平成27年産 水稲栽培歴 コシヒカリ・あきたこまち 栽培歴

−安全・安心−
平成27年産 おいしい
「お米」
のつくりかた
岡山西農業協同組合
◎優良品種への統一と種子更新。
◎有機物・土づくり資材の施用。
◎薄播きと健苗の育成。
おいしいお米の
つくりかたの要点
◎施肥の合理化と、水管理の適正。
◎適期防除による減農薬栽培。
◎適期収穫と乾燥・調製の適正化。
品種別出穂期・成熟期(目安)
生育過程(コシヒカリ)
漑
取
基肥
完熟堆肥約1,000kgの腐植酸に相当し地力増進と根の活力増
進に役立ちます。
K
3.6
10
10
20
20
重
2
P
燐
土
2
3.6
け い 酸 加 里 プ レ ミ ア 3 4
) 苦
用
6.6
30
M
生
N
30
B
早
施 用
2
(
君
焼
三 要 素
全量基肥
3.5
4.0
6.6
計
7.1
7.6
※コシヒカリを基準としているため、あきたこまちの場合は1∼2割程度増量する。
(2)2回施用 ※コシヒカリを基準としているため、あきたこまちの場合は1∼2割程度増量する。
(有機質肥料栽培−品種:コシヒカリを基準)
肥 料 名
岡
又
山
西
は
い
ち
武
ば
ん
蔵
( B M ) 苦 土 重 焼 燐
総量
基肥
穂肥
50
(55)
10
(0)
20
30
(35)
10
(0)
20
20
(20)
計
三 要 素
P
K
3.0
3.5
(6.6)
(6.6)
3.5
(0)
4.0
6.0
6.5
7.5
(5.5)
(6.6)
(10.6)
N
6.0
(5.5)
総量
施 用
N
P
K
6.0
6.0
6.0
種
40
40
燐
10
10
け い 酸 加 里 プ レ ミ ア 3 4
20
20
計
※コシヒカリを基準としているため、あきたこまちの場合は1∼2割程度増量する。
スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)対策
スクミンベイト3 2∼4Kg
4.0
9.5
総量
基肥
G
O
2
6
4
F
O
X
4
4
4
( B M ) 苦 土 重 焼 燐
け い 酸 加 里 プレミア 3 4
計
25
20
10
20
25
穂肥
20
N
3.0
2.8
三 要 素
P
4.0
0.8
3.5
5.8
8.3
10
20
K
3.5
2.8
4.0
10.3
2、低コスト施肥例
3.5
6.0
肥 料 名
10.0
早 生 種
L
焼
重
三 要 素
全量基肥
(緩効性肥料栽培−品種:コシヒカリを基準)
肥 料 名
総量
基肥
P K セ ー ブ エ コ 4 2 2
計
50
15
穂肥
追肥
田植7日後 1回目 2回目
10
15
10
※コシヒカリを基準としているため、あきたこまちの場合は1∼2割程度増量する。
※砂質田等では必要に応じて基肥にPK40号を20kg/10a施用する。
三 要 素
N
P
K
7.0
6.0
6.0
7.0
6.0
6.0
調製にあたっては整粒歩合八〇%以上の一等米に仕上げる。
籾の水分を測定し、張込量・送風温度︵外気湿度︶送風量に注意のこと。
︵青味籾率五∼二〇%︶
適期はおくれ穂を除いた穂の稔実もみの八〇%∼九五%が黄変したとき
穀 コンバイン収穫等生脱穀の場合は玄米粒が発生しないよう注意すること。
り
乾 燥 ・ 調 製 玄米水分を目標一五%に仕上げ過乾燥米をなくする。
脱
刈
ト
土
種 子 更 新 毎年種子更新をお願いします。
生
ー
) 苦
水 穂揃い後三〇∼三五日を基準とする。︵早期落水はさける。︶
早
コ
ら く だ
総量
※武蔵を使用する場合は
(BM)
若土重焼燐の施用はしなくてよい。
40kg
R
M
落
品質向上のためのケイ酸補給に、少量散布が可能な資材。
肥 料 名
ラ
トレボン粉剤DL四㎏
荒起前
(1)1回施肥 ①
B
肥 料 名
け い 酸 加 里 プレミア 3 4
1、省力施肥例
セ
カメムシ類
農閑期に早めに施用する。秋落田・排水不良田によい。
80kg
(
ウンカ類・ヨコバイ・
ン
ビームキラップジョーカー粉剤DL四㎏ ︵穂首出揃期︶
ミ
ウンカ類・カメムシ類
ヅ
}
ア
防除
∼
郎
∼
太
穂いもち
秋季
備 考
石灰窒素を20kg添加し、ミネラルG等の耕土培養資材と
ともに年内までにすき込む。
荒起前
れ
コブノメイガ
(1)1回施肥 ②
10a当り
(kg)
60kg
と
フタオビコヤガ
500kg
又 は
コブノメイガ
施用時期
200kg
G
︵イネアオムシ︶
穂いもち、紋枯病、ウンカ類、カメムシ類、ヨコバイ
秋季
ル
ハスラーS粉剤DL 三∼四㎏②
又は
イッカツエース粉剤DL 三∼四㎏ ①
ラ
)
}
ネ
ら
防除
ミ
わ
穂いもち・紋枯病
葉いもち、ウンカ類、メイチュウ、フタオビコヤガ
早 生 種
稲
もみ枯細菌病
肥 ︵第二回・施肥例参照︶
︵湛水散布︶
︵ 目標茎数︵二〇∼二三本︶が確保できたら早く︶
田面に軽く亀裂が入る程度。
草 中期除草剤︵除草剤の使い方参照︶
し 軽い中干しでガス抜き。
肥 ︵施肥例参照・活着後︶
イモチエーススタークル粒剤 3㎏
施用量
1
漑
ビルダーフェルテラスタークル箱粒剤② 50g/箱
◎各施肥例に共通の土づくり資材(いずれの施肥例にも下記の土づくりを前提とする)
肥 (
①①①①①①
② ②②②
灌
使用時期
出穂5∼12日前(収穫35日前まで)
① この施肥例は、中苗移植を基準にしているので、ポット成苗移植の場合は基肥は控え目に、穂肥
は幾分早目に施用する。
② 側条施肥田植機を使用する場合は、基肥の量を20∼30%程度減肥する。大豆、レンゲ跡地は基
肥を控えめに施用する。
③ 土壌条件、品種、栽培型、植付時期、生育状況、天候に応じて施肥時期、施肥量を調節する。
④ 土づくりは毎年の実行で効果が高まるので、稲わらは焼却せず、土づくり資材とともに秋季にす
き込みを励行する。
堆
断
フタオビコヤガ(イネアオムシ)
施 肥 例
土づくり資材
ウン カ 類
メイチュウ
穂
干
草 初中期一発除草剤︵除草剤の使い方参照︶
ビルダーフェルテラスタークル箱粒剤② ︵イネアオムシ対策︶
︵一箱当り五〇g︶
エバーゴルワイド箱粒剤③
ビルダープリンス粒剤①
植 葉令=稚苗二・五葉
中苗四葉
成苗五葉
防除
}
}
粒剤防除
2
9/10頃
10頃
9/ 5頃
間
=薬剤を散布した後は3∼4日間、落水・かけ
流しをしないように注意しましょう。=
3
成熟期
灌
土用干し
登熟期
8/5頃
5頃
8/1頃
1頃
︵倒伏軽減︶ ロミカ粒剤二∼三㎏ ︵出穂一〇∼二五日前︶
穂
肥 ︵第一回・施肥例参照︶
断
土 用 干 し
除
中
追
除
田
ヨコバイ・フタオビ
コブノメイガ
ウン カ 類
紋 枯 病
葉い も ち
除
草 初期除草剤︵除草剤の使い方参照︶
基 肥 施 用 ︵施肥例参照︶
種 中苗=田植前二五∼二八日 育苗日数の厳守
成苗=田植前三〇∼三五日
育 苗 管 理 温度管理に注意︵別記参照︶
稚苗=田植前一五∼一八日
播
︵カブレの恐れがあるのでゴム手袋を着用する。︶
苗箱はイチバン乳剤一〇〇〇倍液に瞬時浸漬する。
浸種・催芽
種 子 消 毒 別記参照
選
種
育苗箱の消毒
機 械 植 栽 培
土 づ く り 土づくり資材の施用︵別記参照︶
① ①①
② ②②②
③③③③③
4
10頃
7/10頃
7/ 5頃
下頃
6/下頃
中干し
(3)
出 穂期
5/15
15 頃
間
水管理
5
穂ばらみ期
15
6
(4)
幼穂形成期
20
本
コシヒカリ
あきたこまち
5 月
分げつ盛期
11月∼4月
種
活着期
生
田植期
早
(3)
本
分げつ曲線
1株当り
品 種 名
=ドリフト対策のため、より飛散しにくい剤型を選びましょう=
無効分げつ期
最高分げつ期
幼 穂
出穂期 成熟期
形成期
コ シ ヒ カ リ 7・10 8・5 9・10
あきたこまち 7・5
8・1 9・5
25本
理想的な
葉色曲線
(5)
カラースケール葉色度
=栽培管理日誌は必ず記帳しましょう=
主な作業と管理の要点︵赤字は基幹防除︶
※薬剤散布前に農薬のラベルを熟読し、
散布濃度、
時期、
回数に十分注意し、
使用基準を守りましょう。
コシヒカリ・あきたこまち 栽培ごよみ