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目次
CursorFX の概要 … …………………………………………………………………… 2
必要動作環境…………………………………………………………………………………… 2
CursorXP からテーマをインポートする…………………………………………………… 2
CursorFX コントロールパネルの概要… …………………………………………… 3
マイカーソル…………………………………………………………………………… 4
マイカーソル…………………………………………………………………………………… 4
マイカーソル クイックリファレンス… …………………………………………………… 7
タイトル………………………………………………………………………………… 7
エフェクト……………………………………………………………………………… 8
マウスイベントに効果を付ける……………………………………………………………… 8
トレイル……………………………………………………………………………… 10
サウンド……………………………………………………………………………… 11
カーソルを追加……………………………………………………………………… 12
テーマをインポートする…………………………………………………………………… 12
設定…………………………………………………………………………………… 13
外観タブ……………………………………………………………………………………… 13
影タブ………………………………………………………………………………………… 14
オプションタブ……………………………………………………………………………… 16
テーマエディタ……………………………………………………………………… 17
ファイルフォーマットの処理方法………………………………………………………… 17
テーマの作成………………………………………………………………………………… 18
エディタ概要………………………………………………………………………………… 19
アニメーションスクリプト………………………………………………………………… 20
ルーピング…………………………………………………………………………………… 22
入れ子ループの例…………………………………………………………………………… 23
アクティベーションについて……………………………………………………… 25
テクニカルサポート………………………………………………………………… 26
1
CursorFX の概要
CursorFX はカーソルマウスを着替えさせることのできるユーティリティです。また新しい
テーマやアクションを作ったりすることもできます。
必要動作環境
・ Windows XP (32-bit) or Windows Vista (32-bit)
・ 100 MB 以上のハードディスク空き容量
・ 512 MB RAM
CursorXP からテーマをインポートする
旧バージョンである CursorXP のテーマをダウンロードした場合、CursorFX は自動的にコ
ンバートします。
CursorFX をインストールした後、CursorXP のテーマをダブルクリックしてインポートす
れば、自動的にコンバートし、正しくインポートされます。
2
CursorFX コントロールパネルの概要
CursorFX を実行する場合は、
[スタート]メニューから[Stardock]− [CursorFX] と選
択すると、CursorFX のコントロールパネルが表示されます。[CursorFX] コントロールパネ
ルでは、メインウィンドウの左側にメニュー、右側にカーソルテーマリストが表示されます。
[現在のテーマ]ボックスはテーマが選択されるまで、何も表示されません。いったんテーマ
が選択されると、ボックス内にテーマが表示されるので、カーソルに適用されているテーマ
(スキン)がわかります。
テーマをクリックした後、
[適用]をクリックすると、
選択したテーマがこのボックスに表示されます。
テーマをクリックして選
択した後、アイコンをク
リックするとプレビュー
できます。
[適用]ボタンをクリックすると、選択したテーマを
現在のテーマにします。これにより、カーソルのスキ
ンを即座に変更できます。
カーソルのテーマを表示し、そこから選択してすぐに適用できます。
アニメーションエフェクトのリストを表示します。
カーソルを動かしたときのトレイル(軌跡)を設定します。
カーソルをクリックしたりしたときのサウンドを設定します。
カーソルをダウンロードできるサイトに接続します。
アピアランスやシャドウ、オプションを変更します。
ソフトの詳しい情報を表示します。
3
マイカーソル
CursorFX メニューからテーマを選択すると、標準、ヘルプ、ビジィ、ウィンドウのサイズ
変更など様々な状態に対してカーソルのスキンを変えられます。状態によってテーマが似てい
るけれど若干異なるスキンがカーソルに与えられます。CursorFX メニューの他のオプショ
ンから、アニメーション効果の追加、追加カーソルパッケージ ( テーマ ) のダウンロード、設
定変更、CursorFX に関する情報取得などができます。
マイカーソル
CursorFX コントロールパネルのメインで、現在のテーマを表示するボックス、利用できる
テーマのリストおよび 2 つのボタン ([新規パッケージ]と[適用]) が表示されます。初め
て CursorFX を実行させたときは[現在のテーマ]ボックスには何も表示されません。いっ
たんテーマを選択すると、選択したテーマがボックスにコピーされるので、使用中のテーマが
わかります。
現在のテーマ
CursorFX を実行する前に使用していたスキンが「Windows 既定のカーソル」で、通常は
Windows のインストール時に使用されたグラフィックスになります。
「Windows 既定のカー
ソル」に戻る場合は、このテーマを選択して[適用]をクリックするだけで、カーソルが定常
状態に戻り、現在のテーマが「Windows 既定のカーソル」に変更されます。
4
テーマ
各カーソルテーマはテーマのサンプル ( カーソルの定常状態 )、名称 (CursorFX Default な
ど )、バージョン番号 (v1.0 など )、作者 ( または制作した企業:by Stardock Design な
ど ) から構成されます。テーマをクリックすると、6 つのボタンが表示されます。
このボタンはテーマに関する情報を提供します。テーマ名、作者、バージョン、作者の
ウェブサイト、電子メール、説明が表示されます。
[OK]ボタンまたは右上隅にあるクロー
ズアイコン[X]をクリックすると、表示が閉じて、コントロールパネル画面に戻ります。
このボタンは削除ボタンです。選択したテーマを CursorFX から消去します。
このボタンはデフォルトのウェブブラウザを立ち上げ、Stardock Design (http://
www.stardockdesign.com/)のウェブサイトを表示します。
このボタンはデフォルトのEメールプログラムを実行します。自動的に Stardock
Design 宛てのメールを表示します。
5
このボタンはテーマプレビューで、カーソルの状態ごとのスキンが表示されます。
選択したテーマに対するカー
ソル状態 ( 動作 ) ごとのスキン
を表示します。
ここで[選択]ボタンをクリックすると、このテーマに変更され、コントロールパネルのメイ
ン画面に戻ります。
[適用]ボタンをクリックすると、このテーマに変更されますが、コントロールパネルのメイ
ン画面には戻りません。
最後はテーマエディタで、スキン ( グラフィックス )、アニメーション用フレーム、
ホットスポットの変更や特殊効果の記述に使用します。テーマエディタについてはテー
マエディタの項で詳細に説明しています。[File]メニューをクリックして終了するか、[X]
ボタンをクリックしてテーマエディタを閉じると、コントロールパネルに戻ります。
テーマにはカーソル、
特殊効果、トレイル、
サウンドを含めるこ
とができます。
これらのプロパティは各タブで異なります。ホット
スポット、フレーム、スクリプトなどが含まれます。
カーソルの各状態と関連する
スキンがここに表示されます。
6
テーマを選択して適用したら、
[X]ボタンで CursorFX を閉じてください。
カーソルテーマコントロールパネルの下部に[新規パッケージ]ボタンがあります。このボタ
ンをクリックすると、テーマエディタが開きます。テーマエディタを用いて、自分のスキン
テーマを作成できます。
マイカーソル クイックリファレンス
カーソルテーマを選択
する
リスト上のテーマにカーソルを合わせて左ボタンを一度ク
リックした後、
[適用]ボタンをクリックするか、ダブルクリッ
クします。
1. 任意のテーマにカーソルを合わせて左クリックした後、
ボタンをクリックします。プレビュー画面に変わって、
カーソルの状態ごとのスキンが表示されます。コントロー
ルパネルの主画面に戻すときは、[X]をクリックします。
テーマをプレビューする
テーマを選択する場合は、ステップ 2 に進んでください。
2. この画面でテーマを選択する場合は、[選択]ボタンをク
リックするとメイン画面に戻り、選択したテーマが現在の
テーマボックスにコピーされます。
[適用]ボタンをクリッ
クすると、変更が実行されます。
Windows のデフォルト
に戻す
テーマのプロパティを
見る
テーマリストの一番上にある[Windows 既定のカーソル]を
クリックし、[適用]ボタンをクリックします。
テーマをクリックすると、それがハイライトされます。
アイコンをクリックすると、テーマプロパティウィンド
ウが開き、テーマに関する情報が表示されます。
消去するテーマにカーソルを合わせてクリックします。
テーマを消去する
アイコンをクリックします。確認を求めるダイアログボッ
クスが開きますので、「はい」を選択してください。
消去しない場合は「いいえ」を選択します。
タイトル
7
エフェクト
カーソルにアニメーション効果を付ける場合は、最初にカーソルテーマを適用しなければなり
ません。ここではテーマとして[CursorFX Default]が選択されています。
このリストは 3 つのボタン ( 左、中、右 ) に対する各マウスボタンイベン
ト ( 動作 ) を表示します。各イベントとは押す、離す、ダブルクリックの
ことで、それぞれに独自の効果を持たせられます。
利用できる効果を示します。左欄に表示されたマウス
イベントに適用できます。
この画面で、マウスのイベント ( 動作)ごとにカーソルにアニメーション効果を付けることが
できます。イベントとはマウスの左ボタンを押す・離すなどの動作です。左ボタンを押したと
きに表示させる効果や左ボタンを離したときに表示させる効果をマウスの個々のイベントごと
に割り当てられます。
[現在のエフェクト]リストは、マウスの各イベントとそれに割り当て
られている効果があれば、それを表示します。
利用できる効果が右欄に表示されます。スクロールして全てを表示できます。各効果について
フルアニメーション効果とその名称が表示されます。
マウスイベントに効果を付ける
左ボタンを押したときに効果を付ける場合は、選択されていなければ、ここをクリックして選
択します ( オレンジ色に変わります )。
8
例として、ここでは[Blue circle multiple]を使用します。
[利用可能なエフェクト]リス
トにある効果 (Blue circle multiple) をクリックします。
選択した項目がオレンジ色に変わります。最後に、画面の下部にある[適用]ボタンをクリッ
クすると、この変更が実行されます。画面上で左ボタンを押してみてください。ボタンを押す
とエフェクトが表示されます。マウスを移動させながら、何度もクリックすると、エフェクト
が何度も画面上に表示されます。
9
トレイル
[トレイル]メニュー選択をクリックすると、カーソルテーマに追加できる各種アニメーショ
ントレイル効果が表示されます。トレイル効果は、画面上でマウスを移動させると見える効果
です。
リストからトレイルを選んでここでマウスカーソルを動かすと、適用しな
くてもトレイルの効果を試すことができます。
[適用]ボタンをクリック
すると選択したトレイル
を適用します
トレイルのリストです
デフォルトでは[なし]が選択されています。つまり、トレイル効果は使用しないということ
です。トレイル効果を選択する場合は、所望の効果のところまでスクロールさせて、それをク
リックした後、[適用]をクリックするだけです。たとえば、[Blue pings]効果を使用する
場合は、
[Blue pings]にカーソルを合わせてクリックします。
リストで選択した状態で、
[選択したトレイルのプレビュー]の上でマウスカーソルを動かす
と、プレビューを見ることができます。
[適用]をクリックすると選択したトレイルが適用されます。
トレイル効果をオフにする場合は、
[なし]をクリックした後、[適用]をクリックします。
10
サウンド
[サウンド]メニュー選択をクリックすると、各種イベントのときに使用するサウンド効果が
表示されます。
このリストはマウス 3 つのボタン(左、中、右)に対する各マウスボタン
イベント ( 動作 ) を表示します。各イベントとは押す、離す、ダブルクリッ
クのことで、それぞれに独自の効果を持たせられます。
利用できるサウンドを示します。左欄に表示されたマ
ウスイベントに適用できます。
11
カーソルを追加
[カーソルを追加]メニューオプションをクリックすると、http://desta.jp へのリンクが表
示されます。このサイトで CursorFX 用追加カーソルパッケージやデスクトップをカスタマ
イズするオプションを取得できます。
テーマをインポートする
CursorFX のテーマは .CursorFX 形式で配布されます。
.CursorFX 形式のファイルをダウンロードしたら、ダブルクリックすれば自動的にインポー
トされます。
12
設定
[設定]をクリックすると、カーソルテーマをさらにカスタマイズする方法が多数表示されま
す。
[外観]
、
[影]
、
[オプション]という 3 つのタブがあり、タブを用いて変更を実行できま
す。タブの上にプレビューボックスがあり、通常のカーソルのサンプルが表示されています。
変更を実行すると、色やサイズなどが変わります。テーマ[CursorFX Default]の例を下図
に示します。
各タブをクリックすると、色、サイズ、影の角度、平滑さ、ミラー、ぼか
しなどが変更できます。
設定を変更すると、それに合わせてプレビューボック
ス内のカーソルも変化します。
外観タブ
[外観]タブでは、色相(青、赤、黄、緑)、明るさ、コントラスト、透過(透明 / 不透明)お
よびサイズを選択できます。特徴ごとにスライダーを用いて、カーソルを所望の設定に変更し
ます。スライダーアイコンをクリックし、マウスのボタンを押しながらマウスを左右にドラッ
グ(移動)させ、ボタンを離すだけです。スライダーの位置を変えると、カーソルが変化して
表示されます。カーソルテーマによって、変化への反応が分かりやすいものと、そうでないも
のがあります。
13
右上の[リセット]ボタンをクリックすると、3 つのタブすべてに対してスライダーの設定が
デフォルト値に戻ります。デフォルト値とは、CursorFX を最初にインストールしたときの
スライダーの位置です。カーソルに変更を行なって、[適用]をクリックした後、[リセット]
をクリックして、再度[適用]をクリックすると、カーソルに行なった変更がそのテーマのデ
フォルトに戻ります。
影タブ
影の種類:シンプル
次に、[影]タブをクリックすると、影の設定が表示されます。デフォルトでは影のタイプは
[シンプル]に設定されています。スライダーアイコンを移動させると、プレビューボックス
のカーソルが変わっていきます。カーソルへの変更を固定するためには、
[適用]ボタンをク
リックしなければなりません。
シンプルモードのクイックリファレンス
輪郭(ぼかし)
影の輪郭のぼやけ具合を設定します。
濃さ
影の濃さを設定します。
無効
カーソルの影を表示しません
影(横位置)
マウスカーソルからみた影の横位置を設定します。
影(縦位置)
マウスカーソルからみた影の縦位置を設定します。
14
影の種類:ダイナミック
ダイナミックモードとは、光の高さとカーソルの高さの設定に基づいて、カーソルの影の位置
が変化することです。画面上でカーソルを移動させると、画面上 ( またはモニターの前 ) にあ
る固定の光源にとの位置関係応じて影の位置も変わります。
天井に 1 つだけ明るい電球が灯った部屋にいると考えてみてください。室内を移動すると電
球(光源)に対する立ち位置によって影の方向が変わるでしょう。電球に近づくと影は足元に
落ち、離れると影も長く伸びていきます。動的影では、カーソルにも同じことが起こるのです。
光源の高さは[光源(高さ)
]設定を変更することによって制御できます。
[カーソルの高さ]を変えると、( 電球が取り付けられた ) 天井に対する ( 室内で立っている )
床の距離が変わります。つまり、カーソルの高さが高いほど部屋の天井高が高くなり、光が離
れ、影が長くなります。逆にカーソルの高さが低いほど、天井が近くなり、影も短くなります。
このタブには、変化の見えやすい設定とそうでもない設定があります。
ダイナミックモードのクイックリファレンス
輪郭(ぼかし)
影の輪郭のぼやけ具合を設定します。
濃さ
影の濃さを設定します。
無効
カーソルの影を表示しません
光源(横位置)
左から右に動かすと、光源が左から右に移動します。
光源(縦位置)
左から右に動かすと、光源が Y 軸に沿って上から下へ移動し
ます。
光源(高さ)
左から右に動かすと、光源が画面に近くなります。
カーソルの高さ
左から右に動かすと、カーソルが画面から遠くなります。
15
オプションタブ
[オプション]タブでは、
[カーソルの動きの滑らかさ]、[反転]、[ホットキー]などの追加オ
プションを選択できます。
Windows Vista 専用
Windows Vista で Aero が 有 効 に な っ て い る
ときのみ、[エアロ効果]という項目が表示され、
CursorFX プレビュー領域の下にデスクトップの
壁紙がうっすらとぼやけて見えます。これにより、
カーソルが壁紙上でどのように見えるのかがわかり
ます。このオプションは Windows XP では表示さ
れません。
オプションのクイックリファレンス
カーソルの動きの滑ら
かさ
ホットキー
反転
スライダーアイコンを左に移動させると、カーソルの反応が
鋭くなり、右に移動させると反応はゆっくりになりますが滑
らかになります。
CursorFX でカーソルテーマを有効 / 無効にするホットキー
の組み合わせを、変更または削除できます。
チェックすると、カーソルが左右反転します。
左利きの方はチェックすると使いやすいでしょう。
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テーマエディタ
CursorFX Theme Editor を用いて、既存のカーソルテーマの編集や新規テーマパッケージ
の作成ができます。既存のテーマを編集する場合は、テーマを選択して、CursorFX Theme
Editor アイコン
をクリックします。新規テーマパッケージを作成する場合は、
[マイカー
ソル]の下部にある[新規パッケージ]ボタンをクリックします。
ファイルフォーマットの処理方法
.CursorFX は CursorFX の独自のファイルフォーマットで、既存のテーマやテーマエディタ
で作成するテーマに対して使用されます。
CursorFX のファイルフォーマットの特徴
・ バイナリファイルです。
・カーソル、効果、トレイル、スクリプト、グラフィックスなど様々なコンテンツ型をバン
ドルできます。
・ CursorFX でのみ開けられます。
・オリジナルグラフィックス (PNG) を抽出させません。
・作者やバージョンなどのメタデータをバンドルできます。
・圧縮して最小サイズにできます。
CursorFX 形式は旧バージョンの .CurXPTheme ファイルの読み出しもサポートしていま
す。.CurXPTheme ファイルをインポートして、共通カーソルリストに表示できます。エディ
タにも開けられますが、.CursorFX としてセーブできるだけです。
.CursorFX 形式のファイルに以下の要素しか含まれていなかった場合:
エフェクト
トレイル Effects パッケージとみなされ、CursorFX コントロールパネル
の Effects リストに表示されます。
Trailas パッケージとみなされ、CursorFX コントロールパネルの
Trails リストに表示されます。
CursorFX にはカーソルに加えて効果やトレイルを含めることもできます。 その場合、現在
ロードされている効果やトレイルをそのテーマの効果 / トレイルに書き換えるか否かを尋ねら
17
れます。逆に、効果やトレイルを現在のカーソル / 効果 / トレイルの組み合わせに適用するこ
ともできます。
テーマの作成
同時に複数のテーマを開いて、異なるテーマ間で要素をコピー&ペーストできます。
・テーマごとにカーソル、特殊効果、トレイル ( タブ付きページ ) を含められます。
・カーソルを定常状態と押された状態にグループ分けします。つまり、マウスボタンが押さ
れているとき、押された状態のカーソルが使用できる場合は CursorFX はそれを表示し、
使用できない場合は定常状態のカーソルを表示します。
グラフィックス
CursorFX では 32 ビット PNG グラフィックス (RGB + アルファチャネル ) ファイルフォー
マットのみを使用できます。CursorFX にインポートする際の画像の画素単位での最大サイ
ズはありませんが、画像が大きい ( たとえば 600 × 600 あるいは 1000 × 1000 画素 ) ほ
どメモリ容量と処理能力が多く必要になります。ご使用中の CPU において CursorFX の負
荷が重い場合は、画像の画素数を小さくしてみてください。
アニメーションはフレームの単一水平ストリップに実装し、PNG としてセーブしなければな
りません。CursorFX がインストールされているフォルダにある AniUtil.exe を用いて、分
割フレームのバッチを選択して、自動的に最適化された PNG ストリップを構築できます。こ
こでの「最適化」はテーマを使用する際のランタイムメモリを節約する上で非常に重要です。
AniUtil は選択したすべてのフレーム上に未使用(ブランクあるいはゼロアルファ)マージ
ンがあると、それを自動的に検出して、PNG ストリップを構築する際にそれらを削除します。
こうして、すべてのフレームで見える画素 ( アルファが許容値以上 ) を含めながら、共通フ
レームサイズを必要最小にします。
[New Job] をクリックすると、
最適化するストリップを選択でき
ます。
[Redo Job] をクリックすると、
設定などを変更した後繰り返しま
す。
0 以上の数字を入力すると、許容
値を変更できます。許容値未満の
画素がすべて削除されます。
チェックすると、ストリップが最
適化されます。チェックしない
と、ストリップの実行が遅くなり
ます。
18
エディタ概要
イベントの一覧
イベントごとに別々のプロパティ
を設定できます。
表示されているカーソルが Normal(ボタンが押されていない)
Normal / Pressed
か Pressed(ボタンが押されている)かを示します。
[View Pressed State]/ [View Normal State]で表示を
切り替えます。
特定の状態のマウスカーソルを表示します。
○に斜線が入っているものは、グラフィックが設定されていま
Hot Spot X / Y
Center
Frames
せん。
十字はカーソルが指している場所を示します。
カーソルが指している場所を変更します。
実際に指している場所は、見本の十字で確認してください。
カーソルが指している場所を中心に置きます。
アニメーションのフレーム数です。
アニメーションしない場合は1を指定します。
19
Loop
Interval between
frames
Alternate animation
Scripted Animation
Import graphics
Remove this cursor
Trails per second
チェックするとアニメーションを繰り替えします。
アニメーションのフレーム間の時間を指定します。
1000 が 1 秒となります。50 は 1 秒間に 20 フレームとな
ります。
チェックすると、アニメーションを順再生、逆再生を繰り返し
ます。
特別実行ステップ、各種タイミング、タイムライン、ループな
どをマニュアルで指定できます。
PNG ファイルを閲覧して、現在のアイテムのグラフィックス
にインポートし関連付けます。
選択しているカーソルを削除します。
トレイルのみ表示されます。
1 秒間に表示するトレイル数を入力します。
アニメーションスクリプト
スクリプトを作成することにより、独自のカーソルテーマ作成に真の力が与えられます。特別
実行ステップ、各種タイミング、タイムライン、ループ ( 繰り返しステップ ) などマニュアル
で指定できます。アニメーションスクリプトの作成に関して次の規則があります。
・ スクリプトは 1 つ以上のトークンで構成する。例 :1,3000(2 トークン)または 6-10
(1 トークン)
。
・ トークンは 1 つ以上のフレームの実行とそのタイミング ( 間隔 ) を定義する。
・ CursorFX は第一トークンから最終トークンまで実行し、その後自動的にループする。
・ トークンは return(Enter キー ) またはセミコロン ";" によって分離できる。
・ フレーム間隔はハイフン " − " で分離できる。
・ タイミングは ",ms" をつけて指定する。
・ ループ ( 繰り返しステップ ) を含める場合は、予約語 repeat を使用し、その後にループ
回数を続ける。
・ ループを止める場合は、予約語 end repeat を使用する。
・ ループは入れ子 ( ループの中にループを作る ) にできる。
20
スクリプトの例
1,3000
2-5,30
6-10
9-6
7-10
9-2,60
次に、このスクリプトの各行について説明します。
ステップ
トークン
説明
1
1,3000
3000ms(3 秒 ) 間第 1 フレームを表示します。
2
2-5,30
次 に、 第 2 フ レ ー ム か ら 第 5 フ レ ー ム ま で、 フ レ ー ム 間 隔
30ms で再生します ( 約 32FPS)。
次に、第 6 フレームから第 10 フレームまで再生します。タイミ
3
6-10
ングは指定されていません。( ステップ 2 から )30ms と仮定し
ます。
4
9-6
5
7-10
6
9-2,60
10
次に、第 9 フレームから第 6 フレームまで逆再生します。タイミ
ングは指定されていません。30ms と仮定します。
次に、第 7 フレームから第 10 フレームまで再生します。タイミ
ングは指定されていません。30ms と仮定します。
最後に、第 9 フレームから第 2 フレームまで周波数を落として逆
再生します (60ms、約 16FPS)。
アニメーションはループし ( ステップ 1 に戻って )、3000ms(3
秒 ) 間第 1 フレームを表示します。
まとめると、このスクリプトではフレームを次の順序で表示します。
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 9, 8, 7, 6, 7, 8, 9, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1。
21
ルーピング
ルーピング ( あるいは反復 ) は 1 つ以上のステップを繰り返す強力なテクニックです。ループ
では開始 (repeat X、X= ループ回数 ) と終了 (end repeat) を指定します。
単純なループの例 :
1-4,30
repeat 2
5-10
9-4
end repeat
次に、このスクリプトの各行について説明します。
ステップ
トークン
1
1-4,30
2
repeat 2
3
5-10
4
9-4
5
説明
第 1 フレームから第 4 フレームまで、フレーム間隔 30ms で再
生します。
ループを 2 回繰り返すと宣言し、ループを開始します。
第 5 フレームから第 10 フレームまで再生します。タイミングは
指定されていません。( ステップ 1 から )30ms と仮定します。
次に、第 9 フレームから第 4 フレームまで逆再生します。タイミ
ングは指定されていません。30ms と仮定します。
end
1 度目のループが終了しました。コマンド (repeat 2) をチェッ
repeat
クして、次の行に進みます。
6
repeat 2
7
5-10
8
9-4
1 度目のループが終了しました。コマンド (repeat 2) をチェッ
クして、次の行に進みます。
第 5 フレームから第 10 フレームまで再生します。タイミングは
指定されていません。( ステップ 1 から )30ms と仮定します。
8 9-4 次に、第 9 フレームから第 4 フレームまで逆再生します。
タイミングは指定されていません。30ms と仮定します。
22
9
end
repeat
ループを終了します。ステップ 6 に戻ります。2 度目のループが
終了しました。コマンド (repeat 2) をチェックし、ループを停
止し、スクリプトを終了します。
まとめると、このスクリプトではフレームを次の順序で表示します。
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4。
入れ子ループの例
repeat 2
1-3,30
repeat 3
4-6
end repeat
end repeat
次に、このスクリプトの各行について説明します。
ステップ
トークン
説明
1
repeat 2
ループを 2 回繰り返すと宣言し、外ループを開始します。
2
1-3,30
3
repeat 3
4
4-6
5
end
repeat
第 1 フレームから第 3 フレームまで、フレーム間隔 30ms で再
生します。
ループを 2 回繰り返すと宣言し、内ループを開始します。
第 4 フレームから第 6 フレームまで再生します。タイミングは指
定されていません。30ms と仮定します。
入れ子の内ループを終了します。ライン 3 に戻って 2 度目のライ
ン 4 を繰り返します。そして、3 度目に、ループを終了する ( 出
る ) 前にライン 6 を続けます。
ここでライン 1 に戻ります。1 度目のループが終了しました。ラ
イン 2 に進んで、二度目のループを開始します。そして、ライ
6
end
ン 3 で、ループを 3 回繰り返す ( ライン 4) と告げます。ループ
repeat
が終了したら、ライン 6 に進みます。次に、ライン 2 に戻って、
ループした回数 (2 回 ) をコマンド repeat 2 と比較して、ループ
を停止し、スクリプトを終了します。
23
まとめると、このスクリプトではフレームを次の順序で表示します。 1, 2, 3, 4, 5, 6, 4, 5,
6, 4, 5, 6, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 4, 5, 6, 4, 5, 6。
アニメーションの記述には多くの力があることがおわかりでしょう。各フレームの表示時間、
マウスボタンの押し離し、選択したフレームの繰り返しなどを制御することによって、独自性
の高いテーマを作成できます。想像力を働かせて、いろいろと試してみてください!
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アクティベーションについて
本ソフトウェアはインストール後にインターネット経由でアクティベーションをが必要となり
ます。
アクティベーションの詳細につきましては以下の Stardock 社の Web サイトをご覧ください。
http://www.stardock.com/StardockActivationInfo.asp
アクティベーションにつきましては Stardock 社で行っております。株式会社サイバーフロ
ントではサポート外とさせていただきますのでご了承ください。
25
テクニカルサポート
ソフトに関する技術的なお問い合わせは、弊社ユーザーサポート係にご連絡下さい。
ユーザーサポート
TEL:052-779-6549
受付時間:土 ・ 日・祝日を除く 11:00 ~ 12:00 / 13:00 ~ 17:00
お問い合わせの際には、必ず下記の事項をご確認ください。
スムーズにご案内できますよう、ご協力のほどよろしくお願いします。
■ソフトのシリアル番号
■お買い上げいただきました商品名
■ OS の種類・バージョン名(例:Windows XP SP4 , Vista など)
■ご使用のパソコンのメーカー名・機種名
■ご使用のパソコンのスペック
・CPU とクロック周波数(例:Pentium4 1GHz など)
・メモリ容量
・ハードディスク容量と空き容量
・グラフィックカード名・VRAM 容量
・サウンドカード名
・DirectX のバージョン(DirectX9.0 など)
■不具合の具体的な状況、およびエラーメッセージ等
株式会社サイバーフロント
〒 140-0014 東京都品川区大井 4-6-1 サクラビル 4 F
http://www.cyberfront.co.jp
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