介 護 が 必 要 に な っ て も 安 心 し て 暮 ら せ る ま ち を 目 指

Mogami Town Information
介護が必要な状態になっても住みな
れた自宅や地域で暮らし続けること
ができるよう「医療・介護・予防・
住まい・生活支援」が一体的に提供
される地域包括ケアシステムの充実
ています。高齢者になっても寝たき
りや介護状態にならずに、元気でい
最 近、「 健 康 寿 命 の 延 伸 」 を 目 的
とした取り組みが、保健・医療・介
護の各分野において積極的に行われ
7月9日(木)夕方6時 分より、
健康センターにおいて住民の皆さん
を 対 象 に「 第 2 回 介 護 力 養 成 講 座 」
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広報もがみ
~「健康な体・健康な心・健康な社会生活」ウエルネスタウン構想の実現~
う も の で す が、 参 加 者 か ら は、「 健
康 づ く り へ の 関 心 が 高 ま っ た 」「 体
力がついた」という体力面での効果
の 他 に も、「 外 出 の 頻 度 が 増 え た 」
「気持ちが明るくなった」「会話が楽
しくなった」という心の健康面から
います。今後も集落における介護予
も効果があったという声が聞こえて
きました。また、心身の健康を保つ
ことで認知症予防への効果も期待さ
れています。今年6月からは沢原地
区の皆さんも新たに活動を行なって
安心して暮らすことができるまち」
防の取り組みを応援していく予定で
す。
取り組み その1
集落の皆さんが元気になる
を目指した町の取り組みをご紹介し
ます。
介護が必要になっても
安心して暮らせる
まちを目指して
最上町の高齢化率は4月1日現在
で %、町民の3人に1人が高齢者
という状況です。
また、高齢者の皆さんの中で介護
が必要な方や認知症のある方の数
は、年々増加の一途をたどっていま
を図るために、健康福祉課内にある
地域包括支援センターを中心に様々
きいきとした生活を送れるよう、健
康体力づくりを意識的に行なってい
くものです。
を開催しました。 名を超える多く
の 参 加 が あ っ た 今 回 は、「 家 族 が 認
知症になったら…」をテーマに新庄
「介護予防」を応援します!
な取り組みを行なっています。
年齢を重ね、介護が必要になって
も 自 宅 で の 生 活 を 続 け る た め に は、
町の新たな取り組みとして、昨年
度から十日町と上満沢の2つの公民
館で、介護予防事業「いきいき百歳
明和病院副院長の池谷龍一先生を講
師にお招きし、認知症の種類や診断
基準、認知症の方に対する正しい接
す。町では、
こういった状況を受け、
介護サービス・福祉サービスによる
支援はもちろんですが、地域福祉を
推進する社会福祉協議会、民生児童
体操」を地域の皆さんが中心となり
行なっています。この事業は、週1
回、いすに座ったり立ったりといっ
し方や注意点を分かりやすくお話し
取り組み その2
在宅でご家族を介護されている
委 員、 関 係 機 関 団 体 な ど と 連 携 し、
地域全体で支える体制が欠かせない
ものとなります。
た運動を、公民館などに集まって行
皆さんを応援します!
「介護が必要になっても
今 回 は、
30
◇お問い合わせは 地域包括支援センターまで(健康センター内)
☎43-3117
80
地域包括支援センターは高齢者の皆さん
や介護をしている方を応援します!
ナー等への参加を通して、医療・介
護・予防・住まい・生活支援が一体
生活が送れるようお手伝いします。お困りのこと
があれば、ぜひご相談ください。
的に提供される地域包括ケアシステ
ムの構築を推進します。
この取り組みを重点的に行うこと
で、介護の専門職の皆さんのスキル
アップがなされ、介護が必要な方が
施設に入らなくても心身の状態をで
きるだけ維持しながら、住み慣れた
自宅や地域で生活し続けられるよう
になることを期待しています。研修
会やセミナーでは、町内にある介護
施設・事業所の皆さんから理解と協
力を得て、多くの参加を受けていま
す。今後の成果にご期待ください。
み慣れた地域で安心して生活できるように、介護・
福祉・医療など様々な面から総合的に支える相談
窓口です。保健師・社会福祉士・主任介護支援専
門員といった高齢者に関する専門職が連携し、各
種サービスの調整等を行い、できる限り在宅での
取り組み その3
介護に関わる専門職の
平成 年4月の介護保険法改正に
より、市町村において「地域ケア会
議 」 の 設 置 が 義 務 付 け ら れ ま し た。
地域ケア会議とは、支援が必要な高
齢者を対象に、医療・福祉・介護等
の関係者が協力しながら、介護予防・
生活支援サービスなどの調整を行う
とともに、高齢者が安心して住み慣
れた地域で暮らし続けていくことが
できるよう、QOL(生活の質)向
上を目指していくものです。
今年度、町では「山形県自立支援
型地域ケア会議普及事業」のモデル
市町村に選ばれ、県内の山形市・長
井市・飯豊町・鶴岡市とともに、先
進 的 な 取 り 組 み を 行 な っ て い ま す。
地域包括支援センターは、高齢者の皆さんが住
ていただきました。参加者の皆さん
からは、今後も講座を続けて欲しい
という感想が多く寄せられ、継続を
検討しているところです。
実際に、自宅で家族を介護されて
いる皆さんは、介護に追われ、気の
休まる時間がほとんどないのが現状
で す。
「正しい介護の方法がわから
ない」
、
「認知症がひどくて、介護し
ている私に暴言をはく」など悩まれ
ている方も多く、介護を続けていく
中で気持ちの落ち込みや身体の不調
を訴える方も見受けられます。地域
包括支援センターでは、介護をして
いる方同士が交流・情報交換できる
場の設定や、気分をリフレッシュす
るための事業も行なっていますの
で、一人で悩みを抱え込まずに、ま
ずはお声掛けください。
また、現在、介護をしていない方
でも参加できる介護教室を、今後企
内容としては、介護に関わる専門職
( 理 学 療 法 士・ 作 業 療 法 士・ 管 理 栄
「地域包括支援センター」って、
なにをしているところなの?
皆さんを応援します!
画してお知らせしていく予定ですの
で、お気軽にご参加ください。
養士・歯科衛生士・薬剤師等)の派
遣を県から受け、実際の会議運営に
関する具体的な指導や研修会・セミ
そういえば…
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