第20回国際老年学会inソウル理事長講演とスンイ大学との交流研修

第20回国際老年学会inソウル理事長講演とスンイ大学との交流研修歓迎式典
第20回国際老年学会が、6月23日(日)∼27日(木)韓国ソウル市内で開催され参加
してまいりました。学会は、THE 20th IAGG WORLD CONGRESS OF GERONTOLOGY AND GERIATRICS
−IT化を迎えた高齢社会(デジタルエイジング)健やかな老いとアクティブエイジング
への新しい展開−です。学会では、大久保理事長がシンポジウムで講演を行いました。
当法人は2年前よりソウル市内にあるスンイ大学との交流
を行っており、毎年20名ほどの学生が日本の高齢化の現状と
個室ユニット型の個別ケアを学びに訪れております。
韓国の高齢化率は日本ほど高くありませんが、2018年には
14%を超え高齢社会になると予想されています。韓国の介護
保険制度(正式名:老人長期療養保険制度)は2008年(日本
の介護保険制度は2000年)に始まりましたが、そういった意
味からも、日本の介護の現状が注目され参考になるようです。
そこで、今年からいよいよ介護の勉強をするための韓国か
シンポジウムでの講演
らのワーキングホリデーが始まりました。
今年度は、スンイ大学において介護を学ばれた卒業生が当
法人内の施設において、7月1日から12月27日までの約半年間
研修を行います。それに先立ち今回の訪韓で、スンイ大学に
おいて交流研修の歓迎式典が開催され、理事長始め法人代表
の役職員10名が大学を訪問しました。(写真)
スンイ大学総長歓迎のご挨拶
歓迎式典後の記念撮影
理事長お礼の挨拶
我々一行をスンイ大学総長を始めヤン先生、ソン先生など大学を代表する皆様が出迎
えて下さり、昨年度研修で来日した学生も待っていてくれました。
式典の挨拶では、スンイ大学総長はこれからの交流研修に期待を寄せられ、当法人理
事長も今後の積極的な交流を歓迎し、来日される方が安心して研修を行える住環境を用
意することを約束しておりました。
大学総長室でご挨拶
大学の歴史館で、ソン先生からスンイ大学の歴史の説明を受ける
また、ソウル市内にある高齢者福祉施設2カ所を視察し、韓国での高齢者施設の暮ら
しを見学させていただきました。
ソウル市立西部老人専門療養センター
日本で研修予定のユーさんも一緒に参加(中央)
いずれの施設もとてもきれいで、暮らしていらっしゃる高齢者の表情が明るかったの
が印象に残りました。ユニットケアにも取り組まれており、暮らしの場の各所にキッチ
ンがあり、少人数の介護が行われておりました。
青岩(チョンアム)老人療養院