第203号(2015年11月15日発行・秋季号) 〒 190-0022 東京都立川市錦町 2-8-10 tel.042-522-4265 fax.042-522-1475 http://www.catholic-tachikawa.jp/ -巻頭言-「わたしにとってのガリラヤ」門間直輝神父・・・・・・・・・・・・・ 「敬老の祝福」説教:辻茂神父/祝賀会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 立川教会のバザー(町田治)/ブースの風景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 英語・スペイン語ミサ担当司祭紹介(遠藤&福井)/『被災地ボランティアだより』・・ 常設講座/たちかわ日誌/教会ニュース「諸手続きについて」他・・・・ カトリック立川教会の行事と活動風景・(共同墓参・合同追悼ミサほか)・・・ も く じ 9/20敬老の祝い:いつまでもお元気でいてください(3・8頁) 2 3 4~5 6 7 8 受付:おめでとうございます バザー:ペルー雑貨 バザー(4~5頁): フリーマーケットの 看板娘たち!! バザー: お楽しみゲーム 10/11 子どもミサ:東京聖マリア大聖堂にて バザーイベント:フィリピングループ -1- バザー:ビンゴ 最後はジャンケンで! 77777 7777 77777 777 7 77 7 77 7 7 77 7 77 7 77 7 77 7 77 7 77 - 巻頭言 - わたしにとってのガリラヤ 助任司祭 門間 直輝 7777777777777777777777777777777777777777777777777 イタリアを出発する直前、 「必ず訪れたい」と 心に決めていた場所が2つありました。 1つは、ペルージャに住む教区司祭と修道女た ちの家でした。まだ一言もイタリア語を話すこと のできないわたしを引き受け育ててくれました。 もう1つは、チェレスティーノ・カヴァニャ神父様 の生まれ故郷=ボナーテ・ソットとミラノ宣教会の 本部神学院でした。東京教区本部事務局でご一緒 させていただいたにも関わらず、宣教師がどのよ うな困難と準備を経て、世界中の宣教地に派遣さ れていくのかほとんど想像できなかったわたしは、 チェレスティーノ神父様訃報を知った時から、ぜひ 一度ミラノ宣教会本部を訪れたいと考えていました。 そのことをローマ市内の修道院に住むイタリア 人修道女に話した時、「それはあなたのガリラヤ に帰るということですね」と言われました。以前、 教皇フランシスコが「わたしのガリラヤを忘れな いでください」と話されていたことを思い出し、 改めてそのイタリア人修道女に意味をたずねると、 「自分の出発点(原点)に立ち帰ることをイタリアの 教会では『ガリラヤに帰る』 (ritornare in Galilea)と 言うことがあります」と説明してくださいました。 はじめて聞いた説明でしたが不思議と心に残りました。 日本に帰国し立川教会に着任してから3ヶ月を 迎えようしていますが、この「ガリラヤに帰る」 (ritornare in Galilea)という表現を考える機会に恵 まれています。なぜなら、14年ほど前わたしは 東京カトリック神学院の哲学科2年生でしたが、 「ガリラヤ湖とカモメたち」 撮影:チェレスティーノ神父 豊田教会で神学生として教会のお手伝いをしてい たからです。立川の地で生活をすることははじめ ての経験ですが、時折八王子や豊田を訪れる際、 神学生の頃の記憶がよみがえります。昔から抱え ている人間的な未熟さや課題は残っていますが、 同時に神学生生活や教会の土日のお手伝いは楽し かったことを思い出します。いつもゼロ・ポイン トに立って、新たに学び続けるよう神さまから呼 びかけられているかのような気持ちになります。 「恐れることはない。行って、わたしの兄弟た ちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわ たしに会うことになる。」(マタイ28・10)復活の イエスは婦人たちに告げました。 「わたしにとって のガリラヤ」を訪れることを忘れない ようにしたいと強く思います。 ▲ 門間神父様をお迎えし、皆の顔は笑顔いっぱい! ▲ 神父様、ビンゴ! 当たりです! -2- 敬老の祝福 敬老の祝福 9/20 9/20 「イエスが座り、十二人を呼び寄せて言われた。 『いちばん先になりたい者は、 すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。 』」 (マルコ9・35) 説教 ここ10年の間に我が国と近隣諸国の歴史認識がクローズアップされて ( 辻 神 父 ) いる。私たちは歩んできた歴史の真実から目をそらさず、しっかりと見 据えて学ばなければならない。昔の古傷に触れてもらいたくないということは誰にで もあるが、人間的な範囲を超えて、しっかり留まりながら、新しい歩みを始めることに誠実な未来がある。 後世の人びとにキリストのメッセージを伝える『福音書』は人間の愚かさ、醜さ、人間臭さを隠さず、 それどころか野心のために行動する弟子の姿、自分をすべて捧げよう、無としようとするイエスの姿の両 極端をありのままに伝えてきた。神は聖霊をおつかわしになられ、私たちは取るに足りない小さい者だけ ど、役割や使命に応え、自分の生活を送れるよう祝福をお与えになった。 私も65歳になり、高齢者の仲間に入った。小さな事でも神さまのために働けるようミサの中で力をいた だきたいと思う。立川教会の歴史を振り返り、「主の祈り」を唱えながら主キリストの豊かな恵みが皆さ んの上にあるよう祈りたい。 聖水による祝福: イエスのうちに命の水を 見いだし、父と子と聖霊 の愛の交わりの中に導き 入れられますように。 敬老祝賀会 行事部/軽食グループが用 意してくれた祝膳と子どもた ちからのプレゼントをいただ きながら、マギー伊東さんに よる手品・懐かしいメロディ (ヴァイオリン:大川/大正 琴:中原/ピアノ:伊東)・ 聖歌隊の歌と「ふるさと」の 全員合唱を楽しみました。 -3- 恒例のバザーが10月18日(日)に行われました。好天の予報にもか かわらず、朝8時頃はまだ雲に覆われた空でしたが、次第によくな り、お昼頃には暑いくらいの晴天、神に感謝です。 今年は2階の売り場を知らずにお帰りになる方もいらっしゃらな かったようで、新しい信徒会館にも皆様慣れて、私たちの家として 10/18(日) 10/18(日) 馴染んできたと感じました。 例年出店していただいているコーナーに加え、今回はNPO立川マ ックさんに初参加していただきました。これがいいご縁になること 前日の準備:テント設営・厨房仕込み・各ブース準備 を期待しております。フィリピングループの皆さんは、今回初公開 の椰子の実ダンス。体につけた椰子の実をリズミックに鳴らしなが らの若さ溢れるパフォーマンスに、思わずアンコールの声が飛び交 いました。来年のダンスがますます楽しみになってきました。 最後のお楽しみゲームは、進行役の青年の皆様の絶妙トークに引 き込まれながら、大いに盛り上がりました。 福島やさい畑さんから購入したお米、立川マック さんからから購入した制作品を賞品にさせていただ きました。少しでも支援となればと考えました。 思えばバザーを初めて20年。教会に関わった多くの方々の思いを巻き込みながら咲き続けた大きな花を 見るようなすてきな1日であったと感じるのは、筆者の郷愁でしょうか。これからもさらに咲かせ続けたい と、思いを新たにしております。 (バザー委員長 町田 治) カトリック立川教会バザー カトリック立川教会バザー さあ、バザーの始まりです! チケット売場 福島やさい畑:秋の味覚はいかがですか? 上空ではブルーインパルスが 祝福(?)の飛行・・・ -4- 被災地とともに歩む 小さな手の会 青梅教会から: 12名の方が来訪。 お楽しみいただけたでしょうか? おいしいね! ゴミステーション:必ず分別だよ! ぼくたちも、参加していまちゅ・・・ お見事! フィリピングループのダンス ビンゴ! -5- ◆ 英語・スペイン語ミサ 担当司祭紹介 英語ミサ(English Mass) スペイン語ミサ(Misas en Español) 毎月第1日曜日(1st Sunday)15:00 ~ 毎月第2日曜日(2o Domingo)13:00 ~ 担当司祭:高木健次神父 (Fr.Takagi kenji) 担当司祭:ホアン・マシア神父(イエズス会) 1971 年生まれ/母がカトリッ ク信者だったので5歳の時に受洗 2000年 東京カトリック神学 院に入学 2007年 司祭叙階(東京教区) 2007~2010年 関口教会 助任司祭 2010~2011年 千葉寺教会 助任司祭 2011年~現在 高幡教会主任司祭 趣味: 城めぐり(まだ始めていない) 好きな食べ物: カレー 今年から CTIC のスタッフになったので、英語のミ サのお手伝いをするようになりましたが、あまり話せ なくてもっと勉強しておけばよかったと後悔していま す。英語のミサの皆さんが寛大に受け入れてくださる ことに励まされて、なんとかやっています。 (インタビュアー:世話人・遠藤マリリン) 被 被災 災地 地ボ ボラ ラン ンテ ティ ィア アだ だよ より り 西垣真子 被災地 、福島でのボランティア 東日本大震災の日から被災地のために何かでき ないかと、誰もが思い続けてきたのではないでし ょうか。 キリスト者として祈り、金銭的支援、物 資支援、現地へのボランティア、様々な形の支援 があると思います。 私は、カトリック東京ボランティアセンター (CTVC)事務局のボランティアをしておりますが、 今回はその支援活動の一つを紹介したいと思います。 昭和16年生まれの74歳。 スペイン南東部ムルシア出身。 (早春には桜によく似たアーモン ドの花が咲く。地中海気候でオレ ンジやお米の産地だそうです) 1966年来日・上智大学神学 部で長年教鞭を取る。在住49 年! 現在は CTIC 事務局でも 外国人司牧をされている。 私が来日した49年前、日本に来る外国人は少なか ったし、外国に行く日本人もとても少なかった。しか し今の時代、当たり前のように世界各国から多くの人 が日本を訪れ、教会のミサでも、街中でも、実にさま ざまな外国の方々を見かけるようになりました。 こうしたせっかくの機会に外国人は日本に溶け込ん で日本人から学び、また日本人も、彼らを受け入れ、 もっと互いに理解し合い、影響し合ってほしい。 違う国の者同士が違う文化に触れ合うことで心が広 くなり、信仰も人間的にも成長できるのです。それは まさしくカトリックの教え「全世界に行って福音を宣 べ伝えなさい」を実践することです。互いの中にイエ ス様を発見する。福音はそのきっかけに過ぎません。 日本に宣教に来ている私自身、日本の人々や文化から 影響を受け、発見させられ、自分も私の信仰も成長し ていると実感してきました。種をまきに来たのに、神 さまは人々の中に先に種をまいてくださっていたので すね。 (インタビュアー:世話人・福井起子) ※ 今後スペイン語ミサ後には、信者同士の分かち合い、 聖書研究を計画しています。またスペインや中南米 各国の料理教室、スペイン語教室などを通して交流 会も開きたいと思っています。 福島市内の宮代仮設へのボラパック 福島市の宮代仮設には、浪江町からの避難されている方々が住ま われています。津波をはじめ東京電力福島第一原子力発電所の事故 による放射能汚染のため、避難を余儀なくされている方々です。 その宮代仮設には、当初からカトリック松木町教会の「愛の支援グ ループ」の皆さんが〝ふれあい茶の湯〟を通して、避難されてきた方々の心の癒しとして少しでもケアになればと 活動を続けてこられました。福島市内在住の松木町教会の皆さんもボランティアでありながら、被災者でもあるのです。 CTVC の役目は、東京からボランティアを募り、六本木の事務局から車でボランティアさんと福島市内に向かいます。 現地では〝ふれあい茶の湯〟と合わせて季節によって花見・夏祭り・花火大会・コンサート・バザー・クリスマス会・ 餅つき大会など盛りだくさんの企画があります。この時ばかりは、皆さんお腹を抱えて笑ったり、美味しい料理を いただいたり楽しいひと時を過ごします。皆さん回を重ねることで本当に笑顔が溢れるようになりました。 現在の仮設住宅の現状は、徐々に復興住宅 に移る方々が増えてきていますが、ボラパックはまだまだ続きます。 ボランティアを通して福島の人々の心の痛みを共にしながらも希望を送り続けませんか。詳しくは CTVC の ホームページ、瓦版のお知らせでご確認ください。どうぞ皆様お祈り、ご支援ご協力をお願いします。 -6- 立川教会では下記のように各種講座を常設しております。 受洗を希望される方、聖書の理解を深めたい方はご参加ください。 常 設 講 座 案 内 講座名 対 象 曜 日 時 間 場 所 担当者 教会学校 幼児・小学生 日 曜 9:00~ 9:50 信徒会館1階 ホール リーダー 入門講座1 未信者・求道者 土 曜 10:00~ 入門講座2 未信者・求道者 木 曜 19:00~ 者 第1・第3 金 曜 10:40~ 者 第2・第4 金 曜 19:30~ 入門講座 聖書講座 聖書研究1 (主日の朗読) 聖書研究2 (マルコ福音書) ※ ※ ※ ※ ※ 信 信 信徒会館2階 第3会議室 門間 神父 信徒会館1階 ホール 門間 神父 司祭の都合による休止などについては毎週発行される“お知らせ”をご覧ください。 上記以外の日時をご希望の場合は、司祭までご相談ください。 毎月第3日曜日10時ミサは、手話の会による手話通訳があります。 国立集会所ミサ:毎月最終木曜日9時30分~ 病気などの理由のためミサに与れない方で、ご聖体を希望される場合は、遠慮なく司祭までお申し出ください。 教会での諸手続きについてのご案内 たちかわ日誌 ・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9月13日(日) 年間第24主日/福島野菜販売 20日(日) 年間第25主日/敬老の祝福/ ■ 洗礼を希望される方 神父に伝え、入門講座を受講します。 祝賀会/多摩北宣教協力体(青梅) 27日(日) 年間第26主日/教会委員会 10月 4日(日) 年間第27主日 11日(日) 年間第28主日 18日(日) 年間第29主日/バザー/福島野菜販売 25日(日) 年間第30主日/教会委員会 31日(土) 共同墓参:於五日市霊園(あきる野) 11月 1日(日) 諸聖人/東京教区合同追悼ミサ: 於あきる野教会聖堂 8日(日) 年間第32主日/福島野菜販売 11月15日(日) 年間第33主日/七五三の祝い ■ 結婚式を当教会で志望される方 1)神父に伝えます。 2)結婚講座を受けます。 3)必要書類(洗礼・堅信証明書)を 用意します。 4)日付と方式希望を伝えます。 ※ 結婚式については遅くとも半年前には 日付の確認が必要です。 婚姻の必要書類や結婚講座準備等を考え ればこの準備期間は必要です。 ※ 英語・スペイン語、他教会の神父司式で 行う場合: 担当司祭は事前に立川教会と 連絡を取り合ってください。 ■ 当教会で葬儀を希望される方 1)遺族の方は速やかに神父に届けます。 2)神父と、葬儀社と葬儀の日時を決めます。 3)儀式係責任者が、遺族の方と具体的な 打ち合わせを行います。 ◆ お知らせ ~~~~~~~~~~ 11/15(日) 七五三の祝い 11/22(日) 大掃除 12/ 5(土) 待降節黙想会:14時~ 講話・シスター古賀 12/ 5(土)~6(日) ゆるしの秘跡 12/13(日) 教会学校クリスマス会(10時ミサ後) 12/24(木) 主の降誕前夜祭:ミサ18時・21時 *聖歌隊によるクリスマス・キャロル: 18時ミサ後 12/25(金) 主の降誕:ミサ10時 2016/1/1(金) 神の母聖マリア:ミサ11時 ■ 共同墓地に納骨を希望される方 聖堂ホワイエにある説明書を読み、当教会 墓地担当者に連絡し、必要書類を作成します。 ■ 転入・転出される方 神父または事務受付に必ず届けてください。 ・・・ ※ 当教会ホームページの『各種手続きについて』 もご参照ください。 -7- カトリック立川教会の行事と活動風景 9/20 敬老の祝い: 神父様を囲み、みんなでお祝いした敬老祝賀会(1・3頁) 軽食サービス: 親睦・分かち合いを深めるため、信徒ホールに軽食を用意しています。ミサ後食事をし、お茶を飲みな がら歓談しましょう。 メニューは、1週目パン・2週目おにぎり・3週目お楽しみ軽食・4週目カレー・5週目 ? ? ! (*変更する場合もあります。 ) どうぞお気軽にお立ち寄りください! バザー: たから探しゲーム(4・5頁) 10/11 子どもミサ (東京カテドラル): さまざまなレクリエーションや 交流会に参加して、楽しかった! 祝 幼児洗礼式 10/25:門間神父様の司式で、 幼児洗礼式がありました。 10/31(土) 五日市霊園共同墓参(あきる野市) : 30名以上の信徒が参列し、祈りと聖歌を捧げた。 E 編・集・後・記 E 夜空にスーパームーン、山に 紅葉や満開のコスモス、本号も敬老 会・バザー・墓参等と秋満載でお届 けします。 一方、被災地対策や難民問題は依 然膠着状態。苦しむ方々が温かい冬 11/1(日) 諸聖人・東京教区合同追悼ミサ: あきる野教会聖堂に幸田司教様をお迎えし、 ディン神父様、イ神父様、門間神父様が共 同司式を執り行い、諸聖人や故人を偲び、 祈りを捧げた。 を迎えられますよう祈らず にはいられません! -8-
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