多久市子ども・子育て支援事業計画概要 1 計画策定の背景と目的 多久市においては、平成 22 年 3 月に「多久市次世代育成支援行動計画(後期計画)」を策定し、 平成 26 年度までを計画期間として、次世代育成支援を推進してきました。 しかしながら、子ども人口の減少、出生率の低迷等、子どもと家庭をとりまく状況が大きく変 化している中、未来の担い手である子どもたちが健やかに生まれ育つ環境を整えることが、今、 まさに社会全体で取り組むべき喫緊の課題となっています。 「多久市子ども・子育て支援事業計画」は、子ども・子育て支援法の基本理念及び子ども・子育て 支援の意義を踏まえ、多久市の一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会を実現する ための計画です。 【P2 第 1 章の 1】 2 計画の性格と位置づけ (1)法的位置づけ 本計画は、子ども・子育て支援法第 61 条に基づく「市町村子ども・子育て支援事業計画」 として策定するものです。【P3 第 1 章の 2(1)】 (2)多久市計画体系等における位置づけ 本計画は、本市の上位計画である「第4次多久市総合計画」に則し、関連する各種個別 計画とも連携を図りながら、次代を担う子どもを生み育てる家庭を地域全体で支援し、子 どもが心身ともに健やかに育つためのまちづくりの計画となります。【P3 第 1 章の 2(2)】 3 計画の期間 本計画は、平成 27~31 年度の 5 年間を計画期間とするものです。 【P4 第 1 章の 3】 4 計画策定の体制 [子ども・子育て会議の設置] 本計画の策定にあたっては、地域の関係団体・機関や保護者等により構成される「多久 市子ども・子育て会議」を設置し、委員の皆様から本計画に係るご意見・ご審議をいただ きながら、検討・策定を進めました。【P4 第 1 章の 4(1)】 [アンケート調査の実施] 計画の策定に先立ち、多久市における子ども・子育てに関する実態やニーズを把握する ため、就学前の子どもや小学生の保護者を対象とするアンケート調査を平成 25 年 11 月中 旬に実施しました。【P15 第 2 章の 3】 1 5 子ども・子育てビジョン(基本理念) 多久市に暮らすすべての子どもと親、さらには、子どもたちが過ごす地域を含め、ともに支え あいながら育ちゆく地域社会の実現を目指し、多久市で子育てをしてよかったと思えるような環 境を整備していくためのビジョンを次のように掲げるとともに、その実現に向けた3つの基本方 針を掲げることとします。【P25 第 3 章の 1】 ◆基本理念: すべての人が安心して出産・育児ができ、 子どもたちが笑顔で健やかに育つように、 みんなで子育てにかかわりあえるまち ◆基本方針: ★ 安心して子どもを生み育てることができるまちづくり ★ 子どもがのびのびと心豊かに育つまちづくり ★ 地域みんなで子育てを支えるまちづくり 6 施策の体系【P28 第 3 章の 3】 7 量の見込みと提供体制 別紙 1 子ども・子育て支援法第 61 条により、市町村は子ども・子育て支援事業計画において、地理的 条件や人口、交通事情その他の社会的条件及び教育・保育施設の整備状況等を総合的に勘案して 教育・保育提供区域を設定し、必要量を算出するとともに、事業内容や実施時期を示さなければ ならないとされています。【P34 第 4 章の 3~4】 (1)幼児期の教育・保育の量の見込みと提供体制 教育保育施設(認定こども園 保育所 幼稚園) (2)地域子ども・子育て支援事業の量の見込みと提供体制 ①利用者支援事業 ②地域子育て支援拠点事業【子育て支援センター】 ③妊婦健康診査 ④乳児家庭全戸訪問事業 ⑤養育支援訪問事業 ⑥子育て短期支援事業 ⑦ファミリー サポート センター事業 ⑧一時預かり事業 ⑨延長保育事業 ⑩病児 病後児保育事業 ⑪放課後児童クラブ ⑫放課後子供教室 8 総合的な施策の展開【P44 第 5 章の 1~7】 (1)地域における子育ての支援【P44】 ①地域ふれあい育児サークル支援 ②保育所地域活動事業 ③地域子育て支援センター ④子育て支援講座 ⑤児童手当 2 ⑥保育園の保育料の軽減 ⑦幼稚園就園奨励費補助⑧子どもの医療費助成 ⑨児童館⑩ファミリー・サポートセンター (2)母性、乳幼児等の健康の確保及び増進【P46】 ①母子健康手帳の配布と妊婦乳児健康診査票の交付 ②乳児全戸訪問養育支援訪問事業 ③健康推進員地域保健活動 ④乳児健診 ⑤幼児健診 ⑥乳幼児相談事業 ⑦むし歯予防のためのフッ化物塗布とフッ化物洗口事業 ⑧予防接種事業 ⑨「お多福エプロン隊」による食育推進活動 ⑫小児医療の整備 ⑩食育事業 ⑪思春期保健事業 ⑬家庭訪問 ⑭こども生活習慣病予防健診(多久っ子健診) ⑮ 不妊治療費助成事業 (3)子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備【P49】 ①「多久市教育の日」の設定 ②小中一貫教育研究事業 ③信頼される学校づくり推進事業 ④安心・安全のまちづくり推進事業 ⑤道徳教育推進事業 ⑥家庭教育支援事業 ⑦特別支援教育事業(教育支援委員会) ⑧特別支援教育事業(支援員配置事業) ⑨就学相談の実施 ⑪総合的な学習の時間の充実に係る事業 ⑩幼保小連絡協議会 ⑫ふるさと多久市の先覚者に学ぶ「多久学」 ⑬児童生徒の芸術文化に触れる機会の支援 ⑭市校警連絡協議会 ⑮学校における相談体制の充実 ⑯心のテレホン ⑰ICT利活用教育の推進 ⑱フッ化物洗口 ⑲学童農園事業 (4)子育てを支援する生活環境の整備【P52】 ①公営住宅入居における優先制度 ②交通安全施設等整備事業 ③公営住宅改修事業 ④住宅マスタープラン作成事業 ⑤危険箇所調査事業 (5)職業生活と家庭生活との両立の支援【P54】 ①放課後児童健全育成事業 ②放課後子供教室 ③放課後児童健全育成事業(特別支援学校) ④延長保育事業 ⑥休日保育事業 ⑦病児病後児保育事業 (施設型) ⑤一時預かり事業 ⑧特別支援保育推進事業 (6)子ども等の安全の確保【P56】 ①防犯灯設置事業 ②交通安全教育推進事業 ③マナーアップキャンペーン 3 (7)要保護児童への対応などきめ細やかな取り組みの推進【P57】 ①児童虐待スクリーニング事業 ②児童虐待防止ネットワーク事業 ③母子家庭等自立支援推進事業 ④母子寡婦福祉資金の貸付 ⑤ひとり親家庭等医療費助成事業 ⑥児童扶養手当の支給 ⑦特別児童扶養手当の支給 ⑧障害児福祉手当の支給 ⑨児童発達支援 ⑩医療型児童発達支援 ⑪放課後等デイサービス ⑫保育所等訪問支援 ⑬補装具給付 ⑭日常生活用具給付等事業 ⑮子育て短期支援事業(ショートステイ) 9 計画の推進 子ども・子育て支援計画を実行性のあるものとするため、毎年、計画の進捗状況を把握し、 「多 久市子ども・子育て会議」に報告し、実施状況の点検及び評価を実施します。【P60 第 6 章】 4 別紙 1 施策の体系 基本理念 基本方針 ★★★ 地子安 域ど心 みもし んがて な の子 でびど 子の も 育び を て と生 を 心み 支豊育 えかて るにる ま育こ ちつと づまが く ちで りづき く る りま ち づ く り すべての人が安心して出産・育児ができ、 子どもたちが笑顔で健やかに育つように、 みんなで子育てにかかわりあえるまち 基本目標 基本施策 地域における子育て支援サービスの充実 地域における 子育ての支援 子どもの健全育成 妊娠出産に関する安全性の確保 子どもの健やかな成長と育児不安の軽減 食育の推進 母性、乳幼児等の 健康の確保及び増進 思春期の保健対策と健康教育の推進 小児医療の環境整備 不妊に関する取り組み 次世代の親の教育 家庭や地域の教育力の向上 子どもの心身の 健やかな成長に資する 教育環境の整備 子どもの「生きる力」の育成に向けた学校教育環境 等の整備 子どもを取り巻く有害環境対策の推進 良質な住宅の確保 良好な居住環境の確保 子育てを支援する 生活環境の整備 安全な道路交通環境の整備 安心して外出できる環境の整備 安全・安心まちづくりの推進等 多様な働き方にあわせた子育て支援 職業生活と家庭生活との 両立の支援 仕事と子育ての両立の支援 子どもの交通安全を確保するための活動の推進 子ども等の安全の確保 子どもを犯罪等の被害から守るための活動の推進 要保護児童対策の充実 要保護児童への 対応などきめ細やかな 取り組みの推進 ひとり親家族の自立支援の推進 障害のある子どもへの支援 5
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