ISMAR2015特別一般公開イベント 無料 日本語OK 一般公開デモ展示 10月3日(土) 9時~14時 福岡国際会議場4階 ISMAR2015は,複合現実感(MR)・仮想現実感(AR)に関する国際会議です.その 中で実施された36件のデモ展示の中から,16件を無料公開します. 注目は Magical Mystery Room, 2nd Stage (立命館大) Diminished Reality(DR)と呼ばれる,現実世界にあるものを消し去る 新たなタイプのMR技術を用いて,手品のように実物体を消し去ります. 複数のDR手法を比較してみることもできます. DOMINO (Do Mixed-reality Non-stop) Toppling (立命館大) 実物体と仮想物体が混在したドミノ倒しです. MR技術とDR技術を用 いることで,あたかも実ドミノと仮想ドミノがぶつかり合って倒れて いるように見えます. SharpView: Improved Legibility of Defocussed Content on Optical See-Through Head-Mounted Displays (奈良先端大) ヘッドマウントディスプレイ利用時に,遠くの実物体と近くの画像と を同時に見ても目の焦点が合いやすくする技術を紹介します. 他にも さらに 興味が ある方は 詳しくは ISMAR2015は,MR/AR分野における世界最高レベルの国際会議で, 9月29日~10月3日に福岡国際会議場他で開催されます(有料,英語). 特に注目される発表としては,先日マイクロソフトから発表された スマートフォンだけで3次元形状をスキャンできる「MobileFusion」 が挙げられ,口頭発表(10月1日)とデモ展示(10月1~2日)が行われ ます(10月3日の公開デモ展示には不参加です).1日だけの参加や, 当日の参加登録も可能です. http://imd.naist.jp/ismar2015/ ISMAR2015特別一般公開イベント 無料 日本語 ISMARが拓く AR/MRの未来 10月3日(土) 13時30分~16時30分 福岡国際会議場4階 ISMAR2015は,複合現実感(MR)・仮想現実感(AR)に関する国際会議です.その 最終日に,第一線で活躍する日本人研究者により,ISMAR2015で発表される内容 の日本語による解説に加え,AR/MRの歴史から最新の技術動向までを紹介します. セミナープログラム 司会:蔵田武志(産業技術総合研究所) 13:30-14:45 ISMAR2015に見る重要技術の最前線(口頭発表から) 講師:岩井大輔 (大阪大),伊藤勇太 (ミュンヘン工科大),藤本雄一郎 (東京農工大) ISMARの口頭発表の中から注目すべき発表をピックアップし,そのどこが 凄いのか,今後どのように展開するのかを,本会議での2名の口頭発表者 を含む将来有望な若手研究者が解説します. 14:45-15:15 ISMAR2015に見る重要技術の最前線(ポスター,デモ発表から) 講師:酒田信親 (大阪大),杉本麻樹 (慶應大) ISMARのポスター,デモ発表の中から特に注目をあつめた発表について, その技術的な本質や将来性を採択審査の責任者自らが解説します. 15:25-15:40 ISMARに見るAR/MRの技術トレンド 講師:加藤博一(奈良先端大・SIG-MR前委員長) ISMARの前身であるIWARが1998年に開催されて以来17年間,AR/MR技術が どのように進化してきたか,どのような応用が考えられてきたかをARToolKitの 開発者である前委員長がわかりやすく解説します. 15:40-15:55 トラッキング技術の歴史と最新動向 講師:斎藤英雄(慶應大・SIG-MR現委員長) AR/MRの要であるトラッキング技術は,ここ数年で目覚ましい進化を遂げています. 自由視点映像技術などでコンピュータビジョン研究を牽引してきた現委員長が, ARToolKitなどのマーカ型技術から,PTAM,DTAM,Kinect Fusionなど最先端の トラッキング技術まで,それらの技術的ポイントを端的に解説します. 15:55-16:10 多様化するAR/MR: スマホ, HMD, プロジェクションマッピング 講師:清川清(大阪大学・SIG-MR次期委員長) AR/MR技術の進化に伴い,その形態も多様化してきました.スマートフォンや タブレットを用いた方式が実利用される一方で,HMD研究も非常に熱を帯びてきました. また,プロジェクションマッピングにも新たな技術が次々と登場しています.斬新なHMD を開発してきた次期委員長が,AR/MRデバイスの未来を占います. 16:10-16:30 ISMAR2015の総括と今後の展望 AR/MR技術が登場してから約20年.そのコンセプト通りの完璧な技術の実現までにはまだ道半ばですが,実際 のサービスとして利用可能なレベルにまで技術は育ってきました.ISMAR2015を総括し,次の10年,技術開発 はどのような方向に向かうのか,その延長にAR/MRのさらなる普及,マーケットの拡大はあるのか,AR/MRの 今後を講師への質問も交えながら,フリートーク形式で展望します.
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