平成27年度川崎臨海部広域防災訓練を実施しました

平成28年3月11日
報道発表資料
平成27年度川崎臨海部広域防災訓練を実施しました
東日本大震災の教訓とその際に明らかとなった臨海部の防災上の課題を踏まえ、大規模な津波が発生し
た場合を想定し、川崎臨海部において市と事業者、関係機関が参加する防災訓練を昨年度に引き続き実施
いたしました。
日頃から、臨海部の各事業者は個別に防災訓練を行っておりますが、今回の訓練は臨海部全域の多く
の事業者が連携した防災訓練として3回目であり、水江町の川崎ゼロ・エミッション工業団地内におけ
る津波避難訓練は初めてです。
今回の訓練の結果を基に、臨海部の防災・減災対策の推進に取り組んでまいります。
訓練のポイント
●今回3回目となる広域防災訓練は、東日本大震災から5年の節目となる3月 11 日に実施
●大規模な津波発生を想定して、
「情報受伝達訓練」、「津波避難訓練」、「防潮扉閉鎖訓練」を実施
●川崎臨海部において、事業所、一時滞在施設、市、県警察、海上保安庁などの約160名が参加
●津波避難訓練は、初めて水江町の川崎ゼロ・エミッション工業団地内で実施し、水江町内の事業所
従業員や臨港道路東扇島水江町線の工事関係者が、津波避難施設である川崎エコタウン会館に避難
1 訓練実施日時
平成28年3月11日(金)14時00分∼16時00分
2 訓練想定
平成28年3月11日(金)14時00分頃、南海トラフ沿いを震源とするマグニチュード8.5の地震が
発生し、川崎市内では最大震度4を観測した。
川崎市域では、この地震の揺れによる被害は軽微であったが、東京湾内湾に津波警報が発表され、15時3
0分頃に高さ3mの津波が川崎港に到達するという予測が気象庁から発表された。
(「慶長型地震」による津波が発生した想定)
3
訓練内容
(1) 情報受伝達訓練
日時:平成28年3月11日(金)
14時00分∼16時00分
場所:各参加機関の所在地
内容:2つのフェーズ(①地震発生∼津波到達②津波警報解除後)に分けて、川崎市、臨海部事業
所における情報の収集伝達と相互の情報の共有を実施
参加機関:
旭化成ケミカルズ(株)川崎製造所、JFE スチール(株)東日本製鉄所(京浜地区)、
昭和電工(株)川崎事業所、JX エネルギー(株)川崎製造所、東亜石油(株)京浜製油所、
東燃ゼネラル石油(株)川崎工場、富士電機(株)川崎工場、プレス工業(株)川崎工場、
民間事業者等(19)
川崎商工会議所、川崎港運協会、大川町産業振興連絡協議会、
浅野町工業団地組合連絡協議会、NPO 法人産業・環境創造リエゾンセンター、
(株)デイ・シイ川崎工場、東京電力(株)川崎火力発電所、東京電力(株)東扇島火力発
電所、東京ガス(株) 扇島 LNG 基地、全日本空輸(株)ANA 殿町ビジネスセンター、
日本冶金工業(株)川崎製造所
一時滞在施設(7)
行政機関 (2)
東扇島福利厚生センター、かわさきファズ、川崎市港湾振興会館(川崎マリエン)、
浮島処理センター、川崎市船客待合所、入江崎総合スラッジセンター、大川町産業会館
神奈川県、川崎市
参加機関数:28
(参加人数:約60名)
■情報受伝達訓練における情報の流れ
特定事業所
(2) 津波避難訓練
日時:平成28年3月11日(金)
14時00分∼15時00分
場所:水江町地区(川崎ゼロ・エミッション工業団地内)
津波避難施設
川崎エコタウン会館(川崎区水江町6−6)
内容:①津波避難施設(川崎エコタウン会館)への避難訓練
②海上保安庁、警察、消防による津波警戒の広報
③コンビナート安全対策講座の開催
川崎エコタウン会館への避難の様子
参加機関:
コアレックス三栄(株)、(株)ユタカ工事、大沢工業(株)、(株)ナミキ、(株)近藤鉄工所、
川崎ゼロ・エミッ (株)三光精工、(株)アクトワンヤマイチ、朝日工業(株)京浜工場、川崎エコタウン会館、
ション工業団地
隅田冷凍工業(株)、(株)サン・アルゲン、朝日工業(株)川崎事業所、広井建設工業(株)、
(14)
(株)成松屋
大陽日酸(株)、日本食塩製造(株)、(株)東京液体化成品センター、
水江町内事業所
木材開発(株)川崎工場、エリーパワー(株)川崎事業所、第一高周波工業(株)、
(7)
(株)ホームロジスティクス(グッドマンジャパン)
臨港道路
東扇島水江町線
工事関係者(2)
大成・東洋・大豊特定建設工事共同企業体、清水・五洋特定建設工事共同企業体
行政機関 (3)
海上保安庁川崎海上保安署、川崎臨港警察署、川崎市
参加機関数:26
(参加人数:約90名)
(3)防潮扉閉鎖訓練
日時:平成28年3月11日(金)
14時00分∼15時15分
場所:各参加機関の所在地
内容:防潮扉の閉鎖に係る情報の受伝達及び防潮扉の閉鎖訓練
参加機関:
民間事業者(3)
行政機関 (1)
旭化成ケミカルズ(株)川崎製造所、JX エネルギー(株)川崎製造所、
(株)デイ・シイ川崎工場
川崎市
参加機関数:4
4
(参加人数:約10名)
訓練の様子
(1) 情報受伝達訓練
臨海部事業所における情報受伝達の様子
市における情報受伝達の様子
同報系防災行政無線屋外スピーカー
による情報伝達
(2) 津波避難訓練
コンビナート安全対策講座の様子
津波警報の広報(川崎海上保安署・川崎臨港警察署・臨港消防署)
(3) 防潮扉閉鎖訓練
臨海部事業所による防潮扉の閉鎖作業
※掲載写真は報道提供可能です。
市港湾局による防潮扉の閉鎖作業
問い合わせ 川崎市総務局危機管理室 須田、菅野
電話:044-200-2478、044-200-2858
FAX:044-200-3972