アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社 パートナー・アライアンス本部 部 智

エンタープライズで利⽤が急増している
Red Hat on AWSの優位性
2015年11⽉4⽇
アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
パートナー・アライアンス本部
⽵部 智実
レッドハット株式会社
サービス事業統括本部
ソリューションアーキテクト
平 初
本⽇のアジェンダ
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Amazon Web Services(AWS)を取り巻く現状
AWSをご採⽤頂いている理由
Red Hat社とのパートナーシップ
Red Hat on AWSが実現するソリューション
まとめ
Amazon Web Servicesを
取り巻く現状
「クラウドファースト」
ITインフラの導⼊を検討する際はまずクラウドでできないか考える
⽇経コンピュータ 2013年 1/24号
「クラウドファーストが常識に
– ユーザ企業 100社の選択」
事例企業⼀覧(抜粋)
・ケンコーコム様(SAP on AWS)
・UMCエレクトロニクス様(SAP on AWS)
・あきんどスシロー様
・ミサワホーム様
・東急ハンズ様
…etc
クラウドファーストから
約2年半が経過。。。
Cloud Has Become The New Normal
クラウドは今やニューノーマルに
数字が⽰す「クラウド利⽤」への流れ
IT投資全体は横ばい
〜減少傾向
※2014年 国内IT市場規模は、14兆1,584億円、
前年⽐成⻑率0%
出展:IDC Japan: http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20140130Apr.html
クラウド利⽤は
右肩上がり
※2012年〜2017年の年間平均成⻑率は27.8%、
2017年の市場規模は2012年⽐3.4倍の3,178億円
出展:IDC Japan: http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20130401Apr.html
AGC旭硝⼦様
•  メインフレームで稼働させていた基幹
システムを刷新し、AWS上で稼働
•  今後も順次クラウドへ移⾏予定
•  AWSの利⽤により下記を実現!
–  安価にBCP対策
–  5年ごとのH/W更改が不要
–  企業グループ全体のIT統制の実現
–  インフラコストの削減
–  運⽤管理の負荷低減
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株式会社ローソン様
•  業務系システムのAWSへの全⾯移⾏
•  店舗・基幹系、本部・EC(電⼦商取引)系含め
て、15〜17のシステムで検討もしくは既にAWS
の利⽤を開始
•  本番環境におけるEC2の利⽤インスタンス(仮想
サーバー)数は200〜500
•  2016〜2018年にかけて、SCM(サプライ・
チェーン・マネジメント)とCRM(顧客関係管
理)を統合した次世代基幹系システムをAWS上
に構築し、本部系から店舗系までの各システム
も順次AWSに移⾏する⽅針を打ち出していた。
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NTTドコモ様
•  「しゃべってコンシェル®」のインフラで利⽤
•  当初5名で始めたプロジェクトが、2,000以上のインスタンスを
使う規模に成⻑
•  スケールするメリットを⽣かした、クラウドネイティブなアーキ
テクチャ
•  “早く作って逐次改良、少⼈数の共同責任で開発”
株式会社ファーストリテーリング様
•  年率20%の成⻑とグローバル
展開に対応できるスケーラビ
リティー
•  100以上のアプリを1,300以上
のEC2インスタンスを稼働。
–  200億/⽉のリクエスト
–  ピークでは10万 Request/sec
–  45Gbpsのデータ流量
グループ執⾏役員 CIO
⽟置 肇様
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•  「出来るだけ早い段階で基幹
システムもAWS上へ持って⾏
きたい」
http://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/fast-retailing/
ソニー銀⾏様
  ⾏業務システム、社内業務システム、⼀般向けシステムの基盤として
銀
AWSを利⽤
•  ドキュメント管理、管理会計、リスク管理などのシステムを順次AWSへ
 セキュリティについて詳細に確認後、採⽤を決定
•  クラウドセキュリティの正しい理解
•  FISC安全対策基準への適合性確認
•  ソニー銀⾏独⾃のシステムリスク分析
 5年で約37%のコスト削減メリット
 得られた導⼊効果
•  拡張性
•  HW保守対応、HW障害対応
•  ライセンス
•  ⾮稼働時コスト、ピーク時コスト、⾒込拡張コスト
•  耐障害性向上、復旧時間短縮
•  BCP対応
AWS Summit 2014資料より抜粋
なぜエンタープライズ企業のお客様は、AWSを
選ばれたのか?
経験と実績
機能 + イノベーションのスピード
お客様とパートナー様とのエコシステム
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AWSをご採用頂いている理由
1)経験と実績-AWSの歴史
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 2006年
⽶国で、クラウドストレージ=Amazon
S3
1
クラウド仮想サーバ=Amazon EC2のサービスを開始
 2009年
仮想プライベートクラウドサービス=Amazon
VPC
1
RDBサービス=Amazon RDSを開始
 2011年3⽉
世界で5番⽬のリージョンとして、
1
⽇本に東京リージョン(データセンタ群)を開設
 現在
世界11か所のデータセンター群と、
1
50拠点を超えるエッジロケーション網で、
50を超えるサービスを提供中
2)AWSがご提供する50以上のサービス
Professional
Services
Support
Partner
Ecosystem
Training &
Certification
Virtual
Desktop
Sharing &
Collaboration
Analytics
App Services
Hadoop
Queuing &
Notifications
Real-time
Streaming Data
Developer Tools & Operations
Transcoding
Workflow
App
Streaming
Data
Pipelines
Identity
Management
Access
Control
Compute
Storage
(VMs, Auto-scaling
& Load Balancing)
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Deployment
Resource
Templates
Security &
Pricing Reports
Technical &
Business Support
Business
Email
Enterprise Applications
Mobile Services
Identity
Sync
DevOps
Email
Data
Warehouse
Regions
Account
Management
Solutions
Architects
(Object, Block
and Archival)
Application
Lifecycle
Management
Search
Resource &
Usage Auditing
CDN
Availability
Zones
http://aws.amazon.com/jp/products/ Platform Services
Containers
Mobile
Analytics
Event-driven
Computing
Key Management
& Storage
Databases
(Relational,
NoSQL, Caching)
Push
Notifications
Monitoring
& Logs
Administration
& Security
Networking
Core Services
(VPC, DX, DNS)
Points of
Presence
Infrastructure
2)イノベーションのスピード
•  累計で900近いサービスと新機能の紹介
•  40以上のメジャーなサービス発表
Frankfurt Region
AWS Storage
Gateway
Amazon SES
AWS Elastic
Beanstalk
Elastic Load
Balancing
Amazon EBS
Amazon
CloudFront
2008
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Auto Scaling
Amazon VPC
Amazon RDS
2009
Amazon SNS
AWS
CloudFormation
Amazon
ElastiCache
AWS Identity
& Access
Management
AWS Direct
Connect
Amazon Route 53
GovCloud
2010
2011
Amazon
Dynamo DB
Amazon
CloudSearch
Amazon SWF
Amazon Glacier
Amazon Redshift
AWS Data
Pipeline
2012
Amazon Elastic
Transcoder
AWS Directory
Service
AWS OpsWorks
Amazon
CloudHSM
Amazon
AppStream
Amazon
CloudTrail
Amazon
WorkSpaces
Amazon Kinesis
2013
Amazon Cognito
Amazon Mobile
Analytics
Amazon Zocalo
Amazon EC2
New Instances
T2
R3
2014
3)パートナー様とのエコシステム
ビジネスアプリケーション
アナリティクス
セキュリティ
ネットワーク/ストレージ
開発/運⽤
データ連携
“AWS ESPカタログ”検索下さい
http://aws.typepad.com/aws_partner_sa/2015/06/how_to_use_esp-catalog2015.html
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3)⽇本でも20,000以上のお客様
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Red Hat社とのパートナーシップ
EC2
Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)
アベイラビリティゾーンA
アベイラビリティゾーンB
リージョン
任意のゾーンに
1
分散配置可能
• 
• 
• 
• 
数分で起動し、1時間ごとの従量課⾦で利⽤可能な仮想サーバ
スケールアップ/ダウン、アウト/インが即座に可能
OSのライセンス費⽤もEC2の料⾦に含まれるオプションも⽤意
x86系のOSをサポートし、⾃由にソフトウェアインストール、セットアップが可能
世界に広がるAWSインフラストラクチャ―
オレゴン
GovCloud
ダブリン
フランクフルト
北京
バージニア
東京
カリフォルニア
シンガポール
サンパウロ
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全てのリージョンで利⽤可能!
シドニー
様々な商⽤ライセンスをAWSに持ち込み可能
主要なアプリケーション
(*) JP1,HiRDB,uCosminexus Application Serverにて対応。
ライセンスの持込み
1時間単位での従量課⾦
○
○
○
○
○
△
○
△
○
○
(*)
SAP on AWS導⼊企業が⽇本で100社を突破
HANA on AWSのプラットフォームとして
•  AWS上でHANA on RHELの利⽤が可能に!
Red Hat on AWSが実現する
ソリューション
パートナーシップ
Amazon Web ServicesとRed Hat
Red Hat Premier Certified Cloud Provider
世界で第1号の認定クラウドプロバイダー(2009年)
AWS上で利用可能なRed Hat製品群
インスタンスの選び方
On Demand or Reserved
On Demand
Instance
with RHEL
Reserved
Instance
with RHEL
EC2
EC2
時間単位でEC2インスタンスと
RHELを利用可能
1年 or 3年
1年間または3年間単位で
EC2インスタンスとRHELを
利用可能
※長期利用の割引が適用される
RHELの選び方
OS込み or Cloud Access
EC2 Instance
with RHEL
EC2 Instance
EC2
EC2
時間単位でEC2インスタンスと
RHELを利用可能
RHELのサポートはAWSから
提供される
※レッドハットから買う必要なし
RHEL
Cloud Access
(BYOS-Bring Your
Own Subscription)
+
AWSからOS代金をチャージされない
特別なインスタンスを提供
ユーザーは、毎年必要な本数を
レッドハットから購入する
RHEL7のライフサイクル
更新パッケージを適用を続けることで、
2024年まで安全な状態で使えます!
http://www.redhat.com/rhel/lifecycle
Amazon EC2での
パッケージデプロイ
AWSサポート
(RHEL付き時間課金インスタンス)
※AWS サポートのエンジニアがベストエフォートで基本的
な設定やトラブルシュートをお手伝いいたします。
必要に応じてAWS よりRed Hat 社へ問い合わせを行います。
Red Hat Cloud Access
(BYOL: RHEL持ち込みインスタンス)
パッケージ管理システム
l 
l 
Red Hat Enterprise Linux中のすべてのアプリ
ケーションおよびライブラリは RPMパッケージで
管理されます
RPMパッケージの導入/変更/削除のための
Yum Package Managerがあります
パッケージ署名
あなたがお使いのLinuxシステムのRPMパッケージの出どころは?
Red Hatの署名済みRPM
utils.el6.x86_64.rpm
野良RPM
utils.el6.x86_64.rpm
# rpm --checksig -v utils.el6.rpm
utils.el6.rpm:
Header V3 RSA/SHA256 Signature, key ID fd431d51: OK
Header SHA1 digest: OK (0109db6198b0cbc4526211f74bf874fad86457b1)
V3 RSA/SHA256 Signature, key ID fd431d51: OK
MD5 digest: OK (38623d52d3112f62baefb02dcad944b4)
# rpm --checksig -v utils.el6.rpm
utils.el6.rpm:
Header SHA1 digest: OK (82d165dd9eab62256cff99d5e04f730e9a70ea15)
MD5 digest: OK (89610d823bf3926094ea1355f96052df)
RHEL7はOSを再定義する
RHEL7で搭載されたテクノロジー
GRUB2
Systemd
FirewallD
NetworkManager
※デフォルトに昇格
Docker/Kubernetes
Docker/Kubernetes
管理サーバー (Kubernetes)
兼 Docker Repository
Docker
Repository
Docker
コンテナー
をプッシュ
コンテナー実行ホスト
RHEL Atomic Host
手元のマシンからプライベートのDockerリポジトリにコンテナーを格納し、
RHEL Atomic Hostの上ではDockerコンテナーを稼働させることができます。
Docker/Kubernetesを組み合わせることでDev/Ops環境を実現します。
Kubernetes環境における
ハイブリッドクラウド型の運用例
Docker
コンテナー
をプッシュ
Docker
Repository
AWS
EC2上のRHEL Atomic Hostへ
コンテナーをデプロイ
Amazon
VPC
Kubernetesでオンプレミスおよび
EC2上のRHEL Atomic Hostを一元管理
スケーラブルNASソリューション
Red Hat Gluster Storage on AWS
各ノードのEBSの合計容量が大きなNASに!
PBクラスまでスケールアウト可能
Gluster
Native
オブジェクトストレージ
OpenStack
Swift API
EBS
EBS
EBS
NASプロトコル
EBS
NFSv3/v4
CIFS
Red Hat Gluster Storage on AWS
AWS TestDriveについて
アマゾンで、NASを試す!
セットアップ済みの環境を
最大5時間まで無償でご評価頂けます。
http://aws.amazon.com/jp/testdrive/redhat/
本セッションのまとめ
本セッションのまとめ
ü  クラウドは「ニューノーマル」に。クラウド活⽤で浮いた
リソースを、成⻑分野へ投資して頂きたい。
ü  エンタープライズのお客様が、1.経験と実績、2.機能とス
ピード、3.お客様とパートナーのエコシステム、により
AWSをご選択。ユーザーコミュニティーなどを活⽤して、
ご納得できる情報を得て頂きたい。
ü  Red Hat社とAWSはパートナーシップにより、お客様へ
多くの選択肢をご提供しています。