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クイズ① 自身が脂質異常症であることを自覚している人は
約何割でしょう?
正解:A.約3割
実は、脂質異常症であることを自覚している人はわずか3割。
(ブラザー健保組合員の脂質の有所見率は約45%です。)
高血圧・糖尿病に比べ、脂質異常症は軽視されがちで、その怖さが十分に認識されていません。
★ 脂質異常症ってどんな病気?
血液中のコレステロールや中性脂肪が増え過ぎた状態です。症状がないため、放置されやすく、
放置すると動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞などの重い病気に繋がりかねません。
◎「脂質異常症」の診断基準
※下記のいずれかに該当した場合
・ LDLコレステロール : 140 ㎎/dl以上
・ HDLコレステロール : 40 ㎎/dl未満
・ 中性脂肪 ( TG )
: 150 ㎎/dl以上
★ 動脈硬化がおこるメカニズム
(白血球)
【1】血液中のLDL
が増え過ぎる
【2】余ったLDLが血管
の内壁に入り込む
【3】内壁に入り酸化した
LDLをマクロファージが食べる
【4】マクロファージが壊れ、コレステ
ロールが溜まり、血管の内壁
が盛り上がる(動脈硬化)
約8割は、過食や高脂肪食等の生活習慣に関する原因が重なって発症しています。
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脂質異常症の改善・予防には、食生活を適正に保つことが重要です。
クイズ② 次のうち、食事の最初に摂ると、最も脂質の吸収を
抑えてくれるものはどれ?
正解:C.納豆
豆・野菜・きのこ・海藻に含まれる食物繊維には、
コレステロール値を下げる働きがあります。
A.:マカロニはご飯と同じ炭水化物の仲間です。
B.:野菜ジュースは、食物繊維がある程度取り除か
れています。(含有量:約0.3~1.4g)
(とはいえ、野菜不足の時に手軽にビタミン等を補給できる
野菜ジュースは大変便利な物です。野菜ジュースを選ぶ時は
成分表示を見て、食物繊維が多いものを選びましょう!
また、果物や塩分が入っていないものがお勧めです。)
C.:納豆1パックには、約3.4gの食物繊維が含まれ
ています。 ここでは、C.が正解となります。
クイズ③ 次のうち、最も肉の脂が落ちる調理法はどれ?
正解:A.フライパンに油をひいて焼く
肉の加熱温度が高いほど、脂は落ちやすくなります。
温度が高い順に、A.フライパンの熱>B.お湯>C.蒸気となります。
調理法
A.フライパンで焼く
脂のカット率
(豚バラ肉の場合)
12%カット
B.お湯でゆでる
5%カット
C.蒸し器で蒸す
わずか
他にも…部位によってカロリーが違います
クイズ④ 次のうち、最も脂質が最も多く含まれるものはどれ?
正解:B.アイスクリーム 1カップ(200ml)
意外と多い加工品のあぶら!
ポテトチップス 1袋(60g)
アイスクリーム 1カップ(200ml)
カップ麺 1杯(77g)
㌍:約337Kcal
脂質量:約21.6g
㌍:約374Kcal
脂質量:約23.1g
㌍:約343Kcal
脂質量:約12.3g
他にもレトルトの肉料理や、菓子パン、スイーツなどには、脂質が多く
含まれています。加工食品を選ぶ時には成分表示を確認しましょう。
クイズ⑤朝食:ハムエッグ、昼食:ハンバーグ。
夕食のおかずはどれが良いでしょう?
正解:B.焼き魚
主菜の肉・魚・卵・大豆製品は毎食できるだけ違う種類を!
肉・魚・卵は、脂肪酸の種類が異なり、そのバランスは血液中の脂質に影響を及ぼします。
朝食で卵と肉、昼食で肉を食べているので、夕食は大豆製品か魚を選びます。
この場合、肉が入った麻婆豆腐より、焼き魚を選ぶのがベストです。
魚
肉・卵
EPA・DHA
・脂質を上げる
↑
飽和脂肪酸
コレステロール
大豆製品
・脂質を下げる
・血栓予防
リノール酸
リノレン酸
↓