容の送信が同時に受信されることを目的として行う無線通信の送信をいう。
八
放送を業として行う者をいう。
有線放送
放送 事業者
九の 二
有線放 送事業者
九
九の 三
自 動 公衆 送 信
公衆送信のうち、公衆からの求めに応じ自動的に行うもの(放送又は有線放送に該当するものを除く。)をいう。
有線放送を業として行う者をいう。
公衆送信のうち、公衆によつて同一の内容の送信が同時に受信されることを目的として行う有線電気通信の送信をいう。
九の四
送 信 可 能化
その公衆送信用記録媒体に情報が記録され、又は当該自動公衆送信装置に情報が入力されている自動公衆送信装置について、公衆の用に供されて
に 変 換 し 、 又 は 当 該 自 動 公衆 送 信 装 置 に 情 報 を 入 力 す る こ と 。
媒体を当該自動公衆送信装置の公衆送信用記録媒体として加え、若しくは情報が記録された記録媒体を当該自動公衆送信装置の公衆送信用記録媒体
該 装 置 に 入 力 さ れ る 情 報 を 自 動 公衆 送 信 す る 機 能 を 有 す る 装 置 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) の 公 衆 送 信 用 記 録 媒 体 に 情 報 を 記 録 し 、 情 報 が 記 録 さ れ た 記 録
うち自動公衆送信の用に供する部分(以下この号及び第四十七条の五第一項第一号において「公衆送信用記録媒体」という。)に記録され、又は当
公衆の用に供されている電気通信回線に接続している自動公衆送信装置(公衆の用に供する電気通信回線に接続することにより、その記録媒体の
次 の い ず れ か に 掲げ る 行 為 に よ り 自 動 公 衆 送 信 し 得 る よ う に す る こ と を い う 。
九の 五
イ
ロ
い る 電 気 通 信 回 線 へ の 接 続 ( 配 線 、 自 動 公衆 送 信 装 置 の 始 動 、 送 受 信 用 プ ロ グ ラ ム の 起 動 そ の 他 の 一 連 の 行 為 に よ り 行 わ れ る 場 合 に は 、 当 該 一 連 の
行為のうち最後のものをいう。)を行うこと。
十三
十二
十一
録画
録音
印 刷 、 写 真 、 複 写 、 録 音 、 録 画 そ の 他 の 方 法 に よ り 有 形 的 に 再 製 す る こ と を い い 、 次に 掲 げ る も の に つ い て は 、 そ れ ぞ れ 次に 掲 げ る 行 為 を
影 像 を 連 続 し て 物に 固定 し 、 又 は そ の 固 定 物 を 増 製 す る こ と を い う 。
音 を 物 に 固 定 し 、 又 は そ の 固 定 物 を 増 製 す るこ と を い う 。
共同 著作物
二 次的 著 作 物
二人以上の者が共同して創作した著作物であつて、その各人の寄与を分離して個別的に利用することができないものをいう。
著 作 物 を 翻 訳 し 、 編 曲 し 、 若 し く は 変 形 し 、 又 は 脚 色 し 、 映 画 化 し 、 そ の 他 翻 案 す るこ と に よ り 創 作 し た 著 作 物を い う 。
論文、数値、図形その他の情報の集合物であつて、それらの情報を電子計算機を用いて検索することができるように体系的に構
電子計算機を機能させて一の結果を得ることができるようにこれに対する指令を組み合わせたものとして表現したものをいう。
映 画 の 著 作 物の 製 作に 発 意 と 責 任 を 有 す る 者 を い う 。
プロ グラム
映画製 作者
十の二
データベ ース
十
十の三
十四
複製
成し たものを いう。
十五
含むものとする 。
- 80 -
イ
建築の著作物
脚本その他これに類する演劇用の著作物
当 該 著 作 物 の 上 演 、 放 送 又 は 有 線 放 送 を 録 音 し 、 又 は 録 画 す るこ と 。
十六
上映
上演
著作物(公衆送信されるものを除く。)を映写幕その他の物に映写することをいい、これに伴つて映画の著作物において固定されている音
演 奏 ( 歌 唱 を 含 む 。 以 下 同 じ 。 ) 以 外 の 方 法 に よ り 著 作 物を 演 ず るこ と を い う 。
建築に関する図面に従つて建築物を完成すること。
ロ
十七
十八
頒布
口述
有償であるか又は無償であるかを問わず、複製物を公衆に譲渡し、又は貸与することをいい、映画の著作物又は映画の著作物において複製
朗 読 そ の 他 の 方 法 に よ り 著 作 物を 口 頭 で 伝 達 す る こ と ( 実 演 に 該 当 す る も の を 除 く 。 ) を い う 。
を 再 生 す るこ と を 含 む も の と す る 。
十九
電子的方法、磁気的方法その他の人の知覚によつて認識することができない方法(次号において「電磁的方法」という。)によ
されている著作物にあつては、これらの著作物を公衆に提示することを目的として当該映画の著作物の複製物を譲渡し、又は貸与することを含むもの
技 術的 保 護 手 段
とする。
二十
り、第十七条第一項に規定する著作者人格権若しくは著作権又は第八十九条第一項に規定する実演家人格権若しくは同条第六項に規定する著作隣接権
( 以 下 こ の 号 、 第 三 十 条 第 一 項 第 二 号 及 び 第 百 二 十 条 の 二 第 一 号 に お い て 「 著 作 権 等 」 と い う 。 )を 侵 害 す る 行 為 の 防 止 又 は 抑 止 ( 著 作 権 等 を 侵 害 す
る行為の結果に著しい障害を生じさせることによる当該行為の抑止をいう。第三十条第一項第二号において同じ。)をする手段(著作権等を有する者
の意思に基づくことなく用いられているものを除く。)であつて、著作物、実演、レコード、放送又は有線放送(次号において「著作物等」という。
)の利用(著作者又は実演家の同意を得ないで行つたとしたならば著作者人格権又は実演家人格権の侵害となるべき行為を含む。)に際し、これに用
いられる機器が特定の反応をする信号を著作物、実演、レコード若しくは放送若しくは有線放送に係る音若しくは影像とともに記録媒体に記録し、若
しくは送信する方式又は当該機器が特定の変換を必要とするよう著作物、実演、レコード若しくは放送若しくは有線放送に係る音若しくは影像を変換
権利 管理情 報
第十七条第一項に規定する著作者人格権若しくは著作権又は第八十九条第一項から第四項までの権利(以下この号において「著
して記録媒体に記録し、若しくは送信する方式によるものをいう。
二十一
作権等」という。)に関する情報であつて、イからハまでのいずれかに該当するもののうち、電磁的方法により著作物、実演、レコード又は放送若し
くは有線放送に係る音若しくは影像とともに記録媒体に記録され、又は送信されるもの(著作物等の利用状況の把握、著作物等の利用の許諾に係る事
イ
著 作 物 等 の 利 用 を 許 諾 す る 場 合 の 利 用 方 法 及 び 条 件に 関 す る 情 報
著 作 物 等 、 著 作 権 等 を 有 す る 者 そ の 他 政 令 で 定 める 事 項 を 特 定 す る 情 報
務 処 理 そ の 他 の 著 作 権 等 の 管 理 ( 電 子 計 算 機 に よる も の に 限 る 。 ) に 用 い ら れ て い な い も の を 除 く 。 ) を い う 。
ロ
こ の 法 律の 施 行 地を い う 。
他の情報と照合することによりイ又はロに掲げる事項を特定することができることとなる情報
国内
ハ
二 十二
こ の 法 律の 施 行 地 外 の 地域 を い う 。
こ の 法 律 に い う 「 美 術 の 著 作 物」 に は 、 美 術 工 芸 品 を 含 む も の と す る 。
国外
2
こ の 法 律 に い う 「 映 画 の 著作 物 」 に は 、 映 画 の 効 果 に 類 似す る 視 覚 的 又 は 視 聴 覚 的 効 果 を 生 じ さ せ る 方 法 で 表 現 さ れ 、 か つ 、 物 に 固 定 さ れ て いる 著作
二十三
3
物を含 む ものと する 。
- 81 -
7
6
5
4
こ の 法 律 に お い て 、 「 上 演 」 、 「 演 奏 」 又 は 「 口 述 」 に は 、 著 作 物 の 上 演 、 演 奏 又 は 口 述 で 録 音 さ れ 、 又 は 録 画 さ れ た も の を 再 生 す る こ と ( 公衆 送 信
こ の 法 律 に い う 「 法 人」 に は 、 法 人 格 を 有 し な い 社 団 又 は 財 団 で 代 表 者 又 は 管 理 人 の 定 め が あ る もの を 含 む も のと する 。
こ の 法 律 に い う 「 公衆 」 に は 、 特 定 か つ 多 数 の 者 を 含 む も の と す る 。
こ の 法 律に い う 「 写 真 の 著 作 物 」 に は 、 写 真 の 製 作 方 法 に 類 似 す る 方 法 を 用 い て 表 現 さ れ る 著 作 物 を 含 む も の と す る 。
又は上映に該当するものを除く。)及び著作物の上演、演奏又は口述を電気通信設備を用いて伝達すること(公衆送信に該当するものを除く。)を含む
8
この法律において、第一項第七号の二、第八号、第九号の二、第九号の四、第九号の五若しくは第十三号から第十九号まで又は前二項に掲げる用語に
この法律にいう「貸与」には、いずれの名義又は方法をもつてするかを問わず、これと同様の使用の権原を取得させる行為を含むものとする。
も のと する 。
9
つ い て は 、 そ れ ぞ れ こ れ ら を 動 詞 の 語 幹 と して 用 い る 場 合 を 含 む も の と す る 。
( 著 作 物の 発 行 )
著 作 物 は 、 そ の 性 質 に 応 じ 公 衆 の 要 求 を 満 た す こ と がで き る 相 当 程 度 の 部 数 の 複 製 物 が 、 第 二 十 一 条 に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 又 は そ の 許 諾 ( 第
著作物がこの法律による保護を受けるとしたならば前二項の権利を有すべき者又はその者からその著作物の利用の承諾を得た者は、それぞれ前二項の
権 利 を 有す る 者 の 権 利 を 害 し な い 場 合 に 限 る 。 ) に は 、 そ の 原 著 作 物 は 、 発 行 さ れ た も の と み な す 。
を得た者によつて作成され、頒布された場合(第二十八条の規定により第二十六条、第二十六条の二第一項又は第二十六条の三に規定する権利と同一の
二次的著作物である翻訳物の前項に規定する部数の複製物が第二十八条の規定により第二十一条に規定する権利と同一の権利を有する者又はその許諾
に 規 定 す る 権利 を 有 す る 者 の 権 利 を 害 し な い 場 合 に 限る 。 ) に お い て 、 発 行 さ れ た も の と す る 。
書及び第三十七条の二ただし書において同じ。)を得た者によつて作成され、頒布された場合(第二十六条、第二十六条の二第一項又は第二十六条の三
得 た 者 若 し く は 第 七 十 九 条 の 出 版 権 の 設定 を 受 け た 者 若 し く は そ の 複 製 許 諾 ( 第 八 十 条 第 三 項 の 規 定 に よ る 複 製 の 許 諾 を い う 。 第 三 十 七 条 第 三 項 た だ し
六十三条第一項の規定による利用の許諾をいう。以下この項、次条第一項、第四条の二及び第六十三条を除き、以下この章及び次章において同じ。)を
第 三条
2
3
権利を有する者又はその許諾を得た者とみなして、前二項の規定を適用する。
( 著作 物 の 公表 )
著作物は、発行され、又は第二十二条から第二十五条までに規定する権利を有する者若しくはその許諾(第六十三条第一項の規定による利用の許
著作物は、第二十三条第一項に規定する権利を有する者又はその許諾を得た者若しくは第七十九条の出版権の設定を受けた者若しくはその公衆送信許
をいう。)を得た者によつて建設された場合を含む。)において、公表されたものとする。
法で公衆に提示された場合(建築の著作物にあつては、第二十一条に規定する権利を有する者又はその許諾(第六十三条第一項の規定による利用の許諾
次項、第三十七条第三項ただし書及び第三十七条の二ただし書において同じ。)を得た者によつて上演、演奏、上映、公衆送信、口述若しくは展示の方
諾をいう。)を得た者若しくは第七十九条の出版権の設定を受けた者若しくはその公衆送信許諾(第八十条第三項の規定による公衆送信の許諾をいう。
第四 条
2
諾を得た者によつて送信可能化された場合には、公表されたものとみなす。
- 82 -
二次的著作物である翻訳物が、第二十八条の規定により第二十二条から第二十四条までに規定する権利と同一の権利を有する者若しくはその許諾を得
美 術 の 著 作 物 又 は 写 真 の 著 作 物 は 、 第 四 十 五 条 第 一 項 に 規 定 す る 者 に よ つ て 同 項 の 展 示 が 行わ れ た 場 合 に は 、 公 表 さ れ た も の と み な す 。
3
た者によつて上演、演奏、上映、公衆送信若しくは口述の方法で公衆に提示され、又は第二十八条の規定により第二十三条第一項に規定する権利と同一
4
著作物がこの法律による保護を受けるとしたならば第一項から第三項までの権利を有すべき者又はその者からその著作物の利用の承諾を得た者は、そ
の権利を有する者若しくはその許諾を得た者によつて送信可能化された場合には、その原著作物は、公表されたものとみなす。
5
れぞれ第一項から第三項までの権利を有する者又はその許諾を得た者とみなして、これらの規定を適用する。
レコードは、その性質に応じ公衆の要求を満たすことができる相当程度の部数の複製物が、第九十六条に規定する権利を有する者又はその許
(レコードの発行)
第四 条の二
諾(第百三条において準用する第六十三条第一項の規定による利用の許諾をいう。第四章第二節及び第三節において同じ。)を得た者によつて作成され
、頒布された場合(第九十七条の二第一項又は第九十七条の三第一項に規定する権利を有する者の権利を害しない場合に限る。)において、発行された
も の と する 。
著作者の権利及びこれに隣接する権利に関し条約に別段の定めがあるときは、その規定による。
( 条 約の 効 力 )
第 五条
(保護を受け る著作物)
一
最初に国内において発行された著作物(最初に国外において発行されたが、その発行の日から三十日以内に国内において発行されたものを含む。)
日 本 国 民 ( わ が 国 の 法 令 に 基 づ い て 設 立 さ れ た 法 人 及 び 国内 に 主 たる 事 務 所を 有 す る 法 人 を 含 む 。 以 下 同 じ 。 ) の 著 作 物
著作物は、次の各号のいずれかに該当するものに限り、この法律による保護を受ける。
二
前 二 号 に 掲 げ る も の の ほ か 、 条 約に よ りわ が 国 が 保 護 の 義 務 を 負 う 著 作 物
第六条
三
( 保 護を 受 け る 実 演 )
二
一
第九条第一号又は第二号に掲げる放送において送信される実演(実演家の承諾を得て送信前に録音され、又は録画されているものを除く。)
次条第一号又は第二号に掲げるレコードに固定された実演
国内 に おいて 行なわ れ る 実 演
実演は、次の各号のいずれかに該当するものに限り、この法律による保護を受ける。
三
第九条の二各号に掲げる有線放送において送信される実演(実演家の承諾を得て送信前に録音され、又は録画されているものを除く。)
第七条
四
前 各 号 に 掲 げ る も の の ほ か 、 次の い ず れ か に 掲 げ る 実 演
実演家、レコード製作者及び放送機関の保護に関する国際条約(以下「実演家等保護条約」という。)の締約国において行われる実演
五
イ
- 83 -
六
七
ハ
ロ
第九条第三号に掲げる放送において送信される実演(実演家の承諾を得て送信前に録音され、又は録画されているものを除く。)
次 条 第 三号 に 掲 げ る レ コ ー ド に 固 定 さ れ た 実 演
イ
次条第四号に掲げるレコードに固定された実演
実演及びレコードに関する世界知的所有権機関条約(以下「実演・レコード条約」という。)の締約国において行われる実演
前 各 号 に 掲 げ る も の の ほ か 、 次の い ず れ か に 掲 げ る 実 演
ロ
ロ
イ
第九条第四号に掲げる放送において送信される実演(実演家の承諾を得て送信前に録音され、又は録画されているものを除く。)
次条第五号に掲げるレコードに固定された実演
世界貿易機関の加盟国において行われる実演
前各号 に 掲げ る ものの ほか、 次 の い ず れ かに 掲 げ る 実演
ハ
(保護を受けるレコード)
日本国民をレコード製作者とするレコード
レコードは、次の各号のいずれかに該当するものに限り、この法律による保護を受ける。
一
レコードでこれに固定されている音が最初に国内において固定されたもの
第八条
二
前各号に掲げるもののほか、許諾を得ないレコードの複製からのレコード製作者の保護に関する条約(第百二十一条の二第二号において「レコード
レ コ ー ドで こ れ に 固 定 さ れ て い る 音 が 最 初 に 世 界 貿 易 機 関 の 加 盟 国 に お い て 固 定 さ れ た も の
レコード製作者とするレコード
世界貿易機関の加盟国の国民(当該加盟国の法令に基づいて設立された法人及び当該加盟国に主たる事務所を有する法人を含む。以下同じ。)を
前 各 号 に 掲 げ る も の の ほ か 、 次の い ず れ か に 掲 げ る レ コ ー ド
レコードでこれに固定されている音が最初に実演・レコード条約の締約国において固定されたもの
。)をレコード製作者とするレコード
実演・レコード条約の締約国の国民(当該締約国の法令に基づいて設立された法人及び当該締約国に主たる事務所を有する法人を含む。以下同じ
前三号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げるレコード
レコードでこれに固定されている音が最初に実演家等保護条約の締約国において固定されたもの
)をレコード製作者とするレコード
実 演 家 等 保 護 条 約の 締 約 国 の 国 民 ( 当 該 締 約 国 の 法 令 に 基 づ い て 設 立 さ れ た 法 人 及 び 当 該 締 約 国 に 主 た る 事 務 所 を 有 す る 法 人 を 含 む 。 以 下 同 じ 。
前二号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げるレコード
イ
ロ
イ
ロ
イ
ロ
三
四
五
六
保 護条約」という。)により我が国が保護の義務を負うレコード
( 保 護を 受 け る 放 送 )
- 84 -
日 本 国 民 で ある 放 送 事 業 者 の 放 送
放送は、次の各号のいずれかに該当するものに限り、この法律による保護を受ける。
一
国 内 に ある 放 送 設 備 か ら 行 な わ れ る 放 送
第 九条
二
実演家等保護条約の締約国の国民である放送事業者の放送
前二号に 掲げる ものの ほ か 、 次 の い ずれ かに 掲げ る放送
イ
実 演 家 等 保 護 条 約 の 締 約 国 に あ る 放 送 設 備 か ら 行わ れ る 放 送
イ
世 界 貿 易 機 関 の 加 盟 国 に あ る 放 送 設 備 か ら 行わ れ る 放 送
世 界 貿 易 機 関 の 加 盟 国 の 国 民 で ある 放 送 事 業 者 の 放 送
前 三号 に 掲 げ る も の の ほ か 、 次 の い ず れ か に 掲 げ る 放 送
ロ
三
四
ロ
( 保 護を 受 け る 有 線 放 送 )
日本国民である有線放送事業者の有線放送(放送を受信して行うものを除く。次号において同じ。)
有線放送は、次の 各号の いずれかに該当するものに限り、こ の法 律による 保護を受ける。
一
国 内 に あ る 有 線 放 送 設 備 か ら 行わ れ る 有 線 放 送
第 九 条 の二
二
( 著 作 物の 例示 )
六
五
四
三
二
一
映画の著 作物
地 図 又 は 学 術 的 な 性 質を 有 す る 図 面 、 図 表 、 模 型 そ の 他 の 図形 の 著 作 物
建築の著作物
絵 画 、 版画 、 彫 刻 そ の 他 の 美 術 の 著 作 物
舞 踊 又 は 無 言 劇の 著 作 物
音楽の著作物
小説 、 脚 本 、 論 文 、 講 演 そ の 他 の 言 語 の 著 作 物
この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである。
七
写 真 の 著作 物
第 十条
八
事 実 の 伝 達 に す ぎ な い 雑 報 及 び 時 事 の 報 道 は 、 前 項 第 一号 に 掲 げ る 著 作 物 に 該 当 し な い 。
プログラムの著作物
2
第一項第九号に掲げる著作物に対するこの法律による保護は、その著作物を作成するために用いるプログラム言語、規約及び解法に及ばない。この場
九
3
プロ グラム 言 語
プログラムを表現する手段としての文字その他の記号及びその体系をいう。
合において、これらの用語の意義は、次の各号に定めるところによる。
一
- 85 -
三
二
解法
規約
プログラムにおける電子計算機に対する指令の組合せの方法をいう。
特定のプログラムにおける前号のプログラム言語の用法についての特別の約束をいう。
二 次 的 著 作 物 に 対 す るこ の 法 律に よ る 保 護 は 、 そ の 原 著 作 物 の 著 作 者 の 権 利 に 影 響 を 及 ぼ さ な い 。
(二 次的 著作 物)
第十一条
編集物(データベースに該当するものを除く。以下同じ。)でその素材の選択又は配列によつて創作性を有するものは、著作物として保護する
(編集著作物)
。
前 項の 規 定 は 、 同 項 の 編 集 物の 部 分 を 構 成 す る 著 作 物の 著 作 者 の 権 利 に 影 響 を 及 ぼ さ な い 。
第 十二 条
2
(デー タベー スの著作 物)
データベースでその情報の選択又は体系的な構成によつて創作性を有するものは、著作物として保護する。
前項の規 定は 、 同 項のデ ー タベー スの部 分を構成 する 著 作 物の著 作者の権利に影 響を及ぼ さない。
第 十二 条 の 二
2
( 権利 の 目 的 と なら な い 著 作 物 )
憲 法 そ の 他 の 法令
次の各号のいずれかに該当する著作物は、この章の規定による権利の目的となることができない。
一
国若しくは地方 公共団体 の機関、 独立行 政 法人( 独立行 政法人通 則法(平 成十一 年法律第 百 三号)第二条第 一項に 規定する独立行 政 法人を い う。 以
第十三条
二
下 同 じ 。 ) 又 は 地 方 独 立 行 政 法 人 ( 地 方 独 立 行 政 法 人 法 ( 平 成 十 五 年 法 律 第 百 十 八 号 ) 第 二 条第 一 項 に 規 定 す る 地 方 独 立 行 政 法 人 を い う 。 以 下 同 じ 。
三
前三号に掲げるものの翻訳物及び編集物で、国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が作成するもの
裁判所の判決、決定、命令及び審判並びに行政庁の裁決及び決定で裁判に準ずる手続により行われるもの
) が 発 す る 告示 、 訓 令 、 通 達 そ の 他 こ れ ら に 類 す る もの
四
著作物の原作品に、又は著作物の公衆への提供若しくは提示の際に、その氏名若しくは名称(以下「実名」という。)又はその雅号、筆名、略
(著作者の推定)
第 十四 条
称その他実名に代えて用いられるもの(以下「変名」という。)として周知のものが著作者名として通常の方法により表示されている者は、その著作物
の 著作 者 と 推定 す る 。
(職務上 作成す る 著作物の著作 者)
- 86 -
法人その他使用者(以下この条において「法人等」という。)の発意に基づきその法人等の業務に従事する者が職務上作成する著作物(プログ
法人等の発意に基づきその法人等の業務に従事する者が職務上作成するプログラムの著作物の著作者は、その作成の時における契約、勤務規則その他
がない限り、その 法人等とする。
ラムの著作物を除く。)で、その法人等が自己の著作の名義の下に公表するものの著作者は、その作成の時における契約、勤務規則その他に別段の定め
第 十 五条
2
に別段の定めがない限り、その法人等とする。
映画の著作物の著作者は、その映画の著作物において翻案され、又は複製された小説、脚本、音楽その他の著作物の著作者を除き、制作、監督
(映画 の 著作 物の著作 者)
第 十六 条
、演出、撮影、美術等を担当してその映画の著作物の全体的形成に創作的に寄与した者とする。ただし、前条の規定の適用がある場合は、この限りでな
い。
(著作者の権利)
著作者は、次条第一項、第十九条第一項及び第二十条第一項に規定する権利(以下「著作者人格権」という。)並びに第二十一条から第二十八
著 作者人格 権及び著 作 権の 享有には 、いかなる方 式の履行を も要し ない。
条 まで に 規 定 す る 権 利 ( 以 下 「 著 作 権 」 と い う 。 ) を 享 有 す る 。
第 十七条
2
( 公表 権)
著作者は、その著作物でまだ公表されていないもの(その同意を得ないで公表された著作物を含む。以下この条において同じ。)を公衆に提供
その著作物でまだ公表されていないものの著作権を譲渡した場合
こ れ ら の 著 作 物 を そ の 原 作 品 に よ る 展 示 の 方 法で 公衆 に
当 該 著 作 物 を そ の 著 作 権 の 行 使 に よ り 公衆 に 提 供 し 、 又 は 提 示 す る こ と 。
一
提示すること。
第 二 十 九 条 の 規 定 に より その 映 画 の 著 作 物 の 著 作 権 が 映 画 製 作 者 に 帰 属 し た場 合
るこ と 。
その著作物でまだ公表されていないものを行政機関(行政機関の保有する情報の公開に関する法律(平成十一年法律第四十二号。以下「行政機関情
著作者は、次の各号に掲げる場合には、当該各号に掲げる行為について同意したものとみなす。
当 該 著 作 物 を そ の 著 作 権 の 行 使 に よ り 公衆 に 提 供 し 、 又 は 提 示 す
その美術の著作物又は写真の著作物でまだ公表されていないものの原作品を譲渡した場合
三
二
著 作 者 は 、 次の 各 号 に 掲 げ る 場 合 に は 、 当 該 各 号 に 掲げ る 行 為 に つ い て 同 意 し た も の と 推 定 す る 。
し、又は提示する権利を有する。当該著作物を原著作物とする二次的著作物についても、同様とする。
第 十八 条
2
3
一
行 政 機 関 情 報 公 開 法 の 規 定 に よ り 行 政 機 関 の 長 が 当 該 著 作 物を 公 衆 に 提 供 し 、 又 は 提 示
報公開法」という。)第二条第一項に規定する行政機関をいう。以下同じ。)に提供した場合(行政機関情報公開法第九条第一項の規定による開示す
る旨の決定の時までに別段の意思表示をした場合を除く。)
す るこ と ( 当 該 著 作 物に 係 る 歴 史 公 文 書 等 ( 公 文 書 等 の 管 理 に 関 す る 法 律 ( 平 成 二 十 一 年 法 律 第 六 十 六 号 。 以 下 「 公 文 書 管 理 法 」 と い う 。 ) 第 二 条 第
- 87 -
4
二
三
四
六 項に 規 定 す る 歴 史 公 文 書 等 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) が 行 政 機 関 の 長 か ら 公 文 書 管 理 法 第 八 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 国 立 公 文 書 館 等 ( 公 文 書 管 理 法 第 二 条
第三項に規定する国立公文書館等をいう。以下同じ。)に移管された場合(公文書管理法第十六条第一項の規定による利用をさせる旨の決定の時まで
に当該著作物の著作者が別段の意思表示をした場合を除く。)にあつては、公文書管理法第十六条第一項の規定により国立公文書館等の長(公文書管
理 法 第 十 五 条 第 一 項 に 規 定 す る 国 立 公 文 書 館 等 の 長 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) が 当 該 著 作 物 を 公 衆 に 提供 し 、 又 は 提 示 す る こ と を 含 む 。 ) 。
そ の 著 作 物 で ま だ 公 表 さ れ て い な い も の を 独 立 行 政 法 人 等 ( 独 立 行 政 法 人 等 の 保 有 す る 情 報 の 公 開 に 関 す る 法 律 ( 平 成 十 三 年 法 律 第 百 四 十号 。 以 下
独 立 行 政 法 人 等 情 報 公 開 法の 規 定 に よ り 当 該 独 立 行 政
「 独 立 行 政 法 人 等 情 報 公 開 法 」 と い う 。 ) 第 二 条 第 一 項 に 規 定 す る 独 立 行 政 法 人 等 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) に 提 供 し た 場 合 ( 独 立 行 政 法 人 等 情 報 公開 法
第九条第一項の規定による開示する旨の決定の時までに別段の意思表示をした場合を除く。)
法 人 等 が 当 該 著 作 物 を 公 衆 に 提供 し 、 又 は 提 示 す る こ と ( 当 該 著 作 物 に 係 る 歴 史 公 文 書 等 が 当 該 独 立 行 政 法 人 等 か ら 公文 書 管 理 法第 十 一 条 第 四 項 の 規
定により国立公文書館等に移管された場合(公文書管理法第十六条第一項の規定による利用をさせる旨の決定の時までに当該著作物の著作者が別段の
意思表示をした場合を除く。)にあつては、公文書管理法第十六条第一項の規定により国立公文書館等の長が当該著作物を公衆に提供し、又は提示す
ることを含 む。)。
情 報 公 開 条 例 ( 地方 公共 団 体 又 は 地方 独 立 行 政 法 人 の 保 有す る 情 報 の 公 開 を 請 求 す る 住 民 等 の 権 利 に つい て 定 め る 当 該 地 方 公共 団 体
その著作物でまだ公表されていないものを地方公共団体又は地方独立行政法人に提供した場合(開示する旨の決定の時までに別段の意思表示をした
場 合を 除 く。 )
の 条 例を い う 。 以 下 同 じ 。 ) の 規 定 に よ り 当 該 地 方 公 共 団 体 の 機 関 又 は 地 方 独 立 行 政 法 人 が 当 該 著 作 物 を 公 衆 に 提 供 し 、 又 は 提 示 す る こ と ( 当 該 著 作
物に 係 る 歴 史 公 文 書 等 が 当 該 地 方 公 共 団 体 又 は 地 方 独 立 行 政 法 人 か ら 公 文 書 管 理 条 例 ( 地 方 公 共 団 体 又 は 地 方 独 立 行 政 法 人 の 保 有 す る 歴 史 公 文 書 等 の
適 切 な 保 存 及 び 利 用 に つ い て 定 め る 当 該 地 方 公 共 団 体 の 条 例 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) に 基 づ き 地 方 公文 書 館 等 ( 歴 史 公 文 書 等 の 適 切 な 保 存 及 び 利 用 を 図
る 施 設 と し て 公 文 書 管 理 条 例 が 定 め る 施 設 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) に 移 管 さ れ た 場 合 ( 公 文 書 管 理 条 例 の 規 定 ( 公 文 書管 理 法 第 十 六 条 第 一 項 の 規 定 に 相
当する規定に限る。以下この条において同じ。)による利用をさせる旨の決定の時までに当該著作物の著作者が別段の意思表示をした場合を除く。)
にあつては、公文書管理条例の規定により地方公文書館等の長(地方公文書館等が地方公共団体の施設である場合にあつてはその属する地方公共団体
の長をいい、地方公文書館等が地方独立行政法人の施設である場合にあつてはその施設を設置した地方独立行政法人をいう。以下同じ。)が当該著作
物 を 公衆 に 提 供 し 、 又 は 提 示 す る こ と を 含 む 。 ) 。
その著作物でまだ公表されていないものを国立公文書館等に提供した場合(公文書管理法第十六条第一項の規定による利用をさせる旨の決定の時ま
同 項 の 規 定 に よ り 国 立 公 文 書 館 等 の 長 が 当 該 著 作 物 を 公衆 に 提 供 し 、 又 は 提 示 す る こ と 。
公 文 書 管 理 条 例 の 規 定 に よ り 地 方 公 文 書 館 等 の 長 が 当 該 著 作 物 を 公衆 に 提 供 し 、 又 は 提 示 す る こ と 。
独立行政法人等情報公開法第五条の規定により独立行政法人等が同条第一号ロ若しくはハ若しくは同条第二号ただし書に規定する情報が記録されて
表されていないものを公衆に提供し、若しくは提示するとき。
物でまだ公表されていないものを公衆に提供し、若しくは提示するとき、又は行政機関情報公開法第七条の規定により行政機関の長が著作物でまだ公
行政機関情報公開法第五条の規定により行政機関の長が同条第一号ロ若しくはハ若しくは同条第二号ただし書に規定する情報が記録されている著作
第 一 項 の 規 定 は 、 次 の 各 号 の い ずれ か に 該 当 す る と き は 、 適 用 し な い 。
思 表 示 を し た 場 合を 除 く 。 )
その著作物でまだ公表されていないものを地方公文書館等に提供した場合(公文書管理条例の規定による利用をさせる旨の決定の時までに別段の意
で に 別 段 の 意 思 表 示 を し た場 合を 除 く。 )
五
一
二
- 88 -
三
四
五
六
七
八
い る 著 作 物 で ま だ 公 表 さ れ て い な い も の を 公衆 に 提 供 し 、 若 し く は 提 示 す る と き 、 又 は 独 立 行 政 法 人 等 情 報 公 開 法 第 七 条 の 規 定 に よ り 独 立 行 政 法 人 等
が著作物でまだ公表されていないものを公衆に提供し、若しくは提示するとき。
情報公開条例(行政機関情報公開法第十三条第二項及び第三項の規定に相当する規定を設けているものに限る。第五号において同じ。)の規定によ
り 地 方 公 共 団 体 の 機 関又 は 地 方 独 立 行 政 法 人 が 著 作 物 で ま だ 公 表 さ れ て い な い も の ( 行 政 機 関 情 報 公 開 法 第 五 条 第 一 号 ロ 又 は 同 条 第 二 号 た だ し 書に 規
定する情報に相当する情報が記録されているものに限る。)を公衆に提供し、又は提示するとき。
情報公開条例の規定により地方公共団体の機関又は地方独立行政法人が著作物でまだ公表されていないもの(行政機関情報公開法第五条第一号ハに
規定する情報に相当する情報が記録されているものに限る。)を公衆に提供し、又は提示するとき。
情報公開条例の規定で行政機関情報公開法第七条の規定に相当するものにより地方公共団体の機関又は地方独立行政法人が著作物でまだ公表されて
い な い も の を 公衆 に 提 供 し 、 又 は 提 示 す る と き 。
公文書管理法第十六条第一項の規定により国立公文書館等の長が行政機関情報公開法第五条第一号ロ若しくはハ若しくは同条第二号ただし書に規定
する情報又は独立行政法人等情報公開法第五条第一号ロ若しくはハ若しくは同条第二号ただし書に規定する情報が記録されている著作物でまだ公表さ
れて い な い も の を 公衆 に 提 供 し 、又は 提 示 す る と き 。
公 文 書 管 理 条 例 ( 公 文 書 管 理 法第 十 八 条 第 二 項 及 び 第 四 項 の 規 定 に 相 当 す る 規 定 を 設 け て い る も の に 限 る 。 ) の 規 定 に よ り 地 方 公文 書 館 等 の 長 が 著
作物でまだ公表されていないもの(行政機関情報公開法第五条第一号ロ又は同条第二号ただし書に規定する情報に相当する情報が記録されているもの
に 限 る 。 ) を 公 衆 に 提供 し 、 又 は 提 示 す る と き 。
公文書管理条例の規定により地方公文書館等の長が著作物でまだ公表されていないもの(行政機関情報公開法第五条第一号ハに規定する情報に相当
する情報が記録されているものに限る。)を公衆に提供し、又は提示するとき。
著 作 者 は 、 そ の 著 作 物の 原 作 品に 、 又 は そ の 著 作 物 の 公 衆 へ の 提 供 若 し く は 提 示 に 際 し 、 そ の 実 名 若 し く は 変 名 を 著 作 者 名 と し て 表 示 し 、 又 は
(氏名表示権)
第十九条
著作者名を表示しないこととする権利を有する。その著作物を原著作物とする二次的著作物の公衆への提供又は提示に際しての原著作物の著作者名の表
示についても、同様とする。
著作物を利用する者は、その著作者の別段の意思表示がない限り、その著作物につきすでに著作者が表示しているところに従つて著作者名を表示する
行 政 機 関 情 報 公 開 法 、 独 立 行 政 法 人 等 情 報 公 開 法 又 は 情 報 公 開 条 例 の 規 定 に よ り 行 政 機 関の 長 、 独 立 行 政 法 人 等又 は 地 方 公 共 団 体 の 機 関 若 し く は 地
第 一 項 の 規 定 は 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当す る と き は 、 適 用 し な い 。
な慣行に反しない限り、省略することができる。
著作者名の表示は、著作物の利用の目的及び態様に照らし著作者が創作者であることを主張する利益を害するおそれがないと認められるときは、公正
ことができる。
2
3
4
一
方独立行政法人が著作物を公衆に提供し、又は提示する場合において、当該著作物につき既にその著作者が表示しているところに従つて著作者名を表
示すると き。
- 89 -
二
三
行政機関情報公開法第六条第二項の規定、独立行政法人等情報公開法第六条第二項の規定又は情報公開条例の規定で行政機関情報公開法第六条第二
項 の 規 定 に 相 当 す る も の に よ り 行 政 機 関 の 長 、 独 立 行 政 法 人 等 又 は 地 方 公 共 団 体 の 機 関 若 し く は 地 方 独 立 行 政 法 人 が 著 作 物 を 公 衆 に 提供 し 、 又 は 提 示
する場合において、当該著作物の著作者名の表示を省略することとなるとき。
公 文 書 管 理 法第 十 六 条 第 一 項 の 規 定 又 は 公 文 書 管 理 条 例 の 規 定 ( 同 項 の 規 定 に 相 当 す る 規 定 に 限 る 。 ) に よ り 国 立 公文 書 館 等 の 長 又 は 地 方 公 文 書 館
等の長が著作物を公衆に提供し、又は提示する場合において、当該著作物につき既にその著作者が表示しているところに従つて著作者名を表示すると
き。
( 同 一性 保 持 権)
著 作 者 は 、 そ の 著 作 物 及 び そ の 題 号 の 同 一 性 を 保 持 す る 権 利 を 有 し 、 そ の 意 に 反し て こ れ ら の 変 更 、 切 除 そ の 他 の 改 変 を 受 け な い も のと す る 。
第 三 十 三 条 第 一 項 ( 同 条 第 四 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 、 第 三 十 三 条 の 二 第 一 項又 は 第 三 十 四 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 著 作 物 を 利 用 す る 場 合
前項の規定は、次の各号のいずれかに該当する改変については、適用しない。
第二 十条
2
一
建築 物の増築 、改築 、修繕又は模様替えによる改変
における用字又は用語の変更その他の改変で、学校教育の目的上やむを得ないと認められるもの
二
特定の電子計算機においては利用し得ないプログラムの著作物を当該電子計算機において利用し得るようにするため、又はプログラムの著作物を電
前 三 号 に 掲 げ る もの の ほ か 、 著 作 物 の 性 質 並 び に そ の 利 用 の 目 的 及 び 態 様 に 照 ら し や む を 得 な い と 認 め ら れ る 改 変
子 計 算 機 に お い て よ り 効 果的 に 利 用 し 得 る よ う に す る た め に 必 要 な 改 変
三
四
著 作 権 に 含 まれ る 権 利 の 種 類
著 作 者 は 、 そ の 著 作 物 を 複 製 す る 権利 を 専 有 す る 。
第 三款
(複 製 権)
第 二 十 一条
著 作 者 は 、 そ の 著 作 物 を 公に 上 映 す る 権 利 を 専 有 す る 。
著 作 者 は 、 そ の 著 作 物 を 、 公 衆 に 直 接 見 せ 又 は 聞 か せ る こ と を 目 的 と し て ( 以 下 「 公 に 」 と い う 。 ) 上 演 し 、 又 は 演 奏 す る 権利 を 専 有 す る 。
(上演権及び演奏 権)
第二 十二条
( 上 映 権)
第二十二条の二
著作者は、その著作物について、公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行う権利を専有する。
(公衆送信権等)
第二十三条
- 90 -
2
著作者は、その美術の著作物又はまだ発行されていない写真の著作物をこれらの原作品により公に展示する権利を専有する。
著 作 者 は 、 そ の 言 語 の 著 作 物 を 公 に 口 述 す る 権 利 を 専 有 する 。
著作者は 、公衆送信さ れる その 著作物を受信装 置を用いて 公に 伝達する 権利を 専 有する 。
(口述権)
第二 十四条
( 展示 権)
第 二 十 五条
(頒 布権)
著 作 者 は 、 その 映 画 の 著 作 物 を そ の 複 製 物 に よ り 頒 布 す る 権 利 を 専 有 す る 。
著 作 者 は 、 映 画 の 著 作 物 に お い て 複 製 さ れ て い る そ の 著 作 物 を 当 該 映 画 の 著 作 物 の 複 製 物に よ り 頒 布 す る 権 利 を 専 有 す る 。
第二十六条
2
( 譲渡 権 )
著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。以下この条において同じ。)をその原作品又は複製物(映画の著作物において複製されて
一
第六十七条第一項若しくは第六十九条の規定による裁定又は万国著作権条約の実施に伴う著作権法の特例に関する法律(昭和三十一年法律第八十六
前 項 に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 又 は そ の 許 諾 を 得 た 者 に よ り 公衆 に 譲 渡 さ れ た 著 作 物 の 原 作 品 又 は 複 製 物
前項の規定は、著作物の原作品又は複製物で次の各号のいずれかに該当するものの譲渡による場合には、適用しない。
いる著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。以下この条において同じ。)の譲渡により公衆に提供する権利を専有する。
第二 十六条の二
2
二
四
三
国外において、前項に規定する権利に相当する権利を害することなく、又は同項に規定する権利に相当する権利を有する者若しくはその承諾を得た
前 項に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 又 は そ の 承 諾 を 得 た 者 に よ り 特 定 か つ 少 数 の 者 に 譲 渡 さ れ た 著 作 物 の 原 作 品 又 は 複 製 物
第 六 十 七 条 の 二 第 一 項 の 規 定 の 適 用 を 受 け て 公衆 に 譲 渡 さ れ た 著 作 物 の 複 製 物
号 ) 第 五 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 許 可 を 受 け て 公衆 に 譲 渡 さ れ た 著 作 物 の 複 製 物
五
著作者は、その著作物(映画の著作物を除く。)をその複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著
者 に よ り 譲渡 さ れ た 著 作 物の 原 作 品 又 は 複 製 物
(貸与権)
第 二 十六 条 の 三
作 物 の 複 製 物 を 除 く 。 ) の 貸 与 に よ り 公衆 に 提 供 す る 権 利 を 専 有 す る 。
著作者は、その著作物を翻訳し、編曲し、若しくは変形し、又は脚色し、映画化し、その他翻案する権利を専有する。
(翻 訳権、翻 案権等)
第二十七条
- 91 -
二次的著作物の原著作物の著作者は、当該二次的著作物の利用に関し、この款に規定する権利で当該二次的著作物の著作者が有するものと同
( 二 次 的 著 作 物の 利 用 に 関す る 原 著 作 者 の 権利 )
第二十八 条
映 画 の 著 作 物 ( 第 十 五 条 第 一 項 、 次 項 又 は 第 三 項 の 規 定 の 適 用 を 受 け る も の を 除 く 。 ) の 著 作 権は 、 そ の 著 作 者 が 映 画 製 作 者 に 対 し 当 該 映 画
一の 種類の 権 利を専 有する 。
第 二 十九条
専ら放送事業者が放送のための技術的手段として製作する映画の著作物(第十五条第一項の規定の適用を受けるものを除く。)の著作権のうち次に掲
の著作物の製作に参加することを約束しているときは、当該映画製作者に帰属する。
二
一
専ら有線放送事業者が有線放送のための技術的手段として製作する映画の著作物(第十五条第一項の規定の適用を受けるものを除く。)の著作権のう
そ の 著作 物を複 製 し、又は その複 製 物に よ り放送 事 業者に 頒布する 権利
回線に接続している自動公衆送信装置に情報を入力することによるものを含む。)を行い、又は受信装置を用いて公に伝達する権利
そ の 著 作 物 を 放 送 す る 権 利 及 び 放 送 さ れ る そ の 著 作 物に つ い て 、 有 線 放 送 し 、 自 動 公 衆 送 信 ( 送 信 可 能 化 の う ち 、 公 衆 の 用 に 供 さ れ て い る 電 気 通 信
げる 権利は 、 映画 製 作 者と して の 当 該放送事 業者に 帰 属する 。
2
3
一
そ の 著 作 物 を 複 製 し 、 又 は そ の 複 製 物 に よ り 有 線放 送 事 業 者 に 頒 布 す る 権 利
その著作物を有線放送する権利及び有線放送されるその著作物を受信装置を用いて公に伝達する権利
ち 次 に 掲 げ る 権 利 は 、 映 画 製 作 者 と し て の 当 該 有 線 放 送 事 業 者 に 帰 属 する 。
二
著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内
( 私的 使 用 の た め の 複 製 )
三
二
一
私的 使用を 目的と して 、デ ジタル方 式の録音 又は録 画 の機 能を 有する 機器 ( 放 送 の 業 務 の た め の 特 別 の 性 能 そ の 他 の 私 的 使 用 に 通 常 供 さ れ な い特別の
信 し て 行 う デ ジ タ ル 方 式の 録 音 又 は 録 画 を 、 そ の 事 実 を 知 り な がら 行 う 場 合
著 作 権 を 侵 害 す る 自 動 公 衆 送 信 ( 国 外 で 行わ れ る 自 動 公 衆 送 信 で あ つ て 、 国 内 で 行わ れ た と し た な ら ば 著 作 権 の 侵 害 と な る べ き も の を 含 む 。 ) を 受
おいて同じ。)により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになつた複製を、その事実を知りながら行う場合
為を可能とし、又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を生じないようにすることをいう。第百二十条の二第一号及び第二号に
音若しくは影像の復元(著作権等を有する者の意思に基づいて行われるものを除く。)を行うことにより、当該技術的保護手段によつて防止される行
改変を除く。)を行うこと又は同号に規定する特定の変換を必要とするよう変換された著作物、実演、レコード若しくは放送若しくは有線放送に係る
技術的保護手段の回避(第二条第一項第二十号に規定する信号の除去若しくは改変(記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約による除去又は
る機器をいう。)を用いて複製する場合
公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器(複製の機能を有し、これに関する装置の全部又は主要な部分が自動化されてい
において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
第 三 十条
2
- 92 -
性能を有するもの及び録音機能付きの電話機その他の本来の機能に附属する機能として録音又は録画の機能を有するものを除く。)であつて政令で定め
るものにより、当該機器によるデジタル方式の録音又は録画の用に供される記録媒体であつて政令で定めるものに録音又は録画を行う者は、相当な額の
補償金を 著作権者 に 支 払わ なけれ ば ならな い。
( 付 随 対象 著 作 物 の 利 用 )
写真の撮影、録音又は録画(以下この項において「写真の撮影等」という。)の方法によつて著作物を創作するに当たつて、当該著作物(
前項の規定により複製又は翻案された付随対象著作物は、同項に規定する写真等著作物の利用に伴つて利用することができる。ただし、当該付随対象
当 に 害 す る こ と と な る 場 合は 、 こ の 限 り で な い 。
創作に伴つて複製又は翻案することができる。ただし、当該付随対象著作物の種類及び用途並びに当該複製又は翻案の態様に照らし著作権者の利益を不
物又は音に係る他の著作物(当該写真等著作物における軽微な構成部分となるものに限る。以下この条において「付随対象著作物」という。)は、当該
以下この条において「写真等著作物」という。)に係る写真の撮影等の対象とする事物又は音から分離することが困難であるため付随して対象となる事
第 三 十 条の 二
2
著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。
著作権者の許諾を得て、又は第六十七条第一項、第六十八条第一項若しくは第六十九条の規定による裁定を受けて著作物を利用しようとす
(検討の過程における利用)
第 三 十 条の 三
る者は、これらの利用についての検討の過程(当該許諾を得、又は当該裁定を受ける過程を含む。)における利用に供することを目的とする場合には、
その必要と認められる限度において、当該著作物を利用することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該利用の態様に照らし著作権者
の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。
公 表 さ れ た 著 作 物 は 、 著 作 物 の 録 音 、 録 画 そ の 他 の 利 用 に 係 る 技 術の 開 発 又 は 実用 化 の た め の 試 験 の 用 に 供 す る 場 合 に は 、 そ の 必 要 と 認 め
(技術の開発又は 実用化 のための試験の 用に供するための利用)
第 三 十 条の 四
られる限度において、利用することができる。
国立国会図書館及び図書、記録その他の資料を公衆の利用に供することを目的とする図書館その他の施設で政令で定めるもの(以下この項及
(図書館等における複製等)
第 三十 一 条
び第三項において「図書館等」という。)においては、次に掲げる場合には、その営利を目的としない事業として、図書館等の図書、記録その他の資料
図 書 館 資 料 の 保 存 の た め 必 要 が ある 場 合
た個々の著作物にあつては、その全部。第三項において同じ。)の複製物を一人につき一部提供する場合
図 書 館 等 の 利 用 者 の 求 め に 応 じ 、 そ の 調 査 研 究 の 用 に 供 す る た め に 、 公 表 さ れ た 著 作 物 の 一 部 分 ( 発 行 後 相 当 期 間を 経 過 し た 定 期 刊 行 物に 掲 載 さ れ
(以下この条において「図書館資料」という。)を用いて著作物を複製することができる。
一
二
- 93 -
2
3
三
他の図書館等の求めに応じ、絶版その他これに準ずる理由により一般に入手することが困難な図書館資料(以下この条において「絶版等資料」とい
う。) の複製 物を 提供 する場合
前 項 各 号 に 掲 げ る 場 合 の ほ か 、 国 立 国 会 図 書 館 に お い て は 、 図 書 館 資 料 の 原 本 を 公衆 の 利 用 に 供 す る こ と に よ る そ の 滅 失 、 損 傷 若 し く は 汚 損 を 避 け る
ために当該原本に代えて公衆の利用に供するため、又は絶版等資料に係る著作物を次項の規定により自動公衆送信(送信可能化を含む。同項において同
じ。)に用いるため、電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算
機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)を作成する場合には、必要と認められる限度において、当該図書館資料に係る著作物を記録
媒 体 に 記 録 す るこ と が で き る 。
国立国会図書館は、絶版等資料に係る著作物について、図書館等において公衆に提示することを目的とする場合には、前項の規定により記録媒体に記
録された当該著作物の複製物を用いて自動公衆送信を行うことができる。この場合において、当該図書館等においては、その営利を目的としない事業と
して、当該図書館等の利用者の求めに応じ、その調査研究の用に供するために、自動公衆送信される当該著作物の一部分の複製物を作成し、当該複製物
を一人につき一部提供することができる。
( 引用 )
公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批
国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人が一般に周知させることを目的として作成し、その著作の名義の下に公表する広
評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
第 三 十二 条
2
報資料、調査統計資料、報告書その他これらに類する著作物は、説明の材料として新聞紙、雑誌その他の刊行物に転載することができる。ただし、これ
を禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
公表された著作物は、学校教育の目的上必要と認められる限度において、教科用図書(小学校、中学校、義務教育学校、高等学校又は中等教
(教科用図書等への掲載)
第 三十 三条
育学校その他これらに準ずる学校における教育の用に供される児童用又は生徒用の図書であつて、文部科学大臣の検定を経たもの又は文部科学省が著作
の名義を有するものをいう。以下同じ。)に掲載することができる。
前 項 の 規 定 に よ り 著 作 物 を 教 科 用 図 書 に 掲 載 す る 者 は 、 その 旨 を 著作 者 に 通 知 す る と と も に 、 同 項 の 規 定 の 趣 旨 、 著作 物 の 種類 及 び 用 途 、 通 常の 使用
文化庁長官は、前項の定めをしたときは、これを官報で告示する。
2
3
前 三 項 の 規 定 は 、 高 等 学 校 ( 中 等 教 育 学 校 の 後 期 課 程 を 含 む 。 ) の 通 信 教 育 用 学 習 図 書 及 び 教 科 用 図 書 に 係 る 教 師 用 指 導 書 ( 当 該 教 科 用 図 書を 発 行 す
料の額その他の事情を考慮して文化庁長官が毎年定める額の補償金を著作権者に支払わなければならない。
4
る 者 の 発 行 に 係 る も の に 限 る 。 ) へ の 著 作 物の 掲 載 に つ いて 準 用 す る 。
(教科用拡大図書等の作成のための複製等)
- 94 -
第 三十 三条 の二
教科用図書に掲載された著作物は、視覚障害、発達障害その他の障害により教科用図書に掲載された著作物を使用することが困難な児童
又 は 生 徒 の 学 習 の 用 に 供 す る た め 、 当 該 教 科 用 図 書 に 用 い ら れ て い る 文 字 、 図 形 等 の 拡 大 そ の 他 の 当 該 児 童 又 は 生徒 が 当 該 著 作 物 を 使 用 す る た めに 必 要
な方式により複製することができる。
前 項 の 規 定 に よ り 複 製 す る 教 科 用 の 図 書 そ の 他 の 複 製 物 ( 点字 に よ り 複 製 す る も の を 除 き 、 当 該 教 科 用 図 書に 掲 載 さ れ た 著 作 物 の 全 部 又 は 相 当 部 分 を
文化庁長官は、前項の定めをしたときは、これを官報で告示する。
2
複製するものに限る。以下この項において「教科用拡大図書等」という。)を作成しようとする者は、あらかじめ当該教科用図書を発行する者にその旨
を通知するとともに、営利を目的として当該教科用拡大図書等を頒布する場合にあつては、前条第二項に規定する補償金の額に準じて文化庁長官が毎年
3
障 害 の あ る 児 童 及 び 生 徒 の た め の 教 科 用 特 定 図 書 等 の 普 及 の 促 進 等に 関 す る 法 律 ( 平 成 二 十 年 法 律 第 八 十 一号 ) 第 五 条 第 一 項 又 は 第 二 項 の 規 定 に よ り
定める額の補償金を当該著作物の著作権者に支払わなければならない。
4
教科用図書に掲載された著作物に係る電磁的記録の提供を行う者は、その提供のために必要と認められる限度において、当該著作物を利用することがで
きる。
公表された著作物は、学校教育の目的上必要と認められる限度において、学校教育に関する法令の定める教育課程の基準に準拠した学校向け
( 学 校 教 育 番 組の 放 送 等 )
第 三 十四 条
の放送番組又は有線放送番組において放送し、若しくは有線放送し、又は当該放送を受信して同時に専ら当該放送に係る放送対象地域(放送法(昭和二
十五年法律第百三十二号)第九十一条第二項第二号に規定する放送対象地域をいい、これが定められていない放送にあつては、電波法(昭和二十五年法
律第百三十一号)第十四条第三項第二号に規定する放送区域をいう。以下同じ。)において受信されることを目的として自動公衆送信(送信可能化のう
ち、公衆の用に供されている電気通信回線に接続している自動公衆送信装置に情報を入力することによるものを含む。)を行い、及び当該放送番組用又
前 項 の 規 定 に よ り 著 作 物 を 利 用 す る 者 は 、 そ の 旨 を 著 作 者 に 通 知 す る と と も に 、 相 当 な 額 の 補 償 金 を 著 作 権 者 に 支 払 わ なけ れ ば な ら な い 。
は有線放送番組用の教材に掲載することができる。
2
(学校その他の教育機関における複製等)
学校その他の教育機関(営利を目的として設置されているものを除く。)において教育を担任する者及び授業を受ける者は、その授業の過程
公表された著作物については、前項の教育機関における授業の過程において、当該授業を直接受ける者に対して当該著作物をその原作品若しくは複製
種 類 及 び 用 途 並 び に そ の 複 製 の 部 数 及 び 態 様 に 照 ら し 著 作 権 者 の 利 益 を 不 当に 害 す る こ と と な る 場 合 は 、 こ の 限 り で な い 。
における使用に供することを目的とする場合には、必要と認められる限度において、公表された著作物を複製することができる。ただし、当該著作物の
第 三十五 条
2
物を提供し、若しくは提示して利用する場合又は当該著作物を第三十八条第一項の規定により上演し、演奏し、上映し、若しくは口述して利用する場合
には、当該授業が行われる場所以外の場所において当該授業を同時に受ける者に対して公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。
)を行うことができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該公衆送信の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この
限りでない。
- 95 -
(試験問題としての複製等)
公表された著作物については、入学試験その他人の学識技能に関する試験又は検定の目的上必要と認められる限度において、当該試験又は検
営利を目的として前項の複製又は公衆送信を行う者は、通常の使用料の額に相当する額の補償金を著作権者に支払わなければならない。
ができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該公衆送信の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。
定の問題として複製し、又は公衆送信(放送又は有線放送を除き、自動公衆送信の場合にあつては送信可能化を含む。次項において同じ。)を行うこと
第 三 十六 条
2
( 視 覚 障 害 者 等の た め の 複 製 等 )
公表された著作物は、点字により複製することができる。
視覚障害者その他視覚による表現の認識に障害のある者(以下この項及び第百二条第四項において「視覚障害者等」という。)の福祉に関する事業を
衆送信の場合にあつては送信可能化を含む。)を行うことができる。
公表された著作物については、電子計算機を用いて点字を処理する方式により、記録媒体に記録し、又は公衆送信(放送又は有線放送を除き、自動公
第 三 十 七条
2
3
行う者で政令で定めるものは、公表された著作物であつて、視覚によりその表現が認識される方式(視覚及び他の知覚により認識される方式を含む。)
により公衆に提供され、又は提示されているもの(当該著作物以外の著作物で、当該著作物において複製されているものその他当該著作物と一体として
公衆に提供され、又は提示されているものを含む。以下この項及び同条第四項において「視覚著作物」という。)について、専ら視覚障害者等で当該方
式によつては当該視覚著作物を利用することが困難な者の用に供するために必要と認められる限度において、当該視覚著作物に係る文字を音声にするこ
とその他当該視覚障害者等が利用するために必要な方式により、複製し、又は自動公衆送信(送信可能化を含む。)を行うことができる。ただし、当該
視覚著作物について、著作権者又はその許諾を得た者若しくは第七十九条の出版権の設定を受けた者若しくはその複製許諾若しくは公衆送信許諾を得た
者により、当該方式による公衆への提供又は提示が行われている場合は、この限りでない。
聴覚障害者その他聴覚による表現の認識に障害のある者(以下この条及び次条第五項において「聴覚障害者等」という。)の福祉に関す
( 聴覚 障 害 者 等 の た め の 複 製 等 )
第 三 十 七 条の 二
る事業を行う者で次の各号に掲げる利用の区分に応じて政令で定めるものは、公表された著作物であつて、聴覚によりその表現が認識される方式(聴覚
及び他の知覚により認識される方式を含む。)により公衆に提供され、又は提示されているもの(当該著作物以外の著作物で、当該著作物において複製
されているものその他当該著作物と一体として公衆に提供され、又は提示されているものを含む。以下この条において「聴覚著作物」という。)につい
て、専ら聴覚障害者等で当該方式によつては当該聴覚著作物を利用することが困難な者の用に供するために必要と認められる限度において、それぞれ当
該各号に掲げる利用を行うことができる。ただし、当該聴覚著作物について、著作権者又はその許諾を得た者若しくは第七十九条の出版権の設定を受け
た者若しくはその複製許諾若しくは公衆送信許諾を得た者により、当該聴覚障害者等が利用するために必要な方式による公衆への提供又は提示が行われ
当該聴覚著作物に係る音声について、これを文字にすることその他当該聴覚障害者等が利用するために必要な方式により、複製し、又は自動公衆送
ている場合は、この限りでない。
一
- 96 -
二
信(送信可能化を含む。)を行うこと。
専 ら 当 該 聴 覚 障 害 者 等 向 け の 貸 出 し の 用 に 供 す る た め 、 複 製 す る こ と ( 当 該 聴 覚 著 作 物 に 係 る 音 声 を 文 字 に する こ と その 他 当 該 聴 覚 障 害 者 等 が利用
するために必要な方式による当該音声の複製と併せて行うものに限る。)。
公表された著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもつてするかを問わず、著作物の提供又は提示につ
(営利 を 目的と し ない上 演 等)
第 三 十八 条
映画フィルムその他の視聴覚資料を公衆の利用に供することを目的とする視聴覚教育施設その他の施設(営利を目的として設置されているものを除く
映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。)の貸与により公衆に提供することができる。
公表された著作物(映画の著作物を除く。)は、営利を目的とせず、かつ、その複製物の貸与を受ける者から料金を受けない場合には、その複製物(
観衆から料金を受けない場合には、受信装置を用いて公に伝達することができる。通常の家庭用受信装置を用いてする場合も、同様とする。
放 送 さ れ 、 又 は 有 線 放 送 さ れ る 著 作 物 ( 放 送 さ れ る 著 作 物 が 自 動 公 衆 送 信 さ れ る 場 合 の 当 該 著 作 物 を 含 む 。 )は 、 営 利 を 目 的 と せ ず 、 か つ 、 聴 衆 又 は
力することによるものを含む。)を行うことができる。
いて受信されることを目的として自動公衆送信(送信可能化のうち、公衆の用に供されている電気通信回線に接続している自動公衆送信装置に情報を入
放送される著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金を受けない場合には、有線放送し、又は専ら当該放送に係る放送対象地域にお
、演奏、上映又は口述について実演家又は口述を行う者に対し報酬が支払われる場合は、この限りでない。
き受ける対価をいう。以下この条において同じ。)を受けない場合には、公に上演し、演奏し、上映し、又は口述することができる。ただし、当該上演
2
3
4
5
。)で政令で定めるもの及び聴覚障害者等の福祉に関する事業を行う者で前条の政令で定めるもの(同条第二号に係るものに限り、営利を目的として当
該 事 業 を 行 う も の を 除 く 。 ) は 、 公表 さ れ た 映 画 の 著 作 物 を 、 そ の 複 製 物 の 貸 与 を 受 け る 者 か ら 料 金 を 受 け な い 場 合 に は 、 そ の 複 製 物の 貸 与 に よ り 頒 布
することができる。この場合において、当該頒布を行う者は、当該映画の著作物又は当該映画の著作物において複製されている著作物につき第二十六条
に規定する権利を有する者(第二十八条の規定により第二十六条に規定する権利と同一の権利を有する者を含む。)に相当な額の補償金を支払わなけれ
ば なら な い 。
( 時 事 問 題 に 関す る 論説 の 転 載 等 )
新 聞 紙 又は 雑 誌 に 掲 載 し て 発 行 さ れ た 政 治 上 、 経 済 上 又 は 社 会 上 の 時 事 問 題 に 関 す る 論 説 ( 学 術 的 な 性 質 を 有 す る もの を 除 く 。 ) は 、 他 の 新
前項の規定により放送され、若しくは有線放送され、又は自動公衆送信される論説は、受信装置を用いて公に伝達することができる。
よるものを含む。)を行うことができる。ただし、これらの利用を禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。
ることを目的として自動公衆送信(送信可能化のうち、公衆の用に供されている電気通信回線に接続している自動公衆送信装置に情報を入力することに
聞紙若しくは雑誌に転載し、又は放送し、若しくは有線放送し、若しくは当該放送を受信して同時に専ら当該放送に係る放送対象地域において受信され
第 三 十九条
2
( 政 治 上 の 演 説 等の 利 用 )
- 97 -
公開して行われた政治上の演説又は陳述及び裁判手続(行政庁の行う審判その他裁判に準ずる手続を含む。第四十二条第一項において同じ。)
前項の規定により放送され、若しくは有線放送され、又は自動公衆送信される演説又は陳述は、受信装置を用いて公に伝達することができる。
公衆送信装置に情報を入力することによるものを含む。)を行うことができる。
に係る放送対象地域において受信されることを目的として自動公衆送信(送信可能化のうち、公衆の用に供されている電気通信回線に接続している自動
目的上正当と認められる場合には、新聞紙若しくは雑誌に掲載し、又は放送し、若しくは有線放送し、若しくは当該放送を受信して同時に専ら当該放送
国若しくは地方公共団体の機関、独立行政法人又は地方独立行政法人において行われた公開の演説又は陳述は、前項の規定によるものを除き、報道の
における公開の陳述は、同一の著作者のものを編集して利用する場合を除き、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。
第 四 十条
2
3
写真、映画、放送その他の方法によつて時事の事件を報道する場合には、当該事件を構成し、又は当該事件の過程において見られ、若しくは
(時 事の事件の報道のための 利用)
第四十一条
聞かれる著作物は、報道の目的上正当な範囲内において、複製し、及び当該事件の報道に伴つて利用することができる。
( 裁 判 手 続 等に お け る 複 製 )
著作物は、裁判手続のために必要と認められる場合及び立法又は行政の目的のために内部資料として必要と認められる場合には、その必要と
行政庁若しくは独立行政法人の行う薬事(医療機器(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和三十五年法律第百
( 昭 和 五 十 三 年 法 律 第 三 十 号 ) 第 二 条 に 規 定 す る 国 際 出 願 を い う 。 ) に 関 す る 国 際 調 査 若 し く は 国 際 予 備審 査 に 関 す る 手 続
行政庁の行う特許、意匠若しくは商標に関する審査、実用新案に関する技術的な評価又は国際出願(特許協力条約に基づく国際出願等に関する法律
次に掲げる手続のために必要と認められる場合についても、前項と同様とする。
害 す るこ と と な る 場 合 は 、 こ の 限 り で な い 。
認められる限度において、複製することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びにその複製の部数及び態様に照らし著作権者の利益を不当に
第 四 十二 条
2
一
二
四 十五号)第二条第 四 項に 規定する 医療機 器をいう。)及び 再生医 療等製品(同条第 九項に 規定する 再生医 療等製品をいう。 )に 関する事項 を含む。
以下この号において同じ。)に関する審査若しくは調査又は行政庁若しくは独立行政法人に対する薬事に関する報告に関する手続
行 政 機 関 の 長 、 独 立 行 政 法 人 等 又 は 地 方 公 共 団 体 の 機 関 若 し く は 地 方 独 立 行 政 法 人は 、 行 政 機 関 情 報 公 開 法 、 独 立 行 政 法 人 等 情 報 公 開 法
( 行 政 機 関 情 報 公開 法 等に よ る 開 示 の た め の 利 用 )
第 四 十二 条 の 二
又 は 情 報 公 開 条 例 の 規 定 に よ り 著 作 物 を 公 衆 に 提供 し 、 又 は 提 示 す る こ と を 目 的 と す る 場 合 に は 、 そ れ ぞ れ 行 政 機 関 情 報 公 開 法 第 十 四 条 第 一 項 ( 同 項 の
規 定 に 基 づ く 政 令 の 規 定 を 含 む 。 ) に 規 定 す る 方 法 、 独 立 行 政 法 人 等 情 報 公 開 法第 十 五 条 第 一 項 に 規 定 す る 方 法 ( 同 項 の 規 定 に 基 づ き 当 該 独 立 行 政 法 人
等 が 定 め る 方 法 ( 行 政 機 関 情 報 公 開 法第 十 四 条 第 一 項 の 規 定 に 基 づ く 政 令 で 定 め る 方 法 以 外 の も の を 除 く 。 ) を 含 む 。 ) 又 は 情 報 公 開 条 例 で 定 め る 方 法
(行政機関情報公開法第十四条第一項(同項の規定に基づく政令の規定を含む。)に規定する方法以外のものを除く。)により開示するために必要と認
められる限度において、当該著作物を利用することができる。
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国立公文書館等の長又は地方公文書館等の長は、公文書管理法第十五条第一項の規定又は公文書管理条例の規定(同項の規定に相当する
( 公 文 書管 理 法 等 に よ る 保 存 等 の た め の 利 用 )
第 四 十二 条 の 三
規定に限る。)により歴史公文書等を保存することを目的とする場合には、必要と認められる限度において、当該歴史公文書等に係る著作物を複製する
国立公文書館等の長又は地方公文書館等の長は、公文書管理法第十六条第一項の規定又は公文書管理条例の規定(同項の規定に相当する規定に限る。
こ と がで き る 。
2
) に よ り 著 作 物 を 公衆 に 提 供 し 、 又 は 提 示 す る こ と を 目 的 と す る 場 合 に は 、 そ れ ぞ れ 公 文 書 管 理 法 第 十 九 条 ( 同 条 の 規 定 に 基 づ く 政 令 の 規 定 を 含 む 。 以
下この項において同じ。)に規定する方法又は公文書管理条例で定める方法(同条に規定する方法以外のものを除く。)により利用をさせるために必要
と認められる限度において、当該著作物を利用することができる。
( 国 立国会 図書館法による インター ネット 資 料及びオンライ ン資料 の収集の ための複 製)
国立国会図書館の館長は、国立国会図書館法(昭和二十三年法律第五号)第二十五条の三第一項の規定により同項に規定するインターネ
次の各号に掲げる者は、当該各号に掲げる資料を提供するために必要と認められる限度において、当該各号に掲げる資料に係る著作物を複製すること
することができる。
る た め に 必 要 と 認 め ら れ る 限 度に お い て 、 当 該 イ ン タ ー ネ ッ ト 資 料 又 は 当 該 オ ン ラ イ ン 資 料 に 係 る 著 作 物 を 国 立 国 会 図 書 館 の 使 用 に 係 る 記 録 媒 体 に 記 録
ット資料(以下この条において「インターネット資料」という。)又は同法第二十五条の四第三項の規定により同項に規定するオンライン資料を収集す
第四十二条の四
2
国 立 国 会 図 書 館 法第 二 十 四 条 及 び 第 二 十 四 条 の 二 に 規 定 す る 者
ができる。
一
国 立 国 会 図 書 館 法第 二 十 四 条 及 び 第 二 十 四 条 の 二 に 規 定 す る 者 以 外 の 者
同 法 第 二 十 五 条 の 四 第 一 項 の 規 定 に よ り 提 供 す る 同 項に 規 定 す る オ ン ラ イ
同 法 第 二 十 五 条 の 三 第 三 項 の 求 め に 応 じ 提供 す る イ ン タ ー ネ ッ ト 資 料
二
ン資料
次 の 各 号 に 掲 げ る 規 定 に よ り 著 作 物 を 利 用 す るこ と が で き る 場 合 に は 、 当 該 各 号 に 掲 げ る 方 法 に よ り 、 当 該 著 作 物 を 当 該 各 号 に 掲 げ る 規 定 に
( 翻 訳 、 翻 案 等に よ る 利 用 )
第 四 十三 条
従つて利用することができる。
第三十条第一項、第三十三条第一項(同条第四項において準用する場合を含む。)、第三十四条第一項又は第三十五条
変形 又は 翻案
翻 訳又 は 翻 案
翻 訳 、 編 曲、 変形 又 は 翻 案
一
第三十一条第一項第一号若しくは第三項後段、第三十二条、第三十六条、第三十七条第一項若しくは第二項、第三十九条第一項、第四十条第二項、
第 三 十 三 条の 二 第 一 項
翻訳
二
三
第 三 十 七 条第 三 項
第四十一条又は第四十二条
四
第 三 十 七条 の二
翻訳、変形又は翻案
五
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(放送 事 業者 等による 一時的 固 定)
放送事業者は、第二十三条第一項に規定する権利を害することなく放送することができる著作物を、自己の放送のために、自己の手段又は当
前二項の規定により作成された録音物又は録画物は、録音又は録画の後六月(その期間内に当該録音物又は録画物を用いてする放送又は有線放送があ
のを除く。)のために、自己の手段により、一時的に録音し、又は録画することができる。
有 線 放 送 事 業 者 は 、 第 二 十 三 条 第 一 項 に 規 定 す る 権 利 を 害 す る こ と な く 有 線 放 送 す る こ と が で き る 著 作 物 を 、 自 己 の 有 線 放 送 ( 放 送 を 受 信 して 行 う も
該著作物を同じく放送することができる他の放送事業者の手段により、一時的に録音し、又は録画することができる。
第四十四 条
2
3
つたときは、その放送又は有線放送の後六月)を超えて保存することができない。ただし、政令で定めるところにより公的な記録保存所において保存す
る場合は、この限りでない。
( 美 術の 著 作 物 等の 原 作 品 の 所 有 者 に よる 展 示 )
美術の著作物若しくは写真の著作物の原作品の所有者又はその同意を得た者は、これらの著作物をその原作品により公に展示することができ
前項の規定は、美術の著作物の原作品を街路、公園その他一般公衆に開放されている屋外の場所又は建造物の外壁その他一般公衆の見やすい屋外の場
る。
第四十五条
2
所 に 恒 常的 に 設 置 す る 場 合に は 、 適 用 し な い 。
美術の著作物でその原作品が前条第二項に規定する屋外の場所に恒常的に設置されているもの又は建築の著作物は、次に掲げる場合を除き、
( 公開 の 美 術 の 著 作 物 等 の 利 用 )
第 四 十六 条
三
二
一
専 ら 美 術 の 著 作 物 の 複 製 物 の 販 売 を 目 的 と し て 複 製 し 、 又 は そ の 複 製 物を 販 売 す る 場 合
前 条第 二 項 に 規 定 す る 屋 外 の 場 所 に 恒 常 的 に 設 置 す る た め に 複 製 す る 場 合
建 築 の 著 作 物 を 建 築 に よ り 複 製 し 、 又 は そ の 複 製 物 の 譲 渡 に よ り 公衆 に 提 供 す る 場 合
彫 刻 を 増 製 し 、 又 は そ の 増 製 物 の 譲 渡 に よ り 公衆 に 提 供 す る 場 合
いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。
四
美 術 の 著 作 物 又 は 写 真 の 著 作 物 の 原 作 品 に よ り 、 第 二 十 五 条 に 規 定 す る 権 利 を 害 す る こ と な く 、 こ れ ら の 著 作 物 を 公に 展 示 す る 者 は 、 観 覧 者
( 美 術の 著 作 物 等の 展 示 に 伴 う 複 製 )
第 四 十七条
のためにこれらの著作物の解説又は紹介をすることを目的とする小冊子にこれらの著作物を掲載することができる。
美術の著作物又は写真の著作物の原作品又は複製物の所有者その他のこれらの譲渡又は貸与の権原を有する者が、第二十六条の二第一項
( 美 術 の 著 作 物 等 の 譲渡 等の 申出 に 伴 う複 製 等 )
第四十七条の二
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又 は 第 二 十 六 条 の 三に 規 定 す る 権 利 を 害 す る こ と な く 、 そ の 原 作 品 又 は 複 製 物 を 譲 渡 し 、 又 は 貸 与 し よ う と す る 場 合 に は 、 当 該 権 原 を 有 す る 者 又 は そ の
委託を受けた者は、その申出の用に供するため、これらの著作物について、複製又は公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)
(当該複製により作成される複製物を用いて行うこれらの著作物の複製又は当該公衆送信を受信して行うこれらの著作物の複製を防止し、又は抑止する
ための措置その他の著作権者の利益を不当に害しないための措置として政令で定める措置を講じて行うものに限る。)を行うことができる。
( プ ロ グラ ム の 著 作 物 の 複 製 物 の 所 有 者 に よ る 複 製 等 )
プ ロ グラ ム の 著 作 物 の 複 製 物 の 所 有 者 は 、 自 ら 当 該 著 作 物を 電 子 計 算 機 に お い て 利 用 す る た め に 必 要 と 認 め ら れ る 限 度 に お い て 、 当 該 著
前項の複製物の所有者が当該複製物(同項の規定により作成された複製物を含む。)のいずれかについて滅失以外の事由により所有権を有しなくなつ
条第 二 項の規 定 が 適 用 される 場 合は 、こ の 限 りで ない 。
作物の複製又は翻案(これにより創作した二次的著作物の複製を含む。)をすることができる。ただし、当該利用に係る複製物の使用につき、第百十三
第四十七条の 三
2
た 後に は 、 そ の 者 は 、 当 該 著 作 権 者 の 別 段 の 意 思 表 示 が な い 限 り 、 そ の 他 の 複 製 物 を 保 存 し て は な ら な い 。
記録媒体内蔵複製機器(複製の機能を有する機器であつて、その複製を機器に内蔵する記録媒体(以下この条において「内蔵記録媒体」
( 保 守 、 修 理 等 の た め の 一時 的 複 製 )
第四 十七条の四
。
前二項の規定により内蔵記録媒体以外の記録媒体に著作物を記録した者は、これらの規定による保守若しくは修理又は交換の後には、当該記録媒体に
媒体に記録することができる。
媒体に記録されている著作物は、必要と認められる限度において、当該内蔵記録媒体以外の記録媒体に一時的に記録し、及び当該同種の機器の内蔵記録
記録媒体内蔵複製機器に製造上の欠陥又は販売に至るまでの過程において生じた故障があるためこれを同種の機器と交換する場合には、その内蔵記録
められる限度において、当該内蔵記録媒体以外の記録媒体に一時的に記録し、及び当該保守又は修理の後に、当該内蔵記録媒体に記録することができる
という。)に記録して行うものをいう。次項において同じ。)の保守又は修理を行う場合には、その内蔵記録媒体に記録されている著作物は、必要と認
2
3
記録された当該著作物の複製物を保存してはならない。
自動公衆送信装置等(自動公衆送信装置及び特定送信装置(電気通信回線に接続することにより、その記録媒体のうち特定送信(自動公
( 送 信 の 障 害 の 防 止 等の た め の 複 製 )
第四十七条の五
衆送信以外の無線通信又は有線電気通信の送信で政令で定めるものをいう。以下この項において同じ。)の用に供する部分(第一号において「特定送信
用記録媒体」という。)に記録され、又は当該装置に入力される情報の特定送信をする機能を有する装置をいう。)をいう。以下この条において同じ。
)を他人の自動公衆送信等(自動公衆送信及び特定送信をいう。以下この条において同じ。)の用に供することを業として行う者は、次の各号に掲げる
目 的 上 必 要 と 認 め ら れ る 限 度 に お い て 、 当 該 自 動 公 衆 送 信 装 置 等 に よ り 送 信 可 能 化 等 ( 送 信 可 能 化 及 び 特 定 送 信 を し 得 る よ う に す る た め の 行為 で 政 令 で
定めるものをいう。以下この条において同じ。)がされた著作物を、当該各号に定める記録媒体に記録することができる。
- 101 -
2
3
一
二
当 該 公衆 送
当該送信可能化等に係る公衆送信用記録媒体等(公衆送信用記録媒体及び特定送信用記録媒体をいう。次号において同じ。)以外の記録媒体で
自 動 公 衆 送 信 等 の 求 め が 当 該 自 動 公衆 送 信 装 置 等 に 集 中 す る こ と に よ る 送 信 の 遅 滞 又 は 当 該 自 動 公衆 送 信 装 置 等 の 故 障 に よ る 送 信 の 障 害 を 防 止 す る
こと
あつて、当該送信可能化等に係る自動公衆送信等の用に供するためのもの
き
当 該 送 信 可 能 化 等 に 係 る 公衆 送 信 用 記 録 媒 体 等 に 記 録 さ れ た 当 該 著 作 物 の 複 製 物 が 滅 失 し 、 又 は 毀 損 し た 場 合 の 復 旧 の 用 に 供 す る こ と
信 用 記 録 媒 体 等 以 外 の 記 録 媒 体 ( 公衆 送 信 用 記 録 媒 体 等 で ある も の を 除 く 。 )
自動公衆送信装置等を他人の自動公衆送信等の用に供することを業として行う者は、送信可能化等がされた著作物(当該自動公衆送信装置等により送
信 可 能 化 等 が さ れ た も の を 除 く 。 ) の 自 動 公 衆 送 信 等 を 中 継 す る た め の 送 信 を 行 う 場 合 に は 、 当 該 送 信 後 に 行わ れ る 当 該 著 作 物 の 自 動 公 衆 送 信 等 を 中 継
するための送信を効率的に行うために必要と認められる限度において、当該著作物を当該自動公衆送信装置等の記録媒体のうち当該送信の用に供する部
分に 記録 する こ と がで き る 。
これらの規定に定める 目的の ため当該複製物を保存す
次の各号に掲げる者は、当該各号に定めるときは、その後は、当該各号に規定する規定の適用を受けて作成された著作物の複製物を保存してはならな
第 一 項 ( 第 二 号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) の 規 定 に よ り 著 作 物を 記 録 媒 体 に 記 録 し た 者
同 号 に 掲げ る 目 的 の た め 当 該 複 製 物 を 保 存 す る 必 要 が な く な つ
ては、国内で行われたとしたならば著作権の侵害となるべきものであること)を知つたとき。
る必要がなくなつたと認められるとき、又は当該著作物に係る送信可能化等が著作権を侵害するものであること(国外で行われた送信可能化等にあつ
第 一 項 ( 第 一号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 又 は 前 項 の 規 定 に よ り 著 作 物 を 記 録 媒 体 に 記 録 し た 者
い。
一
二
たと認めら れるとき 。
公 衆 か ら の 求 め に 応 じ 、 送 信 可 能 化 さ れ た 情 報 に 係 る 送 信 元 識 別 符 号 ( 自 動 公衆 送 信 の 送 信 元 を 識 別 す る た め の 文 字 、 番 号 、 記 号 そ の 他
( 送 信 可 能化 さ れ た 情 報 の 送 信 元 識 別符 号 の 検 索 等の た め の 複 製 等 )
第四 十七条の六
の符号をいう。以下この条において同じ。)を検索し、及びその結果を提供することを業として行う者(当該事業の一部を行う者を含み、送信可能化さ
れた情報の収集、整理及び提供を政令で定める基準に従つて行う者に限る。)は、当該検索及びその結果の提供を行うために必要と認められる限度にお
いて、送信可能化された著作物(当該著作物に係る自動公衆送信について受信者を識別するための情報の入力を求めることその他の受信を制限するため
の手段が講じられている場合にあつては、当該自動公衆送信の受信について当該手段を講じた者の承諾を得たものに限る。)について、記録媒体への記
録 又 は 翻 案 ( こ れ に よ り 創 作 し た 二 次 的 著 作 物 の 記 録 を 含 む 。 ) を 行 い 、 及 び 公衆 か ら の 求 め に 応 じ 、 当 該 求 め に 関 す る 送 信 可 能 化 さ れ た 情 報 に 係 る 送
信元識別符号の提供と併せて、当該記録媒体に記録された当該著作物の複製物(当該著作物に係る当該二次的著作物の複製物を含む。以下この条におい
て「検索結果提供用記録」という。)のうち当該送信元識別符号に係るものを用いて自動公衆送信(送信可能化を含む。)を行うことができる。ただし
、当該検索結果提供用記録に係る著作物に係る送信可能化が著作権を侵害するものであること(国外で行われた送信可能化にあつては、国内で行われた
としたならば著作権の侵害となるべきものであること)を知つたときは、その後は、当該検索結果提供用記録を用いた自動公衆送信(送信可能化を含む
。)を行つてはならない。
- 102 -
著 作 物 は 、 電 子 計 算 機 に よる 情 報 解 析 ( 多 数 の 著 作 物 そ の 他 の 大 量 の 情 報 か ら 、 当 該 情 報 を 構 成 す る 言 語 、 音 、 影 像 そ の 他 の 要 素 に 係 る
( 情報 解 析 の た め の 複 製 等 )
第四十七条の 七
情報を抽出し、比較、分類その他の統計的な解析を行うことをいう。以下この条において同じ。)を行うことを目的とする場合には、必要と認められる
限度において、記録媒体への記録又は翻案(これにより創作した二次的著作物の記録を含む。)を行うことができる。ただし、情報解析を行う者の用に
供するために作成されたデータベースの著作物については、この限りでない。
電子計算機において、著作物を当該著作物の複製物を用いて利用する場合又は無線通信若しくは有線電気通信の送信がされる著作物を当
(電子計算機における著作物の利用に伴う複製)
第 四 十 七 条の 八
該送信を受信して利用する場合(これらの利用又は当該複製物の使用が著作権を侵害しない場合に限る。)には、当該著作物は、これらの利用のための
当該電子計算機による情報処理の過程において、当該情報処理を円滑かつ効率的に行うために必要と認められる限度で、当該電子計算機の記録媒体に記
録することができる。
著作物は、情報通信の技術を利用する方法により情報を提供する場合であつて、当該提供を円滑かつ効率的に行うための準備に必要な電
( 情報 通 信 技 術 を 利 用 し た情 報 提 供 の 準 備 に 必 要 な 情 報 処 理 の た め の 利 用 )
第四 十七条の 九
子計算機による情報処理を行うときは、その必要と認められる限度において、記録媒体への記録又は翻案(これにより創作した二次的著作物の記録を含
む。)を行うことができる。
第三十一条第一項(第一号に係る部分に限る。以下この条において同じ。)若しくは第三項後段、第三十二条、第三十三条第一項(同条
( 複 製 権 の 制 限 に よ り 作 成 さ れ た 複 製 物 の 譲渡 )
第四 十七条の 十
第四項において準用する場合を含む。)、第三十三条の二第一項若しくは第四項、第三十四条第一項、第三十五条第一項、第三十六条第一項、第三十七
条、第三十七条の二(第二号を除く。以下この条において同じ。)、第三十九条第一項、第四十条第一項若しくは第二項、第四十一条から第四十二条の
二まで、第四十二条の三第二項又は第四十六条から第四十七条の二までの規定により複製することができる著作物は、これらの規定の適用を受けて作成
された複製物(第三十一条第一項若しくは第三項後段、第三十五条第一項、第三十六条第一項又は第四十二条の規定に係る場合にあつては、映画の著作
物の複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を含む。以下この条において同じ。)を除く。)の譲
渡により公衆に提供することができる。ただし、第三十一条第一項若しくは第三項後段、第三十三条の二第一項若しくは第四項、第三十五条第一項、第
三十七条第三項、第三十七条の二、第四十一条から第四十二条の二まで、第四十二条の三第二項又は第四十七条の二の規定の適用を受けて作成された著
作物の複製物(第三十一条第一項若しくは第三項後段、第三十五条第一項又は第四十二条の規定に係る場合にあつては、映画の著作物の複製物を除く。
)を、第三十一条第一項若しくは第三項後段、第三十三条の二第一項若しくは第四項、第三十五条第一項、第三十七条第三項、第三十七条の二、第四十
一条から第四十二条の二まで、第四十二条の三第二項又は第四十七条の二に定める目的以外の目的のために公衆に譲渡する場合は、この限りでない。
- 103 -
次 の 各 号 に 掲 げ る 場 合 に は 、 当 該 各 号 に 規 定 す る 著 作 物 の 出 所 を 、 そ の 複 製又 は 利 用 の 態 様 に 応 じ 合 理 的 と 認 め ら れ る 方 法 及 び 程 度に よ り 、
( 出 所の 明 示 )
三
二
一
前項の出所の明示に当たつては、これに伴い著作者名が明らかになる場合及び当該著作物が無名のものである場合を除き、当該著作物につき表示され
第 四 十 六 条 の 規 定 に よ り 著 作 物を 利 用 す る 場 合 に お い て 、 そ の 出 所 を 明 示 す る 慣 行 が あ る と き 。
第三十二条の規定により著作物を複製以外の方法により利用する場合又は第三十五条、第三十六条第一項、第三十八条第一項、第四十一条若しくは
物を利 用 する 場 合
第三十四条第一項、第三十七条第三項、第三十七条の二、第三十九条第一項、第四十条第一項若しくは第二項又は第四十七条の二の規定により著作
七 条の 規 定 に よ り 著 作 物 を 複 製 する 場 合
第三十二条、第三十三条第一項(同条第四項において準用する場合を含む。)、第三十三条の二第一項、第三十七条第一項、第四十二条又は第四十
明示しなければならない。
第四十八条
2
第四十三条の規定により著作物を翻訳し、編曲し、変形し、又は翻案して利用する場合には、前二項の規定の例により、その著作物の出所を明示しな
て い る 著 作 者 名 を 示 さ なけ れ ば な ら な い 。
3
け れば な ら ない。
( 複 製 物の 目 的 外 使 用 等 )
次に 掲 げ る 者 は 、 第 二 十 一 条 の 複 製 を 行 つ た も の と み な す 。
第三十条第一項、第三十条の三、第三十一条第一項第一号若しくは第三項後段、第三十三条の二第一項若しくは第四項、第三十五条第一項、第三十
第 四 十九条
一
七条第三項、第三十七条の二本文(同条第二号に係る場合にあつては、同号。次項第一号において同じ。)、第四十一条から第四十二条の三まで、第
四十二条の四第二項、第四十四条第一項若しくは第二項、第四十七条の二又は第四十七条の六に定める目的以外の目的のために、これらの規定の適用
を受けて作成された著作物の複製物(次項第四号の複製物に該当するものを除く。)を頒布し、又は当該複製物によつて当該著作物を公衆に提示した
第 四 十 四 条 第 三 項 の 規 定 に 違 反し て 同 項 の 録 音 物 又 は 録 画 物 を 保 存 し た 放 送 事 業 者 又 は 有 線 放 送 事 業 者
者
二
第 四 十 七 条 の 三 第 一 項 の 規 定 の 適 用 を 受 け て 作 成 さ れ た 著 作 物 の 複 製 物 ( 次 項 第 二 号 の 複 製 物 に 該 当 す る も の を 除 く 。 ) 若 し く は 第 四 十 七 条の 四 第
第四十七条の六ただし書の規定に違反して、同条本文の規定の適用を受けて作成された著作物の複製物(次項第五号の複製物に該当するものを除く
を受けて作成された著作物の複製物(次項第六号の複製物に該当するものを除く。)を用いて当該著作物を利用した者
第 三 十 条 の 四 、 第 四 十 七 条 の 五第 一 項 若 し く は 第 二 項 、 第 四 十 七 条 の 七 又 は 第 四 十 七 条 の 九 に 定 め る 目 的 以 外 の 目 的 の た め に 、 こ れ ら の 規 定 の 適 用
ものを 除 く。 )を保存 した者
第四十七条の三第二項、第四十七条の四第三項又は第四十七条の五第三項の規定に違反してこれらの規定の複製物(次項第二号の複製物に該当する
頒布し、又はこれらの複製物によつてこれらの著作物を公衆に提示した者
一項若しくは第二項の規定の適用を受けて同条第一項若しくは第二項に規定する内蔵記録媒体以外の記録媒体に一時的に記録された著作物の複製物を
三
四
五
六
- 104 -
2
七
一
二
。 ) を 用 い て 当 該 著 作 物 の 自 動 公衆 送 信 ( 送 信 可 能 化 を 含 む 。 ) を 行 つ た 者
第四十七条の八の規定の適用を受けて作成された著作物の複製物を、当該著作物の同条に規定する複製物の使用に代えて使用し、又は当該著作物に
係る同条に規定する送信の受信(当該送信が受信者からの求めに応じ自動的に行われるものである場合にあつては、当該送信の受信又はこれに準ずる
ものとして政令で定める行為)をしないで使用して、当該著作物を利用した者
次 に 掲 げ る 者は 、 当 該二 次 的 著 作 物 の 原 著 作 物 に つ き 第 二 十 七 条 の 翻 訳 、 編 曲 、 変 形 又 は 翻 案を 行 つ た も の と み な す 。
第三十条第一項、第三十一条第一項第一号若しくは第三項後段、第三十三条の二第一項、第三十五条第一項、第三十七条第三項、第三十七条の二本
文 、 第 四 十 一 条 又 は 第 四 十 二 条 に 定 め る 目 的 以 外 の 目 的 の た め に 、 第 四 十 三 条 の 規 定 の 適 用 を 受 けて 同 条 各 号 に 掲 げ る こ れ ら の 規 定 に 従 い 作 成 さ れ た
二次的著作物の複製物を頒布し、又は当該複製物によつて当該二次的著作物を公衆に提示した者
第四十七条の三第一項の規定の適用を受けて作成された二次的著作物の複製物を頒布し、又は当該複製物によつて当該二次的著作物を公衆に提示し
第 四 十 七 条 の 三 第 二 項 の 規 定 に 違 反 し て 前 号 の 複 製 物を 保 存 し た 者
た者
三
第三十条の三又は第四十七条の六に定める目的以外の目的のために、これらの規定の適用を受けて作成された二次的著作物の複製物を頒布し、又は
第三十条の四、第四十七条の七又は第四十七条の九に定める目的以外の目的のために、これらの規定の適用を受けて作成された二次的著作物の複製
送信(送信可能化を含む。)を 行つた者
第四十七条の六ただし書の規定に違反して、同条本文の規定の適用を受けて作成された二次的著作物の複製物を用いて当該二次的著作物の自動公衆
当 該 複 製 物 に よ つて 当 該 二 次 的 著 作 物 を 公 衆 に 提 示 し た 者
四
五
六
物を用いて当該二次的著作物を利用した者
この款の規定は、著作者人格権に影響を及ぼすものと解釈してはならない。
( 著 作 者 人 格 権と の 関 係 )
第 五十 条
(保護期間の原則)
著 作 権 の 存 続期 間 は 、 著 作 物 の 創 作 の 時 に 始 ま る 。
著作権は、この節に別段の定めがある場合を除き、著作者の死後(共同著作物にあつては、最終に死亡した著作者の死後。次条第一項において同じ。
第 五十一 条
2
)五十年を経過するまでの間、存続する。
無名又は変名の著作物の著作権は、その著作物の公表後五十年を経過するまでの間、存続する。ただし、その存続期間の満了前にその著作者
( 無名 又 は 変 名 の 著 作 物の 保 護 期 間 )
第 五 十二 条
の死後五十年を経過していると認められる無名又は変名の著作物の著作権は、その著作者の死後五十年を経過したと認められる時において、消滅したも
のと する 。
- 105 -
2
二
一
著 作 者 が 前 項 の 期 間 内 に そ の 実 名 又 は 周 知 の 変 名 を 著 作 者 名 と し て 表 示 し て そ の 著 作 物 を 公 表 し たと き 。
前 項 の 期 間 内 に 第 七 十 五 条 第 一 項 の 実 名 の 登 録 が あ つ たと き 。
変名の著作物における著作者の変名がその者のものとして周知のものであるとき。
前 項 の 規 定 は 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る と き は 、 適用 し な い 。
三
( 団 体 名 義 の 著 作 物の 保 護 期 間 )
法 人 そ の 他 の 団 体 が 著 作 の 名 義 を 有す る 著 作 物 の 著 作 権 は 、 そ の 著作 物 の 公表 後 五 十 年 ( そ の 著 作 物 が そ の 創 作 後 五 十 年 以 内 に 公 表 さ れ な か
前項の規定は、法人その他の団体が著作の名義を有する著作物の著作者である個人が同項の期間内にその実名又は周知の変名を著作者名として表示し
つたときは、その創作後五十年)を経過するまでの間、存続する。
第 五十 三条
2
第 十 五 条 第 二 項 の 規 定 に よ り 法 人 そ の 他 の 団 体 が 著 作 者 で あ る 著 作 物 の 著 作 権 の 存 続 期 間に 関 し て は 、 第 一 項 の 著 作 物 に 該 当 す る 著 作 物 以 外 の 著 作 物
て そ の 著 作 物を 公 表 し た と き は 、 適 用 し な い 。
3
についても、当該団体が著作の名義を有するものとみなして同項の規定を適用する。
( 映 画 の 著 作 物 の 保 護期 間 )
映 画 の 著 作 物 の 著 作 権 は 、 そ の 著 作 物 の 公 表 後 七 十 年 ( そ の 著 作 物 が その 創 作 後 七 十 年 以 内 に 公 表 さ れ な か つ た と き は 、 そ の 創 作 後 七 十 年 )
前二条の規定は、映画の著作物の著作権については、適用しない。
著 作 権と と も に 消 滅 し た も の と す る 。
映 画 の 著 作 物 の 著 作 権 が そ の 存 続 期 間 の 満 了 に よ り 消 滅 し た と き は 、 当 該 映 画 の 著 作 物 の 利 用 に 関 す る そ の 原 著 作 物 の 著 作 権は 、 当 該 映 画 の 著 作 物 の
を経過するまでの間、存続する。
第 五十 四 条
2
3
第五十二条第一項、第五十三条第一項及び第五十四条第一項の公表の時は、冊、号又は回を追つて公表する著作物については、毎冊、毎号又
( 継 続的 刊 行 物 等 の 公 表 の 時 )
第 五十 六 条
一部分ずつを逐次公表して完成する著作物については、継続すべき部分が直近の公表の時から三年を経過しても公表されないときは、すでに公表され
は毎回の公表の時によるものとし、一部分ずつを逐次公表して完成する著作物については、最終部分の公表の時によるものとする。
2
たもののうちの最終の部分をもつて前項の最終部分とみなす。
第 五 十 一 条 第 二 項 、 第 五 十 二 条第 一 項 、 第 五 十 三 条 第 一 項 又 は 第 五 十 四 条 第 一 項 の 場 合 に お い て 、 著 作 者 の 死 後 五 十 年 、 著 作 物の 公 表 後 五 十
( 保 護 期 間の 計 算 方 法 )
第 五十七 条
年若しくは創作後五十年又は著作物の公表後七十年若しくは創作後七十年の期間の終期を計算するときは、著作者が死亡した日又は著作物が公表され若
しくは創作された日のそれぞれ属する年の翌年から起算する。
- 106 -
文 学 的 及 び 美 術 的 著 作 物 の 保 護に 関 す る ベ ル ヌ 条 約 に よ り 創 設さ れ た 国 際 同 盟 の 加 盟 国 、 著 作 権 に 関 す る 世 界 知 的 所 有 権 機 関 条 約 の 締 約 国 又
(保護期間の 特例)
第 五 十八 条
は世界貿易機関の加盟国である外国をそれぞれ文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約、著作権に関する世界知的所有権機関条約又は世界貿
易機関を設立するマラケシュ協定の規定に基づいて本国とする著作物(第六条第一号に該当するものを除く。)で、その本国において定められる著作権
の存続期間が第五十一条から第五十四条までに定める著作権の存続期間より短いものについては、その本国において定められる著作権の存続期間による
。
著 作 者 人 格 権は 、 著 作 者 の 一 身 に 専 属 し 、 譲 渡 す る こ と が で き な い 。
( 著 作 者 人 格 権の 一 身 専 属 性 )
第 五十 九条
著作物を公衆に提供し、又は提示する者は、その著作物の著作者が存しなくなつた後においても、著作者が存しているとしたならばその著作者
(著作者が存しなくなつた後における人格的利益の保護)
第 六 十条
人格権の侵害となるべき行為をしてはならない。ただし、その行為の性質及び程度、社会的事情の変動その他によりその行為が当該著作者の意を害しな
いと 認 めら れ る 場 合は 、こ の 限 りで ない 。
( 著 作 権の 譲 渡 )
著作権は、その全部又は一部を譲渡することができる。
著作権を譲渡する契約において、第二十七条又は第二十八条に規定する権利が譲渡の目的として特掲されていないときは、これらの権利は、譲渡した
第 六 十一 条
2
者に 留 保さ れ た ものと 推 定 する 。
第五十四条第二項の規定は、映画の著作物の著作権が前項の規定により消滅した場合について準用する。
九 条第 三 項 ( 残 余 財産 の 国 庫 へ の 帰属 ) そ の 他 こ れ に 準 ずる 法 律の 規 定 に よ り 国 庫 に 帰 属 す べ き こ と と なる と き 。
著作権者である法人が解散した場合において、その著作権が一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(平成十八年法律第四十八号)第二百三十
庫に 帰属 すべきこ とと なるとき 。
著作権者が死亡した場合において、その著作権が民法(明治二十九年法律第八十九号)第九百五十九条(残余財産の国庫への帰属)の規定により国
著 作 権は 、 次 に 掲 げ る 場 合 に は 、 消 滅 す る 。
( 相 続 人 の 不 存 在 の 場 合 等に お け る 著 作 権 の 消 滅 )
二
一
第 六 十二 条
2
(著作物の利用の許諾)
- 107 -
3
2
著作物の放送又は有線放送についての第一項の許諾は、契約に別段の定めがない限り、当該著作物の録音又は録画の許諾を含まないものとする。
第 一 項 の 許 諾 に 係 る 著 作 物を 利 用 す る 権 利 は 、 著 作 権 者 の 承 諾 を 得 な い 限 り 、 譲 渡 す るこ と が で き な い 。
前項の許諾を得た者は、その許諾に係る利用方法及び条件の範囲内において、その許諾に係る著作物を利用することができる。
著 作 権 者 は 、 他 人 に 対 し 、 そ の 著 作 物 の 利 用 を 許 諾 す る こ と がで き る 。
4
著作物の送 信 可能化 に ついて 第 一項の許諾を 得た者 が、その 許 諾に 係る利用 方法及び 条件( 送 信可能化の回数又は送 信可能化 に用いる自動公 衆送信装
第 六 十 三条
5
置に係るものを除く。)の範囲内において反復して又は他の自動公衆送信装置を用いて行う当該著作物の送信可能化については、第二十三条第一項の規
定は 、 適用し ない。
(共同著作物の著作者人格権の行使)
2
共同著作物の著作者は、そのうちからその著作者人格権を代表して行使する者を定めることができる。
共同著作物の各著作者は、信義に反して前項の合意の成立を妨げることができない。
共 同 著 作 物 の 著 作 者 人 格 権 は 、 著 作 者 全 員 の 合 意 に よら な け れ ば 、 行 使 す る こ と が で き な い 。
3
前項の権利を代表して行使する者の代表権に加えられた制限は、善意の第三者に対抗することができない。
第六十四条
4
共同著作物の著作権その他共有に係る著作権(以下この条において「共有著作権」という。)については、各共有者は、他の共有者の同意を
(共有著作権の 行使)
第 六 十 五条
3
2
前条第三項及び第四項の規定は、共有著作権の行使について準用する。
前二項の場合において、各共有者は、正当な理由がない限り、第一項の同意を拒み、又は前項の合意の成立を妨げることができない。
共有著作権は、その共有者全員の合意によらなければ、行使することができない。
得 な け れ ば 、 そ の 持 分 を 譲渡 し 、 又 は 質 権 の 目 的 と す る こ と がで き な い 。
4
(質権の目的となつた著作権)
著作権は、これを目的として質権を設定した場合においても、設定行為に別段の定めがない限り、著作権者が行使するものとする。
著作権を目的とする質権は、当該著作権の譲渡又は当該著作権に係る著作物の利用につき著作権者が受けるべき金銭その他の物(出版権の設定の対価
第 六 十六 条
2
を含む。)に対しても、行なうことができる。ただし、これらの支払又は引渡し前に、これらを受ける権利を差し押えることを必要とする。
公表された著作物又は相当期間にわたり公衆に提供され、若しくは提示されている事実が明らかである著作物は、著作権者の不明その他の理
(著作権者不明等の場合における著作物の利用)
第 六 十七 条
由により相当な努力を払つてもその著作権者と連絡することができない場合として政令で定める場合は、文化庁長官の裁定を受け、かつ、通常の使用料
の額に相当するものとして文化庁長官が定める額の補償金を著作権者のために供託して、その裁定に係る利用方法により利用することができる。
- 108 -
2
3
前項の裁定を受けようとする者は、著作物の利用方法その他政令で定める事項を記載した申請書に、著作権者と連絡することができないことを疎明す
る資料その他政令で定める資料を添えて、これを文化庁長官に提出しなければならない。
第一項の規定により作成した著作物の複製物には、同項の裁定に係る複製物である旨及びその裁定のあつた年月日を表示しなければならない。
前条第一項の裁定(以下この条において単に「裁定」という。)の申請をした者は、当該申請に係る著作物の利用方法を勘案して文化庁
( 裁 定 申請 中 の 著 作 物 の 利 用 )
第 六 十七条 の二
長官が定める額の担保金を供託した場合には、裁定又は裁定をしない処分を受けるまでの間(裁定又は裁定をしない処分を受けるまでの間に著作権者と
連絡をすることができるに至つたときは、当該連絡をすることができるに至つた時までの間)、当該申請に係る利用方法と同一の方法により、当該申請
に係る著作物を利用することができる。ただし、当該著作物の著作者が当該著作物の出版その他の利用を廃絶しようとしていることが明らかであるとき
第 一 項 の 規 定 に よ り 著 作 物を 利 用 す る 者 ( 以 下 「 申 請 中 利 用 者 」 と い う 。 ) が 裁 定 を 受 け た と き は 、 前 条 第 一 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 同 項 の 補 償 金 の
なら な い 。
前項の規定により作成した著作物の複製物には、同項の規定の適用を受けて作成された複製物である旨及び裁定の申請をした年月日を表示しなければ
は、この限りでない。
2
3
うち第一項の規定により供託された担保金の額に相当する額(当該担保金の額が当該補償金の額を超えるときは、当該額)については、同条第一項の規
定 に よ る 供 託 を 要し な い 。
申請中利用者は、裁定をしない処分を受けたとき(当該処分を受けるまでの間に著作権者と連絡をすることができるに至つた場合を除く。)は、当該
処分を受けた時までの間における第一項の規定による著作物の利用に係る使用料の額に相当するものとして文化庁長官が定める額の補償金を著作権者の
た めに 供 託 し な け れ ば な ら な い 。 こ の 場 合 に お い て 、 同 項 の 規 定 に よ り 供 託 さ れ た 担 保 金 の 額 の う ち 当 該 補 償 金 の 額 に 相 当 す る 額 ( 当 該 補 償 金 の 額 が 当
該担保金の額を超えるときは、当該額)については、当該補償金を供託したものとみなす。
申請中利用者は、裁定又は裁定をしない処分を受けるまでの間に著作権者と連絡をすることができるに至つたときは、当該連絡をすることができるに
至つた時までの間における第一項の規定による著作物の利用に係る使用料の額に相当する額の補償金を著作権者に支払わなければならない。
前三項の場合において、著作権者は、前条第一項又は前二項の補償金を受ける権利に関し、第一項の規定により供託された担保金から弁済を受けるこ
第一項の規定により担保金を供託した者は、当該担保金の額が前項の規定により著作権者が弁済を受けることができる額を超えることとなつたときは
とができる。
4
5
6
7
、政令で定めるところにより、その全部又は一部を取り戻すことができる。
公表された著作物を放送しようとする放送事業者は、その著作権者に対し放送の許諾につき協議を求めたがその協議が成立せず、又はその協
( 著 作 物の 放 送 )
第 六 十八 条
議をすることができないときは、文化庁長官の裁定を受け、かつ、通常の使用料の額に相当するものとして文化庁長官が定める額の補償金を著作権者に
支払つて、その著作物を放送することができる。
- 109 -
2
前項の規定により放送される著作物は、有線放送し、専ら当該放送に係る放送対象地域において受信されることを目的として自動公衆送信(送信可能
化のうち、公衆の用に供されている電気通信回線に接続している自動公衆送信装置に情報を入力することによるものを含む。)を行い、又は受信装置を
用いて公に伝達することができる。この場合において、当該有線放送、自動公衆送信又は伝達を行う者は、第三十八条第二項及び第三項の規定の適用が
ある場合を除き、通常の使用料の額に相当する額の補償金を著作権者に支払わなければならない。
商業用レコードが最初に国内において販売され、かつ、その最初の販売の日から三年を経過した場合において、当該商業用レコードに著作権
( 商 業用 レ コ ー ド へ の 録 音 等 )
第六十九条
者の許諾を得て録音されている音楽の著作物を録音して他の商業用レコードを製作しようとする者は、その著作権者に対し録音又は譲渡による公衆への
提 供 の 許 諾 に つ き 協 議 を 求 め た が 、 そ の 協 議 が 成 立 せ ず 、 又 は そ の 協 議 を す る こ と が で き な い と き は 、 文 化 庁 長官 の 裁 定 を 受 け 、 か つ 、 通 常 の 使 用 料 の
額に相当するものとして文化庁長官が定める額の補償金を著作権者に支払つて、当該録音又は譲渡による公衆への提供をすることができる。
(裁定に関する手続及び基準)
第 六 十 七 条 第 一 項 、 第 六 十八 条 第 一 項 又 は 前 条 の 裁 定 の 申請 を す る 者 は 、 実 費 を 勘 案 し て 政 令 で 定 め る 額 の 手 数 料 を 納 付 し な け れ ば な ら な い 。
文化庁長官は、第六十七条第一項、第六十八条第一項又は前条の裁定の申請があつた場合において、次の各号のいずれかに該当すると認めるときは、
述べる 機 会を 与え なけ れば なら ない。
文化庁長官は、第六十八条第一項又は前条の裁定の申請があつたときは、その旨を当該申請に係る著作権者に通知し、相当の期間を指定して、意見を
条第六項及び第百七条第二項において「国等」という。)であるときは、適用しない。
前項の規定は、同項の規定により手数料を納付すべき者が国又は独立行政法人のうち業務の内容その他の事情を勘案して政令で定めるもの(第七十八
第 七十条
2
3
4
一
第六十八条第一項の裁定の申請に係る著作権者がその著作物の放送の許諾を与えないことについてやむを得ない事情があるとき。
著作者がその著作物の出版その他の利用を廃絶しようとしていることが明らかであるとき。
文 化 庁 長 官 は 、 前 項 の 裁 定 を し な い 処 分 を し よ う と す る と き ( 第 七 項 の 規 定 に よ り 裁 定 を し な い 処 分 を す る 場 合 を 除 く 。 ) は 、 あ ら か じ め 申請 者 に そ
二
これらの裁定をしてはならない。
5
の理由を通知し、弁明及び有利な証拠の提出の機会を与えなければならないものとし、当該裁定をしない処分をしたときは、理由を付した書面をもつて
申請 者に その 旨を通 知 しなけ れ ばなら な い。
文 化 庁 長 官 は 、 第 六 十 七 条 第 一 項 の 裁 定 を し た と き は 、 そ の 旨 を 官 報 で 告 示 す る と と も に 申 請 者 に 通 知 し 、 第 六 十 八 条 第 一 項 又 は 前 条 の 裁 定 を し たと
文化庁長官は、申請中利用者から第六十七条第一項の裁定の申請を取り下げる旨の申出があつたときは、当該裁定をしない処分をするものとする。
6
7
前各項に規定するもののほか、この節に定める裁定に関し必要な事項は、政令で定める。
き は 、 そ の 旨 を 当 事 者 に 通 知 し なけ れ ば な ら な い 。
8
(文化審 議会へ の 諮問)
- 110 -
第 七十 一条
文 化 庁 長 官 は 、 第 三 十 三 条 第 二 項 ( 同 条第 四 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。 ) 、 第 三 十 三 条 の 二 第 二 項 、 第 六 十 七 条 第 一 項 、 第 六 十 七 条 の
二 第 四 項 、 第 六 十 八 条 第 一 項 又 は 第 六 十 九 条 の 補 償 金 の 額 を 定 め る 場 合 に は 、 文 化 審 議 会に 諮問 し な け れ ば な ら な い 。
(補 償金の額について の訴え )
第 六 十 七 条 第 一 項 、 第 六 十 七 条 の 二 第 四 項 、 第 六 十 八 条 第 一 項 又 は 第 六 十 九 条 の 規 定 に 基 づ き 定 め ら れ た 補 償 金 の 額 に つ い て 不 服 が ある 当 事
前項の訴えにおいては、訴えを提起する者が著作物を利用する者であるときは著作権者を、著作権者であるときは著作物を利用する者を、それぞれ被
月以内に、訴えを提起してその額の増減を求めることができる。
者は、これらの規定による裁定(第六十七条の二第四項に係る場合にあつては、第六十七条第一項の裁定をしない処分)があつたことを知つた日から六
第七十二条
2
告 と し なけ れ ば な ら な い 。
第六十七条第一項、第六十八条第一項又は第六十九条の裁定又は裁定をしない処分についての審査請求においては、その裁定又は裁定をしな
( 補 償 金 の 額 に つ いて の 審 査 請 求 の 制 限 )
第 七 十 三条
い処分に係る補償金の額についての不服をその裁定又は裁定をしない処分についての不服の理由とすることができない。ただし、第六十七条第一項の裁
定又は裁定をしない処分を受けた者が著作権者の不明その他これに準ずる理由により前条第一項の訴えを提起することができない場合は、この限りでな
い。
(補償金等の供託)
第三十三条第二項(同条第四項において準用する場合を含む。)、第三十三条の二第二項、第六十八条第一項又は第六十九条の補償金を支払
三
二
一
当該著作権を目的とする質権が設定されている場合(当該質権を有する者の承諾を得た場合を除く。)
その者がその補償金の額について第七十二条第一項の訴えを提起した場合
その者が過失がなくて著作権者を確知することができない場合
著作権者が補償金の受領を拒み、又は補償金を受領することができない場合
前 項 の 供 託 を し た者 は 、 すみ や か に そ の 旨 を 著 作 権 者 に 通 知 し な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 著 作 権 者 の 不 明 そ の 他 の 理 由 に より 著 作 権 者 に 通 知するこ
最 寄り の 供 託 所に 、 それ ぞ れ す る ものと す る 。
住所又は居所で知れているものを有する場合にあつては当該住所又は居所の最寄りの供託所に、その他の場合にあつては供託をする者の住所又は居所の
第六十七条第一項、第六十七条の二第四項若しくは前二項の規定による補償金の供託又は同条第一項の規定による担保金の供託は、著作権者が国内に
を 供 託 し なけ れ ば な ら な い 。
前 項 第 三 号 の 場 合 に お い て 、 著 作 権 者 の 請 求 が あ る と き は 、 当 該 補 償 金 を 支 払 う べ き 者 は 、 自己 の 見 積 金 額 を 支 払 い 、 裁 定 に 係 る 補 償 金 の 額 と の 差 額
四
う べ き 者は 、 次 に 掲 げ る 場 合 に は 、 そ の 補 償 金 の 支 払 に 代 え て そ の 補 償 金 を 供 託 し な け れ ば な ら な い 。
第 七 十四 条
2
3
4
とができない場合は、この限りでない。
- 111 -
無名又は変名で公表された著作物の著作者は、現にその著作権を有するかどうかにかかわらず、その著作物についてその実名の登録を受ける
( 実名 の 登 録 )
第七十五条
2
実名の登録がされている者は、当該登録に係る著作物の著作者と推定する。
著作者は、その遺言で指定する者により、死後において前項の登録を受けることができる。
ことができる。
3
( 第 一 発 行 年 月日 等 の 登 録 )
著作権者又は無名若しくは変名の著作物の発行者は、その著作物について第一発行年月日の登録又は第一公表年月日の登録を受けることがで
第一発行年月日の登録又は第一公表年月日の登録がされている著作物については、これらの登録に係る年月日において最初の発行又は最初の公表があ
きる。
第 七 十六 条
2
つ た も のと 推 定 す る 。
( 創 作 年 月日 の 登 録 )
プログラムの著作物の著作者は、その著作物について創作年月日の登録を受けることができる。ただし、その著作物の創作後六月を経過
前項の登録がされている著作物については、その登録に係る年月日において創作があつたものと推定する。
した場合は、この限りでない。
第 七 十 六 条の 二
2
(著作権の登録)
著作権の移転(相続その他の一般承継によるものを除く。次号において同じ。)若しくは信託による変更又は処分の制限
次に掲げる事項は、登録しなければ、第三者に対抗することができない。
一
著 作 権 を 目 的 と す る 質 権 の 設 定 、 移 転 、 変 更 若 し く は 消 滅 ( 混 同 又 は 著作 権 若 し く は 担 保 す る 債 権 の 消 滅 に よ る も の を 除 く 。 ) 又 は 処 分 の 制 限
第 七 十 七条
二
第七十五条第一項、第七十六条第一項、第七十六条の二第一項又は前条の登録は、文化庁長官が著作権登録原簿に記載し、又は記録して行う
(登録手続等)
。
著作権登録原簿は、政令で定めるところにより、その全部又は一部を磁気ディスク(これに準ずる方法により一定の事項を確実に記録しておくことが
第 七 十八 条
2
3
何人も、文化庁長官に対し、著作権登録原簿の謄本若しくは抄本若しくはその附属書類の写しの交付、著作権登録原簿若しくはその附属書類の閲覧又
文化庁長官は、第七十五条第一項の登録を行つたときは、その旨を官報で告示する。
できる物を含む。第四項において同じ。)をもつて調製することができる。
4
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7
6
5
著作権登録原簿及びその附属書類に記録されている保有個人情報(行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律(平成十五年法律第五十八号)第
著作権登録原簿及びその附属書類については、行政機関情報公開法の規定は、適用しない。
第一項に規定する登録に関する処分については、行政手続法(平成五年法律第八十八号)第二章及び第三章の規定は、適用しない。
前 項 の 規 定 は 、 同 項 の 規 定 に よ り 手 数 料 を 納 付 す べ き 者 が 国 等で ある と き は 、 適 用 し な い 。
前項の請求をする者は、実費を勘案して政令で定める額の手数料を納付しなければならない。
は著作権登録原簿のうち磁気ディスクをもつて調製した部分に記録されている事項を記載した書類の交付を請求することができる。
9
二条第 三項に 規定する 保有個人情報を いう。)に ついては、同 法第四章 の規定は、適用 し ない。
この節に規定するもののほか、第一項に規定する登録に関し必要な事項は、政令で定める。
プログラムの著作物に係る登録については、この節の規定によるほか、別に法律で定めるところによる。
( プ ロ グラ ム の 著 作 物 の 登 録 に 関 す る 特 例 )
第 七 十八 条 の 二
第二十一条又は第二十三条第一項に規定する権利を有する者(以下この章において「複製権等保有者」という。)は、その著作物について、
( 出 版 権 の 設定 )
第 七 十 九条
文書若しくは図画として出版すること(電子計算機を用いてその映像面に文書又は図画として表示されるようにする方式により記録媒体に記録し、当該
記録媒体に記録された当該著作物の複製物により頒布することを含む。次条第二項及び第八十一条第一号において「出版行為」という。)又は当該方式
により記録媒体に記録された当該著作物の複製物を用いて公衆送信(放送又は有線放送を除き、自動公衆送信の場合にあつては送信可能化を含む。以下
この章において同じ。)を行うこと(次条第二項及び第八十一条第二号において「公衆送信行為」という。)を引き受ける者に対し、出版権を設定する
複 製 権 等 保 有 者 は 、 そ の 複 製 権 又 は 公衆 送 信 権 を 目 的 と す る 質 権 が 設 定 さ れ て い る と き は 、 当 該 質 権 を 有 す る 者 の 承 諾 を 得 た 場 合 に 限 り 、 出 版 権 を 設
ことができる。
2
定することができるものとする。
出 版 権 の 存 続 期 間 中 に 当 該 著 作 物 の 著 作 者 が 死 亡 し た と き 、 又 は 、 設 定 行 為 に 別 段 の 定 め が あ る 場 合 を 除 き 、 出 版 権 の 設 定 後 最 初 の 出 版 行 為 又 は 公衆
原作のまま前条第一項に規定する方式により記録媒体に記録された当該著作物の複製物を用いて公衆送信を行う権利
式により記録媒体に記録された電磁的記録として複製する権利を含む。)
頒布の目的をもつて、原作のまま印刷その他の機械的又は化学的方法により文書又は図画として複製する権利(原作のまま前条第一項に規定する方
出版権者は、設定行為で定めるところにより、その出版権の目的である著作物について、次に掲げる権利の全部又は一部を専有する。
( 出 版権 の内 容)
二
一
第八 十条
2
送信行為(第八十三条第二項及び第八十四条第三項において「出版行為等」という。)があつた日から三年を経過したときは、複製権等保有者は、前項
の規定にかかわらず、当該著作物について、全集その他の編集物(その著作者の著作物のみを編集したものに限る。)に収録して複製し、又は公衆送信
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3
第六十三条第二項、第三項及び第五項の規定は、前項の場合について準用する。この場合において、同条第三項中「著作権者」とあるのは「第七十九
出版権者は、複製権等保有者の承諾を得た場合に限り、他人に対し、その出版権の目的である著作物の複製又は公衆送信を許諾することができる。
を行うことができる。
4
条 第 一 項 の 複 製 権 等 保 有 者 及 び 出 版 権 者 」 と 、 同 条 第 五 項 中 「 第 二 十 三 条 第 一 項」 と あ る の は 「 第 八 十 条 第 一 項( 第 二 号 に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 」 と 読 み
替える ものと す る 。
前 条 第 一 項 第 一 号 に 掲 げ る 権 利 に 係 る 出 版 権 者 ( 次 条に お い て 「 第 一 号 出 版 権 者 」 と い う 。 )
提供を受けた日から六月以内に当該著作物について出版行為を行う義務
当該著作物について慣行に従い継続して出版行為を行う義務
前 条 第 一 項 第 二 号 に 掲げ る 権 利 に 係 る 出 版 権 者 ( 次 条 第 一 項 第 二 号 に お い て 「 第 二 号 出 版 権 者 」 と い う 。 )
当該著作物について慣行に従い継続して公衆送信行為を行う義務
電磁的記録の提供を受けた日から六月以内に当該著作物について公衆送信行為を行う義務
複製権等保有者からその著作物について公衆送信を行うために必要な原稿その他の原品若しくはこれに相当する物の引渡し又はその著作物に係る
次に 掲げ る 義 務
複 製 権 等 保 有 者 か ら そ の 著 作 物 を 複 製 す る た め に 必 要 な 原 稿 そ の 他 の 原 品 若 し く は こ れ に 相 当 す る 物 の 引 渡 し 又 は そ の 著 作 物に 係 る 電 磁 的 記 録 の
次に 掲げ る義 務
出版権者は、次の各号に掲げる区分に応じ、その出版権の目的である著作物につき当該各号に定める義務を負う。ただし、設定行為に別段の
(出版の義務 )
第 八 十一 条
ロ
イ
定 め が ある 場 合 は 、 こ の 限 り で な い 。
一
二
イ
ロ
( 著 作 物の 修 正増 減 )
その著作物を第一号出版権者が改めて複製する場合
著作者は、次に掲げる場合には、正当な範囲内において、その著作物に修正又は増減を加えることができる。
一
そ の 著 作 物 に つ い て 第 二 号 出 版 権 者 が 公 衆 送 信 を 行 う場 合
第一号出版権者は、その出版権の目的である著作物を改めて複製しようとするときは、その都度、あらかじめ著作者にその旨を通知しなければならな
二
第八十二条
2
い。
( 出 版 権の 存 続 期 間 )
出 版 権の 存続期 間 は 、 設定 行為で 定 めると こ ろに よる 。
出版権は、その存続期間につき設定行為に定めがないときは、その設定後最初の出版行為等があつた日から三年を経過した日において消滅する。
第 八 十 三条
2
(出版権の消滅 の請求)
- 114 -
出 版 権 者 が 第 八 十 一 条 第 一号 ( イ に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) 又 は 第 二 号 ( イ に 係 る 部 分 に 限 る 。 ) の 義 務 に 違 反 し た と き は 、 複 製 権 等 保 有 者 は 、
複製権等保有者である著作者は、その著作物の内容が自己の確信に適合しなくなつたときは、その著作物の出版行為等を廃絶するために、出版権者に
八十条第一項第一号又は第二号に掲げる権利に係る出版権を消滅させることができる。
以上の期間を定めてその履行を催告したにもかかわらず、その期間内にその履行がされないときは、複製権等保有者は、出版権者に通知してそれぞれ第
出版権者が第八十一条第一号(ロに係る部分に限る。)又は第二号(ロに係る部分に限る。)の義務に違反した場合において、複製権等保有者が三月
出版権者に通知してそれぞれ第八十条第一項第一号又は第二号に掲げる権利に係る出版権を消滅させることができる。
第 八 十四 条
2
3
通知してその出版権を消滅させることができる。ただし、当該廃絶により出版権者に通常生ずべき損害をあらかじめ賠償しない場合は、この限りでない
。
( 出 版 権の 制 限 )
第三十条第一項(第三号を除く。次項において同じ。)、第三十条の二第二項、第三十条の三、第三十一条第一項及び第三項後段、第三十二
第 三 十 条 の 二 第 二 項 、 第 三 十 条 の 三 、 第 三 十 一 条 第 三 項 前 段 、 第 三 十 二 条 第 一 項 、 第 三 十 三 条 の 二 第 四 項 、 第 三 十 五 条第 二 項 、 第 三 十 六 条 第 一 項 、 第
つて当該著作物を公衆に提示した者は、第八十条第一項第一号の複製を行つたものとみなす。
三第二項又は第四十七条の二に定める目的以外の目的のために、これらの規定の適用を受けて作成された著作物の複製物を頒布し、又は当該複製物によ
五条第一項、第三十七条第三項、第三十七条の二本文(同条第二号に係る場合にあつては、同号)、第四十一条から第四十二条の二まで、第四十二条の
前項において準用する第三十条第一項、第三十条の三、第三十一条第一項第一号若しくは第三項後段、第三十三条の二第一項若しくは第四項、第三十
第二項、第三十条の三、第三十五条第一項、第四十二条第一項及び第四十七条の二中「著作権者」とあるのは、「出版権者」と読み替えるものとする。
二項並びに第四十六条から第四十七条の二までの規定は、出版権の目的となつている著作物の複製について準用する。この場合において、第三十条の二
十六条第一項、第三十七条、第三十七条の二、第三十九条第一項、第四十条第一項及び第二項、第四十一条から第四十二条の二まで、第四十二条の三第
条、第三十三条第一項(同条第四項において準用する場合を含む。)、第三十三条の二第一項及び第四項、第三十四条第一項、第三十五条第一項、第三
第 八 十六 条
2
3
三 十 七 条 第 二 項 及 び 第 三 項 、 第 三 十 七 条 の 二 ( 第 二 号 を 除 く 。 ) 、 第 四 十条 第 一 項 、 第 四 十 一 条 、 第 四 十 二 条 の 二 、 第 四 十 二 条 の 三 第 二 項 、 第 四 十 六 条
、第四十七条の二並びに第四十七条の六の規定は、出版権の目的となつている著作物の公衆送信について準用する。この場合において、第三十条の二第
二 項 、 第 三 十 条 の 三 、 第 三 十 五 条 第 二 項、 第 三 十 六 条 第 一 項 及 び 第 四 十 七 条の 二 中 「 著 作 権 者 」 と あ る の は 「 出 版 権 者 」 と 、第 四 十 七 条 の 六 た だ し 書 中
「 著 作 権 」 と ある の は 「 出 版 権 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
出版権は、複製権等保有者の承諾を得た場合に限り、その全部又は一部を譲渡し、又は質権の目的とすることができる。
( 出 版 権 の 譲渡 等 )
第八十七条
次に掲げる事項は、登録しなければ、第三者に対抗することができない。
(出 版権の登録)
第八十八 条
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2
一
二
出版権の設定、移転(相続その他の一般承継によるものを除く。次号において同じ。)、変更若しくは消滅(混同又は複製権若しくは公衆送信権の
消 滅 に よる も の を 除 く 。 ) 又 は 処 分 の 制 限
出版権を目的とする質権の設定、移転、変更若しくは消滅(混同又は出版権若しくは担保する債権の消滅によるものを除く。)又は処分の制限
第七十八条(第三項を除く。)の規定は、前項の登録について準用する。この場合において、同条第一項、第二項、第四項、第八項及び第九項中「著
作 権 登 録 原 簿 」 と ある の は 、 「 出 版 権 登 録 原 簿 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
実 演 家は 、 第 九 十 条 の 二 第 一 項 及 び 第 九 十 条 の 三 第 一 項 に 規 定 す る 権 利 ( 以 下 「 実 演 家 人 格 権 」 と い う 。 ) 並 び に 第 九 十 一 条 第 一 項 、 第 九 十
(著作隣接権)
第 八 十九 条
二 条 第 一 項 、 第 九 十 二 条 の 二 第 一 項 、 第 九 十 五 条 の 二 第 一 項 及 び 第 九 十 五 条 の 三第 一 項 に 規 定 す る 権 利 並 び に 第 九 十 四 条 の 二 及 び 第 九 十 五 条 の 三第 三 項
に 規 定 する 報 酬 並び に 第 九 十 五 条 第 一 項 に 規 定 す る 二 次 使 用 料 を 受け る 権 利 を 享 有 す る 。
レコード製作者は、第九十六条、第九十六条の二、第九十七条の二第一項及び第九十七条の三第一項に規定する権利並びに第九十七条第一項に規定す
4
3
前 各 項 の 権 利 の 享 有 に は 、 い か な る 方 式の 履 行 を も 要 し な い 。
有 線 放 送 事 業 者 は 、 第 百 条 の 二 か ら 第 百 条 の 五 まで に 規 定 す る 権 利 を 享 有 す る 。
放送事業者は、第九十八条から第百条までに規定する権利を享有する。
2
5
第一項から第四項までの権利(実演家人格権並びに第一項及び第二項の報酬及び二次使用料を受ける権利を除く。)は、著作隣接権という。
る 二 次 使 用 料 及 び 第 九 十 七 条 の 三第 三 項 に 規 定 す る 報 酬 を 受 け る 権 利 を 享 有 す る 。
6
この章の規定は、著作者の権利に影響を及ぼすものと解釈してはならない。
( 著 作 者 の 権 利 と 著 作 隣 接 権と の 関 係 )
第 九 十条
( 氏名 表示 権)
実演家は、その実演の公衆への提供又は提示に際し、その氏名若しくはその芸名その他氏名に代えて用いられるものを実演家名として表示
実演を利用する者は、その実演家の別段の意思表示がない限り、その実演につき既に実演家が表示しているところに従つて実演家名を表示することが
し、又は実演家名を表示しないこととする権利を有する。
第 九 十 条の 二
2
行政機関情報公開法、独立行政法人等情報公開法又は情報公開条例の規定により行政機関の長、独立行政法人等又は地方公共団体の機関若しくは地
第 一 項 の 規 定 は 、 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 する と き は 、 適 用 し な い 。
又は公正な慣行に反しないと認められるときは、省略することができる。
実演家名の表示は、実演の利用の目的及び態様に照らし実演家がその実演の実演家であることを主張する利益を害するおそれがないと認められるとき
できる。
3
4
一
方独立行政法人が実演を公衆に提供し、又は提示する場合において、当該実演につき既にその実演家が表示しているところに従つて実演家名を表示す
- 116 -
二
三
るとき。
行 政 機 関 情 報 公 開 法 第 六 条 第 二 項 の 規 定 、 独 立 行 政 法 人 等 情 報 公 開 法 第 六 条第 二 項 の 規 定 又 は 情 報 公 開 条 例 の 規 定 で 行 政 機 関 情 報 公 開 法 第 六 条 第 二
項の規定に相当するものにより行政機関の長、独立行政法人等又は地方公共団体の機関若しくは地方独立行政法人が実演を公衆に提供し、又は提示す
る場 合に おいて 、 当 該 実演の 実演家名の表示 を 省 略す るこ と と なると き 。
公 文 書 管 理 法第 十 六 条 第 一 項 の 規 定 又 は 公 文 書 管 理 条 例 の 規 定 ( 同 項 の 規 定 に 相 当 す る 規 定 に 限 る 。 ) に よ り 国 立 公 文 書 館 等 の 長又 は 地 方 公 文 書 館
等の長が実演を公衆に提供し、又は提示する場合において、当該実演につき既にその実演家が表示しているところに従つて実演家名を表示するとき。
( 同 一性 保 持 権)
実 演 家は 、 そ の 実 演 の 同 一 性 を 保 持 す る 権 利 を 有 し 、 自 己 の 名 誉 又 は 声 望 を 害 す る そ の 実 演 の 変 更 、 切 除 そ の 他 の 改 変 を 受 け な い も の と す
前 項 の 規 定 は 、 実演 の 性 質 並 び に その 利 用 の 目 的 及 び 態 様 に 照 ら し や む を 得 な い と 認 め ら れ る 改 変 又 は 公 正 な 慣 行 に 反 し な い と 認 め ら れ る 改 変に つい
る。
第 九 十 条の 三
2
て は 、 適用 し な い。
(録 音権及び 録画権)
実 演 家は 、 そ の 実 演 を 録 音 し 、 又 は 録 画 す る 権 利 を 専 有 す る 。
前項の規定は、同項に規定する権利を有する者の許諾を得て映画の著作物において録音され、又は録画された実演については、これを録音物(音を専
第 九 十 一条
2
ら 影 像 と と も に 再 生 す るこ と を 目 的 と す る も の を 除 く 。 ) に 録 音 す る 場 合 を 除 き 、 適 用 し な い 。
(放 送権及び 有線放 送 権)
実 演 家は 、 そ の 実 演 を 放 送 し 、 又 は 有 線 放 送 す る 権 利 を 専 有 す る 。
放 送され る実演を 有線放送 する場 合
前 項 の 規 定 は 、 次に 掲 げ る 場 合 に は 、 適 用 し な い 。
第九十二条
2
一
前条第一項に規定する権利を有する者の許諾を得て録音され、又は録画されている実演
次に 掲 げ る 実 演 を 放 送 し 、 又 は 有 線 放 送 す る 場 合
イ
前条第二項の実演で同項の録音物以外の物に録音され、又は録画されているもの
二
ロ
(送信 可 能化 権)
実 演 家は 、 そ の 実 演 を 送 信 可 能 化 す る 権 利 を 専 有 す る 。
第九十一条第一項に規定する権利を有する者の許諾を得て録画されている実演
前項の規定は、次に掲げる実演については、適用しない。
第 九 十二 条 の 二
2
一
- 117 -
二
第九十一条第二項の実演で同項の録音物以外の物に録音され、又は録画されているもの
実演の放送について第九十二条第一項に規定する権利を有する者の許諾を得た放送事業者は、その実演を放送のために録音し、又は録画する
(放送の ための固定)
第 九 十 三条
ことができる。ただし、契約に別段の定めがある場合及び当該許諾に係る放送番組と異なる内容の放送番組に使用する目的で録音し、又は録画する場合
一
前 項 の 規 定 に よ り 作 成 さ れ た 録 音 物 又 は 録 画 物 の 提 供 を 受け た 放 送 事 業 者で 、こ れらをさ らに 他の 放送事 業者の放 送 のた めに 提供 したもの
前 項 の 規 定 に よ り 作 成 さ れ た 録 音 物 又 は 録 画 物 を 放 送 の 目 的 以 外 の 目 的 又 は 同 項 た だ し 書 に 規 定 す る 目 的 の た め に 使 用 し 、 又 は 提供 し た 者
次 に 掲 げ る 者は 、 第 九 十 一 条 第 一 項の 録 音 又 は 録 画 を 行 な つ た も の と み な す 。
は、この限りでない。
2
二
( 放 送 の た め の 固定 物 等 に よ る 放 送 )
第 九 十 二 条 第 一 項 に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 が そ の 実 演 の 放 送 を 許 諾 し た と き は 、 契 約に 別 段 の 定 め が な い 限 り 、 当 該 実 演 は 、 当 該 許 諾 に 係
二
一
当 該 許 諾を 得 た 放 送 事 業 者 か ら 当 該 許 諾に 係 る 放 送 番 組 の 供 給 を 受 け て す る 放 送 ( 前 号 の 放 送 を 除 く 。 )
当 該許 諾 を 得 た 放 送 事 業 者 か ら そ の 者 が 前 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 作 成 し た 録 音 物 又 は 録 画 物 の 提 供 を 受 け て す る 放 送
当該許諾を得た放送事業者が前条第一項の規定により作成した録音物又は録画物を用いてする放送
る放送のほか、次に掲げる放送において放送することができる。
三
前 項の 場 合 に お い て 、 同 項 各 号 に 掲げ る 放 送 に お い て 実 演 が 放 送 さ れ た と き は 、 当 該各 号 に 規 定 す る 放 送 事 業 者 は 、 相 当 な 額 の 報 酬 を 当 該 実 演 に 係 る
の規 定に基づ き 実演家 等保護 条 約第 十
- 118 -
第九十四条
2
第九十二条第一項に規定する権利を有する者に支払わなければならない。
有線放送事業者は、放送される実演を有線放送した場合(営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもつてする
(放送 される 実演の有線放送)
第 九 十四 条 の 二
かを問わず、実演の提示につき受ける対価をいう。次条第一項において同じ。)を受けない場合を除く。)には、当該実演(著作隣接権の存続期間内の
ものに限り、第九十二条第二項第二号に掲げるものを除く。)に係る実演家に相当な額の報酬を支払わなければならない。
(商業用レコードの二次使用)
放送事業者及び有線放送事業者(以下この条及び第九十七条第一項において「放送事業者等」という。)は、第九十一条第一項に規定する権
前項の規定は、実演家等保護条約の締約国については、当該締約国であつて、実演家等保護条約第十六条1
の存続期間内のものに限る。次項から第四項までにおいて同じ。)に係る実演家に二次使用料を支払わなければならない。
料金を受けずに、当該放送を受信して同時に有線放送を行つた場合を除く。)には、当該実演(第七条第一号から第六号までに掲げる実演で著作隣接権
利を有する者の許諾を得て実演が録音されている商業用レコードを用いた放送又は有線放送を行つた場合(営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から
第 九 十 五条
2
(a)
(i)
3
4
5
二条の規定を適用しないこととしている国以外の国の国民をレコード製作者とするレコードに固定されている実演に係る実演家について適用する。
第八条第一号に掲げるレコードについて実演家等保護条約の締約国により与えられる実演家等保護条約第十二条の規定による保護の期間が第一項の規
定により実演家が保護を受ける期間より短いときは、当該締約国の国民をレコード製作者とするレコードに固定されている実演に係る実演家が同項の規
定により保護を受ける期間は、第八条第一号に掲げるレコードについて当該締約国により与えられる実演家等保護条約第十二条の規定による保護の期間
に よる 。
第一項の規定は、実演・レコード条約の締約国(実演家等保護条約の締約国を除く。)であつて、実演・レコード条約第十五条
の規定 に より留保を
付している国の国民をレコード製作者とするレコードに固定されている実演に係る実演家については、当該留保の範囲に制限して適用する。
第一項の二次使用料を受ける権利は、国内において実演を業とする者の相当数を構成員とする団体(その連合体を含む。)でその同意を得て文化庁長
官が指定するものがあるときは、当該団体によつてのみ行使することができる。
二
一
そ の 構 成 員 の 議 決 権 及 び 選挙 権 が 平 等 で あ る こ と 。
そ の 構 成 員 が 任 意 に 加 入 し 、 又 は 脱 退 す る こ と がで き る こ と 。
営利を目的としないこと。
文化庁長官は、次に掲げる要件を備える団体でなければ、前項の指定をしてはならない。
三
第一項の二次使用料を受ける権利を有する者(以下この条において「権利者」という。)のためにその権利を行使する業務をみずから的確に遂行す
7
第五項の団体は、前項の申込みがあつたときは、権利者のために自己の名をもつてその権利に関する裁判上又は裁判外の行為を行う権限を有する。
第五項の団体は、権利者から申込みがあつたときは、その者のためにその権利を行使することを拒んではならない。
6
四
8
文化庁長官は、第五項の団体に対し、政令で定めるところにより、第一項の二次使用料に係る業務に関して報告をさせ、若しくは帳簿、書類その他の
るに 足りる能力 を 有すること。
9
第 五 項 の 団 体 が 同 項 の 規 定 に よ り 権 利 者 の た め に 請 求 す るこ と が で き る 二 次 使 用 料 の 額 は 、 毎 年 、 当 該 団 体 と 放 送 事 業 者 等 又 は そ の 団 体 と の 間 に お い
資料の提出を求め、又はその業務の執行方法の改善のため必要な勧告をすることができる。
。
第七十条第三項、第六項及び第八項並びに第七十一条から第七十四条までの規定は、前項の裁定及び二次使用料について準用する。この場合において
、 第 七 十 条 第 三 項 中 「 著 作 権 者 」 と あ る の は 「 当 事 者 」 と 、 第 七 十二 条 第 二 項 中 「 著 作 物 を 利 用 す る 者 」 と ある の は 「 第 九 十 五 条 第 一 項 の 放 送 事 業 者 等
」 と 、 「 著 作 権 者 」 と ある の は 「 同 条 第 五 項 の 団 体 」 と 、 第 七 十 四 条 中「 著 作 権 者 」 と ある の は 「 第 九 十 五 条 第 五 項 の 団 体 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和二十二年法律第五十四号)の規定は、第十項の協議による定め及びこれに基づいてする行為に
ついては、適用しない。ただし、不公正な取引方法を用いる場合及び関連事業者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。
第五項から前項までに定めるもののほか、第一項の二次使用料の支払及び第五項の団体に関し必要な事項は、政令で定める。
- 119 -
(3)
前項の協議が成立しないときは、その当事者は、政令で定めるところにより、同項の二次使用料の額について文化庁長官の裁定を求めることができる
て協議して定めるものとする。
10
11
12
13
14
( 譲渡 権 )
実 演 家 は 、 そ の 実 演 を そ の 録 音 物 又 は 録 画 物 の 譲 渡 に よ り 公 衆 に 提供 す る 権 利 を 専 有 す る 。
一
第九十一条第二項の実演で同項の録音物以外の物に録音され、又は録画されているもの
第九十一条第一項に規定する権利を有する者の許諾を得て録画されている実演
第一項の規定は、実演(前項各号に掲げるものを除く。以下この条において同じ。)の録音物又は録画物で次の各号のいずれかに該当するものの譲渡
二
前 項 の 規 定 は 、 次に 掲 げ る 実 演 に つ い て は 、 適 用 し な い 。
第 九 十 五 条の 二
2
3
四
三
二
一
国外において、第一項に規定する権利に相当する権利を害することなく、又は同項に規定する権利に相当する権利を有する者若しくはその承諾を得
第 一 項 に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 又 は そ の 承 諾 を 得 た 者 に よ り 特 定 か つ 少 数 の 者 に 譲 渡 さ れ た 実 演 の 録 音 物又 は 録 画 物
第百三条において準用する第六十七条の二第一項の規定の適用を受けて公衆に譲渡された実演の録音物又は録画物
第 百 三 条 に おい て 準 用 す る 第 六 十 七 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 裁 定 を 受け て 公 衆 に 譲 渡 さ れ た 実 演 の 録 音 物 又 は 録 画 物
第 一 項 に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 又 は そ の 許 諾 を 得 た 者 に よ り 公衆 に 譲 渡 さ れ た 実 演 の 録 音 物 又 は 録 画 物
に よる 場 合 に は 、 適 用 し な い 。
五
実演家は、その実演をそれが録音されている商業用レコードの貸与により公衆に提供する権利を専有する。
た 者 に よ り 譲 渡 さ れ た 実 演 の 録 音 物又 は 録 画 物
(貸与 権 等)
。
。
レコード製作者は、そのレコードを複製する権利を専有する。
第九十五条第七項から第十四項までの規定は、前項の場合について準用する。この場合においては、第四項後段の規定を準用する。
第一項に規定する権利を有する者の許諾に係る使用料を受ける権利は、前項において準用する第九十五条第五項の団体によつて行使することができる
、及び同条第十二項中「第九十五条第一項の放送事業者等」とあるのは、「第九十五条の三第三項の貸レコード業者」と読み替えるものとする。
第九十五条第五項から第十四項までの規定は、前項の報酬を受ける権利について準用する。この場合において、同条第十項中「放送事業者等」とあり
し た 場 合 に は 、 当 該 実 演 ( 著 作 隣 接 権 の 存 続期 間 内 の も の に 限 る 。 ) に 係 る 実 演 家 に 相 当 な 額 の 報 酬 を 支 払 わ な け れ ば な ら な い 。
商業用レコードの公衆への貸与を営業として行う者(以下「貸レコード業者」という。)は、期間経過商業用レコードの貸与により実演を公衆に提供
い る レコ ー ド の す べて が 当 該 商 業 用 レコ ー ド と 同 一で ある もの を 含 む 。 以 下 「 期 間 経 過 商 業用 レコ ー ド 」と い う 。 ) の 貸 与 に よる 場 合 に は 、 適 用 し な い
前項の規定は、最初に販売された日から起算して一月以上十二月を超えない範囲内において政令で定める期間を経過した商業用レコード(複製されて
第 九 十 五条 の 三
2
3
4
5
6
(複製権)
第 九 十六 条
- 120 -
レコード製作者は、そのレコードを送信可能化する権利を専有する。
( 送 信 可 能 化 権)
第 九 十 六 条の 二
放 送 事 業 者 等は 、 商 業 用 レ コ ー ド を 用 い た 放 送 又 は 有 線 放 送 を 行 つ た 場 合 ( 営 利 を 目 的 と せ ず 、 か つ 、 聴 衆 又 は 観 衆 か ら 料 金 ( い ず れ の 名 義
(商業用レコードの二次使用)
第 九 十 七条
をもつてするかを問わず、レコードに係る音の提示につき受ける対価をいう。)を受けずに、当該放送を受信して同時に有線放送を行つた場合を除く。
)には、そのレコード(第八条第一号から第四号までに掲げるレコードで著作隣接権の存続期間内のものに限る。)に係るレコード製作者に二次使用料
を支払わなければならない。
第九十五条第二項及び第四項の規定は、前項に規定するレコード製作者について準用し、同条第三項の規定は、前項の規定により保護を受ける期間に
ついて準用する。この場合において、同条第二項から第四項までの規定中「国民をレコード製作者とするレコードに固定されている実演に係る実演家」
第九十五条第六項から第十四項までの規定は、第一項の二次使用料及び前項の団体について準用する。
意を得て文化庁長官が指定するものがあるときは、当該団体によつてのみ行使することができる。
第一項の二次使用料を受ける権利は、国内において商業用レコードの製作を業とする者の相当数を構成員とする団体(その連合体を含む。)でその同
えるものとする。
とあるのは「国民であるレコード製作者」と、同条第三項中「実演家が保護を受ける期間」とあるのは「レコード製作者が保護を受ける期間」と読み替
2
3
4
( 譲渡 権 )
レコード製作者は、そのレコードをその複製物の譲渡により公衆に提供する権利を専有する。
四
三
二
一
国外において、前項に規定する権利に相当する権利を害することなく、又は同項に規定する権利に相当する権利を有する者若しくはその承諾を得た
前 項 に 規 定 す る 権利 を 有 す る 者 又 は そ の 承 諾 を 得 た 者 に よ り 特 定 か つ 少 数 の 者 に 譲 渡 さ れ た レ コ ー ド の 複 製 物
第百三条において準用する第六十七条の二第一項の規定の適用を受けて公衆に譲渡されたレコードの複製物
第 百 三 条に お い て 準 用 す る 第 六 十 七 条 第 一 項 の 規 定 に よ る 裁 定 を 受 け て 公 衆 に 譲 渡 さ れ た レ コ ー ド の 複 製 物
前 項 に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 又 は そ の 許 諾 を 得 た 者 に よ り 公衆 に 譲 渡 さ れ た レ コ ー ド の 複 製 物
前項の規定は、レコードの複製物で次の各号のいずれかに該当するものの譲渡による場合には、適用しない。
第 九 十 七 条の 二
2
五
者に より 譲渡さ れ たレコ ードの 複 製 物
(貸与 権 等)
前 項 の 規 定 は 、 期 間 経 過 商 業 用 レ コ ー ド の 貸 与 に よ る 場 合に は 、 適用 し な い 。
レコード製作者は、そのレコードをそれが複製されている商業用レコードの貸与により公衆に提供する権利を専有する。
2
貸レコード業者は、期間経過商業用レコードの貸与によりレコードを公衆に提供した場合には、当該レコード(著作隣接権の存続期間内のものに限る
第 九 十 七 条の 三
3
- 121 -
第 九 十 七 条 第 三 項 の 規 定 は 、 前 項 の 報 酬 を 受け る 権 利 の 行 使 に つ い て 準 用 する 。
。)に係るレコード製作者に相当な額の報酬を支払わなければならない。
4
第九十五条第六項から第十四項までの規定は、第三項の報酬及び前項において準用する第九十七条第三項に規定する団体について準用する。この場合
第五項の規定は、前項の場合について準用する。この場合において、第五項中「第九十五条第六項」とあるのは、「第九十五条第七項」と読み替える
る。
第一項に規定する権利を有する者の許諾に係る使用料を受ける権利は、第四項において準用する第九十七条第三項の団体によつて行使することができ
においては、第九十五条の三第四項後段の規定を準用する。
5
6
7
放送事業者は、その放送又はこれを受信して行なう有線放送を受信して、その放送に係る音又は影像を録音し、録画し、又は写真その他これ
も のと す る 。
(複 製 権)
第 九 十八 条
に 類 似 す る 方 法に よ り 複 製 す る 権 利 を 専 有 す る 。
(再放送権及び有線放送権)
放送事業者は、その放送を受信してこれを再放送し、又は有線放送する権利を専有する。
前項の規定は、放送を受信して有線放送を行なう者が法令の規定により行なわなければならない有線放送については、適用しない。
第九十九条
2
( 送 信 可 能化 権 )
放 送 事 業 者 は 、 そ の 放 送 又 は こ れ を 受 信 し て 行 う 有 線放 送 を 受 信 し て 、 そ の 放 送 を 送 信 可 能 化 す る 権 利 を 専 有 す る 。
前項の規定は、放送を受信して自動公衆送信を行う者が法令の規定により行わなければならない自動公衆送信に係る送信可能化については、適用しな
第 九 十 九 条の 二
2
い。
放送事業者は、そのテレビジョン放送又はこれを受信して行なう有線放送を受信して、影像を拡大する特別の装置を用いてその放送を公に伝達す
( テ レビ ジョン放 送 の 伝 達 権)
第百 条
有線放送事業者は、その有線放送を受信して、その有線放送に係る音又は影像を録音し、録画し、又は写真その他これに類似する方法により
る 権利 を 専 有 す る 。
(複 製 権)
第 百 条の 二
複 製 す る 権利 を 専 有 す る 。
- 122 -
有線放送事業者は、その有線放送を受信してこれを放送し、又は再有線放送する権利を専有する。
( 放 送 権 及 び 再 有 線放 送 権 )
第百条の三
有 線放 送 事 業 者 は 、 そ の 有 線 放 送 を 受 信 し て こ れ を 送 信 可 能 化 す る 権 利 を 専 有 す る 。
(送 信可能化 権)
第百条の四
有線放送事業者は、その有線テレビジョン放送を受信して、影像を拡大する特別の装置を用いてその有線放送を公に伝達する権利を専有する
(有線 テレビ ジョン放 送の伝達 権)
第 百 条の 五
。
( 実演 、 レ コ ー ド 、 放 送 又 は 有 線 放 送 の 保 護期 間 )
二
一
放 送 に 関して は 、 そ の 放 送 を 行 つ た 時
レコ ー ド に 関 して は 、 そ の 音を 最 初 に 固 定 し た時
実演に関しては、その実演を行つた時
著作隣接権の存続期間は、次に掲げる時に始まる。
三
有 線 放 送 に 関し て は 、 そ の 有 線 放 送 を 行 つ た 時
一
レコードに関しては、その発行が行われた日の属する年の翌年から起算して五十年(その音が最初に固定された日の属する年の翌年から起算して五
実演に関しては、その実演が行われた日の属する年の翌年から起算して五十年を経過した時
著作隣接権の存続期間は、次に掲げる時をもつて満了する。
四
第百一条
2
二
三
有線放送に関しては、その有線放送が行われた日の属する年の翌年から起算して五十年を経過した時
放送に関しては、その放送が行われた日の属する年の翌年から起算して五十年を経過した時
十年を経過する時までの間に発行されなかつたときは、その音が最初に固定された日の属する年の翌年から起算して五十年)を経過した時
四
実 演 家 人 格 権 は 、 実 演 家 の 一 身 に 専 属 し 、 譲 渡 す る こ と がで き な い 。
( 実 演 家 人 格 権の 一 身 専 属 性 )
第百一条の二
実演を公衆に提供し、又は提示する者は、その実演の実演家の死後においても、実演家が生存しているとしたならばその実演家人格権の侵
(実演家の死後における人格的利益の保護)
第 百 一条 の 三
害となるべき行為をしてはならない。ただし、その行為の性質及び程度、社会的事情の変動その他によりその行為が当該実演家の意を害しないと認めら
れる場合は、この限りでない。
- 123 -
第三十条第一項、第三十条の二から第三十二条まで、第三十五条、第三十六条、第三十七条第三項、第三十七条の二(第一号を除く。次項にお
(著作隣接権の制限)
第百二条
いて同じ。)、第三十八条第二項及び第四項、第四十一条から第四十二条の四まで、第四十四条(第二項を除く。)並びに第四十七条の四から第四十七
条の九までの規定は、著作隣接権の目的となつている実演、レコード、放送又は有線放送の利用について準用し、第三十条第二項及び第四十七条の十の
規定は、著作隣接権の目的となつている実演又はレコードの利用について準用し、第四十四条第二項の規定は、著作隣接権の目的となつている実演、レ
コード又は有線放送の利用について準用する。この場合において、同条第一項中「第二十三条第一項」とあるのは「第九十二条第一項、第九十九条第一
項 又 は 第 百 条 の 三 」 と 、 同 条 第 二 項 中 「 第 二 十 三 条 第 一 項 」 と あ る の は 「 第 九 十 二 条第 一 項 又 は 第 百 条 の 三 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
前項において準用する第三十二条、第三十七条第三項、第三十七条の二若しくは第四十二条の規定又は次項若しくは第四項の規定により実演若しくは
レコード又は放送若しくは有線放送に係る音若しくは影像(以下「実演等」と総称する。)を複製する場合において、その出所を明示する慣行があると
第一項において準用する第三十条第一項、第三十条の三、第三十一条第一項第一号若しくは第三項後段、第三十五条第一項、第三十七条第三項、第
次 に 掲 げ る 者 は 、 第 九 十 一 条 第 一 項 、 第 九 十 六 条 、 第 九 十八 条 又 は 第 百 条 の 二 の 録 音 、 録 画 又 は 複 製 を 行 つ た も の と み な す 。
る自動公衆送信装置に情報を入力することによるものに限る。)を行うことができる。
受信して同時に専ら当該放送に係る放送対象地域において受信されることを目的として送信可能化(公衆の用に供されている電気通信回線に接続してい
くは有線放送について、これを受信して有線放送し、若しくは影像を拡大する特別の装置を用いて公に伝達し、又はその著作物の放送について、これを
第 三 十 九 条 第 一 項又 は 第 四 十 条 第 一 項 若 し く は 第 二 項 の 規 定 に よ り 著 作 物 を 放 送 し 、 又 は 有 線 放 送 す る こ と が で き る 場 合 に は 、 そ の 著 作 物 の 放 送 若 し
、 「 第 九 十 六 条 の 二 」と 読 み 替え る も の と す る 。
前二項の規定は、著作隣接権の目的となつているレコードの利用について準用する。この場合において、前項中「第九十二条の二第一項」とあるのは
条の二第一項に規定する権利を有する者に相当な額の補償金を支払わなければならない。
前 項 の 規 定 に よ り 実 演 の 送 信 可 能 化 を 行 う 者 は 、 第 一 項 に お い て 準 用 す る 第 三 十 八 条 第 二 項 の 規 定 の 適 用 が ある 場 合 を 除 き 、 当 該 実 演 に 係 る 第 九 十二
放 送 に 係 る 第 九 十 九 条 の 二 第 一 項に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 の 権 利 を 害 す るこ と と な る 場 合 は 、 こ の 限 り で な い 。
公衆の用に供されている電気通信回線に接続している自動公衆送信装置に情報を入力することによるものに限る。)を行うことができる。ただし、当該
著作隣接権の目的となつている実演であつて放送されるものは、専ら当該放送に係る放送対象地域において受信されることを目的として送信可能化(
ために、送信可能化を行い、若しくはその複製物の譲渡により公衆に提供することができる。
、同項の規定の適用を受けて作成された録音物において録音されている実演又は当該録音物に係るレコードについて、複製し、又は同項に定める目的の
視覚障害者等の福祉に関する事業を行う者で第三十七条第三項の政令で定めるものは、同項の規定により視覚著作物を複製することができる場合には
る。
おいて録音されている実演又は当該録音物に係るレコードを複製し、又は同項に定める目的のためにその複製物の譲渡により公衆に提供することができ
第三十三条の二第一項の規定により教科用図書に掲載された著作物を複製することができる場合には、同項の規定の適用を受けて作成された録音物に
きは、これらの複製の態様に応じ合理的と認められる方法及び程度により、その出所を明示しなければならない。
2
3
4
5
6
7
8
9
一
- 124 -
三十七条の二第二号、第四十一条から第四十二条の三まで、第四十二条の四第二項、第四十四条第一項若しくは第二項又は第四十七条の六に定める目
的以外の目的のために、これらの規定の適用を受けて作成された実演等の複製物を頒布し、又は当該複製物によつて当該実演、当該レコードに係る音
二
第一項において準用する第四十七条の四第一項若しくは第二項の規定の適用を受けて同条第一項若しくは第二項に規定する内蔵記録媒体以外の記録
第一項において準用する第四十四条第三項の規定に違反して同項の録音物又は録画物を保存した放送事業者又は有線放送事業者
若しくは当該放送若しくは有線放送に係る音若しくは影像を公衆に提示した者
三
媒体に一時的に記録された実演等の複製物を頒布し、又は当該複製物によつて当該実演、当該レコードに係る音若しくは当該放送若しくは有線放送に
第一項において準用する第四十七条の四第三項又は第四十七条の五第三項の規定に違反してこれらの規定の複製物を保存した者
係 る 音 若 し く は 影 像 を 公衆 に 提 示 し た 者
四
第一項において準用する第三十条の四、第四十七条の五第一項若しくは第二項、第四十七条の七又は第四十七条の九に定める目的以外の目的のため
第三十三条の二第一項又は第三十七条第三項に定める目的以外の目的のために、第三項若しくは第四項の規定の適用を受けて作成された実演若しく
の受 信 又 はこ れ に 準 ずる ものと して 政令で 定 める 行為 ) を しないで 使用 して 、 当 該実演 等 を利用 し た者
用し、又は当該実演等に係る同条に規定する送信の受信(当該送信が受信者からの求めに応じ自動的に行われるものである場合にあつては、当該送信
第一項において準用する第四十七条の八の規定の適用を受けて作成された実演等の複製物を、当該実演等の同条に規定する複製物の使用に代えて使
の送信 可能化 を行つた 者
第一項において準用する第四十七条の六ただし書の規定に違反して、同条本文の規定の適用を受けて作成された実演等の複製物を用いて当該実演等
に、これらの規定の適用を受けて作成された実演等の複製物を用いて当該実演等を利用した者
五
六
七
八
はレコードの複製物を頒布し、又は当該複製物によつて当該実演若しくは当該レコードに係る音を公衆に提示した者
前条の著作隣接権の制限に関する規定(同条第七項及び第八項の規定を除く。)は、実演家人格権に影響を及ぼすものと解釈してはならな
( 実 演 家 人 格 権と の 関 係 )
第 百 二 条の 二
い。
第六十一条第一項の規定は著作隣接権の譲渡について、第六十二条第一項の規定は著作隣接権の消滅について、第六十三条の規定は実演、レコ
( 著作 隣 接 権 の 譲 渡 、 行 使 等 )
第百 三条
ード、放送又は有線放送の利用の許諾について、第六十五条の規定は著作隣接権が共有に係る場合について、第六十六条の規定は著作隣接権を目的とし
て質権が設定されている場合について、第六十七条、第六十七条の二(第一項ただし書を除く。)、第七十条(第三項及び第四項を除く。)、第七十一
条から第七十三条まで並びに第七十四条第三項及び第四項の規定は著作隣接権者と連絡することができない場合における実演、レコード、放送又は有線
放 送 の 利 用 に つ い て 、 そ れ ぞ れ 準 用 す る 。 こ の 場 合 に お い て 、 第 六 十 三 条 第 五 項 中 「 第 二 十 三 条 第 一 項 」 と あ る の は 「 第 九 十二 条 の 二 第 一 項 、 第 九 十 六
条 の 二 、 第 九 十 九 条 の 二 第 一 項又 は 第 百 条 の 四 」 と 、 第 七 十 条 第 五 項 中 「 前 項 」 と あ る の は 「 第 百 三 条 に お い て 準 用 す る 第 六 十 七 条 第 一 項 」 と 読 み 替 え
る ものと する 。
- 125 -
第七十七条及び第七十八条(第三項を除く。)の規定は、著作隣接権に関する登録について準用する。この場合において、同条第一項、第二項
(著作隣接権の登録)
第百四条
、 第 四 項 、 第 八 項 及 び 第 九 項 中「 著 作 権 登 録 原 簿 」 と あ る の は 、 「 著 作 隣 接 権 登録 原 簿 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
第三十条第二項(第百二条第一項において準用する場合を含む。以下この章において同じ。)の補償金(以下この章において「私的録音録
( 私 的 録 音 録 画 補 償 金 を 受 け る 権利 の 行 使 )
一
二
私的使用を目的として行われる録音(専ら録画とともに行われるものを除く。以下この章において「私的録音」という。)に係る私的録音録画補償
私的使用を目的として行われる録画(専ら録音とともに行われるものを含む。以下この章において「私的録画」という。)に係る私的録音録画補償
前 項 の 規 定 に よ る 指 定 が さ れ た 場 合 に は 、 指 定 管 理 団 体 は 、 権 利 者 の た めに 自己 の 名 を も つ て 私 的 録 音 録 画 補 償 金 を 受 け る 権 利 に 関 す る 裁 判 上 又 は 裁
金
金
(以下この章において「指定管理団体」という。)があるときは、それぞれ当該指定管理団体によつてのみ行使することができる。
使することを目的とする団体であつて、次に掲げる私的録音録画補償金の区分ごとに全国を通じて一個に限りその同意を得て文化庁長官が指定するもの
画補償金」という。)を受ける権利は、私的録音録画補償金を受ける権利を有する者(以下この章において「権利者」という。)のためにその権利を行
第 百 四 条の 二
2
判 外 の 行為 を 行 う 権 限 を 有 す る 。
( 指定 の 基 準 )
文化庁長官は、次に掲げる要件を備える団体でなければ前条第一項の規定による指定をしてはならない。
一般社団法人であること。
第百四条の三
一
前条第一項第一号に掲げる私的録音録画補償金に係る場合についてはイ、ハ及びニに掲げる団体を、同項第二号に掲げる私的録音録画補償金に係る
私的録音に係る著作物に関し第二十一条に規定する権利を有する者を構成員とする団体(その連合体を含む。)であつて、国内において私的録音
に 係 る 著作 物 に 関し 同 条 に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 の 利 益 を 代 表 す る と 認 め ら れ る も の
私的録画に係る著作物に関し第二十一条に規定する権利を有する者を構成員とする団体(その連合体を含む。)であつて、国内において私的録画
国内において実演を業とする者の相当数を構成員とする団体(その連合体を含む。)
に 係 る 著 作 物に 関 し 同 条 に 規 定 す る 権 利 を 有 す る 者 の 利 益 を 代 表 す る と 認 め ら れ る も の
ハ
国内において商業用レコードの製作を業とする者の相当数を構成員とする団体(その連合体を含む。)
営利を目的としないこと。
前号イからニまでに掲げる団体がそれぞれ次に掲げる要件を備えるものであること。
ニ
ロ
イ
場合についてはロからニまでに掲げる団体を構成員とすること。
二
三
イ
- 126 -
四
ハ
ロ
その構成員の議決権及び選挙権が平等であること。
その構成員が任意に加入し、又は脱退することができること。
権利者のために私的録音録画補償金を受ける権利を行使する業務(第百四条の八第一項の事業に係る業務を含む。以下この章において「補償金関係
業 務 」 と い う 。 ) を 的 確 に 遂 行 す る に 足り る 能 力 を 有 す る こ と 。
( 私 的 録 音 録 画 補 償 金 の 支 払の 特 例 )
第三十条第二項の政令で定める機器(以下この章において「特定機器」という。)又は記録媒体(以下この章において「特定記録媒体」と
第一項の規定による支払の請求を受けて私的録音録画補償金が支払われた特定機器により同項の規定による支払の請求を受けて私的録音録画補償金が
以外の用に供することを証明して、当該私的録音録画補償金の返還を請求することができる。
前項の規定により私的録音録画補償金を支払つた者は、指定管理団体に対し、その支払に係る特定機器又は特定記録媒体を専ら私的録音及び私的録画
ら ない。
該特定機器又は特定記録媒体について定められた額の私的録音録画補償金の支払の請求があつた場合には、当該私的録音録画補償金を支払わなければな
当該特定機器又は特定記録媒体を用いて行う私的録音又は私的録画に係る私的録音録画補償金の一括の支払として、第百四条の六第一項の規定により当
い う 。 ) を 購 入 す る 者 ( 当 該 特 定 機 器 又 は 特 定 記 録 媒 体 が 小 売 に 供 さ れ た 後最 初 に 購 入 す る も の に 限 る 。 ) は 、 そ の 購 入 に 当 た り 、 指定 管 理 団 体 か ら 、
第 百 四 条の 四
2
3
支払われた特定記録媒体に私的録音又は私的録画を行う者は、第三十条第二項の規定にかかわらず、当該私的録音又は私的録画を行うに当たり、私的録
音録画補償金を支払うことを要しない。ただし、当該特定機器又は特定記録媒体が前項の規定により私的録音録画補償金の返還を受けたものであるとき
は、この限りでない。
前条第一項の規定により指定管理団体が私的録音録画補償金の支払を請求する場合には、特定機器又は特定記録媒体の製造又は輸入を業と
(製造業者等の協力義務)
第 百 四 条の 五
す る 者 ( 次 条 第 三 項 に お い て 「 製 造 業 者 等 」 と い う 。 ) は 、 当 該 私 的 録 音 録 画 補 償 金 の 支 払 の 請 求 及 び そ の 受 領に 関 し 協 力 し な け れ ば な ら な い 。
第 百 四 条 の 二 第 一 項 の 規 定 に よ り 指定 管 理 団 体 が 私 的 録 音 録 画 補 償 金 を 受 け る 権利 を 行 使 す る 場 合 に は 、 指 定 管 理 団 体 は 、 私 的 録 音 録 画 補
( 私的 録 音 録 画 補 償 金 の 額 )
第百四条の六
前 項 の 認 可 が あ つ たと き は 、 私 的 録 音 録 画 補 償 金 の 額 は 、 第 三 十 条 第 二 項 の 規 定 に か か わ ら ず 、 そ の 認 可 を 受 け た 額 と す る 。
償金の額を定め、文化庁長官の認可を受けなければならない。これを変更しようとするときも、同様とする。
2
指定管理団体は、第百四条の四第一項の規定により支払の請求をする私的録音録画補償金に係る第一項の認可の申請に際し、あらかじめ、製造業者等
文化庁長官は、第一項の認可の申請に係る私的録音録画補償金の額が、第三十条第一項(第百二条第一項において準用する場合を含む。)及び第百四
の団体で製造業者等の意見を代表すると認められるものの意見を聴かなければならない。
3
4
条の四第一項の規定の趣旨、録音又は録画に係る通常の使用料の額その他の事情を考慮した適正な額であると認めるときでなければ、その認可をしては
- 127 -
5
ならない。
文 化 庁 長 官 は 、 第 一 項 の 認 可 を し よ う と す る と き は 、 文 化 審 議 会 に 諮 問 し なけ れ ば な ら な い 。
(補 償金関係 業務の執行に関する規 程)
指 定 管 理 団 体 は 、 補 償 金 関係 業 務 を 開 始 し よ う と す る と き は 、 補 償 金 関 係 業 務 の 執 行 に 関 す る 規 程 を 定 め 、 文 化 庁 長 官 に 届け 出 な け れ ば な
前 項 の 規 程 に は 、 私 的 録 音 録 画 補 償 金 ( 第 百 四 条 の 四 第 一 項 の 規 定 に 基 づ き 支 払 を 受 け る も の に 限 る 。 ) の 分 配 に 関 す る 事 項 を 含 む も の と し、 指 定 管
らない。これを変更しようとするときも、同様とする。
第 百 四 条の 七
2
理 団 体 は 、 第 三 十 条 第 二 項の 規 定 の 趣 旨 を 考 慮 し て 当 該 分 配 に 関 す る 事 項 を 定 め な け れ ば な ら な い 。
指定管理団体は、私的録音録画補償金(第百四条の四第一項の規定に基づき支払を受けるものに限る。)の額の二割以内で政令で定める割
( 著 作 権 等 の 保 護に 関 す る 事 業 等 の た め の 支 出 )
第 百 四 条の 八
2
文 化 庁 長 官 は 、 第 一 項 の 事 業 に 係 る 業 務 の 適 正 な 運 営 を 確 保 す る た め 必 要 が ある と 認 め る と き は 、 指 定 管 理 団 体 に 対 し 、 当 該 業 務 に 関 し 監 督 上 必 要 な
文 化 庁 長 官 は 、 前 項 の 政 令 の 制 定 又 は 改 正 の 立 案 を し よ うと す る と き は 、 文 化 審 議 会 に 諮 問 し なけ れ ば な ら な い 。
合 に 相 当 す る 額 を 、 著 作 権 及 び 著 作 隣 接 権 の 保 護に 関 す る 事 業 並 び に 著 作 物 の 創 作 の 振 興 及 び 普 及 に 資 す る 事 業 の た め に 支 出 し なけ れ ば な ら な い 。
3
命令をすることができる。
文化庁長官は、指定管理団体の補償金関係業務の適正な運営を確保するため必要があると認めるときは、指定管理団体に対し、補償金関係
(報告の徴収 等)
第 百四 条 の 九
業務に関して報告をさせ、若しくは帳簿、書類その他の資料の提出を求め、又は補償金関係業務の執行方法の改善のため必要な勧告をすることができる
。
こ の 章 に 規 定 す る も の の ほ か 、 指 定 管 理 団 体 及 び 補 償金 関 係 業務 に 関 し 必 要 な 事 項 は 、 政 令 で 定 め る 。
(政令 への委任)
第 百四 条 の 十
( 著 作 権 紛 争 解 決 あ つせ ん 委 員 )
この法律に規定する権利に関する紛争につきあつせんによりその解決を図るため、文化庁に著作権紛争解決あつせん委員(以下この章において
委員は、文化庁長官が、著作権又は著作隣接権に係る事項に関し学識経験を有する者のうちから、事件ごとに三人以内を委嘱する。
「 委 員 」と い う 。 )を 置 く。
第 百 五条
2
( あ つせ ん の 申 請 )
- 128 -
第 百六 条
こ の 法 律に 規 定 す る 権 利 に 関 し 紛 争 が 生 じ たと き は 、 当 事 者 は 、 文 化 庁 長 官 に 対 し 、 あ つ せ ん の 申 請 を す るこ と が で き る 。
(手数料 )
あ つせ ん の 申 請 を す る 者 は 、 実 費 を 勘 案 し て 政 令 で 定 め る 額 の 手 数 料 を 納 付 し な け れ ば な ら な い 。
前項の規定は、同項の規定により手数料を納付すべき者が国等であるときは、適用しない。
第百 七条
2
(あつせんへの付託)
文 化 庁 長官 は 、 第 百 六 条 の 規 定 に 基 づ き 当 事 者 の 双 方 か ら あ つ せ ん の 申 請 が あ つ た と き 、 又 は 当 事 者 の 一 方 か ら あ つ せ ん の 申 請 が あ つ た 場 合 に
文化庁長官は、前項の申請があつた場合において、事件がその性質上あつせんをするのに適当でないと認めるとき、又は当事者が不当な目的でみだり
お いて 他 の 当 事 者 が こ れ に 同 意 し た と き は 、 委 員 に よ る あ つ せ ん に 付 す る も の と す る 。
第 百八 条
2
にあつせんの申請をしたと認めるときは、あつせんに付さないことができる。
( あ つせ ん )
委 員は 、 当 事 者 間 を あ つ せ ん し 、 双 方 の 主 張 の 要 点を 確 か め 、 実情 に 即 し て 事 件 が 解 決 さ れ る よ う に 努 め な け れ ば な ら な い 。
委員は、事件が解決される見込みがないと認めるときは、あつせんを打ち切ることができる。
第百 九条
2
( 報 告 等)
委 員 は 、 あ つ せ ん が 終 わ つた と き は 、 その 旨 を 文 化 庁 長 官 に 報 告 し な け れ ば な ら な い 。
委員は、前条の規定によりあつせんを打ち切つたときは、その旨及びあつせんを打ち切ることとした理由を、当事者に通知するとともに文化庁長官に
第 百 十条
2
報 告 し なけ れ ば な ら な い 。
この章に規定するもののほか、あつせんの手続及び委員に関し必要な事項は、政令で定める。
(政令 への委任)
第 百 十一 条
(差止請求権)
著 作 者 、 著 作 権 者 、 出 版 権 者 、 実 演 家 又 は 著作 隣 接 権 者 は 、 そ の 著 作 者 人 格 権 、 著 作 権 、出 版 権 、 実 演 家 人 格 権 又 は 著 作隣 接 権 を 侵 害 す る 者
著 作 者 、 著 作 権 者 、 出 版 権 者 、 実 演 家 又 は 著 作 隣 接 権 者 は 、 前 項 の 規 定 に よる 請 求 を す る に 際 し 、 侵 害 の 行 為 を 組 成 し た 物 、 侵 害 の 行 為 に よ つて 作成
又は侵害するおそれがある者に対し、その侵害の停止又は予防を請求することができる。
第 百 十二 条
2
された物又は専ら侵害の行為に供された機械若しくは器具の廃棄その他の侵害の停止又は予防に必要な措置を請求することができる。
- 129 -
( 侵 害と み なす 行 為 )
次に掲げ る行為は 、当該 著作者人 格 権、 著作権、 出版権、 実演家 人 格権又 は 著作隣 接 権を 侵害する 行為と み なす。
著 作 者 人 格 権 、 著 作 権 、 出 版 権 、 実 演 家 人 格 権 又 は 著 作 隣 接 権 を 侵 害 す る 行 為 に よ つて 作 成 さ れ た 物 ( 前 号 の 輸 入 に 係 る 物 を 含 む 。 ) を 、 情 を 知 つ
の侵 害と なる べき行為によつて 作成 された物を輸入する行為
国内において頒布する目的をもつて、輸入の時において国内で作成したとしたならば著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権
第百十三条
一
二
て、頒布し、頒布の目的をもつて所持し、若しくは頒布する旨の申出をし、又は業として輸出し、若しくは業としての輸出の目的をもつて所持する行
為
プログラムの著作物の著作権を侵害する行為によつて作成された複製物(当該複製物の所有者によつて第四十七条の三第一項の規定により作成された
複製物並びに前項第一号の輸入に係るプログラムの著作物の複製物及び当該複製物の所有者によつて同条第一項の規定により作成された複製物を含む。
)を業務上電子計算機において使用する行為は、これらの複製物を使用する権原を取得した時に情を知つていた場合に限り、当該著作権を侵害する行為
一
権 利 管 理 情 報 を 故意 に 除 去 し 、 又 は 改 変 する 行 為 ( 記 録 又 は 送 信 の 方 式 の 変 換 に 伴 う 技 術 的 な 制 約 に よ る 場 合 そ の 他 の 著 作 物 又 は 実演 等 の 利 用 の 目
権利管理情報として虚偽の情報を故意に付加する行為
的 及 び 態 様 に 照 ら し や む を 得 な い と 認 め ら れ る 場 合 を 除 く。 )
前二号の行為が行われた著作物若しくは実演等の複製物を、情を知つて、頒布し、若しくは頒布の目的をもつて輸入し、若しくは所持し、又は当該
著作物若しくは実演等を情を知つて公衆送信し、若しくは送信可能化する行為
第九十四条の二、第九十五条の三第三項若しくは第九十七条の三第三項に規定する報酬又は第九十五条第一項若しくは第九十七条第一項に規定する二
国内において頒布することを目的とする商業用レコード(以下この項において「国内頒布目的商業用レコード」という。)を自ら発行し、又は他の者
に よ り 著 作 隣 接 権と み な さ れ る 権 利 を 含 む 。 ) 」 と す る 。
( 次 条 第 四 項 の 規 定 に よ り 著 作 隣 接 権と み な さ れ る 権 利 を 有 す る 者 を 含 む 。 ) 」 と 、 同 条 第 一 項 中 「 著 作 隣 接 権 」 と あ る の は 「 著 作 隣 接 権 ( 同 項 の 規 定
次使用料を受ける権利は、前項の規定の適用については、著作隣接権とみなす。この場合において、前条中「著作隣接権者」とあるのは「著作隣接権者
三
二
次 に 掲 げ る 行 為 は 、 当 該 権 利 管 理 情報 に 係 る 著 作 者 人 格 権 、 著 作 権 、 実 演 家人 格 権 又 は 著作 隣 接 権 を 侵 害 す る 行 為 と み な す 。
と み なす 。
2
3
4
5
に発行させている著作権者又は著作隣接権者が、当該国内頒布目的商業用レコードと同一の商業用レコードであつて、専ら国外において頒布することを
目的とするもの(以下この項において「国外頒布目的商業用レコード」という。)を国外において自ら発行し、又は他の者に発行させている場合におい
て、情を知つて、当該国外頒布目的商業用レコードを国内において頒布する目的をもつて輸入する行為又は当該国外頒布目的商業用レコードを国内にお
いて頒布し、若しくは国内において頒布する目的をもつて所持する行為は、当該国外頒布目的商業用レコードが国内で頒布されることにより当該国内頒
布 目 的 商 業 用 レ コ ー ド の 発 行 に よ り 当 該 著 作 権 者 又 は 著 作 隣 接 権 者 の 得 る こ と が 見 込 ま れ る 利 益 が 不 当 に 害 さ れ るこ と と な る 場 合 に 限 り 、 そ れ ら の 著 作
権又は著作隣接権を侵害する行為とみなす。ただし、国内において最初に発行された日から起算して七年を超えない範囲内において政令で定める期間を
経過した国内頒布目的商業用レコードと同一の国外頒布目的商業用レコードを輸入する行為又は当該国外頒布目的商業用レコードを国内において頒布し
、若しくは国内において頒布する目的をもつて所持する行為については、この限りでない。
- 130 -
6
著 作 者 の 名 誉 又 は 声 望 を 害 す る 方 法に よ り そ の 著 作 物 を 利 用 す る 行 為 は 、 そ の 著 作 者 人 格 権 を 侵 害 す る 行 為 と み な す 。
著作物の原作品若しくは複製物(映画の著作物の複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の
(善意者に係る 譲 渡権の 特 例)
第百 十三条の二
複製物を含む。)を除く。以下この条において同じ。)、実演の録音物若しくは録画物又はレコードの複製物の譲渡を受けた時において、当該著作物の
原作品若しくは複製物、実演の録音物若しくは録画物又はレコードの複製物がそれぞれ第二十六条の二第二項各号、第九十五条の二第三項各号又は第九
十七条の二第二項各号のいずれにも該当しないものであることを知らず、かつ、知らないことにつき過失がない者が当該著作物の原作品若しくは複製物
、実演の録音物若しくは録画物又はレコードの複製物を公衆に譲渡する行為は、第二十六条の二第一項、第九十五条の二第一項又は第九十七条の二第一
項 に 規 定 す る 権 利 を 侵 害 す る 行為 で な い も の と み な す 。
著作権者、出版権者又は著作隣接権者(以下この項において「著作権者等」という。)が故意又は過失により自己の著作権、出版権又は著作
( 損 害 の 額 の 推定 等 )
第百十四条
隣接権を侵害した者に対しその侵害により自己が受けた損害の賠償を請求する場合において、その者がその侵害の行為によつて作成された物を譲渡し、
又 は そ の 侵 害 の 行 為 を 組 成 す る 公 衆 送 信 ( 自 動 公 衆 送 信 の 場 合 に あ つて は 、 送 信 可 能 化 を 含 む 。 ) を 行 つ た と き は 、 そ の 譲 渡 し た 物 の 数 量 又 は そ の 公 衆
送信が公衆によつて受信されることにより作成された著作物若しくは実演等の複製物(以下この項において「受信複製物」という。)の数量(以下この
項において「譲渡等数量」という。)に、著作権者等がその侵害の行為がなければ販売することができた物(受信複製物を含む。)の単位数量当たりの
利益の額を乗じて得た額を、著作権者等の当該物に係る販売その他の行為を行う能力に応じた額を超えない限度において、著作権者等が受けた損害の額
前 項 の 規 定 は 、 同 項 に 規 定 す る 金 額 を 超 え る 損 害 の 賠 償 の 請 求 を 妨げ な い 。 こ の 場 合 に お い て 、 著 作 権 、 出 版 権 又 は 著 作 隣 接 権 を 侵 害 し た 者 に 故 意 又
隣接権の行使につき受けるべき金銭の額に相当する額を自己が受けた損害の額として、その賠償を請求することができる。
著 作 権 者 、 出 版 権 者 又 は 著 作 隣 接 権 者 は 、 故 意 又 は 過 失 に よ り そ の 著 作 権 、 出 版 権 又 は 著 作 隣 接 権 を 侵 害 し た 者 に 対し 、 そ の 著 作 権 、 出 版 権又 は 著 作
が 受 け た損 害 の 額 と 推 定 す る 。
の賠償を請求する場合において、その者がその侵害の行為により利益を受けているときは、その利益の額は、当該著作権者、出版権者又は著作隣接権者
著 作 権 者 、 出 版 権 者 又 は 著 作 隣 接 権 者 が 故 意 又 は 過 失 に よ り その 著 作 権 、 出 版 権 又 は 著 作 隣 接 権 を 侵 害 し た 者 に 対 し そ の 侵 害 に より 自 己 が受 け た損 害
相 当 す る 数 量 に 応 じ た額 を 控 除 す る も のと す る 。
とすることができる。ただし、譲渡等数量の全部又は一部に相当する数量を著作権者等が販売することができないとする事情があるときは、当該事情に
2
3
4
は重大な過失がなかつたときは、裁判所は、損害の賠償の額を定めるについて、これを参酌することができる。
著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟において、著作者、著作権者、出版権者、実演家又は著
( 具 体的 態 様の 明 示義 務 )
第百 十四条の二
作隣接権者が侵害の行為を組成したもの又は侵害の行為によつて作成されたものとして主張する物の具体的態様を否認するときは、相手方は、自己の行
- 131 -
為の具体的態様を明らかにしなければならない。ただし、相手方において明らかにすることができない相当の理由があるときは、この限りでない。
( 書 類 の 提出 等 )
裁判所は、著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟においては、当事者の申立てにより、当事者
裁 判 所 は 、 前 項 た だ し 書 に 規 定 す る 正 当 な 理 由 が ある か ど う か の 判 断 を す る た め 必 要 が ある と 認 め る と き は 、 書 類 の 所 持 者 に そ の 提 示 を さ せ る こ と が
の書類の所持者においてその提出を拒むことについて正当な理由があるときは、この限りでない。
に対し、当該侵害の行為について立証するため、又は当該侵害の行為による損害の計算をするため必要な書類の提出を命ずることができる。ただし、そ
第百 十四条の 三
2
裁判所は、前項の場合において、第一項ただし書に規定する正当な理由があるかどうかについて前項後段の書類を開示してその意見を聴くことが必要
で き る 。 こ の 場 合 に お い て は 、 何 人 も 、 そ の 提 示 さ れ た 書 類 の 開 示 を 求 め るこ と が で き な い 。
3
前三項の規定は、著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟における当該侵害の行為について立証するため必要
その他の従業者をいう。第百十四条の六第一項において同じ。)、訴訟代理人又は補佐人に対し、当該書類を開示することができる。
であると認めるときは、当事者等(当事者(法人である場合にあつては、その代表者)又は当事者の代理人(訴訟代理人及び補佐人を除く。)、使用人
4
な検証の目的の提示について準用する。
著作権、出版権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟において、当事者の申立てにより、裁判所が当該侵害の行為による損害の計算をするた
( 鑑 定 人 に 対 す る 当事 者 の 説 明 義 務 )
第 百 十四 条 の 四
め必要な事項について鑑定を命じたときは、当事者は、鑑定人に対し、当該鑑定をするため必要な事項について説明しなければならない。
著作権、出版権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟において、損害が生じたことが認められる場合において、損害額を立証するために必要
(相 当な損害額の認定)
第百十四条の五
な事実を立証することが当該事実の性質上極めて困難であるときは、裁判所は、口頭弁論の全趣旨及び証拠調べの結果に基づき、相当な損害額を認定す
ることができる。
裁判所は、著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権の侵害に係る訴訟において、その当事者が保有する営業秘密(
(秘密保持命令)
第百十四 条の六
不正競争防止法(平成五年法律第四十七号)第二条第六項に規定する営業秘密をいう。以下同じ。)について、次に掲げる事由のいずれにも該当するこ
と に つ き 疎 明 が あ つ た 場 合 に は 、 当 事 者 の 申 立て に よ り 、 決 定 で 、 当 事 者 等 、 訴 訟 代 理 人 又 は 補 佐 人 に 対 し 、 当 該 営 業 秘 密 を 当 該 訴 訟 の 追 行 の 目 的 以 外
の目的で使用し、又は当該営業秘密に係るこの項の規定による命令を受けた者以外の者に開示してはならない旨を命ずることができる。ただし、その申
立ての時までに当事者等、訴訟代理人又は補佐人が第一号に規定する準備書面の閲読又は同号に規定する証拠の取調べ若しくは開示以外の方法により当
該営業秘密を取得し、又は保有していた場合は、この限りでない。
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2
一
二
既に提出され若しくは提出されるべき準備書面に当事者の保有する営業秘密が記載され、又は既に取り調べられ若しくは取り調べられるべき証拠(
第 百 十 四 条 の 三 第 三 項 の 規 定 に よ り 開 示 さ れ た 書 類 を 含 む 。 ) の 内 容 に 当 事 者 の 保 有 す る 営 業 秘 密 が 含 まれ るこ と 。
前 号 の 営 業 秘 密 が 当 該 訴 訟 の 追 行 の 目 的 以 外 の 目 的 で 使 用 さ れ 、 又 は 当 該 営 業 秘密 が 開 示 さ れ る こ と に よ り 、 当 該 営 業 秘密 に 基 づ く 当 事 者 の 事 業活
動に支障を生ずるおそれがあり、これを防止するため当該営業秘密の使用又は開示を制限する必要があること。
秘密保 持 命令 を受ける べき 者
前項の規定による命令(以下「秘密保持命令」という。)の申立ては、次に掲げる事項を記載した書面でしなければならない。
一
秘 密 保 持 命令 の 対 象 と な る べ き 営 業 秘 密 を 特 定 す る に 足り る 事 実
秘 密 保 持 命 令 が 発 せ ら れ た場 合 に は 、 そ の 決 定 書 を 秘 密 保 持 命 令 を 受 け た 者に 送 達 し な け れ ば な ら な い 。
二
3
秘 密 保 持 命 令 は 、 秘 密 保 持 命令 を 受 け た 者 に 対 す る 決 定 書 の 送 達 が さ れ た 時 か ら 、 効 力 を 生 ず る 。
前 項 各 号 に 掲 げ る 事 由に 該 当 す る 事 実
4
秘密保持命令の申立てを却下した裁判に対しては、即時抗告をすることができる。
三
5
秘密保持命令の申立てをした者又は秘密保持命令を受けた者は、訴訟記録の存する裁判所(訴訟記録の存する裁判所がない場合にあつて
( 秘 密 保 持 命令 の 取 消 し )
第百 十四条の 七
は、秘密保持命令を発した裁判所)に対し、前条第一項に規定する要件を欠くこと又はこれを欠くに至つたことを理由として、秘密保持命令の取消しの
申立てをすることができる。
3
秘 密 保 持 命 令 を 取 り 消 す 裁 判 は 、 確 定 し な け れ ば そ の 効 力 を 生じ な い 。
秘密保持命令の取消しの申立てについての裁判に対しては、即時抗告をすることができる。
秘密保持命令の取消しの申立てについての裁判があつた場合には、その決定書をその申立てをした者及び相手方に送達しなければならない。
4
裁判所は、秘密保持命令を取り消す裁判をした場合において、秘密保持命令の取消しの申立てをした者又は相手方以外に当該秘密保持命令が発せられ
2
5
た訴訟において当該営業秘密に係る秘密保持命令を受けている者があるときは、その者に対し、直ちに、秘密保持命令を取り消す裁判をした旨を通知し
なけ れ ば なら ない。
( 訴 訟 記 録 の 閲覧 等 の 請 求 の 通 知 等 )
秘密保持命令が発せられた訴訟(すべての秘密保持命令が取り消された訴訟を除く。)に係る訴訟記録につき、民事訴訟法(平成八年法
前項の場合において、裁判所書記官は、同項の請求があつた日から二週間を経過する日までの間(その請求の手続を行つた者に対する秘密保持命令の
三項において同じ。)に対し、その請求後直ちに、その請求があつた旨を通知しなければならない。
行つた者が当該訴訟において秘密保持命令を受けていない者であるときは、裁判所書記官は、同項の申立てをした当事者(その請求をした者を除く。第
律第百九号)第九十二条第一項の決定があつた場合において、当事者から同項に規定する秘密記載部分の閲覧等の請求があり、かつ、その請求の手続を
第百十四 条の八
2
申立てがその日までにされた場合にあつては、その申立てについての裁判が確定するまでの間)、その請求の手続を行つた者に同項の秘密記載部分の閲
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3
覧 等を さ せ て は な ら な い 。
前二項の規定は、第一項の請求をした者に同項の秘密記載部分の閲覧等をさせることについて民事訴訟法第九十二条第一項の申立てをした当事者のす
べての同意があるときは、適用しない。
著 作 者 又 は 実 演 家 は 、 故意 又 は 過 失 に よ り そ の 著 作 者 人 格 権 又 は 実 演 家 人 格 権 を 侵 害 し た 者 に 対し 、 損 害 の 賠 償 に 代 え て 、 又 は 損 害 の 賠 償 と
(名誉 回復等の 措置)
第 百 十 五条
ともに、著作者又は実演家であることを確保し、又は訂正その他著作者若しくは実演家の名誉若しくは声望を回復するために適当な措置を請求すること
がで きる 。
( 著 作 者 又 は 実 演 家 の 死 後に お け る 人 格 的 利 益 の 保 護 の た め の 措 置 )
著作者又は実演家の死後においては、その遺族(死亡した著作者又は実演家の配偶者、子、父母、孫、祖父母又は兄弟姉妹をいう。以下この
著作者又は実演家は、遺言により、遺族に代えて第一項の請求をすることができる者を指定することができる。この場合において、その指定を受けた
の 順 序と す る 。
前項の請求をすることができる遺族の順位は、同項に規定する順序とする。ただし、著作者又は実演家が遺言によりその順位を別に定めた場合は、そ
対し 前条の請 求をすることがで きる。
二 条の 請 求 を 、 故 意 又 は 過失 に よ り 著 作 者 人 格 権 又 は 実 演 家 人 格 権 を 侵 害 する 行 為 又 は 第 六 十 条 若 し く は 第 百 一 条 の 三 の 規 定 に 違 反 す る 行 為 を し た 者 に
条において同じ。)は、当該著作者又は実演家について第六十条又は第百一条の三の規定に違反する行為をする者又はするおそれがある者に対し第百十
第 百 十六 条
2
3
者は、当該著作者又は実演家の死亡の日の属する年の翌年から起算して五十年を経過した後(その経過する時に遺族が存する場合にあつては、その存し
なくなつた後)においては、その請求をすることができない。
( 共 同 著 作 物 等の 権 利 侵 害 )
共同著作物の各著作者又は各著作権者は、他の著作者又は他の著作権者の同意を得ないで、第百十二条の規定による請求又はその著作権の侵
前項の規定は、共有に係る著作権又は著作隣接権の侵害について準用する。
害に係る自己の持分に対する損害の賠償の請求若しくは自己の持分に応じた不当利得の返還の請求をすることができる。
第百十七条
2
( 無 名 又 は 変 名 の 著 作 物に 係 る 権 利 の 保 全 )
無名又は変名の著作物の発行者は、その著作物の著作者又は著作権者のために、自己の名をもつて、第百十二条、第百十五条若しくは第百十
無名又は変名の著作物の複製物にその実名又は周知の変名が発行者名として通常の方法により表示されている者は、その著作物の発行者と推定する。
ただし、著作者の変名がその者のものとして周知のものである場合及び第七十五条第一項の実名の登録があつた場合は、この限りでない。
六条第一項の請求又はその著作物の著作者人格権若しくは著作権の侵害に係る損害の賠償の請求若しくは不当利得の返還の請求を行なうことができる。
第百十八条
2
- 134 -
著作権、出版権又は著作隣接権を侵害した者(第三十条第一項(第百二条第一項において準用する場合を含む。第三項において同じ。)に定
次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 者 は 、 五 年 以 下 の 懲 役 若 し くは 五百 万 円 以 下の 罰 金 に 処 し 、 又 はこ れ を 併科 する 。
著 作 者 人 格 権 又 は 実 演 家 人 格 権を 侵 害 し た 者 ( 第 百 十 三 条 第 三 項 の 規 定 に よ り 著 作 者 人 格 権 又 は 実 演 家 人 格 権 を 侵 害 す る 行 為 と み な さ れ る 行 為 を 行
つた 者を除く。)
営利を目的として、第三十条第一項第一号に規定する自動複製機器を著作権、出版権又は著作隣接権の侵害となる著作物又は実演等の複製に使用さ
第 百 十 三 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 著 作 権 、 出 版 権 又 は 著 作 隣 接 権 を 侵 害 す る 行為 と み な さ れ る 行為 を 行 つ た 者
せ た者
三
第 百 十 三 条 第 二 項 の 規 定 に よ り 著 作 権 を 侵 害 する行為 とみ なさ れる行為を行つ た者
第三十条第一項に定める私的使用の目的をもつて、有償著作物等(録音され、又は録画された著作物又は実演等(著作権又は著作隣接権の目的となつ
四
二
一
の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
の規定により著作権若しくは著作隣接権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者又は次項第三号若しくは第四号に掲げる者を除く。)は、十年以下
定により著作隣接権とみなされる権利を含む。第百二十条の二第三号において同じ。)を侵害する行為とみなされる行為を行つた者、第百十三条第五項
める私的使用の目的をもつて自ら著作物若しくは実演等の複製を行つた者、第百十三条第三項の規定により著作権若しくは著作隣接権(同条第四項の規
第百十九条
2
3
ているものに限る。)であつて、有償で公衆に提供され、又は提示されているもの(その提供又は提示が著作権又は著作隣接権を侵害しないものに限る
。)をいう。)の著作権又は著作隣接権を侵害する自動公衆送信(国外で行われる自動公衆送信であつて、国内で行われたとしたならば著作権又は著作
隣接権の侵害となるべきものを含む。)を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、自らその事実を知りながら行つて著作権又は著作隣接権を侵害
次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
第 六 十 条又 は 第 百 一 条 の 三 の 規 定 に 違 反 し た 者は 、 五百 万 円 以 下の 罰 金 に 処 す る 。
し た 者は 、 二 年 以 下の 懲 役 若 し く は 二 百 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 し 、 又 は こ れ を 併 科 す る 。
第百二 十条
第 百 二 十条 の 二
技術的保護手段の回避を行うことをその機能とする装置(当該装置の部品一式であつて容易に組み立てることができるものを含む。)若しくは技術
業として公衆からの求めに応じて技術的保護手段の回避を行つた者
一
的保護手段の回避を行うことをその機能とするプログラムの複製物を公衆に譲渡し、若しくは貸与し、公衆への譲渡若しくは貸与の目的をもつて製造
し、輸入し、若しくは所持し、若しくは公衆の使用に供し、又は当該プログラムを公衆送信し、若しくは送信可能化する行為(当該装置又は当該プロ
グラムが当該機能以外の機能を併せて有する場合にあつては、著作権等を侵害する行為を技術的保護手段の回避により可能とする用途に供するために
二
営利を目 的と して 、第百 十三条第 三項の 規定に よ り著作 者 人格権 、 著作権 、 実演 家人格権又は 著作 隣接権を侵害す る 行為と み なさ れる行為 を 行 つ た
行うものに限る。)を した者
三
者
- 135 -
四
著作者でない者の実名又は周知の変名を著作者名として表示した著作物の複製物(原著作物の著作者でない者の実名又は周知の変名を原著
営利を目的として、第百十三条第五項の規定により著作権又は著作隣接権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者
第百二十一条
次の各号に掲げる商業用レコード(当該商業用レコードの複製物(二以上の段階にわたる複製に係る複製物を含む。)を含む。)を商
作物の著作者名として表示した二次的著作物の複製物を含む。)を頒布した者は、一年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科す
る。
第百二 十一条の二
業用レコードとして複製し、その複製物を頒布し、その複製物を頒布の目的をもつて所持し、又はその複製物を頒布する旨の申出をした者(当該各号の
原盤に音を最初に固定した日の属する年の翌年から起算して五十年を経過した後において当該複製、頒布、所持又は申出を行つた者を除く。)は、一年
国外において商業用レコードの製作を業とする者が、実演家等保護条約の締約国の国民、世界貿易機関の加盟国の国民又はレコード保護条約の締約
提供を 受けて 製作し た 商業用 レ コ ー ド
国内において商業用レコードの製作を業とする者が、レコード製作者からそのレコード(第八条各号のいずれかに該当するものを除く。)の原盤の
以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一
二
国の国民(当該締約国の法令に基づいて設立された法人及び当該締約国に主たる事務所を有する法人を含む。)であるレコード製作者からそのレコー
第 四 十 八 条 又 は 第 百 二 条 第 二 項 の 規 定 に 違 反し た 者 は 、 五 十 万 円 以 下 の 罰 金 に 処 す る 。
ド(第八条各号のいずれかに該当するものを除く。)の原盤の提供を受けて製作した商業用レコード
第 百 二 十二 条
秘密保持命令に違反した者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
前項の罪は、国外において同項の罪を犯した者にも適用する。
第 百 二 十二 条 の 二
2
第百十九条、第百二十条の二第三号及び第四号、第百二十一条の二並びに前条第一項の罪は、告訴がなければ公訴を提起することができな
無名又は変名の著作物の発行者は、その著作物に係る前項の罪について告訴をすることができる。ただし、第百十八条第一項ただし書に規定する場合
い。
第百二 十三条
2
法人の代表者(法人格を有しない社団又は財団の管理人を含む。)又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は
及び当該 告訴が 著作者の 明 示し た意思に 反する場 合は 、こ の限りで ない。
第 百 二 十四 条
三億 円以 下の 罰金 刑
人の業務に関し、次の各号に掲げる規定の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人に対して当該各号に定める罰金刑を、その人に対して
第 百 十 九 条 第 一 項 若 し くは 第 二 項第 三号 若 し くは 第 四 号 又 は 第 百 二 十 二 条の 二 第 一 項
各 本 条 の 罰 金 刑を 科 す る 。
一
- 136 -
2
3
4
二
第百十九条第二項第一号若しくは第二号又は第百二十条から第百二十二条まで
各本条の罰金刑
法人格を有しない社団又は財団について前項の規定の適用がある場合には、その代表者又は管理人がその訴訟行為につきその社団又は財団を代表する
ほか、 法 人を 被告 人又は 被疑者と する場合 の 刑事 訴訟に 関 する 法律 の規定 を 準用す る 。
第一項の場合において、当該行為者に対してした告訴又は告訴の取消しは、その法人又は人に対しても効力を生じ、その法人又は人に対してした告訴
又 は 告 訴 の 取 消 しは 、 当 該 行 為 者 に 対 し て も 効 力 を 生 ず る も の と す る 。
第一項の規定により第百十九条第一項若しくは第二項又は第百二十二条の二第一項の違反行為につき法人又は人に罰金刑を科する場合における時効の
則
抄
期間は、これらの規定の罪についての時効の期間による。
附
この法律は、昭和四十六年一月一日から施行する。
( 施行期日 )
第 一条
(適用範囲についての経過措置)
改 正 後 の 著 作 権 法 ( 以 下 「 新 法 」 と い う 。 ) 中 著 作 権 に 関 す る 規 定 は 、 こ の 法 律 の 施 行 の 際 現 に 改 正 前 の 著 作 権 法 ( 以 下 「 旧 法 」 と い う 。 )に よ
こ の 法 律 の 施 行 前 に 行わ れ た 実 演 ( 新 法 第 七 条 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る も の を 除 く 。 ) 又 は こ の 法 律 の 施 行 前 に そ の 音 が 最 初 に 固 定 さ れ た レ コ ー ド
この法律の施行の際現に旧法による著作権の一部が消滅している著作物については、新法中これに相当する著作権に関する規定は、適用しない。
る著作権の全部が消滅している著作物については、適用しない。
第二条
2
3
(新法第八条各号のいずれかに該当するものを除く。)でこの法律の施行の際現に旧法による著作権が存するものについては、新法第七条及び第八条の
規 定 に か か わ ら ず 、 著 作 権 法 中 著 作 隣 接 権 に 関 す る 規 定 ( 第 九 十 四 条 の 二 、第 九 十 五 条 、 第 九 十 五 条の 三 第 三 項 及 び 第 四 項、第 九 十 七 条 並 びに 第 九 十 七
条 の 三 第 三 項 か ら 第 五 項 まで の 規 定 を 含 む 。 ) を 適 用 す る 。
新法第十三条第四号に該当する著作物でこの法律の施行の際現に旧法による出版権が設定されているものについては、当該出版権の存続期間内に
( 国 等 が 作 成 し た 翻 訳 物 等に つ い て の 経 過 措 置 )
第三条
限 り 、 同 号 の 規 定は 、 適 用 し な い 。
新法第十五条及び第十六条の規定は、この法律の施行前に創作された著作物については、適用しない。
( 法 人 名 義 の 著 作 物 等 の 著 作 者 に つ いて の 経 過 措 置 )
第四条
( 映 画 の 著 作 物 等の 著 作 権の 帰 属 に つ い て の 経 過 措 置 )
- 137 -
そう
この法律の施行前に創作された新法第二十九条に規定する映画の著作物の著作権の帰属については、なお従前の例による。
新法の規定は、この法律の施行前に著作物中に挿入された写真の著作物又はこの法律の施行前に嘱託によつて創作された肖像写真の著作物の著作権の
第 五条
2
帰属について旧法第二十四条又は第二十五条の規定により生じた効力を妨げない。
著作権法第三十条第一項第一号及び第百十九条第二項第二号の規定の適用については、当分の間、これらの規定に規定する自動複製機器には
(自動複製機器についての経過措置)
第 五 条の 二
、 専 ら 文 書 又 は 図 画 の 複 製に 供 す る も の を 含 ま な い も の と す る 。
この法律の施行の際現にその原作品が新法第四十五条第二項に規定する屋外の場所に恒常的に設置されている美術の著作物の著作権者は、その設
( 公 開 の 美 術 の 著 作 物に つ い て の 経 過 措 置 )
第六条
置 に よる 当 該 著 作 物 の 展 示 を 許 諾 し た も の と み な す 。
この法律の施行前に公表された著作物の著作権の存続期間については、当該著作物の旧法による著作権の存続期間が新法第二章第四節の規定によ
(著作物の保護期間についての経過措置)
第七条
る 期 間 よ り 長 い と き は 、 な お従 前 の 例に よ る 。
この法律の施行前に発行された著作物については、旧法第七条及び第九条の規定は、なおその効力を有する。
(翻訳権の存続期間についての経過措置)
第八条
この法律の施行前にした旧法の著作権の譲渡その他の処分は、附則第十五条第一項の規定に該当する場合を除き、これに相当する新法の著作権の
(著作権の処分についての経過措置)
第 九条
譲渡その他の処分とみなす。
(合著作物についての経過措置)
この法律の施行前に二人以上の者が共同して創作した著作物でその各人の寄与を分離して個別的に利用することができるものについては、旧法第
前項の著作物は、新法第五十一条第二項又は第五十二条第一項の規定の適用については、共同著作物とみなす。
十 三条第 一 項及び第 三項の 規定は 、 な おその効力を 有する。
第 十条
2
新法第六十九条の規定は、この法律の施行前に国内において販売された商業用レコードに録音されている音楽の著作物の他の商業用レコードの
(裁定による著作物の利用についての経過措置)
第 十 一条
- 138 -
2
3
4
製作のための録音については、適用しない。
旧法第二十二条ノ五第二項又は第二十七条第一項若しくは第二項の規定により著作物を利用することができることとされた者は、なお従前の例により
当該著作物を利用することができる。
旧 法 第 二 十 二 条 ノ 五 第 二 項又 は 第 二 十 七 条 第 二 項 の 規 定 に 基 づ き 文 化 庁 長 官 が 定 め た 償 金 の 額 は 、 新 法 第 六 十 八 条 第 一 項 又 は 第 六 十 七 条 第 一 項 の 規 定
に 基 づ き 文 化 庁 長官 が 定 め た 補 償 金 の 額 と み な し て 、 新 法第 七 十 二 条 及 び 第 七 十 三 条 の 規 定 を 適 用 す る 。
前項の場合において、当該償金の額について不服のある当事者が裁定のあつたことをこの法律の施行前に知つているときは、新法第七十二条第一項に
規定する期間は、この法律の施行の日から起算する。
( 登 録 に つ いて の 経 過 措 置 )
こ の 法 律 の 施 行 前 に し た 旧 法 第 十 五 条 の 著 作 権 の 登 録 、 実 名 の 登 録 及 び 第 一 発 行 年 月 日 の 登 録 に 関 す る 処 分又 は 手 続 は 、 附 則 第 十 五 条 第 三 項 の
この法律の施行の際現に旧法第十五条第三項の著作年月日の登録がされている著作物については、旧法第三十五条第五項の規定は、なおその効力を有
規定に該当する場合を除き、これらに相当する新法第七十五条から第七十七条までの登録に関する処分又は手続とみなす。
第 十二 条
2
する。
( 出 版 権に つ い て の 経 過 措 置 )
こ の 法 律 の 施 行 前 に 設 定 さ れ た 旧 法 に よ る 出 版 権 で こ の 法 律 の 施 行 の 際 現 に 存 す る も の は 、 新 法 に よ る 出 版 権と み な す 。
第一項の出版権については、新法第八十条から第八十五条までの規定にかかわらず、旧法第二十八条ノ三から第二十八条ノ八までの規定は、なおその
み なす 。
この法律の施行前にした旧法第二十八条ノ十の出版権の登録に関する処分又は手続は、これに相当する新法第八十八条の登録に関する処分又は手続と
第 十 三条
2
3
効 力 を 有す る 。
(著作隣接権についての経過措置)
この法律の施行前にした旧法の著作権の譲渡その他の処分で、この法律の施行前に行われた実演又はこの法律の施行前にその音が最初に固定さ
この法律の施行前に第一項に規定する実演又はレコードについてした旧法第十五条第一項の著作権の登録に関する処分又は手続は、これに相当する新
の満了する日(その日がこの法律の施行の日から起算して五十年を経過する日後の日であるときは、その五十年を経過する日)までの間とする。
権の存続期間の満了する日が新法第百一条の規定による期間の満了する日後の日であるときは、同条の規定にかかわらず、旧法による著作権の存続期間
前項に規定する実演又はレコードでこの法律の施行の際現に旧法による著作権が存するものに係る著作隣接権の存続期間は、旧法によるこれらの著作
譲渡その他の処分とみなす。
れ た レ コ ー ド で こ の 法 律 の 施 行 の 日 か ら 新 法 中 著 作 隣 接 権 に 関す る 規 定 が 適 用 さ れ る こ と と な る も の に 係 る も のは 、 新 法の こ れ に 相 当 す る 著作 隣 接 権 の
第 十 五条
2
3
法第百四条の著作隣接権の登録に関する処分又は手続とみなす。
- 139 -
4
附則第十条第一項及び第十二条第二項の規定は、第一項に規定する実演又はレコードについて準用する。
この法律の施行前に作成した著作物、実演又はレコードの複製物であつて、新法第二章第三節第五款(新法第百二条第一項において準用する場
( 複 製 物 の 頒 布 等 に つい て の 経 過 措 置 )
第十六条
合を含む。)の規定を適用するとしたならば適法なものとなるべきものは、これらの規定に定める複製の目的の範囲内において、使用し、又は頒布する
ことができる。この場合においては、新法第百十三条第一項第二号の規定は、適用しない。
この法律の施行前にした旧法第十八条第一項若しくは第二項の規定に違反する行為又は旧法第三章に規定する偽作に該当する行為(出版権を侵
( 権利 侵 害 に つ いて の 経 過 措 置 )
第 十 七条
害する行為を含む。)については、新法第十四条及び第七章の規定にかかわらず、なお旧法第十二条、第二十八条ノ十一、第二十九条、第三十三条、第
三 十 四 条 、 第 三 十 五 条 第 一 項 か ら 第 四 項 まで 、 第 三 十 六 条 及 び 第 三 十 六 条 ノ 二 の 規 定 の 例 に よ る 。
( 略)
著 作 権 法 の 一部 を 改 正 す る 法 律 ( 昭 和 六 十 三 年 法 律 八 十 七 号 ) 附 則 ( 抄 )
供を受けて製作した商業用レコード(次号において「特定外国原盤商業用レコード」という。)で、当該原盤に音を最初に固定した日の属する年の翌
国内において商業用レコードの製作を業とする者がレコード製作者からそのレコード(第八条各号のいずれかに該当するものを除く。)の原盤の提
改正後の著作権法第百二十一条第二号の規定は、この法律の施行後に行われる次に掲げる行為については、適用しない。
(経過措置)
一
国際出願
国際出願は、この条約及び規則の定めるところにより、願書、明細書、請求の範囲、必要な図面及び要約を含むものとする。
( 略)
第三条
千九百七十年六月十九日にワシントンで作成された特許協力条約(昭和五十三年条約第十三号)(抄)
この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。
(罰則についての経過措置)
・
(4)
- 140 -
第十八条
○
○
2
(3)
(2)
(1)
○
二
年から起算して二十年を経過する日(次号において「改正前の禁止期間経過日」という。)がこの法律の施行前であるものを商業用レコードとして複
製 し 、 又は そ の 複 製 物 を 頒 布 す る 行 為
改正前の禁止期間経過日以前に特定外国原盤商業用レコードを複製した商業用レコードで、改正前の禁止期間経過日がこの法律の施行前であるもの
を頒 布する行為
肉 用子牛 生産安定 等特別措 置法( 昭 和六十 三年法 律第九十八号)(抄)
(肉 用子牛等 対策費 の 財源)
政府は、毎会計年度、当該年度の次に掲げる物品に係る関税(関税法(昭和二十九年法律第六十一号)第六条の二第一項第二号イ及びロに掲げ
二
一
( 略)
関 税 定 率 法 別 表 第 〇 二 〇 六 ・ 一 〇 号 の 一 及 び 第 〇 二 〇 六 ・ 二 九 号 の 一に 掲 げ る 牛 の ほ ほ 肉 及 び 頭 肉
( 略)
(略)
三
に充てるものとする。ただし、その金額が当該年度の肉用子牛等対策費を超えると認められるときは、当該超える金額については、この限りでない。
の流通の合理化その他畜産の振興に資するための施策(食肉等に係るものに限る。)の実施に要する経費(以下「肉用子牛等対策費」という。)の財源
安 定 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 三 十 六 年 法 律 第 百 八 十 三号 。 以 下 「 法 」 と い う 。 ) 第 二 条 第 三 項に 規 定 す る 食 肉 ( 当 該 家 畜 を 含 む 。 以 下 「 食 肉 等 」 と い う 。 )
る関税を除く。)の収入見込額に相当する金額を、予算で定めるところにより、次条の規定による交付金の交付及び肉用牛生産の合理化、畜産物の価格
第十三条
2
(機構に 対する 交付金)
政府は、機構に対し、第三条第一項に規定する業務、法第二条第三項に規定する指定食肉(以下「指定食肉」という。)についての機構法第十
機構は、前項の規定により交付を受けた交付金を第十六条第一項の規定により第三条第一項に規定する業務に必要な経費の財源に充てるものとして当
務を含む。)に必要な経費の財源に充てるため、交付金を交付するものとする。
条第一号の業務(これに附帯する業務を含む。次項において同じ。)並びに食肉等についての同条第二号及び第六号の業務(これらの業務に附帯する業
第 十四 条
2
該業務に係る機構法第十二条の勘定に繰り入れ又は指定食肉についての機構法第十条第一号の業務若しくは食肉等についての同条第二号若しくは第六号
雑則
の業務(これらの業務に附帯する業務を含む。)に必要な経費の財源に充てるための資金として管理しなければならない。
第 五章
( 法の 適 用 )
- 141 -
第 十 五条
第五条第二項に規定する合理化目標価格が定められている場合には、法第三条第四項中「指定食肉」とあるのは「牛肉以外の指定食肉」と、「
旨 と し 」 と あ る の は 「 旨 と し 、 指 定 食 肉 た る 牛 肉 ( 当 該 家 畜 を 含 む 。 ) に つ い て は 、 そ の 生産 条 件 及 び 需 給 事 情 そ の 他 の 経 済 事 情 並 び に 前 会 計 年 度に お
いて適用される肉用子牛生産安定等特別措置法第五条第二項の合理化目標価格を考慮し、その再生産を確保することを旨とし」とする。
農林水産大臣又は都道府県知事は、この法律の施行に必要な限度において、肉用子牛の生産者、集荷業者若しくは販売業者(これらの者が直接
( 報 告 及び 検 査 )
第 十七条
又は間接の構成員となつている団体を含む。)若しくは指定協会に対して必要な事項に関し報告をさせ、又はその職員に、これらの者の事務所その他の
(略)
事業場に立ち入り、その帳簿、書類その他の物件を検査させることができる。
2・ 3
( 事 務 の 区 分)
第七条第一項、第二項及び第四項(第九条第二項において準用する場合を含む。)、第八条第一項、第九条第一項並びに第十七条第一項の規定
改正後の第百二十一条の二の規定は、この法律の施行後に行われる次に掲げる行為については、適用しない。
著 作 権 法 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 ( 平 成 三 年 法 律第 六 十 三号 ) 附 則 ( 抄 )
する 。
により都道府県が処理することとされている事務は、地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二条第九項第一号に規定する第一号法定受託事務と
第 十八 条
○
5
国内において商業用レコードの製作を業とする者がレコード製作者からそのレコード(第八条各号のいずれかに該当するものを除く。)の原盤の提
供を受けて製作した商業用レコード(次号において「特定外国原盤商業用レコード」という。)で、当該原盤に音を最初に固定した日の属する年の翌
年から起算して二十年を経過する日(次号において「二十年の禁止期間経過日」という。)が著作権法の一部を改正する法律(昭和六十三年法律第八
十七号。次号及び第三号において「昭和六十三年改正法」という。)の施行前であるもの(当該商業用レコードの複製物(二以上の段階にわたる複製
に係る複製物を含む。)を含む。)を商業用レコードとして複製し、その複製物を頒布し、又はその複製物を頒布の目的をもって所持する行為
二十年の禁止期間経過日以前に特定外国原盤商業用レコードを複製した商業用レコードで、二十年の禁止期間経過日が昭和六十三年改正法の施行前
著作権法の施行地外において商業用レコードの製作を業とする者が実演家、レコード製作者及び放送機関の保護に関する国際条約又はレコード保護
であるものを頒布し、又は頒布の目的をもって所持する行為
一
二
三
条約の締約国の国民(これらの条約の締約国の法令に基づいて設立された法人及び当該締約国に主たる事務所を有する法人を含む。)であるレコード
製作者からそのレコード(第八条各号のいずれかに該当するものを除く。)の原盤の提供を受けて製作した商業用レコードで、当該原盤に音を最初に
固定した日の属する年の翌年から起算して二十年を経過する日が昭和六十三年改正法の施行前であるもの(当該商業用レコードの複製物(二以上の段
- 142 -
○
階にわたる複製に係る複製物を含む。)を含む。)を商業用レコードとして複製し、その複製物を頒布し、又はその複製物を頒布の目的をもって所持
する行為
行 政 手 続 法 ( 平 成 五 年 法 律 第 八 十八 号 ) ( 抄 )
( 審 査 基準 )
行政庁は、審査基準を定めるに当たっては、許認可等の性質に照らしてできる限り具体的なものとしなければならない。
行 政 庁 は 、 審 査 基 準 を 定 める も の と す る 。
2
行政庁は、行政上特別の支障があるときを除き、法令により申請の提出先とされている機関の事務所における備付けその他の適当な方法により審査基
第 五条
3
準 を 公に し て お か な け れ ば な ら な い 。
行政庁は、申請がその事務所に到達してから当該申請に対する処分をするまでに通常要すべき標準的な期間(法令により当該行政庁と異なる機関
( 標準 処 理 期 間 )
第六 条
が当該申請の提出先とされている場合は、併せて、当該申請が当該提出先とされている機関の事務所に到達してから当該行政庁の事務所に到達するまで
に通常要すべき標準的な期間)を定めるよう努めるとともに、これを定めたときは、これらの当該申請の提出先とされている機関の事務所における備付
けその他の適当な方法により公にしておかなければならない。
行 政 庁 は 、 申 請 が そ の 事 務 所 に 到 達 し た と き は 遅 滞 な く 当 該 申 請 の 審 査 を 開 始 し なけ れ ば な ら ず 、 か つ 、 申 請 書 の 記 載 事 項に 不 備 が な い こ と 、 申
( 申 請 に 対す る 審 査 、 応 答 )
第 七条
請書に必要な書類が添付されていること、申請をすることができる期間内にされたものであることその他の法令に定められた申請の形式上の要件に適合
しない申請については、速やかに、申請をした者(以下「申請者」という。)に対し相当の期間を定めて当該申請の補正を求め、又は当該申請により求
め ら れ た 許 認 可 等 を 拒 否 し なけ れ ば な ら な い 。
行 政 庁は 、 申請 に よ り 求 め ら れ た 許 認 可 等 を 拒否 す る 処 分 を す る 場 合は 、 申 請 者 に 対し 、 同 時 に 、 当 該処 分 の 理 由 を 示 さ な け れ ば な ら な い 。 た だ
(理由の 提示)
第八条
し、法令に定められた許認可等の要件又は公にされた審査基準が数量的指標その他の客観的指標により明確に定められている場合であって、当該申請が
前項本文に規定する処分を書面でするときは、同項の理由は、書面により示さなければならない。
これらに適合しないことが申請書の記載又は添付書類その他の申請の内容から明らかであるときは、申請者の求めがあったときにこれを示せば足りる。
2
- 143 -
( 情報 の 提 供 )
行 政 庁 は 、 申 請 者 の 求 め に 応 じ 、 当 該 申 請 に 係 る 審 査 の 進 行 状 況 及 び 当 該 申 請 に 対 す る 処 分 の 時 期 の 見 通 し を 示 す よ う 努 め なけ れ ば な ら な い 。
行 政 庁 は 、 申 請 を し よ う と す る 者 又 は 申 請 者 の 求 め に 応 じ 、 申 請 書 の 記 載 及 び 添 付 書 類 に 関 す る 事 項 そ の 他 の 申 請 に 必 要 な 情 報 の 提供 に 努 め な け れ ば
第九条
2
なら ない。
行政庁は、申請に対する処分であって、申請者以外の者の利害を考慮すべきことが当該法令において許認可等の要件とされているものを行う場合
( 公聴会の 開 催 等 )
第 十条
には、必要に応じ、公聴会の開催その他の適当な方法により当該申請者以外の者の意見を聴く機会を設けるよう努めなければならない。
( 複 数 の 行 政 庁 が 関与 す る 処 分 )
行政庁は、申請の処理をするに当たり、他の行政庁において同一の申請者からされた関連する申請が審査中であることをもって自らすべき許認
一の申請又は同一の申請者からされた相互に関連する複数の申請に対する処分について複数の行政庁が関与する場合においては、当該複数の行政庁は
可等をするかどうかについての審査又は判断を殊更に遅延させるようなことをしてはならない。
第 十 一条
2
、必要に応じ、相互に連絡をとり、当該申請者からの説明の聴取を共同して行う等により審査の促進に努めるものとする。
( 処 分の 基 準 )
行政庁は、処分基準を定め、かつ、これを公にしておくよう努めなければならない。
行政庁は、処分基準を定めるに当たっては、不利益処分の性質に照らしてできる限り具体的なものとしなければならない。
第 十二 条
2
行政庁は、不利益処分をしようとする場合には、次の各号の区分に従い、この章の定めるところにより、当該不利益処分の名あて人となるべき
( 不 利 益 処 分 を し よ うと す る 場 合 の 手 続 )
二
一
イ
イに規定するもののほか、名あて人の資格又は地位を直接にはく奪する不利益処分をしようとするとき。
許 認 可 等 を 取 り 消 す 不 利 益 処 分を し よ う と す る と き 。
聴聞
ロ
名あて人が法人である場合におけるその役員の解任を命ずる不利益処分、名あて人の業務に従事する者の解任を命ずる不利益処分又は名あて人の
会員である者の除名を命ずる不利益処分をしようとするとき。
弁明の機会の付与
イからハまでに掲げる場合以外の場合であって行政庁が相当と認めるとき。
前号 イか ら ニ まで の い ず れ に も 該 当しな いとき
次の各号の いずれかに該当するときは、前項の規定は、適用 しない。
ニ
ハ
次の いずれか に 該 当 するとき
者について、当該各号に定める意見陳述のための手続を執らなければならない。
第 十 三条
2
- 144 -
一
法令上必要とされる資格がなかったこと又は失われるに至ったことが判明した場合に必ずすることとされている不利益処分であって、その資格の不
公 益 上 、 緊 急 に 不 利 益 処 分 を す る 必 要 が ある た め 、 前 項 に 規 定 す る 意 見 陳 述 の た め の 手 続 を 執 る こ と が で き な い と き 。
当該不利益処分の性質上、それによって課される義務の内容が著しく軽微なものであるため名あて人となるべき者の意見をあらかじめ聴くことを要
ると き。
納 付 す べ き 金 銭 の 額 を 確 定 し 、 一定 の 額 の 金 銭 の 納 付 を 命 じ 、 又 は 金 銭 の 給 付 決 定 の 取 消 し そ の 他 の 金 銭 の 給 付 を 制 限 す る 不 利 益 処 分 を し よ う と す
実 が 計 測 、 実 験 そ の 他 客 観 的 な 認 定 方 法に よ っ て 確 認 さ れ た も の を し よ う と す る と き 。
にされている場合において、専ら当該基準が充足されていないことを理由として当該基準に従うべきことを命ずる不利益処分であってその不充足の事
施設若しくは設備の設置、維持若しくは管理又は物の製造、販売その他の取扱いについて遵守すべき事項が法令において技術的な基準をもって明確
のを しようと すると き 。
存在又は喪失の事実が裁判所の判決書又は決定書、一定の職に就いたことを証する当該任命権者の書類その他の客観的な資料により直接証明されたも
二
三
四
五
しないものとして政令で定める処分をしようとするとき。
( 不利 益 処 分の 理 由 の 提 示 )
行 政 庁 は 、 不 利 益 処 分 を す る 場 合 に は 、 そ の 名 あて 人 に 対 し 、 同 時 に 、 当 該 不 利 益 処 分 の 理 由 を 示 さ な け れ ば な ら な い 。 た だ し 、 当 該 理 由 を 示
不利益処分を書面でするときは、前二項の理由は、書面により示さなければならない。
き を 除 き 、 処 分 後 相 当 の 期 間 内 に 、 同 項の 理 由 を 示 さ な け れ ば な ら な い 。
行政庁は、前項ただし書の場合においては、当該名あて人の所在が判明しなくなったときその他処分後において理由を示すことが困難な事情があると
さないで処分をすべき差し迫った必要がある場合は、この限りでない。
第十四条
2
3
(聴聞の通知の方式)
行政庁は、聴聞を行うに当たっては、聴聞を行うべき期日までに相当な期間をおいて、不利益処分の名あて人となるべき者に対し、次に掲げる
三
二
一
聴 聞 に 関す る 事 務 を 所 掌 す る 組 織 の 名 称 及 び 所 在 地
聴聞 の期日 及び場所
不 利 益 処 分 の 原 因と な る 事 実
予 定 さ れ る 不 利 益 処 分の 内 容 及 び 根 拠 と な る 法 令 の 条 項
聴聞が終結する時までの間、当該不利益処分の原因となる事実を証する資料の閲覧を求めることができること。
び証拠書類等を提出することができること。
聴聞の期日に出頭して意見を述べ、及び証拠書類又は証拠物(以下「証拠書類等」という。)を提出し、又は聴聞の期日への出頭に代えて陳述書及
前 項 の 書 面 に お い て は 、 次 に 掲 げ る 事 項を 教 示 し な け れ ば な ら な い 。
四
事 項 を 書 面 に よ り 通 知 し なけ れ ば な ら な い 。
第 十 五条
2
一
二
- 145 -
3
行政庁は、不利益処分の名あて人となるべき者の所在が判明しない場合においては、第一項の規定による通知を、その者の氏名、同項第三号及び第四
号に掲げる事項並びに当該行政庁が同項各号に掲げる事項を記載した書面をいつでもその者に交付する旨を当該行政庁の事務所の掲示場に掲示すること
によって行うことができる。この場合においては、掲示を始めた日から二週間を経過したときに、当該通知がその者に到達したものとみなす。
前 条 第 一 項 の 通 知を 受 け た 者 ( 同 条 第 三 項 後 段 の 規 定 に より 当 該 通 知 が 到 達 し た も の と み な さ れ る 者 を 含 む 。 以 下 「 当 事 者 」 と い う 。 ) は 、 代
(代理 人)
第 十六 条
3
2
代 理 人 が そ の 資 格 を 失 っ た と き は 、 当 該 代 理 人 を 選 任 し た 当 事 者 は 、 書 面 で そ の 旨 を 行 政 庁 に 届 け 出 なけ れ ば な ら な い 。
代理人の資格は、書面で証明しなければならない。
代理人は、各自、当事者のために、聴聞に関する一切の行為をすることができる。
理 人 を 選 任 す るこ と が で き る 。
4
第十九条の規定により聴聞を主宰する者(以下「主宰者」という。)は、必要があると認めるときは、当事者以外の者であって当該不利益処分
(参加人)
第 十七条
の根拠となる法令に照らし当該不利益処分につき利害関係を有するものと認められる者(同条第二項第六号において「関係人」という。)に対し、当該
2
前条第二項から第四項までの規定は、前項の代理人について準用する。この場合において、同条第二項及び第四項中「当事者」とあるのは、「参加人
前 項 の 規 定 に よ り 当 該 聴 聞 に 関 す る 手 続に 参 加 す る 者 ( 以 下 「 参 加 人 」 と い う 。 ) は 、 代 理 人 を 選 任 す る こ と が で き る 。
聴聞に関する手続に参加することを求め、又は当該聴聞に関する手続に参加することを許可することができる。
3
」 と 読 み 替え る も のと す る 。
当事者及び当該不利益処分がされた場合に自己の利益を害されることとなる参加人(以下この条及び第二十四条第三項において「当事者等」と
( 文 書 等の 閲 覧 )
第 十八 条
いう。)は、聴聞の通知があった時から聴聞が終結する時までの間、行政庁に対し、当該事案についてした調査の結果に係る調書その他の当該不利益処
分の原因となる事実を証する資料の閲覧を求めることができる。この場合において、行政庁は、第三者の利益を害するおそれがあるときその他正当な理
2
行政庁は、前二項の閲覧について日時及び場所を指定することができる。
前項の規定は、当事者等が聴聞の期日における審理の進行に応じて必要となった資料の閲覧を更に求めることを妨げない。
由があるときでなければ、その閲覧を拒むことができない。
3
( 聴聞の 主 宰 )
聴聞は、 行政庁が 指名する 職員その他政令で 定める者が主 宰する。
次の各号の いずれかに該当する者は 、聴聞を 主宰することができない。
第 十 九条
2
- 146 -
六
五
四
三
二
一
参加人以外の 関係人
第 一号 に 規 定 す る 者 の 後 見 人 、 後 見 監 督 人 、 保 佐 人 、 保 佐 監 督 人 、 補 助 人 又 は 補 助 監 督 人
前三号に規定する者であったことのある者
第 一 号に 規 定 する 者 の 代理 人 又は 次 条 第 三 項 に 規 定 す る 補 佐 人
前 号 に 規 定 す る 者 の 配 偶 者 、 四 親 等内 の 親 族 又 は 同 居 の 親 族
当該聴 聞の 当 事者又は 参加人
( 聴聞 の 期日 に お け る 審 理 の 方 式 )
主 宰 者 は 、 最 初 の 聴 聞 の 期 日 の 冒 頭 に お い て 、 行 政 庁 の 職 員 に 、 予 定 さ れ る 不 利 益 処 分 の 内 容 及 び 根 拠 と な る 法 令 の 条 項 並 び に そ の 原 因 と なる
当 事 者 又 は 参 加 人は 、 聴 聞 の 期 日 に 出 頭 し て 、 意 見 を 述 べ 、 及 び 証 拠 書 類 等 を 提 出 し 、 並 び に 主 宰 者 の 許 可 を 得 て 行 政 庁 の 職 員 に 対 し 質 問 を 発 す る こ
事 実を 聴 聞 の 期 日 に 出 頭 し た 者 に 対 し 説 明 さ せ な け れ ば な ら な い 。
第二 十条
2
3
主宰者は、聴聞の期日において必要があると認めるときは、当事者若しくは参加人に対し質問を発し、意見の陳述若しくは証拠書類等の提出を促し、
前項の場合において、当事者又は参加人は、主宰者の許可を得て、補佐人とともに出頭することができる。
とができる。
4
5
聴聞の期日における審理は、行政庁が公開することを相当と認めるときを除き、公開しない。
主宰者は、当事者又は参加人の一部が出頭しないときであっても、聴聞の期日における審理を行うことができる。
又は行政庁の職員に対し説明を求めることができる。
6
( 陳 述 書 等 の 提出 )
当事者又は参加人は、聴聞の期日への出頭に代えて、主宰者に対し、聴聞の期日までに陳述書及び証拠書類等を提出することができる。
主宰者は、聴聞の期日に出頭した者に対し、その求めに応じて、前項の陳述書及び証拠書類等を示すことができる。
第 二 十 一条
2
( 続 行 期 日 の 指定 )
主宰者は、聴聞の期日における審理の結果、なお聴聞を続行する必要があると認めるときは、さらに新たな期日を定めることができる。
第十五条第三項の規定は、前項本文の場合において、当事者又は参加人の所在が判明しないときにおける通知の方法について準用する。この場合にお
日に出頭した当事者及び参加人に対しては、当該聴聞の期日においてこれを告知すれば足りる。
前項の場合においては、当事者及び参加人に対し、あらかじめ、次回の聴聞の期日及び場所を書面により通知しなければならない。ただし、聴聞の期
第二 十二条
2
3
いて、同条第三項中「不利益処分の名あて人となるべき者」とあるのは「当事者又は参加人」と、「掲示を始めた日から二週間を経過したとき」とある
の は 「 掲 示 を 始 め た 日 か ら 二 週 間 を 経 過 し た と き ( 同 一 の 当 事 者 又 は 参 加 人 に 対 す る 二 回 目 以 降 の 通 知 に あ っ て は 、 掲 示 を 始 め た 日 の 翌日 )」 と 読 み 替
えるものとする 。
- 147 -
( 当事 者 の 不 出 頭 等 の 場 合 に お け る 聴 聞 の 終 結 )
主宰者は、当事者の全部若しくは一部が正当な理由なく聴聞の期日に出頭せず、かつ、第二十一条第一項に規定する陳述書若しくは証拠書類
主 宰 者 は 、 前 項に 規 定 す る 場 合 の ほ か 、 当 事 者 の 全 部 又 は 一 部 が 聴 聞 の 期 日 に 出 頭 せ ず 、 か つ 、 第 二 十 一 条 第 一 項に 規 定 す る 陳 述 書 又 は 証 拠 書 類 等 を
する機会を与えることなく、聴聞を終結することができる。
等を提出しない場合、又は参加人の全部若しくは一部が聴聞の期日に出頭しない場合には、これらの者に対し改めて意見を述べ、及び証拠書類等を提出
第二十三条
2
提出しない場合において、これらの者の聴聞の期日への出頭が相当期間引き続き見込めないときは、これらの者に対し、期限を定めて陳述書及び証拠書
類等の提出を求め、当該期限が到来したときに聴聞を終結することとすることができる。
(聴聞調書及び報告書)
主 宰 者 は 、 聴 聞 の 審 理 の 経 過 を 記 載 し た 調 書 を 作 成 し 、 当 該 調 書に お い て 、 不 利 益 処 分 の 原 因 と な る 事 実に 対 す る 当事 者 及 び 参 加 人 の 陳 述 の
当事者又は参加人は、第一項の調書及び前項の報告書の閲覧を求めることができる。
成 し 、 第 一 項の 調 書 と と も に 行 政 庁 に 提 出 し な け れ ば な ら な い 。
主宰者は、聴聞の終結後速やかに、不利益処分の原因となる事実に対する当事者等の主張に理由があるかどうかについての意見を記載した報告書を作
なら ない。
前項の調書は、聴聞の期日における審理が行われた場合には各期日ごとに、当該審理が行われなかった場合には聴聞の終結後速やかに作成しなければ
要旨を明らかにしておかなければならない。
第 二 十四 条
2
3
4
行 政 庁 は 、 聴 聞 の 終 結 後 に 生 じ た 事 情 に か ん が み 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 主 宰 者に 対し 、 前 条 第 三 項 の 規 定 に よ り 提 出 さ れ た 報 告 書 を 返
( 聴 聞 の 再開 )
第 二 十 五条
戻して聴聞の再開を命ずることができる。第二十二条第二項本文及び第三項の規定は、この場合について準用する。
行 政 庁 は 、 不 利 益 処 分 の 決 定 を す る と き は 、 第 二 十 四 条 第 一 項 の 調 書 の 内 容 及 び 同 条 第 三 項 の 報 告 書に 記 載 さ れ た 主 宰 者 の 意 見 を 十 分に 参 酌
(聴聞を経てされる不利益処分の決定)
第二 十六条
してこれをしなければならない。
行政庁又は主宰者がこの節の規定に基づいてした処分については、行政不服審査法(昭和三十七年法律第百六十号)による不服申立てをする
(不服申立ての制限)
第 二 十七 条
聴聞を経てされた不利益処分については、当事者及び参加人は、行政不服審査法による異議申立てをすることができない。ただし、第十五条第三項後
ことができない。
2
- 148 -
段の規定により当該通知が到達したものとみなされる結果当事者の地位を取得した者であって同項に規定する同条第一項第三号(第二十二条第三項にお
いて準用する場合を含む。)に掲げる聴聞の期日のいずれにも出頭しなかった者については、この限りでない。
第十三条第一項第一号ハに該当する不利益処分に係る聴聞において第十五条第一項の通知があった場合におけるこの節の規定の適用について
( 役 員 等 の 解 任 等 を 命 ず る 不 利 益 処 分 を し よ うと す る 場 合 の 聴 聞 等 の 特 例 )
第二十八条
前項の不利益処分のうち名あて人である法人の役員又は名あて人の業務に従事する者(以下この項において「役員等」という。)の解任を命ずるもの
者 に 限 る 。 ) は 、 同 項 の 通 知 を 受 け た 者と み な す 。
は、名あて人である法人の役員、名あて人の業務に従事する者又は名あて人の会員である者(当該処分において解任し又は除名すべきこととされている
2
に係る聴聞が行われた場合においては、当該処分にその名あて人が従わないことを理由として法令の規定によりされる当該役員等を解任する不利益処分
については、第十三条第一項の規定にかかわらず、行政庁は、当該役員等について聴聞を行うことを要しない。
(弁明 の機会 の付与の 方式)
弁明は、行政庁が口頭ですることを認めたときを除き、弁明を記載した書面(以下「弁明書」という。)を提出してするものとする。
弁 明 を す る と き は 、 証 拠 書 類 等 を 提 出 す るこ と が で き る 。
第 二 十九 条
2
行政庁は、弁明書の提出期限(口頭による弁明の機会の付与を行う場合には、その日時)までに相当な期間をおいて、不利益処分の名あて人と
( 弁 明 の 機 会の 付与 の 通 知 の方 式)
第 三十 条
二
一
弁 明 書 の 提 出 先 及 び 提 出 期 限 ( 口 頭に よ る 弁 明 の 機 会 の 付 与 を 行 う 場 合 に は 、 そ の 旨 並 び に 出 頭 す べ き 日 時 及 び 場 所 )
不 利 益 処 分 の 原 因と な る 事 実
予 定 さ れ る 不利 益 処 分の 内 容 及 び 根 拠 と な る 法 令 の 条 項
な る べ き 者 に 対 し 、 次に 掲 げ る 事 項 を 書 面 に よ り 通 知 し な け れ ば な ら な い 。
三
( 聴 聞に 関す る 手 続の 準 用 )
第十五条第三項及び第十六条の規定は、弁明の機会の付与について準用する。この場合において、第十五条第三項中「第一項」とあるのは「
主 要 食 糧 の 需 給 及 び 価 格 の 安 定 に 関す る 法 律 ( 平 成 六 年 法 律 第 百 十 三 号 ) ( 抄 )
段 」 と ある の は 「 第 三 十 一 条 に お い て 準 用 す る 第 十 五 条 第 三 項 後 段 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
第 三 十 条 」 と 、 「 同 項 第 三 号 及 び 第 四 号 」 と あ る の は 「 同 条 第 三 号 」 と 、 第 十 六 条 第 一 項 中 「 前 条 第 一 項 」 と ある の は 「 第 三 十 条 」 と 、 「 同 条 第 三 項 後
第 三 十 一条
○
- 149 -
政府は、米穀等(米穀及び米穀を加工し、又は調製したものであって政令で定めるものをいう。以下この章において同じ。)の輸入を目的とす
( 米 穀 等の 輸 入を 目 的 と す る 買 入れ 及 び 当 該米 穀の 売 渡 し )
第 三十 条
2
第一項の輸入を目的とする買入れに係る米穀を同項の規定により売り渡す場合の価格は、国際約束に従って農林水産大臣が定めて告示する額を、当該
政府は、必要があると認める場合には、前項の米穀等の買入れを他に委託することができる。
る買入れを行い、及び買受資格者に対し当該米穀の売渡しを行うことができる。
3
米 穀の 買 入 れ の 価 格 に 加 え て 得 た 額 を 超 え て は なら な い 。
政 府 は 、 米 穀 等 の 輸 入 を 行 お う と す る 者 及 び 当 該 輸 入 に 係 る 米 穀 等 の 買 受 け を 行 お うと す る 買 受 資 格 者 の 連 名 に よ る 申 込 み に 応 じ て 、 当 該 輸
( 輸 入 に 係 る 米 穀 等 の 特 別 な 方 式 に よ る 買 入れ 及 び 売 渡 し )
第 三 十 一条
2
第一項の規定により買い入れた米穀等を前項の規定により売り渡す場合の価格は、国際約束に従って農林水産大臣が定めて告示する額を、当該米穀等
政府は、前項の規定により買い入れた米穀等を同項の申込みを行った買受資格者に対し、当該申込みに応じて売り渡すものとする。
入に係る米穀等を買い入れることができる。
3
の 買 入れ の価 格に 加えて 得 た額を 超 えて は なら な い。
米穀等の輸入(関税法(昭和二十九年法律第六十一号)第二条に定める輸入をいう。以下この項及び第四十五条第一項において同じ。)を行
( 米 穀 等の 輸 入 )
第 三 十四 条
おうとする者は、国際約束に従って農林水産大臣が定めて告示する額に、当該輸入に係る米穀等の数量を乗じて得た額を、政府に納付しなければならな
一
第三十一条の規定による連名による申込みに応じて行う政府の買入れ及び売渡しに係る米穀等を輸入する場合
第 三 十 条 第 二 項 の 規 定 に よ る 政 府 の 委 託 を 受 けて 輸 入 す る 場 合
い 。 ただ し、 次に 掲げる 場 合は 、こ の 限りで ない 。
二
前項の納付金の受領は、関税法第七十条第一項の許可、承認等とみなす。
国内の需給及び価格の安定に悪影響を及ぼすおそれのないものとして政令で定める米穀等を輸入する場合
2
第一項の納付金の納付手続その他納付金に関し必要な事項は、政令で定める。
三
3
( 麦 等 の 輸 入 を 目的 と す る 買 入 れ 及 び 当 該 麦 の 売 渡 し )
政府は、麦等(麦その他政令で定めるもの及びこれらを加工し、又は調製したものであって政令で定めるものをいう。第五項及び次条から第
第一項の輸入を目的とする買入れに係る麦を前項の規定により売り渡す場合の価格は、国際約束に従って農林水産大臣が定めて告示する額を、当該麦
め る 場 合 に は 、 入 札 の 方 法に よ る 一般 競 争 契 約 又 は 指 名 競 争 契 約 の う ち 農 林 水 産 大 臣 が 選 択 す る 競 争 契 約に よ り 売 り 渡 す も の と す る 。
政府は、前項の輸入を目的とする買入れに係る麦を、随意契約により売り渡すものとする。ただし、農林水産大臣が随意契約によることを不適当と認
四十五条までにおいて同じ。)の輸入を目的とする買入れを行うことができる。
第 四 十二 条
2
3
- 150 -
4
の 買 入れ の 価 格に 加えて 得 た額を超 えて は なら な い 。
第 一 項 の 規 定 に よ る 麦 の 買 入 れ 及 び 第 二 項 の 規 定 に よ る 当 該 麦 の 売 渡 しは 、 麦 の 適 切 な供 給 及 び 麦 の 備 蓄の 円 滑 な 運 営 を 図 る た め 、 需 給 見 通 し に 即 し
第 三 十 条 第 二 項 の 規 定 は 、 第 一 項の 麦 等 の 買 入 れ に つ いて 準 用 す る 。
て 行 う も のと する 。
5
政府は、麦等の輸入を行おうとする者及び当該輸入に係る麦等の買受けを行おうとする者の連名による申込みに応じて、当該輸入に係る麦等
( 輸 入 に 係 る 麦 等 の 特 別 な 方 式に よ る 買 入 れ 及 び 売 渡 し )
第四十三条
政 府 は 、 前 項 の 規 定 に よ り 買 い 入 れ た 麦 等 を 同 項 の 買 受 け の 申 込 み を 行 っ た 者 に 対 し 、 当 該 申 込み に 応 じ て 売 り 渡 す も の と す る 。
を買い入れることができる。
2
第一項の規定により買い入れた麦等を前項の規定により売り渡す場合の価格は、国際約束に従って農林水産大臣が定めて告示する額を、当該麦等の買
第 一 項 の 規 定 に よ る 麦 の 買 入 れ 及 び 第 二 項 の 規 定 に よ る 当 該 麦 の 売 渡 し は 、 麦 の 適 切 な 供 給 を 図る た め 、 需 給 見 通 し に 即 し て 行 う も の と す る 。
入れの価格に加えて得た額を超えてはならない。
3
4
麦等の輸入を行おうとする者は、国際約束に従って農林水産大臣が定めて告示する額に、当該輸入に係る麦等の数量を乗じて得た額を、政府
(麦 等の輸入 )
第四十五条
に納付しなければならない。ただし、次に掲げる場合は、この限りでない。
第四十二条第五項において準用する第三十条第二項の規定による政府の委託を受けて輸入する場合
第四十三条の規定による連名による申込みに応じて行う政府の買入れ及び売渡しに係る麦等を輸入する場合
一
二
第 三 十四 条 第 二 項 及 び 第 三 項の 規 定 は 、 前 項 の 納 付 金 に つ いて 準 用 す る 。
国内の需給及び価格の安定に悪影響を及ぼすおそれのないものとして政令で定める麦等を輸入する場合
2
食料 ・農業・ 農村基 本法(平 成 十一年 法律第 百六号)(抄)
三
○
(権限)
( 略)
( 略)
2
審 議 会 は 、 前 二 項に 規 定 す る も の の ほ か 、 土 地 改 良 法 ( 昭 和二 十 四 年 法 律 第 百 九 十 五 号 ) 、 家 畜 改 良 増 殖 法 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 二 百 九 号 )、 家 畜 伝
第 四 十条
3
染 病 予 防 法 ( 昭 和二 十 六 年 法 律第 百 六 十 六 号 ) 、 飼 料 需 給安 定 法 ( 昭 和二 十 七 年 法 律 第 三 百 五 十 六 号 ) 、 酪 農 及 び 肉 用 牛 生産 の 振 興 に 関 す る 法 律 ( 昭 和
二 十 九 年 法 律 第 百 八 十 二 号 ) 、 果 樹 農 業 振 興 特 別 措 置 法 ( 昭 和 三 十六 年 法 律第 十 五 号 ) 、 畜 産 物 の 価 格 安 定 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 三 十 六 年 法 律 第 百 八 十 三
- 151 -
○
号)、砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律(昭和四十年法律第百九号)、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法(昭和四十年法律第百十二号)、農
業 振 興 地 域 の 整 備 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 四 十 四 年 法 律 第 五 十 八 号 ) 、 卸 売 市 場 法 ( 昭 和 四 十 六 年 法 律 第 三 十 五号 ) 、 肉 用 子 牛 生 産 安 定 等 特 別措 置 法 ( 昭 和
六 十 三 年 法 律 第 九 十 八 号 ) 、 食 品 流通 構 造 改 善 促 進 法( 平 成 三 年 法 律 第 五 十 九 号 ) 、 主 要 食 糧の 需 給 及 び 価 格 の 安 定 に 関す る 法 律 ( 平 成 六 年 法 律 第 百 十
三号 ) 、 食 品 循 環資 源 の 再 生 利 用 等 の 促 進 に 関 す る 法 律 ( 平 成 十二 年 法 律 第 百 十 六 号 ) 、 農 業 の 担 い 手 に 対 す る 経 営 安 定 の た め の 交 付 金 の 交 付 に 関 す る
法 律 ( 平 成 十 八 年 法 律 第 八 十 八 号 ) 、 有 機 農 業 の 推 進 に 関 す る 法 律 ( 平 成 十 八 年 法 律 第 百 十 二 号 ) 、 中 小 企 業 者 と 農 林 漁 業 者 と の 連 携 に よ る事 業 活 動 の
促 進 に 関 す る 法 律 ( 平 成 二 十 年 法 律 第 三 十 八 号 ) 、 米 穀 の 新 用 途 へ の 利 用 の 促 進 に 関 す る 法 律 ( 平 成 二 十 一 年 法 律 第 二 十 五号 ) 及 び 都 市 農 業 振 興 基 本 法
( 平 成 二 十 七 年 法 律 第 十 四 号 ) の 規 定 に よ り そ の 権 限 に 属 さ せ ら れ た 事 項を 処 理 す る 。
著 作 権 等 管 理 事 業 法 ( 平 成 十二 年 法 律 第 百 三 十 一号 ) ( 抄 )
著 作 権 等 管 理 事 業 を 行 お うと す る 者 は 、 文 化 庁 長 官 の 登 録 を 受 け なけ れ ば な ら な い 。
(登録 )
第 三条
著作権等管理事業者は、次に掲げる事項を記載した使用料規程を定め、あらかじめ、文化庁長官に届け出なければならない。これを変更しよう
(使用料規程)
第 十 三条
文部科学省令で定める基準に従い定める利用区分(著作物等の種類及び利用方法の別による区分をいう。第二十三条において同じ。)ごとの著作物
実施の日
等の 使用料の 額
二
そ の 他 文 部 科 学 省令 で 定 め る 事 項
著 作 権 等 管 理 事 業 者 は 、 使 用 料 規 程 を 定 め 、 又 は 変 更 し よ うと す る と き は 、 利 用 者 又 は そ の 団 体 か ら あら か じ め 意 見 を 聴 取 す る よ う に 努 め なけ れ ば な
三
一
と す る と き も 、 同 様と す る 。
2
(略)
ら ない。
3・ 4
文 化 庁 長 官 は 、 著 作 権 等 管 理 事 業 者 の 業 務 の 運 営 に 関し 、 委 託 者 又 は 利 用 者 の 利 益 を 害 す る 事 実 が あ る と 認 め る と き は 、 委 託 者 又 は 利 用 者 の 保
( 業 務 改 善 命令 )
第二十条
護 の た め 必 要 な 限 度 に お い て 、 当 該 著 作 権 等 管 理 事 業 者 に 対 し 、 管 理 委 託 契 約 約 款 又 は 使 用 料 規 程 の 変 更 そ の 他 業 務 の運 営 の 改 善 に 必 要 な 措 置 を と る べ
きことを命ずることができる。
- 152 -
(協議)
文化庁長官は、著作権等管理事業者について、その使用料規程におけるいずれかの利用区分(当該利用区分における著作物等の利用の状況を
一
前号に掲げる場合のほか、当該著作権等管理事業者の使用料規程が当該利用区分における使用料の額の基準として広く用いられており、かつ、当該
当該利用区分において収受された使用料の総額に占めるすべての著作権等管理事業者の収受した使用料の総額の割合が相当の割合である場合
使用料規程の実施の日(第十四条第三項の規定により同条第一項の期間が延長されたときは、当該延長された同項の期間を経過する日。次条第三項に
果 に 基 づ き 、 当 該 使 用 料 規 程 を 変 更 し なけ れ ば な ら な い 。
指定著作権等管理事業者は、協議が成立したとき(当該使用料規程を変更する必要がないこととされたときを除く。次項において同じ。)は、その結
該利用者代表から申立てがあったときは、当該指定著作権等管理事業者に対し、その協議の開始又は再開を命ずることができる。
文化庁長官は、利用者代表が協議を求めたにもかかわらず指定著作権等管理事業者が当該協議に応じず、又は協議が成立しなかった場合であって、当
を有する団体であるときは、当該構成員である利用者を除く。)から意見を聴取するように努めなければならない。
利用者代表は、前項の協議(以下この章において「協議」という。)に際し、当該利用区分における利用者(当該利用者代表が直接又は間接の構成員
利用区分に係る部分に限る。以下この章において同じ。)に関する協議を求められたときは、これに応じなければならない。
用者の利益を代表すると認められる団体又は個人をいう。以下この章において同じ。)から、第十三条第一項の規定による届出をした使用料規程(当該
の 数 の 割 合 、 利 用 者 が 支 払っ た 使 用 料 の 総 額 に 占 め る そ の 直 接 又 は 間 接 の 構 成 員 が 支 払 っ た 使 用 料 の 額 の 割 合 そ の 他 の 事 情 か ら 当 該 利 用 区 分 に お け る 利
指定著作権等管理事業者は、当該利用区分に係る利用者代表(一の利用区分において、利用者の総数に占めるその直接又は間接の構成員である利用者
利用区分における著作物等の円滑な利用を図るために特に必要があると認める場合
二
場合に該当するときは、当該著作権等管理事業者を当該利用区分に係る指定著作権等管理事業者として指定することができる。
じ。)において、すべての著作権等管理事業者の収受した使用料の総額に占めるその収受した使用料の額の割合が相当の割合であり、かつ、次に掲げる
勘案して当該利用区分をより細分した区分についてこの項の指定をすることが合理的であると認めるときは、当該細分した区分。以下この条において同
第 二 十 三条
2
3
4
5
6
おいて同じ。)前に協議が成立したときは、当該使用料規程のうち変更する必要があることとされた部分に係る第十三条第一項の規定による届出は、な
か っ た もの と み な す 。
( 裁定 )
前条第四項の規定による命令があった場合において、協議が成立しないときは、その当事者は、当該使用料規程について文化庁長官の裁定を
指定著作権等管理事業者は、使用料規程の実施の日前に裁定の申請をし、又は前項の通知を受けたときは、第十四条の規定により使用料規程を実施し
意 見 を 述 べ る 機 会 を 与 え なけ れ ば な ら な い 。
文化庁長官は、前項の裁定(以下この条において「裁定」という。)の申請があったときは、その旨を他の当事者に通知し、相当の期間を指定して、
申請するこ と がで きる 。
第二 十四条
2
3
文化 庁長官は、裁定 をしよ うとするときは、文化審 議会に諮問しなけ ればならない。
てはならないこととされる期間を経過した後においても、当該裁定がある日までは、当該使用料規程を実施してはならない。
4
- 153 -
○
6
5
独 立 行 政 法 人 農 畜 産 業振 興 機 構 法 ( 平 成 十 四 年 法 律 第 百 二 十 六 号 ) ( 抄 )
使用料規程を変更する必要がある旨の裁定があったときは、当該使用料規程は、その裁定において定められたところに従い、変更されるものとする。
文 化 庁 長官 は 、 裁 定 を し た と き は 、 そ の 旨 を 当 事 者 に 通 知 し な け れ ば な ら な い 。
独 立 行 政 法 人 農 畜産 業 振 興 機 構 ( 以 下 「 機 構 」 と い う 。 ) は 、 主 要 な 畜 産 物 の 価 格 の 安 定 、 主 要 な 野 菜 の 生産 及 び 出 荷 の 安 定 並 び に 砂 糖 及 び で ん
(機構 の目的 )
第 三条
粉の価格調整に必要な業務を行うとともに、畜産業及び野菜農業の振興に資するための事業についてその経費を補助する業務を行い、もって農畜産業及
び そ の 関連 産 業 の 健 全 な 発 展 並 び に 国 民 消 費 生 活 の 安 定 に 寄 与 す るこ と を 目 的 と す る 。
( 業務 の 範 囲 )
機 構 は 、 第 三条 の 目 的 を 達成 す る た め 、 次 の 業 務 を 行 う 。
イ
イの業務に伴う指定乳製品及び指定食肉の保管を行うこと。
指 定 乳 製 品 及 び 指定 食 肉 ( 輸 入に 係 る 指定 食 肉 を 除 く 。 ) の 買 入 れ 、 交 換 及 び 売 渡 し を 行 う こ と 。
畜産物の価格安定に関する法律(昭和三十六年法律第百八十三号)の規定による価格安定措置の実施に必要な次の業務を行うこと。
ロ
農 林 水 産 省 令 で 定 め る と こ ろ に よ り 、 畜産 物 の 価 格 安 定 に 関 す る 法 律 第 六 条第 二 項 、 第 三 項 又 は 第 四 項 の 認 定 を 受 け た 指 定 乳 製 品 、 指定 食 肉 又 は
国 内 産 の 牛 乳 を 学 校 給 食 の 用 に 供 す る 事 業 に つ い て そ の 経 費 を 補 助 し 、 及 び 畜 産 物 の 生 産 又 は 流 通 の 合 理 化 を 図る た め の 事 業 そ の 他 の 畜 産 業 の 振 興
鶏卵等の保管に関する計画の実施に要する経費について補助すること。
ハ
第 十条
一
二
に資するための事業で農林水産省令で定めるものについてその経費を補助すること。
( 略)
ハ
ロ
イ
輸入に係る指定でん粉等の買入れ及び売戻しを行うこと。
甘味資源作物交付金及び国内産糖交付金の交付を行うこと。
異性化糖等の買入れ及び売戻しを行うこと。
輸 入 に 係 る 指 定 糖 の 買 入れ 及 び 売 戻 し を 行 うこ と 。
砂 糖 及 び で ん 粉 の 価 格 調 整 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 四 十 年 法 律 第 百 九号 ) の 規 定 に よ り 次 の 業 務 を 行 う こ と 。
三・四
五
ニ
でん粉原料用いも交付金及び国内産いもでん粉交付金の交付を行うこと。
( 略)
ホ
六・七
(国庫納付金)
- 154 -
第 十 一条
機構は、毎事業年度、政令で定めるところにより、次の各号に掲げる業務により生ずる利益の額のうち、それぞれ当該各号に定める交付金の交
前 条 第 五号 ニ の 業 務
農 業 の 担 い 手 に 対す る 経 営 安 定 の た め の 交 付 金 の 交 付 に 関 す る 法 律 ( 平 成 十八 年 法 律 第 八 十 八 号 ) 第 三 条 第 一 項 各 号 に
農 業 の 担 い 手 に 対 す る 経 営 安 定 の た め の 交 付 金 の 交 付 に 関 す る 法 律 第 三 条 第 一 項各 号 に 掲 げ る 交 付 金 ( で ん 粉 の 製 造 の 用 に 供
掲げる交付金(てん菜の作付面積又は品質及び生産量に基づいて算定される部分に限る。)
前 条 第 五号 イ 及 び ロ の 業 務
付に要する経費の財源に充てるものとして農林水産大臣が定めて通知する金額を国庫に納付しなければならない。
一
二
するばれいしょの作付面積又は品質及び生産量に基づいて算定される部分に限る。)
機構は、次に掲げる業務ごとに経理を区分し、それぞれ勘定を設けて整理しなければならない。
( 区 分経 理 )
第十二条
第十条第五号イ、ロ及びハの業務、同条第六号の業務(砂糖及びその原料作物に係るものに限る。)並びにこれらに附帯する業務
( 略)
三
第十条第五号ニ及びホの業務、同条第六号の業務(でん粉及びその原料作物に係るものに限る。)並びにこれらに附帯する業務
一・二
四
機構は、第十条第一号イ及びロの業務に必要な費用に充てるため、農林水産大臣の認可を受けて、長期借入金をすることができる。
( 長 期借 入 金 )
第 十四 条
補 助 金 等に 係 る 予 算 の 執 行 の 適 正 化 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 三 十 年 法 律 第 百 七 十 九 号 ) の 規 定 ( 罰 則 を 含 む 。 ) は 、 第 十 条 第 一 号 ハ 、 第 二 号 、 第 三
(補助金等に 係る予算 の執行の 適正化に関する 法律の準 用 )
第 十七条
号ハ及び第四号の規定により機構が交付する補助金について準用する。この場合において、同法(第二条第七項、第二十三条並びに第二十五条第一項及
び第二項を除く。)中「各省各庁」とあるのは「独立行政法人農畜産業振興機構」と、「各省各庁の長」とあるのは「独立行政法人農畜産業振興機構の
理 事 長 」 と 、 同 法 第 二 条 第 一 項 及 び 第 四 項 、 第 七 条 第 二 項 、 第 十 九 条 第 一 項 及 び 第 二 項 、 第 二 十四 条 並 び に 第 三 十 三 条 中 「 国 」 と あ る の は 「 独 立 行 政 法
人 農 畜 産 業 振 興 機 構 」 と 、 同 法 第 十 四 条 中 「 国 の 会 計 年 度 」 と ある の は 「 独 立 行 政 法 人 農 畜 産 業 振 興 機 構 の 事 業 年 度 」 と 読 み 替 え る も の と す る 。
( 財 務 大 臣と の 協 議 )
農 林 水 産 大 臣 は 、 次 の 場 合 に は 、 財 務 大臣 に 協 議 し な け れ ば な ら な い 。
第 十 条 第 一号 ハ 、 第 二 号 又 は 第 四 号 の 農 林 水 産 省令 を 定 め よ う と す る と き 。
(略)
独立行政法人医薬品 医療機 器総合機 構法(平 成十四 年法律第 百 九十二 号 )(抄)
二・三
一
第 十八 条
○
- 155 -
( 業務 の 範 囲 )
機 構は 、 第 三 条 の 目 的 を 達 成 す る た め 、 次 の 業 務 を 行 う 。
許 可 医 薬 品 等 の 副 作 用 に よ る 健 康 被 害 の 救 済に 関 す る 次 に 掲 げ る 業 務
許可医薬品等の副作用による疾病、障害又は死亡につき、医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、遺族一時金及び葬祭料の給
付(以下「副作用救済給付」という。)を行うこと。
次 条 第 一 項 第 一 号 及 び 第 二 号 に 掲 げ る 給 付 の 支 給 を 受 け る 者 並 び に 同 項 第 三号 に 掲 げ る 給 付 の 支 給 を 受 け る 者 に 養 育 さ れ る 同 号 に 規 定 す る 十 八 歳
拠 出 金 を 徴 収 す るこ と 。
未満の者について保健福祉事業を行うこと。
ハ
イからハまでに掲げる業務に附帯する業務を行うこと。
許 可 生 物 由 来 製 品 等 を 介 し た 感 染 等に よ る 疾 病 、 障 害 又 は 死 亡 に つ き 、 医 療 費 、 医 療 手 当 、 障 害 年 金 、 障 害 児 養 育 年 金 、 遺 族 年 金 、 遺 族 一 時 金 及
許 可 生 物 由 来 製 品 等 を 介 し た 感 染 等に よ る 健 康 被 害 の 救 済に 関 す る 次に 掲 げ る 業 務
ニ
ロ
イ
第 十 五条
一
二
イ
び 葬 祭 料 の 給 付 ( 以 下「 感 染 救 済 給 付 」 と い う 。 ) を 行 う こ と 。
第 二 十 条 第 一 項 第 一 号 及 び 第 二 号 に 掲 げ る 給 付 の 支 給 を 受 け る 者 並 び に 同 項第 三 号 に 掲 げ る 給 付 の 支 給 を 受 け る 者 に 養 育 さ れ る 同 号 に 規 定 す る 十
拠 出 金 を 徴 収 す るこ と 。
ロ
ハ
イからハまでに掲げる業務に附帯する業務を行うこと。
八歳未満の者について保健福祉事業を行うこと。
ニ
削除
行 政 庁 の 委 託 を 受 け て 、 医 薬 品 、 医 療 機 器 等 の 品 質 、 有 効 性 及 び 安 全 性 の 確 保 等に 関 す る 法 律 第 十 三 条 の 二 第 一 項 ( 同 法第 十 三 条 の 三 第 三 項 及 び
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品(以下この号において「医薬品等」という。)に関する次に掲げる業務
三及び四
五
イ
第八十条第四項において準用する場合を含む。)、第十四条の二第一項(同法第十四条の五第一項(同法第十九条の四において準用する場合を含む
。)、第十四条の七第一項(同法第十九条の四において準用する場合を含む。)並びに第十九条の二第五項及び第六項において準用する場合を含む
。)、第二十三条の二の七第一項(同法第二十三条の二の十第一項(同法第二十三条の二の十九において準用する場合を含む。)並びに第二十三条
の二の十七第五項及び第六項において準用する場合を含む。)、第二十三条の六第二項(同条第四項において準用する場合を含む。)、第二十三条
の二十三第一項(同法第二十三条の二十四第三項及び第八十条第五項において準用する場合を含む。)、第二十三条の二十七第一項(同法第二十三
条の三十第一項(同法第二十三条の三十九において準用する場合を含む。)、第二十三条の三十二第一項(同法第二十三条の三十九において準用す
る場合を含む。)並びに第二十三条の三十七第五項及び第六項において準用する場合を含む。)又は第八十条の三第一項の規定による調査又は審査
を行うこと、同法第二十三条の二の七第一項(同法第二十三条の二の十七第五項及び第六項において準用する場合を含む。)の規定による基準適合
証の交付又は返還の受付を行うこと、第二十三条の十八第二項の規定による基準適合性認証を行うこと、同法第八十条の十第一項の規定による登録
等 を 行 う こ と 及 び 同 法 第 十 四 条 の 二 第 四 項 、 第 十 四 条 の 五 第 二 項 、 第 十 四 条 の 十 第 一 項 、 第 二 十 三 条 の 二 の 七第 四 項 、 第 二 十 三 条 の 二 の 十 第 二 項 、
- 156 -
2
○
六
七
一
二
三
ロ
第 二 十 三 条 の 二 の 十 三 第 一 項 、 第 二 十 三 条 の 五第 二 項 、 第 二 十 三 条 の 二 十 七 第 四 項 、 第 二 十 三 条 の 三 十 第 二 項 、 第 五 十 二 条 の 三第 二 項 ( 第 六 十 四 条
及び第六十五条の五において準用する場合を含む。)、第八十条の三第四項又は第八十条の十第三項の報告又は届出を受理すること。
民間において行われる治験その他医薬品等の安全性に関する試験その他の試験の実施、医薬品等の使用の成績その他厚生労働省令で定めるものに
関する調査の実施及び医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の規定による承認の申請に必要な資料の作成に関し指導
及 び 助 言を 行 う こ と 。
医 薬 品 等 の 品 質 、 有 効 性 及 び 安 全 性 に 関 す る 情 報 を 収 集 し 、 整 理 し 、 及 び 提 供 し 、 並 び にこ れ ら に 関 し 相 談 に 応 じ るこ と そ の 他 医 薬 品 等 の 品 質 、
ニ
ハに掲げる業務(これに附帯する業務を含み、政令で定める業務を除く。)に係る拠出金を徴収すること。
イ及びロに掲げる業務(これらに附帯する業務を含み、政令で定める業務を除く。)に係る手数料を徴収すること。
ハ
ホ
イからホまでに掲げる業務に附帯する業務を行うこと。
有効性及び安全性の向上に関する業務を行うこと。(ロに掲げる業務及び厚生労働省の所管する他の独立行政法人の業務に属するものを除く。)
ヘ
イ
イに 掲げる 業 務に附 帯する 業 務を行うこ と 。
予防接種法(昭和二十三年法律第六十八号)第十四条第一項の規定による情報の整理及び同条第二項の規定による調査を行うこと。
予 防 接 種に 関 す る 次 に 掲 げ る 業 務
ロ
再 生 医 療 等 ( 再 生 医 療 等 の 安 全 性 の 確 保 等 に 関 す る 法 律 ( 平 成 二 十 五 年 法 律 第 八 十 五号 ) 第 二 条 第 一 項に 規 定 す る 再 生 医 療 等 を い う 。 ) に 関す る 次
イ
イに掲げる業務に附帯する業務を行うこと。
再生医療等の安全性の確保等に関する法律第三十八条第一項(同法第三十九条第二項において準用する場合を含む。)の調査を行うこと。
に 掲げ る 業 務
ロ
機 構 は 、 前 項 の 業 務 の ほ か 、 次の 業 務 を 行 う 。
医 薬 品 、 医 療 機 器 等 の 品 質 、 有 効 性 及 び 安 全 性 の 確 保 等 に 関 す る 法 律 第 六 十 九 条 の 二 第 一 項 若 し く は 第 二 項 又 は 第 八 十 条 の 五第 一 項 の 規 定 に よ る 政
令で定める立入検査、質問及び収去
遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(平成十五年法律第九十七号)第三十二条第一項の規定による立入り、
質問、 検査及 び収去
再 生 医 療 等 の 安 全 性 の 確 保 等 に 関 す る 法 律 第 五 十 三 条 第 一 項 の 規 定 に よる 立 入 検 査 及 び 質 問
合 名 会 社 、 合 資 会 社 又 は 合 同 会 社 ( 以 下 「 持 分 会 社 」 と 総 称 す る 。 )を 設 立 す る に は 、 そ の 社 員 に な ろ う と す る 者 が 定 款 を 作 成 し 、 そ の
会 社 法 ( 平 成 十 七年 法 律 第 八 十 六 号 ) (抄 )
( 定 款 の 作成 )
第 五 百 七十 五 条
全員がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。
- 157 -
2
前項の定款は、電磁的記録をもって作成することができる。この場合において、当該電磁的記録に記録された情報については、法務省令で定める署名
又は 記 名押 印 に代わる 措置をと らなけ ればなら ない。
第八百六十八条第一項の規定にかかわらず、法人が株式会社の総株主(株主総会において決議をすることができる事項の全部につき議決
( 特 別 清 算 事 件の 管 轄 )
第八百 七十九条
権を行使することができない株主を除く。次項において同じ。)の議決権の過半数を有する場合には、当該法人(以下この条において「親法人」という
。)について特別清算事件、破産事件、再生事件又は更生事件(以下この条において「特別清算事件等」という。)が係属しているときにおける当該株
式会社についての特別清算開始の申立ては、親法人の特別清算事件等が係属している地方裁判所にもすることができる。
前 項に 規 定 す る 株 式 会 社 又 は 親 法 人 及 び 同 項に 規 定 す る 株 式 会 社 が 他 の 株 式 会 社 の 総 株 主 の 議 決 権 の 過 半 数 を 有 す る 場 合 に は 、 当 該 他 の 株 式会 社 に つ
前二項の規定の適用については、第三百八条第一項の法務省令で定める株主は、その有する株式について、議決権を有するものとみなす。
2
3
第八百六十八条第一項の規定にかかわらず、株式会社が最終事業年度について第四百四十四条の規定により当該株式会社及び他の株式会社に係る連結
いての特別清算開始の申立ては、親法人の特別清算事件等が係属している地方裁判所にもすることができる。
4
計算書類を作成し、かつ、当該株式会社の定時株主総会においてその内容が報告された場合には、当該株式会社について特別清算事件等が係属している
第 三章
第 二章
第 一章
雑 則 ( 第 二 十 三 条 ―第 二 十 七 条 )
登録 (第六 条 ―第二 十 二 条)
特 定 農 林 水 産 物 等 の 名 称 の 保 護( 第 三 条 ― 第 五 条 )
総則(第一条・第二条)
特 定 農 林 水 産 物 等 の 名 称 の 保 護 に 関す る 法 律( 平 成 二 十 六 年 法 律 第 八 十 四 号 ) ( 抄 )
ときにおける当該他の株式会社についての特別清算開始の申立ては、当該株式会社の特別清算事件等が係属している地方裁判所にもすることができる。
○
第 四章
罰 則 ( 第 二 十 八 条 ― 第 三 十二 条 )
目次
第五章
附則
(定義)
(略)
(略)
2
この法律において「地理的表示」とは、特定農林水産物等の名称(当該名称により前項各号に掲げる事項を特定することができるものに限る。)の表
第二 条
3
- 158 -
(略)
示 を い う。
4~6
第 六 条 の 登 録 ( 次 項 ( 第 二 号 を 除 く 。 ) 及 び 次 条第 一 項 に お い て 単 に 「 登 録 」 と い う 。 ) を 受 け た 生 産 者 団 体 ( 第 十 五 条 第 一 項 の 変 更 の 登 録 を 受
(地理的表示 )
第 三条
前 項 の 規 定 に よ る 場 合 を 除き 、 何 人 も 、 登 録 に 係 る 特 定 農 林 水 産 物 等 が 属 す る 区 分 ( 農 林 物 資 の 規 格 化 等 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 二 十 五 年 法 律 第 百 七 十 五
業者から当該農林水産物等を直接又は間接に譲り受けた者についても、同様とする。
等であるときは、当該特定農林水産物等又はその包装、容器若しくは送り状(以下「包装等」という。)に地理的表示を付することができる。当該生産
け た 生 産 者 団 体 を 含 む 。 以 下 「 登 録 生 産 者 団 体 」 と い う 。 ) の 構 成 員 た る 生 産 業 者 は 、 生産 を 行 っ た 農 林 水 産 物 等 が 第 六 条 の 登 録 に 係 る 特 定 農 林 水 産 物
2
号)第七条第一項の規定により農林水産大臣が指定する種類その他の事情を勘案して農林水産大臣が定める農林水産物等の区分をいう。以下同じ。)に
属する農林水産物等若しくはこれを主な原料若しくは材料として製造され、若しくは加工された農林水産物等又はこれらの包装等に当該特定農林水産物
前 各 号 に 掲 げ る も の の ほ か 、 農 林 水産 省令 で 定 め る 場 合
れ ら の 表示 を 付 する 場 合
されたもの又はその包装等にこれらの表示が付されたものに限る。)を直接若しくは間接に譲り受けた者が当該農林水産物等若しくはその包装等にこ
を承継した者が継続して当該農林水産物等若しくはその包装等にこれらの表示を付する場合又はこれらの者から当該農林水産物等(これらの表示が付
水産物等若しくはその包装等に当該特定農林水産物等に係る地理的表示と同一の名称の表示若しくはこれに類似する表示を付していた者及びその業務
登録の日前から不正の利益を得る目的、他人に損害を加える目的その他の不正の目的でなく登録に係る特定農林水産物等が属する区分に属する農林
標 の 使 用 を す る 場 合 ( 前号 に 掲げ る 場 合 を 除 く 。 )
登録の日前から商標法その他の法律の規定により商標の使用をする権利を有している者が、当該権利に係る商品又は役務について当該権利に係る商
う 。 ) に つ い て 当 該 登録 商 標 の 使 用 を する 場 合
号 に お い て 同 じ 。 ) を す る 権 利 を 有 す る 者 が 、 そ の 商 標 登 録 に 係 る 指 定 商 品 又 は 指 定 役 務 ( 同 法第 六 条 第 一 項 の 規 定 に よ り 指定 し た 商 品 又 は 役 務 を い
商 標 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) に 係 る 商 標 権 者 そ の 他 同 法 の 規 定 に よ り 当 該 登 録 商 標の 使 用 ( 同 法 第 二 条 第 三 項 に 規 定 す る 使 用 を い う 。 以 下 こ の 号 及 び 次
録の日。次号及び第四号において同じ。)前の商標登録出願に係る登録商標(商標法(昭和三十四年法律第百二十七号)第二条第五項に規定する登録
第 六 条 の 登 録 の 日 ( 当 該 登 録 に 係 る 第 七 条 第 一 項 第 三号 に 掲 げ る 事 項 に つ い て 第 十 六 条 第 一 項 の 変 更 の 登 録 が あ っ た 場 合 に あ っ て は 、 当 該 変 更 の 登
係 る 地 理 的 表 示 又 は こ れ に 類 似す る 表 示 を 付 す る 場 合
登録に係る特定農林水産物等を主な原料若しくは材料として製造され、若しくは加工された農林水産物等又はその包装等に当該特定農林水産物等に
等に係る地理的表示又はこれに類似する表示を付してはならない。ただし、次に掲げる場合には、この限りでない。
一
二
三
四
五
登 録 生 産 者 団 体 の 構 成 員 た る 生 産 業 者 は 、 前 条 第 一 項 前 段 の 規 定 に よ り 登 録 に 係 る 特 定 農 林 水 産 物 等 又 は そ の 包 装 等に 地 理 的 表 示 を 付 す る 場 合 に
( 登 録 標章 )
第四条
- 159 -
は、当該特定農林水産物等又はその包装等に登録標章(地理的表示が登録に係る特定農林水産物等の名称の表示である旨の標章であって、農林水産省令
前項の規定による場合を除き、何人も、農林水産物等又はその包装等に登録標章又はこれに類似する標章を付してはならない。
で定めるものをいう。以下同じ。)を付さなければならない。同項後段に規定する者についても、同様とする。
2
( 措 置 命令 )
第 三 条第 二 項
登 録 標 章 を 付 す るこ と 。
農林水産大臣は、次の各号に掲げる規定に違反した者に対し、当該各号に定める措置その他の必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
一
前条第一項
登 録 標章又 はこ れ に 類 似 す る 標章 の 除 去又 は 抹 消
第 五条
二
前条第二 項
地 理 的 表 示 又 はこ れ に 類 似 す る 表 示 の 除 去 又 は 抹 消
三
農 林 水 産 大 臣 は 、 次 に 掲 げ る 場 合 に は 、 登 録 を 拒 否 し なけ れ ば な ら な い 。
( 登録 の 拒 否 )
第十三条
( 略)
イ
そ の 全 部 又 は 一 部 が 登 録 に 係 る 特 定 農 林 水 産 物 等の い ず れ か に 該 当 す る と き 。
特定農林水産物等でないとき。
第十一条第四項(第十五条第二項、第十六条第三項及び第二十二条第二項において準用する場合を含む。)の規定に違反した者は、六月以下の
( 略)
( 略)
ロ
登録の申請に係る農林水産物等(次号において「申請農林水産物等」という。)について次のいずれかに該当するとき。
一・二
三
四
2・3
第 三十 条
懲 役 又 は 五 十 万 円 以 下の 罰 金 に 処 す る 。
一
第十八条の規定による届出をせず、又は虚偽の届出をして生産行程管理業務規程の変更をした者
第 十 七 条 第 一 項 又 は 第 二 十 条第 二 項の 規 定 に よる 届 出 を せ ず 、 又 は 虚 偽の 届 出 を し た 者
次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 者 は 、 三 十 万 円 以 下の 罰 金 に 処 す る 。
二
第 十 九 条 の 規 定 に よ る 届 出 を せ ず 、 又 は 虚 偽 の 届 出 を し て 生産 行 程管 理 業 務 の 休 止 を し た 者
第 三十一 条
三
第二十四条第一項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者
法人(法人でない団体で代表者又は管理人の定めのあるものを含む。以下この項において同じ。)の代表者若しくは管理人又は法人若しくは
四
第 三 十二 条
人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して、次の各号に掲げる規定の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法
- 160 -
2
一
第二 十九条
第 二 十八 条
一億 円 以 下の 罰 金 刑
三億 円以 下の 罰金 刑
人に対して当該各号に定める罰金刑を、その人に対して各本条の罰金刑を科する。
二
前条
同 条の 罰 金 刑
三
法人でない団体について前項の規定の適用がある場合には、その代表者又は管理人が、その訴訟行為につきその法人でない団体を代表するほか、法人
を 被 告 人 又 は 被 疑 者と す る 場 合 の 刑 事 訴 訟 に 関 す る 法 律 の 規 定 を 準 用 す る 。
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