太陽光発電用パワーコンディショナ

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太陽光発電用パワーコンディショナ
型名:PPS-103TB1J
PPS-103TB1
PPS-992TB1J
PPS-992TB1
取扱説明書
※PPS-103TB1/PPS-992TB1 は JET 非認証機です
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[ 安全にお使い頂くために ]

本書および装置本体には,お客様や他の人々への危害や財産への損害を未然に防ぎ,安全にご使用
頂くために守って頂きたい事項を示しています。
ご使用前に本書を良くお読みの上,正しくお使いください。

本書では,安全上の注意事項のランクを「警告」と「注意」とに区別してあります。
警告
この表示を無視して誤った取扱をすると,人が死亡または
重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して誤った取扱をすると,人が障害を負う
注意
可能性および物的損害のみの発生が想定される内容を示し
ています。
※なお,「注意」に記載した事項でも,状況によっては重大な結果に結びつく可能性があります。いず
れも重要な内容を記載していますので必ず守ってください。
また,上記のシンボル以外に下記に示すシンボルも併用しています。
図記号の意味
この図記号は注意を促す事項を示しています。
△の中に具体的な注意事項(左図の場合は一般的な注意)が描かれています。
この図記号は禁止(してはいけないこと)を示しています。
の中に具体的な禁止内容(左図の場合は一般的な禁止項目)が描かれてい
ます。
この図記号は強制(必ずしなければならないこと)を示しています。
●の中に具体的な指示内容(左図の場合は一般的な強制項目)が描かれてい
ます。
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目次
1.
安全上の注意事項 ............................................................................................................................... 4
1.1.
据付け上の注意事項 .................................................................................................................... 4
1.2.
配線上の注意事項 ........................................................................................................................ 4
1.3.
運転操作上の注意事項 ................................................................................................................. 5
1.4.
点検上の注意事項 ........................................................................................................................ 6
1.5.
廃棄上の注意事項 ........................................................................................................................ 6
2.
設置環境と保管 ................................................................................................................................... 7
3.
パワーコンディショナ各部の名称と働き ........................................................................................... 8
4.
3.1.
装置の構成 ................................................................................................................................... 8
3.2.
信号端子台の詳細 ...................................................................................................................... 10
運転・停止 ........................................................................................................................................ 13
4.1.
注意事項..................................................................................................................................... 13
4.2.
停止→運転 ................................................................................................................................. 13
4.3.
運転→停止 ................................................................................................................................. 13
4.4.
連系運転及び自立運転間の切替え方法 ..................................................................................... 14
4.4.1 連系運転制御中から自立運転モードへの切替え方法........................................................... 14
4.4.2 自立運転制御中から連系運転モードへの切替え方法........................................................... 14
5.
表示操作パネルの操作方法 ............................................................................................................... 16
5.1.
表示操作パネル各部の名称と働き ............................................................................................ 16
5.2.
運転状態と保護履歴の表示 ....................................................................................................... 17
5.2.1.
自立/連系モード LED の点灯表示仕様 .............................................................................. 17
5.2.2.
運転状態表示 ...................................................................................................................... 18
5.2.3.
保護履歴表示 ...................................................................................................................... 18
5.3.
6.
メニューモード (計測表示・ユーザ設定) ................................................................................. 19
5.3.1.
計測値の表示 ...................................................................................................................... 19
5.3.2.
ユーザ設定 .......................................................................................................................... 22
5.3.3.
CPU バージョンのメニューモード表示内容と動作遷移 .................................................. 30
5.3.4.
日射計感度設定方法 ........................................................................................................... 31
5.3.5.
積算電力プリセット方法 .................................................................................................... 32
異常時の対処方法 ............................................................................................................................. 33
6.1.
注意事項..................................................................................................................................... 33
6.2.
保護コード表示がされない場合 ................................................................................................ 33
6.3.
保護コードが表示される場合 .................................................................................................... 34
6.3.1.
主としてパワーコンディショナ側の保護 ( P コード ) ..................................................... 34
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6.3.2.
主として電源を保護 ( d コード ) ...................................................................................... 37
6.3.3.
警告表示 ( C コード ) ........................................................................................................ 38
7.
保護機能および警告の種別と動作 .................................................................................................... 39
8.
定期点検 ............................................................................................................................................ 43
9.
仕様 ................................................................................................................................................... 44
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1. 安全上の注意事項
1.1. 据付け上の注意事項
注意

「2 設置環境と保管」の使用環境で使用してください
装置寿命短縮の原因となる場合や,故障・損傷・劣化などにより,火災
などの原因となるおそれがあります。

据付けは重量に耐える所に取り付けてください
落下してけがのおそれがあります。

可燃物を近くに置かないでください
火災の原因となるおそれがあります。

異物を装置内部に侵入させたり,吸気口・排気口部分に付着させないで
ください
感電,けが,火災,事故の原因となるおそれがあります。
1.2. 配線上の注意事項
警告

配線工事は専門業者に依頼してください
配線工事に不備がある場合,感電,火災の原因になることがあります。

メンテナンス員以外の方は,カバー類を外したり,分解および改造等を
行わないでください
感電の原因となるおそれがあります。

装置を停止しても入出力端子に触らないでください
入出力端子までは電圧が印加されているため,感電のおそれがあります。

作業をする場合は,太陽電池出力がないことを確認し,交流出力ブレー
カおよび太陽電池ブレーカをオフしてください
感電の原因となるおそれがあります

アース線を必ず接続してください
感電,誤動作の原因となるおそれがあります
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1.3. 運転操作上の注意事項
警告

装置を停止しても入出力端子に触らないでください
入出力端子までは電圧が印加されているため,感電の原因となるおそれ
があります。

濡れた手で運転スイッチ,操作パネルを操作しないでください
感電の原因となるおそれがあります。

異常,損傷,へこみ等がある装置を運転しないでください
感電,けが,火災,事故のおそれがあります。直ちに販売店または最寄
りの営業所にご連絡ください。
注意

初回装置稼働後は設定値を変更しないでください
故障,事故の原因となるおそれがあります。

装置の運転・操作は手順通り行ってください
誤操作により装置故障や事故の原因となるおそれがあります。

運転中は装置に触らないでください
やけどやけがの原因となるおそれがあります。

通電中にカバー類に触れないでください
やけどやけがの原因となるおそれがあります。

通電中にカバー類を外さないでください
感電のおそれや,誤動作の原因となります。

運転スイッチが「運転」の状態で,太陽電池断路スイッチを開閉しな
いでください
火災の原因となるおそれがあります。
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1.4. 点検上の注意事項
警告

メンテナンス員以外の方は,カバー類を外したり,分解および改造等を
行わないでください
感電のおそれがあります。

装置を停止しても入出力端子に触らないでください
入出力端子までは電圧が印加されているため,感電のおそれがあります。

作業をする場合は,太陽電池出力がないことを確認し,交流出力ブレー
カおよび太陽電池ブレーカをオフしてください。
感電のおそれがあります。内部に高電圧が残るため,60 分以上経過して
から作業を開始してください。

装置に水をかけたり,濡れぞうきん等で清掃しないでください
感電や装置故障の原因となるおそれがあります。

清掃時にシンナー等の有機溶剤は使用しないでください
装置故障や事故の原因となるおそれがあります。
1.5. 廃棄上の注意事項
注意

廃棄する場合は,必ず販売店または最寄の営業所にご相談ください
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2. 設置環境と保管
表 1:設置環境と保管条件
電源系統
三相 3 線式 V(S)相接地 (Δ結線 V 相接地專用)
使用周囲温度
-20℃ ~ +50℃
(40℃以上では高温時出力制限が働く場合があります。
)
相対湿度
95%以下 (結露しないこと)
高度
標高 0 ~ 2000m
設置時保有距離
地上高 500mm 以上,上部 300mm 以上
左右 300mm 以上,前面 700mm 以上
設置角度
後方への傾き 15°以内
設置環境
屋外または屋内(屋内設置の場合は高周波騒音に御注意ください)

日本国内

塵埃を著しく受けない場所

腐食性ガス,可燃性ガス,鉄粉のない場所

振動および衝撃のない場所

直射日光のあたらない場所(南中前後 3 時間)

塩害地域でない場所(オプションにて塩害対応可能)
-20℃ ~ +55℃
保管温度
保管が 3 カ月を超える場合は,電解コンデンサの劣化を考慮し,
周囲温度を 5~35℃としてください。また,長期間保管する場合
は,2 年未満に 1 回連系運転を行ってください。2 年以上経過し
た場合,ご使用前に通電作業が必要となります。
注意

三相 3 線 V(S)相接地系統以外へは装置を接続しないでください
装置故障の原因となります。上記以外の系統へ接続する場合は絶縁トラ
ンスが必要となります。販売店または最寄りの営業所へご相談くださ
い。

2 年以上保管した場合は,ご使用前に通電作業が必要です。
電解コンデンサ漏れ電流の増加により,装置発熱・故障のおそれがあり
ます。販売店または最寄りの営業所にご連絡ください。弊社へ送付いた
だき,通電作業を行う必要があります。
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3. パワーコンディショナ各部の名称と働き
3.1. 装置の構成
9.制御電源切り換えコネクタ
14.冷却ファン(側面内部)
11.太陽電池用ブレーカ
13.吸気フィルタ(側面)
14.冷却ファン(側面内部)
13.吸気フィルタ(側面)
1.表示操作パネル
2.終端抵抗スイッチ
12.断路スイッチ
10.試験端子
4.太陽電池入力端子台
3.信号端子台
5.配線口カバー
8.交流出力ブレーカ
15.自立出力端子台
7.安全アース(接地)端子
6.排気フィルタ
図 1: 装置の構成と各部の名称
(主回路保護カバー,配線カバー取り外し状態)
警告

メンテナンス員以外の方は,カバー類を外したり,分解および改造等
を行わないでください
感電のおそれがあります。

連系保護機能の試験(リレー試験)時以外は主回路保護カバーを取り外
さないでください
感電の原因となるおそれがあります。
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表 2: 各部の名称と働き
1
表示操作パネル
運転・停止操作、連系・自立の切り換え
7 セグメント LED により、運転状況、計測値等の表示
各種設定値の設定
2
終端抵抗スイッチ
通信用終端抵抗のオン・オフ用スイッチ
工場出荷時は OFF に設定されています。
3
信号端子台
入出力信号端子台
4
太陽電池入力端子台
太陽電池からの配線用端子台
5
配線口カバー
交流・アース・太陽電池・信号用配線の入線口カバー
6
排気フィルタ
異物侵入防止フィルタ
7
安全アース(接地)端子
商用電源系統のアース線(接地線)を接続
8
交流出力ブレーカ
商用電源系統の交流電圧を開閉するブレーカ
9
制御電源切り換えコネクタ
通常、制御電源は直流側から給電されます。コネクタを差換
えることにより、夜間等の太陽電池出力が得られない時にも
制御電源を駆動することが可能
10
試験端子
保護リレー試験用コネクタ
11
太陽電池用ブレーカ
太陽電池出力の直流を開閉するブレーカ
12
断路スイッチ
太陽電池出力の直流を開閉スイッチ(開閉能力は無いため、
「11.太陽電池ブレーカ」をオフしてから操作してください)
13
吸気フィルタ
異物侵入防止フィルタ
(左右 2 個所)
14
冷却ファン
主回路素子の冷却用ファン
(2 台×左右 2 個所)
15
自立出力端子台
自立出力を給電する回路を接続してください。
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3.2. 信号端子台の詳細
外部機器・装置と接続することが可能です。接続方法については,設置手順書をご覧ください。
図 2: 信号端子台
表 3: 外部 → パワーコンディショナ
項目
記号
極性
E1
入力信号仕様
端子の開または閉にてパワーコンディシ
無電圧接点
DC12V, 20mA
外部停止
(1 台当り)
E2
ョナを停止することができます。無電圧
接点を装置(E1,E2)へ入力します。開・
閉は表示操作器にて選択が可能です。
気温データを RS485 通信により通信機器
THA
気温
機能/動作方式
3 線式 Pt100
THB
(4 線式も可)
THB’
(計測装置等)へ伝送します。気温計は装置
へ直接入力することが可能です。ノイズ
の影響を受けやすいため,電力線とは配
管を別々にしてください。
日射データを RS485 通信により通信機器
IR+
(計測装置等)へ伝送します。日射計は装置
+
へ直接入力することが可能です。日射計
日射計出力
日射
(0~10mV)
IR-
-
感度は、工場出荷時 7.00mV/kW/㎡に設
定されていますが、設定パネルにより、
6.00~7.99 まで 0.01 刻みで設定すること
ができます。また、ノイズの影響を受け
やすいため,電力線とは配管を別々にし
てください。
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項目
記号
極性
Y1P
+
入力信号仕様
予備入力データを RS485 通信により通信
予備 1
機器(計測装置等)へ伝送します。トランス
4~20mA
Y1N
-
Y2P
+
デューサ出力等の 4~20mA 信号を装置へ
入力します。
予備入力データを RS485 通信により通信
予備 2
機器(計測装置等)へ伝送します。トランス
4~20mA
Y2N
機能/動作方式
デューサ出力等の 4~20mA 信号を装置へ
-
入力します。
表 4: パワーコンディショナ → 外部
項目
記号
連系運転
R1
接点
系統異常
極性
出力信号仕様
機能/動作方式
連系中または非連系中の状態出力を行い
無電圧 a 接点(*)
R2
ます。パワーコンディショナ連系運転中
に無電圧 a 接点を閉じます。
連系保護機能の動作状態を出力します。
K21
無電圧 a
接点(*)
連系保護機能動作時に無電圧 a 接点を閉
接点
K22
じます。
インバー
K11
インバータ保護機能の動作状態を出力し
無電圧 a 接点(*)
タ異常接
点
K12
WP
圧 a 接点を閉じます。
出力トリ
ップ
出力電力を 4~20mA (12kW = 20mA)信
+
ACW 信号
4~20mA 信号
WN
-
号で出力します。出力端子の負荷は 0~
250の範囲で接続可能です。
K31
無電圧 a 接点
K32
ます。インバータ保護機能動作時に無電
MCCB1 の AL 補助接点を出力する。
トリップ時に無電圧 a 接点を閉じます
(*) 接点容量:AC125V, 0.5A または,DC24V, 1.0A(負荷抵抗 cos=1)
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表 5: 外部 ⇔ パワーコンディショナ
項目
外部通信
(非反転,反
転,S.G)
記号
極性
S+
+
S-
-
S.G
Gnd
信号仕様
機能/動作方式
通信機器(計測用パソコン等)とのデータ
RS485
通信を行います。通信設定を正しく行っ
てください。
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4. 運転・停止
4.1. 注意事項
本装置の運転操作を行う前に,
「1.3 運転操作上の注意事項」を必ずお読みください
注意

運転スイッチが「運転」の状態で,太陽電池断路スイッチを開閉しな
いでください
火災の原因となるおそれがあります。
4.2. 停止→運転
以下の操作により,連系条件が成立している場合,表示部に「rUn」を表示し連系運転を行います。
運転・停止条件の詳細は P14 表 6「運転・停止条件」を参照してください。
(1) 交流出力ブレーカを ON する
(太陽電池用ブレーカより先に交流出力ブレーカを ON してください)
(2) 太陽電池断路スイッチを ON する
(3) 太陽電池用ブレーカを ON する
(4) 表示操作パネル上の「自立/連系」スイッチを「連系モード」にする
(5) 表示操作パネル上の「運転/停止」スイッチを「運転モード」にする
(注)
外部通信設定を正しく行っていない場合,通信異常アラーム「C01」が表示されることが
あります。誤った設定の場合でも運転することは可能ですが,表示は「rUn」にはなりません。
4.3. 運転→停止
以下の操作により表示部に「oFF」を表示し、連系運転または自立運転を停止します。運転・停止条
件の詳細は P14 表 6「運転・停止条件」を参照してください。
(1) 表示操作パネル上の「運転/停止」スイッチを「停止」にする
(2) 長期間装置を運転しない場合は以下の操作を行ってください
・太陽電池用ブレーカを OFF
・太陽電池断路スイッチを OFF
・交流出力ブレーカを OFF
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4.4. 連系運転及び自立運転間の切替え方法
4.4.1 連系運転制御中から自立運転モードへの切替え方法
(1)
表示操作パネルの「運転/停止」スイッチを「停止」にする。
(2)
表示操作パネルの表示部に「oFF」が表示され,連系モード LED(緑)が消灯することを確認し,
交流ブレーカを OFF する。
(3)
表示操作パネルの「自立/連系」スイッチを「自立」にする。
(4)
表示操作パネルの「運転/停止」スイッチを「運転」にし,自立モード LED(橙)が点灯し,表示
部に「StAnby」が表示されることを確認する。
(5)
自立運転条件が成立した後,自立運転が開始される。
4.4.2 自立運転制御中から連系運転モードへの切替え方法
(1)
表示操作パネルの「運転/停止」スイッチを「停止」にする。
(2)
表示操作パネルの表示部にカウントダウン「PF xxx」が表示され,自立モード LED(橙)が消灯
することを確認し,交流ブレーカを ON する。(xxx はカウントダウン値を意味する)
(3)
カウントダウンが終了し「oFF」が表示されたことを確認し,表示操作パネルの「自立/連系」
スイッチを「連系」にする。(*)
(4)
表示操作パネルの「運転/停止」スイッチを「運転」にし,連系モード LED(緑)が点灯し,表示
部に「StAnby」が表示されることを確認する。
(5)
連系運転条件が確定した後,連系運転が開始される。
(*)カウントダウン中に「自立/連系」スイッチを「連系」にし,
「運転/停止」スイッチを「運転」
にした場合でも,カウントダウン中は連系運転を開始しません。
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表 6: 運転・停止条件
運転条件
(ゲートブロック解除条件)
以下の条件がすべて成立した場合
1. 本体 運転スイッチオン
2. 信号端子台 外部停止信号(E1, E2)解除
受電後,運転可能状態となる
ま で , 連 系 待 機 時 間 (10,
3. 外部通信(S+, S-, S.G)による RS485 通信待機
解除(有効設定の場合)
150, 250, 300 [s]) 待つ必要
4. 保護未発生(停止なしの保護を除く)
があります(下線太字は工場
5. (入力電圧≧起動電圧設定値)を 10sec 継続
出 荷 設 定 )。 7 セ グ メ ン ト
6. 遠隔出力制御整定値が 0(kW)で無い。
LED に,PF□XXX にてカウ
起動電圧設定値:260、275, 330, 350 [V]
ントダウン表示を行います。
(下線太字は工場出荷設定)
(起動電圧により MPPT 動作範囲が異なる)
停止条件
以下の条件のいずれか 1 つでも成立した場合
(ゲートブロック
1. 本体 運転スイッチオフ
かつ RY 開放条件)
2. 信号端子台 外部停止信号(E1, E2)有効
3. 外部通信(S+, S-, S.G)による RS485 通信待機
(有効設定の場合)
4. 保護発生(停止なしの保護を除く)
5. 入力電圧 ≦ 停止電圧 150V
6. (直流入力電力 ≦ 300W)を 20min 継続
or 100W 以下 1 分間継続
7. 遠隔出力制御整定値が 0(kW)
。
※ 運転条件が整った場合でも,日射量等により連系運転ができないことがあります。
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5. 表示操作パネルの操作方法
5.1. 表示操作パネル各部の名称と働き
(1)
(8)
連系モード
自立モード
(9)
(4)
▼
▲
運転
(5)
連系モード
(2)
(6)
MENU
ESC
(3)
停止
ENT
自立モード
(7)
長押し:MENU
図 3: 表示操作パネルの構成
表 7: 表示操作パネルの各部名称と動作
No
名称
動作
(1)
7 セグメント LED
運転状態,保護コード,設定値,計測値等の表示
(2)
運転/停止 スイッチ
パワーコンディショナの運転・停止スイッチ
(3)
自立/連系 スイッチ
自立運転,系統連系運転のモード切替えスイッチ
(4)
▼釦(ボタン)
表示項目の切り替え
(5)
▲釦(ボタン)
表示項目の切り替え
(6)
MENU/ESC 釦(ボタン) MENU 画面呼び出し(2sec 長押し)
表示項目からのリターン(1 回押し)
(7)
ENT 釦(ボタン)
表示内容の選択・決定
(8)
連系モード LED (緑)
系統連系運転モード状態表示 LED
(9)
自立モード LED (橙)
自立運転モード状態表示 LED
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5.2. 運転状態と保護履歴の表示
6 桁の 7 セグメント LED により,現在の運転状態と保護履歴の表示を行います。表示内容および釦
(ボタン)操作の動作遷移を図 4 に示します。
運転状態表示
保護履歴表示
ENT
rUn
1.□□○XX / ZZZZZ
(ESC)
▼
oFF
運転/停止SW "停止"
StAnby 運転待機状態
roL□oF
遠隔出力制御による待機中
AdJSt
補正待機中
rUn
運転中
dXX 連系保護
PXX インバータ保護
CXX その他の保護
PF□XXX 待機時間
Acc on 制御電源設定不一致
保護履歴 1
▲
2.□□○XX / ZZZZZ
保護履歴 2
16.□□○XX / ZZZZZ
保護履歴 16
<記号内容>
ENT
▲
▼
MENU
(ESC)
確定釦押し
▲釦押し
▼釦押し
MENU/ESC釦を2sec長押し
MENU/ESC釦押し
□
_
X
Z
/
○
無表示桁
アンダースコア
計測値,設定値
積算時間
切り替え表示
保護コード
*180秒間ボタン操作がない場合,
自動的に運転状態表示へ切り替わる。
図 4: 運転状態および保護履歴表示の動作遷移
5.2.1. 自立/連系モード LED の点灯表示仕様
表 8:自立/連系モード LED の点灯表示仕様
連系モード
自立モード
LED (緑)
LED (橙)
イニシャルモード
消灯
消灯
連系
連系運転モード
点灯
消灯
自立
自立運転モード
消灯
点灯
運転/停止スイッチ
自立/連系スイッチ
モード
停止
―
運転
運転
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5.2.2. 運転状態表示
運転状態に応じ 7 セグメント LED に状態表示を行います。
表 9: 運転状態表示内容
LED 表示内容(例)
状態
停止
運転待機
内容
運転スイッチの「停止」
運転スイッチが「運転」であるが,運転
条件を満たさないため運転待機中
運転/停止スイッチが「運転」であるが,
運転待機
遠隔出力制御による指令が 0%であるた
め運転待機中
補正待機中
連系運転
内部センサの補正による待機中
連系運転中
連系保護(d)のコード番号「XX」と運転
または
連系保護
状態の表示。連系運転中は「on」,保護停
止中は「oF」表示。
パワコン保護(P)のコード番号「XX」と
または
パワコン保護
運転状態の表示。連系運転中は「on」,保
護停止中は「oF」表示。
その他の保護
警告
その他の保護(C)による保護停止状態
警告(A)発生中の連系運転状態
待機時間をカウントダウン表示
・CPU 起動後の連系待機時間
連系待機
・保護解除後の再並列待機時間
・自立運転制御中からの変更による再運
転可能となるまでの待機時間
警告
※手動復帰待ち停止(
操作パネルの電源設定と電源切り換え設
定が異なる際の警告表示
)が表示された場合は、次の操作で手動復帰操作
(リセット操作)を行ってください。
運転/停止スイッチが「停止」の場合:運転/停止スイッチを「停止」→「運転」→「停止」
運転/停止スイッチが「運転」の場合:運転/停止スイッチを「運転」→「停止」
5.2.3. 保護履歴表示
過去 16 回までの保護発生履歴を表示します。最新の発生保護を保護履歴 1 に登録しています。保護
コードと発生時間(制御電源動作時間)を交互に表示します。
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5.3. メニューモード (計測表示・ユーザ設定)
運転状態表示から MENU/ESC 釦(ボタン)を 2sec 長押しすることでメニューモード(図 5,図 7: メ
ニューモードの表示内容と動作遷移(設定))へ遷移します。計測値の確認および設定値の変更を行うこと
ができます。ただし,以下の場合は設定変更を受け付けません。
・ 「運転/停止」スイッチが「運転」の場合,設定変更を受け付けない。ENT 釦(ボタン)により
確定操作を行った場合「□□no□□」を 3 秒間表示し,運転中の設定変更ができないことを知ら
せた上で,ENT 釦(ボタン)を押す前の設定値表示に戻る。
5.3.1. 計測値の表示
計測表示パワコンアドレスを変更することで,他装置の計測値を表示させることが可能です。図 5
を参照してください。
表 10: 計測データ
項目
LED 表示(例)
内容/設定範囲
計測表示パワコンア
計測表示したいパワコンの通信アドレス
ドレス
設定範囲 : 1 ~ 20
直流電圧
直流入力電圧値 [V]
直流電流
直流リアクトル電流値 [A]
直流電力
直流入力電力値 [kW]
交流電圧(UV)
UV 間系統電圧値 [V]
交流電圧(VW)
VW 間系統電圧値 [V]
交流電圧(Σ)
系統電圧Σ値 [V] *
交流電流(U)
U 相交流リアクトル電流値 [A]
交流電流(W)
W 相交流リアクトル電流値 [A]
交流電流(Σ)
交流リアクトル電流Σ値 [A] ]*
交流電力(Σ)
交流出力電力Σ値 [kW]
(*) 自立運転時は「-(ハイフン)」表示とする。
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表 11: システムデータ
項目
LED 表示(例)
内容
自号機の定格容量を表示します
PPS-103TB1、-103TB1J : rC 10.0
自号機定格容量
PPS-992TB1、-992TB1J : rC 9.9
自号機通信アドレス
自号機積算電力
自号機の通信用アドレス
/
/
稼働時間
(AC 受電時間)
制御電源稼働時間 [h]
システム総合交流出力電力値 [kW]
システム総合電力
システム積算電力
自号機交流出力電力積算値 [kW]
/
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システム交流出力電力積算値 [kWh]
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運転状態表示
(ESC)
MENU
計測データメニューへの移行時は
自号機の通信アドレスが表示されること
計測データ
ENT
n_dAtA
▼
ENT(確定)
(ESC)(未確定)
Add□XX
▲
(ESC)
▼
▲
ENT
計測表示パワコンアドレ
ス
1
▼
dXXX.X u
直流電圧
dXX.XX A
直流電流
dXX.XX P
直流電力
AXXX.X u
交流電圧(UV)
CXXX.X u
交流電圧(VW)
tXXX.X u
交流電圧(Σ)
(自立運転時は「-(ハイフン)」表示)
AXX.XX A
交流電流(U)
他局と通信が行われない場合,
計測値"X"を"-"で表示する。
CXX.XX A
交流電流(W)
tXX.XX A
交流電流(Σ)
tXX.XX P
交流電力(Σ)
▲
2
20
(自立運転時は「-(ハイフン)」表示)
ENT
S_dAtA
rC□10.0 or rC□□9.9
(ESC)
システムデータ
▼
Add□XX
自号機通信アドレス
□□□□PH/XXXXXX
it_SEt
外部通信設定
Cd_SEt
自号機定格容量
▲
□oPE_H / XXXXXX
自号機積算連系電力
自号機稼働時間
XXX.X PS
システム総合連系電力
Sy□□PH / XXXXXX
システム積算連系電力
他局と通信が行われない場合,
計測値"X"を"-"で表示する。
コード設定
<記号内容>
Sy_SEt
システム設定
CPU_vr
CPUバージョン
ENT
▲
▼
MENU
(ESC)
確定釦押し
▲釦押し
▼釦押し
MENU/ESC釦を2sec長押し
MENU/ESC釦押し
□
_
X
Z
/
無表示桁
アンダースコア
計測値,設定値
積算時間
切り替え表示
*180秒間ボタン操作がない場合,
自動的に運転状態表示へ切り替わる。
図 5: メニューモードの表示内容と動作遷移(データ表示)
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5.3.2. ユーザ設定

図 7 を参照してください。

外部機器により計測を行うためには,外部通信設定を正しく設定してください。

コード設定は電力会社の指示(連系協議)にしたがい変更してください。

システム設定は基本的に特殊設定です。必要に応じて設定してください。
表 12: 外部通信設定
項目
LED 表示
内容
(例)
設定範囲(下線太字:工場出荷設定)
RS485 通信
RS485 通信を使用する/しないの選択
使用/未使用
出力制御が「有効」の場合,表示されない。
)
(遠隔
パワコン並列接続台数
パワコン総合台数
1 ~ 20
計測パソコンとの通信用アドレス No を選択
通信アドレス
1 ~ 20
通信のマスタとなるかスレーブとなるかを選択
通信マスタ/スレーブ
(遠隔出力制御が「有効」の場合,表示されな
設定
い。)
Pri(マスタ),
RS485 通信停止
SEc(スレーブ)
RS485 通信による外部停止の有効・無効設定
有効/無効
外部停止接点
制御端子台の外部停止の接点種別を選択
通信タイムアウト
計測パソコンとの通信タイムアウト時間を選択
時間
日射計の有無を選択
日射計有無
yES(あり),
no(なし)
日射計の感度を設定
日射計感度設定
設定範囲:6.00~7.99 V(w/m2)
初期設定:7.00
気温計有無
V(w/m2)
気温計の有無を選択
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項目
LED 表示
内容
(例)
設定範囲(下線太字:工場出荷設定)
yES(あり),
予備 1 入力有無
予備 2 入力有無
no(なし)
予備 1 入力の有無を選択
yES(あり),
no(なし)
予備 2 入力の有無を選択
yES(あり),
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no(なし)
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<記号内容>
運転状態表示
(ESC)
MENU
計測データ
ENT
▲
▼
MENU
(ESC)
確定釦押し
▲釦押し
▼釦押し
MENU/ESC釦を2sec長押し
MENU/ESC釦押し
□
_
X
Z
/
無表示桁
アンダースコア
計測値,設定値
積算時間
切り替え表示
n_dAtA
▼
*180秒間ボタン操作がない場合,
自動的に運転状態表示へ切り替わる。
▲
ENT(確定)
(ESC)(未確定)
S_dAtA
システムデータ
ENT
it_SEt
(*) 遠隔出力制御設定=「有効」の場合は非表示,メニュー復帰時は初期値
RS485通信
使用/未使用
485XXX
(ESC)
外部通信設定
▼
▲
PCS□XX
パワコン総合台数
Add□XX
通信アドレス
ENT
ENT
ENT
使用
USE
1
1
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
未使用
no
20
20
(*) 遠隔出力制御設定=「有効」の場合は非表示,メニュー復帰時は初期値
EP□XXX
通信マスタ/スレーブ設定
C02XXX
RS485通信停止
有効 / 無効
Cd_SEt
StPC□X
外部停止接点
コード設定
to□XXX
通信タイムアウト時間
Sy_SEt
IS□XXX
日射計有無
IS□SEt
日射計感度設定
tP□XXX
気温計有無
システム設定
CPU_vr
ENT
ENT
ENT
ENT
ENT
ENT
(ESC)
ENT
CPUバージョン
E1□XXX
予備1入力有無
E2□XXX
予備2入力有無
ENT
ENT
マスタ
Pri
有効
USE
A接点
A
10
無効
yES
▼⇔▲
スレーブ
▼⇔▲
無効
▼⇔▲
B接点
▼⇔▲
▼⇔▲
no
b
60
有効
no
日射計感度設定方法参照
あり
yES
あり
yES
あり
yES
▼⇔▲
なし
▼⇔▲
なし
▼⇔▲
なし
図 6:メニューモードの表示内容と動作遷移(外部通信設定)
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SEC
no
no
no
120
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表 13: コード設定
項目
LED 表示
内容
(例)
設定範囲(下線太字:工場出荷設定)
自立運転制御中からのステータス変更時の待機
自立運転待機時間
時間を選択
10,
連系保護待機時間
INV 保護待機時間
OVR 整定値
OVR 整定時間
OVR 手動復帰
UVR 整定値
UVR 整定時間
UVR 手動復帰
150,
300,
HAnd
連系待機時間を選択
10, 150, 250, 300
インバータ保護解除後の待機時間を選択
10, 150, 250, 300
OVR 整定値を選択
220, 225, 230, 240
OVR 整定時間を選択
0.5, 1.0, 1.5, 2.0
OVR 発生時に自動復帰か手動復帰かを選択する
Auto, Hand
UVR 整定値を選択
160, 170, 175, 180
UVR 整定時間を選択
0.5, 1.0, 1.5, 2.0
OVR 発生時に自動復帰か手動復帰かを選択する
Auto, Hand
OFR 整定値を選択
OFR 整定値
OFR 整定時間
OFR 手動復帰
(50Hz 時) 50.5, 51.0,
51.3, 51.5
(60Hz 時) 60.5, 61.2,
61.5, 61.8
OFR 整定時間を選択
0.5, 1.0, 1.5, 2.0
OFR 発生時の自動復帰か手動復帰かを選択
Auto, Hand
UFR 整定値を選択
UFR 整定値
UFR 整定時間
(50Hz 時) 47.5, 48.5,
49.1, 49.5
(60Hz 時) 57.0, 58.2,
59.0, 59.4
UFR 整定時間を選択
0.5, 1.0, 1.5, 2.0
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項目
LED 表示
内容
(例)
設定範囲(下線太字:工場出荷設定)
UFR 発生時の自動復帰か手動復帰かを選択
UFR 手動復帰
Auto, Hand
受動方式検出レベル
受動的方式のオフおよび検出レベル[度]を選択
oFF, 3, 5,
8
受動的単独運転検出時に自動復帰または手動復
受動方式検出レベル
帰を選択
Auto, Hand
能動方式 オン/オフ
能動的方式のオン・オフを選択
oFF, on
能動的単独運転検出時に自動復帰または手動復
帰を選択
能動検出手動復帰
Auto, Hand
電圧上昇抑制制御
電圧上昇抑制制御のオン・オフを選択
オン/オフ
oFF, on
電圧上昇抑制制御
電圧上昇抑制制御の制御開始閾値電圧を選択
開始閾値
214 ~ 229 設定刻み1V
電圧上昇抑制制御整
電圧上昇抑制制御開始の整定時間を選択
定時間
0.5, 3, 10, 200
力率制御のオフ及び力率指令値を選択
力率一定制御指令値
oFF,1.00 ~ 0.80 設定刻み 0.01
注意

コード設定は必ず電力会社からの指示に従ってください。電力会社の
指示と異なる設定により問題が発生した場合,当社では責任を負いか
ねます。

力率一定制御指令値を「oFF」以外の設定にした場合、JET 認証機とは
認められなくなります。
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<記号内容>
運転状態表示
(ESC)
MENU
計測データ
n_dAtA
▼
▲
ENT
▲
▼
MENU
(ESC)
確定釦押し
▲釦押し
▼釦押し
MENU/ESC釦を2sec長押し
MENU/ESC釦押し
□
_
X
Z
/
無表示桁
アンダースコア
計測値,設定値
積算時間
切り替え表示
*180秒間ボタン操作がない場合,
自動的に運転状態表示へ切り替わる。
S_dAtA
ENT(確定)
(ESC)(未確定)
システムデータ
it_SEt
外部通信設定
ENT
Cd_SEt
PFdXXX
(ESC)
コード設定
▼
▲
PFoXXX
inv保護待機時間
d1□XXX
OVR整定値
d1t□XX
OVR整定時間
UVR整定値
d2t□XX
UVR整定時間
CPU_vr
CPUバージョン
OFR整定値
d3t□XX
OFR整定時間
d3XXXX
OFR手動復帰
d4□XXX
UFR整定値
d4t□XX
ENT
ENT
ENT
ENT
ENT
ENT
ENT
UVR手動復帰
d3□XXX
ENT
ENT
OVR手動復帰
d2□XXX
d2XXXX
システム設定
連系保護待機時間
PFPXXX
d1XXXX
Sy_SEt
自立運転待機時間
ENT
ENT
ENT
ENT
ENT
UFR整定時間
ENT
d4XXXX
UFR手動復帰
d5□XXX
受動方式検出レベル
d5XXXX
受動検出手動復帰
d6□XXX
能動方式 オン/オフ
ENT
ENT
ENT
ENT
d6XXXX
能動検出手動復帰
d7□XXX
電圧上昇抑制制御
オン/オフ
ENT
d7vXXX
電圧上昇抑制制御
開始閾値
ENT
d7tXXX
電圧上昇抑制制御
開始整定時間
ENT
PFCXXX
力率一定制御指令値
ENT
10
10
10
220
0.5
自動
AUto
160
0.5
自動
AUto
50.5
60.6
0.5
自動
AUto
47.5
57.0
0.5
自動
AUto
oFF
自動
AUto
oFF
自動
AUto
oFF
214
0.5
oFF
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
▼⇔▲
150
300
HAnd
150
250
300
150
250
300
225
230
240
1.0
1.5
2.0
170
175
180
1.0
1.5
2.0
51.0
61.2
51.3
61.5
51.5
61.8
1.0
1.5
2.0
48.5
58.2
49.1
59.0
49.5
59.4
1.0
1.5
2.0
5
8
215
228
229
3
10
200
手動
HAnd
手動
HAnd
手動
HAnd
手動
HAnd
3
手動
HAnd
on
手動
HAnd
on
1.00
0.80
0.01刻みにて変化
図 7: メニューモードの表示内容と動作遷移(設定)
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TEX48211-658B
表 14: システム設定
項目
起動電圧
自立運転周波数
LED 表示
内容
(例)
設定範囲(下線太字:工場出荷設定)
起動(昇圧開始)電圧を選択
260,
275, 330,
350
自立運転時の周波数を選択
50, 60
遠隔制御による出力指令が 0% ⇔ 100%ステッ
遠隔出力制御
プ変化する時の出力追従時間を選択します。
出力指令変化時間
遠隔出力制御を「有効」に設定した場合のみ表示
されます。
5~10min (1min 刻み)
積算電力リセット
積算電力値の零クリア
積算電力プリセット
積算電力プリセット方法参照(5.3.4 節)
保護履歴,パワーコンディショナ稼働時間,積算
工場出荷設定
電力以外の全ての設定値を工場出荷設定値に戻
す
保護履歴クリア
保護履歴のクリア
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運転状態表示
(ESC)
MENU
<記号内容>
計測データ
n_dAtA
▼
▲
S_dAtA
ENT
▲
▼
MENU
(ESC)
確定釦押し
▲釦押し
▼釦押し
MENU/ESC釦を2sec長押し
MENU/ESC釦押し
□
_
X
Z
/
無表示桁
アンダースコア
計測値,設定値
積算時間
切り替え表示
システムデータ
*180秒間ボタン操作がない場合,
自動的に運転状態表示へ切り替わる。
it_SEt
ENT(確定)
(ESC)(未確定)
外部通信設定
Cd_SEt
コード設定
ENT
Sy_SEt
システム設定
CPU_vr
CPUバージョン
ENT
StvXXX
(ESC)
▼
起動電圧
260
▲
FA□□XX
自立運転周波数
ENT
50
▼⇔▲
▼⇔▲
275
330
60
(*) 遠隔出力制御設定=「有効」の場合のみ表示
roLtXX
遠隔出力制御
出力指令変化時間
ENT
5
▼⇔▲
6
10
(1min刻みで選択)
PH□rES
PH□PrE
積算電力リセット
積算電力プリセット
dAtACL
工場出荷設定
ELoGCL
保護履歴クリア
ENT
ENT
(ESC)
ENT
ENT
PH□rES / yES
積算電力プリセット方法参照
dAtACL / yES
ELoGCL / yES
図 8:メニューモードの表示内容と動作遷移(システム設定)
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TEX48211-658B
5.3.3. CPU バージョンのメニューモード表示内容と動作遷移
表 15: CPU バージョン内容
項目
内容
CPU1
CPU1 バージョン (変換器制御)
CPU2
CPU2 バージョン (単独運転検出用)
運転状態表示
(ESC)
MENU
計測データ
n_dAtA
▼
▲
<記号内容>
S_dAtA
システムデータ
it_SEt
外部通信設定
Cd_SEt
ENT
▲
▼
MENU
(ESC)
確定釦押し
▲釦押し
▼釦押し
MENU/ESC釦を2sec長押し
MENU/ESC釦押し
□
_
X
Z
/
無表示桁
アンダースコア
計測値,設定値
積算時間
切り替え表示
*180秒間ボタン操作がない場合,
自動的に運転状態表示へ切り替わる。
コード設定
Sy_SEt
システム設定
ENT
CPU_vr
CPUバージョン
□d.XXXX
(ESC)
▼
CPU1
▲
□r.XXXX
CPU2
図 9:メニューモードの表示内容と動作遷移(CPU バージョン)
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TEX48211-658B
5.3.4. 日射計感度設定方法
初期値 7.00 [V]から 6.12 [V]への変更手順を示す。
<記号内容>
1の位
ENT
7.00
iS□SEt
(ESC)
▼
▲
6.00
(ESC)
1/10の位
ENT
6.00
▼
(ESC)
▲
6.10
1/100の位
ENT
ENT
▲
▼
MENU
(ESC)
確定釦押し
▲釦押し
▼釦押し
MENU/ESC釦を2sec長押し
MENU/ESC釦押し
□
_
X
Z
/
無表示桁
アンダースコア
計測値,設定値
積算時間
切り替え表示
6.10
▼
6.20
*180秒間ボタン操作がない場合,
自動的に運転状態表示へ切り替わる。
▲
6.11
確認
6.12
ENT
ENT(確定)
6.12 / iS□SEt
(ESC)(未確定)
6.90
6.19
図 10:日射計感度の設定手順
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5.3.5. 積算電力プリセット方法
初期値 000000 [kWh]から 11xxx2[kWh](x:任意値)への変更手順を示します。
<記号内容>
十万の位
ENT
000 000
Ph□PrE
(ESC)
▲
100 000
(ESC)
ENT
確定釦押し
▲釦押し
▼釦押し
MENU/ESC釦を2sec長押し
MENU/ESC釦押し
□
_
X
Z
/
無表示桁
アンダースコア
計測値,設定値
積算時間
切り替え表示
*180sec間ボタン操作がない場合,
自動的に運転状態表示へ切り替わる。
百万の位
10 0 000
(ESC)
▲
200 000
ENT
▲
▼
MENU
(ESC)
11 0 000
ENT
ENT
一の位
11x xx0
▲
12 0 000
11x xx1
確認
900 000
11x xx2
ENT
ENT(確定)
11x xx2 / Ph□PrE
(ESC)(未確定)
19 0 000
11x xx9
図 11: 積算電力プリセット値の設定手順(11xxx2 kWh)
注意

初回装置稼働後は起動電圧設定値を変更しないでください
性能が十分に発揮できない可能性があります。

むやみに積算電力のリセット・プリセットを行わないでください
電力データが消失します。

むやみに工場出荷設定に変更しないでください
連系協議にしたがった設定が必要です。

むやみに保護履歴をクリアしないでください
点検・メンテナンスが正しく行えない可能性があります。
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6. 異常時の対処方法
6.1. 注意事項
異常が発生すると,装置本体の表示操作パネルに保護コードを表示します。本章をご確認のうえ,販
売店または最寄りの営業所までご連絡ください。太陽電池用ブレーカ,交流出力ブレーカを OFF した
場合,表示がリセットされる場合ありますのでご注意ください。
警告

異常,損傷,へこみ等がある装置を運転しないでください
感電,けが,火災,事故のおそれがあります。直ちに販売店または最寄
りの営業所にご連絡ください。
6.2. 保護コード表示がされない場合
表 16: 保護コードの表示がなく異常を感じる場合
現象
系統電圧および太陽電池電
チェックポイント・対処

日射量を確認し,十分日射があるときに再度確認してく
圧が正常であるのに連系運
ださい
転しない。
朝夕や雨天などの低日射時は,装置が起動停止を繰り返
す場合があります。
連系運転時に約 20 分経過す

日射量を確認し,十分日射があるときに再度確認してく
ると停止し,再度連系運転を
ださい
行う
直流入力電力が 300W 以下を 20 分継続すると装置が停
止します。
連系運転時に約 1 分経過す

日射量を確認し,十分日射があるときに再度確認してく
ると停止し,再度連系運転を
ださい
行う
直流入力電力が 100W 以下を 1 分継続すると装置が停
止します。
コード d02(系統不足電圧)表
示後の運転

規定時間が経過するまでお待ちください
d02 表示後に運転再開を行う場合,設定した規定時間が
経過しないと再運転しません。
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PF inF(手動復帰待停止)
)  手動復帰設定になっています。
が表示され運転しない。
次の操作でリセットを行った後に運転開始してください。
「運転/停止」スイッチが「停止」の位置にある時「停止→
運転→停止」。
「運転/停止」スイッチが「運転」の位置にある時「運転→
停止」
。
6.3. 保護コードが表示される場合
6.3.1. 主としてパワーコンディショナ側の保護 ( P コード )
表 17: 保護コード(P コード)の表示が発生した場合
コード
P01
チェックポイント・対処

直流入力過電圧
直流入力電圧を確認してください。直流入力電圧(太陽電池
の開放電圧)が 600V 以上ある場合は、太陽電池の直列数を
調節して開放電圧が 600V 以下になるようにしてください
直流入力電圧が 600V 未満を連続 10 分継続で解除されます。
P02

太陽電池用ブレーカ,交流出力ブレーカを OFF し表示が消え
直流入力過電流
てから再運転してください
P03
症状が改善されない場合には,販売店または最寄りの営業所
交流出力瞬時過電圧
までご連絡ください。
P04
交流過電流
P06
PCS 瞬時過電流(SW)
P07
直流リンク過電圧
P08
直流分流出
P09

直流地絡検出
太陽電池の絶縁抵抗の確認が必要です
太陽電池の絶縁抵抗が太陽電池の仕様を満たしている場合
は、販売店または最寄りの営業所までご連絡ください。
P10
地絡検出器(断線)異常

検出器の配線交換が必要です
販売店または最寄りの営業所までご連絡ください。
34 / 48
TEX48211-658B
コード
P11
チェックポイント・対処

制御異常
太陽電池用ブレーカ,交流出力ブレーカを OFF し表示が消え
てから再運転してください
症状が改善されない場合には,販売店または最寄りの営業所
までご連絡ください。
P12

コネクタの接合不良が疑われます
コネクタ異常

販売店または最寄りの営業所までご連絡ください。
P13

交流出力ブレーカを OFF してください
自立運転時連系用遮断器投

系統電源側へ発電電力を送る場合は、自立/連系スイッチを、
「連系」モードに変更してください
入
P14

交流出力ブレーカをオンしてください
連系運転時連系用遮断器解

自立運転を行う場合は、自立/連系スイッチを自立に切り替
えてください
列
P15

異物がある場合は除去してください
連系運転時温度上昇異常
P16
吸気口・排気口に異物がないか確認してください

周囲温度(吸気温度)が 50℃を超えていないか確認してくだ
さい
自立運転時温度上昇異常
50℃を超えている場合は換気などを行い、温度を下げ
てください

冷却ファンが動作しているか確認してください
症状が改善されない・冷却ファンが動作していない場合に
は,販売店または最寄りの営業所までご連絡ください。
P17

太陽電池用ブレーカ,交流出力ブレーカを OFF し表示が消え
てから再運転してください
自立運転時出力過電圧
症状が改善されない場合には,販売店または最寄りの営業所
までご連絡ください。
P18

使用電力を少なくしてください。(接続している機器を少な
くしてください。)
自立運転時出力不足電圧

日射が上昇し、十分な発電量が得られるまでお待ちくださ
い。

太陽電池用ブレーカ,交流出力ブレーカを OFF し表示が消え
てから再運転してください
症状が改善されない場合には,販売店または最寄りの営業所
までご連絡ください。
P19
連系運転時入出力制限

太陽電池容量が装置定格以下であること,系統電圧が正常
(202V)であることを確認してください。太陽電池容量が装置
容量以上の場合には、装置容量と同程度、または、それ以下
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コード
チェックポイント・対処
にしてください。系統電圧が正常でない場合は、正常になる
まで待ってください。
症状が改善されない場合には,販売店または最寄りの営業所
までご連絡ください。

力率一定制御を「oFF」以外に設定した場合は、出力制限動
作が働きやすくなります
P20

太陽電池電圧が正常であることを確認してください。太陽電
池電圧が低い場合には、直列数を増やす、または、日射が回
自立運転時入出力制限
復するのをお待ちください

使用電力を少なくしてください(接続している機器を少なく
してください)
症状が改善されない場合には,販売店または最寄りの営業所
までご連絡ください。
P21

吸気口・排気口に異物がないか確認してください。異物があ
る場合は除去してください
高温時出力制限

周囲温度(吸気温度)が 40℃を超えていないか確認してくだ
さい
40℃を超えている場合は換気などを行い、温度を下げ
てください

冷却ファンが動作しているか確認してください
症状が改善されない・冷却ファンが動作していない場合に
は,販売店または最寄りの営業所までご連絡ください。
P22

入力端子台の接続に異常がある可能性があります。接続を再
確認してください。明るい時に作業する場合は、感電に十分
入力端子台温度異常
注意してください

再起動につきましては、販売店または最寄りの営業所までご
連絡ください
P23

遠隔出力制御中です。外部からの遠隔出力制御を行っていな
い場合は、太陽電池用ブレーカ,交流出力ブレーカを OFF し
遠隔出力制限
表示が消えてから再運転してください
症状が改善されない場合には,販売店または最寄りの営業所
までご連絡ください。
P24
制御異常 2

太陽電池用ブレーカ,交流出力ブレーカを OFF し表示が消え
てから再運転してください
症状が改善されない場合には,販売店または最寄りの営業所
までご連絡ください。
36 / 48
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6.3.2. 主として電源を保護 ( d コード )
表 18:保護コード(d コード)の表示が発生した場合
コード
d01
チェックポイント・対処

系統過電圧
d02
系統電圧が設定値未満に復帰すれば,自動的に解除されます。

系統不足電圧
d03

系統周波数が設定値以上でないか確認してください
系統周波数が設定値未満に復帰すれば,自動的に解除されます。

系統不足周波数
d05
系統電圧が設定値以下でないか確認してください
系統電圧が設定値超過に復帰すれば,自動的に解除されます。
系統過周波数
d04
系統電圧が設定値以上でないか確認してください
系統周波数が設定値以下でないか確認してください
系統周波数が設定値超過に復帰すれば,自動的に解除されます。

そのまま経過を観察してください
単独運転受動
系統電圧が正常に復帰すれば,自動的に解除されます。系統電
d06
圧が復帰しても症状が改善されない場合には,販売店または最
単独運転能動
寄りの営業所までご連絡ください。
d07

直電圧上昇抑制
d08
系統電圧が設定値未満に復帰すれば,自動的に解除されます。

相回転異常
d0F
FRT 動作発生検知
そのまま経過を観察してください
系統電圧の相回転が正相(R,S,T or U, V, W)となるように変更
してください

そのまま経過を観察してください
系統電圧が復帰すれば,自動的に解除されます。
37 / 48
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6.3.3. 警告表示 ( C コード )
表 19: 保護コード(C コード)の表示が発生した場合
コード
C01
チェックポイント・対処

通信異常
設置手順書の「RS-485 外部通信配線」を参照し、通信用ケー
ブルの接続、終端抵抗の設定を確認してください。接続・設
定に誤りがある場合は正しい接続にしてください

「5.3.2 ユーザ設定」を参照し、通信設定が正しく行われて
いるか確認してください。設定に誤りがある場合は正しい設
定にしてください
装置の発電性能には関係ありませんが,正常に計測ができて
いません。症状が改善されない場合には,販売店または最寄
りの営業所までご連絡ください。
C02

RS485 通信により停止解除を行ってください

外部信号により停止しています。
「表 14: システム設定」を
RS485 通信停止
C03
外部停止
参照し、信号端子台の E1-E2 の状態(開閉)と「外部停止接点」
の関係を正しく設定してください
C04

中継ボックス(表示操作機)との通信が確立できません。
遠隔出力制御指令通信

通信線の接続間違いや断線を確認し、不都合がある場合は、
異常
修正してください

中継ボックス(表示操作機)の動作状況を確認し、不都合が
ある場合は正規の動作になるようにしてください。
症状が改善されない場合は、販売店または最寄りの営業所ま
でご連絡ください。
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7. 保護機能および警告の種別と動作
表 20: 連系保護機能の種別と保護動作
保護
整定値(*1)
保護種別
系統過電圧
220V, 225V
OVR
230V, 240V
系統不足電圧
160V, 170V
UVR
175V, 180V
50.5Hz, 51.0Hz
系統過周波数
51.3Hz, 51.5Hz
OFR
60.6Hz, 61.2Hz
61.5Hz, 61.8Hz
47.5Hz, 48.5Hz
系統不足周波数
49.1Hz, 49.5Hz
UFR
57.0Hz, 58.2Hz
整定
時間
oFF, 3°
受動的検出
5°, 8°
単独運転
能動的検出
電圧上昇抑制
oFF, on
oFF, 214V~229V
待機
時間
各種別毎
能
連系待機時
0.5s
間設定値
1.0s
10s
1.5s
150s
2.0s
250s
300s
-
FRT 動作発生
FRT 動作発生検
検知
知のお知らせ
リ
レ
ー
開
放
系
統
異
常
接
点
履
歴
保
存
表
示
コ
ー
ド
○
○
○
○
d01
○
○
○
○
d02
○
○
○
○
d03
○
○
○
○
d04
Hand
○
○
○
○
d05
○
○
○
○
d06
-
-
-
○
d07
○
○
○
○
d08
-
-
-
○
d0F
(*3)
0.5s 以内
0.5~
1.0s
0.3,3,
10,200s
相回転異常
ゲ
ー
ト
ブ
ロ
ッ
ク
に設定可
59.0Hz, 59.4Hz
単独運転
再並列
1.0s 以下
-(*2)
*1:下線太字は工場出荷設定 (表示操作器により設定可能な項目のみ)。
*2:自動復帰なし。
*3:手動復帰。
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表 21: インバータ保護機能の種別と保護動作
保護
保護種別
直流入力過電圧
直流入力過電流
状
再並列
況
待機時間
直流入力電圧(太陽電池の開
INV 保護
放電圧)が 620V 以上
待機時間(*1)
直流入力電流が許容値を超
INV 保護
過しています
待機時間(*3)
交流出力瞬時過 交流出力電圧が許容値を超
INV 保護
電圧
過しています
待機時間
交流過電流
交流出力電流が許容値を超
INV 保護
過しています
待機時間(*3)
PCS 瞬時過電流
交流出力電流が許容値を超
INV 保護
(S/W)
過しています
待機時間(*3)
直流リンク過電 装置内部の電圧が高くなっ
INV 保護
圧
ています
待機時間(*3)
直流分流出
交流出力電流に含まれる直
INV 保護
流分が許容値を超過してい
待機時間(*4)
ゲ
ー
ト
ブ
ロ
ッ
ク
リ
レ
ー
開
放
イ
ン
バ
ー
タ
異
常
接
点
○
○
○
○
P01
○
○
○
○
P02
○
○
○
○
P03
○
○
○
○
P04
○
○
○
○
P06
○
○
○
○
P07
○
○
○
○
P08
○
○
○
○
P09
○
○
○
○
P10
○
○
○
○
P11
○
○
○
○
P12
○
○
○
○
P13
履
歴
保
存
表
示
コ
ー
ド
ます
直流地絡検出
太陽電池の絶縁抵抗が低下
INV 保護
しています
待機時間(*2)
地絡検出器(断
装置内部の検出器に問題が
線)異常
発生しました
制御異常
装置の制御部分に問題が発
INV 保護
生しました
待機時間
装置内部のコネクタに問題
INV 保護
が発生しました
待機時間(*2)
コネクタ異常
-(*5)
自立運転時連系 自立運転時に交流出力ブレ
INV 保護
用遮断器投入
待機時間
ーカーが投入されました
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保護
保護種別
状
ゲ
ー
ト
ブ
ロ
ッ
ク
リ
レ
ー
開
放
イ
ン
バ
ー
タ
異
常
接
点
○
○
○
○
P14
-(*5)
○
○
○
○
P15
-(*5)
○
○
○
○
P16
○
○
○
○
P17
○
○
○
○
P18
-
-
-
-
-
P19
-
-
-
-
○
P20
-
-
-
-
○
P21
-(*5)
○
○
○
○
P22
-
-
-
-
P23
○
○
○
○
P24
再並列
況
待機時間
連系運転時連系 連系運転時に交流出力ブレ
INV 保護
用遮断器解列
待機時間
ーカーが遮断されました
連系運転時温度 連系運転中に内部温度が許
上昇異常
容値を超過しました
自立運転時温度 自立運転中に内部温度が許
上昇異常
容値を超過しました
自立運転時出力 自立運転中に出力電圧が許
INV 保護
過電圧
待機時間
容値を超過しました
自立運転時出力 自立運転中に出力電圧が許
INV 保護
不足電圧
待機時間
容値を下回りました
連系運転時入出 連系運転中に入出力が許容
力制限
値を超過しました
自立運転時入出 自立運転中に入出力が許容
力制限
値を超過しました
履
歴
保
存
表
示
コ
ー
ド
装置内部の温度が高いため、
高温時出力制限
出力電力を低減して運転中
です
入力端子台温度 直流端子台の温度が高くな
異常
遠隔出力制限
制御異常 2
っています
遠隔出力制限により出力が
-
制限されています
装置の制御部分に問題が発
生しました
-(*5)
*1:解除は 600V 未満を 10 分継続。
*2:2 回目は自動復帰なし。連系後 1 分超過で未検出の場合は検出回数をリセット。
*3:3 回目は自動復帰なし。連系後 1 分超過で未検出の場合は検出回数をリセット。
*4:4 回目は自動復帰なし。連系後 1 分超過で未検出の場合は検出回数をリセット。
*5:自動復帰なし。
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表 22: その他保護機能および警告の種別と保護動作
保護
保護種別
指令通信異常
系
統
異
常
-
-
-
-
-
○
○
○
○
(設定状態)
時間
待機
(*1)
(*1)
時間
uAL(有効),
no(無効)
b(開:停止)
遠隔出力制御
イ
ン
バ
ー
タ
異
常
再並列
A(閉:停止),
外部停止
リ
レ
ー
開
放
整定
10s, 60s
120s
RS485 通信停止
ゲ
ー
ト
ブ
ロ
ッ
ク
整定値
-
通信異常
-
0.1s 以下
-
接点
-
履
歴
保
存
表
示
コ
ー
ド
-
-
C01
-
-
-
C02
○
-
-
○
C03
○
-
-
-
C04
*1:下線太字は工場出荷設定 (表示操作器により設定可能な項目のみ)。
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8. 定期点検
警告

メンテナンス員以外の方は,内部に触れないでください
「1.4 点検上の注意事項」を必ず守ってください。
下記の定期点検リストにしたがい点検を行ってください。不明な点については販売店または最寄りの
営業所にご確認ください。
表 23: 点検リスト
区分
項
目
安
信
全
頼
性
性
外箱の腐食・錆
点検周期
性
日
定
能
常
期
○
○
○
動作時の異音・異臭
○
○
○
○
○
ファン動作の確認
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
その他動作時の異常
(外箱温度上昇他)
フィルタのホコリ
(吸気口及び排気口)
設置環境等
○
○
○
○
盤内の汚れ
○
○
○
○
○
○
表示部の動作試験
○
端子台部のネジ締付確認
○
○
○
配線の損傷・断線
○
○
○
絶縁抵抗測定
○
保護項目の動作試験
○
投入ロック動作試験
備
考
△
○
△
○
△
メーカまたは保安協会
※ 日常点検:1 ケ月に 1 度を目安, 定期点検:1 年に 1 度を目安,△:4 年毎
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9. 仕様
表 24: 連系運転時交流出力仕様
No
項目
仕様
1
相数(結線方式)
三相 3 線式 (Δ結線 V(S)相接地専用)
2
定格出力電圧
AC 202V
3
定格出力電流
AC 28.6A (PPS-103TB1, 103TB1J)
AC 28.3A (PPS-992TB1, 992TB1J)
4
定格出力周波数
50 / 60 Hz (自動判別)
5
定格出力容量
10kW (PPS-103TB1, 103TB1J)
9.9kW (PPS-992TB1, 992TB1J)
6
容量低減特性
連系運転時入出力制限、高温時出力制限、遠隔出力制御
7
電力変換効率
95.0 % (接続箱機能除く、最大効率(参考))、
94.5%(接続箱機能含)*
8
無負荷損失
150W 以下*
9
出力基本波力率
0.95 以上 (力率設定無しの 1/4 定格出力電力以上において)
進相無効電力制御時は 0.85 以上 (1/4 定格出力電力以上)
10
出力電流歪率
総合 5%,各次 3% 以下(定格入出力時,第 40 次まで)
((*)測定方法は、JISC8961 による)
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表 25:自立運転時交流出力仕様
No
項目
仕様
1
電気方式
単相 2 線式
2
定格出力電圧
AC 100V×2 回路
3
定格出力電流
AC15A
4
定格出力周波数
50 / 60 Hz
系統受電済みの場合:受電済み周波数
系統未受電の場合:操作パネル設定値
(電源リセットにより受電済み周波数は解除される)
5
定格出力容量
1.5kVA×2 回路
6
定電圧精度
±3.0% 以内 *
7
許容周波数精度
±1.0% 以内 *
8
出力電圧歪
5% 以下 *
9
定格負荷力率
0.8
10
負荷力率範囲
0.7~1.0
11
クレストファクタ
2.0 以下 (定格出力電流に対する比率)
12
過渡特性
0%⇔100%負荷急変に対する追従特性 *
電圧変動:±10%以内
整定時間:150ms 以下
13
容量低減特性
自立運転時入出力制限
14
その他制限事項
太陽電池の発電電力変動により自立運転時の出力電圧が垂
下または停止するため,以下の機器を自立運転交流出力端子
に接続しないこと。パソコンやワープロなどの情報機器を接
続する場合,保存データの保証は行わない。
・ 機能障害が生じ人身傷害につながる可能性のある機器
・ すべての医療機器
・ 灯油やガスを用いる冷暖房機器
・ 生命や財産に損害をおよぼす機器
また,自立運転交流出力端子の並列接続や,他の発電装置・
発電機を接続することはできない。
半波整流負荷(一部のドライヤー等)は接続しない。
(*) 定格抵抗負荷時
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表 26: 直流入力
No
項目
仕様
1
定格入力電圧
DC 400V
2
最大入力電圧
DC 600V
3
最大入力動作電
DC 35A
流
4
入力許容電流
DC40A
5
太陽電池入力回
6 回路または 1 回路(一括入力金具使用)
路数
6
内蔵接続箱
あり
表 27: 主回路方式
No
項目
仕様
1
主回路方式
自励式電圧形 (昇圧チョッパ+電圧型インバータ)
2
スイッチング
高周波 PWM 方式
3
絶縁方式
非絶縁トランスレス方式 (非接地太陽電池入力)
表 28: 連系運転制御方式
No
項目
仕様
1
昇圧チョッパ
最大電力追従(MPPT)制御
2
V 結線インバータ
DC リンク電圧一定制御
表 29:自立運転制御方式
No
項目
仕様
1
昇圧チョッパ
DC リンク電圧一定制御
2
V 結線インバータ
交流出力電圧一定制御
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表 30:制御電源仕様 (通常使用状態)
No
1
項目
仕様
待機損失
有効電力:0.5 W 以下
(夜間待機電力)
皮相電力:1.0 VA 以下
表 31:制御電源仕様 (メンテナンス状態)
No
1
項目
仕様
待機損失
有効電力:16 W 以下
(夜間待機電力)
皮相電力:36 VA 以下
表 32: 使用環境
No
1
項目
使用周囲温度
仕様
20℃ ~ 50℃
(周囲温度 40℃超過の場合、高温時出力制限が働く場合が
あります。
(標高 50m 以下にて)
2
保管温度
20℃ ~ 55℃
3
相対湿度
95%以下,ただし結露なきこと
4
高度
標高 0 ~ 2000m (ただし,高温時出力制限機能により最大出
力を低減する場合があります。)
表 33: 構造および実装
No
1
項目
外形寸法
仕様
W590mm × D210mm × H650mm
(壁掛金具・ルーバーカバー・配線口カバー・換気口カバー・
ビスを除く)
2
質量
約 60 kg
3
保護構造
IP65 の防塵,防水構造
4
耐環境性
RoHS 対応
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表 34: 外部通信仕様
No
項目
仕様
1
規格
RS-485
2
伝送方式
半 2 重 3 線式
3
同期方式
調歩同期方式
4
伝送速度
19200bps
5
スタートビット
1 ビット
6
データ長
8 ビット
7
パリティ
なし
8
ストップビット
1 ビット
9
最大台数
21 台 (PC または表示装置含む)
10
伝送キャラクタ
ASCII コード
48 / 48
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2015 年 8 月
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