【広報誌】「横浜弁護士会新聞2015年10月号」

9月1日、横浜国立大
学との共催研修会がスタ
る。今年度は全7回開催
る継続教育を兼ねてい
科大学院の修了生に対す
判例を中心に︱﹄▼平成
日 家族法第2回﹃遺産
分 割 の 問 題 点 ︱﹁ 破 棄 ﹂
時
平成 年 月9日︵水︶ 時∼
所
関内ホール
小ホール
臨時総会開催のご案内
日
場
13
年1月 日 国際開発
の音楽・映像のダウンロ
ード違法化等の近時の法 ﹃ 法 整 備 支 援 に お け る 法
インターネット配信から
た出版権の整備、違法な
例や、電子書籍に対応し
27
を祝する挨拶があった。
長今村与一教授から開催
起きており、これに対応
のされ方に大きな変化が
ものの創作や伝達、利用
より著作権で保護される
て解説された。講演後、
がら、最新の制度につい
アユース︶導入に関する 法﹄▼2月1日 労働法
議論等についても触れな ﹃ 労 働 法 規 範 と 個 別 同 意
定︵いわゆる日本版フェ
律家の役割︱法律知識を
第1回のテーマは﹃最新
して制度も変貌を遂げて
議室で開催される。
いずれも 時から 時
まで、当会会館5階大会
参加者からは、書籍の原 ︵副題未定︶
稿を執筆するにあたって
19
ら﹄▼3月7日 環境法
の関係︱最新労働判例か
グローバルに活かす方
著 作 権 制 度 の 概 要 ﹄、 第
いる。
9月1日の講演では、
知的財産権制度の全体像
の引用等について質問が
日開
催︶で、知的財産法︵著
相次いだ。
17
有権機関等における勤務
門機関である世界知的所
化庁著作権課や国連の専
講師は横浜国大の田渕
エルガ准教授である。文
控訴審、JASRAC審 日 家族法第1回﹃親子
決取消訴訟、自炊訴訟等、 関係と民法︱近時の最高
たって、ひこにゃん事件
た場合の救済措置等にわ
法、著作権等が侵害され
の著作物を利用する方
能 性 が あ る ︶。 ▼
的な講演内容は変更の可
下のとおりである︵具体
月7
護士による中小企業の海
外展開支援のニーズはあ
る。ただ、規模の小さい
横浜弁護士会は
2016 年4 月1 日
﹁神奈川県弁護士会﹂
山山 ゆ り
何年か前にパラオ共和
国に観光で行った。まだ
い国であった。日本から
で、正直、あまり知らな
になります。
パラオが世界遺産に登録
弁護士の守秘義務規定
直行便だと約4時間半で
される2012年より前
げるものと解釈してはな
は、通告義務の遵守を妨
行ける、比較的近い南の
ため、海上を通る船やボ
らないとされていること
ートに気を付けないとい
島である▼パラオではダ
また、通告を受けた児
童相談所は一時保護等の
けなかった。パラオでは
イビングなどが有名であ
福祉法的支援を行い、弁
海だけでなく、山も良か
から、原則として通告す
護士は告訴・告発等の刑
った。日本語の上手な現
べきであることが説明さ
事法的支援や、親権者変
地のガイドと他のツアー
るが、耳抜きが下手で2、
更等の民法︵家族法︶的
れた。
支援を行いうることが教
客と一緒に、山の中を歩
るよう説得する必要があ
者が児童相談所へ相談す
ケースでは、まずは依頼
依頼者が虐待者である
というような対応に悩む
本人もたくさん来ていた
日本企業が多く来て、日
きな橋や道路を通ると、
楽しかった▼パラオの大
のような遊びが、とても
むという、まるで子ども
みたいなところに飛び込
3メートルしか潜れない
示された。
8月5日、当会会館に
て、子どもの権利委員会
ることも確認された。
とのことであった。その
質問もできる大変貴重な
待の原因が親側のみにあ
るとは限らない
ることである。その一環
告義務があると
は、全国民に通
次に、虐待を
発見した場合に
せいか、スーパーにもし
だ。
︵古西 達夫︶
高まっているとのこと
産登録後、人気がとても
また行きたいが、世界遺
せるところもあり、ぜひ
ら近く、昔の日本を思わ
い料理であった▼日本か
ばいいのにと思う美味し
︵会員 三宅 未来︶ も日本人好みの味付けだ
ったりし、日本にもあれ
多くあった。レストラン
ょうゆなどの日本製品が
れなければならないとい
て造ったもので、当時は
は、日本のODAによっ
れていた。ガイドの話で
日本の企業名が多く書か
き回り、川や小さな滝壺
機会である。ぜひ多くの
の主催で、研修会﹁児童
取ることで、一人でも多
務に役立てていただきた 虐 待 問 題 の 基 本 と 実 務 ﹂
その他、具体的事例で
い。︵会員 佐野 高王︶ が行われた。
の検討、質疑応答等も行
研修では、児童虐待事 われた。
虐待についての知識を
会社だと会社自身がその 案の経験が豊富な藤田香
身につけ、迅速な対応を
会員に受講してもらい実
織会員を講師として、経
くの子どもを救済しなけ
知見を聞くことができ、
支援の必要性に気づか
験に裏付けられた助言を
した。
%に達する。中小
として、当会による中小
ころ、弁護士に
との話がされた。
企業の海外展開支援体制
は高度の発見努
︵会員 小島 啓︶ 力義務があり、
感じた。
を整える必要性を改めて
る多くの人々の生活を守
企業支援は、そこに関わ
の約
小企業の従業者数は全体
まず、児童虐待につき、 うことを痛感した一日で
日本企業のうち中小企
業は ・7%を占め、中 定義、該当行為の他、虐 あった。
された。
含めた網羅的な説明がな
児童虐待問題を理解し
実践的な対応を学ぶ
ず、後に問題が生じてし
児童虐待研修会
まうケースがある﹂と話
大学教授、准教授によ
今後の横浜国大との共
催研修会の開催予定は以 る高度かつ最新の専門的
デジタル技術の進展やイ
を経て現職に就かれた。
注目を集める近時の裁判
月
ンターネットの普及等に
に関心を持つことを勧め
裁判決から︱﹄▼
争発生後の解決に困難を
広い視野で海外展開支援
も考えられる﹂と話し、
に関する依頼が来ること
かけで、顧問や国内業務
外展開支援の依頼がきっ
ることはある。また、海
海外展開支援の依頼が来
弁護士でも顧問会社から
井 澤 秀 昭 会 員 は、﹁ 国
内業務しか行っていない
た。
予防法務が大切﹂と語っ
チェックをはじめとする
島 津 圭 吾 会 員 は、﹁ 海
佐 藤 麻 子 会 員 は、﹁ 弁
外案件では特に、契約書
た。
作者の権利の内容、他人
作権法︶連続講座である。 から、著作物の定義、著
の 裁 判 例 ﹄︵ 9 月
2回は﹃著作権侵害訴訟
URL http://www.
yokoben.or.jp/
における主な争点と最近
改正、権利制限の一般規
19
横浜国立大学との共催研修会
ートし、当会会館で第1
24
伴い、コストもかかる。
田渕エルガ准教授
28
発 行 所
横浜弁護士会
横浜市中区
日本大通9番地
☎ 045 211 7707
著作権法の連続講座からスタ
ー
ト
回研修会が開かれた。こ
予定である。
中小企業の海外展開支援の
実情と展望
12
20
て企画され、横浜国大法
の研修会は、当会と横浜
冒頭に竹森裕子会長と
国大との間で昨年結ばれ
横浜国大大学院の法律系
8月5日、当会会館に
おいて、弁護士業務改革
委 員 会 主 催 で、
﹁当会会
員による中小企業の海外
展開支援﹂をテーマにし
たセミナーが実施され
た。同セミナーでは、中
小企業の海外展開支援業
務を扱う当会会員がパネ
リストを務め、同業務の
具体的内容や必要な準
備、受任のきっかけなど
について、各パネリスト
の経験を交えた話がされ
た。
海外が関係する案件
は、国内の案件以上に紛
講師の藤田香織会員
99
70
た包括連携協定に基づい
当会会員が語る
11
12
左から、島津会員、井澤会員、佐藤会員
横 浜 弁 護 士 会 新 聞
2 0 1 5 年 1 0 月 号( 第 3 3 3 号 )
(1)
戦後 年と横浜軍事裁判
第4回
局本移送終了まで米軍俘
派で、助命などしなかっ
られ、その態度は実に立
たことが残念でならない。
について話を聞けなかっ
からこの事件の弁護活動
ナンドに移送するに当た
軍俘虜を同島サンフェル
官試補となり、昭和
年
年
だった。
会に入会した。当時
歳
に退官し、同年5月、当
判事となった。昭和
22 12
36
人はすでに覚悟をしてお
ならなかった﹂。﹁この2
く影響していてどうにも
が、﹁ 本 国 の 世 論 が 大 き
護人とともに頑張った
と 思 う ﹂。 ア メ リ カ の 弁
はどうにもならなかった
の状況から指揮官として
で、輸送機関はなく当時
戦上からでた窮余の策
残 さ れ て い る。﹁ 軍 の 作
し、柴田が語った言葉が
33
級戦犯横浜裁判調査研究
市民の
権利擁護
のために
の承認を得て締結されて
相互紹介協定が常議員会
士会との間では、会員の
び神奈川県土地家屋調査
川県不動産鑑定士協会及
敷居の高さを感じている
には、未だ弁護士に対し
っている。他の士業の中
趣味などについて語り合
い、あるいは仕事以外の
会、神奈川県建築士会、
神奈川県中小企業診断協
もらうよう努めている。
士を親しみやすく感じて
ような誤解を解き、弁護
おり、これらの会に加え、 方も少なくないが、その
神奈川県司法書士会及び
相談センターとして
神奈川県行政書士会との
は、このような活動を通
とした研修会が開催され
り充実したものとなり、
じ、市民の権利擁護がよ
間では、各会会員を対象
ている。
柴田の勤務弁護士であっ
法律相談センター運営 できる場合もある。
たことを最近知った。し 委員会︵以下﹁相談セン
相談センターでは、士
業間の連携を推進するこ
ろいだ雰囲気の中で、双
られることもあり、くつ
者との間で懇親会が設け
懇談会の後には、相談
センター委員と各会担当
きたいと考えている。
う、今後とも努力してい
の活動領域が拡大するよ
その結果として、弁護士
とで市民の権利擁護を充
方の仕事の内容を語り合
いない。
かし、その渡辺も、今は
実させるとともに、非弁
られないばかりか、時に
民の権利擁護が十分に図
がれないままとなり、市
の問題が弁護士に引き継
十分であるため、これら
が、弁護士との連携が不
争に接する場合がある
他の士業がその本来の
業務を行う中で、法的紛
がいかなる業務を行って
活動の前提として、双方
に、これらの協力・連携
意見交換を行うととも
他の交流事業等について
しは共同での相談会その
を対象とした研修会ない
る協定の締結、各会会員
会の会員を相互に紹介す
ている。懇談会では、各
会神奈川県会、神奈川県
懇談の結果、東京地方
税理士会、公認会計士協
︵会員 太宰 順一︶
行為がなされない環境を
年度より、他の士
︵次回へ続く︶ 業団体等との間で定期的
整備するため、他の士業
平成
な懇談の場を設け、適切
は他の士業が処理するこ
おり、いかなる業務が可
回程度の懇談会を開催し
とにより、非弁の問題を
きないのかについての理
解を相互に深めることに
の助力を受けることで、
社会保険労務士会、神奈
意を払っている。
利用者により充実した総
賃金計算等、他の専門家
合的な対応を行うことが
て、税務や登記、測量、
また、弁護士が相談・
依頼を受けた事件におい
害されるおそれすらある。 能で、いかなる業務はで
生じさせ、市民の権利が
入れている。
団体間で、各団体毎年3
な協力関係の推進に力を
タ ー﹂ と い う。︶ で は、
他士業団体等との懇談会
特別委員会の調査活動へ
の協力を求めた。しかし、
返事はなかった。手がか
りがないまま、特別委員
会は、この事件の調査を
することを断念した。
年を経て、なお、日
米の懸案であり続けるこ
の事件は、法律家の目で
しっかりと検証されるべ
きである。弁護団は、横
浜の法廷で、どのような
弁護活動をしたのか。異
議申立に対する判断がど
虜約1200名、フィリ
た﹂という。柴田は、
﹁こ
間部
俊明
﹁バターン死の行進﹂
事件
と柴田次郎
会員
ピン軍俘虜約1万名の死
う書かれているか。柴田
亡に寄与したなどという
判ではなく、日本全体が
の裁判は、2人だけの裁
委員会のメンバーであ
った渡邉一成︵ 期︶が
罪状での起訴だった。
持ちがした﹂と語る。
今年4月、首相がアメ
リカ議会で行った演説の
り、炎天下長距離を行軍
等を供給せず、かつ殴打
裁判されていたという気
この重い事件の弁護人
となったのが、柴田次郎
︵昭和
中に﹁バターン﹂という
等の虐待を加えたほか米
ざる等の虐待を加え、結
29
私は、平成9年5月、
年度当会会長︶
柴田に手紙を送り、BC
年6月
年4月
言 葉 が 出 て き た。
﹁バタ
させ、いわゆる﹁死の行
年司法
ーン死の行進﹂について
進﹂を強制し、同俘虜に
柴田は、明治
生まれで、昭和
年2月に執行された。
判決が言い渡され、昭和
日、2人を絞首刑とする
である。昭和
45
は本間中将がマニラの軍
米軍俘虜及びフィリピン
23
10 44
24
事裁判で起訴され、昭和
この間コレヒドールから
その関連事件として少
将と大佐が横浜法廷に起
まで同俘虜を有蓋貨車に
日に至る間、ル
神奈川県社会福祉士会との懇談会の様子
柴田次郎弁護士
昭和 年に行われた法
必要な保護を怠り、かつ
務省の聞き取り調査に対
年4月3日、銃殺刑が
の砲火の危険に晒し、ま
訴されたのが268号事
軍俘虜
た移送途上充分なる食糧
件である。在フィリピン
ィリピン軍俘虜を刺殺ま
たは射殺し、更にはサン
名及び多数のフ
第 軍第3輸送隊司令官
であるK少将及びその指
フェルナンドよりカパス
て輸送するに当たり車窓
は、昭和
り同月
ソン島バターン半島より
を密閉して食糧を給与せ
年4月9日よ
揮下にある同軍第
兵站
11
25
70
地区隊隊長であるH大佐
61
当時の横浜地裁特号法廷
載
17
27
21
連
執行されていた。
21
14
70
(2)
横 浜 弁 護 士 会 新 聞
2 0 1 5 年 1 0 月 号( 第 3 3 3 号 )
関 東 十 県 会 夏 期 研 究 会 報 告
軽井沢で「自然」を学ぶ
生物、自然災害﹂という
を﹁水、山、土、空気、
画を用いるなど工夫され
も2人の対話形式や、動
ており、集中して楽しく
十県会夏期研究会が開催
視点から分類し、それぞ
学ぶことができた。
された。
れのテーマごとに想定さ
討されていた水源、
いたが、本報告で検
ないようにも思って
有益な話を聞くことがで
方といった問題について
に、今後の環境訴訟の行
これまでの環境に関す
る訴訟を振り返るととも
理事者室
筆頭の佐藤正幸副会長
は、綱紀・懲戒や渉外関
いる。端から見ていると
方々から誤解を受けてい
るようで、ため息に比例
してしぼんでいくような
のが心配である。理事者
合宿の時に聞いた体重に
は﹁番付﹂変更かと少々
焦ったが、どうやらそれ
は宿の風呂場の体重計が
故障していただけだった
らしい。
一当会会員の姿が少なか
ることとなっている。唯
務﹂をテーマに開催され
来年度の担当会は群馬
弁 護 士 会 で、﹁ 立 証 の 実
他の副会長を簡単に紹介
困るので、無難に今期の
ける人がいなくなっても
が、来年副会長を引き受
事でも書こうかと思った
今回は、8月号の﹁理
事者室だより﹂の訂正記
ている。
が並ぶという配席となっ
坂本副会長、杉本副会長
幸の両副会長が、右側に
て左側に佐藤裕、佐藤正
いる。そして、私から見
副会長である私が座って
理事者室の
机はやや縦長
の人になっていたなら
がある。最後の1人が別
などでの意見にも安定感
である。
配置されてお ﹁ 年 の 功 ﹂ と い っ た 印 象
のロの字形に
ば、どうなっていたかと
杉本副会長は、調査室
会長が、その
の経験があり、理事者会
り、一番奥に
いう気がする。
れをこなしている。正に
当しているが、飄々とそ
事者室は回っている。
の努力により、今日も理
ラスのごとき坂本副会長
いる。天空を支えるアト
予想外の業務量を抱えて
たことが発覚し、現在も
ない業務分配で﹁会名変
会に始まり、3月の何気
かわらず、波乱の通常総
坂本副会長は、支部出
係など、重たい業務を担
身の副会長であるにもか
また、冒頭に各テ
ーマに関する賞品付
ったのが残念だったの
十分考えられるとい
が必要になることも
で、法律相談で対応
も少なくないはず
いた。
勉強で疲れた頭を癒して
がふるまわれ、参加者は
研究会の終了後の懇親
会では、長野の地酒など
うことに気づかされ
ろうけど、念のため﹂など、
た。
ただ、参考となる判例が少な
乏しい知識とヤマ勘が頼り
判
取材に協力していただけると
本年度、常議員に選任
され、4月から常議員会
に出席している。
常議員会においては、
毎回、多くの議案が上程
され、事前配布資料や当
委員や職員など多くの
他方、常議員会に出席
していると、各委員会の
ことは、弁護士会の在り
に出席して議
方々が、忙しいなか時間
催に先立って
題と議案に接
を割き、ときには大変な
方を考えるに当たり、ま
すると、依然
労力を費やして常議員会
たとないきっかけとなっ
として漠然と
の運営の準備をしている
送付される資
はしているものの、当会
様子を目の当たりにし、
料に目を通
の立ち位置や当会が抱え
頭が下がる思いで一杯と
ている。
る問題点のようなものが
なる。
し、また、実
徐々に見えてくるような
際に常議員会
気がして、毎回新鮮な発
まだまだ分からないこ
見と貴重な体験をさせて
とばかりで、議論につい
明や、他の常議員からの
中、適正かつ適切な議事
また、各議案の説明要
員である会員らによる説
つの議案を自分なりに真
員会においても、一つ一
否めないが、今後の常議
いったやりとりに接する
る理事者らによる回答と
したいと考えている。
摯に検討して議決に参加
ていくので精一杯な感は
意見・質問、それに対す
頂いている。
実した議論が展開されて
会務に疎い若輩者の私
であるが、常議員会の開
運営により、活発かつ充
いる。
日配布資料が大部となる
更﹂の担当にもなってい
きのクイズを出し、
で、来年度はぜひ大勢で
いった紛争は県内で
その後各テーマの解
参加したいところである。
かったり、争点が多かったり
︵なんだか学生時代のテスト
め ら れ る こ と に な る。﹁ 裁 判
対面に末席の
説をする中で正解の
するような民事、行政事件に
があるためだが、どんな判決
官が質問していたからここが
幸いです。 ︵神奈川新聞
報道部 川口 肇︶
佐藤裕副会長は、事務
局運営室などを担当して
発表と解説が行われ
る。
することにす
副会長
妹尾
孝之
今期の副会長たち
り
︵副会長 佐藤 裕︶
ネットでの速報や、そもそ
も一から原稿を書き始めるの
訴訟で何より大事になるのが
が出ても対応できるよう何パ
ポ イ ン ト か ﹂﹁ ま さ か な い だ
会員 塚本 力哉(新63期)
8月 日、長野県の軽
井沢において﹁自然をめ
年度関東
ぐる紛争と法律実務﹂を
前半は﹁自然をめぐる
紛争﹂という広いテーマ
テーマに平成
後半は講師に岡口基一
れる法律問題を分析
して報告がなされた。 東京高裁判事を迎え、環
神奈川県内では地 境に関する訴訟について
域によっては﹁自然﹂ の講演が行われた。
登山、農地、土壌汚
きた。
を意識することは少
染、災害時の対応と
よ
たほか、報告の方法
関心の高い訴訟の判決言い渡
前 と 変 わ ら な い よ う な ⋮︶。
つ的確な報道のためにも、弁
の判決が控えている。迅速か
秋以降も、横浜地裁では注目
い。このコラムが掲載される
協力してくれるとありがた
そんなとき、代理人を務め
る弁護士さんが事前の取材に
人、頭を抱えることになる。
ヤマが外れた場合は法廷で1
なると、この準備に大変苦し
の緊張を覚える。画期的な司
法判断が示されれば記者冥利
に尽きるのだが、伝える立場
としては締切との戦いも待っ
ている。紙面製作の実務の裏
側を少しご紹介したい。
ニュースが大きければ大き
いほど、デスクからの原稿の
取り立ても厳しくなるのが世
判決内容を事前に予想し、原
ターンも原稿を書いておく。
護士の皆さんにはマスコミの
稿を書き上げておく
﹁予定稿﹂
の常。このため、注目される
労
では間に合わないなどの事情
の準備だ。
27
29
しに臨むときは、いつも独特
困難な問題に対して、司法
はどう判断するか。社会的な
開会の挨拶をする髙橋聖明長野県弁護士会会長
だ
新鮮な発見
貴重な体験
常議員会
の い ま
前の一苦
決
横 浜 弁 護 士 会 新 聞
2 0 1 5 年 1 0 月 号( 第 3 3 3 号 )
(5)
会員 大関 亮子
怪しいが、職務質問を受
一週間の曜日︵太陽、月、
によるけれども、一日で
業はとても楽しい。時期
宙の奥行きを感じるのも
な﹂などと考えつつ、宇
れぞれ全く異なるのだ
には地球からの距離がそ
重圧のかかる中、強豪の
場することができない。
に勝たねば全国大会に出
ついにやってきた日弁
連野球の最終予選。これ
SS︶やイリジウムフレ
際宇宙ステーション︵I
望会が開催されているほ
ヒルズの屋上では毎月観
んと見えている。六本木
った明るい星たちはきち
空の美しさで有名であ
カポ﹂を訪れた。テカポ
先般、ついに憧れの地﹁テ
横浜や渋谷などの空に 遊びもできる。
め て い る。 星︵ 恒 星 ︶
、
都会を離れて星見の旅
惑星、月のみならず、国 も、一等星や二等星とい
に出かけることもある。
ら﹂と私に唆されて、空
さて、皆さまの中には、
は、ニュージーランドの
南島にある小さな町。星 ﹁ よ い 可 視 パ ス が あ る か
余生を過ごしたいものだ。
を日がな一日眺めながら
え、土星のあの美しい環
ではの降るよう
ど、南半球なら
みじゅうじ座な
が見える場所まで連行さ
ら﹂と言われて、それら
と土星が並んでいるか
る は め に な っ た り、﹁ 月
り合っているよ
眺めながら﹁隣
とにかく空は
楽しい。夜空を
一緒に空を楽しみましょ
う方は、ぜひお声がけを。
な目にあってみたいとい
っしゃるはず。そのよう
突破した。
都を撃破し、第一関門を
我らは5回コールドで京
知り尽くす者同士の戦い
も対戦し、互いに相手を
の打線。全国大会で何度
ずや優勝し、部員一同、
球場にて開催される。必
月4日から岐阜長良川
ットを打たれるも要所を
美味い酒を浴びるほど呑
年にわたりエースとし
締めて3回無失点と先発
むつもりである。
ど会務に時間を割くこ
スに命運を託した。
れたが、ここ一番、エー
最近、不調との声も聞か
隙のない走塁と長打力で
た。他方、横浜打線は、
︵会員 武藤 一久︶
所属している。特に法
とができるのは、ボス
得点を重ね、終わってみ
この冬おすすめの天文
現象は、 月 日に極大
中。理事者明けのためか、 の 役 割 を 十 分 に 果 た し
て君臨するレジェンド畑
勝負の二戦目。先発は、 は見応え十分。畑中はヒ
撃に耐えきれず7失点。
は、我らの足を絡めた攻
安打完封。イケメン津田
はない。元嶋は京都を2
しかし、投手は見た目で
に腹のへこまない元嶋。
ポテチ断ちをしている割
田。対する横浜先発は、
広げる許し難い好投手津
子マネにまでファン層を
ケメンで我がチームの女
一戦目は京都。相手先
発は、球は速いうえにイ
いが予想された。
場での決戦は、厳しい戦
のか、尾道のしまなみ球
京都・熊本を連破できる
火星、水星、木星、金星、
角だと、ベガ、アルタイ
土星︶の全てを見るとか、 よい︵たとえば夏の大三
この付近で観測可能な一
ル、デネブの中で、デネ
ブが群を抜いて地球から
個全部を一晩の間
等星
アなど、夜空に光る美し
どだ。都会の空に輝く数
けたことは幸いまだない。 に見る、といった贅沢な
いものであれば大抵なん
少ない星々をひとつひと
を横切るISSに手を振
空を見るのが好きだ。
どこにいても空ばかり眺
でも喜ぶ。肉眼で充分で
る。空の天辺に輝くみな
遠 い ︶。 そ の う ち エ ン ケ
ある。双眼鏡があればな
つ探して見つけていく作
な星空を堪能し
れたりした不幸⋮いや幸
ラドスあたりに居を構
およい。その姿はかなり
た。
うに見えるあの
う。
運な方も少なからずいら
星たちも、実際
教育に力を傾けてい
のおかげだ。感謝して
つだ。法科大学院時代
る。今年も、夏の法教
いる。
11
を迎える﹁ふたご座流星
日前後の夜、もし
なんと言って
も防寒対策はお忘れなく。
げて願い事を。くれぐれ
晴れていたら、空を見上
る。
期
である。
台中盤以降の
デスク
若手がダイヤ
記 者
モンドを走り
回る姿は、マ
リナーズ黄金
時代到来を確
全国大会は
信させる。
大関 亮子
古西 達夫
新倉
武
三浦 靖彦
大﨑
徹
吉田 正穂
田丸 明子
も若手の活躍
2試合通じ
ての勝因は、
なく絶好の観測条件であ
群 ﹂。 今 年 は 月 明 か り も
15
大会の切符を
12
手にした。
対1の大勝で全国
会務を積極的にやっ
ている。那覇での司法
育イベント﹁サマース
れば
に、親族法、相続法、
修習の際に指導担当弁
畑中対ボルケーノ熊本
目の現状と将来の展望
家族法演習︵各2単位
生や医療従事者に対す
を述べたい。
判選手権﹂の支援弁護
る医療安全教育・研修
15
いかしきれていないこ
とだ。医療関係訴訟事
た。幸いボスからは、
士を初めて経験した。
などに関わるなどし
絶妙なセーフティーバントを決める鈴木貴雄
今の課題は、薬剤師
という専門性を仕事に
クール﹂の広報を担当
訴訟事件を相当数扱っ
弁護士4年目を迎えて
件の新受件数は平成
この分野も得意であ
会務はどんどんやるよ
今は来年予定されてい
て、医療紛争の予防に
準備に忙しい。これほ
60
年をピークにして減少
る。前職の薬剤師から
うに言われている。現
る法教育センター設立
積極的に取り組みたい
新
傾向にある。今後は、
弁護士に転職した動機
在、常議員2期目を務
周年記念イベントの
医歯薬看護学部等の学
の一つは医療関係訴訟
めている。法教育委員
期
会員
坂本
真史
事件に携わることであ
会など4つの委員会に
と思う。
ったが、なかなか案件
10
仕事にはようやく慣
れてきた。
交通事故は、
護士から、会務はやる
に巡り会わない。
10
必修︶できびしく訓練
たので、得意分野の一
20
し た。﹁ 高 校 生 模 擬 裁
横浜マリナーズ
のが普通だと教えられ
10
された。おかげさまで
弁護士登録して早3
年 か月になる。4年
!
圧勝で全国大会へ!
16
16
テカポの星空
(カラーでお見せできなくて残念。)
64
(6)
横 浜 弁 護 士 会 新 聞
2 0 1 5 年 1 0 月 号( 第 3 3 3 号 )
空を見るという
贅沢