睦月 - 京都館

東京
京都市のアンテナショップ 京都情報の総合拠点
「京都館」
2015
睦月
1
御 慶
全国天満宮の総本社 北野天満宮 撮影 © 中田 昭
京都優品
おもてなしの心
10
伏見の清酒
姉小路有長卿が詠まれた
名歌に由来する「月の桂」
平安京が造営された時、朝廷に酒
を供する「酒造司」が設けられた。こ
れを担ったのは養蚕や織物などと共
に酒造りの技法にも長じていた渡来人
の秦氏一族であり、京都の酒造りは伸
展していく。室町時代の1415年(応
永22年)には洛中洛外に342軒もの
造り酒屋が点在し、その中でも伏見や
嵯峨には名門酒屋が集まっていた。
特に伏見は名水に恵まれた地であり、
清冽な湧き水が際立つ銘酒の源泉と
なった。豊臣秀吉の時代には城下町
として繁栄し、江戸時代に入ると淀川
水運の要地としてさらに発展した。そ
の後、伊丹領主であった有力公家・近
衛家による灘の酒の庇護、幕末の伏
見・鳥羽の戦いなどで一時疲弊した
が、1889年(明 治22年)の 東 海 道
線の開通で驚異的な復興を遂げる。
1675年(延宝3年)創業の「増田
德兵衞商店」は伏見でも古い造り酒
屋であり、
「月の桂大極上中汲にごり
酒」で全国に名を馳せる「にごり酒」
の元祖蔵元。平安京の表玄関・羅城
門からまっすぐ南下する「鳥羽の作り
道(鳥羽街道)」を挟んで老舗ならで
清酒「月の桂」で全国に名を馳せる「にごり酒」の元祖蔵元。京都・伏見で創
はの風格を感じさせる酒蔵と母屋が
業 340 年の歴史を暖簾に刻む造り酒屋「増田德兵衞商店」の 14 代目当主
ある。かつては西国に赴く公家の中
に、銘酒に注ぐ熱き思いと正月迎えの深き心をお訊きした。
日本酒造組合中央会
海外戦略委員会委員長
伏見酒造組合理事長
株式会社増田德兵衞商店 14代目当主
増田 德兵衞 氏
株式会社増田德兵衞商店
〒612-8471 京都市伏見区下鳥羽長田町135
TEL 075-611-5151
http://www.tsukinokatsura.co.jp/
1675年(延宝3年)創業
2 │ KYOTOKAN NEWS 1.2015
昭和初期の電車の中吊広告などに使用していたも
の。故稲垣念次郎の作品で、月の桂の酒造りの風景
を描いたものである。月の桂のロゴは、古い髭文字が
使われている。
「本朝食鑑」
宿も務めていた。「月の桂」の銘は姉
『本朝食鑑』
(ほんちょうしょっかん)
は、人見必大に
よって江戸時代に著された本草書。12巻10冊。
1697年
(元禄10年)
刊。
日本の食物全般について、水部以下12部にわか
ち、品名を挙げて、その性質、能毒、滋味、食法そ
の他を詳しく説明する。食鑑中の白眉とされる。
酒の項目に古酒の文献があり、
「磁器の甕に囲っ
た酒は、その三、四年を経た酒は、味が濃く、香り
が良くてもっとも佳なり、六、七年から十年になるも
のは、 味は薄く、気は厚め、色は深濃で、異香が
あってなお佳なり」とある。
小路有長卿が石清水八幡宮参向の折
に詠まれた「かげ清き月の嘉都良の
川水を夜々汲みて世々に栄えむ」に由
来する。谷崎潤一郎、永井荷風、開高
健、水上勉など多くの作家に賛美さ
れ、黒澤明監督も愛飲。小津安二郎
監督の名作「小早川家の秋」のモデ
ルにもなっている。「にごり酒」を生み
出した1965年(昭和40年)に10年
12月に可決(条例施行は翌年1月)さ
行われる。たとえば、蔵に掛ける注連
秘蔵の純米大吟醸古酒「琥珀光」の
れた。日本酒で乾杯する習慣を広め、
飾りは 稲 穂 が つ いた酒 米 の 稲 藁を
貯 蔵 熟 成 も開 始し、1975年(昭 和
和の文化への理解を深めることを目的
撚って白布で覆い、これに裏白、ゆず
50年)から発売。「古酒」の元祖とし
にした条例である。その反響は大きく、
り葉、橙、紙垂を飾り付ける。代々継
ても名 高 い。また、1991年(平 成 3
瞬く間に各地へ波及し、すでに90以
承してきた造り酒屋らしいお飾りであ
年)より伏見で酒造好適米「祝」の無
上の自治体が地元の酒で乾杯を奨励
る。28日には往時の面影を色濃く残
農薬栽培にも取り組んでいる。
する条 例 を 制 定。2014年(平 成26
す広々とした土間で餅を搗き、鏡餅や
年)11月に開催した全国から蔵元が
歳徳さんのお供えを支度する。仕上げ
代々継承する迎春の心と形
集結する日本酒の祭典「日本酒条例サ
は当主の役目で晦日、大晦日の両日
正月事始めから総出で支度
ミットin京都」も大盛況であった。ま
に飾られる。「古来から受け継いでき
た、海外戦略委員会委員長としては日
たものを大切にしています。その象徴
現在、14代目当主増田德兵衞さん
本酒の海外普及を図る国家戦略プロ
がお正月の寿ぎの行事だと思います。
は伏見酒造組合理事長を務め、日本
ジェクトやシンポジウムに参画し、世
迎春のお客様に対しても父や母に教え
酒造組合中央会の海外戦略委員会委
界市場の拡大に奔走している。
られた細やかな気遣いを心懸けてい
員長としても多忙な日々を送っている。
「増田德兵衞商店」の迎春の支度は
ます」。ちなみに、年賀の客人には日
理事長としては京都市会に「京都市清
師走13日の「正月事始め」から始ま
本酒だけで蛤を煮た豪快な「蛤鍋」を
酒の普及の促進に関する条例」の制定
る。まず、注連縄作り、輪飾り作り、歳
供する。これも先代が心を尽くしても
を 強く要 望し、2012年(平 成24年)
徳さんの飾り作りが蔵人の手によって
てなした松の内の料理である。
本醸造大極上中汲にごり酒
(左)
元祖にごり酒の代表。酒の博士「坂口謹一郎」
先生の薦めで、1965年に日本酒で初めて登場。
以来、東京と京都でにごり酒の会
(月の桂会)
を
開催。元祖「米のスパークリング」である。フルー
ティーな香り、爽やかな酸味、心地よい喉ごし。
十年貯蔵純米大吟醸古酒「琥珀光」
(中)
純米大吟醸酒を特別な甕の中でゆっくりと眠ら
せ、琥珀色に輝く滋味豊かな大吟醸古酒。気厚
く色は深厚で円熟した芳醇さは、17世紀の日本
人がこよなく愛し、珍重した桃源郷を再現。
京都・祝米純米大吟醸「平安亰」
(右)
「京都の米で京都の酒を」を合言葉に京都産の
まぼろしの酒造好適米「祝(いわい)」を特別に栽培
し、手間を惜しまぬ丁寧な仕込みは、ゆっくりと醸
された上品な味わいをもつ。
1. 2015 KYOTOKAN NEWS │ 3
イベ ント N a v i
明けましておめでとうございます
おかげさまで本年で京都館は開設 16 年目、八重洲に移転して 9 年目を迎えます。これもひとえに皆様のご支援の賜物と厚く御礼
申し上げます。
「季節に基づいた和の暮らしの提案」をテーマとして、今後も季節感のある京都を発信して参りたいと思います。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
京都館は平成 27 年 1 月 4 日(日)から
琳派400年に寄せて
2015年、本阿弥光悦が京都洛北鷹峯に光悦村を拓いてから、
400年を迎
えます。鷹峯を擁する京都では、琳派400年を記念する様々な催しが予定
されています。京都館でも折にふれて、琳派をモチーフとした商品をご紹介
していきます。どうぞお楽しみに。
パゴン初売り福袋
10 , 800 円(税込)
まぁるく円満・京こま展
1月4日[日]∼ 10日[土]
1月4日[日]10:30 ∼19:00
京都館恒例のパゴン福袋。限
定商品や人気商品など、パゴン
の“福”をたっぷりお詰めしまし
た。1日限り、数量限定での販売です。お早めにお買い求めください。
問 パゴン ☎ 075 - 322 - 2391 HP http://www.pagong.jp
パゴン 福袋(限定30個)
… 21,600円(税込)
SANJO by pagong(限定10個)
…16,200円(税込)
節分
時代屏風 紅白梅図
10:30∼19:00 ※初日は11:00から、最終日は17:00まで
京こまは、布を巻き重ねて作る京都の伝統工芸
品です。円満にもの事がうまく回っていきますよ
うにと縁起の良い京こまは、家庭での正月飾り
に、仕事や商いもうまく回っていきますようにと店
舗や仕事場でのディスプレイにも最適です。
問 京こま匠 雀休 ☎ 075 - 811 - 2281
HP http://www.shinise.ne.jp/jakkyu
体験教室
11:00∼18:00(最終日は16:00まで)
体験料 小 1,080円
(税込)
大 1,944円
(税込)
講 師 中村佳之
お雛さま
1月13日[火]∼ 2月3日[火]
10:30 ∼19:00
1月13日[火]∼ 3月3日[火]
10:30 ∼19:00
気高いお顔と雅やかな衣装が美しい雛人形。衣冠束帯と
十二単を西陣織で有職故実に則ってお作りしました。男雛
が左、女雛が右という古式の配置も京都ならではです。
豆政「節分用 袋入り福豆」
鶴屋
国産大粒大豆使用。豆を年の数より一粒余計
に食べて厄払い。福神金像・紙小判・ミニ面
(鬼/お多福のいずれか)がついています。
1 袋 324 円(税込)
信「福ハ内」
桃山製白あん入りで、ますます繁盛の
縁起の良い「福ハ内」
。節分にぴったり
の人気のお菓子です。
6 個入 1 , 296 円(税込)
有職芥子雛親王飾り一式 209 , 520 円(税込)
京の雅な逸品
1月10日[土]∼ 31日[土]
10:30 ∼19:00
高度な技術に支えられた優雅で、
華やかな京都の品々を揃えました。
ゆったりとした時間を感じられる逸
品にどうぞ触れてください。
仁清青海波抹茶碗 129 , 600 円(税込)
正絹真田紐額 59 , 400 円(税込)
黒朱独楽馬上杯 21 , 600 円(税込)
4 │ KYOTOKAN NEWS 1.2015
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パゴン初売り福袋
休
休
休
館
館
館
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日
日
京
都
京の雅な逸品
節分 ∼ 2/ 3
まぁるく円満・京こま展
干支色紙と京友禅体験
館
新
春
特
別
企
ちょこっと猪口をあのひとに
画
ちょこっと猪口を
あのひとに
参加者
募集
1月16日[金]∼ 18日[日]10:30 ∼ 19:00 今年のバレンタインデープレゼントに、
チョコの替わりにオリジナル猪口はい
かがですか。絵付けの柄と色、ラッピ
ングが選べるたった一つのギフトで
す。一緒に佐々木酒造の純米大吟醸もセットします。 ※ 写真はイメージです
M Y 猪口用でも、友人・カップルでの参加も大歓迎です。
時 間 16日 11:00∼/14:00∼/17:00∼ 17日 11:00∼/13:30∼/15:30∼
18日 11:00∼/13:30∼/15:30∼
所用時間 約1時間30分 定 員 各回10名 講 師 清水焼伝統工芸士 伊藤南山
参 加 費 5,000円
(税込)ペアで参加は二人で9,000円
(税込)
*参加者には京都館お買物券
(500円券1枚)
プレゼント
予約受付 京都館へ電話・メール・FAXでお願いします。
お雛さま ∼ 3 / 3
京の水引工芸 「京都 ゆば長」
世界に誇る
日本の家紋 ∼ 2 / 2
湯葉の超簡単
おばんざいレシピ
※ イベントは予告なく中止になる場合がございます。予めご了承ください。
「京都 ゆば長」
湯葉の超簡単
おばんざいレシピ
1月25日[日]① 11:00 ∼12:30
② 13:30 ∼15:00
ちょっと手を加えるだけで、火を使わ
なくても、簡単にできるゆば料理を体
験していただきます。ゆばの話を交
えて、楽しい時間を過ごしませんか。
講 師「京都 ゆば長」社長 長井康裕
定 員 各回 14名
体験料 2,000円
(税込)
みやこ会会員 1,800円
(税込)
予 約 京都館へ電話・メール・FAXでお早めに。
干支色紙と京友禅体験
京の水引工芸
1月9日[金]∼ 14日[水]
1月22日[木]∼ 24日[土]
10:30∼19:00 ※初日は12:00から、最終日は17:00まで
10:30∼19:00 ※最終日は16:30まで
手描家紋の技、黒紋付から家紋アートへ
京都の水引工芸品の展示・販売・実演等を
行います。水引体験教室では結び、飾りの
制作も行っていただけます。祝儀袋につ
きましては筆耕もいたします。結婚、その
他祝の金封もご用意しています。
1月28日[水]∼ 2月2日[月]
新春の小物、干支色紙、ハンカチ、扇子、
のれん、T シャツなどを販売します。友禅
体験もお楽しみください。
問 足立 茂 ☎ 090 - 7092 - 2460
問 ㈲平井結納店 ☎ 075 - 581 - 1630
E kyotoyuinou 375 @ares.eonet.ne.jp
世界に誇る日本の家紋
見せます京の紋屋さん
10:30∼19:00 ※初日は11:00から、最終日は17:00まで
暮らしの中から大切な家紋が消えていっていま
す。現代に合った形で、ご自分に伝承されてき
た家紋を残していきませんか。いろいろな形を、
ご提案させていただきます。52 年の技をぜひ
ご覧ください。
問 家紋の古我(古我忠久)
☎ 075 - 811 - 8364
京友禅彩色体験
内 容 ハンカチや Tシャツに彩色
体験料 ハンカチ2,000円、扇子2,000円
(税別)Tシャツ4,000円 ※Tシャツは持込のみ
(みやこ会会員は10%割引)
水引作り体験教室
体験料 1,500円(税込)
(みやこ会会員は1,200円(税込))
家紋手描き体験 要予約
内 容 家紋を和紙に手描き指導 体験料 2,000円
(税別)
京もの専門店「みやび」は京都市が開設した伝統
産業製品のオンラインショップです。あなたの毎日
を華やかに、少し大人に演出する逸品は、永く都と
して栄えた京都で受け継がれてきた匠の技と美の
結晶。あなただけのお気に入りを見つけて" 京都
スタイル " をお楽しみください。
http://miyabihan.jp
京もの専門店 みやび
検索
1. 2015 KYOTOKAN NEWS │ 5
京 都を彩る建 物と庭を巡る〈 9 〉
秦家住宅
〒600-8469 京都市下京区油小路仏光寺下ル太子山町594番地
http://www.hata-ke.jp/
江戸時代に家伝薬「奇應丸」で京都屈指の薬種商となった秦
家。往時の商家の姿を今日に伝える「表屋造り」の京町家では、
いま多彩な文化活動が行われている。暮らしに息づく文化の大切
さを一人でも多くの方々に感受していただき、日々の中で実らせて
ほしい─それが秦めぐみさんの願いである。
妙薬での人助けを家業に
往時を偲ばせる「奇應丸」の屋根看板とガ
「大将さん」。水無月の下旬には盛夏を迎
ス燈である。
一階表には大戸、
平格子・出格
えるための「建具替え」、
祇園祭には聖徳太
子窓。
二階には虫籠窓が設けられ、
軒先には
子像を祀った山車「太子山」の町会所とし
一文字瓦を葺き、屋内に入ると右手に店の
て華やぐ。
間があり、玄関・茶の間奥6畳の中の間に続
「京都の暮らしの中には、
お客様に心和
けて、
8畳の座敷が広がる。
側面に設えられた
む時をお過ごしいただき、家族もまた気持ち
床の間・違い棚も趣深く、
ここから四季が映え
の良い日々を送るための深い知恵が息づい
る静謐な奥庭(座敷庭)
を望むことができる。
ています。
代々守り継ぐゆかしい祭事なども生
玄関棟に配された一間半四方の中庭(坪
活に張りをもたらし、
春秋を彩ってくれます。
私
庭)
にも澄んだ陽光が降り注いでいる。
たちが五感で感じる本当に大切なものに、
多
くの方々が気づいていただければと願ってい
秦家は、現在の地に1700年(元禄13
暮らしの息づかいを大切に
ます」
と、
秦めぐみさんは優しげに微笑む。
多く
の要望に応えて開始した「秦家見学」には
年)、
初代松屋與兵衛が薬種業を創業。
家
伝薬「奇應丸」は瞬く間に広く知られるように
昔ながらの迎春のならわしを秦家は受け
修学旅行の学生も訪れ、
「お婆ちゃんの家を
なる。
家伝では、
家の前に薬量を量る匙が落
継いできた。
その年の来訪神「歳徳さん」を
思い出す」、
「ここでずっと寝っころがって本を
ちているのを見て、
妙薬での人助けを家業に
はじめ 6 か所の神棚を正月飾りで寿ぎ、注
読んでいたい」
といった心からの一言が嬉し
したという。
以来、
280余年に亘って薬種業を
連飾りで住まいを清める。
お雑煮は京風の
いという。1日1 組限定で思いを尽くして支度
営み、
屈指の老舗となる。
1876年(明治9年)
つ
白味噌仕立て。年末に搗いた丸餅、頭芋、
した、
料理「秦家」
も予約が途絶えることがな
の「売薬盛大鑑」で、東の大関に挙げられ
祝い大根、
小芋に花鰹をかけ
い。
これまで積み重ねてきたい
ている。
る。家紋入りのお膳には祝い
ろいろな会を「秦家サロン」
と
その住宅は典型的な「表屋造り」の京町
肴(ごまめ、数の子、
たたき牛
名づけ、
「料理の会」、
「親子
家で、
1864年(元治元年)
の「蛤御門の変」
蒡)
に、
おくもじが添えられてい
会」、
「暮らし体験会」、
「秦家
による焼失後、1869年(明治2年)
から順次
る。
「ごいっとさんおめでとうさ
催し」
として継続的に開催して
再建し、
商家の姿を今に伝えている。
1983年
ん」の挨拶で、新たな一年が
いる。
暮らしに根差した価値あ
(昭和58年)
に店舗・玄関棟、2008年(平
はじまる。
春の彼岸には「よもぎ
るものを互いに育み、次代に
成20年)
には母屋・土蔵が京都市登録有形
団子」、桃の花が萌える卯月
繋いでいきたいという秦さんの
文化財に指定された。外観で目を引くのが、
に「ひな祭り」、菖蒲の皐月に
秦家見学
秦めぐみさん
思いは大きく実りはじめている。
前日までに要予約
烏烏烏烏烏丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸丸通通通通
京京京京京京京京京京京京京京京京京京京京京京京都都都都都都都都都都都都都都都都駅駅駅駅 ↓↓↓↓
室室室室町町町町町通通通通
新新新新新新新町町町町町通通通通
西西西西西洞洞洞洞洞院院院院院院通通通通
6 │ KYOTOKAN NEWS 1.2015
高辻通
高辻通
醒ヶヶヶヶヶ井井井井井井通通通通
☎ 075-351-2565
仏光寺通
秦家
油油油油油油油油小小小小小小小小小小小小小小小小小小路路路路路通通通通
各サロンについては電話にてお問合せください
綾小路通
堀堀堀堀川川川川川川川川川川川川川川川川川川川川通通通通
昼夜共に1日1組(4名以上 20名以内)
・昼 12:00∼15:00 お一人様 5,000円
・夜 18:00∼21:00 お一人様 8,000円・10,000円
秦家サロン
阪急
烏丸駅
四条通
地地地地下下下下下鉄鉄鉄鉄鉄鉄鉄鉄鉄鉄鉄四四四四四条条条条条駅駅駅駅
時間:9:30 ∼16:30
料金:大人1,000円・高校生800円・中学生500円
※ 写真撮影はご遠慮いただいています
※ 素足の方は靴下をご用意ください
4∼5日前までに要予約
秦家「料理」
睦月
ちょっと京 都 へ 行きませんか?
京 の 歳 時 記
季節の想い
季語「御慶(ぎょけい)」
もとは一族郎党が本家に集まり、互いに祝福をのべる儀式が、現在は親戚や友
人知人、近所の人たちの間で年始に交わす挨拶をいう。あらたまって去年の礼
を述べ、新年のよきお付き合いをお願いする。大切にしたいものだ。
大的全国大会[三十三間堂]
1月18日
(日)
☎075-561-0467(三十三間堂)
江戸時代の「通し矢」にちなむ大会で、本堂西側
の射場で直径約 1メートルの的を約 60メートルの
距離から競射します。また、境内が無料公開され、
終日賑わいをみせます。
祇園えべっさん[八坂神社]
1月9日
(金)
・10日
(土)
☎075-561-6155(八坂神社)
写真提供:八坂神社
小豆粥で初春を祝う会
[妙心寺 東林院]
1月15日
(木)
∼31日
(土)
☎075-463-1334
(妙心寺 東林院)
写真提供:東林院
京都観光 Navi
京都観光に関する詳しい情報は
WEBサイトをご覧ください!
http://kanko.city.kyoto.lg.jp/
蹴鞠はじめ[下鴨神社]
1月4日
(日)
☎075-781-0010
(下鴨神社)
1. 2015 KYOTOKAN NEWS │ 7
「京都館みやこ会」
会員募集中!
京都館では、様々な特典のある「京都館みやこ会」の会員を募集
しています。ご入会のその日からご利用いただけるお買物ポイ
ントサービスやセミナーへの割引ご優待、お得な京都情報のご
提供等、うれしい特典をご用意しています。
京都伝統産業
∼光る技、伝統を舞う∼
ふれあい館
月毎に変わる製作実演と伝統工芸品を身に
まとった舞妓さんの舞台をお楽しみいただけます。
匠と舞
年会費 500 円(毎年度更新制)
★特典・サービス内容
● 毎月 京都館ニュース、その他の京都情報をご提供
● 京都館が開催するセミナー、体験などの割引
● お買物ポイントサービス 500 円毎に1ポイント加算。
30ポイントで500 円の京都館お買物券を進呈
● 京都三大祭りの観覧席の割引
「京都館みやこ会」
へのご入会は京都館へお越しのうえお手続きください。
ギャラリ ー
9:00 ∼ 17:00
■
1月4日(日)∼2月1日(日)
「京鹿の子絞」は千数百年の長い伝統を
受け継ぎ、京都で生産される絞り製品の総
称で、模様が小鹿の斑点に似ているためそ
の名が付きました。絞り染めは友禅とは異
なり、立体感をもたせる独特の技法で、約100種類にものぼる
多様な技法に専門性の高い技術が伝承されています。「京鹿
の子絞」の京都ならではの伝統工芸美をぜひご観賞ください。
内容 京鹿の子絞作品を約35点展示。 主催 京鹿の子絞振興協同組合、
(公財)京都伝統産業交流センター
入館無料
土日祝日 13:0 0 ∼16:0 0
体験教室
舞妓舞台
毎週日曜日(各回約 15 分)
14:0 0 ∼、
14:30 ∼、
15:0 0 ∼
摺型友禅染体験教室
■ 当日随時受付
詳しい予定は HP にて ※平日は団体のみ
(2週間前までに要予約)
〒606 - 8343 京都市左京区岡崎成勝寺町 9 - 1 京都市勧業館「みやこめっせ」地下 1 階
TEL. 075 - 762 - 2670 FAX. 075 - 761 - 7121 URL.http://www.miyakomesse.jp/fureaika
【情報コーナー】
TEL 03-5204-2265/FAX 03-5204-2266
草)
が展示品をガイドします。
■ 土曜日・日曜日・祝日に開催中 9:30 ∼ 17:00
(受付は16:00まで)
演目 季節のをどり
〒104-0028
東京都中央区八重洲2-1-1 ヤンマー東京ビル1F
TEL 03-5204-2260/FAX 03-5204-2266
京の歴史と技を伝える伝統工芸品74
品目、約500点を一堂に集め、体系的
に紹介する国内有数の展示場。毎週
土曜・日曜・祝日は京都検定合格者
(都
共催 京都市
職人実演
京都館
9:00∼17:00
「京鹿の子絞工芸美展」
伝統工芸職人の実演と 観覧
無料
五花街の舞妓舞台
八重洲で出会える
「ほんものの京都」
常設展示場
URL http://www.kyotokan.jp
E-mail [email protected]
Facebook https://www.facebook.com/kyotokan
■ アクセス
①東京駅八重洲中央口より徒歩1分 (八重洲地下街27番出口すぐ)
②東京メトロ銀座線「京橋」下車7番出口 徒歩5分
③東京メトロ銀座線・東西線
「日本橋」下車B-3番出口 徒歩5分
● 開館時間:10:30∼19:00 ●休館日:12月30日∼1月3日・3月と9月の最終水曜日
☆関連機関 京都市(京都市情報館) http://www.city.kyoto.lg.jp/
㈱京都産業振興センター http://www.miyakomesse.jp/
編集・企画・
「京都館」運営/㈱京都産業振興センター 監修/京都市産業観光局
■ 有料
ハンカチ 小 600円∼
トートバック 1500円
●開館時間 9:00 ∼ 17:00(入館は16:30まで)
●休館日 12月29日∼ 1月3日