昨年までのアメリカでの給食施設研修が、今年はヨーロッパ(コペンハーゲン・ミラノ)での給食施設研修 になりました。初海外の塩谷が今年は参加します!! 1 日目 6 月 8 日(日) 成田空港→コペンハーゲンへ 約 11 時間のフライトでコペンハーゲンに到着。 慣れない機内は大変でしたが、今日から始まる海外の旅にとてもワ クワクしています。時差はサマータイムなので 7 時間。現地時間で 午後 5 時頃到着し、まだまだ1日は終わりません。 夜はホテル内でオリエンテーションを 行いました 。 自己紹介から始まり、お 酒も進み、話が弾みました。デンマーク では、ポーク料理がポピュラーだと聞い ていましたが、スープにも次にでたサラ ダにもたっぷりの海老が…。 2 日目 6 月 9 日(月) AM ネストヴェス市市役所にてセミナー コペンハーゲンからバスで 1 時間ほど移動しネストヴェス市へ。 デンマークの高齢者介護福祉政策についてのレクチャーをうけました。 デンマークではなんと労働者の 70%以上が 有資格者なんだそうです。労働者は収入の 約半分を税金として納めるそうですが、18 歳 までの歯の治療や高齢者の医療、介護などが 税金でまかなわれるなど手厚く保障されています。 PM キルデマクセントレット高齢者福祉施設視察 ユニット型の施設で9棟に分かれています。 「できないことに焦点を合わせるのではなく、できることに焦点をあわ せてのばす」を基本にサービスを行ってるそうです。 食事も入居者がそれぞれ意見を出し合い、作る。それだけでも、 アクティブにイキイキと生活ができるといいます。 1つのユニットの中庭。家庭菜園をしみんなで料理を作ります。 とても広く、緑がたくさんあったのが印象的でした。 ユニット内には約 150 名が入れるパーティー部屋があり、 年 8 回くらい使用するそうです。 3 日目 6 月 10 日(火) AM ウエスト病院視察 この病院では、他に 3 ヶ所の病院の食事も作り、冷却運搬しています。 食事の選択などオンラインでコンピューターで管理されています。 食材費は 1 日 38~39DKK くらい。しかし、入院費や 食事代などは税金でまかなわ れるため、個人負担はない。 国の違いですね。 夕食のオープンサンド。 彩りも良く、おいしそう!! PM コペンハーゲン市内研修 バスで観光地をまわり、最後にストロイエ付近で自由行動。 食器で有名なロイヤルコペンハーゲ アンデルセンで有名な人魚姫の像。足をさわると ン。かわいい食器がたくさん!! 願い事が叶うといわれていて(本当かどうか?) 思わずおみやげに買ってしまいました 足だけがピカピカでした。 (笑) アマリエンボー宮殿前 デンマークの王室は、家のすぐ前まで 公開しています。日本では考えられ ません。警備している軍隊さんに、 お仕事中お願いして写真を撮らせて もらいました。 4 日目 6 月 11 日(水) コペンハーゲンを発ち、イタリア・ミラノへ 3 日間コペンハーゲンに滞在し、朝から約 2 時間のフライトでミラノへ移動しました。 コペンハーゲンの空はいつも本当に青く キレイで、日本でこんなに見上げることは 無かった。ミラノも楽しみです。 PM ミラノ市内研修 ドゥオモ スフォルツェスコ城 19 世紀に完成した聖堂で 世界最大級のゴシック建築 最も高い塔の頂には聖母 マリア像「マドニーナ」 が輝く。 中には、大きく色鮮やかな ステンドグラス。新約聖書 を題材に描かれているそう です。とてもきれいでした。 屋上に登ると、マリア像が 近くで見れて、市街も 見渡すことができ、 5 日目 6 月 12 日(木) AM よい眺めでした。 カサ・ディ・ロッポ=ピエロ・レダエリ老人専門病院 施設はレジデンス病棟、リハビリ病棟と大きく2つに 分けられています。全体で 500~600 名分の食事を 提供しています。 倉庫 に はい ろ んな 種 類の パ スタ や チー ズ がた く さん あ りま し た。 カートの上に湯をはって、その上に バットをおき保温し、配膳する。 居室で、本人の希望のものや、量を確認しながら盛付をするそうです。 PM カステッリーニ財団福祉施設 メレニャーノ 1984 年にカーザ・リポーゾ・ディメレナーノの名で創設し、 2000 年には非営利財団となった。大きく分けて2棟より成り立つ。 ①カステッリーニ棟:自己管理が難しい患者専用施設。末期患者 10 名 を収容できる看護エリアと、植物状態患者専用のベッドが 6 台ある。 ②ジョヴェンザーナ棟:アルツハイマー患者専用のエリアが2つあり、 38 名までの患者が病状のレベルによって、ケアーされている。 収容人数は全体で約 350 人。 AM9:00~PM6:00 の間 MAX30 名 までのデイケアも行っている。 栄養士はいなく、コック長がメニューを作成し、医師が確認し実施しているそうです。 1 ヶ月を1サイクルとし、夏・冬の献立を準備している。 6日目 6月13日(金)オプショナルツアー コモ湖&フォックスタウン終日観光ツアー ミラノからバスで約1時間北に向かいコモ湖に到着。 ここは、日本でいう軽井沢のような別荘地。 湖の周辺には著名人の別荘が所狭しと建てられて ありました。 遊覧船で湖畔巡り!! 湖の上は涼しくて、風が 気持ちよかったです。 ここに、とても急な角度のロープウェー が走っていました。 コモ湖でのクルージングの後は、フォックスタウンへ。 フォックスタウンとは、スイス国境を越えてすぐのところにある アウトレットショッピングモールです。ショッピングの時間も たっぷりあり、大満足でした。 夜はさよならパーティーがあり、とうとうミラノ最後 の夜となりました。カンツォーネの演奏があり、 最後にはみんなで輪になって踊ってしまうほど、 とても盛り上がり、楽しい思い出となりました。 7・8日目 6 月 14 日(土) ・15 日(日)ミラノを発ち、コペンハーゲンを経由して日本へ帰国 不安だらけの初海外はあっという間でしたが、たくさんの経験が出来、とても充実したものになりました。 “百聞は一見に如かず”まさにこのことわざ通り。自分の目で見て、感じたこと。一生の宝物になると思い ます。今後もたくさんの栄養士に参加し、自分自身で世界を見てもらいたいです。きっと、必ず何かが変わ るはずです!!
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