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2015年 12月1日
事務局
(15-3)
代表 松田從三
℡&Fax375-4256
当会主催の講演会「環境に配慮した生前整理 遺品整理士からの提言」が 11 月 8 日、市芸術文化ホ
ール2階の活動室で開かれました。高齢社会を迎え、身の回りの整理に対する関心の高さは予想以上で
参加者数は 283 人にのぼり、通路を埋め尽くすほどの盛況でした。
講師は、千歳在住で遺品整理士認定協会理
事長の木村榮治さん、同副理事長の小根英人
さんの二人。パワーポイントやDVDを使っ
て約 1 時間 20 分、遺品整理の実例と生前整理
の必要性について分かりやすく講演しました。
★膨大な遺品の量
参加者がまず驚いたのは、遺品整理で処分
される遺品の量でした。一軒家(4LDK)だ
と 10 ㌧から 16 ㌧にのぼり、アパートやマン
ションの1LDK でも 2 ㌧から 4 ㌧。処分され
る遺品が 4 ㌧もあれば、処分費用は 6 万円か
ら 10 万円もかかるといいます。
講師の説明に、熱心に聞き入る参加者の皆さん
また、遺品整理の中で、ずっと使われていなくて処分される遺品のトップ 5 は、①引き出物②コンロ
とホットプレート③座布団、布団④子どもの教科書⑤テーブルーだということです。
★エンディングノートの活用
廃棄処分される遺品の量を減らすには、生前のうちに処分できる物があるかどうか、エンディングノ
ートを活用しながら、今一度確認することが肝心だと講師の木村さん、小根さんは強調します。遺品が
軽減できるうえに、価値のある物を見つけることもできるといいます。
たとえば、衣服や家具、靴、食器、仏壇などの中には、国内のリサイクルでは買い取らない品物でも
海外では「メイド・イン・ジャパン」として売れたりする物もがあるそうです。買い取られた分のお金
は本人の生活費に役立ちます。
自身で整理するのが難しい場合は、専門家である遺品整理士に依頼する方法もあります。
会場では、遺品整理士認定協会が発行した簡単エンディングノートを 130 部用意しましたが、数が
足りず、同協会からさらに 150 部を提供していただきました。エンディングノートと資料を受け取
っていない方は、事務所においでください(。遺品整理士認定協会(☎0123・42・0528)では、
生前整理・遺品整理の相談、依頼を受け付けています。
活動報告
★市民リサイクル見学会
8 月 27 日に実施し、市役所職員 1 人を含めて 27 人が参加しました。
訪問した施設は、いつものクリーンセンターと東共栄のエコ農園、生ごみバイオガス化施設「あしる」
に加え、今年は環境開発工業株式会社を見学しました。
環境開発工業は、廃油とオイルエレメント、OA機器の
リサイクルを手掛けている企業で、当会の法人会員でもあ
ります。また、RPFという塩素濃度の少ない燃料をつく
っています。
参加者たちが感心したのは、従業員の就労意欲の高さと
集中力でした。パソコンやプリンタなどOA機器の分解作
業は障がい者の皆さんが担当していますが、工具を使って
手際よく分解し、部品ごとに手早く分類していきます=右
の写真参照=。同社によると「集中力の高さは、一般の人では、かなわない」ということです。
クリーンセンターでは缶やペットボトルの圧縮作業を見学することができました。
★エコ農園と展示農園
事務所の展示農園は 9 月 27 日に、東共栄のエコ農園は
10 月 13 日に支柱などの撤去作業と収穫を行いました。
エコ農園のサツマイモの収量は、約 80 ㌔ありました=左
の写真参照=。サツマイモの栽培は初めてで、苗を 100 本
ほど植えたのですが、畝づくりをしっかりとしなかったこ
とが響いて予想の 100 ㌔を下回りました。
草取りなどに協力してくれた東共栄の皆さんや会員たち
に、収穫したサツマイモとヤーコンを配りました。
★ミニ講座
★生活クラブ館秋祭りで展示即売
9 月 10 日に着物地でマフラー作り、10 月 8 日
9 月 17 日にリサイクルで作った小物と展示農
に余り毛糸でつくる靴下、11 月 12 日に着物地で
園で育てたトマトを、10 月 4 日にも小物を展示即
のベストづくりを事務所で開きました。
売しました。今後も協力して、イベントに参加し
ベストづくりに
は、10 人が参加し
ていく予定です。
★ほかの市民団体と連携
ました。母の着物
札幌の「北のごみ総合研究所」や「環境り・ふ
や思い出の品を使
れんず」と環境活動の進め方について意見交換の
い、型紙をこしら
場を設けることにしました。打ち合わせでは、ビ
えて裁断し、仮縫いまでをしました。
ルの屋上でのトマト栽培「ひみつのトマト」につ
後はそれぞれ自宅でミシンを使って仕上げま
した。
いて伺いました。詳細は意見交換会で・・おもし
ろそうです。期待していてください。
クリーン北広島推進審議会開催
市長、生ごみの分別推進策と、事業系廃棄物手数料見直しを諮問
クリーン北広島推進審議会が 10 月 22 日と 11 月 11
日に開かれました。同審議会は、市長の諮問機関で、
設立は 2011 年度以来、4 年ぶりです。会長には石井
一英北大准教授が選任されました。
今回の諮問内容は、①家庭の生ごみ分別推進のため
の具体策②事業系一般廃棄物と産廃処理手数料の見
直しーの 2 点です。
北広島市は 11 年度から生ごみの分別収集を始めて
埋立処分場の配置図(上)と、
いますが、分別が徹底されておらず、普通ごみの袋に
10 月 16 日から使用が始まっ
生ごみが 3 割も混入されています。一方、事業系は生
た第 6 期処分場(右)
ごみのほとんどを一般廃棄物に入れて埋め立て処分
されているうえに、2002 年度を最後に処理手数料が据え置かれ、札幌や恵庭、千
歳などの近隣市に比べて割安な状態になっています。
埋立処分場は、10 月から第 6 期最終処分場が供用開始になりました。今のよう
に分別収集が徹底されない状態が続くと、10 年後には満杯になる見込みです。処
分場の南には道央自動車道が控えていて拡充する余地はなく、大きな問題を抱えることになります。
審議会は公開で、どなたでも傍聴できます。次回は 12 月 17 日に予定されています。4 回の審議を経
て、来春には市長に答申する予定です。
今後の活動予定
★段ボール箱堆肥化講習会
12 月 14 日(月)午前 11 時、
当会事務所で。定員 10 人。
参加者には基材を提供しま
当会のホームページを作成し、ネットにアップ
しました。
URLは、次の通りです。
http://kitahirokankyousiminnokai.com/
す。
お知らせや会の規約、活動報告、会報、堆肥化
事務所、11 月から 4 月までは月曜オープン
例年通り、冬のシーズン中は毎週月曜日
のみ開所します。時間は 10 時~15 時。月
曜日が祝日でもオープンしています。
のガイドブックなどを掲載しています。
ただ、「北広島環境市民の会」で文字検索して
も、9 番目にしか出てきません。
検索回数を増やせば上位に載ると言われてい
ますので、お時間のある時に、検索を何度も試み
次回の役員会は、
12 月 6 日午前 10 時~12 時
に当事務所で開きます。
てくだされば助かります。
今後、随時更新していき、内容の充実を目指し
ます。