平成28年度 業務名 清水坂国有林外治山測量設計業務 現 場 説 明 書 近畿中国森林管理局 契約金額が100万円を越える調査等業務については、業務成績評定の対象と なります。 照査技術者の配置 1 治山事業調査等業務標準仕様書の第1108条に定めてある照査技術者について、 設計図書において定める場合は、発注者に通知する必要があります。 2 管理技術者と照査技術者は業務を兼ねることは出来ません。 3 資格については下記のとおり (1)技術士法(昭和58 年法律第25 号)第32 条に規定する技術士の登録(森林部門 (林業部門を含む)のうち選択科目の森林土木の登録に限る。)を受けた者又は次 のいずれかに該当する者とする。 ① 学校教育法(昭和 22 年法律第26 号)による大学(同法第108 条の2に規定する 大学(以下「短期大学」という。)を除く。)又は旧大学令(大正7年勅令第388 号)による大学において、林業又は土木に関する過程を修めて卒業後森林土木部門 の職務に従事した期間が18年以上ある者。 ②短期大学、学校教育法による高等専門学校又は旧専門学校(明治36 年勅令第61 号)による専門学校において、林業又は土木に関する課程を修めて卒業後森林土木 部門の職務に従事した期間が23年以上ある者。 ③学校教育法による高等学校若しくは旧中等学校令(昭和18 年勅令第36 号)によ る中等学校を卒業した者又はこれと同等以上の資格を有する者のうち林業若しくは 土木の知識及び技術を有していると者であって、卒業(上記学校の卒業と同等以上の 資格を取得した場合を含む。)後森林土木部門の職務に従事した期間が27年以上 ある者。 ④(一社)日本森林技術協会が行う林業技士の登録(森林土木部門の登録に限る。)を 受けた者。 ⑤(一社)建設コンサルタンツ協会が行うRCCMの登録(森林土木部門の登録に限 る。)を受けた者。 測量設計業務積算因子表 清水坂国有林 渓間工事 標準設計による 渓 間 工 縦断測量 横断測量 延長 構造物延長 基 m m m m 10 m 横断測量 測定間隔 平面図等高線間隔 測量区分 易 因 子 渓床勾配 17%(10゚)未満 中 屈曲の度合(平均測点距離) 平均測点距離25~50m未満 中心線測量 刈払の必要度見通し良否 ほとんど刈払を要せず 渓床の平均値 3.0m以上 縦断測量 両岸の斜面勾配(危険度) 両岸の平均30゚未満 流水量(水深) 半長靴でも歩ける流量 横断測量 刈払の必要度 ほとんど刈払を要せず 山腹工事 難易の中間 転石多く特に歩きにくい 平均測点距離15~25m未満 平均測点距離10~15m未満 渓流の20%以下刈払を要す 渓流の20%以上刈払を要す 1.5~3.0m未満 1.5m未満 両岸の平均30~40゚未満 両岸の平均40゚以上 長靴で歩ける流量 長靴でも歩けない流量 構造物延長の30%以下 構造物延長の30%以上 両岸の斜面勾配 両岸の平均30゚未満 両岸の平均30~40゚未満 両岸の平均40゚以上 流水量(水深) 半長靴でも歩ける流量 長靴で歩ける流量 長靴でも歩けない流量 構造物の複雑な度合 本堤のみ簡易なもの 前堤あり,鋼製えん堤 前堤,水叩き,側壁あり 構造物の延長 30m未満 30~50m未満 50m以上 標準設計による 工種の組合せ 通常 山腹面積 崩壊箇所数 縦断測量 横断延長 横断箇所数 平面図等高線間隔 因 子 その他 36%以上(20゚) 17%(10゚)~36%(20゚)未満 踏査選点 渓床を構成している石礫 石礫径小さく歩き良い 難 0.10 1 150.00 70.00 1 10 易 ha 箇所 m m 横断 m 中 難 山腹傾斜 25゚未満 25~35゚未満 山腹土質 土質良く危険なし やや危険 ○ 転石露岩等危険あり 崩壊型態 はげ山,シラス型 凍上なだれ風食型 ○ 地すべり性地下水型 ※治山全体計画 無 ※報告書作成部数 3部 35゚以上 ○ 測量設計業務積算因子表 堂徳山国有林 渓間工事 標準設計による 渓 間 工 縦断測量 横断測量 延長 構造物延長 基 m m m m 10 m 横断測量 測定間隔 平面図等高線間隔 測量区分 易 因 子 渓床勾配 17%(10゚)未満 中 屈曲の度合(平均測点距離) 平均測点距離25~50m未満 中心線測量 刈払の必要度見通し良否 ほとんど刈払を要せず 渓床の平均値 3.0m以上 縦断測量 両岸の斜面勾配(危険度) 両岸の平均30゚未満 流水量(水深) 半長靴でも歩ける流量 横断測量 刈払の必要度 ほとんど刈払を要せず 山腹工事 難易の中間 転石多く特に歩きにくい 平均測点距離15~25m未満 平均測点距離10~15m未満 渓流の20%以下刈払を要す 渓流の20%以上刈払を要す 1.5~3.0m未満 1.5m未満 両岸の平均30~40゚未満 両岸の平均40゚以上 長靴で歩ける流量 長靴でも歩けない流量 構造物延長の30%以下 構造物延長の30%以上 両岸の斜面勾配 両岸の平均30゚未満 両岸の平均30~40゚未満 両岸の平均40゚以上 流水量(水深) 半長靴でも歩ける流量 長靴で歩ける流量 長靴でも歩けない流量 構造物の複雑な度合 本堤のみ簡易なもの 前堤あり,鋼製えん堤 前堤,水叩き,側壁あり 構造物の延長 30m未満 30~50m未満 50m以上 標準設計による 工種の組合せ 山腹面積 崩壊箇所数 縦断測量 横断延長 横断箇所数 平面図等高線間隔 因 子 その他 36%以上(20゚) 17%(10゚)~36%(20゚)未満 踏査選点 渓床を構成している石礫 石礫径小さく歩き良い 難 通常 0.07 1 150.00 100.00 2 10 ha 箇所 m m 横断 m 易 中 山腹傾斜 25゚未満 25~35゚未満 山腹土質 土質良く危険なし やや危険 崩壊型態 はげ山,シラス型 ※治山全体計画 ※報告書作成部数 ○ 無 3部 凍上なだれ風食型 難 35゚以上 ○ 転石露岩等危険あり 地すべり性地下水型 ○ 清水坂国有林 路程表 加古川市加古 川町 (宿泊箇所) 10.5km 一般道 調査箇所 清水坂 9.0km 一般道 花田インター 兵庫 森林管理署 13.5km 高速道路 1.4km 一般道 山崎インター 20.4km 高速道路 79.2km 福崎インター 高速道路 *兵庫森林管理署から調査箇所まで 44.3km *宿泊地から調査箇所まで 10.5km *兵庫森林管理署から宿泊箇所まで 54.8km 中国自動車道 吹田インター 19.3km 一般道 近畿中国 森林管理局 堂徳山国有林 路程表 0.6km 神戸市中央区 (宿泊箇所) 一般道 調査箇所 堂徳山 3.0km 一般道 34.0km 生田川インター 兵庫 森林管理署 阪神高速 26.1km 阪神高速 1.4km 一般道 山崎インター 63.1km 中国自動車道 神戸三田インター 10.3km 六甲北有料道路 *兵庫森林管理署から調査箇所まで *宿泊地から調査箇所まで *兵庫森林管理署から宿泊箇所まで 柳谷ジャンクション 103.9km 0.6km 104.5km 南森町インター 2.1km 一般道 近畿中国 森林管理局 治山施設点検整備調査要領 近畿中国森林管理局治山課 1,調査の目的 山地災害等の発生を未然に防止するため、既設の治山施設状況を的確に把握するととも に 、治 山 施 設 の 維 持 管 理 及 び 機 能 回 復 強 化 を 行 う た め の 基 礎 資 料 を 得 る こ と を 目 的 と す る 。 2,調査の手法 別紙<治山事業用現地点検シート>に基づき現地での点検調査を行い、<別紙1>「治 山施設点検整備表」へ取りまとめることとする。 なお、施設状況の写真を必ず撮影し、<別紙2>「治山施設状況写真表」に整理するこ ととする。 (a)遠望目視 構造物の状況を遠方から目視により点検する。 (b)近接目視 構造物の状況を経路や対岸から構造物に接近して目視により点検し、必要に応じて簡易 な機械、器具等を使用するものとする。また、次の打音点検を行うものとする。 ハ ン マ ー に よ り 対 象 構 造 物 を 打 音 し て 、 構 造 物 の 状 況 ( は く 離 ( う き )、 ボ ル ト の ゆ る み等)を把握する。なお、打音にあたっては、近接目視の際に変状、損傷が認められる周 辺、補修されている周辺、コンクリートの打継目周辺について入念に行うものとする。打 音に使用する点検ハンマーは一般的なものを使用し、コンクリート構造物を打音した結果 の状態は、下記を目安とする。 ・ キ ン キ ン 等 と い っ た 清 音 を 発 し 、 反 発 感 が あ る 。( 清 音 )・ ・ 健 全 。 ・ ド ス ド ス な ど 鈍 い 音 が す る 。( 濁 音 )・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 劣 化 、 表 面 近 く に 空 洞 が あ る 。 ・ ボ コ 、 ペ コ ペ コ な ど 薄 さ を 感 じ る 音 が す る 。( 濁 音 )・ ・ ・ は く 離 ( う き ) し て い る 。 (c)点検施設の状況写真 点検調査で治山施設等の写真を撮影する場合は、別途の「治山施設点検整備調査写真撮 影 の ポ イ ン ト 」を 参 考 と す る 。な お 、デ ジ タ ル カ メ ラ に よ る 高 解 像 度 な 撮 影 を 原 則 と す る 。 3,留意事項 ※ 保全対象に影響が懸念される施設の損傷及び早急な対策が必要な施設等について は、遅滞なく報告すること。 ※ 施設に直接影響を及ぼす木本類等については、監督員等に報告すること。 ※ 写真撮影の支障となる枝、小径木、草本等は、事前に処理してから撮影すること。 なお、民有地に係るものは、手を付けないこと。 ※ GPSを携行し、施設の位置を特定すること。なお、地形条件等で計測不能の場合 は除く。 ※ デジタルカメラの日付設定を正確に必ず行い、写真データに記録させること。 ※ ポ ー ル 、巻 尺 、ス ラ ン ト ル ー ル 、レ ー ザ ー 距 離 計 等 を 用 い て 施 設 の 計 測 を 行 う こ と 。 ※ 石積構造物については、別途の「石積調査」を行うこと。 別紙 <治山事業用現地点検シート> 調 査 日 平成 年 施工箇所 堤銘板(施工年度 写真撮影 無 有( GPS情報 (北緯) 工 月 国有林 T S H 日 調査者 林小班 施工業者 沢名 発注者 No, ) ) (東経) 種 □渓間工(護岸工等を含む)(種別; (例)コンクリート、練石積、鋼製等 注5 ダム構造 天端幅 m 堰提有効高(下流) m 放水路下長 ( 別紙見取図 有 )その他 調査内容 □基礎部の洗掘 □袖取付部の浸食 □堆砂未了 深さ m □堤体の損傷 □僅かに損傷が見られる程度である 所見 工 種 調査内容 所見 工 種 調査内容 所見 ) m □ヘアークラック等が入っているがダム機能には問題ない □ダムの一部が破損していて、将来的には対策が必要である □ダムの大半が破損していて、早急に対策が必要である □将来的な対策が必要 □早急な対策が必要(具体的に所見欄に記入) □山腹工(落石防止施設等を含む) □施設の倒壊、洗掘、破損、沈下、腐食、はらみ出し、緩み、曲り、変形、亀裂等 □法面の崩壊、堆積、亀裂、浸食 □集排水施設の閉塞、湧水有 □植生の浸食、滑落、生育見込み無、裸地が多 □将来的な対策が必要 □早急な対策が必要(具体的に所見欄に記入) □保安林管理道 □施設の破損 □路肩の決壊 □法面土砂の流出 □将来的な対策が必要 □集排水施設の閉塞 □早急な対策が必要(具体的に所見欄に記入) 必要に応じて周辺状況を記載 渓流の状況 □全く荒廃していない 森林の状況 □渓流荒廃が進行している □適正に維持管理されている □森林荒廃が進行している □渓岸又は渓床浸食が見られる □山腹崩壊又は土石流の発生が確認できる □手入れ不足の森林が見られる □非常に森林が荒廃している 総合所見(点検状況;施設及び施設周辺の状況,整備状況;施設の補修状況等について) 注1,本シートは、治山施設点検整備調査の基礎資料に用いること。(監督員に提出すること。) 2,該当する□にチェックマークを記入すること。 3,治山工事箇所施設図の施工位置を照査すること。(GPS携行時には、位置計測を行うこと。) 4,写真は、全景又は近景及び変状の生じている異常箇所を撮影すること。(別紙参照) 5, 昭和45年以前に施工したダムについては、別紙によりダム構造を記録すること。 6,石積構造物及び特異な石積構造物等については、別紙の石積調査を行うこと。 <別紙1> 治山施設点検整備表 事 業 名 索 引 番 号 施 行 地 施 工 年 度 施 設 名 称 備 点 点検年月日 点 検 者 検 整 点 備 検 考 状 状 況 況 記載注意 1,本表は、治山台帳の補助表として作成する。 2,事業名、索引番号、施行地、施工年度は、治山台帳と一致させる。 3,点検年月日は、施設の点検整備を行った年月日を記入する。 4,点検者は、会社名、役職、氏名を記入する。 5,点検状況は、施設及び施設周辺の状況について簡明に記入する。 6,整備状況は、施設の補修状況等について簡明に記入する。 整 備 状 況 <別紙2> 治山施設状況写真表 事 業 名 索 引 番 号 施 行 地 施 工 年 度 施 設 名 称 点 検 施 設 の 状 況 写 真 備 考 撮 影 年 月 日 記載注意 1,本表は、治山台帳の補助表として作成する。 2,事業名、索引番号、施行地、施工年度は、治山台帳と一致させる。 3,撮影年月日は、施設状況写真(電子写真を含む)を撮影した年月日を記入する。 4,点検者は、会社名、役職、氏名を記入する。 別紙 治山ダム見取図(昭和 45 年以前に施工したダム) 単位;m 正 面 図 平 面 図 側 面 図 治山施設点検整備調査写真撮影のポイント 渓間工 ◆全景撮影(下流側より全景) ①下流側から構造物全体が見えるような位置、なるべく構造物の上流側が見えるよう に、やや高い位置にカメラを据えて撮る。 ②渓床状況等が判る写真を撮る。 ③構造物施工箇所の中心線上にポールを立てて撮る。 ◆袖部撮影(左岸・右岸側) ①右岸・左岸部下流側のやや高い位置から撮る。 ② 袖 の 取 付 け と 山 腹 面 の 傾 斜 等 が 判 る よ う に 撮 る 。な る べ く 立 体 感 が 出 る よ う に 撮 る 。 ③堤銘板を撮る。なお、文字の判読ができること。 ④下流側または上流側の問詰工等の施工状況をアップで撮る。 ◆間詰工、護岸工等撮影(左岸・右岸・堤底) ①下流側または上流側の問詰工の状況をアップで撮る。 ◆渓流全体撮影 ①施設を中心として渓流全体が立体的及び背後の林地概況(背景)が見えるように、 斜め方向の高い位置から撮る。 ◆複数施設撮影 ①下流側から構造物が一連している状況を撮る。 ◆異常箇所撮影 ①位置の特定できる写真(全景、局所)を必ず撮る。 ②ポール、リボンテープ、スケール等を使用してアップ写真を撮る。 ●留意事項 ①前回撮影の写真(治山台帳の写真)と同じ撮影地点、アングルで撮る。目標となる 背景物(立木とか岩石)を入れる。 ②原則、下流側から上流側に向けた写真とする。 ③計測機器の目盛が判るようにアップ写真も撮る。 ④なるべく一枚の写真に収まるように撮るのが望ましいが、パソコンでパノラマ処理 する場合も考慮して撮る。 山腹工 ◆全景撮影 ①なるべく全景を1枚の写真に納めること。 ② 全 景 が 撮 れ な い 場 合 に は 、下 部 、中 部 、上 部 又 は 上 部 、下 部 と 分 け て 2 ~ 3 枚 撮 る 。 なお、パソコンでパノラマ処理する場合も考慮して撮る。 ◆施工区内撮影 ①主要工種(山腹基礎工)については、渓間工に準じて撮る。 ②植生の生育状況を下層及び上層について撮る。 ③水路における流水の状況及び湧水の状況等を撮る。 ●留意事項 ①山腹斜面を撮る場合には、カメラを垂直に立てないと平面的になるので、対岸の高 い位置から撮るのが望ましい。 ②全景写真は原則として、下方又は対岸から撮る。対岸から撮れない場合には、斜面 の傾斜が判るように崩壊地の端に立って斜めから撮る。 ③前回撮影の写真(治山台帳の写真)と同じ撮影地点、アングルで撮る。目標となる 背景物(立木とか岩石)を入れる。 別紙 石 積 調 査 ( 該 当 す る も の に ○ 印 を す る 。) 施設名( ) 構 造 ①空石積 ②練石積 ③混合積み ④その他( ) ⑤不明 積み方 ①布積 ②谷積 ③乱積 ④その他( ) ⑤不明 天端処理 ①切天端 ②隅天端 ③巻天端 ④笠石 ⑤その他( ) ⑥不明 ④割石 ⑤その他( ) ⑥不明 石材の加工分類(整形か自然石か等) ①間知石 石材の大きさ ②野面石 ③丸割石 1 つの石の大きさ(縦 cm × 横 cm × 奥 行 き cm 程 度 ) 調査箇所 位置図 (清水坂国有林) 調査箇所 調査箇所 位置図 (堂徳山国有林) 調査箇所 その他注意事項 1 本業務入札にあたり、現地踏査確認等のため入林したい場合は、必ず 事前に森林管理局治山課の担当者へ連絡し、許可を得たうえで入林する こと。 連絡先:近畿中国森林管理局 治山課 調査係 電話(IP)050-3160-6762
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