事業計画書 - 鹿児島県暴力追放運動推進センター

平 成 27 年 度
1
事
業
計
画
活動方針
当 暴 力 追 放 運 動 推 進 セ ン タ ー ( 以 下 「 当 セ ン タ ー 」 と い う 。) は , 平 成 4 年 に 発 足 し
て23年が経過した。設立以来,暴力団等による不当要求に対する被害防止相談,各種
事 業 所 に 対 す る 不 当 要 求 防 止 責 任 者 講 習 , 暴 追 大 会 を 開 催 す る 等 ,「 暴 力 団 が 存 在 し な
い明るく住みよい鹿児島県」の実現を目指して各種活動を積極的に推進している。
一 方 , 県 下 各 警 察 署 管 内 に 1 ,0 0 0 余 の 事 業 所 が 参 加 し た 企 業 等 防 衛 対 策 協 議 会 が
結成され,各企業においては,あらゆる契約書や約款等に暴力団排除条項を導入する等
して反社会的勢力との一切の取引を遮断する方針を打ち出し,一層の暴力団排除の気運
が高まっている。
こうした, 個々の企業自体や行政機関において, コンプライアンスが重視され,廉潔性,
透 明 性 が 求 め ら れ る 中 で , 当 セ ン タ ー の 更 な る指 導 力 が 要 求 さ れ る と こ ろ で あ る 。
県下の暴力団情勢については,本県指定の暴力団四代目小桜一家及び県外に本拠を置
く六代目山口組傘下の暴力団は,僅かに減少しているものの,暴力団六代目山口組の県
内勢力拡大の傾向は活発で,暴力団関係者が新たな資金源獲得等を目的として県内に出
入りしている状況が窺える。従って,依然として対立抗争や新たな組事務所設置も懸念
されるところであり,近年の暴力団は,その組織実態や活動実態を隠避する動きをます
ます強め,合法的な企業活動を仮装し,また,共生者を利用するなどして経済活動に介
入し,資金獲得活動を多様化させるなど,依然として県民に大きな不安と脅威を与えて
いる。
本県においては,昨年3月「鹿児島県暴力団排除条例」が改正され「暴力団への利益供与
禁止規定」のほか,新たに罰則規定も新設され,7月から全面施行され,また,鹿児島市にお
いても,暴力団排除のための特別強化地域を定めた「鹿児島市暴排条例」が同年4月から施
行され,県,市をあげて暴力団排除の取組を強化しているところである。また,平成24年の暴
対法の改正を受け,住民に代わり暴追センターが暴力団事務所の使用差止請求を行う「訴訟
代行制度」について,昨年7月3日付で当センターも国家公安委員会から正式に認定を受け
た と こ ろ であ る 。
ま た , 暴力団と 親交のある「え せ右翼 ・ え せ 同 和 」 団 体 に よ る 街 頭 宣 伝 活 動 を 圧 力 に
した民事介入暴力事案及び不当要求行為等については,若干減少したものの依然として
県民生活の脅威となっている。
今後は,県民を守るために,企業単位の講習会の更なる活性化を図り,増加している
相 談 事 業 に お い て は , 行 政 , 県 警 察 等 関 係 機 関 ・団 体 , 県 弁 護 士 会 等 と 連 携 を 強 化 し て
対応し,県民総ぐるみの暴力団追放運動を展開していくこととする。
平成27年度の活動方針を
(1) 暴 力 団 追 放 意 識 の 普 及 ・ 高 揚
(2) 暴 力 団 排 除 活 動 に 対 す る 強 力 な 支 援
(3) 暴 力 相 談 に 対 す る 適 切 な 対 応 ・ 出 張 相 談 の 積 極 的 な 推 進
-1-
(4) 少 年 に 対 す る 暴 力 団 の 影 響 排 除 活 動 の 推 進
(5) 行 政 対 象 暴 力 に 対 す る 指 導 の 強 化
(6) 不 当 要 求 防 止 責 任 者 講 習 会 及 び 企 業 単 位 で の 講 習 会 の 実 施
(7) 暴 力 団 員 の 組 織 か ら の 離 脱 に 対 す る 支 援 活 動 の 推 進
(8) 暴 力 団 事 務 所 の 使 用 差 止 請 求
と定め,県警察指導のもと関係機関・団体と緊密な連携をとり,次の事業を積極的に推
進する。
2
事業活動
(1)
暴力団追放意識の普及・高揚
ア
広報・宣伝活動の推進
暴力団追放意識の普及・高揚のため,報道機関・各地方自治体・関係機関団体等
に暴力団排除資料の積極的な情報提供を行うとともに,当センター発行の「暴追か
ご し ま 」「 暴 追 情 報 」 そ の 他 各 種 広 報 媒 体 に よ り
「暴力団を恐れない」「暴力団に金を出さない」「暴力団を利用しない」「暴力団と
交 際 し な い 」 , い わ ゆ る 「 暴 力 団 追 放 三 な い 運 動 + 1 ( プ ラ ス ワ ン )、 暴 力 団
と交際しない」
を推進し,暴力団追放意識の普及・高揚に努める。
イ
暴力追放大会の開催
県民多数の参加のもと,暴力追放県民大会を県警察と共同開催し,県民各層への
幅広い暴力団追放意識の高揚と浸透を図る。
ウ
暴力団対策研修会への積極的出席
各地域・職域等に対し,暴力団対策法に規定する暴力団対策責任者講習に準ずる
「暴力団対策研修会」の開催を促し,これに積極的に参画し,暴力団情勢及び暴力
団対応等の講話を行い,暴力団追放意識の拡大・浸透を図る。
エ
暴力団追放活動功労者に対する表彰
暴力追放運動を積極的に推進し,多大の功労があると認められる個人・団体に対
する表彰を行う。
(2)
暴力団排除活動に対する強力な支援
暴力団排除組織の積極的な活動を促すために、次の援助を行う。
(3)
ア
各地域・職域の暴排組織に対する積極的な情報(資料)の提供支援
イ
暴力団組事務所等の立ち退き・建設阻止等の暴力団追放運動の支援
ウ
各地域・職域・団体等による暴力追放大会等に対する支援
エ
地方への暴力団進出に対し,迅速・的確な住民への暴力団排除支援活動
オ
企業等自主暴力団排除組織による暴力団対策研修会への支援
カ
各種行政機関の職員を対象にした研修会等への支援
暴力相談に対する適切な対応・出張相談の積極的な推進
-2-
ア
暴力追放相談委員による相談
当センターにおいて面接・電話・メ−ル等による相談に応じるとともに,事案に
よっては県警察及び県弁護士会の協力を得た適時・適切な指導を行う。
イ
民事介入暴力相談所の開設
暴力 相 談 被 害 者 の 迅 速 な 救 済 を 図 る た め , 県 警 察 の 協 力 を 得 て,毎月第2火曜
日を「民事介入暴力相談日」と定め,県警察合同による相談所を開設する。
ウ
地方における民事介入暴力相談に対する支援の強化
相 談 者 を 安 心 さ せ る た め に は ,面 接 し て 相 談 に 応 ず る こ と が 重 要 で あ る こ と か ら ,
地方からの電話による相談には,可能な限り暴 力 追 放 相 談 委 員 が 直 接 相 談 者 宅 等
を訪問して適宜・適切な対応に努めるほか,地方での責任者講習会の機会を利
用しての相談活動を積極的に行うこととする。
(4)
少年に対する暴力団の影響排除活動の推進
ア
少年に対する影響排除事業
少 年 に 対 す る 暴 力 団 の 影 響 排 除 の た め ,警 察 及 び 防 犯 団 体 等 と 緊 密 な 連 携 を と り ,
暴力団予備軍等の実態把握に努め,必要な措置をとる。
イ
研修活動
「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」に規定する少年指導委員
に対し,暴力団の実態及びその対応策について研修を行う。
(5)
行政対象暴力に対する指導の強化
暴力団が公共工事の利権獲得のため,自治体職員等の行政機関を対象にした不当要求
事案や組員による生活保護の不正受給,求職者向けの職業訓練支援金詐欺取が多発して
い る こ と か ら , 各 種 行 政 機 関 を 対 象 と し た 講 習 会 の 開 催 等 の 指 導 を 強 化 す る。
(6)
不当要求防止責任者講習会及び企業単位での講習会の実施
暴 力 団 対 策 法 に 基 づ く 不 当 要 求 防 止 責 任 者 講 習( 公 安 委 員 会 委 託 事 業 )に つ い て は ,
全国暴力追放相談委員・責任者講習担当者研修会に出席してスキルアップを図るとと
も に 講 習 会 講 師 ,警 察 本 部 担 当 者 と 連 携 し て 講 習 内 容 の 情 報 交 換 及 び 研 修 会 を 実 施 し ,
事業所における不当要求行為の被害防止対応策等の向上を図る。
(7)
暴力団員の組織からの離脱に対する支援活動の推進
暴力団員等の組織離脱・就労支援を積極的に推進するために次の活動を行う。
(8)
ア
組織離脱・就労等の相談については誠実かつ迅速に対応する。
イ
矯正教育・保護更生機関との連携を積極的に行う。
ウ
雇用賛同企業を幅広く確保する。
エ
警察等関係機関・団体への援助要求を適時・適切に行う。
暴力団事務所の使用差止請求
国家公安委員会から適格の認定を受けた暴力追放運動推進センターが暴力団事務所の
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付近住民から委託を受けた場合,当センターが暴力団事務所使用差止請求の訴訟代理人
と な る。
(9) そ の 他
暴力追放推進委員制度の効果的な運用
暴力追放推進委員の活動促進のため,暴力団員の活動状況の情報交換や暴力追放運
動推進のあり方等について研修会を行い,活動の促進を図る。
-4-