「こぐちパネル」の施工マニュアルPDFはこちらをクリック

施 工 法
1.施工タイプ
賃貸物件にお住まいの方は、退去時の壁紙の張替えは想定済みであっ
て、コスト増にならない事などをご確認してから施工してください。
● 直 張 り 方 式
● 浮かし施工方式
直接壁に「こぐちパネル」を張るか?
壁から浮かせて張るかの2種類になります。
壁から浮かせて張れば、効果も倍近くになります。
浮かせた際には、裏面の清掃が困難ですが、木はビニルと違って、静電
気を帯びづらいのでゴミは付着しづらいですし、「はたき」などでなぞ
れば大丈夫です。
※「浮かし施工」の場合は撤去時に…写真のように、「浮
かせ材」と「こぐちパネル」をバールなどを用いてはが
す必要がございます。いっぺんにはがそうとすると、壁
のボードごとはがれて破損する恐れがございます。
2.直貼り施工方法
1)特殊両面テープ&釘併用
簡単です。両面テープだけでは接着
の持続に問題がありますので、釘を併
用します。賃貸物件にお住まいの方は、
退去時のはがしやすさを考えるとこの
方法が良いと思います。
※ 特殊両面テープは切りづらいので、切れるハサミをご使用ください。
① 特殊両面テープは位置を決める際に、動かして、ずらす事が可能な
両面テープです。「こぐちパネル」の裏面の4隅と真ん中あたりの5ヶ
所くらいに両面テープを張り、剥離紙をはがして、張りたい壁面に「こ
ぐちパネル」を持っていきます。張る場所が決まったら、特殊両面テ
ープをつけたあたりをギュッっと押せば、両面テープの接着が利きま
す。張る場所が決まるまでは、上下左右に動かしても両面テープはく
っつかずに移動します (切れないハサミで特殊両面テープを無理やり切る
と、圧着状態で「こぐちパネル」に両面テープがついてしまい、上下左右に「位
置決めスライド」できなくなる場合がございます。また、特殊両面テープを「こ
ぐちパネル」に張る際に強く押して張ってしまうと同様のことが起きてしまい
ますので、ご注意ください)。
② 裏面に特殊両面テープを張ったあたりに釘を打ちつけます。付属品
の「仮り釘」の頭のプラスティックをはずして、釘を打ち込みます。
打ち終われば写真のように釘の小さな頭が見えるおさまりになります。
※ マンションなどの場合、ボードの裏が「鋼製間仕切り材」の場合がございま
す。その際は釘がはいっていきませんので、「下地探し(右写真)」などを使っ
てボード裏に「鋼製間仕切り材」がある場所を避けて釘を打ってください。
※ マンションなどの場合、直接コンクリートにクロスが張ってある場合
がございます。その場合はやはり釘が入って行きません。コンクリート
専用ビスなどで施工するか、特殊両面テープと木工用ボンドを併用して
接着してください。
2)木工用ボンド&釘併用
両面テープではなく裏面に木工用ボンドをつけて、それだけだと不
安なので、釘を併用します。木工用ボンドは木や紙には抜群の接着力
の持続なのですが、ビニルクロス相手だと接着力はそんなに強くあり
ません。ご注意ください。
① 両面テープと同じように「こぐちパネル」の裏面の4隅と真ん中あ
たりに適量の木工用ボンドをつけます。
② 壁に「こぐちパネル」をあてて、位置を決めてから、釘を打って留
めます。
※ 木工用ボンドは各種ございますが、「速乾」と記してある乾燥が早いタイプ
のほうが粘性が高く(=固い)接着力も高い傾向にあります。
3)特殊両面テープ+木工用ボンド&釘併用
特殊両面テープと木工用ボンドを併用して施工する方法です。木工
用ボンドは木や紙には抜群の接着力ですが、ビニルクロス相手ではそ
こまでの接着力が無い点はご留意ください。
やり方は、上記1)~2)に準じます。
特殊両面テープと木工用ボンドを併用した場合はかなりしっかりと固
定されますので、賃貸物件などにお住まいの方は退去時の「はがし」
を考えるとこの方法はお勧めできません。接着剤が固まってから釘を
抜く方法も使えます。
①「浮かせて張る方式」の場合や既存の壁がビニルではなく紙などのク
ロスの場合は木工用ボンドを裏面につけます(特殊両面テープを併用し
てもOK)。
② 仮り釘を打ちつけます
③ 木工用ボンドが乾いてから、仮
り釘をプライヤーなどを使って抜き
ます。
抜いた後は、仮り釘の小さな穴の跡が残るだけです。
4)接着剤不使用のビス止め(特殊両面テープ使用)
ビスで留めます。壁が通常の石膏(せっこう)ボードの場合はビスが
利きませんので、ボードアンカーを仕込んでいきます。
※ ボードの裏面が木質下地の場合や5.5ミリ以上のベニヤである場合はボード
アンカー無しで張れます。
※ 石膏ボードが強化石膏ボードの場合もボードアンカー無しで張れます。
① あらかじめ壁材が何でできているのか?を調査します。
② ほとんど場合は石膏ボードが貼ってあるのですが、その石膏ボード
の裏が何でできているのか?…を「下地探し」用具を使って調査しま
す。
3.浮かし施工方式
① 同封されている「型板」を「こぐちパネル」
を張りたい場所に置いて、「仮り釘」で2ヶ
所くらい固定します。
② 「下地探し」を「型板」の開口部の「浮か
し材」がつく場所にあてて、ボードの裏を探
ります。
石膏ボードの裏が…
● 木質の場合は「下地さがし」の針がボードを貫通してから裏の木質
に若干刺さるので、すぐにわかります。→ そのままビスで「浮かし
材」を装着可能です。
● 壁材じたいが、ボードではなく6ミリ程度以上のベニヤなどででき
ている場合は、「下地探し」の針は少しだけベニヤに刺さりますが、
ボードのように針が貫通しません。→ やはり、そのままビスで「浮
かし材」を装着可能です。
●「鋼製間仕切り材」の場合は、針がボードを貫通したあと、まったく
刺さりません。→ その場所を避けて他の場所=ボード裏に何もない
場所を探してください。→ その何もない場所にボードアンカーを仕
込みます
● 何も無い場合は針がボードを突き抜けますので、これもすぐにわか
ります。→ そこにボードアンカーを仕込みます。
● GL工法(鉄筋コンクリートマンション)とよばれる、「ダンゴ」のよ
うなものでボードが留めてある方式ですと…規
則性が無く、ランダムにボード裏面にダンゴ状
にGLボンドという固い固まりがあります。→
この場合はダンゴを避けた場所にボードアン
カーを装着します。
※ GL工法の場合、壁とコンクリート面との間のふ
ところ寸法が少ない場合、ボードアンカーの後ろの方を切って装着せざるを
得ない場合がございます。
③ ビスで2ヶ所くらい「浮かし材」を仮に装
着します。壁がベニヤなどの木質である場合
や壁のボードの裏面が木質である場合は、そ
のままビスが利きますので「浮かし材」の装
着の完了となります。→ その場合は⑦に進
んでください。
※「浮かし材」の厚みは15ミリですので、電動工具が無くても、手動ドライ
バーでも装着可能なはずです。
④ 一度装着したビスをはずして、「浮かせ材」をはずします。
⑤ ドライバーの先にボードアンカーを装着し
て、穴のあいた所にボードアンカーを埋め込
んみます。
※ ボードが固い場合などボードアンカーが破損
する場合もありますので、左図のように、ほん
の少しドライバーの先でビス穴を広げた方がい
い場合もございます。あまり大きく開けすぎる
と、肝心の「ボードアンカー」が装着できませ
んのでご注意ください。
⑥ ふたたび「浮かせ材」を「型板」の開
口部にあてて、ビスを穴のあいた同じ場
所に留めると(とりはずした際の「浮か
せ材」の上下左右を間違わないようにし
てください。「浮かせ材」をはずす前と
同じ方向で同じ位置でビスをねじ込んで
ください)今度はビスがボードアンカー
にキャッチされて、ビスが利きます。
⑦ 複数枚「こぐちパネル」を施工する場
合は、施工キットに同封されているパッ
キン材(=2.5㎜と4㎜の2種類あります)
を使って、「こぐちパネル」どうしの間に
クリアランスを設けて施工すること(=目
透かし貼り)をお勧めいたします。呼吸が
100倍のスピードという事は、それだけ「こ
ぐちパネル」体積変化も激しいので、あらかじめクリアランスを設け
ておいた方が安心です。
⑧ 施工を予定した枚数の分だけ、「浮かせ材」
の取り付けが完了したら、「型板」をはがしま
す。(型板は同封されている枚数に限りがござ
いますので、多くの「こぐちパネル」を施工す
る場合は、「型板」をはずしながら、再度別の
場所にお使いください。
⑨ 特殊両面テープを切って(切れるハサミで切ってください。切れな
いハサミで無理やり切ると特殊両面テープの「位置ぎめ=ずらし作業」
ができない場合がございます)「浮かせ材」に張りつけます。
⑩ 「特殊両面テープ」の剥離紙をはがします。
⑪ 「木製位置出し材」を「浮かせ材」
の上に乗せます。
⑫ 木工用ボンドを適量「浮かせ材」につ
けます。
⑬ 「木製位置出し材」を左右どちらか持
ちやすい方に持ちながら、「こぐちパネ
ル」の位置を決めます。最初に置いた「木
製位置出し
材」が「浮かせ材」の上から浮かびあが
らずに、更に左右どちらかの手に持った
「木製位置出し材」の「こぐちパネル」
の裏面の奥で「浮かせ材」に当たった場
所が適正な「こぐちパネル」の装着位置
の目安です。
⑭ 位置が決まったら、ギュッっと「こぐちパネル」裏面の「浮かせ材」
特殊両面テープの辺りを押します。→そう
すると…特殊両面テープの粘着力が利いて
「こぐちパネル」は仮に固定されます。(位
置が決まらない際は何度でもやり直しが可
能ですが、1回ギュッっと押して粘着力が発
揮されてしまいますと、位置決めをする為
の上下左右の「ずらし」行動ができなくな
りますのでご注意ください)
⑮ 特殊両面テープの粘着力が発揮されて、
仮に固定された「こぐちパネル」を「仮り
釘」で固定します。
※ 両面テープと接着剤だけでなく更に釘でがっ
ちりと固定したい方は、同封されている「仮り
釘」の頭のプラスティックをはずして、釘を打
ち込んでください。釘の頭が見えるおさまりと
なります。
⑯ 2枚目の「こぐちパネル」の取り付けにか
かります。今度は「木製位置出し材」を使わ
なくとも、あらかじめ使ったパッキン材を利
用してクリアランスを設ければ、位置出しは
容易なはずです。
⑰ 接着剤が乾いた頃
に「仮り釘」をプラ
イヤーを使ってはずします。同封されている
「仮り釘」はプラスティックの頭がとれて釘
の頭が折れてなくなる事も可能な「折れ釘」
でもございますので、まっすぐに抜かないと
釘の頭が折れてしまう場合がございますので
ご注意ください。「仮り釘」を抜いた跡は小さ
な穴が開いているだけです。
⑱ 右の写真は「こぐちパネル」×2枚の施工
が完了したケースです。裏面も壁から浮いて
いて「こぐちパネル」の100倍のスピードでの
「空気浄化機能+鎮静効果物質の放出」も裏
面も作用して倍の効果になります。
⑲ 多数の「こぐちパネル」を浮かし施工する場合も…
⑳ 同様に施工することによって可能です。(写真G1)
【壁裏側の例】
● 木造・鉄骨造など
※ ボードがベニヤの場合もございます
● 鉄筋コンクリートの場合
【オプション品】
★ 特殊両面テープ
個/1,700円
★ 下地探し
個/900円
★ 浮かし施工キット set/350円
・ビス 2本
・かくし釘(F36)5個
・ボードアンカー 2個
・浮かし材200㎜×28㎜×15㎜ 2枚
・クリアランス用パッキン2㎜/4㎜
・型板
★ 直張り施工キット
・かくし釘(F36)5本 set/30円
★ 木質用接着剤
個/200円
有限会社
加
藤
木
材
埼玉県狭山市堀兼八軒屋2348-1
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