個別指導会 N E WS 2016 年 3 月 16 日 11 号 長きにわたった受験シーズンも一段落し、忙しない日常の中で 意識することのなかった窓外の風景にふと目をやれば、校舎の周 りには紅白の色彩豊かな梅の花が美しく咲き誇っております。ま た、花弁を濡らす雨が降る毎に感じる寒さの和らぎに、本格的な 春の訪れが感じられます今日この頃、ご父母各位におかれまして はいかがお過ごしでしょうか。 当個別指導会は、3月1日(火)に新年度を迎えました。継続 手続きをとられました在塾生ならびにご父母各位のご期待に今添 えますよう、私たち講師陣一同本年もお子様の学力向上を図るべ く、全力を傾注して指導にあたってまいります。どうぞよろしく お願いいたします。 さて、すでにご案内の通り、3月 23 日(水)より正味 11 日間にわたって「春期講習」が実施されます。前学年 で学習した内容の復習や、その総まとめ、または新年度の学習内容の予習などを通じて基礎学力や応用力の向上を 図り、新しい学年へ向けその学力を確かなものとする好機です。ぜひご参加をご検討ください。 去る3月 10 日(木)の県立高校入試の合格発表をもって、中学・高校・大学受験の全日程が終了しました。 各校舎に続々と合格の朗報が届き、塾内は活気と喜びに満ちあふれております。 生徒ならびにそのご父母各位と同じく、私たち講師陣一同も大きな安堵感と達成感を共有できますことは、こ の上ない喜びでございます。また、多くの塾生たちが自分の弱気や不安に打ち勝って受験という目標へ真剣に立 ち向かっていったことそれ自体が、合否を超えるものとして大変誇りに思います。惜しくも第一志望校への合格 を果たせず、第二志望校に甘んじた生徒たちも残念ながらいます。しかし、いずれにしても今はゆっくりと心身 を休め、新たに始まる学校生活に夢と希望をふくらませながら、新たな一歩を踏み出していきましょう。 若い皆さんにとっては、これからの人生の中でいくらでもチャレンジの機会があります。未来への夢や希望を 持ち続けて、あらゆることに積極的にチャレンジしていってください。 最後に、受験生のみなさんとご父母各位へ心から…「おめでとうございます」!! ■塾からのご案内■ ● 在塾生のご父母を対象に、 「個別面談」を実施させていただきました。 2月上旬から下旬にかけ、中3受験生を除く在塾生のご父母を対象に「個別面談」を実施いたしました。 お忙しい中での多数のご出席、まことにありがとうございました。 ご父母から寄せられましたご意見やご要望を大切に受けとめ、今後の塾運営に生かしてまいります。次 回の「個別面談」は6月ごろを予定しておりますが、その時期に限らずご連絡いただければ、随時行わせ ていただきます。 学習のアドバイス 入試が一段落しましたので、今回は新年度に向けていいスタートを切るために、 「春休みの勉強法」についてアド バイスしたいと思いますので、参考にしてください。 まずは、 「予習」と「復習」のどちらに重点をおけばいいのでしょうか。 「新年度」 「スタート」という言葉から「春 休みの勉強=4月からの予習」という印象を受ける人が多いと思いますが、実は「復習」の方が大切です。なぜな ら新年度の授業は“前年度に習った内容が理解できている”という前提で進むからです。前年度の内容の理解が不 十分では、どんなに予習をしても結局つまずいてしまいます。 次に重点をおく教科ですが、これは圧倒的に英語と数学です。なぜかというと、学習内 容の関連性が非常に強いからです。例えば、中1で学習した比例・反比例の理解が不十分 であれば、中2で学習する1次関数が理解できません。また中2で学習した合同の証明が 曖昧では、中3で学習する相似の証明ができるはずがありません。英語で言うと、主に中 1で学習する現在形と中2で学習する過去形の区別ができなければ、中3で学習する現在 完了形なんて当然訳が分からないでしょう。一方、理科や社会にはそこまで強い関連性は ありません。植物のことを忘れていても動物のことは学習できますし、室町時代のことを 忘れていても戦国時代の勉強はできます。だから春休みにあえて勉強しなくても、学校の 授業さえ真面目に聞いていればなんとかなります。 最後に「得意科目」と「不得意科目」のどちらを優先させるかですが、これはなかなか 難しいところです。 「得意科目」が完璧なら当然「不得意科目」に力を入れるべきですが、 「得意といってもそこそ こ」であれば、 「得意科目」の方をお勧めします。よく「不得意科目には伸びしろがある」と言われますが、それを 克服して結果に結びつけるには、本当に腰を据えて勉強しなければならず、時間がかかります。春休みは短いです から、得意な科目を完璧にして自信をつけてください。その自信が必ず不得意科目の攻略に活かされるはずです。 来年度の県立高校学力検査が、変わります。 平成 29 年度入試(平成 29 年 3 月実施)から学力検査の実施方法について 2 点変更がありますので、その内容と 影響について検討してみたいと思います。変更点は以下の通りです。 その 1 その 2 社会と理科の学力検査時間が 40 分から 50 分になります。 数学と英語の問題が、標準レベルの「学力検査問題」と応用レベルを含む「学力選択問題」 に分かれます。( 「学校選択問題」を実施する高校は平成 28 年 3 月末までに公表されます。 ) その1については変更理由が「じっくり考えて解答する時間を確保するため」と なっていますので、問題量がそれほど多くなることはなさそうです。ただし、記述 形式で解答する問題が増えるため、これまで以上に差がつくことになると思われま す。 その2につきましては、埼玉県教育委員会のホームページにサンプル問題が公開 されていますので、是非ご確認ください。 (http://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/29nyuushikaizen.html) 具体的に見ていきますと、数学の「学力検査問題」は全体の難易度が従来通りで 問題数が減っているのに対し、 「学校選択問題」は計算問題の難易度が上がって問題数が今まで通りとなる模様です。 英語はリスニングと対話文、英作文が共通問題です。残りは「学力検査問題」が月の名前や曜日など基本的な単語 を書かせる問題と短めの読解問題で構成されているのに対し、「学校選択問題」は長めの読解問題となっています。 両教科とも内容的には大きな変更ではありませんが、やはりそれなりの対策は必要ですので、過去問に取り組む際 はご注意ください。 教室長日記 私立高入試と県立高入試のあいだ 1 月の私立入試に向けて数学は何とか三平方の定理、図形と関数の融合問題を終え、英語は関係代名詞まで 教えきり、試験へと送り出します。そしてその日から県立高入試まで 5 週間と 4 日あります。この短いよう で、使いようによっては長い 40 日弱をどう過ごせるかで、より合格を引き寄せることができるかどうかが決 まります。そしてそれが塾に通っていることの大きな強みなのです。弊塾ではこの期間は履修してくださって いる科目に関係なく、いかに 5 科の合計点を上げるかを考えて、各生徒に応じて戦略を考え、個別指導の柔 軟性を発揮して合格へ導きます。 今年も全員合格を目標に、生徒も先生も一丸となって全力を尽くしました。この便りがご家庭に届くころに は、すでにその結果が判明しているわけですが、奇跡に頼ることなく全員が夢を勝ち取ってほしいと願ってお ります。 (西所沢校 松尾)
© Copyright 2024 ExpyDoc