①製品組立構造の確認(1) 12 ハンディミニ削りと手回し削りを分解しながら構造展開図を作成する. – 手当たり次第に分解せずに,まず全体の構造を把握する. – その際,構造と機能の面から,部品のまとまりを意識する. – 構造展開図は分解作業と並行して作成する. 構造展開図の作成上の注意 – 製品を分解し,その手順を展開図に表す. – 展開図の作成には,サーバ(NT)上の ”¥¥NT¥common¥経営システム工学専 門実習(生産システム工学)¥組立・分解性評価” フォルダ中の(以後の説明で はこの部分は省略する)”¥第1週¥第1週取得ファイル¥2015展開図・フロー図 テンプレート.xlsx” を使用する. – 部品名は,テンプレートに記載のものを利用する. – 複数の部品がまとまったものを一塊として扱うものは,「部組」と呼ぶことにする. – 階層は分解の手順にしたがって定義し,階層数は問わない. – 例えば,ねじのように,同じ部品が複数の個所で使われている場合,それらが 異なった階層に記述されても構わない. – 部品,部組に同じ名称は使用しない(例えば,被組付部品名を名称に付加して 区別する.例:ねじ(ハンドル),ねじ(刃)). – ただし,連続した同一動作で組立てることができる部品が複数あるときは,「ね じ(ばね)×2」のように表記する. © Takata Lab., Department of Industrial and Management Systems Engineering, School of Creative Science and Engineering, Waseda University 13 ①製品組立構造の確認(2) • 以下はライターの構造展開図の例である. • 構造展開図の表記方法を理解する上で参考にすること. 設備 階層1 階層2 最下層部品 機能 ライター 本体部組 金属カバー プラスチックカバー ガスタンク 金属カバー プラスチックカバー ガスタンク 炎を覆う ヤスリを固定する ガスを貯蔵する ノブ 火力調節ノブ ノブ 火力調節ノブ 調節弁を開閉する 調節弁の開度を調節する やすり ばね フリント やすり ばね フリント 調節弁 フリントを摩擦する フリントをやすりに押し付ける やすりとの摩擦で火花を出す ガスの出を調節する 芯 金具 パッキン 芯 金具 パッキン ガスを吸い上げる 芯を固定する 調節弁と芯を密着させる 操作部組 着火部組 調節弁部組 減圧弁部組 © Takata Lab., Department of Industrial and Management Systems Engineering, School of Creative Science and Engineering, Waseda University 14 ①製品組立構造の確認(3) ハンディミニを構成する部品 ⑲ ① ④ ③ ⑪ ② ⑭ ⑱ ⑳ ⑧ ⑤ ⑯ ⑫ ⑨ ⑦ ⑬ ⑮ ⑩ ⑥ ⑰ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ 上部仕切り板 レバー 前カバー 本体ケース プレート ピン(取っ手) ハンドル 押込みばね×2 刃 ねじ(ハンドル) ねじ(ばね)×2 ねじ(刃) 取っ手 ストッパ 締め付け具×3 軸受 ゴムバンド 削り刃ホルダ 削り屑入れ 回転ホルダ © Takata Lab., Department of Industrial and Management Systems Engineering, School of Creative Science and Engineering, Waseda University 15 ①製品組立構造の確認(4) 手回し削りを構成する部品 ① ⑬ ⑥ ㉑ ④ ⑤ ③ ⑧ ⑩ ⑪ ⑮ ⑭ ⑳ ⑰ ⑫ ⑨ ⑱ ② ⑲ ⑦ ⑯ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ 21 本体ケース 把持力発生ばね ピン(取っ手) ピン(ハンドル) ハンドル 上部仕切り板 絞め付け具×3 削り屑入れ ストッパ 削り刃ホルダ 取っ手 ねじ(ばね)×2 軸受 刃 ねじ(刃) プレート レバー ゴムバンド 前カバー 押込みばね×2 回転ホルダ © Takata Lab., Department of Industrial and Management Systems Engineering, School of Creative Science and Engineering, Waseda University
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