2015年2月20日 日本紙パルプ商事株式会社 管理・企画本部 Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 経理部 1.会社概要 2.取引状況 3.でんさい導入に至った経緯 4.導入のメリット・デメリット 5.導入までの過程 6.利用状況 7.今後の課題 Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 2 【商 号】日本紙パルプ商事株式会社 【所在地】東京都中央区勝どき三丁目12番1号 【代表者】代表取締役社長 野口憲三 【創 業】1845年(弘化2年) 【設 立】1916年(大正5年)12月15日 【業 種】卸売業 【資本金】166億4,892万円(2014年3月31日現在) 【売上高】5,418億9,700万円(2014年3月期連結) Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 3 卸売事業のビジネスフロー メーカー(製紙会社他) 仕入先 1,500社 日本紙パルプ商事 卸売企業 段ボール 紙器加工企業 印刷・加工企業 ユーザー・小売 社会・消費者 Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 4 得意先 2,500社 ○支払手形 360件/月 (全社ベース) 480枚/月 ・コスト→印紙代、用紙代、郵送代 ○受取手形 800件/月 1,600枚/月 ・コスト→領収証の印紙代、取立手数料 Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 5 決済手段の多様化による事務の煩雑化 ・手形・期日現金・小切手・ファクタリング・電子記録債権 でんさいの活用による事務の合理化 ・川上から川下まで一貫して利用が可能 ・ほぼすべての金融機関が参加している ・でんさいネットが他の電子記録債権に比べ利便性が高い ・コスト削減が期待できる Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 6 ・印紙代・郵送代等のコスト削減 ・手形による現物事故の回避 ・手形発行・保管・取立に関わる事務の合理化 ・集金業務の効率化 ・資金の効率運用 ・WIN-WINの関係(現行決済が手形の場合) Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 7 ・事務処理の煩雑化(一時的?) ・不慣れが原因でミスが発生する ・システム関連費用の増加 ・従来の商習慣が崩れることへの抵抗感 Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 8 2010年12月 社内にてでんさい導入の検討開始 システム連携・開発検討 2012年 3月 社内決裁(導入決定) 2013年 2月 でんさいネット営業開始 2013年 3月 でんさい企業登録 2013年 7月 導入依頼先のリストアップ Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 9 2013年 8月 社内説明会及びアンケート発送 システム導入 2013年 9月 アンケート回収及び依頼先選定 2013年10月 依頼先との調整 登録約定の変更 契約書の改定 2013年11月 Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 導入開始 10 アンケート送付数 仕入先 650件 得意先 1,200件 回収率 70%(導入開始時点) 対象条件 仕入先 手形・期日現金 得意先 手形・60日以上の期日現金 Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 11 ポイント ・社内のコンセンサス ・取引先の選定(優先順位) ・アンケート回収とリスト管理 ・営業部署との連携 ・社内システム環境の整備 ・取引先は受身体質 Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 12 2014年9月末時点 ・でんさいへ変更 仕入先 190件(手形からの切替145件) 得意先 220件(手形からの切替190件) ・今後導入を検討 仕入先 120件(累計310件) 得意先 200件(累計420件) Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 13 削減効果 ・支払手形枚数 35%削減 ・印紙代他 36%削減 導入から1年が経過して効果が出ているが、 他の決済手段が残る限り事務処理は煩雑な ままであり、少なくとも手形はゼロにしたい Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 14 ○導入しない理由(手形の場合) 仕入先 (受取る側) 得意先 (支払う側) 譲渡したいが先方が未利用 社内システムが未整備 廻り手形で決済したい ネットバンキング未利用 手間やコストを掛けていられない Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 15 ○導入しない理由(期日現金の場合) 仕入先 手数料が発生する (受取る側) 債権流動化をしており時間的制約が 生じる 得意先 (支払う側) 自社にメリットがない 処理が面倒 Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 16 ○今後の課題 ・でんさい自体が幅広く浸透しきれていない 特に中小企業の導入が成否を握る (得意先の得意先が導入するかどうか) ・期日現金先をどう説得できるか ・できる限りでんさいへ統一させていく Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd. 17 ご清聴ありがとうございました Copyright © 2015 Japan Pulp and Paper Co., Ltd.
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